JP5801657B2 - 液体注出具 - Google Patents
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前記空気通路は、前記計量部に沿って配置されている、という構成を採っている。
先ず、図1は、本願発明の一実施形態に係る液体注出具1を示す図であり、図1(A)は平面図を示し、図1(B)は図1(A)のB−B線における断面図を示す。この図に示すように、液体注出具1は、ボトル(図示略)の口に装着されてボトル内の液体を一定量注出するためのものであって、管状の注出部11と、この注出部11と連通する管状の計量部21と、この計量部21に沿って配置されてボトルの外部から内部へ空気を通すための空気通路31とを備え、前記空気通路31の途中に空気溜まり42が形成されている。なお、ここでいうボトルについてはその素材や大きさについて特に限定されるものではなく、PETボトルであっても瓶容器であっても、口がある容器であればかまわない。また、管状とは、液体あるいは気体が通れるよう内部が中空になっていれば、その外形の形状については特に限定されない、例えば、断面の外形が円形でも四角形でもかまわない。以下、各部について説明する。
注出部11は、液体注出具1がボトルに装着された場合に、ボトルの外部側に露出する部分である。具体的には、グラスやメジャーカップなどへ液体(例えば、酒類)を注出するための注ぎ口となっている。注出部11は管状の部材から形成されており、内部に液体が通る内腔13が形成されている。本実施形態の注出部11は、後述する計量部21の軸線と平行な根元部11aと、この根元部11aに対して略25°傾斜した先端部11bとからなる。先端部11bを傾斜させているのは、使用者が液体を注出する際の使い勝手を考慮したためである。また、先端部11bの注ぎ口は斜めにカットされているが、これは注ぎ口での液だれを防止するためである。但し、当該構造や先端部11bの傾斜角度はあくまでも一例であり、より小さな傾斜角或いは大きな傾斜角にしても良いし、傾斜させずに一直線状に形成しても良い。また、円弧状に湾曲させて、注ぎ口の部分に所定の傾斜角が生じるように構成してもよい。
計量部21は、上記環状鍔部15を境として、注出部11と連通する管状の部材から形成されている。この計量部21は、注出部11の根元部11aと略一直線状に位置しており、内部に断面円形の内部空間23が形成されている。また、計量部21における注出部11に近い側の側壁には、矩形の液体通過穴25が設けられている。この液体通過穴25は、ボトル内の液体を計量部21の内部空間23に導入するためのものであり、本実施形態では2つ設けられている。但し、液体通過穴25の数や形状は一例であって、円形や楕円形の形状を採用しても良いし、数も1つでも良いし3つ以上でもよい。また、計量部21の側壁の円周方向に沿って細いスリットを多数形成するような構造であってもよい。
次に、空気通路31、41について説明する。空気通路31は、環状鍔部15近傍から計量部21の他端部まで到達する管状の通路である。本実施形態では、計量部21の外周面に、計量部21の長手方向軸線と平行に設けられている。計量部21に沿った部位での空気通路31の内径は一定であり、略一直線状となっている。注出部11側の開口部11cは、環状鍔部15の表面近傍に開口している。また、蓋部材40内にも、空気通路41が形成されているが、この蓋部材40内の空気通路41は本実施形態の特徴部分であるので、以下に詳しく説明する。
図2は、密封部材51を示す図である。密封部材51は計量部21の外周面に装着され、ボトル内の液体の漏洩を防止するためのものである。密封部材51は、略円筒状の密封部材本体51aと、この密封部材本体51aの一端部に一体的に設けられるフランジ部51bとを備えている。フランジ部51bの一端部側表面には、所定の円形凹部52が形成されており、この円形凹部52に注出部11の環状鍔部15の一部分を受け入れるようになっている。
図5は、液体注出具1の作用を説明するための断面図であり、図5(A)は注出前の状態を示し、図5(B)は注出初期の状態を示し、図5(C)は注出中の状態を示す、図5(D)は注出終期もしくは注出停止状態を、それぞれ示している。ここでは、ボトルは記載されていないが、実際にはボトルに装着されている状態を想定して説明する。
