JP5804135B2 - 液体収容容器 - Google Patents

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本発明は、インクなどの液体を噴射する液体噴射装置に適用されて、内部に、その液体を収容する液体収容容器に関する。
印刷媒体上にインクを噴射して画像を印刷する印刷装置が広く使用されている。この印刷装置では、噴射ヘッドが設けられたキャリッジを印刷媒体上で往復動させながら、噴射ヘッドからインクを噴射することによって画像を印刷する。また、噴射されるインクは、インクカートリッジと呼ばれる専用の収容容器に収納されて、キャリッジに搭載されている。
このようなインクカートリッジにおいては、所定のデバイスを備えるものがある。所定のデバイスの一例として、インクカートリッジのインク残量を検出するための残量センサーが挙げられる。その残量センサーは、周囲を壁に囲まれたセンサー室と呼ばれる部屋に設置されている。そのセンサー室は、インクカートリッジ内にインクが残っている間、インクで満たされるように構成されている。従って、残量センサーは、センサー室内がインクで満たされているか否かを検知することによって、インクカートリッジ内のインク残量を検出する。
また、インクカートリッジでは、センサー等のデバイスが収容されたデバイス室の近傍に回路基板が設けられており、デバイスは、その回路基板に電気的に接続されている。そして、インクカートリッジが印刷装置に装着されることにより、残量センサー等のデバイスは、その回路基板を介して印刷装置に電気的に接続される。また、その回路基板には、インク種、製造年月日など各種情報を記憶しておくためのメモリーなども搭載されている。この種のインクカートリッジとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特開2009−285889号公報
特許文献1に記載のインクカートリッジにおいては、センサー室が、壁を隔てて気泡分離室と隣接している。インクカートリッジ内にインクが収容されている状態では、センサー室及び気泡分離室は、インクによって満たされている。このような状態のときに、例えば、ユーザーが誤ってインクカートリッジを落とすと、インクカートリッジが床面に衝突した際に、隣接する気泡分離室内のインクによる衝撃が壁を介してセンサー室に伝わり、センサー室内に設置された残量センサーや、センサー室の近傍に設けられたメモリーなどに損傷を与えるおそれがあった。そして、このような課題はセンサー以外のデバイスを備えるカートリッジにおいても同様に存在していた。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題を解決するためになされたものであり、液体収容容器が落下した際など、液体収容容器に衝撃が加わった場合でも、残量センサーなどのデバイスの損傷を回避することができる技術の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の液体収容容器は次の構成を
採用した。すなわち、
噴射ヘッドから液体を噴射する液体噴射装置に装着されて、前記噴射ヘッドに液体を供給する液体収容容器であって、
前記液体を内部に収容する液体収容室と、
前記液体を前記噴出ヘッドに供給するための液体供給部と、
前記液体収容室から第1の壁によって仕切られる空気室と、
前記空気室から第2の壁によって仕切られ、前記第2の壁に配置される回路基板と、を備え、前記空気室は前記第1の壁と前記第2の壁との間に位置する、ことを特徴とする。
このように、本発明の液体収容容器では、空気室が第1の壁を介して液体収容室から仕切られ、回路基板が第2の壁を介して空気室から仕切られている。従って、液体収容容器が落下し、液体収容容器に衝撃が加わった場合でも、空気室は内部が空気で満たされているため、回路基板に加わる衝撃は緩和される。よって、回路基板が損傷するリスクを低減することができる。
上記の液体収容容器において、前記空気室は前記液体供給部と前記回路基板との間に位置する、ことが好ましい。
このように、空気室は液体供給部と回路基板との間に位置するため、液体収容容器が落下し、液体供給部に衝撃が加わった場合でも、液体供給部を介して回路基板に加わる衝撃は緩和される。よって、回路基板が損傷するリスクを低減することができる。
上記の液体収容容器において、前記回路基板はメモリーを含む、ことが好ましい。これによれば、液体収容容器が落下し、液体収容容器に衝撃が加わった場合でも、メモリーが損傷するリスクを低減することができる。
上記の液体収容容器において、前記液体供給部は第3の壁に設けられ、前記第3の壁は前記第1の壁と前記第2の壁に交差する、ことが好ましい。これによれば、液体収容容器が落下し、第3の壁に衝撃が加わった場合でも、メモリーが損傷するリスクを低減することができる。
