JP5804565B2 - 消泡剤組成物 - Google Patents
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Description
(A)シリコーン消泡剤 組成物総質量の5〜60質量%、
(B)固形担体 組成物総質量の5〜60質量%、
(C)結合剤 組成物総質量の0.1〜10質量%、
(D)デンプングリコール酸ナトリウム、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、カルメロース、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、コメデンプン、トウモロコシデンプン、非水溶性架橋ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウムから選ばれる少なくとも1種である、崩壊剤 組成物総質量の0.1〜12質量%、及び
(E)下記(I)〜(III)から選ばれる少なくとも1種である、25℃で固体状の充填剤 組成物総質量の3〜80質量%
(I)水溶性物質
(II)膨潤性物質
(III)透水性物質。
(A)シリコーン消泡剤は、従来公知のシリコーン消泡剤であればよく特に限定されるものではないが、(a)オルガノポリシロキサンと(b)微粉末シリカとからなるシリコーンオイルコンパウンド、または該シリコーンオイルコンパウンドと(c)界面活性剤とからなるシリコーン混合物が好ましい。(A)シリコーン消泡剤は、1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
(a)オルガノポリシロキサン
オルガノポリシロキサンは、直鎖状、分岐状のいずれであってもよく、1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。該オルガノポリシロキサンとしては、例えば、下記平均組成式(1): R1 aSiO(4−a)/2 (1)
(式中、R1は、互いに独立に、置換もしくは非置換の1価炭化水素基であり、aは1.9〜2.2の数である)
で表されるものが挙げられる。尚、上記式(1)で示されるオルガノポリシロキサンは本質的に疎水性である。
微粉末シリカは公知のものであればよく、例えば、沈降シリカ等の湿式シリカ、シリカキセロゲル、ヒュームドシリカ等の乾式シリカが使用できる。上記シリカはいずれも親水性シリカである。本発明は、該親水性シリカをそのまま用いてもよいし、有機シリル基を有する化合物で表面処理して疎水性シリカとしたものを用いてもよい。微粉末シリカは1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。該微粉末シリカは市販品を用いることができる。例えば、商品名で、アエロジル(登録商標)(日本アエロジル(株)製)、ニプシル(登録商標)、ニプジェル(登録商標)(共に東ソーシリカ(株)製)、サイリシア(登録商標)(富士シリシア社製)等が挙げられる。微粉末シリカは、BET法による比表面積150m2/g以上を有するものが好ましく、より好ましくは150〜500m2/gを有するものである。
シリコーンオイルコンパウンドの調製は公知の方法に従えばよいが、例えば、上記(a)オルガノポリシロキサンと(b)微粉末シリカを混合し、室温〜200℃の温度で加熱処理した後、必要に応じて中和及び/又は低沸点留分を除くことによって製造することができる。このシリコーンオイルコンパウンドには、特公平4−42043号公報、特開平5−261206号公報、及び特開2005−324140号公報等に記載される無機質アンモニウム塩、有機ケイ素化合物、シロキサン樹脂、及びアルカリ触媒などを、消泡剤の消泡持続性、高温特性、希釈安定性、及び耐アルカリ性などの向上のために更に添加してもよい。
(c)界面活性剤
界面活性剤は、シリコーンオイルコンパウンドを水に分散させるためのものであり、公知のものが使用できる。該界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
シリコーン混合物の調製は公知の方法に従えばよいが、例えば、上記シリコーンオイルコンパウンドと(c)界面活性剤とを15〜60℃の温度で、プロペラミキサー、アンカーミキサー、パドルミキサー、ゲートミキサー、ホモミキサー、ラインミキサー、コロイドミル、ホモジナイザー、ホモディスパー等の撹拌混合機を用いて均一に混合することによって調製することができる。
(B)固形担体は、(A)シリコーン消泡剤をその表面に付着させて固体として取り扱えるようにするために作用する。該固形担体は公知のものでよく、例えば炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、クレー、タルク、ベントナイト、カオリン、ケイソウ土、軽石、バーミキュライト、パーライト、アタパルジャイト、セリサイト、パイロフィライト、シリカ、ゼオライト、ラジオライト、酸性白土、活性白土、活性炭等の無機担体や、糖類、澱粉、加工澱粉、デキストリン、小麦粉、大豆粉、トウモロコシ粉、木粉、セルロース、ポリビニルアルコール等の有機担体が挙げられる。これらは、1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。中でも、吸油量が多く、消泡剤組成物中に占めるシリコーン消泡剤の割合を多くすることができるため、シリカが好ましい。特に、BET比表面積150〜400m2/g、好ましくは250〜380m2/gを有するシリカが好適である。固形担体は、消泡剤組成物の総質量に対し5〜60質量%、好ましくは15〜45質量%となる量で含有される。
