JP5803562B2 - 覆工装置、覆工装置の覆工板の設置方法、及び覆工装置の覆工板の撤去方法 - Google Patents
覆工装置、覆工装置の覆工板の設置方法、及び覆工装置の覆工板の撤去方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5803562B2 JP5803562B2 JP2011232981A JP2011232981A JP5803562B2 JP 5803562 B2 JP5803562 B2 JP 5803562B2 JP 2011232981 A JP2011232981 A JP 2011232981A JP 2011232981 A JP2011232981 A JP 2011232981A JP 5803562 B2 JP5803562 B2 JP 5803562B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lining
- groove
- opening
- plate
- lining plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Description
すなわち、本発明は、地盤に形成された溝の開口を閉塞するための覆工装置であって、 前記溝の開口周縁部に設置される覆工受桁と、前記覆工受桁の上部に設置されて前記溝の開口を閉塞するとともに、下面から複数のキャスターが出し入れ可能に設けられる覆工板と、前記覆工受桁に設けられるとともに、前記覆工板を上方に押し上げ可能なジャッキとを備えていることを特徴とする。
図14〜図18には、本発明による覆工装置、覆工装置の覆工板の設置方法、及び覆工装置の覆工板の撤去方法の一実施の形態が示されている。本実施の形態の覆工装置39は、道路等(本実施の形態では道路1とする。)の直下にガス管や水道管等の埋設管(以下、埋設管35という。)を埋設する際に、地盤3に形成した埋設管35を敷設するための溝25の開口部29、27を閉塞するために使用されるものである。
以下、各工程について詳しく説明する。
一次掘削工程では、図1及び図3に示すように、建設機械(例えば、バックホウ60)を用いて、道路1の埋設管35の埋設箇所を掘削し、埋設箇所に断面台形状の一次掘削溝5を形成する。本実施の形態では、台形バケット61を備えたバックホウ60を用い、このバックホウ60の台形バケット61により地盤3を掘削することにより、内壁面5bが所定の傾斜角度の断面台形状の一次掘削溝5を形成している。傾斜角度は、5〜15°とする。
ガイド部材設置工程では、図1、図4〜図6に示すように、建設機械(例えば、バックホウ60)を用いて、一次掘削工程で形成した一次掘削溝5の開口縁部の地表面3aから内壁面5bに沿うように、ガイド部材6を設置する。本実施の形態では、一次掘削工程で用いたバックホウ60を用いて、バックホウ60のアーム62にワイヤー等を介してガイド部材6を吊り下げることにより、地表面3aから内壁面5bに沿うように、ガイド部材6を設置している。
なお、ガイド部材6は、最初の土留パネル15を一次掘削溝5内に設置した後に、一次掘削溝5の長さ方向にスライドさせて、次の土留パネル15の設置位置まで移動させる。
土留パネル設置工程では、図1、図4〜図7に示すように、建設機械(例えば、バックホウ60)を用いて、ガイド部材設置工程において一次掘削溝5内に設置したガイド部材6を利用し、ガイド部材6のガイド板8の表面8aに沿って土留めパネル15を斜め下方にスライドさせて一次掘削溝5内に挿入し、土留パネル15の下端を一次掘削溝5の底部5aに所定の深さまで押し込んで根入れさせる。
なお、土留パネル15は、鋼板に限らず、鋳鋼板、各種の金属板、樹脂板等で形成してもよい。
ガイド部材スライド工程では、一次掘削溝5内に最初の土留パネル(第1の土留パネル15a)を設置した後に、図5に示すように、バックホウ60のアーム62にワイヤー等を介してガイド部材6を連結し、ガイド部材6を図中矢印方向に引っ張り、地表面3a及び内壁面5b上をスライドさせることにより、ガイド部材6を次の土留パネル(第2の土留パネル15b)の設置位置まで移動させ、その位置にガイド部材6を設置する。
二次掘削工程では、図1及び図7に示すように、上記の各工程で使用したバックホウ60を用い、バックホウ60の台形バケット61で一次掘削溝5の底部5aを更に掘り下げることにより、所定の深さ、幅、長さの本溝25を形成する。
埋設工程では、図1及び図8に示すように、上記の各工程で使用したバックホウ60を用い、バックホウ60のアーム62にワイヤー等を介して埋設管35を吊り下げ、第1の本溝25a、第2の本溝25b、及び第3の本溝25c内にそれぞれ埋設管(第1の埋設管35a、第2の埋設管25b、及び第3の埋設管25c)を吊り下し、第1の本溝25a、第2の本溝25b、及び第3の本溝25cの底部26にそれぞれ埋設管(第1の埋設管35a、第2の埋設管35b、及び第3の埋設管35c)を敷設する。
埋設管溶接工程では、図1に示すように、第1の本溝25a内に敷設した第1の埋設管35aの端部に、第2の本溝25b内に敷設した第2の埋設管35bの端部を溶接により一体に接合し、第2の埋設管35bの端部に第3の本溝25c内に敷設した第3の埋設管35cの端部を溶接により一体に接合することにより、第1の埋設管35aに第2の埋設管35bを一体に連結し、第2の埋設管35bに第3の埋設管35cを一体に接合する。
