JP3183616U - 融着継手の接合用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】合成樹脂管の切断が適切であるか簡便に判断でき、マーキング作業が簡便にできる融着継手の接合用治具を提供する。
【解決手段】合成樹脂管1を融着継手と接合する際に用いる治具10であって、筒体の一端には内挿した合成樹脂管1が当接する当接部16aが設けられ、筒体の外周には長手方向に長い複数の窓12が形成されている。この窓12の長手方向の先端部13は当接部16aの位置と一致しており、長さは融着継手の差し込み長さの寸法としている。また、当接部16aから合成樹脂管1の先端面の傾きが許容される位置の外周面に許容罫線17が引かれている。また、筒体の他端側の筒端15は窓12の後端部から一定の距離とし合成樹脂管1の差込み寸法の確認用のマーキングを引くためのものとしている。
【選択図】図2

Description

本考案は、ポリエチレン等の合成樹脂管を融着継手と接合する際に用いる治具に関するものである。
従来、ガス管や水道管には、鋳鉄管や鋼管等が使用されていたが、近年は腐食せず地震等の地盤変動に強い軽量な合成樹脂管が使用されるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
この合成樹脂管は、通常ポリエチレンが使用されており、配管には電熱線を内周面に埋め込んだ融着継手が使用されている。融着継手には、ソケットやエルボ、チーズなど種々のものがあるが、例えば、図5に示すように、ソケット2の場合は、円筒状の内周面に電熱線2aが埋設され、外周の両端部にターミナルピン2bが付設されている。そして、その近傍にインジケータ2cが設けられている。
合成樹脂管1と接合する場合は、コントローラ3のコネクタをターミナルピン2bへ接続し、通電して電熱線2aを発熱させることにより、融着継手2の内周面および挿入されている合成樹脂管1の外周面の樹脂が溶融して膨張する。これにより、面圧が発生して合成樹脂管1と融着継手2とが融着される。
インジケータ2cは、正常な融着が行われたことを確認するためのもので、面圧が発生すると隆起する。
この合成樹脂管と融着継手との接合作業は、融着不良を防ぐため、作業の指針が示されており、作業者は、合成樹脂管を傾きのないように切断するとともに、融着面を清掃している。また、正常な融着が行われたことの確認と融着継手への合成樹脂管の差し込み長さが適切かの確認が行われている。
この作業は、一般的には次のように行われている。
まず、合成樹脂管の切断は、専用のパイプカッターを使用し、5mm以上斜め切りされたものは使用しないこととしている。これの確認は、図4に示すように、曲尺5の一辺を合成樹脂管の上端面に沿わせ、合成樹脂管の切り口の面に垂直側を位置させて、判断している。
融着面の清掃は、合成樹脂管の端部から融着継手への差し込み長さの位置に円周方向に油性ペンで挿入標線を記入し、挿入標線から管端に向かって油性ペンでマーキングをし、専用切削工具で、これが残らないように表皮を除去している。さらに、除去面をアセトンやエタノールなどの清掃剤を浸み込ませたペーパータオルで拭き取っている。
そして、融着後に合成樹脂管の差し込み長さが適正であるか否かを判断するため、融着継手に該合成樹脂管をストッパーに当たるまで挿入して、継手端部に沿って油性ペンで合成樹脂管の円周方向に挿入標線を再度マーキングしている。
融着作業は、固定クランプで合成樹脂管と融着継手を所定の位置で固定し、電源をONにして、所定の溶融時間通電することによって行われている。正常な融着がなされるとインジケータが継手表面より隆起してくるので、これを確認する。
特開平04−203585公報
上記説明したように、合成樹脂管を融着継手と接合する作業においては、合成樹脂管を傾きのないように切断し、融着面を十分に清掃することが求められている。