結合剤は、上記固形担体を固め、固形担体同士が離れて解体することがない粒状物を形成するために作用する。該結合剤により固形担体を固める方法としては、結合剤を水に溶解させて水溶液としてから上記固形担体と混練して使用する方法と、上記固形担体と結合剤とを混合した混合物に水を添加する方法とがある。結合剤は公知のものでよく、例えば、糖、糖蜜、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、澱粉、加水分解デンプン、予備ゼラチン化されたデンプン等の加工澱粉、リグニン、ゼラチン、グアーガム、アラビアガム、トラガカントガム、デキストリン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、結晶セルロース、微結晶セルロース、ポリエチレンオキシド、水溶性ポリビニルピロリドン、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸カルシウム、ワックスなどが例示される。これらは1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。中でも、溶解性および粘性の点からカルボキシメチルセルロースナトリウムが好ましい。特には、結合剤は、1質量パーセント水溶液としたときの粘度が、回転粘度計により測定される25℃における絶対粘度100mPa・sを超えるもの、好ましくは500mPa・sを超えるものが好ましい。上限は特に制限されないが、3000mPa・s未満、好ましくは2000mPa・s未満であるのがよい。
崩壊剤は、粒状シリコーン消泡剤の分散または崩壊を促進し、効率的に消泡剤成分を放出するために作用する。崩壊剤は公知のものでよく、例えば、デンプングリコール酸ナトリウム、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、カルメロース、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、コメデンプン、トウモロコシデンプン、非水溶性架橋ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム等が挙げられる。これらは1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。中でも、膨潤速度および膨潤圧の点から非水溶性架橋ポリビニルピロリドンが好ましい。
上記(A)成分は本質的に疎水性であるため、その撥水性により上記(D)崩壊剤の吸水、膨潤を阻害する傾向がある。(E)成分は、(A)成分による吸水、膨潤の阻害を解消し、崩壊剤の吸水を促し、速やかに膨潤させることで粒状消泡剤の分散または崩壊を進めるために作用する。
[調製例1]
(a−1)シリコーン混合物A
粘度1,000mm2/sを有するジメチルポリシロキサン(信越化学工業株式会社製、KF96(1,000cs))90質量部、及び親水性湿式シリカ(東ソーシリカ社製、Nipsil HD−2、BET比表面積:300m2/g)10質量部を、窒素ガス雰囲気下で150℃、3時間混合してシリコーンオイルコンパウンドを得た。該シリコーンオイルコンパウンドにポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(信越化学工業株式会社製、KF352A)を200質量部加え、ホモミキサーを用いて均一になるまで混合してシリコーン混合物Aを得た。
(a−2)シリコーン混合物B
粘度10,000mm2/sを有するジメチルポリシロキサン(信越化学工業株式会社製、KF96(10,000cs))90質量部、疎水性ヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、Aerosil R974、BET比表面積:170m2/g)10質量部、及び水酸化カリウムを3%含有するカリウムシリコネート(信越化学工業株式会社製)5質量部を、窒素ガス雰囲気下で150℃、3時間混合した後、2−クロロエタノールで中和し、次いで低沸点留分を除去してシリコーンオイルコンパウンドを得た。該シリコーンオイルコンパウンドにポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(信越化学工業株式会社製、KF352A)200質量部を加え、ホモミキサーを用いて均一になるまで混合してシリコーン混合物Bを得た。
(e−1)ベントナイト(膨潤力:35mL/2g)(ホージュン社製)
(e−2)珪藻土(透過率:1.25Darcy)(昭和化学工業社製)
(e−3)乳糖(東京化成工業社製)
(e−4)マルトデキストリン(50℃下で50質量%水溶液としたときの粘度:10〜30mP)(日澱化學社製)