上記の液体収容容器において、前記液体収容容器を前記液体噴射装置に固定する固定レバーが第2の壁に設けられている、ことが好ましい。これによれば、液体収容容器が落下し、液体収容容器に衝撃が加わった場合でも、第2の壁は内部が空気で満たされている空気室に隣接しているため、固定レバーに加わる衝撃は緩和される。よって、固定レバーが損傷するリスクを低減することができる。
上記の液体収容容器において、前記液体供給部と前記固定レバーとの間に前記空気室が位置する、ことが好ましい。これによれば、液体収容容器が落下し、液体収容容器に衝撃が加わった場合でも、固定レバーが損傷するリスクを低減することができる。
上記の液体収容容器において、前記液体収容室に前記液体が収容されている状態において、前記液体収容容器の重心は前記空気室ではなく前記液体収容室に位置する、ことが好ましい。液体収容容器が落下した場合、液体収容容器の重心を考慮すると、液体収容容器は、空気室側が上となるよう落下する可能性が高い。このとき、固定レバーと回路基板とは第2の壁に配置されている。これにより、液体収容容器が床面に衝突した際に、固定レバーが下側となって破損する可能性は低くなる。
本発明の第1の実施例としてのインクカートリッジが、インクジェットプリンターのキャリッジに搭載された状態を例示した説明図である。 キャリッジに搭載されているインクカートリッジの外観形状を示した斜視図である。 カートリッジ本体の裏側の側面に貼り付けられた封止フィルムを剥がすことによって、インクカートリッジの内部構造を示した平面図である。 カートリッジ本体の表側に貼り付けられた表示ラベルを剥がすことによって、インクカートリッジの内部構造を示した平面図である。 インクカートリッジの内部構造を簡略化して示した構造図である。 本発明の第2の実施例としてのインクカートリッジの内部構造を簡略化して示した構造図である。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施例を説明する。
A.第1の実施例:
B.第2の実施例:
A.第1の実施例 :
図1は、本発明の第1の実施例としてのインクカートリッジ100が、インクジェットプリンター1のキャリッジ10に搭載された状態を例示した説明図である。図示されるように、インクジェットプリンター1には、印刷媒体2の上で往復動するキャリッジ10が設けられており、インクカートリッジ100は、このキャリッジ10に搭載されている。キャリッジ10の底面側(印刷媒体2に向き合う側)には、インクを噴射する噴射ヘッド20が、インクカートリッジ100毎に設けられており、インクカートリッジ100内に収容されているインクが噴射ヘッド20に供給されて、噴射ヘッド20から印刷媒体2に向けて噴射される。尚、図示したインクジェットプリンター1は、シアン色のインク(Cインク)、マゼンタ色のインク(Mインク)、イエロー色のインク(Yインク)、および黒色のインク(Kインク)を用いて画像を印刷しており、これに対応してキャリッジ10には、Cインクを収容したインクカートリッジ100、Mインクを収容したインクカートリッジ100、Yインクを収容したインクカートリッジ100、Kインクを収容したインクカートリッジ100の4つのインクカートリッジ100が搭載されている。
図2は、図1におけるキャリッジ10に搭載されているインクカートリッジ100の外観形状を示した斜視図である。図示されるようにインクカートリッジ100は、略直方体形状をしたカートリッジ本体102で、主として構成されている。このカートリッジ本体102は硬質の樹脂材料で形成されている。カートリッジ本体102には、図2(a)に示されるように、表側の側面から上面にかけて折り曲げるように表示ラベル160が貼り付けられる。
また、図2(b)に示されるように、カートリッジ本体102の裏側の側面には封止フィルム170が貼り付けられている。後述するようにカートリッジ本体102の裏側の側面は開口しており、開口部に封止フィルム170を貼り付けてインクを封止することによって初めて、インクカートリッジ100内にインクを収容することが可能となる。また、カートリッジ本体102の底面には、キャリッジ10の噴射ヘッド20に向けてインクを供給するためのインク供給部104が設けられている。
さらに、図2に示されるように、カートリッジ本体102の横側の一方の側面には、インクカートリッジ100をキャリッジ10に装着した際、インクカートリッジ100をキャリッジ10に固定するための固定レバー106が設けられている。
図3は、カートリッジ本体102の裏側の側面に貼り付けられた封止フィルム170を剥がすことによって、図2におけるインクカートリッジ100の内部構造を示した平面図である。図示されるように、カートリッジ本体102の裏側に添付された封止フィルム170を剥がすと、大きく開口した凹部110が現れる。また、この凹部110は、縦横に設けられた複数の壁120によって、主として5つの領域に区分けされている。そして、カートリッジ本体102の裏側に封止フィルム170を貼り付けて凹部110を封止することによって、凹部110と封止フィルム170との間に5つの部屋が形成される。
