JP5805383B2 - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents
衣料用液体洗浄剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5805383B2 JP5805383B2 JP2010253858A JP2010253858A JP5805383B2 JP 5805383 B2 JP5805383 B2 JP 5805383B2 JP 2010253858 A JP2010253858 A JP 2010253858A JP 2010253858 A JP2010253858 A JP 2010253858A JP 5805383 B2 JP5805383 B2 JP 5805383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- component
- carbon atoms
- salt
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Description
環境に対する負荷の小さいものとしては、従来の洗浄剤組成物より洗浄成分濃度が高い、いわゆる濃縮タイプの洗浄剤組成物が考えられる。濃縮タイプである場合、洗浄剤組成物自身のサイズを小さくすることができることから、容器樹脂量の削減、輸送費の削減、使用後のゴミの削減等ができるようになり、環境に対する負荷を低減させるのに非常に有効であると考えられる。
しかし、液体洗浄剤組成物には、液安定性の観点から、一般的に粒状洗浄剤組成物において洗浄力向上を目的として配合されるゼオライト等のカルシウム捕捉剤を十分な量を配合することは難しい。このため、従来は界面活性剤として耐硬水性に優れるアルキルエーテル硫酸塩や非イオン性界面活性剤が主に用いられている。
ドラム式洗濯機は浴比(洗濯物1kgあたりの水の量)が低いことから洗濯水量を少なくすることができ、攪拌による繊維への傷みも少ないことから、販売シェアを伸ばしている。
また従来の全自動洗濯機に関しても、脱水・シャワー濯ぎなどの各社独自の濯ぎ方法を採用したり、泡センサー等により自動的に濯ぎ回数を減らしたりするなどの機能を導入している。このような節水は、家庭での節水・節電のみならず、上水及び下水処理での浄水化に伴うエネルギーを考慮する上でも非常に有意義である。
特許文献2には脂肪酸とシリコーンを併用する洗浄剤が公報一般に非イオン界面活性剤は陰イオン界面活性剤に対して泡立ちが少なく、油汚れに対する洗浄性にも優れることから多数の特許が知られている。
特許文献3には、分岐鎖を有する低泡性の液体洗浄剤が記載されており、その他に非イオン界面活性剤に関しては、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7が知られている。
またポリオキシエチン基(以下EO)とオキシプロピレン基(以下PO)とをEO−PO−EOの順序で有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤として、特許文献8、特許文献9、特許文献10及び特許文献11が挙げられる。特許文献8、特許文献9には特定の非イオン界面活性剤が泡切れ性に優れることが記載されており、特許文献11には、該非イオン界面活性剤と陰イオン界面活性剤を併用する液体洗浄剤が開示されている。
従って、濯ぎ回数の少ない場合や浴比の低い場合の洗浄基剤と繊維の関係について検討し、その解決手段を提案するものではない。更に、これらの技術は洗浄性能の点で改善の余地があった。
従って、本発明の課題は、洗浄力を低下させることなく、従来以上に濯ぎ性に優れた、安定性の良い濃縮タイプの衣料用液体洗浄剤組成物を提供することである。
(A)一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤、(B)陰イオン性界面活性剤、(C)水混和性有機溶剤5〜40質量%、及び(D)水を含有し、
(A)成分と(B)成分の合計量が35〜55質量%であり、
(A)成分と(B)成分の質量比〔(A)成分/(B)成分〕が70/30〜90/10であり、
JIS K3362:1998記載の25℃で測定する組成物のpHが6.5〜10.0
である衣料用液体洗浄剤組成物。
R1−Y−(EO)n−R2 (I)
(式中、R1は炭化水素基であり、−Y−は−O−又は−COO−であり、R1−Y−は総炭素数8〜22である。EOはエチレンオキシ基を表し、nは平均付加モル数を表し、nは14〜30の数である。R2は水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基である。)
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、洗浄力が優れており、濯ぎ回数が少ない場合、特に濯ぎの水が少ない場合であっても、繊維製品からの界面活性剤の除去性に優れていることから、洗濯時の節水量が増加できる(即ち、水使用量を減少させ、かつ排水量を減少させることができる)ので、環境への負荷軽減の観点からも有効である。
本発明の(A)成分は、一般式(I)で示される非イオン性界面活性剤である。
R1−Y−(EO)n−R2 (I)
(式中、R1は炭化水素基であり、−Y−は−O−又は−COO−であり、R1−Y−は総炭素数8〜22である。
EOはエチレンオキシ基を表し、nは平均付加モル数を表し、nは14〜30の数である。
R2は水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基である。)
洗浄性能の観点から、R1−Y−は総炭素数10〜20が好ましく、総炭素数12〜18がより好ましく、総炭素数12〜16が更に好ましく、総炭素数12〜14が特に好ましい。
また、一般式(I)において、泡コントロールの観点から、R2は炭素数1〜3の炭化水素基が好ましく、炭素数1又は2の炭化水素基がより好ましく、メチル基が更に好ましい。
また、衣料への低残留性の観点から、nは好ましくは15〜25の数、より好ましくは16〜20の数である。
本発明の(B)成分は、陰イオン性界面活性剤である。
(B)成分としては、例えば直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩(LAS)、アルキル硫酸エステル及び/又はその塩(AS)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル及び/又はその塩(AES)、α−オレフィンスルホン酸及び/又はその塩(AOS)、アルカンスルホン酸及び/又はその塩(SAS)、α−スルホ脂肪酸エステル及び/又はその塩(α−SF)、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸及び/又はその塩、高級脂肪酸及び/又はその塩(石鹸)等が挙げられる。
塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩などが挙げられる。
本発明の(C)成分は、水混和性有機溶剤である。本発明でいう水混和性有機溶剤とは、25℃のイオン交換水1Lに50g以上溶解するもの(溶解度が50g/L以上)である溶剤を指す。
(C)成分としては、洗浄性能、安定性、溶解性の点で、水酸基及び/又はエーテル基を有する水混和性有機溶剤が好ましい。
(c1)エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノールなどのアルカノール類、
(c2)エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールなどの炭素数2〜6のアルキレングリコール類やグリセリン、
(c3)ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール又は重量平均分子量400〜4000のポリエチレングリコールもしくはポリプロピレングリコール、重量平均分子量400〜4000のメトキシポリエチレングリコールもしくはメトキシポリプロピレングリコールなどの炭素数2〜4のアルキレングリコール単位からなるポリアルキレングリコール類、
(c4)ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、又は1−エトキシ−2−プロパノールなどの炭素数2〜4のアルキレングリコール単位の(ポリ)アルキレングリコールと炭素数1〜5のアルカノールからなる(ポリ)アルキレングリコール(モノ又はジ)アルキルエーテル、
(c5)1−メチルグリセリンエーテル、2−メチルグリセリンエーテル、1,3−ジメチルグリセリンエーテル、1−エチルグリセリンエーテル、1,3−ジエチルグリセリンエーテル、トリエチルグリセリンエーテル、1−ペンチルグリセリルエーテル、2−ペンチルグリセリルエーテル、1−オクチルグリセリルエーテル、2−エチルヘキシルグリセリルエーテルなどの炭素数1〜8のアルキルを有するアルキルグリセリルエーテル類、
(c6)2−フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、平均分子量約480のポリエチレングリコールモノフェニルエーテル、2−ベンジルオキシエタノール、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル等の炭素数2〜3のアルキレングリコール単位を有する(ポリ)アルキレングリコールの芳香族エーテル類等が挙げられる。
(C)成分は、上記の(c1)アルカノール類、(c2)グリコール類、(c3)ポリアルキレングリコール類、(c4)アルキルエーテル類、及び(c6)芳香族エーテル類が好ましく、(c1)アルカノール類、(c2)グリコール類、(c4)アルキルエーテル類、及び(c6)芳香族エーテル類がより好ましい。
より具体的には、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、モノ〜トリエチレングリコールモノフェニルエーテルから選ばれる2種以上が最も好ましい。
使用時における冷水への希釈溶解性の観点から、(c1)アルカノール類から選ばれるものと、(c3)ポリアルキレングリコール類から選ばれるものを併用することが好ましい。
本発明の(D)成分は、水である。脱イオン水などの余分な金属イオンを除去したものを用いることが好ましい。
本発明の(E)成分は、有機酸及び/又はその塩である。
(E)成分としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、マレイン酸、コハク酸、乳酸、安息香酸、サリチル酸、エチル安息香酸、ジヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、ヒドロキシエタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、ヒドロキシメタンホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ニトリロトリ(メチレンホスホン酸)、2−ヒドロキシエチルイミノジ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、及びこれらの塩が挙げられる。
塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩などが挙げられる。
その場合、(E−2)成分/(E−3)成分の質量比は、10/1〜1/10、更に5/1〜1/5が好ましい。
(A)成分と(B)成分は、使用時における冷水への希釈溶解性、洗浄性能の観点から、衣料用液体洗浄剤組成物中の合計含有量は35〜55質量%で、かつ〔(A)成分/(B)成分〕は70/30〜90/10であり、80/20〜90/10が好ましく、85/15〜90/10がより好ましい。
(A)成分と(B)成分の合計含有量は38〜55質量%が好ましく、40〜55質量%がより好ましい。
(A)成分と(B)成分の質量比〔(A)成分/(B)成分〕は72/28〜88/12が好ましく、75/25〜85/15がより好ましい。
なお、(B)成分の陰イオン界面活性剤は酸型又はその塩であるが、塩の分子量によって、その質量が異なることから、本発明では塩であっても、酸型と仮定したときの質量を(B)成分の質量とする。
また、(B)成分中の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩の含有量は50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上が更に好ましく、80質量%以上が特に好ましい。
