JP5803750B2 - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents
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Description
内燃機関に冷却水を循環させる通路であって、シリンダヘッドを冷却する第1冷却水通路と、シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドのうちの少なくとも前記シリンダブロックを冷却する第2冷却水通路とを含む循環通路と、
前記第2冷却水通路への冷却水の供給を制御する流量制御弁と、
前記シリンダブロック内において前記第2冷却水通路を流れる冷却水の温度(以下、「シリンダブロック水温」と称する)を検知するブロック水温センサと、
前記第2冷却水通路が前記シリンダブロックのみを冷却するものである場合には前記シリンダブロックから出た後の部位において、または、前記第2冷却水通路が前記シリンダブロックとともに前記シリンダヘッドを冷却するものである場合には前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドを順に通過して当該シリンダヘッドから出た後の部位において、前記循環通路を流れる冷却水の温度(以下、「エンジン出口水温」と称する)を検知する出口水温センサと、
前記第2冷却水通路への冷却水の供給が停止されるように前記流量制御弁が動作することが予定された状況下において、前記シリンダブロック水温と前記エンジン出口水温との差が所定の判定値以下である場合に、前記流量制御弁に故障が生じていると判定する弁故障判定手段と、
前記シリンダブロック内に備えられたピストンリングの温度上昇を抑制するリング温度抑制制御を実行する温度抑制制御実行手段と、
前記弁故障判定手段によって前記流量制御弁に故障が生じていると判定されている状況下において、冷却水温度が低い場合には、当該冷却水温度が高い場合と比べて、前記ピストンリングの温度上昇がより抑制されるように前記リング温度抑制制御を調整する温度抑制制御調整手段と、
を備えることを特徴とする。
前記流量制御弁は、冷却水温度が所定の開弁温度に達した際に開くように設定されたサーモスタットであって、
前記弁故障判定手段は、冷却水温度が前記開弁温度よりも低い状況下において、前記シリンダブロック水温と前記エンジン出口水温との差が前記判定値以下である場合に、前記サーモスタットが正常に閉じた状態とならない故障が生じていると判定することを特徴とする。
前記リング温度抑制制御は、内燃機関のトルクおよび回転数のうちの少なくとも一方を所定の上限値以下に制限するものを含み、
前記温度抑制制御調整手段は、冷却水温度が高い場合には、冷却水温度が低い場合に比して、内燃機関のトルクおよび回転数のうちの少なくとも一方の前記上限値を大きくすることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態1における冷却装置を備える内燃機関10の構成を説明するための概略図である。
図1に示すように、内燃機関10は、シリンダブロック12を備えている。シリンダブロック12の内部には、各気筒に対して、シリンダボア(図示省略)に沿って往復移動するピストン(図示省略)が配置されている。ピストンには、所定の本数のピストンリング(図示省略)が組み付けられている。シリンダブロック12の上部には、シリンダヘッド14が組み付けられている。
図2(A)は、冷却水温度が上記所定の開弁温度よりも低い低水温時の冷却水流れを示している。低水温時には、サーモスタット20が閉じられている。このため、この場合には、図2(A)に示すように、第1冷却水通路16aを通って冷却水がシリンダヘッド14を冷却する水流れは生じるが、第2冷却水通路16bを利用して冷却水がシリンダブロック12を冷却する水流れは生じない。
図3に示すように、オイル消費量は、ピストンリングの合口すき間が小さいほど少なくなる。また、合口すき間が小さいほど、燃焼室からクランク室に漏れ出るブローバイガス量を低く抑えることができる。
次に、図7および図8を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施形態のシステムは、図1に示すハードウェア構成を用いて、ECU26に図6に示すルーチンとともに後述の図8に示すルーチンを実行させることにより実現することができるものである。
図8に示すルーチンでは、先ず、水停止機構の故障(サーモスタット20の開固着故障)の有無が判定される(ステップ200)。本ステップ200の判定自体は、上記図6に示すルーチンの処理によって行われる。
次に、図9を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
本実施形態のシステムは、基本的に、上述した実施の形態2のシステムと同様である。そのうえで、本実施形態のシステムは、図8に示すルーチンにおけるステップ206の処理においてトルクおよびエンジン回転数を制限する際に、以下の図9に示す配慮を加えている点において、実施の形態2のものと相違している。
図9中に破線で示すラインは、トルクおよびエンジン回転数の上限を規定するものであある。一例として示すように、低水温T2の時よりも高水温T1の時の方が、トルクおよび回転数の上限値が大きくなるように(すなわち、制限が緩和されるように)設定されている。このように、本実施形態では、トルクおよびエンジン回転数の制限を実施する場合において、エンジン水温Tw(シリンダボア壁温)が高いほど、トルクおよびエンジン回転数を制限する際の上限値が大きくなるように設定されている。
12 シリンダブロック
14 シリンダヘッド
16 循環通路
16a 循環通路の第1冷却水通路
16b 循環通路の第2冷却水通路
18 ウォーターポンプ
20 サーモスタット
22 ブロック水温センサ
24 出口水温センサ
26 ECU(Electronic Control Unit)
28 オイルジェット制御弁
Claims (3)
- 内燃機関に冷却水を循環させる通路であって、シリンダヘッドを冷却する第1冷却水通路と、シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドのうちの少なくとも前記シリンダブロックを冷却する第2冷却水通路とを含む循環通路と、
前記第2冷却水通路への冷却水の供給を制御する流量制御弁と、
前記シリンダブロック内において前記第2冷却水通路を流れる冷却水の温度(以下、「シリンダブロック水温」と称する)を検知するブロック水温センサと、
前記第2冷却水通路が前記シリンダブロックのみを冷却するものである場合には前記シリンダブロックから出た後の部位において、または、前記第2冷却水通路が前記シリンダブロックとともに前記シリンダヘッドを冷却するものである場合には前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドを順に通過して当該シリンダヘッドから出た後の部位において、前記循環通路を流れる冷却水の温度(以下、「エンジン出口水温」と称する)を検知する出口水温センサと、
前記第2冷却水通路への冷却水の供給が停止されるように前記流量制御弁が動作することが予定された状況下において、前記シリンダブロック水温と前記エンジン出口水温との差が所定の判定値以下である場合に、前記流量制御弁に故障が生じていると判定する弁故障判定手段と、
前記シリンダブロック内に備えられたピストンリングの温度上昇を抑制するリング温度抑制制御を実行する温度抑制制御実行手段と、
前記弁故障判定手段によって前記流量制御弁に故障が生じていると判定されている状況下において、冷却水温度が低い場合には、当該冷却水温度が高い場合と比べて、前記ピストンリングの温度上昇がより抑制されるように前記リング温度抑制制御を調整する温度抑制制御調整手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の冷却装置。 - 前記流量制御弁は、冷却水温度が所定の開弁温度に達した際に開くように設定されたサーモスタットであって、
前記弁故障判定手段は、冷却水温度が前記開弁温度よりも低い状況下において、前記シリンダブロック水温と前記エンジン出口水温との差が前記判定値以下である場合に、前記サーモスタットが正常に閉じた状態とならない故障が生じていると判定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の冷却装置。 - 前記リング温度抑制制御は、内燃機関のトルクおよび回転数のうちの少なくとも一方を所定の上限値以下に制限するものを含み、
前記温度抑制制御調整手段は、冷却水温度が高い場合には、冷却水温度が低い場合に比して、内燃機関のトルクおよび回転数のうちの少なくとも一方の前記上限値を大きくすることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の冷却装置。
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