JP5801838B2 - 乗車徒列案内表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば停留所等において、乗客が徒列を作って乗車を待つための案内となる足元に点灯表示する乗車徒列案内表示装置に関するものである。
バスターミナル等の停留所において、乗車待ちの乗客は乗車時の混乱を避けるために自然と整列して徒列を作る。1個所の停留所で複数の行先方面に発着するバスが多い場合には、先発するバスを待つ乗客の徒列と次発のバスを待つ乗客の徒列とが並行することがある。更に、頻繁に出発を繰り返す停留所においては、3列目の徒列や4列目の徒列も発生する。
このような場合に、乗車待ちの混雑状況に合わせて係員がテープやパーテーションなどの機材を利用して、徒列を整理することもある。
特許文献1には、車輌を待つ乗客が並ぶ徒列の形態を決定し、決定した徒列の形態を、停留所に埋設した点灯手段により点灯して案内する乗客案内システムが開示されている。特許文献2にはLED表示器を備え、停留所に埋設したタイルが開示されている。
特開2005−271765号公報 特開2010−254046号公報
上述のように、複数の行先方面別のバスが発着する1つの停留所等の乗降場所に、乗車待ちのための複数の徒列が生じた場合に、後から来た乗客は、自分が乗車するバスが分っていたとしても、どの徒列に並び、かつ何処が徒列の最後尾なのか分かり難いという問題がある。
また、先発便の徒列の乗客が増加した場合に、最後尾の乗客がU字状に折り返して並び始めると、折り返した徒列の乗客と、隣りに並んでいる次発の徒列の乗客とが混在してしまったり、先発便の徒列の乗客が並ぶスペースが無くなってしまうことがある。また、2つの徒列が離れ過ぎて並ぶと、更に次の徒列のスペースがなくなってしまったりする。また、係員が徒列の整理を行っている場合には、係員の業務負荷が課題となる。
更には、乗客は何時から並べばよいかが分からず、必要以上に早い時間から並び始めるなどの乗り場の混乱を招くこともある。
特許文献1には、乗客が並ぶ領域を可変表示することが開示されているが、先発便の車輌に対する乗客の並ぶ領域に対応できても、次発便の車輌に対しての徒列については対応することができない。また、引用文献2は列車の接近を表示するものであり、複数の徒列については記載されていない。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、同一の乗降場所で発着するバス等の車輌の行先が複数方面であったとしても、乗車待ちの乗客を発光タイルにより指示された誘導ラインに従って整列させることにより混乱することなく、少ないスペース内に誘導することができる乗車徒列案内表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1記載の乗車徒列案内表示装置は、発光体を有した複数個の発光タイルを隣接して埋設し、前記発光体の発光色を可変して乗客を誘導する誘導ラインを備え、単数の又は複数の前記誘導ラインにより発光エリアを構成し、該発光エリアごとに異なる発光色で点灯するようにした乗車徒列案内表示装置であって、車輌の出発情報を表示する情報表示部を設け、該情報表示部には複数の車輌の出発情報及び該出発情報に対応する表示色のマークを表示し、該マークの表示色は前記発光エリアの発光色と同一になるようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の乗車徒列案内表示装置は、前記発光タイルは発光色が異なる複数の発光体を発光色ごとに列にして配置したことを特徴とする。
請求項3記載の乗車徒列案内表示装置は、前記発光タイルは発光体を1列にして配置し、前記発光体は複数の発光色を発光可能であることを特徴とする。
請求項4記載の乗車徒列案内表示装置は、前記誘導ラインは前記発光タイルごとに前記発光体の所定の発光色で点滅可能としたことを特徴とする。
請求項5記載の乗車徒列案内表示装置は、前記誘導ラインは主誘導ラインと副誘導ラインから成り、前記主誘導ラインは平行に複数列設け、副誘導ラインは前記主誘導ラインの端部同士を接続するように設けたことを特徴とする。