また、(E)成分として、(E−2)成分及び/又は(E−3)成分を含有させることが安定性の観点から好ましく、(E−2)成分及び(E−3)成分を含有させることがより好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物中の(E−2)成分の含有量は、0.05〜5質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましく、0.2〜2質量%が更に好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物中の(E−3)成分の含有量は、0.01〜2質量%が好ましく、0.05〜1.5質量%がより好ましく、0.1〜1質量%が更に好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物には、上記の成分以外に必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、種々の任意成分を適宜配合することができる。
例えば、その他の界面活性剤(陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、上記以外の非イオン性界面活性剤)、粘度低下剤(エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類など)、アルカリ剤(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン等)、シリコーン等の風合い向上剤、防腐剤、ハイドロトロープ剤、蛍光剤、移染防止剤、パール剤、酸化防止剤(ジブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等)、酵素、着香剤又は乳濁化剤等の添加剤などが挙げられる。
衣料用液体洗浄剤組成物の安定性、使用時における冷水への希釈溶解性、洗浄性能の観点から、JIS K3362:1998記載の25℃で測定する本発明の衣料用液体洗浄剤組成物のpHは6.5〜10.0であり、6.6〜9.5が好ましく、6.7〜9.0がより好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物の20℃における粘度は、取り扱いの容易さの点で10〜500mPa・sが好ましく、50〜400mPa・sがより好ましく、100〜300mPa・sが更に好ましい。
本発明において粘度はB型粘度計により測定する。ローターは粘度に合ったものを選択する。回転数60r/minで回転し、回転開始から60秒後の粘度を衣料用液体洗浄剤組成物の粘度とする。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物の使用方法は、通常の使用方法、すなわち衣料用液体洗浄剤組成物を、洗濯時に洗濯物と一緒に水に投入する方法、泥汚れや皮脂汚れに衣料用液体洗浄剤組成物を直接塗布する方法、衣料用液体洗浄剤組成物を予め水に溶かして衣類を浸漬する方法等が挙げられる。また、衣料用液体洗浄剤組成物を洗濯物に塗布後、適宜放置し、その後、通常の洗濯液を用いて通常の洗濯を行う方法も好ましい。
本発明ではドラム式洗濯機のように、低浴比の洗濯機に対しても優れた効果が得られる。
具体的には浴比が3〜12、特には3〜8であっても、優れた濯ぎ性、すなわち被洗濯物からの界面活性剤の除去性を発揮する。
本発明の液体洗浄剤組成物を用いた洗濯方法は、従来の限界と考えられた濯ぎ性を超えるものである。また、濯ぎ回数を減らせること、或いは濯ぎ用に用いる水量を減らすこと(即ち、排水量を減らすこと)を容易にする。
表1、表2に示す各成分を混合して得られた衣料用液体洗浄剤組成物を用い、下記の各評価を行った。結果を表1、表2に示す。
JIS K 3362:1998記載の『衣料用合成洗剤の洗浄力評価方法』に従い、組成表1記載の衣料用液体洗浄剤組成物と洗浄力判定用指標洗剤の洗浄力を比較した。指標洗剤に対して、同等以上の洗浄力であるか、或いは劣るかにつき確認した。衣料用液体洗浄剤組成物の使用濃度は15g/Lとした。
広口規格ビン(PS−No.11、ガラス製、直径50mm、高さ95mm、口径30mm)に、表1の液体洗浄剤組成物の水溶液100g(界面活性剤濃度200mg/Lになるように調整、Caイオン濃度4°DH)と木綿メリヤス〔(株)色染社製、未シルケット、坪量19mg/cm2、綿100%、5g(約1.5cm×1.5cm)〕を入れ、振とう器(RECIPRO SHAKER SR-II W ;タイテック株式会社製)で、ストローク幅50mm、300回/分の速度で、10分間振とうした。繊維吸着率は、以下のようにして求めた。繊維吸着率が小さいほど、濯ぎ性が良いことを示している。
繊維吸着率(%)=〔1−(振とう後の水溶液中に含まれる界面活性剤量)/(布を投入する前の水溶液中に含まれる界面活性剤量)〕×100
なお、水溶液中に含まれる界面活性剤量は、液体クロマトグラフ法により測定した。
また木綿メリヤス布は、100cm×100cmに裁断したものを、全自動洗濯機にてJISK3362:1998の洗浄評価用の指標洗剤で累積洗浄(洗濯時間10分、濯ぎ1回、脱水3分)を5回行った後、更に2槽式洗濯機にて、3時間注水濯ぎを行い、界面活性剤を十分取り除いたものを用いた。
衣料用液体洗浄剤組成物とイオン交換水を、〔(衣料用液体洗浄剤組成物の質量)/(衣料用液体洗浄剤組成物の質量+イオン交換水の質量)×100=5〜95質量%となるように、5質量%刻みで混合した計19サンプルを準備した。これらのサンプルを5℃の恒温室で1日間静置の後、各サンプルの5℃における粘度を以下の条件で測定し、以下の基準で判定した。
測定条件:60r/m,60秒
(評価基準)
○:すべてのサンプルの粘度が1500mPa・s未満である。これは、冷水による希釈時に液晶形成や結晶形成等により増粘しないことを意味し、溶解性に優れると判断できる。
×:サンプルの中に粘度が1500mPa・s以上のものがある。これは冷水による希釈時に液晶形成、又は結晶形成等により増粘する場合があることを意味し、溶解性が劣ると判断される。
〔(A)成分〕
・A−1:一般式(I)中のR1が炭素数11の直鎖1級アルキル基、−Y−が−COO−、nが15、R2がメチル基の非イオン性界面活性剤
・A−2:一般式(I)中のR1が炭素数12の直鎖1級アルキル基、−Y−が−O−、nが15、R2が水素原子の非イオン性界面活性剤
・A−3:一般式(I)中のR1が炭素数12の直鎖1級アルキル基、−Y−が−O−、nが20、R2が水素原子の非イオン性界面活性剤
〔(A)成分の比較成分〕
・A’−4(比較例):一般式(I)中のR1が炭素数12の直鎖1級アルキル基、−Y−が−O−、nが12、R2が水素原子の非イオン性界面活性剤
・A’−5(比較例):一般式(I)中のR1が炭素数12の直鎖1級アルキル基、−Y−が−O−、nが41、R2が水素原子の非イオン性界面活性剤
・A’−6(比較例):一般式(I)中のR1が炭素数11の直鎖1級アルキル基、−Y−が−COO−、nが9、R2がメチル基の非イオン性界面活性剤