土留パネル撤去・埋戻し工程では、図2及び図12に示すように、一次掘削工程及び二次掘削工程で地盤3を掘削することによって生じた土砂を埋戻し材14として用い、埋設管(第1の埋設管35a、第2の埋設管35b、第3の埋設管35c)の敷設の完了した本溝(第1の本溝25a、第2の本溝25b、第3の本溝25c)及び溶接用溝部(第1の溶接用溝部28a及び第2の溶接用溝部28b)内に埋め戻し材14を埋め戻し、コンバインドローラ65等により転圧する。
覆工板設置工程では、図14〜図18に示すように、例えば、第3の本溝25cと第4の本溝25dとの間の第3の溶接用溝部28cの開口部29、及び第4の本溝25d(半分)の開口部27の周囲を囲むように路面2を矩形状に切断し、この路面2の開口4の内側に覆工装置39を設置することにより路面2の開口4を閉塞し、溶接用溝部28cの開口部29、及び第4の本溝25d(半分)の開口部27を閉塞して、次の日の工事に備えるとともに、車両等の通行を許容する。
本実施の形態においては、第3の溶接用溝部28cの開口部29、及び第4の本溝25d(半分)の開口部27の幅方向の両縁部に、両溝28c、25dの長さ方向に沿うように所定の深さの段部30をそれぞれ設け、これらの段部30内にH型鋼からなる覆工受桁50をそれぞれ設置し、これらの覆工受桁50の上部に覆工板40を設置している。
2 路面
3a 地表面
4 開口
4a、4b 長さ方向の端面
4c、4d 幅方向の端面
5 一次掘削溝
5a 底部
5b 内壁面
6 ガイド部材
7 支持板
8 ガイド板
8a 表面
9 ガイド部
10 押込み治具
11 フック部
12 押圧部
14 埋め戻し材
15 土留パネル
15a 第1の土留パネル
15b 第2の土留パネル
15c 第3の土留パネル
15d 第4の土留パネル
16 表面
17 幅方向の一端面
18 幅方向の他端面
19 ガイド部
20 ラス金網
21 アンカーボルト
25 本溝
25a 第1の本溝
25b 第2の本溝
25c 第3の本溝
25d 第4の本溝
26 底部
27 開口部
28 溶接用溝部
28a 第1の溶接用溝部
28b 第2の溶接用溝部
28c 第3の溶接用溝部
29 開口部
30 段部
31 内壁面
32 簡易建込み土留
33 土留パネル
34 切梁
35 埋設管
35a 第1の埋設管
35b 第2の埋設管
35c 第3の埋設管
36 エアージャッキ
37 桁材
38 端太材
39 覆工装置
40 覆工板
41 周面
41a、41b 長さ方向の端面
41c、41d 幅方向の端面
42 凹部
45 キャスター
46 脚部
47 車輪
48 支持ピン
49 ストッパー部
50 覆工受桁
51 凹部
55 ジャッキ
56 ロッド
60 バックホウ
61 台形バケット
62 アーム
65 コンバインドローラ
Claims (6)
- 地盤に形成された溝の開口を閉塞するための覆工装置であって、
前記溝の開口周縁部に設置される覆工受桁と、
前記覆工受桁の上部に設置されて前記溝の開口を閉塞するとともに、下面から複数のキャスターが出し入れ可能に設けられる覆工板と、
前記覆工受桁に設けられるとともに、前記覆工板を上方に押し上げ可能なジャッキとを備えていることを特徴とする覆工装置。 - 前記キャスターは、前記覆工板の下面から出し入れ可能な脚部と、該脚部の先端に回転自在に設けられる車輪と、下面から前記脚部が突出した状態に固定するロック手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の覆工装置。
- 前記脚部は、前記覆工板に上下方向に回動可能又は上下方向に直線移動可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の覆工装置。
- 前記覆工板の少なくとも一端面は、上方に行くに従って順次外側となる傾斜面に形成され、該傾斜面に対応する前記溝の開口の少なくとも一端面は、前記覆工板の傾斜面に合致する下方に行くに従って順次内側となる傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の覆工装置。
- 請求項1に記載の覆工装置の覆工板の設置方法であって、
前記溝の開口に連続する地表面上に配置され、下面から前記複数のキャスターが外部に出した状態である前記覆工板を、前記複数のキャスターにより前記地表面上を走行させて、前記溝の開口縁部に設置した前記覆工受桁の上部に移動させ、前記ジャッキにより前記覆工板を上方に押し上げて、前記複数のキャスターを前記覆工受桁から離間させ、この状態で、前記複数のキャスターを前記覆工板の下面から内部に入れ、前記ジャッキにより前記覆工板を下降させて前記覆工受桁の上部に設置することにより、前記溝の開口を閉塞することを特徴とする覆工装置の覆工板の設置方法。 - 請求項1に記載の覆工装置の覆工板の撤去方法であって、