請求項6記載の乗車徒列案内表示装置は、前記発光エリアは主誘導ライン、又は主誘導ラインと副誘導ラインとから構成したことを特徴とする。
請求項7記載の乗車徒列案内表示装置は、前記発光体は前記主誘導ライン、副誘導ラインごとに所定の発光色で点灯、消灯及び点滅を行うことを特徴とする。
請求項記載の乗車徒列案内表示装置は、前記マークの表示色は車輌の先発便と次発便とで異なる色で表示することを特徴とする。
本発明に係る乗車徒列案内表示装置によれば、予め車輌に対する乗客の予約情報や時刻表に基づいて、同じ乗降場所から発車する複数の車輌に対する乗客の乗車待ちの徒列を発光タイルの色指示による誘導ラインによって、整列させることができる。また、少ないスペース内で自在に誘導ラインを設定することができ、出発車輌ごとに徒列を整理する係員も不要となる。
また、停留所の地面又は床面に表示された出発車輌ごとに対応した誘導ラインの発光色に従って、乗客は乗るべき車輌に対する誘導ラインを把握でき、自分が並ぶべき徒列が分からなくなることはない。
更には、乗車待ちの人数が増加した場合は、誘導ラインの長さの変更を行うことにより、乗客が並ぶスペースがなくなることがなく、乗客を乗車待ちの人数に適応した徒列に誘導することができる。
乗車徒列案内表示装置の説明図である。 乗車徒列案内表示装置のブロック回路図である。 発光タイルの説明図である。 変形例の乗車徒列案内表示装置のブロック回路図である。 実施例1の誘導ラインの説明図である。 表示画面の説明図である。 実施例1の誘導ラインの発光例の説明図である。 実施例1の誘導ラインの発光例の説明図である。 実施例1の誘導ラインの発光例の説明図である。 実施例1の誘導ラインの発光例の説明図である。 実施例2の誘導ラインの説明図である。 実施例2の誘導ラインの発光例の説明図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1の乗車徒列案内表示装置の説明図である。バス停留場には、乗客が待つ場所に多数の発光タイル10を直線状に並べて成り、乗客を誘導する複数列の誘導ライン20と、バスBの発車情報や誘導ライン20についての情報を乗客に表示する標柱30とが設けられている。
誘導ライン20は例えば30cm×30cmの略正方形でセラミック、コンクリート、合成樹脂等から成る多数の発光タイル10を隣接させて地面又は床面に埋設することにより形成されている。誘導ライン20は複数列の平行な主誘導ライン21と、この主誘導ライン21の端部同士を連結する副誘導ライン22とから成っている。
図1における誘導ライン20は、乗客が乗車するバスBと平行に配列された5列の主誘導ライン21と、これらの主誘導ライン21の端部同士を接続する4列の副誘導ライン22とから構成されている。主誘導ライン21同士の間隔は、乗客がそれぞれの主誘導ライン21に並ぶに足る間隔の例えば60cmとされている。
副誘導ライン22は乗客がバスBの乗車扉付近を先頭に「コ」字状、又は「己」字状に徒列を作ることを考えて、バスBの乗車扉付近の地面に先頭の発光タイル10を埋設した縦方向の主誘導ライン21の末端同士の間を交互に副誘導ライン22により横方向に連結するようにされている。つまり、奇数列目と偶数列目の主誘導ライン21の末端同士が副誘導ライン22により連結され、偶数列目、奇数列目の主誘導ライン21の先端同士が副誘導ライン22により連結されている。
なおバス停留所においては、徒列はバスBの長手方向と平行な場合が多いが、電車のホームなどの徒列は、電車の長手方向に対して直交又は斜め方向となることが多いので、その場合の主誘導ライン21はその方向に合わせることが好適である。
図2は乗車徒列案内表示装置のブロック回路図であり、発光タイル10は発光表示を行う発光部11を備え、この発光部11は図3に示すように3色の列から成る発光体12から構成される。図2はこれらの3色の列の内、1色の列の発光体12に対してのブロック回路を示しており、他の2色の発光体12についても同様なブロック回路が存在する。
標柱30はバスBの複数の出発便について、出発時刻、行先、経由地等の出発情報S及びこれらの出発情報Sに対応する誘導ライン20の発光色を表示する情報表示部31と、この情報表示部31の表示制御を行うと共に、各発光タイル10の発光部11に対して電力供給制御を行う制御指令部32とから成っている。