しかしながら、これらの作業は、工場内ではなく現地で行われるので、正確に行うことが難しく、多くの時間を費やし、また、作業者の個人差がでることが免れない。特に、融着面のマーキングや合成樹脂管が所定量融着継手へ挿入されているか確認のためのマーキングは、合成樹脂管の曲面に行うので、正確に行うことは難しいという問題がある。
本考案は、上記の問題点を解消するために開発されたもので、合成樹脂管の切断が適切であるか簡便に判断でき、マーキング作業が簡便にできる融着継手の接合用治具を提供する。
上記の課題を解決するため本考案の融着継手の接合用治具は、次の手段を採った。すなわち、合成樹脂管を電熱線が埋設された融着継手と接合する際に用いられる治具であって、合成樹脂管が挿入可能な筒体の一端に合成樹脂管が当接する当接部が設けられ、筒体の外周には合成樹脂管の融着継手への差し込み長さの寸法の窓が先端部を該当接部と一致させて複数個形成されており、さらに、該当接部から合成樹脂管の先端面の傾きが許容される位置の外周面に許容罫線が引かれたことを特徴としている。
この接合用治具は、合成樹脂管の先端部が許容値以内の斜め切りであることを簡便に確認でき、合成樹脂管の融着面の範囲にマーキングを簡便に行うことができるようにしたものである。
当接部は、挿入された合成樹脂管の先端が当接するもので、例えば、筒体の一端側を塞ぐ板状のものでもよいし、合成樹脂管の内径より小さめのリブを筒体の一端に形成させたものでもよい。
筒体の外周に設ける窓は、筒体の長手方向(軸線方向)に、融着継手への差し込み長さの寸法のものを複数個設ける。そして、先端部(当接部側)は、当接部の位置と合致させている。
筒体外周面に引かれた許容罫線は、合成樹脂管の切断が斜め切りされているか確認するためのもので、例えば、当接部から5mmの値とすればよい。なお、罫線を引かずに、筒体の先端部から許容罫線の位置までの範囲を着色してもよい。
筒体の径は、合成樹脂管が挿入できるサイズであり、合成樹脂管の径毎に作ると良い。なお、合成樹脂管の斜め切りの確認やマーキングでは、合成樹脂管を接合用治具に固定すると作業がしやすいので、請求項3に記載のように、筒体の他端側寄りに筒体を貫通する押しネジを設けるのが望ましい。
また、筒体の長さ(長手方向の寸法)は、とくに限定しないが、請求項2に記載のように、筒端は該窓の後端部から一定値(例えば20mm)とし、合成樹脂管の差込み寸法の確認用のマーキングを引くためのものとするのが望ましい。
上記のように、本考案の融着継手の接合用治具は、合成樹脂管が挿入可能な筒体の一端に合成樹脂管が当接する当接部が設けられ、筒体の外周には合成樹脂管の融着継手への差し込み長さの寸法の窓が先端部を該当接部と一致させて複数個形成されており、さらに、該当接部から合成樹脂管の先端面の傾きが許容される位置の外周面に許容罫線が引かれているので、曲尺や管に巻きつけるマーキングのための補助具を必要とせず、本治具のみで作業が可能となり、熟練者でなくても簡便にでき、また、個人差が出にくいという実用上の効果がある。
また、請求項2に記載のように、筒体の他端側の筒端は該窓の後端部から一定値とし、合成樹脂管の差込み寸法の確認用のマーキングを引くためのものとすれば、融着面の清掃の後に行うマーキングが不要となり、作業が簡素化される。
また、請求項3に記載のように、筒体の他端側寄りに筒体を貫通する押しネジを設ければ、挿入した合成樹脂管を簡便に固定することができる。
本考案の融着継手の接合用治具の実施の形態を示す全体斜視図である。 同、本治具の使用状態を示す正面図である。 同、本治具によってマーキングされた合成樹脂管の正面図である。 従来の合成樹脂管切断面の検査状態を示す正面図である。 融着継手による接合の状態を示す正面図である。
以下、本考案の融着継手の接合用治具の実施の形態を、図1ないし図3に基づいて説明する。
図1は、融着継手の接合用治具の全体を示す斜視図であり、図2は使用状態を示す正面図である。
接合用治具10は、一端側が当板16で塞がれた円筒状の筒体11であり、筒体11の外周に長手方向に矩形の複数の窓12が形成されている。なお、筒体11の他端側(筒端15)は開放されている。