これら5つの部屋のうち、図3に斜線を付して示されるように、紙面上で右側には、第1インク収容室116aが設けられており、その左側上方には、第2インク収容室116bが設けられている。第2インク収容室116bに対して紙面上で下方には、細かい斜線を付して示したセンサー室118が設けられている。このセンサー室118には、図示しない残量センサーが設けられている。更に、センサー室118の右斜め上方には、バッファー室119が設けられている。そして、バッファー室119は、小さな丸い連通孔152によって圧力調整室107に連通している。圧力調整室107には図示しない膜弁やバネなどが内蔵されており、キャリッジ10に供給されるインクの圧力を調整する機能を有している。
また、第1インク収容室116aと第2インク収容室116bとはインク流路150によって接続されており、センサー室118とバッファー室119とはインク流路146によって接続されている。従って、噴射ヘッド20からインクを噴射する際には、インクは、第1インク収容室116aから、第2インク収容室116b、センサー室118、バッファー室119と経由して、連通孔152から圧力調整室107に流入した後、インク供給部104から噴射ヘッド20に供給されるようになっている。
また、図3に示されるように、第1インク収容室116aに対して紙面上で左側下方には、空気室114も設けられている。この空気室114には連通孔130が設けられており、後述するように、カートリッジ本体102の表側に設けられた空気流路を経由して大気開放孔に繋がっている。また、この空気室114は、空気流路134によって前述した第1インク収容室116aと繋がっている。このような空気室114は、周囲の温度変化、あるいはインクカートリッジ100の姿勢変化などによって第1インク収容室116aからインクが逆流してきた場合に、内部にインクをトラップすることで、インクがさらに上流側に移動してインクカートリッジ100から漏れ出ることを防止する。
図4は、カートリッジ本体102の表側に貼り付けられた表示ラベル160を剥がすことによって、図2におけるインクカートリッジ100の内部構造を示した平面図である。図示されるように、カートリッジ本体102の表側に添付された表示ラベル160を剥がすと、複数の溝が現れる。図4では、これらの溝に斜線を付して表示している。カートリッジ本体102の表側に表示ラベル160を貼り付けて、これらの溝を封止することによって、各溝と表示ラベル160との間に流路が形成される。
これら流路は、カートリッジ本体102の底面に開口した大気開放孔124に連通した連通孔154を始端として、何度も向きを変えながら蛇行する細長い上流側空気流路156と、図3を用いて前述した連通孔130を終端とする細長い下流側空気流路128と、上流側空気流路156及び下流側空気流路128の間に設けられて、浅い凹型に形成された略長方形の空気溜まり112などから構成されている。尚、連通孔130の隣(図4の紙面上では右側)には、圧力調整室107の表面構造が見えている。
ここで、本実施例におけるインクカートリッジ100の内部構造をより理解しやすくするために、構造全体を簡略化すると共に、一部構造を変更した構成に基づいて、説明を続ける。
図5は、図3及び図4に示したインクカートリッジ100の内部構造を簡略化して示した構造図である。図5において、(a)はカートリッジ本体102を上側から見た上面図、(b)はカートリッジ本体102を裏側から見た背面図、(c)はカートリッジ本体102を横側から見た側面図、(d)はカートリッジ本体102を表側から見た正面図である。
図5では、大気開放孔124は、(a)に示されるように、カートリッジ本体102の底面ではなく上面に設けられている。また、空気溜まり112は、(b)に示されるように、カートリッジ本体102の裏側において、上部左側隅に設けられている。空気室114は、カートリッジ本体102の下部に設けられており、下部の大部分を占めている。一方、インク収容室116は、1部屋で構成されており、カートリッジ本体102の上部に設けられ、上部の大部分を占めている。
センサー室118は、カートリッジ本体102の下部左側に設けられている。従って、センサー室118を囲む壁のうち、壁120aは空気室114に隣接し、壁120bはインク収容室116に隣接している。それ以外の壁は、外部と仕切る壁となっている。外部と仕切る壁のうち、壁120cは、カートリッジ本体102の外部に設けられた回路基板122と隣接している。センサー室118内の残量センサー(図示せず)は、この壁120cを介して、回路基板122に電気的に接続されている。回路基板122には、インク種、製造年月日など各種情報を記憶しておくためのメモリー(図示せず)などが搭載されている。インクカートリッジ100がキャリッジ10に搭載されている状態では、回路基板122は、インクジェットプリンター1に電気的に接続されている。
また、固定レバー106は、カートリッジ本体102の横側の側面のうち、センサー室118に近い側の側面に設けられている。