標柱30の制御指令部32と各発光タイル10の発光部11とは、電源線40により接続されており、制御指令部32からの電力供給のオンオフを制御することで発光部11の発光体12に対して点灯、消灯を行う。情報表示部31、制御指令部32に対しては、外部から電源が供給されている。発光部11は電源線40をカスケード接続しているので、複数の発光部11は同時に点灯、消灯を行う。例えば、主誘導ライン21、副誘導ライン22ごとにカスケード接続することで、主誘導ライン21、副誘導ライン22ごとの発光部11に対して同時に点灯、消灯及び点滅を行うことができる。
また、バス管理センタRに設置したセンタ装置から電源線40を介して各発光タイル10の発光部11へ電力供給のオンオフを制御するようにしてもよいし、センタ装置と制御指令部32の間を無線通信により、情報表示部31に対する表示指令情報及び電源線40への電力供給のオンオフ制御指令情報等の送受信を行うようにしてもよい。
図4は変形例の乗車徒列案内表示装置のブロック回路図であり、発光タイル10は発光表示を行う発光部11と、発光部11に対する発光制御を行う発光制御部13とから構成されている。
標柱30の制御指令部32と各発光タイル10の発光制御部13とは、信号線50により接続されており、制御指令部32からの発光指令情報は信号線50を介して各発光制御部13に送信される。また、発光部11、発光制御部13、情報表示部31、制御指令部32に対して電源線40により電源が供給されている。図2、図4では1本の電源線40で説明したが、例えば標柱30用と複数の発光タイル10用とを分けて複数の電源線40により電源を供給するようにしてもよい。
また、センタ装置から信号線50を介して制御指令部32及び各発光制御部13に接続することもできる。この場合には、センタ装置が制御指令部32及び各発光制御部13に対して表示指令及び発光指令を行うようにする。センタ装置と制御指令部32の間を無線通信により、情報表示部31に対する表示指令情報や発光制御部13に対する発光指令情報の送受信を行うようにして、制御指令部32が受信した指令情報に基づいて情報表示部31と各発光タイル10の表示、発光制御を行うこともできる。
発光タイル10において、発光部11として図3に示すように正方形のタイルの表面を横切るように、例えば各6個のLED等の発光体12から成る3列の発光体列14r、14b、14yが平行に配置されている。各発光体列14r、14b、14yはそれぞれ長方形の合成樹脂等から成るユニット体15中にモールドされ、ユニット体15はそれぞれ発光タイル10の溝16内に嵌合されている。溝16内にユニット体15を嵌合すると、ユニット体15上面は発光タイル10の表面と同じ平面を形成し、ユニット体15の下方は溝16との間に間隙17が形成されている。
発光体12はユニット体15内において個々の開口部内に内蔵され、開口部の上部は合成樹脂等から成る乳白色又は有色の透光部材である蓋体により、発光タイル10の表面と面一に閉塞され、雨水等が浸入しないようにされ、また乗客が踏んでも破損しない強度を有している。
ユニット体15からは、電源線40、信号線50が引き出され、接続コネクタ18を介して隣接する発光タイル10の電源線40、信号線50とカスケード接続され、電源線40、信号線50、接続コネクタ18は発光タイル10内の間隙17に収納されている。なお、図2のブロック回路図の発光タイル10においては、信号線50は不要である。
各発光体列14r、14b、14y、つまりユニット体15ごとの発光体12は、それぞれ赤、青、黄を発光するようにされているが、蓋体の透光部材を赤、青、黄の有色とすることで、発光体12に白色LEDや電球形蛍光灯を用いてもよい。また、発光タイル10における発光体列14r、14b、14yの色は、例えば、橙色や緑色等の所望により適宜に変更してもよい。
発光タイル10には、中央に1列の発光体列14のみを設け、個々の開口部内に赤、青、黄を発光するLED素子を纏めたものを配置することもできる。これにより、発光色を任意の赤、青、黄とすることができ、必要に応じて混合色を発光することも可能である。このような発光タイル10には、LED素子の発光色を制御するための発光制御部13を備えることが必須となる。
図4のブロック回路図における発光タイル10には、発光体列14r、14b、14yごとにICチップ等から成る発光制御部13が内蔵されている。発光制御部13は制御指令部32から信号線50を介して送信された指令情報に基づいて、例えばアドレス指令により発光体列14r、14b、14yへ点灯、消灯の制御を行う。発光制御部13は各発光タイル10ごとの発光体列14r、14b、14yに対し単独で連続点灯、点滅点灯の発光処理、発光体列14r、14b、14yの同時点灯等の表示を行うことができる。
図5は誘導ライン20を上方から見た状態の説明図であり、各発光タイル10においては、図示の便宜上、発光体12の個々の表示を省略し、発光体列14r、14b、14yを線状に画いている。図5においては、5列の主誘導ライン21a〜21eが配列され、これらの主誘導ライン21a〜21eの端部同士を連結する4列の副誘導ライン22a〜22dが設けられている。これらの主誘導ライン21、副誘導ラインを構成するタイル10の数及び主誘導ライン21、副誘導ライン22の列数は所望により適宜に変更することができる。
誘導ライン20における発光タイル10の向きは全て同方向とすることもできるが、図5の例においては、配線の都合上、主誘導ライン21a、21c、21eは同方向とされ、これらの方向に対し主誘導ライン21b、21dは図面において上下に反対方向を向いている。また、副誘導ライン22についても、発光タイル10は適宜に向きを変えることができる。
主誘導ライン21と副誘導ライン22の端部同士の連結には、例えば角部に角部専用の発光タイル10’が使用されている。発光タイル10’においては、発光体列14r、14b、14yの方向は直角方向に折り曲げられ、角部の内側に位置する発光体列14の発光体12の数は少なくされている。発光タイル10’の発光体列14r、14b、14yの端部に接続コネクタ18を配置して、接続用の電源線40同士、信号線50同士を接続することで、連続した1本の電源線40、信号線50として布設することができる。
また、専用の発光タイル10’を用いずに、主誘導ライン21、副誘導ライン22で使用する図3に示す発光タイル10により、主誘導ライン21と副誘導ライン22の端部同士を連結するようにしてもよい。この場合に、角部の発光タイル10の発光体列14r、14b、14yには点灯不要な発光体12が生ずるので、この不要部分は表面からマスク等で光が漏れないように遮蔽することが望ましい。或いは、点灯が不要な発光体12については電源線40を接続しないようにしておいてもよい。
各主誘導ライン21、各副誘導ライン22においては、発光体列14r、14b、14yの何れかを選択して全ての発光タイル10の発光部11を同時に点灯、消灯を行うことが多い。図2に示すブロック回路図のような電源線40のみを備える場合は、主誘導ライン21、副誘導ライン22ごとに電源線40を配線する必要がある。例えば、図5の5個の主誘導ライン21a〜21eと、4個の副誘導ライン22a〜22dとから成る誘導ライン20においては、計9本の電源線40を設ければよく、これらの9本の電源線40の電力供給制御を制御指令部32により行うことになる。
また、図4に示すブロック回路図のような信号線50を備える場合は、各発光タイル10ごとに発光制御部13を設けるのではなく、同じ主誘導ライン21、同じ副誘導ライン22には共通して1個の発光制御部13を設けてもよい。例えば、図5の誘導ライン20においては、5個の主誘導ライン21a〜21e用の発光制御部13と4個の副誘導ライン22a〜22d用の発光制御部13との計9個の発光制御部13を設ければよい。なお、この場合には発光制御部13は発光タイル10の外部に配置してもよく、信号線50は発光タイル10内に配線する必要はない。
標柱30はバス停留所の第1列目の主誘導ライン21aの先頭近傍に設置されており、情報表示部31はカラー液晶ディスプレイ等が用いられている。なお、情報表示部31は標柱30に設けるとは限らず、標柱30とは別体として、乗客が見易い個所に吊り下げるようにしてもよい。また、実施例の標柱30は三角柱状、四角柱状の装置であり、隣接する2面又は背向する2面に同じ内容の情報表示部31を設けてもよい。このようにすることにより、乗客は複数の方向から情報表示部31の表示内容を確認することができる。
