JP6976912B2 - 桝の設置構造、及び、桝の設置構造の構築方法 - Google Patents
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Description
前記点検用人孔よりも深い位置に埋設された埋設配管に接続された桝本体と、その桝本体から地表面側に延びる立ち上がり部とを有する桝とが備えられ、
前記立ち上がり部は、前記点検用人孔よりも小口径に形成され、前記桝本体と前記点検用人孔の内部とを連通接続する状態で設置されている点にある。
前記立ち上がり部の上端部を閉塞する立ち上がり部用の蓋部が備えられ、
前記点検用人孔は、地表面に開口する上部開口部を閉塞する人孔用の蓋部と、昇降用のタラップとが備えられている点にある。
前記点検用人孔、前記立ち上がり部、及び、前記桝本体を地中内に埋設するための掘削範囲を掘削する掘削ステップと、
前記掘削範囲に前記桝本体及び前記立ち上がり部を設置する第1設置ステップと、
前記掘削範囲において、前記第1設置ステップにて設置された前記立ち上がり部の上端部に相当する高さを第1埋め戻し高さとし、その第1埋め戻し高さまでを埋め戻す第1埋め戻しステップと、
前記掘削範囲のうち、前記第1埋め戻し高さよりも上方側に前記点検用人孔を設置する第2設置ステップと、
前記掘削範囲において、前記第1埋め戻し高さから地表面までを埋め戻す第2埋め戻しステップとを有する点にある。
この桝の設置構造は、図1に示すように、地中1に埋設された埋設配管3に接続する桝4を設置するための構造である。この設置構造は、例えば、地表面2から所定深さ(例えば、2000mm)以上の深さに埋設配管3が埋設されている場合に好適に適用することができる。
この構築方法では、下記のように、掘削ステップ、第1設置ステップ、第1埋め戻しステップ、第2設置ステップ、第2埋め戻しステップの順で各ステップを行う。
(2)第1設置ステップ(図2(b)参照)
(3)第1埋め戻しステップ(図2(c)参照)
(4)第2設置ステップ(図2(d)参照)
(5)第2埋め戻しステップ(図2(e)参照)
図3(a)は、上記特許文献2に記載の如く、内部に埋設配管3に接続する桝を有する点検用人孔6の深さを埋設配管3が配置されている深さに対応する深さに調整した場合に、点検用人孔6を地中1内に埋設するための掘削範囲K2を示している。それに対して、図3(b)では、本実施形態の如く、点検用人孔5、立ち上がり部42、及び、桝本体41を地中1内に埋設するための掘削範囲K1を示している。
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、点検用人孔5、立ち上がり部42、及び、桝本体41を地中1内に埋設するための掘削範囲K1について、図3(b)に示すように、桝本体41の下端部における水平方向での端部から地表面2まで延ばした傾斜状のラインL1にて囲まれる側面視で台形状の範囲を掘削範囲K1に設定している。掘削範囲K1は、立ち上がり部42及び桝本体41を基準に設定するものであればよく、形状等は適宜変更が可能であり、例えば、図4に示すように、掘削範囲K3,K4を設定してもよい。
2 地表面
3 埋設配管
4 桝
5 点検用人孔
6 点検用人孔
41 桝本体
42 立ち上がり部
43 立ち上がり部用の蓋部
52 上部開口部
53 人孔用の蓋部
54 昇降用のタラップ
K1 掘削範囲
T1 第1埋め戻し高さ
Claims (3)
- 地表面側に配置された点検用人孔と、
前記点検用人孔よりも深い位置に埋設された埋設配管に接続された桝本体と、その桝本体から地表面側に延びる立ち上がり部とを有する桝とが備えられ、
前記立ち上がり部は、前記点検用人孔よりも小口径に形成され、前記桝本体と前記点検用人孔の内部とを連通接続する状態で設置されている桝の設置構造。 - 前記立ち上がり部の上端部が、前記点検用人孔の下端部に連通接続され、
前記立ち上がり部の上端部を閉塞する立ち上がり部用の蓋が備えられ、
前記点検用人孔は、地表面に開口する上部開口部を閉塞する人孔用の蓋部と、昇降用のタラップとが備えられている請求項1に記載の桝の設置構造。 - 請求項1又は2に記載の桝の設置構造を構築する桝の設置構造の構築方法であって、
前記点検用人孔、前記立ち上がり部、及び、前記桝本体を地中内に埋設するための掘削範囲を掘削する掘削ステップと、
前記掘削範囲に前記桝本体及び前記立ち上がり部を設置する第1設置ステップと、
前記掘削範囲において、前記第1設置ステップにて設置された前記立ち上がり部の上端部に相当する高さを第1埋め戻し高さとし、その第1埋め戻し高さまでを埋め戻す第1埋め戻しステップと、
前記掘削範囲のうち、前記第1埋め戻し高さよりも上方側に前記点検用人孔を設置する第2設置ステップと、
前記掘削範囲において、前記第1埋め戻し高さから地表面までを埋め戻す第2埋め戻しステップとを有する桝の設置構造の構築方法。
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JP2018132080A JP6976912B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | 桝の設置構造、及び、桝の設置構造の構築方法 |
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