JP5801130B2 - 木製部材補強用の高強力繊維線材およびそれを用いた木製部材の接合構造 - Google Patents
木製部材補強用の高強力繊維線材およびそれを用いた木製部材の接合構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5801130B2 JP5801130B2 JP2011164671A JP2011164671A JP5801130B2 JP 5801130 B2 JP5801130 B2 JP 5801130B2 JP 2011164671 A JP2011164671 A JP 2011164671A JP 2011164671 A JP2011164671 A JP 2011164671A JP 5801130 B2 JP5801130 B2 JP 5801130B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strength fiber
- wire
- core wire
- wooden member
- reinforcing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Description
そのため、従来では、6Kや12K、24Kなどの炭素繊維束は、織物として用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、炭素繊維糸の繊維方向を合わせて束ねた炭素繊維束の周囲面全体を他の繊維で覆った後、接着剤で固めて一体化して、弱い部分となる炭素繊維糸同士の交絡点のない炭素繊維線材とすることで、強度を向上させることが考えられる。
本発明の木部材の接合構造では、第1の木製部材と第2の木製部材との間に、本発明の木製部材補強用の高強力繊維線材を補強材として固定用接着剤と共に介在させているので、第1の木製部材と第2の木製部材との引張強度や曲げに対する強度を向上させるこができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態に係る木製部材補強用の高強力繊維線材(以下、単に高強力繊維線材と略す。)を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、高強力繊維線材1aは、芯線2と、拘束材3aとにより構成されている。
芯線2は、高強力繊維糸4を、繊維方向を合わせ交絡させずに束ねた高強力繊維束5により形成されている。
高強力繊維糸4は、スーパー繊維とも称される繊維が使用できる。高強力繊維糸4としては、例えば、炭素繊維、バサルト繊維、パラ系アラミド繊維、メタ系アラミド繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維、PBO(ポリパラフェニレンベンズオキサゾール)繊維、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維、ポリイミド繊維、フッ素繊維、ポリビニルアルコール(PVA繊維)などが使用できる。
なお、芯線2を構成する高強力繊維束5は、芯線2の周囲面が接着面として機能することを阻害しない程度にサイジング剤や集束剤を含浸させてもよい。
また、この炭素繊維糸を束ねた炭素繊維束は、炭素繊維メーカーから供給される炭素繊維糸6000本(6K)、12000本(12K)、24000本(24K)を、必要とされる強度に応じて1本、または複数本束ねたものを用いることができる。
本実施の形態1では、芯線2の周囲面に、拘束材3aとなる繊維を巻き回して、目の粗い筒状の組紐(丸打)を組むことで、組紐状の拘束材3aを形成している。また、拘束材としては、図2に示すように、芯線2の周囲面に拘束材3bとなる繊維を巻き回して目の粗い筒状の丸編を編むことで、編紐状の拘束材3bとすることもできる。
拘束材3a,3bとしては、柔軟なものが好ましく、ポリエステル、ナイロン、ビニロン等の合成繊維や、レーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、絹、羊毛、麻、綿などの天然繊維が使用できる。
拘束材3aは、芯線2の長さ方向に対して0.5mm〜30cmのピッチで交差させるとよく、特に、1cmから10cmがより好ましい。
芯線2の被覆率は、高強力繊維線材の周囲面全体の面積に対する拘束材が占める面積の割合である。被覆率は、拘束材が芯線2の周囲面に一様に配置されたものであるときには、高強力繊維線材を側方から撮像し、撮像された画像から高強力繊維線材全体の面積と、拘束材が占める面積とを測定して、次式に従って演算することで算出することができる。
被覆率(%)=(拘束材が占める面積)/(高強力繊維線材全体の面積)×100
必要本数の高強力繊維束5をクリールから引き出し、それらを束ねて芯線2とする。この芯線2を製紐機の中央に通す。そして、製紐機により芯線2の周囲面に拘束材3aにより目の粗い組物を形成する。そうすることで、組紐状の拘束材3aが芯線2の周囲面に形成されて、芯線2がばらばらにならないように結束され、長尺状の高強力繊維線材1aとなり、ドラムなどに巻き取ることができる。高強力繊維線材1aは柔軟な芯線2を拘束材3aで結束しただけなので、ドラム等に容易に巻き付けることができる。従って、移動や保管が容易である。
好適な具体例としては、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン42等)、ABS樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、レゾルシノール樹脂などが挙げられるが、これに制限されない。
樹脂として熱可塑性樹脂をコートする場合で説明すると、図6に示すような装置を用いた場合、クリール7aから供給された高強力繊維束(芯線2)を製紐機(図示せず)に通したり、丸編機(図示せず)に通したりして拘束材3を形成した後、溶融あるいは溶媒に溶解した熱可塑性樹脂、あるいは熱可塑性樹脂を含むエマルジョンに浸漬し通過させ、その後、必要に応じてマングルで絞り、余分な熱可塑性樹脂を取り除いてダイス7bで線径を整えたのちに必要に応じて加熱炉7cにより乾燥、硬化させることでコーティングを行う。そして、乾燥、硬化したものを裁断機7dに所定長さに切断すれば、切断した状態で移動、保管を行うことができる。
次に、本発明の実施の形態2に係る高強力繊維線材を図5に基づいて説明する。なお、図5においては、図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図5に示す高強力繊維線材1gは、芯線2の周囲面を他の木製部材との固定用接着剤による接着面とするために、芯線2に固化剤を含浸させて高強力繊維糸4を結束したものである。
また、固化剤を、芯線2を結束する拘束材として機能させているため、図1〜図3に示す拘束材3a〜3cを省略することができる。
(実施の形態3)
図1から図5に示す高強力繊維線材1a〜1gを補強材として用いてラミナを接合した集成材により形成した木製品を、図7から図11に基づいて説明する。図7および図8に示す集成材100は、略板状の木製部材である4本のラミナ100a〜100dの対向面を接着面として、接着面同士を貼り合わせて、厚みがあるが一枚の板状部材(柱状物)としたものである。ラミナ100a〜100dのうち、ラミナ100b(第1の木製部材)とラミナ100c(第2の木製部材)との間に、補強のための補強材1xが配置されている。
補強材1xは、図1から図5に示す高強力繊維線材1a〜1gのいずれかとすることができる。ラミナ100cには、補強材1xを配置するための溝100eが設けられている。
また、図9(B)では、溝100fを矩形状に形成することもできる。
更に、溝を三角形状や五角形以上の多角形状とすることもできる。溝の断面を正多角形状とするときには、補強材1xを配置しやすいように、正多角形の一辺または複数の辺を開放した形状とするのが望ましい。
まず、ステップS10での溝切削工程にて、ラミナ100cに溝100eを形成する。溝100eの溝幅は、この溝100eに配置される補強材1xの太さに対して幅広過ぎると、大量の固定用接着剤が必要となるため、補強材1xが挿入可能な幅とするのが望ましい。
次に、ステップS20での接着剤充填工程にて、溝100eに固定用接着剤を充填すると共に、溝100eが形成されているラミナ100cの溝形成面100gに固定用接着剤を刷毛やスプレー、シャワーなどにより塗布する。
また、ラミナ100aとラミナ100b、およびラミナ100cとラミナ100dのそれぞれの対向面のいずれか一面、または両面に固定用接着剤を塗布する。
この固定用接着剤は、前述のようにレゾルシノール樹脂、フェノールレゾルシノール樹脂、フェノール樹脂、α−オレフィン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂や水性高分子−イソシアネート系樹脂等の公知の接着剤が使用できる。特に、木製部材と高強力繊維糸の両方に親和性が高いものが好ましく、高強力繊維糸として炭素繊維糸を用いる場合には、レジルシノール樹脂やフェノールレゾルシノール樹脂を好ましく用いることができる。
次に、ステップS40での接合工程にて、ラミナ100aからラミナ100dの接着面同士を突き合わせ押圧して、ラミナ100aからラミナ100dを貼り合わせ接合することで、集成材100とすることができる。
このようにして、ラミナ100bとラミナ100cとの間に補強材1xを配置した状態で、段積みしたラミナ100a〜ラミナ100dを接合することができる。
従って、集成材100を曲げたときに、芯線2の接着面で十分な接着力を確保することができるので、拘束材3a〜3cだけがラミナ100cやラミナ100bに接着した状態で芯線2から剥離してしまうことや、拘束材3a〜3cがラミナ100,100bから剥離してしまうことが軽減される。よって、ラミナ100b,100cが芯線2から剥離し難くすることができるので、集成材の曲げに対する強度を向上させることができる。
また、高強力繊維線材1gとした補強材1xは、補強材1xの周囲面全体を接着面として固化剤、固定用接着剤を介してラミナ100cやラミナ100bに接着させた状態とすることができる。従って、集成材100を曲げたときに、芯線全体を被覆する別繊維が剥がれてしまうようなことを防止することができるので、集成材の曲げに対する強度を向上させることができる。
更に、高強力繊維線材1d〜1gは、芯線2が固化剤により硬質に一体化して棒状に形成されているため、高強力繊維線材1d〜1gを溝100eに容易に配置することができる。
まず、接着剤充填工程で溝100eに固定用接着剤を充填しておき、次の補強材配置工程で補強材1xを溝100eに配置し、そして、接合工程でラミナ100a〜100dのそれぞれの接着面となる対向面に固定用接着剤を塗布し、ラミナ100a〜100dを段積みして貼り合わせ集成材100とする。集成材の接合方法としては、このような手順としてもよい。
次に、図1から図5に示す高強力繊維線材1a〜1gを用いてラミナを接合した木製品を、図11に基づいて説明する。
図11に示す集成材101は、4本のラミナ100a〜100dのうち、ラミナ100aを第1の木製部材とし、ラミナ100bを第2の木製部材として、断面が矩形状の溝100fをラミナ100bに形成し、補強材1xを配置したものである。補強材1xが配置された位置が異なる以外は、実施の形態3にて説明した集成材100(図7から図9を参照)と同じであるため詳細な説明は省略する。
図11に示す集成材101を発明品として作製した。このときの補強材1xは図1に示す高強力繊維線材1aとした(図12参照)。
芯線2は、高強力繊維糸4として、12000本の炭素繊維糸が収束された12Kの炭素繊維束を30本引き揃えたもの(炭素繊維糸にも炭素繊維束にも実質的に撚りが掛かっていない)を使用した。また、拘束材3は、1000デシテックスのポリエステル繊維を製紐機により芯線2の周囲面に、芯線2の長さ方向に対して約2.7cmのピッチで巻き回したものとした。このときの被覆率は29%であった。
このような集成材101に対して、ラミナ100aの中央部に押圧力(図11においては矢印F1で示す)を加えて、曲げ強さ、ヤング係数(スパン1620mm、荷重点間距離360mm)を測定したところ、曲げ強さは68MPa、ヤング係数は8.5MPaであった。
また、測定後の発明品を観察したところ、割れた箇所は木の節がある部分であり、節のないラミナであれば更に高い曲げ強さおよびヤング係数が得られる可能性があることがわかった。また、測定後の従来品は2つに割れてしまったが、測定後の発明品は集成材が欠ける程度であった。
従って、ラミナ100aの中央部を押圧するときには、補強材1xをラミナ100aとラミナ100bとの間に位置させるより、溝を100dに形成して、補強材1xをラミナ100cとラミナ100dとの間に位置させる方が曲げ強さやヤング係数を向上させることができる。つまり、集成材に対して押圧力が加わる位置から遠い位置にあるラミナの間に補強材を配置する方が曲げ強さやヤング係数を向上させるという点では有利である。
次に、図1から図5に示す高強力繊維線材1a〜1gを用いて木製部材を接合した木製品を、図14から図16に基づいて説明する。
図14および図15に示す集成材105は、2本の長尺状の木製部材105a(第1の木製部材),木製部材105b(第2の木製部材)の端面を接着面として、接着面同士を貼り合わせ、一本の棒状部材としたものである。木製部材105aと木製部材105bとには、補強のための補強材1xが2本に跨るように配置されている。
補強材1xは、図1から図5に示す高強力繊維線材1a〜1gのいずれかとすることができる。補強材1xは、木製部材105aと木製部材105bとの軸線に沿って設けられた溝105cに配置されている。溝105cは、底面が円弧面に形成されている。
まず、ステップS50での溝切削工程にて、木製部材105aと木製部材105bとに、それぞれの軸線に沿って直線状の溝105cが連続するように切削する。このとき、溝105cの溝幅が、補強材1xの太さに対して幅広過ぎないように、補強材1xが挿入可能な幅となるようにする。また、溝105cの底面が円弧面となるように切削する。溝105cの底面を円弧面とすることで、補強材1xと底面との隙間がほぼ均等になるため、溝105cの内面と補強材1xの周囲とを均等に接着せることができるので、接着強度を向上させることができる。また、補強材1xと底面との隙間が少なくなるため、無駄となってしまう固定用接着剤を減らすことができる。
次に、ステップS70での接着剤充填工程にて、溝105cに固定用接着剤を充填する。木製部材105aと木製部材105bとが、ステップS60による接合工程にて端面同士が接着されているので、木製部材105aと木製部材105bとに跨るように形成された溝105cに、一度に固定用接着剤を充填することができる。
この固定用接着剤は、前述のようにレゾルシノール樹脂、フェノールレゾルシノール樹脂、フェノール樹脂、α−オレフィン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂や水性高分子−イソシアネート系樹脂等の公知の固定用接着剤が使用できる。特に、高強力繊維糸として炭素繊維糸を用いる場合には、木製部材と炭素繊維糸との両方に親和性が高いものが好ましく、レジルシノール樹脂やフェノールレゾルシノール樹脂を好ましく用いることができる。
(実施の形態6)
次に、図1から図5に示す補強用炭素繊維線材を用いた梁と柱の接合構造を図17に基づいて説明する。図17に示す柱111と、梁112,113との接合部110は、補強材1xにより補強されている。
柱111と、梁112,113とを接合する際には、まず、予め柱111の所定高さに貫通孔111aを穿孔する。また、梁112,113の接合面に、貫通していない所定奥行きの深堀孔112a,113aを穿孔する。
また、深堀孔112a,113aに固定用接着剤の注入孔を設けておき、梁112,113を柱111に当接させた後に、固定用接着剤を注入孔より充填してもよい。
なお、図17に示す接合部では、補強材1xを貫通孔111aと深堀孔112a,113aとによる補強材挿入孔に配置しているが、柱111の貫通孔111aを梁112,113の上面および下面に合わせて、梁112,113の上面および下面に形成した溝に配置したり、柱111と梁112,113との両側面に形成した溝に配置したりして、柱111と梁112,113とを接合するようにしてもよい。
1x 補強材
2 芯線
3a,3b,3c 拘束材
4 高強力繊維糸
5 高強力繊維束
7a クリール
7b ダイス
7c 加熱炉
7d 裁断機
100,101,102 集成材
100a〜100d ラミナ
100e,100f 溝