図6は情報表示部31に表示される表示画面の表示例であり、現在時刻表示と共に、3つの出発便Na、Nb、Ncの出発時刻、行先、経由地を示す出発情報Sa、Sb、Scが出発時刻の早い順に上から下へ表示されている。図6の表示例では、1画面内に複数の出発情報を表示したが、複数のモニタ画面を配置し、各出発情報Sa、Sb、Scごとにモニタ画面に表示するようにしてもよい。
各出発情報Sa〜Scの表示内には、可変色のカラー表示部Ma、Mb、Mcが設けられており、カラー表示部Ma〜Mcの色は出発情報Sa〜Scごとに、発光体列14r、14b、14y内の何れかの色に対応している。図6の例では、先発の出発便Naのカラー表示部Maの色は赤であり、該当する徒列の誘導ライン20の発光体列14rの発光色である赤に対応し、次発の出発便Nbのカラー表示部Mbは青であり、次々発の出発便Ncのカラー表示部Mcは黄色とされている。なお、これらのカラー表示部Ma〜Mcの代りに、出発情報Sa〜Scの背景色を可変としてもよい。
先発の出発便Naが出発すると、情報表示部31での出発情報Saは削除され、次発以降の出発便Nb、Ncの出発情報Sb、Scが繰り上がり、カラー表示部Maの色は青色に、Mbの色は黄色となる。また、最下部に新たな出発便Ndの出発情報Sdが赤色のカラー表示部Mcと共に表示される。これらの情報表示部31の切換わりは、誘導ライン20の発光エリアの切換わりと同期して行われる。
標柱30の制御指令部32はダイヤデータを有し、現在時刻に応じて、情報表示部31の出発情報Sa、Sb、・・・の削除、追加の表示を行う。また、制御指令部32は実施例のように標柱30ごとに配置してもよいし、前述したようにバス管理センタRと無線又は有線により接続して、単数の制御指令部32により複数の標柱30に対応させることもできる。更に、ダイヤデータはバス管理センタRに所有するようにしてもよい。
図7は標柱30の制御指令部32により、発光体列14r、14b、14yの発光表示を行った発光例の説明図である。例えば、先発の出発情報Saの出発便Naに乗車する乗客は、最初に標柱30の情報表示部31に表示される表示画面で、出発情報Saの出発便Naのカラー表示部Maが赤色であることを確認する。確認した乗客は、カラー表示部Maと同色である赤色の発光体列14rが点灯した主誘導ライン21a、21b及び副誘導ライン22aから成る「コ」字状に連続した誘導ライン20の発光エリア上に並べばよいことが分かる。既に、他の何人かの乗客が赤色の誘導ライン20の発光エリア上に並んでいる場合には、赤色の誘導ライン20に沿って歩けば、容易に目的の出発便Naの徒列の最後尾に至ることができる。
同様に、次発の出発情報Sbの出発便Nbを利用する乗客は、標柱30の出発便Nbのカラー表示部Mbが青色であることを確認した後に、青色の発光体列14bを点灯した主誘導ライン21c、21d及び副誘導ライン22cの発光エリア上に並べばよいことが分かる。次々発の出発情報Scの出発便Ncを利用する乗客は、標柱30の出発便Ncのカラー表示部Mcが黄色であるので、黄色の発光体列14yを点灯した主誘導ライン21eの発光エリア上に並べばよい。
このように、誘導ライン20を複数の発光エリアに分割して、それぞれの発光エリアの発光体列14の発光色を、出発便Nのカラー表示部Mの表示色と対応させている。このようにすることにより、乗客は自分が乗るべきバスBに対応する誘導ライン20を容易に見つけることができる。
図7に示す誘導ライン20の例において、出発が早い出発便Nに対する誘導ライン20の発光エリアを長くしたのは、通常では出発時刻が近付くにつれて並ぶ乗客数が多くなるため、そのためのスペースが必要になるからである。
バスBの到着、出発の確認は、係員が標柱30の制御指令部32の操作盤に対し、手動操作を行ってもよいし、バスBの運転手からの無線操作によってもよい。或いは、バスBに設けた個別のタグからの信号を標柱30に設けたバス識別検知器に対し無線によって送信することもできる。