空気溜まり112は大気開放孔124と連通している。空気溜まり112には、連通孔126が設けられており、図5(d)に示されるように、カートリッジ本体102の表側と連通している。
カートリッジ本体102の裏側では、連通孔126が空気流路128を介して連通孔130に接続されている。連通孔130は、前述したとおり、カートリッジ本体102の裏側において、空気室114と連通している。空気室114には、その他、連通孔132が設けられており、カートリッジ本体102の表側と連通している。表側では、連通孔132が空気流路134を介して連通孔136に接続されている。連通孔136は、カートリッジ本体102の裏側にあるインク収容室116と連通している。
インク収容室116には、その他、連通孔138が設けられており、カートリッジ本体102の表側と連通している。表側では、連通孔138がインク流路140を介して連通孔142に接続されている。連通孔142は、カートリッジ本体102の裏側において、センサー室118と連通している。センサー室118には、連通孔142の他、連通孔144が設けられており、カートリッジ本体102の表側と連通している。表側では、連通孔144がインク流路146を介して連通孔148に接続されている。連通孔142はインク供給部104と連通している。尚、図5では、バッファー室119や圧力調整室107などは、簡略化のため、省略されている。
従って、図5では、噴射ヘッド20からインクを噴射する際、インクは、インク収容室116から、連通孔138,インク流路140,連通孔142,センサー室118,連通孔144,インク供給部104を介して、噴射ヘッド20に供給される。
また、インク収容室116は、空気流路134を介して空気室114と繋がっており、空気室114は、連通孔130,空気流路128,連通孔126,空気溜まり112,大気開放孔124を介して、大気開放されている。空気室114は、前述したとおり、温度変化や姿勢変化などによって、インク収容室116からインクが逆流してきた場合でも、内部にそのインクをトラップすることで、インクがさらに上流側に移動してインクカートリッジ100から漏れ出ることを防止する。
一方、インク収容室116より下流に位置するセンサー室118は、インク収容室116にインクが存在する状態では、インクで満たされている。従って、センサー室118に設置されている残量センサー(図示せず)は、センサー室118がインクで満たされているか否かを検知することによって、インクカートリッジ100内のインク残量を検出する。検出した結果は、回路基板122を介してインクジェットプリンター1に伝達される。
本実施例においては、図5(b)に示されているように、残量センサー(図示せず)の設置されたセンサー室118を囲む壁のうち、上方の壁120bはインク収容室116に隣接しているものの、右方の壁120aは、前述したように空気室114に隣接している。すなわち、センサー室118は、上方が、インクの収容されている部屋に隣接しているが、右方は、空気で満たされている部屋に隣接している。
このため、ユーザーが、インクの入っているインクカートリッジ100を誤って落とした場合でも、以下の理由により、センサー室118内に設置された残量センサー(図示せず)や、センサー室118に隣接して設けられたメモリー(図示せず)などが損傷するのを回避することができる。
すなわち、インクカートリッジ100が床面に衝突した際、センサー室118に、インク収容室116からは、収容するインクによる衝撃が壁120bを介して伝えられるが、空気室114からは、内部が空気であるため、衝撃が加わらないので、その分、残量センサーやメモリーなどに加わる衝撃が緩和される。その結果、これらデバイスの損傷を回避することができる。
また、本実施例においては、インクカートリッジ100の重心を考えた場合、その重心は、空気で満たされた空気室114側ではなく、インクを収容しているインク収容室116側に存在する。このため、ユーザーがインクカートリッジ100を誤って落とした場合、インクカートリッジ100は、空気室114側が上となるよう落下する可能性が高い。一方、固定レバー106は、空気室114に隣接するセンサー室118に近接するように設けられている。従って、インクカートリッジ100が床面に衝突した際に、固定レバー106が下側になって損傷する可能性は低くなる。
B.第2の実施例 :
図6は本発明の第2の実施例としてのインクカートリッジの内部構造を簡略化して示した構造図である。図6において、(a)はカートリッジ本体202を上側から見た上面図、(b)はカートリッジ本体202を裏側から見た背面図、(c)はカートリッジ本体202を横側から見た側面図、(d)はカートリッジ本体202を表側から見た正面図である。
本実施例が、上述した第1の実施例と異なる点は、以下の通りである。すなわち、第1の実施例においては、センサー室118を囲む壁のうち、右方の壁120aは空気室114に隣接していたものの、上方の壁120bはインク収容室116に隣接していた。これに対し、本実施例においては、センサー室218を囲む壁のうち、右方の壁220aも、上方の壁220bも、共に、空気室214と隣接するように構成されている。言い換えれば、外部と仕切る壁以外の壁は、全て、空気室214と隣接するように構成されている。
