JP5802567B2 - 配管分岐部材の撤去方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス配管などの導管において、宅地内に分岐配管をするために設けられる樹脂製の配管分岐部材の撤去方法に関する。
ガス配管は、道路下の導管から配管分岐部材を介して供給管が設けられ、この供給管が各宅地内の所定の場所に引き込まれている。
配管分岐部材1は、図14に示すように、導管3の表面に融着されたサドル部5と、サドル部5から立ち上がる立上り管部7と、立上り管部7から横方向に延出する分岐管部9とを備えている。また図示はしていないが、立上り管部7の端部にはチーキャップが設置されている。また、導管3には配管分岐部材1にガスを流すため、導管3と立上り管部7との接続部に連通孔が設けられている。
配管分岐部材によって分岐して設けられている供給管は、宅地内の建物の建て替えや、宅地の転用によって不使用状態になる場合がある。その場合、供給管はとりあえず宅地内においてスクイズオフして一時切断し、その端末にEFキャップ等を融着することで閉塞処理してガス漏洩防止され、いわゆる未整理供給管として残されている。図14は供給管を切断して未整理供給管としたものを示している。
この未整理供給管は、導管と接続されており活管状態であるため、長期間埋設状態にあるとガス漏れを生じるおそれがある。また、他工事で引っ掛ける危険性もある。
そこで、このような未整理供給管を撤去する要請があり、特許文献1の「配管分岐部材の撤去方法」が提案されている。
特許文献1の方法について以下に説明する。
撤去作業に当たってはガスを漏らさないようにしなければならない。そのため、図15に示すように、初めに導管3に設けられた連通孔を円盤状のゴム製の仮栓11で塞いておく。
次に、図16に示すように、立上り管部7から横方向に延出する分岐管部9をのこぎり13等で根元付近から切断する。その後、立上り管部7を切断または切削して除去する。次に、切断等によって現われた立上り管部7の根本に樹脂製の円板状の蓋部材を融着して作業終了となる。
融着は蓋部材の外周面と立上り管部7の内周面を溶融させて行う。この融着はガス漏れを確実に防止するために蓋部材と立上り管部7との位置関係が正しい位置になるようにして行われなければならない。そのためには、立上り管部7の内周面を寸法精度が得られるように切削し、また前記蓋部材の外周面と立上り管部7の内周面を確実に加熱した上で蓋部材を正しい位置に嵌め込まなければならない。
そこで、特許文献1では、図17に示すような撤去装置21が開示されている。撤去装置21は、図17に示すように、導管3に巻きつけて張設可能なチェーン23によって導管3に着脱自在に装着される本体部25と、図18および図19に示すように、立上り管部7の芯出しを行うための芯出し具27と、図示はしていないが、立上り管部7の上端面及び内周面を切削する切削具と、前記蓋部材の外周面と立上り管部7の内周面を加熱して溶融するヒータ具とを備えている。
本体部25は芯出し具27、切削具およびヒータ具等の工具の動きをガイドするためのガイド支柱33を有している。このガイド支柱33は、本体部25を導管3に設置した状態で、図17に示すように立上り管部7を挟んでその両側に2本並ぶようにして本体部25に立設されている。
芯出し具27は、図18に示すように、矩形板部35と、矩形板部35の両側に延出して設けられたアーム部37を備えている。矩形板部35の中央には挿入孔39が設けられると共に挿入孔39を拡縮するクランプレバー41が設けられている。アーム部37には、ガイド支柱33に挿通され、ガイド支柱33にガイドされるための貫通孔43が設けられている。
芯出し具27の下面側には、図19に示すように、下方に向かって縮径するテーパ面を有する芯出し部45を備えている。
芯出し部45を、該芯出し部45の最大の径よりも小径の立上り管部7に挿入すれば立上り管部7の縁とテーパ面が当接し、当接部がどの方向から見ても傾いていなければ、芯出しができていることになる。
上述したように、芯出し具27や切削具等はガイド支柱33にガイドされて用いられる。そのため、正確に作業を行うためには、立上り管部7の根本に対するガイド支柱33の位置決めが非常に重要となる。そこで立上り管部7の芯出しをし、該芯を基準としてガイド支柱33の位置決めを行う。
より具体的には次の通りである。まず、本体部25をゴムバンド等で導管3に仮固定し、芯出し具27の貫通孔43にガイド支柱33を通す。次に、芯出し部45を立上り管部7に挿入して芯出しを行い、この芯出しされた芯出し具27の位置を基準として、ガイド支柱33の位置を決め、このガイド支柱33の位置を基準に本体部25の位置を調整し、この状態で本体部25がずれないように注意しながらチェーン23を張設する。