シリコーン混合物A30質量部、及び湿式シリカ30質量部を室温でハイビスミックス(登録商標)(プライミクス株式会社製)により均一に混合し、湿式シリカにシリコーン混合物Aを吸着させた。その後、カルボキシメチルセルロースナトリウム4質量部、非水溶性架橋ポリビニルピロリドン6質量部、及びベントナイト30質量部を添加し、再度均一に混合して消泡剤組成物を調製した。次いで水40質量部を添加し、再びハイビスミックス(登録商標)により均一に混合した。得られた混練物を湿式押出造粒機(不二パウダル株式会社製、マルチグランMG−55、スクリーン径:0.5mmφ)を用い、ヌードル状の造粒物とした。次に、この造粒物を105℃の乾燥機にて8時間乾燥させ、得られた造粒物を破砕式造粒機(株式会社ダルトン、パワーミルP−02S、18メッシュスクリーン)を用いて整粒し、次いで、得られた粒状物をJIS Z 8801−1に規定の100メッシュふるい(目開き150μm)にかけることにより微粉末を除去し、粒状消泡剤を得た。
シリコーン混合物Aに代えてシリコーン混合物Bを30質量部使用した以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
ベントナイトに代えて珪藻土を30質量部使用した以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
ベントナイトに代えて乳糖30質量部を使用した以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
ベントナイトに代えてマルトデキストリン30質量部を使用した以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
シリコーン混合物Aの添加量を35質量部とし、湿式シリカの添加量を35質量部とし、ベントナイトに代えてマルトデキストリンを20質量部使用した以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
シリコーン混合物Aの添加量を40質量部とし、湿式シリカの添加量を40質量部とし、ベントナイトに代えてマルトデキストリンを10質量部使用した以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
(D)崩壊剤を添加しなかった以外は実施例5と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
シリコーン混合物Aの添加量を24質量部、湿式シリカの添加量を24質量部とし、崩壊剤の添加量を18質量部とし、ベントナイトに代えてマルトデキストリンを30質量部使用した以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
シリコーン混合物Aの添加量を45質量部とし、湿式シリカの添加量を45質量部とし、25℃で固体状の充填剤を添加しなかった以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
シリコーン混合物Aの添加量を5質量部、湿式シリカの添加量を5質量部、結合剤の添加量を2質量部、崩壊剤の添加量を3質量部とし、ベントナイトに代えてマルトデキストリンを85質量部使用した以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
シリコーン混合物Aの添加量を48質量部、湿式シリカの添加量を48質量部とし、崩壊剤及び25℃で固体状の充填剤を添加しなかった以外は実施例1と同じ組成及び方法で粒状消泡剤を製造した。
シリコーン混合物A50質量部、湿式シリカ50質量部を室温でハイビスミックス(プライミクス株式会社製)により均一に混合、吸着させることにより粉末消泡剤を製造した。
実施例、比較例で調製した各消泡剤について、崩壊率、消泡性(初期、徐放)、内添安定性、及び長期保存安定性の評価を以下に示す方法にて行った。
150mLの透明ガラス瓶(広口規格ガラスびんPS−No.12)に純水80gを充填し、消泡剤を1g添加し、振とう器で250rpm×1分間攪拌した。消泡剤の残渣をステンレス金網100メッシュで捕捉し、105℃/3時間乾燥させた後の重量から減量分をパーセントで表したものを「崩壊率」とした。結果を表1に示す。
0.2質量%オレイン酸Na水溶液に消泡剤を(A)シリコーン消泡剤の量が350mgとなる量で添加したものを、150mLの透明ガラス瓶(広口規格ガラスびんPS−No.12)に70g充填し、振とう器で250rpm×5分間撹拌した。撹拌停止直後と撹拌停止3分後の泡を含めた液面の高さ(mm)を測定して「消泡性(初期)」とした。なお、初期の液面の高さは40mmであり、消泡剤を添加せず振とう器で250rpm×1分間撹拌したときの撹拌停止直後と撹拌停止3分後での泡を含めた液面の高さはいずれも90mmであった。結果を表1に示す。
発泡液として家庭用台所用合成洗剤「ママレモン」(ライオン株式会社製)の0.1質量%水溶液2Lを円筒形の容器に入れ、そこに消泡剤3gを金網で作成した容器に入れて添加した。液面より12cmの高さから滝落とし状に2L/分の流量で発泡液を循環させ、5分後の泡の高さを計測した。計測後、試験液1Lを抜き取り新たな発泡液を追加し、同様に5分後の泡の高さを計測し、これを5回繰り返した。尚、泡の高さはmmで計測し、100mm以上はオーバーフローとした。各循環回数における泡高さの結果を表1に示す。
粒状洗剤組成物の製造
下記表2に示す各成分をハイビスミックス(プライミクス株式会社製)に加え、60〜80℃の温度で撹拌混合し、押し出し造粒機(不二パウダル株式会社製、マルチグランMG−55、スクリーン径:0.5mmφ)にて粒状とした。更に、パワーミル(株式会社ダルトン、パワーミルP−02S、18メッシュスクリーン)にて整粒し、次いで、得られた粒状物をJIS Z 8801−1に規定の100メッシュふるい(目開き150μm)にかけることにより微粉末を除去し、かさ密度0.7g/cm3を有する粒状洗剤組成物を得た。
上記粒状洗剤組成物99質量部に対し実施例1、2、又は5で得られた粒状消泡剤を1質量部配合して洗剤組成物とした。調製直後(初期)と40℃で3週間貯蔵した後の夫々の洗剤組成物について、下記に示す方法により、洗濯時の泡立ちとすすぎ性の評価を行った。結果を表3に示す。
上記粒状洗剤組成物に消泡剤を添加せず、調製直後(初期)と40℃で3週間貯蔵した後の夫々の組成物について、下記に示す方法により、洗濯時の泡立ちとすすぎ性の評価を行った。結果を表3に示す。
上記表2に記載の成分に加えエマルション型シリコーン消泡剤(a−3)(KM−7750、信越化学工業株式会社製)を1質量部配合した以外は実施例と同じ方法でかさ密度0.7g/cm3を有する粒状洗剤組成物を製造した。調製直後(初期)と40℃で3週間貯蔵した後の夫々の組成物について、下記に示す方法により、洗濯時の泡立ちとすすぎ性の評価を行った。結果を表3に示す。
上記表2に記載の成分に加え自己乳化型シリコーン消泡剤(a−4)(KS−530、信越化学工業株式会社製)を1質量部配合した以外は実施例と同じ方法でかさ密度0.7g/cm3を有する粒状洗剤組成物を製造した。調製直後(初期)と40℃で3週間貯蔵した後の夫々の組成物について、下記に示す方法により、洗濯時の泡立ちとすすぎ性の評価を行った。結果を表3に示す。
下記の条件にて洗濯を行い、洗濯7分後の泡高さ(mm)を測定した。下記条件において「洗剤量」が上記実施例8〜10及び比較例6〜8の洗剤組成物の量を意味する。
[洗濯条件]
・洗濯機: 東芝 AW−42ML(W) 洗濯容量4.2kg
・水量 : 30リットル
・洗剤量: 25g
・衣料 : 人工汚染布 1kg(日本資材株式会社製、EMPA101:250g、EMPA104:250g、EMPA107:250g、EMPA118:250g)
上記方法で洗濯後、下記の条件ですすぎを2回行った。すすぎ2回後のすすぎ性を下記の基準に従い評価した。
[すすぎ条件]
・注水量: 20L/min
・すすぎ時間: 3分/1回
[すすぎ性の評価基準]
A: 液面に泡が残っていない、もしくは僅かに泡が残っている
B: 液面に1/2程度泡が残っている
C: 液面の1/2〜ほぼ全体に泡が残っている
D: 液面全体に泡が残っている
Claims (8)
- 下記(A)成分〜(E)成分を含有する消泡剤組成物
(A)シリコーン消泡剤 組成物総質量の5〜60質量%、
(B)固形担体 組成物総質量の5〜60質量%、
(C)結合剤 組成物総質量の0.1〜10質量%、
(D)デンプングリコール酸ナトリウム、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、カルメロース、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、コメデンプン、トウモロコシデンプン、非水溶性架橋ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウムから選ばれる少なくとも1種である、崩壊剤 組成物総質量の0.1〜12質量%、及び
(E)下記(I)〜(III)から選ばれる少なくとも1種である、25℃で固体状の充填剤 組成物総質量の3〜80質量%
(I)水溶性物質
(II)膨潤性物質
(III)透水性物質。 - (B)成分が、BET比表面積150〜400m2/gを有するシリカである、請求項1記載の消泡剤組成物。
- (C)成分が、糖、糖蜜、デキストリン、加水分解デンプン、予備ゼラチン化されたデンプン、リグニン、ゼラチン、グアーガム、アラビアガム、トラガカントガム、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、微結晶セルロース、ポリエチレンオキシド、水溶性ポリビニルピロリドン、及びそれらの組合せからなる群から選択される1種または2種以上である、請求項1または2記載の消泡剤組成物。
- (D)成分が、非水溶性架橋ポリビニルピロリドン、デンプングリコール酸ナトリウム、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される1種または2種以上である、請求項1〜3のいずれか1項記載の消泡剤組成物。
- (E)成分が、無機塩類、有機酸塩類及び前記塩の複塩、アミノ酸及びその塩、ペプチド、タンパク質、糖類、セルロース類、水溶性高分子より成る群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1〜4のいずれか1項記載の消泡剤組成物。
- (E)成分が、15mL/2g以上の膨潤力を有するベントナイトまたはモンモリロナイトである、請求項1〜4のいずれか1項記載の消泡剤組成物。
- (E)成分が、1Darcy以上の透過率を有する透水性物質である、請求項1〜4のいずれか1項記載の消泡剤組成物。
- 請求項1〜7のいずれか1項記載の消泡剤組成物から製造される、粒状消泡剤。
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