JP3525422B2 - 炉頂予熱装置におけるダクトの接続構造 - Google Patents

炉頂予熱装置におけるダクトの接続構造

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JP3525422B2
JP3525422B2 JP25717395A JP25717395A JP3525422B2 JP 3525422 B2 JP3525422 B2 JP 3525422B2 JP 25717395 A JP25717395 A JP 25717395A JP 25717395 A JP25717395 A JP 25717395A JP 3525422 B2 JP3525422 B2 JP 3525422B2
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幸雄 丹羽
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は炉頂予熱装置におけ
るダクトの接続構造に関する。スクラップを溶解するの
にバーナ炉やアーク炉等の溶解炉が使用される。これら
の溶解炉からは高温の排ガスが発生するので、通常はか
かる高温の排ガスでスクラップを予熱することが行なわ
れる。スクラップ予熱装置には各種があるが、これらの
なかに、炉頂にスクラップ予熱用の筒状体を装備したも
のがある。この予熱装置では、溶解炉から発生した高温
の排ガスを該溶解炉の炉頂に装備した筒状体に導入し、
導入した高温の排ガスで該筒状体に装填しておいたスク
ラップを予熱した後、予熱後の排ガスをダクトを介し吸
引して、最終的には下流側の集塵装置で処理する。本発
明は上記のような炉頂予熱装置におけるダクトの接続構
造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、炉頂予熱装置として各種が提案さ
れている(特開昭57−58070、特開昭59−56
083、特開昭61−134578、特表昭56−50
1810、特表平3−505625)。これらの炉頂予
熱装置のなかには、該炉頂予熱装置を溶解炉の炉蓋と一
体で又は独自で移動可能に装備したものがある(特開昭
61−134578、特表昭56−501810、特表
平3−505625)。かかる炉頂予熱装置では一般
に、スクラップを予熱するときには該炉頂予熱装置は溶
解炉の炉壁近くに位置しているが、予熱後のスクラップ
を炉内へ投入するときには該炉頂予熱装置を溶解炉の中
央寄りに移動している。したがって、かかる炉頂予熱装
置においては、該炉頂予熱装置に取付けられたダクトは
可動ダクトになっており、該可動ダクトを臨んで固定ダ
クトを設け、該炉頂予熱装置からの排ガスを、これらの
ダクトを介して吸引し、最終的には下流側の集塵装置で
処理している。 【0003】ところが、上記のような従来のスクラップ
予熱装置においては、スクラップを予熱するときの位置
関係で、該スクラップ予熱装置に取付けられた可動ダク
トを臨み固定ダクトが設けられているため、該スクラッ
プ予熱装置の移動中において、該スクラップ予熱装置か
ら排ガスがいわば垂れ流しになってしまうという欠点が
ある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の炉頂予熱装置におけるダクトの接続
構造では、該炉頂予熱装置の移動中に、該炉頂予熱装置
から排ガスがいわば垂れ流しになってしまう点である。 【0005】 【課題を解決するための手段】しかして本発明は、溶解
炉の炉頂に装備されたスクラップ予熱装置におけるダク
トの接続構造であって、予熱装置に取付けられた可動ダ
クトと該可動ダクトの下流側に設けられた固定ダクトと
を備え、該固定ダクトの上流側端部は該可動ダクトを常
時臨む大口径に形成されており、該上流側端部に筒状部
材が進退可能に摺嵌されていて、該可動ダクトの下流側
端部に該筒状部材を常時臨む幅広のフランジ部が形成さ
れて成ることを特徴とする炉頂予熱装置におけるダクト
の接続構造に係る。 【0006】本発明において、スクラップ予熱装置は溶
解炉の炉頂に装備されている。通常、このスクラップ予
熱装置は、筒状体と、該筒状体の内部に取付けられた開
閉可能な火格子と、該筒状体の上部に取付けられた開閉
可能な扉とを備え、該火格子は上下1段又は2段以上に
取付けられていて、該筒状体の側部にダクトが取付けら
れている。かかるスクラップ予熱装置は溶解炉の炉蓋と
一体で又は独自で移動可能になっており、したがって筒
状体に取付けられたダクトは可動ダクトになっている。
可動ダクトの下流側に固定ダクトが設けられており、該
固定ダクトは冷却塔等を介して最終的には集塵装置へと
接続されている。 【0007】固定ダクトの上流側端部は可動ダクトを常
時臨む大口径に形成されており、該上流側端部に筒状部
材が進退可能に摺嵌されている。通常、固定ダクトの上
流側端部は、スクラップ予熱装置と共に可動ダクトが上
下方向或は水平方向へ移動するときでも常時、該可動ダ
クトを下流側から見てあたかも覆うよう大口径の長円状
又は矩形状に形成されており、かかる端部の外周に例え
ばシリンダ駆動で進退する筒状部材が摺嵌されているの
である。 【0008】一方、可動ダクトの下流側端部には筒状部
材を常時臨む幅広のフランジ部が形成されている。通
常、可動ダクトの下流側端部に筒状部材よりも相当に幅
広の長円状又は矩形状に形成されたフランジ部が取付け
られており、該フランジ部は、スクラップ予熱装置と共
に可動ダクトが上下方向或は水平方向へ移動するときで
も常時、固定ダクトの上流側端部に摺嵌された筒状部材
を上流側から見てあたかも覆うよう幅広に形成されてい
るのである。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明のダクトの接続構造
が適用された炉頂予熱装置を例示する正面図、図2は図
1を右側面から見た部分拡大縦断面図、図3は図1の部
分拡大平面図である。直流アーク炉の炉本体11に炉蓋
12が被着されており、炉蓋12から炉内へ電極13が
挿入されている。炉蓋12には炉本体11の側壁に沿う
延長上に筒状体21が立設されており、筒状体21の内
部は炉内と連通していて、筒状体21は炉蓋12と一体
で移動可能になっている。筒状体21の内部には上下2
段で火格子22,23が開閉可能に取付けられており、
筒状体21の上部には扉24が開閉可能に取付けられて
いる。火格子22は扉24を開いて筒状体21へと投入
したスクラップを、一次予熱する間、支持するためのも
ので、また火格子23は火格子22を開いて火格子23
へと落下させた一次予熱後のスクラップを、二次予熱す
る間、支持するためのものである。 【0010】筒状体21の側部(図1では背面における
側部)に可動ダクト31が取付けられており、可動ダク
ト31を臨んで固定ダクト41が設けられている。固定
ダクト41は図示しない冷却塔等を介して最終的には下
流側の集塵装置へと接続されており、固定ダクト41の
上流側端部42は可動ダクト31を常時臨む大口径の長
円状に形成されている。上流側端部42は、筒状体21
と共に可動ダクト31が水平方向へ移動するときでも常
時、可動ダクト31を下流側から見てあたかも覆うよう
横長の大口径に形成されているのである。 【0011】固定ダクト41の上流側端部42の外周に
は筒状部材51が摺嵌されており、筒状部材の下流側端
部にはシリンダロッド61,62が取付けられていて、
シリンダロッド61,62のシリンダ筒63,64は固
定ダクト41に取付けられている。シリンダロッド6
1,62及びシリンダ筒63,64を備える電動シリン
ダは図示しない制御装置へと接続されており、直流アー
ク炉における溶解状況、筒状体21におけるスクラップ
の予熱状況、筒状体21の移動等との関係で該制御装置
から発せられる信号により駆動し、筒状部材51を進退
させるようになっている。 【0012】一方、可動ダクト31の下流側端部には筒
状部材51を常時臨む相当に幅広の長円状に形成された
フランジ部71が取付けられている。フランジ部71
は、筒状体21と共に可動ダクト31が水平方向へ移動
するときでも常時、固定ダクト41の上流側端部42に
摺嵌された筒状部材51を上流側から見てあたかも覆う
よう横長の幅広に形成されているのである。 【0013】筒状体21へ投入したスクラップを予熱す
るときは、通常は筒状部材51を前進させ、フランジ部
71に近接した状態とする。いうまでもなくこの状態で
は、フランジ部71及び筒状部材51を介し、可動ダク
ト31と固定ダクト41とは接続されている。そして予
熱後のスクラップを炉内の中央寄りへ投入するため、炉
蓋12と一体で筒状体21を水平移動するときは、通常
は筒状部材51を少し後退させ、移動に際しフランジ部
71と筒状部材51とが干渉し合わない状態とする。こ
の状態でも、フランジ部71及び筒状部材51を介し、
可動ダクト31と固定ダクト41とは接続されている。
本発明によると、筒状体21の移動中においても、筒状
体21から排ガスがいわば垂れ流しになるのを防止でき
るのである。 【0014】 【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、炉頂予熱装置の移動中においても、該炉頂予熱
装置から排ガスがいわば垂れ流しになるのを防止できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のダクトの接続構造が適用された炉頂予
熱装置を例示する正面図。 【図2】図1を右側面から見た部分拡大縦断面図。 【図3】図1の部分拡大平面図。 【符号の説明】 11・・・炉本体、12・・・炉蓋、13・・・電極、
21・・・筒状体、22,23・・・火格子、31・・
・可動ダクト、41・・・固定ダクト、51・・・筒状
部材、63,64・・・シリンダ筒、71・・・フラン
ジ部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 溶解炉の炉頂に装備されたスクラップ予
    熱装置におけるダクトの接続構造であって、予熱装置に
    取付けられた可動ダクトと該可動ダクトの下流側に設け
    られた固定ダクトとを備え、該固定ダクトの上流側端部
    は該可動ダクトを常時臨む大口径に形成されており、該
    上流側端部に筒状部材が進退可能に摺嵌されていて、該
    可動ダクトの下流側端部に該筒状部材を常時臨む幅広の
    フランジ部が形成されて成ることを特徴とする炉頂予熱
    装置におけるダクトの接続構造。
JP25717395A 1995-09-09 1995-09-09 炉頂予熱装置におけるダクトの接続構造 Expired - Lifetime JP3525422B2 (ja)

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