特開2011−112067号公報
特許文献1に記載の芯出し方法では、テーパ面からなる芯出し部45を、立上り管部7に挿入して行うため、立上り管部7が鉛直上方を向いているときはよいが、立上り管部7が斜め方向や水平方向を向いている場合には以下のような問題がある。
まず、芯出し部45を立上り管部7に挿入して当接させるだけであるため、立上り管部7が斜め方向や水平方向を向いている場合には、正確に芯出しをすることが難しいという問題がある。
また、例えば、立上り管部7が水平方向を向いている場合、芯出し部45を立上り管部7に正確に挿入した状態で、芯出しを行い、かつその状態を保持したまま、本体部25の位置決めを行おうとすると、本体部25が重みで傾かないように一方の手で芯出し部45を保持しながら他方の手で本体部25を押えて作業しなければならず、作業性が非常に悪い。
また、芯出し部45を立上り管部7の上端にある開口部との関係で芯出しを行うものであるため、例えば芯出し具27がわずかに傾いていれば、蓋部材を設置する立上り管部7の根元付近においては大きくずれている可能性がある。
また、芯出し部45は立上り管部7に単に挿入して当接させているだけであるため、いったん芯出しが正確にできたとしても、本体部25を導管3にチェーン23で固定する際の張設時にずれてしまう可能性もある。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、芯出しを容易にかつ正確に行うことができ、本体部25を導管3に設置して固定する際においてもずれが生じることがなく、それ故に正確な蓋部材の融着が可能となる配管分岐部材の撤去方法を提供することを目的としている。
(1)本発明にかかる配管分岐部材の撤去方法は、導管に固定されたサドル部から立ち上がる立上り管部と該立上り管部から分岐して設けられた分岐管部とを備えてなる樹脂製の配管分岐部材を撤去するに際して、ガイド支柱を備えると共に前記導管に着脱自在に装着される本体部を有する配管分岐部材撤去装置を用いて行う配管分岐部材の撤去方法であって、
円盤状の仮栓を仮栓挿入具を用いて前記立上り管部内に挿入する仮栓挿入工程と、前記立上り管に対して所定位置に位置決めして前記本体部を前記導管に装着する本体部装着工程と、前記立上り管部を前記サドル部近傍にて除去する立上り管部除去工程と、位置決めされた前記本体部の前記ガイド支柱をガイド部材として利用して前記立上り管部の内周面を切削し、溶融し、溶融された立上り管部に蓋部材を融着する蓋部材融着工程を有し、
前記仮栓挿入具は、前記立上り管部の内面に設けられたネジに螺合するネジ部が形成された先端部と該先端部に立設された棒部とを備えてなり、
前記本体部装着工程は、前記仮栓挿入工程で前記立上り管部にねじ込まれた前記仮栓挿入具の前記棒部を基準にして前記本体部の装着位置の位置決めをすることを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記棒部は、前記立上り管部に挿入可能に形成された円柱状のぶれ止め部を備えてなり、前記仮栓挿入工程において前記仮栓を挿入した状態で前記ぶれ止め部を前記立上り管部の上端部に挿入するようにしたことを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)または(2)に記載のものにおいて、前記本体部は、前記立上り管部を挟んで両側に立設されるガイド支柱を有し、
前記本体部装着工程は、前記仮栓挿入具の前記棒部に挿入される挿入孔が形成された矩形板部と、矩形板部の両側に延出して設けられると共に前記ガイド支柱が挿入可能な貫通孔が形成されたアーム部を有する芯出し具を用いて行うこととし、
前記挿入孔に前記棒部を挿入すると共に前記貫通孔に前記ガイド支柱を挿入することによって前記本体部の位置調整を行うようにしたことを特徴とするものである。
本発明においては、円盤状の仮栓を仮栓挿入具を用いて前記立上り管部内に挿入する仮栓挿入工程と、前記立上り管に対して所定位置に位置決めして前記本体部を前記導管に装着する本体部装着工程と、前記立上り管部を前記サドル部近傍にて除去する立上り管部除去工程と、位置決めされた前記本体部の前記ガイド支柱をガイド部材として利用して前記立上り管部の内周面を切削し、溶融し、溶融された立上り管部に蓋部材を融着する蓋部材融着工程を有し、前記仮栓挿入具は、前記立上り管部の内面に設けられたネジに螺合するネジ部が形成された先端部と該先端部に立設された棒部とを備えてなり、前記本体部装着工程は、前記仮栓挿入工程で前記立上り管部にねじ込まれた前記仮栓挿入具の前記棒部を基準にして前記本体部の装着位置の位置決めをするようにしたことにより、芯出しを容易にかつ正確に行うことができ、本体部を導管に設置して固定する際においてもずれが発生せず、それ故に正確な蓋部材の融着が可能となり、ガス漏れを確実に防止した配管分岐部材の撤去が可能となる。
