JP5801841B2 - プレス機械及びプレス機械のスライド制御方法 - Google Patents
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Description
<プレス機械の構造>
図1は本発明が適用されるプレス機械の実施形態を示す構成図である。
プレス機械10に使用される油圧回路9は、主としてアキュムレータ1と、油圧ポンプ/モータ2と、油圧ポンプ/モータ2の回転軸に接続されたサーボモータ3と、パイロット操作チェック弁4と、電磁弁5と、リリーフ弁6とから構成されている。
2以下程度の低圧状態(略一定低圧)の作動油を蓄積し、タンクの役割を果たす。
図2は、図1に示したプレス機械10のサブスライドを制御するサブスライド制御器の実施形態を示すブロック図である。
図3は、上型(ダイ)31a,下型(パンチ)31bにより材料を成形(絞り加工)する様子を示す図であり、図3(a)は絞り加工中の状態を示し、図3(b)は絞り加工された中空カップ状の製品30を示している。尚、図3(b)上で、30aはフランジ部、30bは円筒部、30cは底部である。
プレス・スライド(メインスライド): 5spm(ストローク数/分)
振動付与位置(mm): 下死点上50〜5.5
ダイクッション:
ダイクッションストローク: 下死点上78mmから
[変圧設定] 下死点上スライド位置(mm):78〜35, 35〜20, 20 〜5
ダイクッション荷重(kN) : 160, 160〜50, 50〜40
[材料] 材質 :SUS304
厚さ : 1mm
直径 :300mm
[金型] 絞り径:150mm
絞り率:50%
<実験波形・概要>
以下、運転動条件(1)、(2)毎に行った絞り加工の実験結果を示す。
クランク軸21を一定角速度で回転させてメインスライド24を通常動作させ、サーボダイクッションを効果的に使用して(ダイクッション力を、効果的に変圧させて)、成形した場合
[運転条件(2)]
運転条件(1)にプラスして、サブスライド26をメインスライド24に対して、振動数20Hz、振動幅(全振幅)0.2mmで振動させた場合
図4(a)〜(c)は、それぞれ運転条件(1)でプレス機械10を運転した場合の絞り加工過程におけるサブスライド位置、プレス荷重及びサブスライド相対位置を示す波形図であり、図5(a)〜(c)は、それぞれ運転条件(2)でプレス機械10を運転した場合の絞り加工過程におけるサブスライド位置、プレス荷重及びサブスライド相対位置を示す波形図である。
前述した運転条件(1)にプラスして、サブスライド26をメインスライド24に対して、振動数3Hz、振動幅(全振幅)4.1mmで振動させた場合
[運転条件(4)]
運転条件(1)にプラスして、サブスライド26をメインスライド24に対して、振動数5Hz、振動幅(全振幅)2.0mmで振動させた場合
[運転条件(5)]
運転条件(1)にプラスして、サブスライド26をメインスライド24に対して、振動数5Hz、振動幅(全振幅)2.5mmで振動させた場合
運転条件(3)〜(5)は、前述した運転条件(2)に比べて、サブスライド26の振動数が低く、振動幅が大きくなる特殊な条件となっている。
図10は、図2に示した相対位置指令器51の他の実施形態を示すブロック図である。
前述した運転条件(1)〜(4)におけるサブスライド26の振動条件(周波数及び振動幅)は、振動期間中、固定されているが、これに限らず、例えば、メインスライド24の位置に応じて周波数及び振動幅のうちの少なくとも一方を可変にしてもよい。
本発明は、クランクプレスに限らず、他の機械式プレス、油圧式プレス等のプレス機械にも適用できる。また、メインスライドとサブスライドとにより構成されたシリンダ−ピストン機構の作動液として油を使用した場合について説明したが、これに限らず、水やその他の液体を使用してもよい。更に、本発明は複数のコンロッドにより1つのメインスライドを駆動するプレス機械等にも適用できる。
Claims (10)
- 直進方向に往復移動可能に配設されたメインスライドと、
前記メインスライドを往復駆動させるメインスライド駆動手段と、
金型が装着されるサブスライドであって、前記メインスライドと同方向に往復移動可能に配設され、かつ前記メインスライドに加わる加圧力が液圧を介して伝達されるサブスライドと、