100g 溝形成面
105 集成材
105a,105b 木製部材
105c 溝
110 接合部
111 柱
111a 貫通孔
112,113 梁
112a,113a 深堀孔
Claims (7)
- 高強力繊維糸を、繊維方向を合わせ交絡させずに束ねた芯線と、
前記芯線の周囲面を他の木製部材との固定用接着剤による接着面として露出させた状態で、前記芯線の周囲を巻き回して結束する拘束材とを備え、
前記芯線は、前記高強力繊維糸として炭素繊維糸のみからなることを特徴とする木製部材補強用の高強力繊維線材。 - 前記高強力繊維線材は、前記拘束材による前記芯線の被覆率が70%以下である請求項1記載の木製部材補強用の高強力繊維線材。
- 前記拘束材は、前記高強力繊維糸以外の繊維であって、前記高強力繊維糸より耐剪断性の高い繊維により形成されている請求項1または2記載の木製部材補強用の高強力繊維線材。
- 前記拘束材は、前記芯線を中心として、組紐状または編紐状に編まれたものである請求項1から3のいずれかの項に記載の木製部材補強用の高強力繊維線材。
- 前記拘束材および前記芯線は、その周囲面が固化剤により硬化している請求項1から4記載の木製部材補強用の高強力繊維線材。
- 前記請求項1から5のいずれかの項に記載の木製部材補強用の高強力繊維線材を補強材として、固定用接着剤と共に、第1の木製部材と第2の木製部材との間に介在させて、前記第1の木製部材と第2の木製部材とが接合されていることを特徴とする木製部材補強用の高強力繊維線材を用いた木製部材の接合構造。
- 前記固定用接着剤は、レゾルシノール樹脂、フェノールレゾルシノール樹脂、フェノール樹脂、α−オレフィン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、水性高分子−イソシアネート系樹脂のいずかれを主成分としたものである請求項6記載の木製部材補強用の高強力繊維線材を用いた木製部材の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011164671A JP5801130B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 木製部材補強用の高強力繊維線材およびそれを用いた木製部材の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011164671A JP5801130B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 木製部材補強用の高強力繊維線材およびそれを用いた木製部材の接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013028029A JP2013028029A (ja) | 2013-02-07 |
JP5801130B2 true JP5801130B2 (ja) | 2015-10-28 |
Family
ID=47785580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011164671A Active JP5801130B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 木製部材補強用の高強力繊維線材およびそれを用いた木製部材の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5801130B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016172870A (ja) * | 2011-12-28 | 2016-09-29 | 小松精練株式会社 | 高強力繊維線材及び該高強力繊維線材を有してなる複合材 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5953554B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2016-07-20 | 小松精練株式会社 | 高強力繊維線材及び該高強力繊維線材を有してなる複合材 |
CN115871315A (zh) * | 2022-11-10 | 2023-03-31 | 惠州市耐斯运动器材有限公司 | 高强度滑板生产方法 |
CN115609715B (zh) * | 2022-12-02 | 2023-10-13 | 阜南县锐发工艺品有限公司 | 一种抗冲高强柳编构件的制备方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5153071Y2 (ja) * | 1972-09-13 | 1976-12-18 | ||
JPS61245334A (ja) * | 1985-04-24 | 1986-10-31 | 塩谷機料株式会社 | 綜絖糸 |
JPS63295735A (ja) * | 1987-05-27 | 1988-12-02 | 東洋紡績株式会社 | 複合糸及びその製造法 |
JPH01174413A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 | Toyobo Co Ltd | 複合糸プリプレグ |
JPH04366603A (ja) * | 1991-06-14 | 1992-12-18 | Mitsui Constr Co Ltd | 繊維補強集成木材並びにその製造方法 |
JP3251437B2 (ja) * | 1994-10-03 | 2002-01-28 | 帝人株式会社 | セールクロス用芯鞘構造糸 |
JPH102059A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Tokyu Constr Co Ltd | 集成木材の補強方法 |
JPH1024527A (ja) * | 1996-07-10 | 1998-01-27 | Topy Ind Ltd | 複合積層材及びその製造方法 |
JPH1086110A (ja) * | 1996-09-17 | 1998-04-07 | Hironosuke Shiotani | 補強材で強化した構造用複合材 |
JP2003055850A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Fukushima Prefecture | 複合糸および繊維強化プラスチック |
US20060127633A1 (en) * | 2004-12-10 | 2006-06-15 | Dimakis Alkiviadis G | Reinforced wood product and methods for reinforcing a wood product |
-
2011
- 2011-07-27 JP JP2011164671A patent/JP5801130B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016172870A (ja) * | 2011-12-28 | 2016-09-29 | 小松精練株式会社 | 高強力繊維線材及び該高強力繊維線材を有してなる複合材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013028029A (ja) | 2013-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6129963B2 (ja) | 高強力繊維複合材及びストランド構造体並びにマルチストランド構造体 | |
JP5953554B2 (ja) | 高強力繊維線材及び該高強力繊維線材を有してなる複合材 | |
HU217312B (hu) | Erősített faszerkezeti elem | |
JP5801130B2 (ja) | 木製部材補強用の高強力繊維線材およびそれを用いた木製部材の接合構造 | |
HU219004B (hu) | Erősítőpanel hosszúkás fa szerkezeti elem teherhordó képességének növelésére, eljárás az erősítőpanel előállítására és a panellel erősített fa szerkezeti tartó | |
JP5801129B2 (ja) | 木製部材の接合方法 | |
JP5758203B2 (ja) | 紐状強化繊維複合体およびコンクリート補強筋材並びにブレース材 | |
US20160273161A1 (en) | Pre-impregnated composite material | |
JP5808598B2 (ja) | 木製部材の接合部構造 | |
US20130302604A1 (en) | Robust pre-impregnated yarn for manufacturing textile composites | |
JP5670230B2 (ja) | 紐状強化繊維複合体 | |
JP6022188B2 (ja) | 引張材 | |
JP6022186B2 (ja) | 筋材 | |
JP5962724B2 (ja) | エネルギー吸収部材 | |
JP6199440B2 (ja) | 高強力繊維線材及び該高強力繊維線材を有してなる複合材 | |
JP6794152B2 (ja) | 接合構造体 | |
JP6830763B2 (ja) | 耐震補強材 | |
RU2008101255A (ru) | Фиксирующая нить для сшивания армирующих волокон | |
JP2009097292A (ja) | 定着部材およびそれを用いたコンクリート部材の補強方法 | |
RU2683106C1 (ru) | Образец для определения прочности адгезионной связи армирующих нитей и полимерного связующего и способ его изготовления | |
JP6705958B1 (ja) | 繊維ロッド結束具及び繊維ロッド結束方法 | |
JP6022187B2 (ja) | 引張材 | |
JP2021147791A (ja) | 結束具及び結束方法 | |
JP2004249507A (ja) | 強化繊維シート | |
JP5437108B2 (ja) | 建造物用補強アンカーおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150317 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150826 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5801130 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |