JP5797165B2 - 電気炉の排ガス管 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄スクラップの溶解、精錬を行う電気炉から排出される排ガスの排気経路に設けられる排ガス管に関する。
鉄スクラップの溶解、精錬中に電気炉から発生する排ガスは、燃焼塔に吸引されて、外気を流入させて燃焼させて、直引ダクト、ガスクーラ、集塵機等を通過して排気される。
このような電気炉の排ガスの排気経路に設けられる排ガス管が特許文献1に開示されている。
電気炉における排ガス管の構造について、特許文献1に基づいて説明する。図3は、特許文献1に開示された電気炉及びその周辺設備の説明図である。
電気炉31から排出される排ガスは、例えば特許文献1に示されるように、電気炉31の炉蓋33に設けた炉頂エルボ管35から排出され、摺動管37、集煙管39を通過して燃焼塔41に吸引される。
なお、図3に示すように摺動管37は、その出側が、燃焼塔41の側壁上部に固定配置した集煙管39の入側に一端側が挿入され、長手方向に沿って摺動自在に配設されている。
摺動管37の入側に設けられた入側フランジ37aは、炉頂エルボ管35の出側フランジ35aと対向している。
そして、摺動管37は台車43上に支持フレーム45を介して搭載されており、この台車43は架構47上に設けたガイドレール上を進退することによって、摺動管37の入側フランジ37aを炉頂エルボ管35の出側フランジ35aに対して接近したり離間したりできるようになっている。
炉頂エルボ管35と集煙管39の間に摺動管37を設け、炉頂エルボ管35と摺動管37の間の隙間を離接可能にしているのは、電気炉31から出鋼する際に電気炉31を傾動させたときに炉頂エルボ管35が摺動管37と干渉するのを防止するためである。
上記のように構成された電気炉31は、操業時においては摺動管37を炉頂エルボ管35側に寄せて排ガスを排気する。
出鋼時には、摺動管37を集煙管39側に寄せて、炉頂エルボ管35との間に隙間を形成して、出鋼作業を行う。
特許第2786129号公報
集煙管39と摺動管37とはそれぞれの端部が重なるようにして一方が他方に挿入された構造になっている。特許文献1のものでは、摺動管37が集煙管39側に挿入される構造であり、挿入される端部にはフランジ等が設けられていない。
そのため、1100℃〜1200℃の高温であり、かつ多量のダストを含む排ガスが通過することで、摺動管37の挿入側の端部が高温によって変形し、集煙管39に接触して摺動ができなくなるという問題が生じていた。
摺動管37の摺動ができなくなると、電気炉31の操業ができず、修理に時間を要し、操業上大きな問題であった。
なお、上記の例では、摺動管37が集煙管39側に挿入される構造の場合であるが、上記のような問題は、集煙管が摺動管に挿入される場合でも同様に生ずるものである。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、摺動管と集煙管との摺動動作に支障がでないような電気炉の排ガス管を提供することを目的としている。
(1)本発明に係る電気炉の排ガス管は、電気炉から排出され、摺動管と集煙管を介して燃焼塔に吸引される排ガスの経路を形成する電気炉の排ガス管であって、
一端側が電気炉の炉頂エルボ管に近接され、他端側が集煙管側に接続される摺動管と、該摺動管に一端側が挿入され、他端側が燃焼塔に連通する集煙管とを有し、
前記集煙管における摺動管に挿入される端部に外フランジ状の水冷リングを設けたことを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、水冷リングは、所定間隔を離して対向するように形成された一対の縦壁と、該縦壁を繋ぐ水平壁とを備えたボックス構造になっており、水冷リングの水路が集煙管の水冷ジャケットの水路と連通していることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、水冷リングの外周壁と摺動管の内壁との間に、少なくとも20mmの隙間を形成したことを特徴とするものである。
本発明においては、一端側が電気炉の炉頂エルボ管に近接され、他端側が集煙管側に接続される摺動管と、該摺動管に一端側が挿入され、他端側が燃焼塔連通する集煙管とを有し、前記集煙管における摺動管に挿入される端部に外フランジ状の水冷リングを設けたことにより、摺動管に挿入される集煙管の端部の熱による変形を抑制でき、摺動管の動作に支障ができることがない。
これによって、電気炉の操業を長期間に亘って継続して行うことができるという効果が得られている。
本発明の一実施の形態に係る排ガス管路の構造を説明する説明図である。 図1の矢視A−A線に沿う断面図である。 従来の電気炉の排ガス管路を説明する説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態は電気炉の排ガス管に関するものであり、電気炉や燃焼塔等は従来と同様のものであることから、以下の説明では従来例と同一の部分に関しては、従来例を示した図3を参照し、図3に示した符号を付して説明する。
本実施の形態に係る電気炉31の排ガス管1は、電気炉31から排出され、摺動管3と集煙管5を介して燃焼塔41に吸引される排ガスの経路を形成する電気炉31の排ガス管1であって、
一端側が電気炉31の炉頂エルボ管35に近接され、他端側が集煙管5側に接続される摺動管3と、摺動管3に一端側が挿入され、他端側が燃焼塔41に連通する集煙管5とを有し、集煙管5における摺動管3に挿入される端部に外フランジ状の水冷リング7を設けたことを特徴とするものである。
各構成をさらに詳細に説明する。
<摺動管>
摺動管3は、一端側に設けられた入側フランジ3aが電気炉31の炉頂エルボ管35に近接され、他端側には集煙管5の端部が挿入される。摺動管3は、架構47上に設けたガイドレール上を進退できる台車43上に支持フレーム45を介して搭載されており、台車43が進退することで、摺動管3の入側フランジ3aを炉頂エルボ管35の出側フランジ35aに対して接近したり離間したりできるようになっている。
<集煙管>
集煙管5は、一端側が摺動管3に挿入され、他端側が燃焼塔41に接続されている。
集煙管5の周壁は水冷ジャケット構造になっており、集煙管5の外周面には冷却水路11を形成するための外殻13が設置され、集煙管5の外周面と外殻13との隙間に冷却水路11が形成されている。
集煙管5における摺動管3側の端部には、外フランジ状の水冷リング7が形成されている。
水冷リング7の内部は、集煙管5の外周面に形成された冷却水路11と連通しており、水冷リング7が冷却水によって冷却される構造になっている。
水冷リング7は、断面が矩形のリング状になっており、断面において、前側の縦壁7aと水平壁7bと後ろ側の縦壁7cを有し、これによって略ボックス状になっている。水平リングをこのようなボックス形状にすることで、剛性が高められて熱変形を効果的に防止している。
水冷リング7の外周、すなわち水平壁7bと摺動管3の内壁との間には、少なくとも20mmの隙間Sが形成されている。隙間Sの好ましい範囲としては、20mm〜40mmである。
上記のように構成された電気炉31の排ガス管1の作用について説明する。
電気炉31を操業しているときには、摺動管3は炉頂エルボ管35のフランジ側に近接するように配置される。
この状態で電気炉31を操業すると、燃焼塔41側からの吸引により、排ガスが電気炉31の炉蓋33に設けられた炉頂エルボ管35、摺動管3及び集煙管5を通過して、燃焼塔41に供給される。
排ガスは、1100℃〜1200℃の高温であると共に多量のダストを含んでいる。このダストが水冷リング7の端面に衝突することで、水冷リング7を摩耗させることが考えられる。
しかし、燃焼塔41側からの吸引により、水冷リング7と摺動管3との隙間Sから外気が吸引され(図1の細い点線の矢印参照)、この吸引される外気が水冷リング7の端面を膜状に覆うことによって、水冷リング7の端面がダスト(図1の太い点線の矢印参照)の衝突から保護され、ダストによる過度な摩耗が防止されている。
また、排ガスの温度が上記のように高温であるが、水冷リング7は文字通り水冷されており、高温によって溶解することはない。
さらに、水冷リング7は、リング状になっていることから、その剛性が高められ、それ故に熱応力による変形が防止されている。また、さらに、本実施の形態の水冷リング7は、断面が矩形のボックスリング状であることから、前後2つの縦壁7a、7cが円形状の集煙管5の変形を効果的に防止するフランジとして機能し、さらに剛性を高めている。
以上のように、本実施の形態によれば、高温でかつ多量のダストを含む排ガスが通過する摺動管3と集煙管5の重畳部の変形が抑制され、長期間に亘って円滑な使用が可能となった。
S 隙間
1 排ガス管
3 摺動管
3a 入側フランジ
5 集煙管
7 水冷リング
7a、7b 縦壁
7b 水平壁
11 冷却水路
13 外殻
31 電気炉
33 炉蓋
35 炉頂エルボ
35a 出側フランジ
37 摺動管(従来例)
37a 入側フランジ(従来例)
39 集煙管(従来例)
41 燃焼塔
43 台車
45 支持フレーム
47 架構

Claims (3)

  1. 電気炉から排出され、排ガスを摺動管と集煙管を介して燃焼塔に吸引される排ガスの経路を形成する電気炉の排ガス管であって、
    一端側が電気炉の炉頂エルボ管に近接され、他端側が集煙管側に接続される摺動管と、該摺動管に一端側が挿入され、他端側が燃焼塔に連通する集煙管とを有し、
    前記集煙管における摺動管に挿入される端部に外フランジ状の水冷リングを設けたことを特徴とする電気炉の排ガス管。
  2. 水冷リングは、所定間隔を離して対向するように形成された一対の縦壁と、該縦壁を繋ぐ水平壁とを備えたボックス構造になっており、水冷リングの水路が集煙管の水冷ジャケットの水路と連通していることを特徴とする電気炉の排ガス管。
  3. 水冷リングの外周壁と摺動管の内壁との間に、少なくとも20mmの隙間を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の電気炉の排ガス管。
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