・B−1:炭素数10〜14の直鎖アルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸
・B−2:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(炭素数10〜14の直鎖アルキル、EO平均付加モル数2、モノエタノールアミン塩、但し表中の濃度は酸型の濃度とし、対塩のモノエタノールアミンは別途記載した。
・B−3:ラウリル硫酸ナトリウム
・B−4:アルカンスルホン酸Na塩(炭素数12、製品名:HOSTAPUR SAS60〔クラリアントジャパンより入手〕)
・B−5:ルナックL−55(商品名)(ヤシ油系脂肪酸;花王株式会社製)
・C-1:エタノール
・C-2:プロピレングリコール
・C-3:メトキシポリエチレングリコール(EO=9)
・C-4:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
・C-5:2−エチルヘキシルグリセリルエーテル
・C-6:ジエチレングリコールモノフェニルエーテル
・E-1:安息香酸
・E-2:4−ヒドロキシ安息香酸
・E-3:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸
Claims (2)
- (A)一般式(I)で表される非イオン性界面活性剤、(B)陰イオン性界面活性剤、(C)水混和性有機溶剤5〜40質量%、及び(D)水を含有する衣料用液体洗浄剤組成物であって、
(A)成分と(B)成分の合計量が40〜55質量%であり、
(A)成分と(B)成分の質量比〔(A)成分/(B)成分〕が70/30〜90/10であり、
JIS K3362:1998記載の25℃で測定する組成物のpHが6.5〜10.0であり、
(B)成分が、炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩、炭素数12〜18のアルキル基を有するアルキル硫酸エステル及び/又はその塩、炭素数12〜18のアルキル基を有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数1〜8のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル及び/又はその塩、炭素数10〜20のアルキル基を有するα−オレフィンスルホン酸及び/又はその塩、炭素数10〜20のアルキル基を有するアルカンスルホン酸及び/又はその塩から選ばれる1種以上であり、
(B)成分中の炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及び/又はその塩の含有量が50質量%以上であり、
衣料用液体洗浄剤組成物に用いる界面活性剤中、(A)成分と(B)成分の合計量が90質量%以上であり、
(C)水混和性有機溶剤が、(c1)エタノール、(c2)エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、(c3)炭素数2〜4のアルキレングリコール単位からなるポリアルキレングリコール、(c4)炭素数2〜4のアルキレングリコール単位の(ポリ)アルキレングリコールと炭素数1〜5のアルカノールからなる(ポリ)アルキレングリコール(モノ又はジ)アルキルエーテル、(c5)炭素数1〜8のアルキルを有するアルキルグリセリルエーテル、及び(c6)炭素数2〜3のアルキレングリコール単位を有する(ポリ)アルキレングリコールの芳香族エーテルから選ばれる1種以上である衣料用液体洗浄剤組成物。
R1−Y−(EO)n−R2 (I)
(式中、R1は炭化水素基であり、−Y−は−O−又は−COO−であり、R1−Y−は総炭素数8〜22である。EOはエチレンオキシ基を表し、nは平均付加モル数を表し、nは16〜30の数である。R2は水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基である。) - 更に(E)成分として、クエン酸、リンゴ酸、マレイン酸、コハク酸、乳酸、安息香酸、サリチル酸、エチル安息香酸、ジヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、ヒドロキシエタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、ヒドロキシメタンホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ニトリロトリ(メチレンホスホン酸)、2−ヒドロキシエチルイミノジ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、及びこれらの塩から選ばれる有機酸及び/又はその塩を含有する請求項1記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010253858A JP5805383B2 (ja) | 2010-11-12 | 2010-11-12 | 衣料用液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010253858A JP5805383B2 (ja) | 2010-11-12 | 2010-11-12 | 衣料用液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012102285A JP2012102285A (ja) | 2012-05-31 |
JP5805383B2 true JP5805383B2 (ja) | 2015-11-04 |
Family
ID=46393045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010253858A Active JP5805383B2 (ja) | 2010-11-12 | 2010-11-12 | 衣料用液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5805383B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6052777B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2016-12-27 | 花王株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
WO2014171476A1 (ja) * | 2013-04-16 | 2014-10-23 | ライオン株式会社 | 液体洗浄剤 |