前記溝の開口縁部に設置された前記覆工受桁の上部に設置され、前記複数のキャスターが下面から内部に入った状態である前記覆工板を前記ジャッキにより上方に押し上げ、この状態で、前記複数のキャスターを前記覆工板の下面から外部に出し、前記ジャッキにより前記覆工板を下降させて前記複数のキャスターを前記覆工受板の上部に接触させ、前記複数のキャスターにより前記覆工板を前記溝の開口に連続する地表面上を走行させて、前記溝の開口から撤去することを特徴とする覆工装置の覆工板の撤去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011232981A JP5803562B2 (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 覆工装置、覆工装置の覆工板の設置方法、及び覆工装置の覆工板の撤去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011232981A JP5803562B2 (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 覆工装置、覆工装置の覆工板の設置方法、及び覆工装置の覆工板の撤去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013091919A JP2013091919A (ja) | 2013-05-16 |
JP5803562B2 true JP5803562B2 (ja) | 2015-11-04 |
Family
ID=48615263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011232981A Active JP5803562B2 (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 覆工装置、覆工装置の覆工板の設置方法、及び覆工装置の覆工板の撤去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5803562B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112982067B (zh) * | 2021-02-07 | 2022-10-21 | 邯郸极驰汽车股份有限公司 | 一种市政施工用车辆临时疏导装置 |
-
2011
- 2011-10-24 JP JP2011232981A patent/JP5803562B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013091919A (ja) | 2013-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7095997B2 (ja) | コンクリート部材の接合方法 | |
KR101103782B1 (ko) | 관로공사용 간이 흙막이 구조물 | |
KR101611257B1 (ko) | 이동 가능한 조립식 흙막이 장치 | |
KR101408667B1 (ko) | 기존 터널구조물을 활용하여 신규 터널구조물을 시공하는 방법 | |
JP4653110B2 (ja) | 地中障害物の撤去装置及び掘削ユニット並びにこれを用いた地中障害物の撤去方法 | |
JP5803562B2 (ja) | 覆工装置、覆工装置の覆工板の設置方法、及び覆工装置の覆工板の撤去方法 | |
JP6629825B2 (ja) | オープンシールド工法における路面覆工方法 | |
WO2018177304A1 (zh) | 一种装配式地下建筑及其施工法 | |
JP5817432B2 (ja) | 溝の掘削方法 | |
JP3205485B2 (ja) | 土木工事方法及び装置並びに土留め装置 | |
JP4886376B2 (ja) | 法枠上での掘削機の移動方法 | |
JP3917146B2 (ja) | オープンシールド工法における覆工板の布設方法および撤去方法 | |
JP6951950B2 (ja) | 杭の撤去方法 | |
JP4863312B2 (ja) | 掘削工法 | |
JP7121664B2 (ja) | 掘削用桟橋 | |
KR200411568Y1 (ko) | 복합 기능을 갖는 맨홀 시스템 | |
KR101620787B1 (ko) | 비개착식 공법에 의한 기존 지중 맨홀 구조물 연결 설치 시공방법 | |
JP2008032182A (ja) | 管敷設方法 | |
JP6976912B2 (ja) | 桝の設置構造、及び、桝の設置構造の構築方法 | |
JP5977296B2 (ja) | 掘削補助装置、掘削方法及び長尺物埋込方法 | |
TWI637095B (zh) | Construction method of collimating continuous wall | |
JP2006161439A (ja) | 土止め用箱体状支保工及びその使用方法 | |
JP5145977B2 (ja) | 立坑形成方法及び該立坑形成方法を用いたパイプラインの敷設方法 | |
JP6013873B2 (ja) | 機器枡の埋設方法および機器枡 | |
JP2010133247A (ja) | 反力装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140919 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150817 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5803562 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |