JP5801664B2 - 平板状可撓性配線コネクタ - Google Patents

平板状可撓性配線コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、平板状可撓性配線を有してなる平板状可撓性配線コネクタに関する。
従来、各種電気機器の相互接続には、配線経路の自由度を向上させるため、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable)、あるいはフレキシブル配線基板(Flexible Printed Circuit)等の平板状可撓性配線を有してなる平板状可撓性配線コネクタが用いられる。例えば、特許文献1には、フレキシブルフラットケーブルの先端近傍においてフレキシブルフラットケーブルの全周面に相手コネクタに挿入される挿入ガイドが形成されてなる平板状可撓性配線コネクタが提案されている。
この特許文献1に記載された平板状可撓性配線コネクタ200は、図17に示すように、フレキシブルフラットケーブル210の全周面に挿入ガイド220が形成されることによって強度が向上され、さらにフレキシブルフラットケーブル210の端部210aが下方に向けて傾斜した状態で挿入ガイド220に設けられた凹部220aに侵入するようになっているので、挿入ガイド220が相手コネクタ内に挿入される際、フレキシブルフラットケーブル210の端部210aが不図示の相手コネクタ内の相手端子に当接されて損傷されることを防ぎ、結果的に電気的特性が低下することを防止するようになっている。
特開2006−85989号公報
しかしながら、特許文献1に記載された平板状可撓性配線コネクタ200は、フレキシブルフラットケーブル210の端部210aが保護されるものの、端部210aが凹部220aに確実に嵌め込まれたか否かを確認することが難しく、組み付け作業が煩雑になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気的特性が低下することを防止しつつ、組み付け作業を容易にすることができる平板状可撓性配線コネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1にかかる平板状可撓性配線コネクタは、平板状可撓性配線と、該平板状可撓性配線が取付面に取り付けられた状態で相手コネクタ内に挿入されることによって前記平板状可撓性配線の端部に形成された端子と相手コネクタ内の相手端子とが接続される端子挿入部を有してなるスライダと、前記平板状可撓性配線が前記スライダとで挟持されるように前記スライダに組み付けられるスライダカバーと、を有してなる平板状可撓性配線コネクタにおいて、
前記端子挿入部は、
前記端部が挿通可能に前記取付面上に形成されてなり、前記取付面側から反対面側に貫通するスリット状の挿通開口部を有し、かつ前記端部が前記挿通開口部に挿入された状態で前記スライダカバーが組み付けられた場合、前記端部が前記取付面上から前記挿通開口部内に屈曲して保持されると共に、前記端部の先端面が前記挿通開口部内に当接されないようにして保持する屈曲保持部
を有してなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2にかかる平板状可撓性配線コネクタは、上記の発明において、前記端部は、前記屈曲保持部によって、縁に向けて前記相手端子の接触面との間隔が大きくなるように屈曲して保持されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3にかかる平板状可撓性配線コネクタは、上記の発明において、前記挿入開口部は、長手方向の辺を形成する一対の開口内壁面の各開口内壁面が前記端部の屈曲方向に沿って形成されてなることを特徴とする。
また、本発明の請求項4にかかる平板状可撓性配線コネクタは、上記の発明において、前記平板状可撓性配線は、前記端部が露出されるように補強板が貼りつけられてなることを特徴とする。
本発明の請求項1にかかる平板状可撓性配線コネクタは、前記端子挿入部が、前記端部が挿通可能に前記取付面上に形成されてなるスリット状の挿通開口部を有し、かつ前記端部が前記挿通開口部に挿入された状態で前記スライダカバーが組み付けられた場合、前記端部が前記取付面上から前記挿通開口部内に屈曲して保持される屈曲保持部を有してなるので、前記端部が前記屈曲保持部によって保護され、かつ前記挿通開口部を介して、前記端部が前記屈曲保持部によって保護されているか否かの確認作業を容易に行うことができるので、電気的特性が低下することを防止しつつ、組み付け作業を容易にすることができる。
本発明の請求項2にかかる平板状可撓性配線コネクタは、前記端部が前記屈曲保持部によって、縁に向けて前記相手端子の接触面との間隔が大きくなるように屈曲して保持されるので、前記端子挿入部が相手コネクタ内に挿入される際、前記端子の傾斜面と相手端子とが滑らかに当接されるので、前記端子の損傷を防止することができ、結果的に、電気的特性が低下することを防止することができる。
本発明の請求項3にかかる平板状可撓性配線コネクタは、前記挿開口部が長手方向の辺を形成する一対の開口内壁面の各開口内壁面が前記端部の屈曲方向に沿って形成されてなるので、前記屈曲保持部によって前記端部を所定の角度で屈曲させることが容易にできる。
本発明の請求項4にかかる平板状可撓性配線コネクタは、前記平板状可撓性配線が、前記端部が露出されるように補強板が貼りつけられてなるので、前記補強板が貼りつけられた部分の強度を向上させつつ、前記端部を容易に屈曲させることができ、結果的に組み付け作業を容易にすることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる平板状可撓性配線コネクタと、平板状可撓性配線コネクタに接続される相手コネクタとを示した斜視図である。 図2は、図1に示した平板状可撓性配線コネクタを斜め前方から視た斜視図である。 図3は、図1に示した平板状可撓性配線コネクタの上面図である。 図4は、図1に示した平板状可撓性配線コネクタの正面図である。 図5は、図4に示した平板状可撓性配線コネクタのA−A線断面図である。 図6は、図1に示した平板状可撓性配線コネクタを斜め下方から視た斜視図である。 図7は、図6に示した平板状可撓性配線コネクタの端子周辺を拡大した図である。 図8は、図1に示したFPCの上面図である。 図9は、図8に示したFPCの側面図である。 図10は、図1に示したスライダを斜め上方から視た斜視図である。 図11は、図1に示したスライダの上面図である。 図12は、図1に示したスライダの正面図である。 図13は、図10に示したスライダのB−B線断面図である。 図14は、端子挿入部が相手コネクタ内に挿入される状態を説明するための図である。 図15は、端子挿入部が相手コネクタ内に挿入開始されてから平板状可撓性配線コネクタと相手コネクタとが固定されるまでの流れを示した図である。 図16は、平板状可撓性配線コネクタの組み付け手順を示した図である。 図17は、従来技術を説明するための図である。
以下、図面を参照して、この発明にかかる平板状可撓性配線コネクタの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかる平板状可撓性配線コネクタ1と、平板状可撓性配線コネクタ1に接続される相手コネクタ100とを示した斜視図である。図2は、図1に示した平板状可撓性配線コネクタ1を斜め前方から視た斜視図である。図3は、図1に示した平板状可撓性配線コネクタ1の上面図である。図4は、図1に示した平板状可撓性配線コネクタ1の正面図である。図5は、図4に示した平板状可撓性配線コネクタ1のA−A線断面図である。図6は、図1に示した平板状可撓性配線コネクタ1を斜め下方から視た斜視図である。図7は、図6に示した平板状可撓性配線コネクタ1の端子14周辺を拡大した図である。図8は、図1に示したFPC10の上面図である。図9は、図8に示したFPC10の側面図である。図10は、図1に示したスライダ30を斜め上方から視た斜視図である。図11は、図1に示したスライダ30の上面図である。図12は、図1に示したスライダ30の正面図である。図13は、図10に示したスライダ30のB−B線断面図である。図14は、端子挿入部40が相手コネクタ100内に挿入される状態を説明するための図である。
なお、便宜上、図中に示した互いに直交する矢印の方向を前後左右上下方向とする。
本発明の実施の形態にかかる平板状可撓性配線コネクタ1は、平板状可撓性の平板状可撓性配線としてのフレキシブル配線基板10(以下、FPCという。)と、FPC10が取り付けられ、かつ相手コネクタ100内に挿入されることによってFPC10の端部11に形成された端子12と相手コネクタ100内の相手端子110とが接続される端子挿入部40を有してなるスライダ30と、FPC10がスライダ30とで挟持されるようにスライダ30に組み付けられるスライダカバー50と、を有してなる。
まず、公知の相手コネクタ100について説明する。
相手コネクタ100は、図1に示すように、スライダ30の端子挿入部40が挿入される開口部120aが後端部120bに形成されてなる箱型形状のハウジング部120と、ハウジング部120内の収容空間120cに設けられ、FPC10の各端子14に接続される複数の相手端子110とを有してなる。各相手端子110は、例えば、ハウジング部120の下部で不図示の回路基板に電気的に接続されるようになっている。
