JP5802639B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このような遊技機によれば、遊技者が遊技中に主に視ているリールの間に報知発光手段を設けたので、遊技者の視点移動を少なくして、遊技者の疲労を軽減できる。また、報知発光手段をLEDランプで構成することで、照明の明るい場所であっても、遊技者は報知を確認できるので、遊技機が設置された環境に左右されることなく、所定の報知を行うことができる。
よって、リール自体を見づらくすることなく、且つ遊技者が注視するリールにおいて高い装飾効果をもった演出を行うことができる遊技機を提供できる。
本発明の遊技機に係る実施の形態について、以下図面を参照しながら説明する。はじめに、図1を参照して、本実施の形態における遊技機(以下、パチスロ)1の機能フローについて説明する。
遊技者によりメダルが投入され、スタートレバー6が操作されると、予め定められた数値の範囲(例えば、0〜65535)の乱数から1つの値(以下、乱数値)が抽出される。
パチスロ1の機能フローについての説明は以上である。次に、図2〜図8を参照して、本実施の形態におけるパチスロ1の構造について説明する。
また、リール3Lとリール3Cとの間及びリール3Cとリール3Rとの間には、互いに光が透過することを防止する遮蔽板355が設けられている。
次に、図5を参照して、リール3L,3C,3Rの一例として、リール3Cの詳細な構成について説明する。リール3L,3Rは、リール帯300Cとリール帯300L,300Rに配された複数の図柄の配置が異なる以外は同様の構成であるので、説明を省略する。
図5は、リール3Cの分解詳細図である。
リール3Cは、リール帯300Cと、リール帯300Cを外周部で支持する回転可能なリールドラム310と、リールドラム310の内部に配置されリールドラム310を回転駆動するモータユニット320と、リールドラム310の内部においてリール帯300Cの背後に配置されて発光する発光部330と、これらを保持しミドルボード65(図4参照)の上面に固着するリールベース340と、を備える。
リールドラム310は、リールベース340に回転可能に軸支され、外周が円形に形成された一対の第1円形フレーム311及び第2円形フレーム312を備える。
第1円形フレーム311は、略円板形状に形成された側壁315を備え、モータユニット320により回転駆動される。側壁315には、発光部330に沿って光を透過する開口部315aが形成されている。
第2円形フレーム312は、直径方向の断面形状が略八字形状に形成された側壁316を備え、その中心部分において、第1円形フレーム311の中心部分に接合される。側壁316は、光を透過する透光部材により形成されている。
図6は、図5中の円形の破線Bで囲んだ部分の拡大断面図である。
第2円形フレーム312の外部側の端部(図6中の矢印O側)である外部端部312aは、角が面取りされている。
リール帯取付部314は、外部端部312aの反対側である中央部側に形成され、外部端部312aと分けるように段差が設けられている。具体的には、リール帯取付部314は、外部端部312aより、第2円形フレーム312の回転軸側(図6中の矢印C側)に形成されている。
リール帯300Cには、幅方向の中心部分に複数の図柄が配される図柄領域301Cが形成され、この図柄領域301C両外側に非図柄領域302Cが形成されている。
第1円形フレーム311のリール帯取付部313及び第2円形フレーム312のリール帯取付部314は、それぞれ両外側の非図柄領域302Cにおいてリール帯300Cを保持する。
図8は、発光部330の説明図である。
発光部330は、リール帯300Cを背後から照射するバックライト部500と、リール帯300Cの左外縁近傍に光を照射する左サイド発光部510と、リール帯300Cの右外縁近傍に光を照射する右サイド発光部520と、に区分されるLED基板331と、LED基板331を収容するバックライトケース332と、を備える。
また、仕切り部材334は、天井面を形成する仕切り板334iと、底面を形成する仕切り板334jと、を備える。
バックライト部中段領域502は、バックライト部中段LED502a,502b,502cが配置され、仕切り板334b,334h,334e,334gにより仕切られて形成されている。
バックライト部下段領域503は、バックライト部下段LED503a,503b,503cが配置され、仕切り板334c,334j,334f,334hにより仕切られて形成されている。
左サイド発光部中段領域512は、左サイド発光部中段LED512aが配置され、仕切り板334bとケース本体仕切り板333bにより仕切られて形成されている。
左サイド発光部下段領域513は、左サイド発光部下段LED513aが配置され、仕切り板334cとケース本体仕切り板333cにより仕切られて形成されている。
右サイド発光部上段領域521は、右サイド発光部上段LED521aが配置され、仕切り板334dとケース本体仕切り板333dにより仕切られて形成されている。
右サイド発光部中段領域522は、右サイド発光部中段LED522aが配置され、仕切り板334eとケース本体仕切り板333eにより仕切られて形成されている。
右サイド発光部下段領域523は、右サイド発光部下段LED523aが配置され、仕切り板334fとケース本体仕切り板333fにより仕切られて形成されている。
これにより、左サイド発光部上段領域511、左サイド発光部中段領域512、左サイド発光部下段領域513、右サイド発光部上段領域521、右サイド発光部中段領域522及び右サイド発光部下段領域523は、LED基板331の表面からリール帯300Cの外縁近傍に向かって形成され、リール帯300Cの外縁近傍が開放されている。
さらに、情報表示器13は、デジタル表示器(図示無し)において、パチスロ1の動作に関するエラーを示すエラーコード、設定値等をデジタル表示する。また、情報表示器13には、再遊技の図柄が表示された時に点灯するLED(図示無し)や、リール3L,3C,3Rが作動可能な時や、メダル投入受付可能な時に点灯するLED(図示無し)が設けられている。
パチスロ1の構造についての説明は以上である。次に、図9及び図8を参照して、本実施の形態におけるパチスロ1が備える回路の構成について説明する。本実施の形態におけるパチスロ1は、主制御回路71、副制御回路72及びこれらと電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)を備える。
図9は、本実施の形態におけるパチスロ1の主制御回路71の構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に設置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素としている。マイクロコンピュータ30は、CPU(以下、メインCPU)31、ROM(以下、メインROM)32及びRAM(以下、メインRAM)33により構成される。
メインCPU31には、クロックパルス発生回路34、分周器35、乱数発生器36及びサンプリング回路37が接続されている。クロックパルス発生回路34及び分周器35は、クロックパルスを発生する。メインCPU31は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器36は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路37は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
マイクロコンピュータ30の入力ポートには、スイッチ等が接続されている。メインCPU31は、スイッチ等の入力を受けて、ステッピングモータ49L,49C,49R等の周辺装置の動作を制御する。ストップスイッチ7Sは、3つのストップボタン7L,7C,7Rのそれぞれが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。また、スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。
マイクロコンピュータ30により動作が制御される周辺装置としては、ステッピングモータ49L,49C,49R及びホッパー40がある。また、マイクロコンピュータ30の出力ポートには、各周辺装置の動作を制御するための回路が接続されている。
さらに、マイクロコンピュータ30には、ストップボタン7L,7C,7Rのそれぞれ内部に設けられ、これらの受付け状態を表示するストップボタン内部LED107L,107C,107Rと、メダル枚数に関する情報を表示する情報表示器13と、が接続されている。
図10は、本実施の形態におけるパチスロ1の副制御回路72の構成を示す。
次に、リール3Cの発光態様について説明する。
図11は、図4におけるAA’間のリール3Cの部分断面図である。
図11に示すように、サブCPU81(図10参照)の制御により、発光部330の左サイド発光部中段LED512aが点灯し、バックライト部中段LED502a,502bが消灯している。この時、左サイド発光部中段LED512aにより発光された光(図11中の点線ハッチング部分)は、仕切り板334bとケース本体仕切り板333bにより仕切られて形成された左サイド発光部中段領域512で反射され、第2円形フレーム312の側壁316を透過して、外部端部312aにおいて、リール帯の外縁近傍を照射する。