実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その1)。 配管分岐部材の撤去に用いる仮栓挿入具の説明図である。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その2)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その3)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その4)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その5)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その6)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その7)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その8)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その9)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その10)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その11)。 実施の形態に係る配管分岐部材の撤去方法の説明図である(その12)。 本発明の配管分岐部材の撤去方法の撤去対象となる配管分岐部材の説明図である。 配管分岐部材の従来の撤去方法の説明図である(その1)。 配管分岐部材の従来の撤去方法の説明図である(その2)。 配管分岐部材の従来の撤去方法の説明図である(その3)。 配管分岐部材の撤去に用いる芯出し具の説明図である。 図18の芯出し具を下方から見た斜視図である。
実施の形態について図1〜図13に基づいて以下に説明する。
本実施の形態にかかる配管分岐部材1の撤去方法は、導管3に固定されたサドル部5から立ち上がる立上り管部7と立上り管部7から分岐して設けられた分岐管部9とを備えてなる樹脂製の配管分岐部材1を撤去するに際して、ガイド支柱33を備えると共に導管3に着脱自在に装着される本体部25を有する配管分岐部材1の撤去装置21を用いて行う配管分岐部材1の撤去方法であって、円盤状の仮栓11を仮栓挿入具61を用いて立上り管部7内に挿入する仮栓挿入工程(図1〜図5参照)と、立上り管部7に対して所定位置に位置決めして本体部25を導管3に装着する本体部装着工程(図6、図7参照)と、立上り管部7をサドル部5近傍にて除去する立上り管部除去工程(図8参照)と、位置決めされた本体部25のガイド支柱33をガイド部材として利用して立上り管部7の内周面を切削し、溶融し、溶融された立上り管部7に蓋部材を融着する蓋部材融着工程(図9〜図12参照)を有し、仮栓挿入具61は、立上り管部7の内面に設けられたネジに螺合するネジ部が形成された先端部63と先端部63に立設された棒部65とを備えてなり、前記本体部装着工程は、前記仮栓挿入工程で立上り管部7にねじ込まれた仮栓挿入具61の棒部6を基準にして本体部25の装着位置の位置決めをすることを特徴とするものである。
以下、上記各工程を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<仮栓挿入工程>
仮栓挿入工程は、仮栓11を仮栓挿入具61を用いて立上り管部7内に挿入し、仮栓11で連通孔を塞ぐ工程である。これは、撤去作業に当たってはガスを極力漏らさないようにしなければならないために行うものである。
初めに導管3に設けられた連通孔を仮栓11で塞ぐ。仮栓11を連通孔に挿入するためには、図2に示すような仮栓挿入具61を用いる。仮栓挿入具61は、立上り管部7の内面に設けられたネジに螺合するネジ部が形成された先端部63と先端部63に立設された棒部65とを備え、さらに先端部63の先端には仮栓11が取り付けられ保持するための仮栓保持部67が設けられている。
また、棒部65の中央付近には立上り管部7に一部または全部挿入されて、立上り管部7の上端の内面に当接して仮栓挿入具61がぶれないようにするためのぶれ止め部69を有している。
棒部65の先端には、仮栓挿入具61を回転させるための手回しクランク等が着脱可能に取り付けられる溝部71が設けられている。手回しクランクが取り付けられていない状態では、棒部65は芯出し具27の挿入孔39に挿入可能になっている。