ハウジング部120の上面120dにはスライダ30の後述するコネクタ係合部32に係合される係止突起121が設けられ、この係止突起121とコネクタ係合部32とが係合されることによって、平板状可撓性配線コネクタ1が相手コネクタ100に固定されるようになっている。
次に、FPC10について説明する。
FPC10は、図8および図9に示すように、導電性の金属膜がパターン形成されてなる回路配線12を有し、この回路配線12の両面が絶縁性薄膜フィルム13によって覆われてなる平板状可撓性の回路基板である。
このFPC10の端部11には複数の端子14が並んで形成され、各端子14が各相手端子110との接続を可能とするため、各端子14の接続側の接続面14aを露出させるように、絶縁性薄膜フィルム13の一部が除去されている。
また、FPC10の左右方向の両側端部15には円形状の位置決め孔16が形成されている。FPC10がスライダ30に組み付けられる際、スライダ30の後述する取付面31cから突起された後述する各位置決め突起31eが各位置決め孔16に挿通されることによって、スライダ30に対するFPC10の取り付け位置の位置決めがなされるようになっている。
なお、FPC10は、スライダ30の取付面31cに当接される側の面10a、すなわち、端子11が露出される側の面10aの裏面10bに補強のための補強板20が貼り付けられることによって、強度を増加させるようになっている。
補強板20は、金属板等からなり、FPC10の端部11が露出されるように形成されてなる。すなわち、FPC10の端部11は柔軟性が高く、屈曲されやすいようになっている。また、補強板20には、各位置決め孔16に対応して位置決め孔21が形成され、FPC10に貼り合わされた状態でスライダ30に取り付けられるようになっている。
なお、補強板20は、端子11が露出される側の面10aの裏面10bに貼りつけられるものを例示したが、これに限らない。すなわち、補強板20は、裏面10bに貼り付けられてもよい。この場合、端子14の接続面14aが露出されるように端部11が露出されるようにする。
また、本発明の実施の形態では、補強板20がFPC10の端部11が露出されるように形成されてなるものを例示したが、これに限定されない。すなわち、FPC10が端部11を含めて補強板20によって覆われるようにしてもよい。この場合、補強板20は裏面10bに貼り付けられるものとする。
次に、スライダ30について説明する。
スライダ30は、絶縁性材からなり、図10−図13に示すように、スライダ基部31と、スライダ基部31の上部31aに設けられたコネクタ係合部32と、端子挿入部40とを有してなる。
スライダ基部31は、略直方体形状に形成されてなる基部であり、下面31bにFPC10が取り付けられる取付面31cを有してなる。この取付面31cの長手方向の両端部31dには、取付面31cから下方に向けて突起された位置決め突起31eが形成されている。FPC10がスライダ30に組み付けられる際、各位置決め突起31eがFPC10の各位置決め孔16に挿通されることによって、スライダ30に対するFPC10の取り付け位置の位置決めがなされるようになっている。
コネクタ係合部32は、相手コネクタ100に設けられた係止突起121に係合されることによって、平板状可撓性配線コネクタ1と相手コネクタ100とを固定させるものである。
端子挿入部40は、FPC10が取り付けられ、かつ相手コネクタ100内に挿入されることによって端子14と相手コネクタ100内の相手端子110とを接続させる部分である。この端子挿入部40は、図13に示すように、取付面31cが前方に延びるようにスライダ基部31の下部前端31fから突出されて設けられている。
また、端子挿入部40は、屈曲保持部41を有してなる。
屈曲保持部41は、FPC10の端部11が挿通可能に取付面31c上に形成されてなるスリット状の挿通開口部42を有し、かつ端部11が挿通開口部42に挿入された状態でスライダカバー50が組み付けられた場合、図5に示すように、端部11が取付面31c上から挿通開口部42内に屈曲して保持される部分である。
より具体的には、屈曲保持部41は、端部11が屈曲保持部41によって、縁11aに向けて相手端子110の接触面110aとの間隔が大きくなるように屈曲して保持される。
また、挿通開口部42は、長手方向の辺を形成する一対の開口内壁面42aの各開口内壁面42aが端部11の屈曲方向に沿って形成されてなる。このため、端部11が屈曲保持部41によって所定の角度で屈曲され易いようになっている。すなわち、挿通開口部42に端部11を挿入した後、端部11を取付面31c側に屈曲させることによって端部11が所定の角度で屈曲されるようになっている。
このような、屈曲保持部41によって端部11の縁11aが相手端子110に当接されないようになっている。すなわち、屈曲保持部41によって端部11が保護されるようになっている。
また、各端子14には各相手端子110の接触面110aとの間隔が大きくなるように傾斜された傾斜面14bが形成される。このような傾斜面14bが形成されることによって、端子挿入部40が相手コネクタ100内に挿入される際、各端子14は、各相手端子110に対して最初に傾斜面14bが当接されるようになっているため、各端子14と各相手端子110とが滑らかに当接されるようになっている。
次に、スライダカバー50について説明する。
スライダカバー50は、スライダ30の長手方向を長手方向とする外形略長方形形状の板状部材であり、図4に示すように、長手方向の両縁51が上方に折り曲げられてスライダ30の側部31gに当接されるようになっている。このスライダカバー50の長手方向の両端部52には、図6に示すように、スライダ30に組み付ける際に位置決め突起31eが挿通される固定用孔53が形成されている。この固定用孔53に位置決め突起31eが挿通されることによって、スライダカバー50がスライダ30に固定されるようになっている。
このような平板状可撓性配線コネクタ1は、図14に示すように、屈曲保持部41によって端部11が保護され、しかも端部11が端子14に傾斜面14bが形成されるように屈曲されているので、端子挿入部40が相手コネクタ100内に挿入される際、各端子14と各相手端子110とが滑らかに当接される。
次に、図15を用いて端子挿入部40が相手コネクタ100内に挿入開始されてから平板状可撓性配線コネクタ1と相手コネクタ100とが固定されるまでの流れを説明する。図15は、端子挿入部40が相手コネクタ100内に挿入開始されてから平板状可撓性配線コネクタ1と相手コネクタ100とが固定されるまでの流れを示した図である。
まず、作業者等によって、端子挿入部40が相手コネクタ100内に挿入開始されると、屈曲保持部41が相手端子110に当接される(図15(a)参照)。このため、端部11の縁11aが相手端子110に当接されず、端部11の変形等の損傷を防ぐことができる。
その後、作業者等によって、端子挿入部40が相手コネクタ100内にさらに挿入されると、各相手端子110が各端子14の傾斜面14bに当接される(図15(b)参照)。このように、各端子14が各相手端子110に当接される際、最初に傾斜面14bが当接されることによって、各端子14と各相手端子110とが滑らかに当接される。
その後、作業者等によって、端子挿入部40が相手コネクタ100内の取付位置まで挿入されると、係止突起121とコネクタ係合部32とが係合される(図15(c)参照)。これにより、平板状可撓性配線コネクタ1と相手コネクタ100との接続が完了される。
次に、図16を用いて平板状可撓性配線コネクタ1の組み付け手順について説明する。図16は、平板状可撓性配線コネクタ1の組み付け手順を示した図である。
まず、作業者は、スライダ30に対して斜め下方から、FPC10の端部11を挿通開口部42に挿入する(図16(a)参照)。この際、スライダ30の上方から挿通開口部42を目視することによって、端部11が挿通開口部42に挿入されているか否かを容易に確認することができる。
その後、作業者は、位置決め孔16に位置決め突起31eが挿通されるように、かつFPC10の裏面10bが取付面31cに接するようにスライダカバー50およびFPC10をスライダ30に取り付ける(図16(b)参照)。このようにして、FPC10の端部11が屈曲され、端部11が屈曲された状態で屈曲保持部41によって保持される。
その後、作業者は、スライダカバー50の固定用孔53に位置決め突起31eを挿通させることによってスライダカバー50をスライダ30に固定する(図16(c)参照)。これによって、FPC10は端部11が屈曲された状態でスライダ30とスライダカバー50とによって挟持される。以上で平板状可撓性配線コネクタ1の組み付け作業が完了される。
本発明の実施の形態の平板状可撓性配線コネクタ1は、端子挿入部40が、端部11が挿通可能に取付面31c上に形成されてなるスリット状の挿通開口部42を有し、かつ端部11が挿通開口部42に挿入された状態でスライダカバー50が組み付けられた場合、端部11が取付面31c上から挿通開口部42内に屈曲して保持される屈曲保持部41を有してなるので、端部11が屈曲保持部41によって保護され、かつ挿通開口部42を介して、端部11が屈曲保持部41によって保護されているか否かの確認作業を容易に行うことができるので、電気的特性が低下することを防止しつつ、組み付け作業を容易にすることができる。
また、本発明の実施の形態の平板状可撓性配線コネクタ1は、端部11が屈曲保持部41によって、縁11aに向けて相手端子110の接触面110aとの間隔が大きくなるように屈曲して保持されるので、端子挿入部40が相手コネクタ100内に挿入される際、各端子14の傾斜面14bと各相手端子110とが滑らか当接されるので、各端子14の損傷を防止することができ、結果的に、電気的特性が低下することを防止することができる。
また、本発明の実施の形態の平板状可撓性配線コネクタ1は、挿入開口部42が長手方向の辺を形成する一対の開口内壁面42aの各開口内壁面42aが端部11の屈曲方向に沿って形成されてなるので、屈曲保持部41によって端部11を所定の角度で屈曲させることが容易にできる。
また、本発明の実施の形態の平板状可撓性配線コネクタ1は、FPC10が、端部11が露出されるように補強板20が貼りつけられてなるので、補強板20が貼りつけられた部分の強度を向上させつつ、端部11を容易に屈曲させることができ、結果的に組み付け作業を容易にすることができる。
なお、本発明の実施の形態では、平板状可撓性配線として、FPC10を用いて説明したが、平板状可撓性配線であればその他のものを用いてもよい。例えば、フレキシブルフラットケーブルを用いてもよい。
また、本発明の実施の形態では、端部11が屈曲保持部41によって、縁11aに向けて相手端子110の接触面110aとの間隔が大きくなるように屈曲して保持されるものを例示したが、これに限らない。すなわち端部11が挿通開口部42に挿入された状態でスライダカバー50が組み付けられた場合、端部11が取付面31c上から挿通開口部42内に屈曲して保持されるようになっていればよい。例えば、端部11が屈曲保持部41によって鉛直方向に屈曲して保持されるようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、補強板20がFPC10に貼りつけられるものを例示したが、これに限定されず、補強板20を用いない構成であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 平板状可撓性配線コネクタ
10 FPC
10a、10b 面
11 端部
11a 縁
12 回路配線
13 絶縁性薄膜フィルム
14 端子
14a 接続面
14b 傾斜面
15 側端部
16 位置決め孔
20 補強板
21 位置決め孔
30 スライダ
31 スライダ基部
31a 上部
31b 下面
31c 取付面
31d 端部
31e 位置決め突起
31f 下部前端
31g 側部
32 コネクタ係合部
40 端子挿入部
41 屈曲保持部
42 挿通開口部
42a 開口内壁面
50 スライダカバー
51 縁
52 端部
53 固定用孔
100 相手コネクタ
110 相手端子
110a 接触面
120 ハウジング部
120a 開口部
120b 後端部
120c 収容空間
120d 上面
121 係止突起

Claims (4)

  1. 平板状可撓性配線と、該平板状可撓性配線が取付面に取り付けられた状態で相手コネクタ内に挿入されることによって前記平板状可撓性配線の端部に形成された端子と相手コネクタ内の相手端子とが接続される端子挿入部を有してなるスライダと、前記平板状可撓性配線が前記スライダとで挟持されるように前記スライダに組み付けられるスライダカバーと、を有してなる平板状可撓性配線コネクタにおいて、
    前記端子挿入部は、
    前記端部が挿通可能に前記取付面上に形成されてなり、前記取付面側から反対面側に貫通するスリット状の挿通開口部を有し、かつ前記端部が前記挿通開口部に挿入された状態で前記スライダカバーが組み付けられた場合、前記端部が前記取付面上から前記挿通開口部内に屈曲して保持されると共に、前記端部の先端面が前記挿通開口部内に当接されないようにして保持する屈曲保持部
    を有してなることを特徴とする平板状可撓性配線コネクタ。
  2. 前記端部は、
    前記屈曲保持部によって、縁に向けて前記相手端子の接触面との間隔が大きくなるように屈曲して保持されることを特徴とする請求項1に記載の平板状可撓性配線コネクタ。
  3. 前記挿開口部は、
    長手方向の辺を形成する一対の開口内壁面の各開口内壁面が前記端部の屈曲方向に沿って形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の平板状可撓性配線コネクタ。
  4. 前記平板状可撓性配線は、
    前記端部が露出されるように補強板が貼りつけられてなることを特徴とする請求項1、2または3に記載の平板状可撓性配線コネクタ。
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