前記メインスライドに対して前記サブスライドを相対的に往復駆動させるサブスライド駆動手段であって、前記液圧の圧力を変化させることにより前記サブスライドを前記メインスライドと同方向に往復駆動させるサブスライド駆動手段と、
前記サブスライドが振動するように前記サブスライド駆動手段を制御する加振制御手段と、を備え、
前記メインスライド駆動手段は、プレス機械のコンロッドを介して前記メインスライドを、少なくとも成形期間連続的に移動させ、
前記加振制御手段は、材料の成形中に前記サブスライドの速度の方向が反転しないように前記サブスライド駆動手段を制御するプレス機械。 - 前記加振制御手段は、前記サブスライドの振動の周波数が0.8Hz以上11.6Hz以下となり、かつ前記サブスライドの振動幅が0.04mm以上、前記サブスライドの成形中の速度の方向を反転させない値以下となるように前記サブスライド駆動手段を制御する請求項1に記載のプレス機械。
- 前記加振制御手段は、前記メインスライドに対する前記サブスライドの相対的な位置を示す相対位置指令信号を出力する相対位置指令手段と、前記メインスライドに対する前記サブスライドの相対的な位置を検出し、検出した相対的な位置を示す相対位置検出信号を出力する相対位置検出手段とを備え、前記相対位置指令手段から出力された相対位置指令信号と前記相対位置検出手段から出力される相対位置検出信号とに基づいて前記サブスライド駆動手段を制御する請求項1又は2に記載のプレス機械。
- 前記メインスライドを基準にした前記サブスライドの位置を示す位置指令信号を出力する位置指令器と、前記サブスライドの振動の周波数及び振動幅を示す振動指令信号を出力する振動指令器と、を備え、
前記相対位置指令手段は、前記位置指令器から出力される位置指令信号に、前記振動指令器から出力される振動指令信号を加算して前記相対位置指令信号を出力する請求項3に記載のプレス機械。 - 前記メインスライドと前記サブスライドとはシリンダ−ピストン機構を構成し、前記メインスライドは、前記シリンダ−ピストン機構のシリンダ及びピストンのうちの一方であり、前記サブスライドは、前記シリンダ−ピストン機構のシリンダ及びピストンのうちの他方である請求項1から4のいずれか1項に記載のプレス機械。
- 前記サブスライド駆動手段は、サーボモータと、該サーボモータにより駆動され、前記シリンダ−ピストン機構の液圧室に圧液を供給する液圧ポンプ/モータとを有する請求項5に記載のプレス機械。
- 前記加振制御手段は、前記サブスライドの振動の周波数及び振動幅のうちの少なくとも一方を、材料の成形中に変更すべく前記サブスライド駆動手段を制御する請求項1から6のいずれか1項に記載のプレス機械。
- 直進方向に往復移動可能に配設されたメインスライドと、金型が装着されるサブスライドであって、前記メインスライドと同方向に往復移動可能に配設されたサブスライドとを有するプレス機械において、
前記メインスライドを直進方向に駆動するとともに、該メインスライドの駆動に連動して前記サブスライドを直進方向に駆動し、少なくとも材料の成形中に前記メインスライドの駆動に連動して加圧される液圧を介して前記サブスライドに加圧力を伝達する工程と、
少なくとも材料の成形中に前記液圧の圧力を周期的に変化させ、前記サブスライドを振動させる工程と、を含み、
プレス機械のコンロッドを介して前記メインスライドを、少なくとも成形期間連続的に移動させ、
前記サブスライドの振動は、材料の成形中に前記サブスライドの速度の方向が反転しないように、当該振動の振動幅及び周波数が設定されるプレス機械のスライド制御方法。 - 前記サブスライドの振動は、前記サブスライドの振動の周波数が0.8Hz以上11.6Hz以下となり、かつ前記サブスライドの振動幅が0.04mm以上、前記サブスライドの成形中の速度の方向を反転させない値以下となるように設定される請求項8に記載のプレス機械のスライド制御方法。
- 前記サブスライドの振動は、前記振動の周波数及び振動幅のうちの少なくとも一方が、材料の成形中に変更される請求項8又は9に記載のプレス機械のスライド制御方法。
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