JP6726539B2 (ja) * | 2016-06-30 | 2020-07-22 | ライオン株式会社 | 衣料用液体洗浄剤組成物 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0633091A (ja) * | 1992-07-20 | 1994-02-08 | Shiseido Co Ltd | 衣料用液体洗浄剤 |
JP2001187900A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP2004027031A (ja) * | 2002-06-26 | 2004-01-29 | Lion Corp | 塗布洗浄用液体洗浄剤組成物、製品および洗浄方法 |
JP5398292B2 (ja) * | 2009-02-10 | 2014-01-29 | ライオン株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
JP2010138218A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-24 | Lion Corp | 衣料用液体洗浄剤組成物 |
JP5478302B2 (ja) * | 2009-03-03 | 2014-04-23 | ライオン株式会社 | 液体漂白洗剤組成物 |
KR101791707B1 (ko) * | 2009-10-15 | 2017-10-30 | 라이온 가부시키가이샤 | 액체 세정제 조성물 |
JP5436199B2 (ja) * | 2009-12-28 | 2014-03-05 | ライオン株式会社 | 液体洗浄剤組成物の製造方法 |
JP2011148858A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Lion Corp | 液体洗浄剤物品 |
-
2010
- 2010-11-12 JP JP2010253858A patent/JP5805383B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012102285A (ja) | 2012-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI504739B (zh) | Liquid cleaning agent composition | |
JP5341023B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP4785124B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5475299B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5805383B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP5394120B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2010265333A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2010285494A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5394133B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2002249799A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5795956B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5638227B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP5725721B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2011089107A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP5580036B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP5495641B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2011168734A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5511430B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2011168732A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2012007155A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP5661546B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP6058392B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JPH08157872A (ja) | 酵素含有液体洗浄剤組成物 | |
JP5495650B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2012229327A (ja) | 液体洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140520 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140718 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150224 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150902 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5805383 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |