JP5804473B2 - ブラインドの昇降装置 - Google Patents

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本発明は、昇降コードの巻取り及び巻解きを行うブラインドの昇降装置に関する。
従来のブラインドの昇降装置としては、特許文献1に記載されるものがあり、これに示されるブラインドの昇降装置は、ヘッドボックス内で回転可能に支持される巻取りパイプから昇降コードを吊下支持し、巻取りパイプを回転させて昇降コードを巻取りあるいは巻き戻して日射遮蔽材を昇降可能としたものである。より詳細には、巻取りパイプの先端部に昇降コードの上端部を取着して、巻取りパイプの基端側に巻き取った昇降コードを先端側に順次移動させて螺旋状に巻き取るようにし、昇降コードを、巻取りパイプからほぼ巻戻した状態で、ヘッドボックス外から巻取りパイプの基端側に位置する案内ローラーを介して巻取りパイプに案内するようにしている。
昇降コードは巻取りパイプに巻き取られるときに、巻取りパイプの基端側下方に位置する案内孔から巻取りパイプの先端側に向かって斜めに案内されるが、案内ローラーにより巻取りパイプの先端側に昇降コードを案内することで、案内孔との摩擦を軽減し、昇降コードを巻き取るための操作力を軽減するようにしている。
特開2008−274654号公報
しかしながら、前記従来のものでは、昇降コードが巻取りパイプから巻解かれる位置と案内ローラーまでの間に昇降コードがヘッドボックスの長手方向に移動可能な空間が形成されているため、日射遮蔽材を畳み上げた状態で輸送したり、固定面へ取り付けたりするときに、昇降コードが緩んでしまい、巻取りパイプの基端側から昇降コードが脱落してしまう可能性があるという問題がある。
また、案内ローラーに対する昇降コードが導入される角度が日射遮蔽材の下降当初と下降途中では変化する(すなわち、昇降コードが巻取りパイプから巻解かれる位置が基端側から先端側へと移動していく)ため、案内ローラーと案内孔との間に障害停止装置を設けたときには、障害停止装置の作動(反応)にばらつきが生じる可能性があるという問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、昇降コードが昇降ドラムから脱落することを防止するととともに、昇降ドラムの昇降コードの巻取り量にかかわらず、昇降コードを常に同じ位置に垂下させることができるブラインドの昇降装置とすることをその目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明は、ヘッドボックス内に回転可能に支持される回転軸と、ヘッドボックス内に設けられ回転軸の回転に連動して回転する複数の昇降ドラムと、昇降ドラムに巻取り及び巻解き可能に連結されるとともにヘッドボックスから垂下して遮蔽材を昇降可能な複数の昇降コードとを有するブラインドの昇降装置において、
昇降ドラムの周囲には昇降コードガイドが設けられており、昇降コードガイドには昇降コードを案内する案内孔が形成され、案内孔の昇降ドラムとの対面側端部は昇降ドラムの周面に近接して位置する、ことを特徴とする。
さらに、案内孔は昇降コードガイドの複数箇所に形成されており、少なくとも2つの案内孔の昇降ドラムとの対面側端部は互いに異なる高さ位置に設けられる、ことを特徴とする。
さらに、昇降コードガイドの昇降ドラムとの対向面は、昇降ドラムの周面の形状に対応した形状に形成される、ことを特徴とする。
さらに、昇降ドラムの周面が一周にわたり、1本の昇降コードが挿通可能な隙間が形成されて昇降コードガイドにより包囲されている、ことを特徴とする。
さらに、案内孔は昇降ドラムの周面の接線方向に昇降コードを導くように形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、昇降コードガイドの案内孔の昇降ドラムとの対面側端部が、昇降ドラムの周面に近接した位置に設けられるため、昇降コードが昇降ドラムから巻解かれると同時に案内孔に導入され、昇降ドラムから巻解かれた昇降コードに対して緩みを許容する空間がなくなる。このため、昇降コードが昇降ドラムから脱落してしまうことを防止することができる。
本発明を実施するブラインドの正面図である。 本発明の実施形態の昇降装置の分解斜視図である。 図2に示す各部材を組付けた状態を表す部分断面斜視図である。 ヘッドボックス内の昇降ドラム部分を表す部分断面図である。 図4の5−5線に沿って見た断面図(昇降コードとラダーコードを省略)である。 ヘッドボックス(昇降ドラム)の異なる3か所の位置から垂下する昇降コードの配回しをそれぞれ表した側断面図であり、(a)はヘッドボックス(昇降ドラム)の後側、(b)はヘッドボックス(昇降ドラム)の前側、(c)はヘッドボックス(昇降ドラム)の中央から垂下する状態を、それぞれ表す。 ヘッドボックス(昇降ドラム)の後側から垂下した昇降コードと昇降停止装置の状態を示す側断面図であり、(a)は昇降コードが緊張しているときの状態を、(b)は昇降コードが緩んでいるときの状態を、それぞれ表す。 ヘッドボックス(昇降ドラム)の中央から垂下した昇降コードと昇降停止装置の状態を示す側断面図であり、(a)は昇降コードが緊張しているときの状態を、(b)は昇降コードが緩んでいるときの状態を、それぞれ表す。 昇降ドラムへの昇降コードの巻取り及び巻解き状態を示す平面図であり、(a)は昇降ドラムから昇降コードがほとんど巻解かれている状態を、(b)は昇降ドラムに昇降コードが巻取られている途中の状態を、(c)は昇降ドラムから昇降コードが巻解かれている途中の状態を、それぞれ表す。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の昇降装置が適用されるブラインドの一例であり、ブラインド10は、ヘッドボックス12と、ヘッドボックス12から垂下するラダーコード16と、ラダーコード16に支持される遮蔽材14と、ヘッドボックス12から垂下し遮蔽材14を昇降可能な昇降コード18と、遮蔽材14の下部に位置し、ラダーコード16及び昇降コード18の下端が連結されるボトムレール19と、を有する。この例では、遮蔽材14は、整列配置される多数のスラットで構成されているが、これに限るものではなく、スクリーンといった任意の遮蔽材とすることができる。
ヘッドボックス12内には、回転可能に支持される回転軸20、昇降ドラム22、回転ドラム24、ドラム受け26、電源トランス40、電源ユニット42、モータ44、制御ユニット46がそれぞれ配設されている。
回転軸20はヘッドボックス12の長手方向に延びており、モータ44によって回転駆動可能となっている。モータ44の駆動は制御ユニット46により制御され、モータ44には商用電源から電源トランス40及び電源ユニット42を介して電力が供給される。
回転軸20の長手方向に間隔をあけて複数の昇降ドラム22が設けられ、各昇降ドラム22の先端側には昇降コード18の上端が連結されており、先端側とは反対側の端部である昇降ドラム22の基端側から昇降コード18が巻取り及び巻解かれる。また、昇降ドラム22の基端にはドラムハブ25を介して回転ドラム24が同軸に設けられており、各回転ドラム24には、ラダーコード16の垂直コードの各上端が巻取り及び巻解き可能に連結される。
回転軸20が、昇降ドラム22と回転ドラム24の軸心を貫通しており、昇降ドラム22は回転軸20の回転に連動して一体に回転し、回転ドラム24は昇降ドラム22の回転に連動して所定角度は一体に回転するがそれ以上は空転するように構成されている。
図2ないし図4に示すように、各昇降ドラム22及び各回転ドラム24は、ヘッドボックス12に固定されるドラム受け26に対して回転可能に支持される。
ドラム受け26の底面には、昇降コード18が接離する側である昇降ドラム22の基端側の下方に、図5に示したように、昇降コード18及びラダーコード16が挿通可能な5つの開口部26a、26b、26c、26b、26aが形成されている。開口部26a、26a、26cは、昇降コード18が挿通するためのものであり、3つの開口部のうちのいずれかの開口部を昇降コード18が挿通する。開口部26b、26bは、ラダーコード16の2つの垂直コードの上端が挿通するためのものである。この例では、昇降コード18及びラダーコード16が、ヘッドボックス12の長手方向のほぼ同一位置でヘッドボックス12から垂下することができるように、開口部26a、26b、26c、26b、26aは、前後方向にほぼ整列して、且つ、前後で対称的に形成される。
ドラム受け26には、開口部26a〜26cの上方に対応して第1昇降コードガイド30及び第2昇降コードガイド32から構成される昇降コードガイドが取り付けられる。
第1昇降コードガイド30は、ドラム受け26の前後部に固定されて、図5に示すように、昇降ドラム22の基端側の円周方向下部略半周を包囲し、昇降ドラム22の残りの上部略半周は第2昇降コードガイド32によって包囲され、第2昇降コードガイド32の下端は第1昇降コードガイド30の上端部に連結される。第1昇降コードガイド30及び第2昇降コードガイド32の昇降ドラム22との対向面は、昇降ドラム22の周面の形状に対応した形状に形成されており、第1昇降コードガイド30及び第2昇降コードガイド32は、少なくとも昇降ドラム22の基端側において昇降ドラム22との間で昇降コード18が1本分のみ挿通できる隙間を形成しつつ、昇降ドラム22の基端側の全周囲を包囲している。これにより、昇降コード18が互いに重なり合うことがなく、昇降ドラム22に密着して巻き付けられるようになっているとともに、昇降ドラム22から巻解かれた昇降コード18に対して緩みを許容する空間がなくなるため、昇降コード18が昇降ドラム22の基端側から脱落することを防止することができる。
第1昇降コードガイド30には、図5に示すように、前後方向3か所に昇降コード18が挿通する第1案内孔30a、第2案内孔30b、第3案内孔30cがそれぞれ形成されており、それぞれの出口は、ドラム受け26の開口部26a、26c、26aにそれぞれ連通している。各案内孔30a、30b、30cの昇降ドラム22との対面側端部は昇降ドラム22の周面に近接して位置しており、これらの案内孔30a、30b、30cの昇降ドラム22との対面側端部の位置は、互いに異なる高さ位置に設けられている。昇降ドラム22から巻解かれた昇降コード18は、各案内孔30a、30b、30cのうちのいずれかを挿通し、対応するドラム受け26の開口部26a、26c、26aのいずれかを通ってヘッドボックス12から垂下される。各案内孔30a、30b、30cを形成する第1昇降コードガイド30の壁面のうち昇降コード18の昇降ドラム22の巻取り方向側の壁面は、それぞれ昇降コード18を案内する滑らかな曲面で形成された第1ガイド部30d、第2ガイド部30e、第3ガイド部30fとなっている。また、第1昇降コードガイド30の第1案内孔30a及び第2案内孔30bを画成する側壁には、これらを貫通する第1貫通穴30g及び第2貫通穴30hがそれぞれ形成されている(図2参照)。
任意には、ドラム受け26の底部には、昇降コード18の緩みを検知して昇降動作を停止させる昇降停止装置が配設される。昇降停止装置は、図2乃至図4に示したように、マイクロスイッチ(規制手段)36及びスライダ38を有しており、マイクロスイッチ36は、ドラム受け26の底部に形成される凹部26g内で移動不能に拘束され、スライダ38は、凹部26g内にドラム受け26の前後方向全長に亘って形成される案内溝26hに案内されて、ドラム受け26の前後方向に往復動可能である。昇降停止装置は、マイクロスイッチ36に設けられているバネ片36aの先端部が、スライダ38に形成されている切欠部38aに挿入したり離反したりすることにより、オン、オフが切換えられる構成となっており、この切換えは、スライダ38が案内溝26hに案内されてドラム受け26の前後方向に往復動することにより行われる。この例では、バネ片36aの先端部が切欠部38aから離反した状態で、マイクロスイッチ36の出力信号がオフ信号となり、通常の動作が行われる。よって、モータ44が駆動可能であり、モータ44が動作すると、昇降ドラム22が回転し、昇降コード18の巻取りあるいは巻解きが行われる。また、回転ドラム24が回転し、遮蔽材14を傾動させる。一方、バネ片36aの先端部が切欠部38aに挿入した状態(すなわち、スライダ38が中立位置に位置する状態)で、マイクロスイッチ36の出力信号がオン信号となり、この信号が制御ユニット46に入力されて、モータ44の駆動を停止させるので、昇降ドラム22の回転が停止し、昇降コード18が緩んだまま巻解かれ続けることを防ぐことができる。
スライダ38には、第1昇降コードガイド30の第1貫通孔30g及び第2貫通孔30hをそれぞれ貫通する第1係止片38b及び第2係止片38cがそれぞれ設けられており、これにより、スライダ38の上下方向の移動が規制されている。また、第1係止片38b及び第2係止片38cは、以下で説明するように、昇降コード18が配回される位置によってこれらのいずれかが昇降コード18の張力により押圧可能とされており、昇降コード18の張力によりスライダ38を付勢している。
この例では、昇降コード18は、同じ昇降ドラム22及びドラム受け26を用いて、図6(a)、(b)、(c)に示すように3通りの配回しが可能となっている。例えば、高遮蔽タイプのように昇降コードを遮蔽材であるスラットに貫通させないタイプの場合には、遮蔽材14であるスラットに昇降コード18を挿通させるための孔が形成されておらず、昇降コード18は、遮蔽材14の前側または後側を垂下するものであるため、図6(a)及び図6(b)のようにヘッドボックス12の後側及び前側から垂下する配回しの両方を1つのブラインドに備えるとよい。また、標準タイプのブラインドのように昇降コードを遮蔽材であるスラットに貫通させるタイプの場合には、図6(c)のようにヘッドボックス12の前後方向中央位置から垂下する配回しを備えるとよい。
図6(a)に示すように遮蔽材14の後側に昇降コード18を垂下させる場合、昇降ドラム22の後側で昇降コード18が昇降ドラム22に対して接離するようにし、昇降コード18を最も後側の第1ガイド部30dに案内させて第1案内孔30aを挿通させ、昇降停止装置のスライダ38の後側の第1係止片38bの後側を垂下させ、開口部26aを挿通させてヘッドボックス12から垂下させる。ここで、第1ガイド部30dは、図7(a)に示すように、昇降コード18が緊張状態のときに昇降コード18が第1係止片38bを押し出して、スライダ38を中立位置から一方向へ離反するように、昇降コード18を案内する。このようにして、昇降コード18がヘッドボックス12の後側から垂下するため、遮蔽材14の後側に昇降コード18を垂下させることができる。一方、図7(b)に示すように、昇降コード18に緩みが発生した場合には、昇降コード18は第1ガイド部30dに案内された後、第1係止片38bへの押出し力を解除した状態で、第1案内孔30a内を挿通する。
図6(b)に示すように遮蔽材14の前側に昇降コード18を垂下させる場合、昇降ドラム22の前側で昇降コード18が昇降ドラム22に対して接離するようにし、昇降コード18を最も前側の第3ガイド部30fに案内させて第3案内孔30cを挿通させ、開口部26aを挿通させてヘッドボックス12から垂下させる。これにより、ヘッドボックス12の前側から昇降コード18が垂下するため、遮蔽材14の前側に昇降コード18を垂下させることができる。この図6(b)の配回しは、図6(a)の配回しと同時に使用されるために、図6(b)の配回しには、昇降停止装置を省略することができる。
図6(c)に示すように遮蔽材14の前後方向中央位置の孔に昇降コード18を挿通し垂下させる場合、昇降ドラム22の中央で昇降コード18が昇降ドラム22に対して接離するようにし、昇降コード18を中央の第2ガイド部30eに案内させて第2案内孔30bを挿通させ、昇降停止装置のスライダ38の前側の第2係止片38cの前側を垂下させ、開口部26cを挿通させてヘッドボックス12から垂下させる。ここで、第2ガイド部30eは、図8(a)に示すように、昇降コード18が緊張状態のときに、昇降コード18が第2係止片38cを押し出して、スライダ38を中立位置から他方向へ離反するように、昇降コード18を案内する。このようにして、ヘッドボックス12の中央から昇降コード18が垂下するため、遮蔽材14の中央に形成された孔を挿通して昇降コード18を垂下させることができる。一方、図8(b)に示すように、昇降コード18に緩みが発生した場合には、昇降コード18は第3ガイド部30eに案内された後、第2係止片38cへの押出し力を解除した状態で、第2案内孔30b内を挿通する。
こうして、ドラム受け26に対して3種類の昇降コード18の配回しのいずれかを実現する。
図9(a)〜(c)に基づいて、昇降コード18の巻取り及び巻解き動作時の昇降ドラム22に対する昇降コード18の状態について説明する。
図9(a)に示すように、昇降ドラム22から昇降コード18がほとんど巻解かれている時には、昇降ドラム22に巻取られている昇降コード18の長さが短いため、昇降ドラム22に巻取られている隣り合う昇降コード18の間隔は広く、昇降コード18の昇降ドラム22への巻付き角度は、昇降ドラム22の軸方向に対して直交する角度に対して傾斜した角度となっている。
図9(b)に示すように、昇降コード18を巻取っていくと、昇降ドラム22の基端側から巻取られた昇降コード18は、昇降コード18が巻取られていくに従って昇降ドラム22の基端側から先端側に順次移動していき、隣合う昇降コード18同士が密着するように、昇降ドラム22の軸方向に対して略直交する姿勢で巻取られていく。したがって、昇降ドラム22の基端側は昇降コード18が昇降ドラム22の軸方向に対して略直交して巻付いているが、この部分より先端側は図9(a)に示す状態と同様に昇降ドラム22の軸方向に対して直交する角度よりも傾斜した角度で昇降ドラム22に巻付いている。
図9(c)に示すように、昇降ドラム22に巻取られていた昇降コード18を巻解いていくと、昇降コード18は昇降ドラム22の基端側から巻解かれるため、昇降コード18の巻解かれる位置が昇降ドラム22の基端側から先端側へと移動していく。このため、昇降コード18は昇降ドラム22の軸方向に対して略直交する角度から傾斜する角度を増しながら巻解かれていく。
このように、昇降ドラム22から昇降コード18がほとんど巻解かれている状態、昇降ドラム22に昇降コード18が巻取られている途中の状態、昇降ドラム22から昇降コード18が巻解かれている途中の状態など、ブラインドの昇降高さや巻取り及び巻解きなどの条件により、昇降ドラム22の基端側の昇降コード18の昇降ドラム22への巻付き角度は異なるが、案内孔30a、30b、30cの昇降ドラム22との対面側端部が昇降ドラム22の周面に近接して位置しているため、常に昇降ドラム22のほぼ同じ位置で昇降コード18を昇降ドラム22から離接させることができる。また、昇降ドラム22と昇降コードガイドの間の隙間が昇降コード18が1本のみ挿通可能な間隔であるため、昇降コード18の巻乱れや昇降コード18が緩んだ際の昇降ドラム22の基端部からの脱落を防止することができる。
昇降ドラム22から巻解かれた昇降コード18は案内孔30a、30b、30cによって案内されるため、案内孔30a、30b、30cの出口から昇降コード18を常に同じ位置に垂下させることができる。これにより、案内孔30a、30b、30c下部に設けた昇降停止装置に対する昇降コード18の位置がブラインドの昇降高さ、巻取り及び巻解きなどの条件によって変わることなく、常に同じ位置を維持し続けることができるため、昇降停止装置の作動を安定させることができる。
好ましくは、昇降コード18は昇降ドラム22の周面に対する接線方向に導かれるように案内孔30a、30b、30cによって誘導されていると、昇降コード18への抵抗を極力抑えることができ、昇降コード18を巻取るための操作力を軽減することができるとともに、耐久性を向上させることができる。
第1昇降コードガイド30には複数の案内孔30a、30b、30cが形成されているため、ブラインドの種類やスラット幅に合わせた任意の案内孔30a、30b、30cを使用することができる。
なお、以上の説明では、第1昇降コードガイド30に形成する案内孔の数を3つにしたが、これに限定されるものではなく、案内孔の数及び位置は、ブラインドの種類やスラット幅などに応じて任意に決定することができる。
また、以上の説明では、電動ブラインドを対象としていたが、これに限定されるものではなく、本発明は、手動のブラインドにも適用することができる。その場合には、スライダ38の摺動に応じて規制手段が昇降ドラム22または回転軸20に作用して昇降ドラム22の回転を規制し、または回転の規制を解除可能となっているとよい。
10 ブラインド
12 ヘッドボックス
14 遮蔽材
18 昇降コード
20 回転軸
22 昇降ドラム
30 第1昇降コードガイド
30a、30b、30c 案内孔
32 第2昇降コードガイド

Claims (4)

  1. ヘッドボックス(12)内に回転可能に支持される回転軸(20)と、ヘッドボックス(12)内に設けられたドラム受け(26)に回転可能に支持され、回転軸(20)の回転に連動して回転する複数の昇降ドラム(22)と、昇降ドラム(22)に巻取り及び巻解き可能に連結されるとともにヘッドボックス(12)から垂下して遮蔽材(14)を昇降可能な複数の昇降コード(18)とを有するブラインド(10)の昇降装置において、
    昇降ドラム(22)の周囲にはドラム受け(26)に取り付け可能な昇降コードガイド(30、32)が設けられており、昇降コードガイド(30)には昇降コード(18)を案内する案内孔(30a、30b、30c)が形成され、案内孔(30a、30b、30c)の昇降ドラム(22)との対面側端部は昇降ドラム(22)の周面に近接して位置しており、案内孔(30a、30b、30c)を形成する壁面のうち、昇降コード(18)を昇降ドラム(22)の巻取り方向に案内する壁面のみが、昇降ドラム(22)の周面の接線方向に昇降コード(18)を導くよう傾斜する曲面であることを特徴とするブラインドの昇降装置。
  2. 案内孔(30a、30b、30c)は昇降コードガイド(30)の複数箇所に形成されており、少なくとも2つの案内孔(30a、30b、30c)の昇降ドラム(22)との対面側端部は互いに異なる高さ位置に設けられる、ことを特徴とする請求項1記載のブラインドの昇降装置。
  3. 昇降コードガイド(30)の昇降ドラム(22)との対向面は、昇降ドラム(22)の周面の形状に対応した形状に形成される、ことを特徴とする請求項1又は2記載のブラインドの昇降装置。
  4. 昇降ドラム(22)の周面が一周にわたり、1本の昇降コード(18)が挿通可能な隙間が形成されて昇降コードガイド(30、32)により包囲されている、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブラインドの昇降装置。
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