なお、左サイド発光部中段LED512aにより発光された光は、仕切り板334bにより遮られ、リール帯300Cの背後の領域であるバックライト部中段領域502に侵入することはない。また、左サイド発光部中段LED512aにより発光された光は、遮蔽板355により遮られ、隣接する他のリールの内部に侵入することはない。
図12では、リール3L,3C,3Rの左サイド発光部510(図8参照)及び右サイド発光部520(図8参照)の全てのLEDを発光させたときの表示窓4L,4C,4Rにおける表示を示している。このとき、リール帯300L,300C,300Rの上段、中段及び下段の外縁近傍がそれぞれ光る演出(図12中の縦長の楕円形状のハッチング部分)が行われる。
本実施形態によれば、リール帯300Cを背後から照射するバックライト部500と、左サイド発光部510及び右サイド発光部520とを仕切り板334a〜仕切り板334fで遮蔽した。また、リールドラム310は、例えば、リール帯300Cを保持する一対の第1円形フレーム311及び第2円形フレーム312を有し、例えば、左サイド発光部510は、仕切り板334a〜仕切り板334cにより第2円形フレーム312の側壁316を透過させて、第2円形フレーム312の端部の外部側に形成された、外部端部312aに、光を照射する。
よって、リール自体を見づらくすることなく、且つ遊技者が注視するリールにおいて高い装飾効果をもった演出を行うことができる遊技機を提供できる。
よって、第2円形フレーム312の端部から遊技者に向かって適切に左サイド発光部510の光が発光されるので、リール自体を見づらくすることなく、且つ遊技者が注視するリールにおいて高い装飾効果をもった演出を行うことができる遊技機を提供できる。
これにより、外部端部を照射した光が、リールドラム310の中央部に回り込むのを防止できる。
よって、リール自体に左サイド発光部510、右サイド発光部520の光が回り込まないので、リール自体を見づらくすることなく、且つ遊技者が注視するリールにおいて高い装飾効果をもった演出を行うことができる遊技機を提供できる。
これにより、リール帯300Cの図柄領域301Cが第1円形フレーム311、第2円形フレーム312のリール帯取付部313,314に遮られることなく、バックライト部500により照射できる。
また、リール帯取付部313,314は、左サイド発光部510、右サイド発光部520により光が照射される外部端部312aより、リールドラム310の回転軸側に形成した。
これにより、リール帯300Cに左サイド発光部510、右サイド発光部520の光が回り込まないので、リール自体を見づらくすることなく、且つ遊技者が注視するリールにおいて高い装飾効果をもった演出を行うことができる遊技機を提供できる。
300C リール帯
310 リールドラム
330 発光部
500 バックライト部
510 左サイド発光部
520 右サイド発光部
332 バックライトケース
334a,334b,334c,334d,334e,334f 仕切り板
Claims (1)
- 複数の図柄が配されたリール帯を外周部で支持する回転可能なリールドラムと、
前記リールドラムの内部において、前記リール帯の背後に配置されて発光する発光部と、を備える遊技機において、
前記リールドラムは、前記リール帯を保持する一対の円形フレームを有し、
前記発光部は、前記リール帯を照射するための第1の光源が設けられたバックライト部と、前記リール帯の外縁近傍に光を照射するための第2の光源が設けられたサイド発光部と、前記バックライト部及び前記サイド発光部とを収容するバックライトケースとを有し、
前記バックライトケースには、前記バックライト部と前記サイド発光部とを遮蔽し、前記第2の光源により発光された光が前記バックライト部に侵入しないようにする仕切り板が形成され、
前記サイド発光部は、前記仕切り板により前記円形フレームの側壁を透過させて、前記円形フレームの端部の外部側に形成された外部端部に、光を照射し、
前記第1の光源及び前記第2の光源を個別に、点灯、消灯又は点滅するように制御する制御手段を備え、
前記外部端部が、前記リール帯に対して、前記円形フレームの端部において前記リールドラムの回転軸と垂直方向における外部側に突出していることを特徴とする遊技機。
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