JP3837724B2 - 炉頂予熱装置からの排ガス吸引量の制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は炉頂予熱装置からの排ガス吸引量の制御方法に関する。スクラップを溶解するのにバーナ炉やアーク炉等の溶解炉が使用される。これらの溶解炉からは高温の排ガスが発生するので、通常はかかる高温の排ガスでスクラップを予熱することが行なわれる。スクラップ予熱装置には各種があるが、これらのなかに、炉頂にスクラップ予熱用の筒状体を装備したものがある。この予熱装置では、溶解炉から発生した高温の排ガスを該溶解炉の炉頂に装備した筒状体に導入し、導入した高温の排ガスで該筒状体に装填しておいたスクラップを予熱した後、予熱後の排ガスをダクトを介し吸引して、最終的には下流側の集塵装置で処理する。本発明は上記のような炉頂予熱装置から吸引する排ガス量の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、炉頂予熱装置として各種が提案されている(特開昭57−58070、特開昭59−56083、特開昭61−134578、特表昭56−501810、特表平3−505625)。これらの炉頂予熱装置では、該炉頂予熱装置からの排ガス吸引量を、吸引ファンの回転数調節やダンパの開度調節或はまた切替を行なうことにより制御している。例えば、下流側の集塵装置近傍に設けた吸引ファンの回転数を周波数制御することにより、上流側の炉頂予熱装置から吸引する排ガス量を制御している。また例えば、炉頂予熱装置に接続したダクトにダンパを介装したり或はまた炉頂予熱装置を経由しないで溶解炉から直接に排ガスを吸引するバイパスダクトにダンパを介装して、これらのダンパの開度調節や切替を行なうことにより、該炉頂予熱装置から吸引する排ガス量を制御している。
【0003】
ところが、かかる従来の制御方法には、その応答が遅いという欠点がある。応答が遅いと、具体的には次のような問題を生じる。
1)炉頂予熱装置にスクラップが装填されていない時に、該炉頂予熱装置からの排ガス吸引量が多いと、スクラップの予熱で熱を奪われていない高温の排ガスがダクトに流れ、下流側の集塵装置等を損なう。
2)炉頂予熱装置にスクラップを装填する時に、該炉頂予熱装置からの排ガス吸引量が多いと、スクラップの一部がダクトに引っ張り込まれてしまう。
3)炉頂予熱装置に装填したスクラップを予熱する時に、該炉頂予熱装置からの排ガス吸引量が少ないと、予熱効果が低い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来の炉頂予熱装置における排ガス吸引量の制御方法では、その応答が遅い点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、溶解炉の炉頂に装備したスクラップ予熱装置から排ガスを吸引するに際して、予熱装置に取付けた可動ダクトと該可動ダクトに相対して設けた固定ダクトとの間の隙間を該可動ダクト又は該固定ダクトに取付けた筒状の摺動部材を進退させて調節することにより、その吸引量を制御することを特徴とする炉頂予熱装置からの排ガス吸引量の制御方法に係る。
【0006】
本発明において、スクラップ予熱装置は溶解炉の炉頂に装備されている。通常、このスクラップ予熱装置は、筒状体と、該筒状体の内部に取付けられた開閉可能な火格子と、該筒状体の上部に取付けられた開閉可能な扉とを備え、該火格子は上下1段又は2段以上に取付けられていて、該筒状体の側部にダクトが取付けられている。かかるスクラップ予熱装置は溶解炉の炉蓋と一体で又は独自で移動可能になっており、したがって筒状体に取付けられたダクトは可動ダクトになっている。可動ダクトに相対して固定ダクトが設けられており、該固定ダクトは冷却塔等を介して最終的には集塵装置へと接続されている。
【0007】
本発明では、可動ダクト又はこれと相対する固定ダクトに筒状の摺動部材を取付け、該可動ダクトと該固定ダクトとの間の隙間を該摺動部材を進退させることにより調節する。摺動部材を前進させて可動ダクトと固定ダクトとの間の隙間を小さくすれば、そのような隙間から吸引される外気(冷風)量は少なくなり、それだけ可動ダクトを介してスクラップ予熱装置から吸引される排ガス量は多くなる。逆に摺動部材を後退させて可動ダクトと固定ダクトとの間の隙間を大きくすれば、そのような隙間から吸引される外気(冷風)量は多くなり、それだけ可動ダクトを介してスクラップ予熱装置から吸引される排ガス量は少なくなる。本発明では、摺動部材を進退させて、可動ダクトと固定ダクトとの間の隙間を調節することにより、炉頂に装備されたスクラップ予熱装置からの排ガス吸引量を制御するのである。
【0008】
摺動部材は、可動ダクトに余分な負荷をかけないようにするため、固定ダクトに取付けるのが好ましく、また該摺動部材の進退は、それを正確に且つ速やかに行なわせるため、エアー又は電動のシリンダ駆動で行なうのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態を例示する正面図、図2は図1の部分拡大縦断面図である。直流アーク炉の炉本体11に炉蓋12が被着されており、炉蓋12から炉内へ電極13が挿入されている。炉蓋12には炉本体11の側壁に沿う延長上に筒状体21が立設されており、筒状体21の内部は炉内と連通していて、筒状体21は炉蓋12と一体で移動可能になっている。筒状体21の内部には上下2段で火格子22,23が開閉可能に取付けられており、筒状体21の上部には扉24が開閉可能に取付けられている。火格子22は扉24を開いて筒状体21へと投入したスクラップを、一次予熱する間、支持するためのもので、また火格子23は火格子22を開いて火格子23へと落下させた一次予熱後のスクラップを、二次予熱する間、支持するためのものである。
【0010】
筒状体21の側部には可動ダクト31が取付けられており、可動ダクト31の端部にはやや大きめのフランジ部32が形成されていて、可動ダクト31と相対して固定ダクト41が設けられ、固定ダクト41は図示しない冷却塔等を介して最終的には下流側の集塵装置へと接続されている。固定ダクト41の外周面には筒状の摺動部材51が摺嵌されており、摺動部材51の端部にはシリンダロッド61,62が取付けられていて、シリンダロッド61,62のシリンダ筒63,64は固定ダクト41に取付けられている。
【0011】
シリンダロッド61,62及びシリンダ筒63,64を備える電動シリンダは図示しない制御装置へと接続されており、該制御装置からの指令信号により駆動し、摺動部材51を進退させて、可動ダクト31と固定ダクト41との間の隙間を調節するようになっている。炉頂予熱装置を構成する筒状体21に取付けた可動ダクト31とこれに相対して設けた固定ダクト41との間の隙間を調節することにより、筒状体21からの排ガス吸引量をいわば直接的に制御するため、その応答は極めて速い。
【0012】
【発明の効果】
既に明らかなように、以上説明した本発明には、炉頂予熱装置からの排ガス吸引量を溶解炉の操業状況やスクラップの予熱状況に応じて迅速に制御できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を例示する正面図。
【図2】図1の部分拡大縦断面図。
【符号の説明】
11・・・炉本体、12・・・炉蓋、13・・・電極、21・・・筒状体、22,23・・・火格子、31・・・可動ダクト、41・・・固定ダクト、51・・・摺動部材、63,64・・・シリンダ筒

Claims (2)

  1. 溶解炉の炉頂に装備したスクラップ予熱装置から排ガスを吸引するに際して、予熱装置に取付けた可動ダクトと該可動ダクトに相対して設けた固定ダクトとの間の隙間を該可動ダクト又は該固定ダクトに取付けた筒状の摺動部材を進退させて調節することにより、その吸引量を制御することを特徴とする炉頂予熱装置からの排ガス吸引量の制御方法。
  2. 固定ダクトに取付けた筒状の摺動部材をエアー又は電動のシリンダ駆動で進退させる請求項1記載の炉頂予熱装置からの排ガス吸引量の制御方法。
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