JP2743575B2 - 傾転炉用排煙装置 - Google Patents
傾転炉用排煙装置Info
- Publication number
- JP2743575B2 JP2743575B2 JP29018690A JP29018690A JP2743575B2 JP 2743575 B2 JP2743575 B2 JP 2743575B2 JP 29018690 A JP29018690 A JP 29018690A JP 29018690 A JP29018690 A JP 29018690A JP 2743575 B2 JP2743575 B2 JP 2743575B2
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- JP
- Japan
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- smoke exhaust
- furnace
- exhaust duct
- seal plate
- smoke
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合金製造時に使用される調合炉のように傾転
される炉の排煙装置に関する。
される炉の排煙装置に関する。
亜鉛合金を製造する場合に使用される調合炉などに
は、調合炉から発生する排煙を外部に導くために、炉上
面に排煙装置が付設されている。従来用いられている排
煙装置は調合炉の上面を覆う炉蓋に装着された排煙ダク
トによって主に形成されている。該排煙ダクトは炉の傾
転を妨げないようにその中間部が分離して接続されてお
り、下側の排煙ダクトは炉と一体に傾転するように炉蓋
に略垂直に立設されている。炉内の排煙は排煙ダクトを
通じてバッグフィルターなどの排煙処理設備に導かれ、
該設備に処理された後に大気中に放出される。
は、調合炉から発生する排煙を外部に導くために、炉上
面に排煙装置が付設されている。従来用いられている排
煙装置は調合炉の上面を覆う炉蓋に装着された排煙ダク
トによって主に形成されている。該排煙ダクトは炉の傾
転を妨げないようにその中間部が分離して接続されてお
り、下側の排煙ダクトは炉と一体に傾転するように炉蓋
に略垂直に立設されている。炉内の排煙は排煙ダクトを
通じてバッグフィルターなどの排煙処理設備に導かれ、
該設備に処理された後に大気中に放出される。
ところが従来の排煙装置は、炉の傾転時に炉上面に炉
に装着されている下側の排煙ダクトが炉と一体に傾転す
る際、上側の排煙ダクトから外れて排煙が炉の周囲に放
出され、炉周囲の環境を損なう問題がある。
に装着されている下側の排煙ダクトが炉と一体に傾転す
る際、上側の排煙ダクトから外れて排煙が炉の周囲に放
出され、炉周囲の環境を損なう問題がある。
本発明は、炉の傾転時にも排煙が漏出しない排煙設備
を提供することを目的とする。
を提供することを目的とする。
本発明の排煙装置は、排煙フードと排煙ダクトから形
成され、排煙フードの開口を排煙ダクトの傾転範囲まで
拡げる一方、排煙ダクトには排煙フード開口を遮蔽する
シール板を設け、炉の傾転時にも排煙が外部に漏出しな
い構造とした。
成され、排煙フードの開口を排煙ダクトの傾転範囲まで
拡げる一方、排煙ダクトには排煙フード開口を遮蔽する
シール板を設け、炉の傾転時にも排煙が外部に漏出しな
い構造とした。
本発明によれば、傾転炉の上面を覆う排煙ダクトと該
排煙ダクトの上方に設置された排煙フードからなり、排
煙ダクトは傾転炉の上面に装着されて該傾転炉と一体に
傾転される一方、該排煙ダクトは排煙フードに対して摺
動自在にかつ気密に連結されていることを特徴とする傾
転炉用排煙装置が提供される。
排煙ダクトの上方に設置された排煙フードからなり、排
煙ダクトは傾転炉の上面に装着されて該傾転炉と一体に
傾転される一方、該排煙ダクトは排煙フードに対して摺
動自在にかつ気密に連結されていることを特徴とする傾
転炉用排煙装置が提供される。
さらに、その好適な実施態様として、排煙ダクトの上
端には傾転炉の傾転方向に沿った円弧状のシール板が設
けられ、一方排煙フードの下端には上記シール板に沿い
排煙ダクトの傾転範囲に拡がる開口部が形成されてお
り、かつ該開口部側端には上記シール板側端が摺動自在
に嵌合する摺動溝が形成されており、排煙フード開口部
が排煙ダクトの傾転範囲に亘り上記シール板により遮蔽
されていることを特徴とする排煙装置が提供される。
端には傾転炉の傾転方向に沿った円弧状のシール板が設
けられ、一方排煙フードの下端には上記シール板に沿い
排煙ダクトの傾転範囲に拡がる開口部が形成されてお
り、かつ該開口部側端には上記シール板側端が摺動自在
に嵌合する摺動溝が形成されており、排煙フード開口部
が排煙ダクトの傾転範囲に亘り上記シール板により遮蔽
されていることを特徴とする排煙装置が提供される。
第１図〜第３図に本発明の排煙装置を示す。
本発明の排煙装置は炉10の上面に装着された排煙ダク
ト20と、該排煙ダクト20の上方に設けられた排煙フード
30とからなる。
ト20と、該排煙ダクト20の上方に設けられた排煙フード
30とからなる。
図示する本実施例の炉10は調合炉であり、後部に溶融
金属の受入口11を備え、前部に注入口12を備えている。
該炉10は駆動手段（図示省略）によって注入口12の先端
を中心に傾転され、内部の溶融金属を注入口12から注湯
樋13に注ぎ出す。また炉10の後部下端にはインダクター
14が一体に取付けられており、炉内に供給された溶融金
属を誘導加熱する。なお、本発明の排煙装置が用いられ
る炉は上記調合炉に限らず、またインダクターを具える
ものでなくても良い。該炉10の上面には炉蓋15が設けら
れており、炉内部が密閉されている。該炉蓋15の中央に
は排煙ダクト20が立設されており、該排煙ダクト20は炉
10と一体に傾転される。更に該排煙ダクト20の上部は炉
10の傾転方向に対して略直角に湾曲しており、その上端
にシール板21が取付けられている。該シール板21は排煙
ダクト20及び炉10の傾転方向に沿って円弧状に形成され
ており、その両端は排煙ダクト20の傾転範囲に亘って延
びている。また該シール板21の下端は固定金具22によっ
て炉蓋11に固定されている。
金属の受入口11を備え、前部に注入口12を備えている。
該炉10は駆動手段（図示省略）によって注入口12の先端
を中心に傾転され、内部の溶融金属を注入口12から注湯
樋13に注ぎ出す。また炉10の後部下端にはインダクター
14が一体に取付けられており、炉内に供給された溶融金
属を誘導加熱する。なお、本発明の排煙装置が用いられ
る炉は上記調合炉に限らず、またインダクターを具える
ものでなくても良い。該炉10の上面には炉蓋15が設けら
れており、炉内部が密閉されている。該炉蓋15の中央に
は排煙ダクト20が立設されており、該排煙ダクト20は炉
10と一体に傾転される。更に該排煙ダクト20の上部は炉
10の傾転方向に対して略直角に湾曲しており、その上端
にシール板21が取付けられている。該シール板21は排煙
ダクト20及び炉10の傾転方向に沿って円弧状に形成され
ており、その両端は排煙ダクト20の傾転範囲に亘って延
びている。また該シール板21の下端は固定金具22によっ
て炉蓋11に固定されている。
排煙ダクト20の上方には排煙フード30が設けられてお
り、該排煙フード30の下端は排煙ダクト20の傾転範囲に
亘って拡がる開口部31を形成している。該開口部31の両
側端には長手方向に沿って内向きの摺動溝22が形成され
ており、上記シール板21の両側端が該溝22に摺動自在に
嵌合されている。第２図に示すように、炉10が定位置の
とき排煙ダクト20の先端は排煙フード30の下端に位置
し、開口部31の上部はシール板21の上部によって遮蔽さ
れる。溶融金属を注湯樋13に注入するために炉10が傾転
されると、排煙ダクト20が一体に傾転し、これに伴って
シール板21が溝22に案内されて摺動し、第３図に示すよ
うに排煙ダクト先端が開口部31の上端まで移動する。こ
の時、排煙フード30の下部はシール板21の下部によって
遮蔽される。
り、該排煙フード30の下端は排煙ダクト20の傾転範囲に
亘って拡がる開口部31を形成している。該開口部31の両
側端には長手方向に沿って内向きの摺動溝22が形成され
ており、上記シール板21の両側端が該溝22に摺動自在に
嵌合されている。第２図に示すように、炉10が定位置の
とき排煙ダクト20の先端は排煙フード30の下端に位置
し、開口部31の上部はシール板21の上部によって遮蔽さ
れる。溶融金属を注湯樋13に注入するために炉10が傾転
されると、排煙ダクト20が一体に傾転し、これに伴って
シール板21が溝22に案内されて摺動し、第３図に示すよ
うに排煙ダクト先端が開口部31の上端まで移動する。こ
の時、排煙フード30の下部はシール板21の下部によって
遮蔽される。
以上のように本発明の排煙装置においては、排煙ダク
トが排煙フードに対して摺動自在にかつ気密に接続され
ている。なお、他の実施態様として、排煙ダクトと排煙
フードとを耐熱性の蛇腹によって接続してもよい。
トが排煙フードに対して摺動自在にかつ気密に接続され