11 注出部
21 計量部
31 空気通路
41 空気通路
42 空気溜まり
51 密封部材
54a 第1シール
54b 第2シール
Claims (15)
- ボトルの口に装着されて、ボトル内の液体を一定量注出するための液体注出具であって、
ボトルの外部へ抽出する液体を計量して注出する管状の計量抽出部と、ボトルの外部から内部へ空気を通すための空気通路とを備え、
前記空気通路はその内部の空気の流れが屈折又は変曲するように形成されていると共に、前記空気通路の途中には当該空気通路の断面積よりも大きな断面積を有する空気溜まりが形成されており、
前記計量抽出部は、ボトル内から注出した液体を計量する計量部と、該計量部に連通され液体をボトルの外部へ注出する注出部とからなり、
前記空気通路は、前記計量部に沿って配置されていることを特徴とする、液体注出具。 - ボトルの口に装着されて、ボトル内の液体を一定量注出するための液体注出具であって、
ボトルの外部へ抽出する液体を計量して注出する管状の計量抽出部と、ボトルの外部から内部へ空気を通すための空気通路とを備え、前記空気通路は、ボトルの液体収容空間内に配置される開口部を有しており、
前記空気通路はその内部の空気の流れが屈折又は変曲するように形成されていると共に、前記空気通路の途中には当該空気通路の断面積よりも大きな断面積を有する空気溜まりが形成されていることを特徴とする、液体抽出具。 - 前記計量抽出部は、ボトル内から注出した液体を計量する計量部と、該計量部に連通され液体をボトルの外部へ注出する注出部とからなり、
前記空気通路は、前記計量部に沿って配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の液体注出具。 - 前記空気溜まりは、前記空気通路内の空気の流れが屈折又は変曲する位置のうち少なくとも1箇所に配されていることを特徴とする、請求項1又は3に記載の液体注出具。
- 前記空気溜まりは、前記空気通路内の空気の流れが屈折又は変曲する位置のうち少なくとも1箇所に配されていることを特徴とする、請求項2に記載の液体注出具。
- 前記空気溜まりは、前記空気通路におけるボトル側の末端部に設けられていることを特徴とする、請求項1、3又は4に記載の液体注出具。
- 前記空気溜まりは、前記空気通路におけるボトル側の末端部に設けられていることを特徴とする、請求項2又は5に記載の液体注出具。
- 前記空気通路は、前記計量部に沿って略直線状に形成されており、前記空気溜まりにおいて折れ曲がっていることを特徴とする、請求項1、3、4又は6に記載の液体注出具。
- 前記計量部の外周部には、ボトルへの固定及び液体のボトル外への漏洩を防止するための密封部材が装着されていることを特徴とする、請求項1、3、4、6又は8に記載の液体注出具。
- 前記密封部材の外周面には、大きさの異なる複数の環状シールが形成されており、前記注出部に近い側に、最も直径の大きな環状の第1シールが設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の液体注出具。
- 前記第1シールのボトル側には、第1シールから離れて少なくとも1つの環状の第2シールが設けられていることを特徴とする、請求項10に記載の液体注出具。
- 前記第2のシールは4つ設けられていることを特徴とする、請求項11に記載の液体注出具。
- 前記第1シール及び少なくとも2つの第2シールとは、不等間隔に配置されていることを特徴とする、請求項10又は11に記載の液体注出具。
- 前記第1シールの直径は23mmであり、前記第2シールの直径は21mmであることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか一項に記載の液体注出具。
- 前記第1シールと第2シールとの間隔は5.5mmであり、隣接する複数の第2シール同士の間隔は3mmまたは3.5mmである、請求項12〜14のいずれか一項に記載の液体注出具。
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