図7において、バス停留場にカラー表示部Maの赤色に該当する出発便Naが到着すると、赤色で点灯している誘導ライン20の発光エリア上の乗客は並んだ順にバスBに乗り込む。乗り込みが終了し出発便Naが出発すると、それまで赤色で点灯していた誘導ライン20の発光エリアを、次便の出発便Nbに対応する青色に変更する。同様に、青色で点灯している誘導ライン20の発光エリアを、次々便の出発便Ncに対応する黄色に変更する。この際に、1列であった黄色の主誘導ライン21は、2列分の主誘導ライン21a、21bと、副誘導ライン22aを用いて「コ」字状の発光エリアに変更される。
このように変更することで、それまで青色の誘導ライン20の発光エリア上に並んでいた乗客は、赤色から青色に変色した出発便Nbの誘導ライン20の発光エリア上に移動して並び直す。同様に、それまで黄色で点灯していた主誘導ライン21に並んでいた乗客も新たな黄色の誘導ライン20の発光エリア上に移動する。
また前述したように、誘導ライン20の色の変更に同期して、標柱30の情報表示部31の出発情報Sa、Sb、Scを削除、繰り上げにより変更する。つまり、空いた最下段に出発便Ncの次に出発する出発便Ndの出発情報Sdを表示し、該当のカラー表示部Mcが赤色を表示し、それまで黄色で点灯していた誘導ライン20の発光エリアは、出発便Ndに対応して赤色に変更する。
先発便が出発後の発光エリアの変色処理に際しては、それまでの赤色の誘導ライン20の点灯を消灯してから、次便の出発便Nbに対応する青色を点滅表示することが好ましい。このように点滅表示することで、次発便の乗客は並ぶ場所が変更されたことに容易に気が付く。そして、所定時間の消灯、点滅表示後に、誘導ライン20は通常の点灯表示に移行すればよい。
誘導ライン20の点灯に際して、隣接する発光タイル10の発光体12を徒列の先頭方向に向けて点灯が移動するように点滅を制御してもよい。この場合に、発光体12の点滅周期を所定時間ずらしながら点滅表示することで、青色の表示が移動しているように見える。乗客は誘導ライン20のどの方向が先頭であるかを知ることができ、乗客は点滅による移動指示に従って徒列を詰めることができ、該当の出発便の乗客を円滑に該当の誘導ライン20の発光エリアに移動させることができる。
また、標柱30の制御指令部32をバス管理センタRと接続することで、バスBが遅延して出発時刻が経過したとしても、情報表示部31に該当バスBの出発情報Sを残すことができる。例えば、出発便Naが遅延し、次便の出発便Nbが先発した場合でも、出発便Naの出発情報Sa、赤色の誘導ライン20の発光エリアはそのまま残せばよく、赤色の発光エリア上に並んだ乗客はそのまま待てばよい。
また、バスが出発するごとに発光エリアを移動させる表示例を説明したが、発光エリアを固定して運用してもよい。この場合は、出発便Naが出発すると出発便Ndに対応する表示色を出発便Naの発光エリアに点灯し、出発便Nb、Ncに対応する発光エリアの点灯に変化はない。
図8に示す発光例においては、先発の出発便Naの座席数が特に多い場合や予約が多くほぼ満席の状態の場合などに、発光エリアは主誘導ライン21a、21b、21c副誘導ライン22a、22bから成る「己」字状の発光エリアを発光している。
図9に示す発光例においては、3つの徒列に対して主誘導ライン21a、21b、21cごとに、それぞれ色が異なる3つの発光エリアを表示している。予約が少ない、或いは小型のバスBが連続するような場合等に適用する。
図10は発光タイル10、10’に代替して、発光体列14を1列のみ配置した発光タイル10”を使用した例を示している。この発光タイル10”の発光体列14に色が異なる複数個の発光体12、或いは複数色を発光可能なLEDが内蔵され、発光色の変更が可能とされている。これにより、発光体列14の数を少なくすることによる経済的効果がある。
このように本実施例の乗客徒列表示装置は、発光エリアを自在に設定でき、徒列のパターンに対応する発光エリアごとに、適宜な発光色を発光させることが可能である。
また、上述の実施例1においては、3つの出発便に対応する徒列を説明したが、2便であっても対応でき、或いは4便以上でも適用が可能である。なお、4便以上の徒列に対応するには、発光体列14の色は4色以上とすることが好ましい。