すなわち、本実施例においては、空気溜まり212は、カートリッジ本体202の上部の左寄りに設けられている。空気室214は、カートリッジ本体202の左側に設けられており、左側部分の大部分を占めている。インク収容室216は、カートリッジ本体202の右側に設けられており、右側部分の大部分を占めている。センサー室218は、カートリッジ本体202の下部左側に設けられており、上述したとおり、壁220a,220bを介して、空気室214に隣接するよう配置されている。従って、本実施例においては、センサー室218は、上方及び右方が、空気で満たされている部屋に隣接しており、インクの収容されている部屋とは一切隣接していない。
このため、ユーザーが、インクの入っているインクカートリッジを誤って落とした場合でも、以下の理由により、センサー室218内に設置された残量センサー(図示せず)や、センサー室218の近傍に設けられたメモリー(図示せず)などが損傷するのを回避することができる。すなわち、インクカートリッジ床面に衝突した際、センサー室218へは、隣接する部屋からインクによる衝撃が加わらないので、残量センサーやメモリーなどに加わる衝撃が大幅に緩和され、これらデバイスの損傷を回避することができる。
なお、本実施例において、それ以外の構成及び動作については、第1の実施例と同様であるので、それらについての説明は省略する。
以上、各種の実施形態を説明したが、本発明は上記すべての実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
1…インクジェットプリンター、2…印刷媒体、10…キャリッジ、20…噴射ヘッド、100…インクカートリッジ、102…カートリッジ本体、104…インク供給部、106…固定レバー、107…圧力調整室、110…凹部、112…空気溜まり、114…空気室、116…インク収容室、116a…第1インク収容室、116b…第2インク収容室、118…センサー室、119…バッファー室、120…壁、122…回路基板、124…大気開放孔、126…連通孔、128…空気流路、130…連通孔、132…連通孔、134…空気流路、136…連通孔、138…連通孔、140…インク流路、142…連通孔、144…連通孔、146…インク流路、148…連通孔、150…インク流路、152…連通孔、154…連通孔、156…空気流路、160…表示ラベル、170…封止フィルム、202…カートリッジ本体、204…インク供給部、206…固定レバー、210…凹部、212…空気溜まり、214…空気室、216…インク収容室、218…センサー室、222…回路基板、224…大気開放孔、226…連通孔、228…空気流路、230…連通孔、232…連通孔、234…空気流路、236…連通孔、238…連通孔、240…インク流路、242…連通孔、244…連通孔、246…インク流路、248…連通孔。

Claims (6)

  1. 噴射ヘッドから液体を噴射する液体噴射装置に装着されて、前記噴射ヘッドに液体を供給する液体収容容器であって、
    前記液体を内部に収容する液体収容室と、
    前記液体を前記噴出ヘッドに供給するための液体供給部と、
    前記液体収容室から第1の壁によって仕切られる空気室と、
    前記空気室から第2の壁によって仕切られ、前記第2の壁に配置される回路基板と、
    前記第2の壁に設けられ、前記液体収容容器を前記液体噴射装置に固定するための固定レバーと、を備え、
    前記空気室は前記第1の壁と前記第2の壁との間に位置する、ことを特徴とする液体収容容器。
  2. 請求項1に記載の液体収容容器において、
    前記空気室は前記液体供給部と前記回路基板との間に位置する、ことを特徴とする液体収容容器。
  3. 請求項1または2に記載の液体収容容器において、
    前記回路基板はメモリーを含む、ことを特徴とする液体収容容器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体収容容器において、
    前記液体供給部は第3の壁に設けられ、前記第3の壁は前記第1の壁と前記第2の壁に交差する、ことを特徴とする液体収容容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体収容容器において、
    前記液体供給部と前記固定レバーとの間に前記空気室が位置する、ことを特徴とする液体収容容器。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体収容容器において、
    前記液体収容室に前記液体が収容されている状態において、前記液体収容容器の重心は前記空気室ではなく前記液体収容室に位置する、ことを特徴とする液体収容容器。
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