連通孔を塞ぐためには、まず仮栓11を仮栓保持部67に取り付けて、立上り管部7の開口部に仮栓11を挿入する。溝部71に手回しクランクを取り付けて仮栓挿入具61を回転させ立上り管部7に先端部63を螺入させ、仮栓11を連通孔に挿入する。
なお、噴出するガスが外に漏れないようにするた、上記の作業は、図1および図3に示すように、透明ビニル製のノーブローガスバック73を用いて行う。また、仮栓挿入具61等の必要な工具や部品はあらかじめノーブローガスバック73内に入れておく。
図4および図5は、仮栓挿入具61で仮栓11を連通孔に挿入した状態を図示したものである。この状態において仮栓挿入具61の先端部63は、立上り管部7のネジと螺合しているため、棒部65は立上り管部7の芯(軸心)と一致しており、ずれが生じることもない。また、ぶれ止め部69によって棒部65の上部が支えられているため、棒部65に横向きの力が作用しても、棒部65がぶれるのを確実に防止できる。
仮栓11のねじ込み後は、導管3からのガス漏れを防止できるので、図5に示すようにノーブローガスバック73を取り外す。
<本体部装着工程>
本体部装着工程は、立上り管部7に対して所定位置に位置決めして本体部25を導管3に装着する工程である。ここで所定位置とは、仮栓挿入具61の棒部65を基準とした位置である。
まず、図6に示すように、本体部25の取付時の邪魔となる分岐管部9をのこぎり13等で切断する。この時、仮栓11は図4に示すように仮栓挿入具61によって押さえつけられているため、切断時の振動で仮栓11が外れてしまうことを防ぐ効果もある。
次に、図7に示すように、芯出し具27の貫通孔43にガイド支柱33を通すとともに挿入孔39に仮栓挿入具61の棒部65を通す。
次に、クランプレバー41を操作して棒部65をクランプする。この時、芯出し具27は、仮栓挿入具61にしっかり固定され、立上り管部7の芯を基準にして位置が決まる。
芯出し具27の位置が決まると、芯出し具27の貫通孔43の位置が決まり、これに挿通されたガイド支柱33の位置が決まる。したがって、このガイド支柱33の位置を基準にして本体部25の位置を調整し、チェーン23を張設して本体部25を導管3に固定する。この際、ガイド支柱33は芯出し具27によって保持されているので、ガイド支柱33がずれてしまうことを防止できる。固定後は、芯出し具27と仮栓挿入具61を取り外す。
<立上り管部除去工程>
立上り管部除去工程は、図8に示すように、立上り管部7を所定の高さを残すように、サドル部5近傍にてのこぎり13等で切断し除去する工程である。
<蓋部材融着工程>
蓋部材融着工程は、位置決めされた本体部25のガイド支柱33をガイド部材として利用して立上り管部7の内周面を切削し、溶融し、溶融された立上り管部7に蓋部材を融着する工程である。
まず、図9に示すように、切削具29を用いて立上り管部7の切削を行う。切削具29は、円筒状の切削ハウジング81と、切削ハウジング81の両側に延出して設けられたアーム部37を備え、アーム37には貫通孔43が設けられている。アーム部37と貫通孔43は芯出し具27に設けられたものと同じなので同一の符号を付してある。
切削具29は、貫通孔43をガイド支柱33に挿入することで、ガイド支柱33にガイドされて立上り管部7の上端面及び内周面を切削する。
切削する際は、切削ハウジング81を立上り管部7に押し付けながら図9に示すようにラチェット85を用いて回転させる。
次に、図10と図11に示すように、樹脂製の円板状の蓋部材90を保持する蓋部材保持具101と、ヒータ具31を用いて、蓋部材90の外周面と立上り管部7の内周面を加熱して溶融する。
蓋部材保持具101は、棒部97と、棒部97の先端に設けられて蓋部材90を保持する蓋部材保持部99を有する。
ヒータ具31は、図10に示すように、矩形状のヒータユニット91と、ヒータユニット91の両側に延出して設けられたアーム部37を備えている。なおアーム部37の基本的な形状は芯出し具27に設けられたものと同じなので同一の符号を付してある。ただ、アーム部37には、貫通孔43に代えてヒータ具31をガイド支柱33に側方から取付可能にする切欠き部93を有している。
ヒータユニット91は、図10に示すように、上面側には蓋部材90が挿入されて蓋部材90の外周面を加熱する円形凹陥部95が設けられており、図示はしていないが、下面側には立上り管部7に挿入されて立上り管部7の内周面を加熱する筒形凸部が設けられている。ヒータユニット91には図示しない電線が接続され、通電されることで加熱される。
蓋部材90及び立上り管部7の内周面の溶融方法を説明する。まず、ヒータ具31をガイド支柱33に側方から取り付け、前記筒形凸部を立上り管部7に挿入する。