筒体11は、挿入される合成樹脂管に合わせた内径寸法にしてあり、各合成樹脂管のサイズ毎に作られている。
当板16の内側面は、合成樹脂管1を挿入したときにその先端面が当接する当接部16aとなっている。
窓12は、筒体11の外周に等間隔に複数個形成されており、先端部13(長手方向の当板16側)は、当接部16aと一致した位置としており、窓12の長さ(先端部13から後端部14までの距離)は、合成樹脂管1が融着継手2に挿入される差し込み長さの寸法と同じにしている。なお、窓12の幅寸法は任意である。
また、筒体11の他端側である筒端15は、窓12の後端部14から一定の値、ここでは20mmとしている。
また、筒体11の一端側の外周には当接部16aから所定の距離(ここでは5mm)に許容罫線17が引かれている。さらに、筒体11の筒端15の近傍には貫通した雌ねじが形成され、押しボルト19が設けられている。
次に、上記のように構成された接合用治具10の使い方について、図2に基いて説明する。
まず、専用のパイプカッターで切断された合成樹脂管1をその先端が当接するまで筒体11へ挿入する。そして、押しボルト19をねじ込んで合成樹脂管1を押し付け、合成樹脂管1を固定する。
継いで、接合用治具10を回転させながら、合成樹脂管1の先端部を観察し、許容罫線17以内にあること、すなわち、5mm以上の斜め切りにはなっていないことを確認する。これが満たされていない場合は、再度切断し直す。
切断が正常であることを確認したときは、窓12の縁を油性ペンでなぞるマーキングMを行う。なお、この作業は、すべての窓12について行う。次に、合成樹脂管1の管端15の位置に円周上にマーキングNを行う。
マーキング作業が終了したら、押しボルト19を緩めて接合用治具10を外す。
そのときの合成樹脂管1には、図3に示すように、マーキングMとマーキングNが所定の位置に施された状態となる。
次に、このマーキングされた合成樹脂管1を専用の切削工具でマーキングM部を切削して除去し、清掃剤を浸みこませたペーパータオルで、融着面をきれいに拭き取る。
その後、クランプで融着継手2と合成樹脂管1を固定し、融着作業を行うが、マーキングNが融着継手2の端部から20mmの位置にあれば、合成樹脂管1が適正に挿入されていることが確認できる。
1 合成樹脂管
1a、管端
2 融着継手(ソケット)
2a 電熱線
2b ターミナルピン
2c インジケータ
3 コントローラ
5 曲尺
10 接合用治具
11 筒体
12 窓
13 先端部
14 後端部
15 筒端
16 当板
16a 当接部
17 許容罫線
19 押しボルト
M,N マーキング

Claims (3)

  1. 合成樹脂管を電熱線が埋設された融着継手と接合する際に用いられる治具であって、合成樹脂管が挿入可能な筒体の一端に合成樹脂管が当接する当接部が設けられ、筒体の外周には合成樹脂管の融着継手への差し込み長さの寸法の窓が先端部を該当接部と一致させて複数個形成されており、さらに、該当接部から合成樹脂管の先端面の傾きが許容される位置の外周面に許容罫線が引かれたことを特徴とする融着継手の接合用治具。
  2. 前記筒体の他端側の筒端は該窓の後端部から一定値とし、合成樹脂管の差込み寸法の確認用のマーキングを引くためのものとしたことを特徴とする請求項1記載の融着継手の接合用治具。
  3. 前記筒体の他端側寄りには、挿入した合成樹脂管を固定するため、筒体を貫通する押しネジを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の融着継手の接合用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110726401A (zh) * 2018-07-17 2020-01-24 米亚索乐装备集成(福建)有限公司 定位线绘制方法

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