実施例1の副誘導ライン22は、「コ」字状、「己」字状になるように奇数列目と偶数列目の主誘導ライン21の端末同士、偶数列目と奇数列目の主誘導ライン21の先端同士を連結している。
実施例2の誘導ライン60は、実施例1の副誘導ライン22と同様の連結に加えて、図11に示すように、偶数列目と奇数列目の主誘導ライン61の末端同士、更に奇数列目と偶数列目の主誘導ライン61の先頭端同士が副誘導ライン62により連結されている。
この実施例2においては、図12に示すように乗客が少ない先発便Naの徒列に対しては、第1列目の主誘導ライン61aから成る発光体列14rを表示する。また、乗客が多い次発便Nbの徒列に対しては、主誘導ライン61b、61c、副誘導ライン62cにより「コ」字状に発光し、次々便Ncの徒列に対しても主誘導ライン61d、61e、副誘導ライン62gにより「コ」字状の発光エリアとすることができる。
このような発光エリアの構成は、実施例1の誘導ライン20の発光タイル10の配列では不可能であり、実施例2の配列によれば、種々のパターンの発光エリアが実現可能となる。
なお、上述の実施例1、2では隣接する発光タイル10、10’、10”は隙間を空けることなく配列したが、若干の間隔を設けて配列してもよい。
また、実施例1、2は1個の発光タイル10に複数個の発光体12を列状に配列したが、発光タイル10の大きさを小さくし、また発光タイル10の数を多くして、発光タイル10ごとに少なくとも1個の発光体12を設けることもできる。
本発明はバスの誘導ラインについて説明したが、電車、列車の誘導ラインにも同様に適用することができる。
10 発光タイル
11 発光部
12 発光体
13 発光制御部
14 発光体列
15 ユニット体
18 接続コネクタ
20、60 誘導ライン
21、61 主誘導ライン
22、62 副誘導ライン
30 標柱
31 情報表示部
32 制御指令部
40 電源線
50 信号線
M カラー表示部
N 出発便
S 出発情報

Claims (8)

  1. 発光体を有した複数個の発光タイルを隣接して埋設し、前記発光体の発光色を可変して乗客を誘導する誘導ラインを備え、単数の又は複数の前記誘導ラインにより発光エリアを構成し、該発光エリアごとに異なる発光色で点灯するようにした乗車徒列案内表示装置であって、
    車輌の出発情報を表示する情報表示部を設け、該情報表示部には複数の車輌の出発情報及び該出発情報に対応する表示色のマークを表示し、該マークの表示色は前記発光エリアの発光色と同一になるようにしたことを特徴とする乗車徒列案内表示装置。
  2. 前記発光タイルは発光色が異なる複数の発光体を発光色ごとに列にして配置したことを特徴とする請求項1の請求項に記載の乗車徒列案内表示装置。
  3. 前記発光タイルは発光体を1列にして配置し、前記発光体は複数の発光色を発光可能であることを特徴とする請求項1の請求項に記載の乗車徒列案内表示装置。
  4. 前記誘導ラインは前記発光タイルごとに前記発光体の所定の発光色で点滅可能としたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の乗車徒列案内表示装置。
  5. 前記誘導ラインは主誘導ラインと副誘導ラインから成り、前記主誘導ラインは平行に複数列設け、副誘導ラインは前記主誘導ラインの端部同士を接続するように設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載の乗車徒列案内表示装置。
  6. 前記発光エリアは主誘導ライン、又は主誘導ラインと副誘導ラインとから構成したことを特徴とする請求項5に記載の乗車徒列案内表示装置。
  7. 前記発光体は前記主誘導ライン、副誘導ラインごとに所定の発光色で点灯、消灯及び点滅を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の乗車徒列案内表示装置。
  8. 前記マークの表示色は車輌の先発便と次発便とで異なる色で表示することを特徴とする請求項1〜7の何れか1つの請求項に記載の乗車徒列案内表示装置。
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