次に、蓋部材保持具101に蓋部材90を取り付け、蓋部材保持具101の棒部97を芯出し具27で保持し、さらに、この状態の芯出し具27の貫通孔43にガイド支柱33を通して、芯出し具27をガイド支柱33に沿って下降させて蓋部材90をヒータ具31の円形凹陥部95に挿入する。
この状態で、ヒータ具31に通電して、立上り管部7の内周面及び蓋部材90の外周面を加熱して溶融させる(図11参照)。
次に、図12に示すように、溶融させた立上り管部7の内周面に蓋部材90を融着する。
融着する際は、芯出し具27を上方に持ち上げて蓋部材90を円形凹陥部95から出し、素早くヒータ具31をガイド支柱33から取り外す。次に、芯出し具27をガイド支柱33に沿って下降させて、蓋部材90を立上り管部7の上部に挿入する。この状態で、蓋部材90が立上り管部7に融着する(図12参照)。
その後は、芯出し具27を取り外し(図13参照)、本体部25を取り外して完了となる。
以上のように、蓋部材融着工程は、ガイド支柱33を基準として行われ正確性が要求されるが、本発明の配管分岐部材1の撤去方法を用いれば、芯出しを容易にかつ正確に行うことができ、それ故、ガイド支柱33を正確に位置決めすることができ、蓋部材融着工程を正確に行うことができる。
また、仮固定を行う必要がないためゴムバンド等は不要となる。
上記の説明は、立上り管部7が縦向きに伸びる場合の撤去方法であったが、横向きに伸びる場合であっても、棒部65は先端部63およびぶれ止め部69によってしっかり支えられているため、棒部65が本体部25の重さで撓んで芯出しがずれることもない。
なお、上記実施の形態の仮栓挿入具61はぶれ止め部69を有していたが、先端部63を立上り管部7の長さ程のものにすれば、ぶれ止め部69を有さなくともよい。この場合、先端部63全体で棒部65を支えることができるため、棒部65の撓みを防止できる。
1 配管分岐部材
3 導管
5 サドル部
7 立上り管部
9 分岐管部
11 仮栓
13 のこぎり
21 撤去装置
23 チェーン
25 本体部
27 芯出し具
29 切削具
31 ヒータ具
33 ガイド支柱
35 矩形板部
37 アーム部
39 挿入孔
41 クランプレバー
43 貫通孔
45 芯出し部
61 仮栓挿入具
63 先端部
65 棒部
67 仮栓保持部
69 ぶれ止め部
71 溝部
73 ノーブローガスバック
81 切削ハウジング
83 ラチェット軸
85 ラチェット
90 蓋部材
91 ヒータユニット
93 切欠き部
95 円形凹陥部
97 棒部
99 蓋部材保持部
101 蓋部材保持具

Claims (3)

  1. 導管に固定されたサドル部から立ち上がる立上り管部と該立上り管部から分岐して設けられた分岐管部とを備えてなる樹脂製の配管分岐部材を撤去するに際して、ガイド支柱を備えると共に前記導管に着脱自在に装着される本体部を有する配管分岐部材撤去装置を用いて行う配管分岐部材の撤去方法であって、
    円盤状の仮栓を仮栓挿入具を用いて前記立上り管部内に挿入する仮栓挿入工程と、前記立上り管に対して所定位置に位置決めして前記本体部を前記導管に装着する本体部装着工程と、前記立上り管部を前記サドル部近傍にて除去する立上り管部除去工程と、位置決めされた前記本体部の前記ガイド支柱をガイド部材として利用して前記立上り管部の内周面を切削し、溶融し、溶融された立上り管部に蓋部材を融着する蓋部材融着工程を有し、
    前記仮栓挿入具は、前記立上り管部の内面に設けられたネジに螺合するネジ部が形成された先端部と該先端部に立設された棒部とを備えてなり、
    前記本体部装着工程は、前記仮栓挿入工程で前記立上り管部にねじ込まれた前記仮栓挿入具の前記棒部を基準にして前記本体部の装着位置の位置決めをすることを特徴とする配管分岐部材の撤去方法。
  2. 前記棒部は、前記立上り管部に挿入可能に形成された円柱状のぶれ止め部を備えてなり、前記仮栓挿入工程において前記仮栓を挿入した状態で前記ぶれ止め部を前記立上り管部の上端部に挿入するようにしたことを特徴とする請求項1記載の配管分岐部材の撤去方法。
  3. 前記本体部は、前記立上り管部を挟んで両側に立設されるガイド支柱を有し、
    前記本体部装着工程は、前記仮栓挿入具の前記棒部に挿入される挿入孔が形成された矩形板部と、矩形板部の両側に延出して設けられると共に前記ガイド支柱が挿入可能な貫通孔が形成されたアーム部を有する芯出し具を用いて行うこととし、
    前記挿入孔に前記棒部を挿入すると共に前記貫通孔に前記ガイド支柱を挿入することによって前記本体部の位置調整を行うようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の配管分岐部材の撤去方法。
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