ている。なお、他の実施態様として、排煙ダクトと排煙
フードとを耐熱性の蛇腹によって接続してもよい。
本発明の排煙装置においては、炉の傾転時においても
排煙ダクトが排煙フードから外れないので排煙が外部に
放出されず、周囲の環境を損なうことがない。また排煙
の全部をバッグフィルター等の排煙処理設備に導くこと
ができるので、排煙中の有価金属を無駄なく回収でき、
合金化操業の実収率が向上する。
排煙ダクトが排煙フードから外れないので排煙が外部に
放出されず、周囲の環境を損なうことがない。また排煙
の全部をバッグフィルター等の排煙処理設備に導くこと
ができるので、排煙中の有価金属を無駄なく回収でき、
合金化操業の実収率が向上する。
第１図は本発明に係る排煙装置の一例を示す概略斜視
図、第２図および第３図は該排煙装置の使用態様を示す
断面説明図である。 図面中、10……炉、20……排煙ダクト、30……排煙フー
ド。
図、第２図および第３図は該排煙装置の使用態様を示す
断面説明図である。 図面中、10……炉、20……排煙ダクト、30……排煙フー
ド。
Claims (2)
- 【請求項１】傾転炉の上面を覆う排煙ダクトと該排煙ダ
クトの上方に設置された排煙フードからなり、排煙ダク
トは傾転炉の上面に装着されて該傾転炉と一体に傾転さ
れる一方、該排煙ダクトは排煙フードに対して摺動自在
にかつ気密に連結されていることを特徴とする傾転炉用
排煙装置。 - 【請求項２】排煙ダクトの上端には傾転炉の傾転方向に
沿った円弧状のシール板が設けられ、一方排煙フードの
下端には上記シール板に沿い排煙ダクトの傾転範囲に拡
がる開口部が形成されており、かつ該開口部側端には上
記シール板側端が摺動自在に嵌合する摺動溝が形成され
ており、排煙フード開口部が排煙ダクトの傾転範囲に亘
り上記シール板により遮蔽されていることを特徴とする
第１請求項の排煙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29018690A JP2743575B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 傾転炉用排煙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29018690A JP2743575B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 傾転炉用排煙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04165205A JPH04165205A (ja) | 1992-06-11 |
| JP2743575B2 true JP2743575B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=17752866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29018690A Expired - Lifetime JP2743575B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 傾転炉用排煙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2743575B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105299670B (zh) * | 2015-11-10 | 2018-08-24 | 佛山高富中石油燃料沥青有限责任公司 | 一种改进的加热炉烟道挡板的安装结构 |
| CN113387577B (zh) * | 2021-07-19 | 2023-02-17 | 河南弘宝汝瓷坊有限公司 | 一种汝瓷用青绿釉及青绿釉汝瓷的制备方法 |
| CN115930615A (zh) * | 2022-11-25 | 2023-04-07 | 营口佳镁耐火材料有限公司 | 一种环保型倾倒炉用烟气收集装置 |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP29018690A patent/JP2743575B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04165205A (ja) | 1992-06-11 |
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