JP6102472B2 - ステーブおよび高炉 - Google Patents

ステーブおよび高炉 Download PDF

Info

Publication number
JP6102472B2
JP6102472B2 JP2013096334A JP2013096334A JP6102472B2 JP 6102472 B2 JP6102472 B2 JP 6102472B2 JP 2013096334 A JP2013096334 A JP 2013096334A JP 2013096334 A JP2013096334 A JP 2013096334A JP 6102472 B2 JP6102472 B2 JP 6102472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stave
furnace
protrusion
uppermost
water channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013096334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014218682A (ja
Inventor
博喜 竹下
博喜 竹下
伸治 宮岡
伸治 宮岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2013096334A priority Critical patent/JP6102472B2/ja
Publication of JP2014218682A publication Critical patent/JP2014218682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6102472B2 publication Critical patent/JP6102472B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Blast Furnaces (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Description

本発明はステーブおよび高炉に関し、高炉内壁に設置されて炉体を保護するステーブおよびステーブを備えた高炉に関する。
既存の高炉では、鉄皮の内側にステーブが設置され、その内側に耐火レンガが設置された構造が多用される。従来は鋳鉄製のステーブが多用されていたが、近年では伝熱性能が高い銅ステーブが多用されるようになっている。
高炉の内面は、炉内の高熱を受けつつ炉内を下降する装入物に曝されて機械的な損耗を受ける。そして、一定期間で耐火レンガが損耗した後は、ステーブの表面が損耗される。このような損耗に対応するために、ステーブの炉内側の表面に凹部を配列し、この凹部に耐火物を嵌め込む等したものが開発されている。
高炉のうち、シャフト部(シャフト中部〜上部)では、装入物は層状をなした粒状のコークスおよび鉄原料(焼結鉱、塊鉱石等)であり、当該部位のステーブは、装入物粒子による機械的な摩耗を受ける。
一方、朝顔部および炉腹部では、以下の2種類の損傷形態が考えられている。第1は上記の鉄原料による機械的な摩耗による損傷、第2としては、高温の融着帯(装入物中の鉱石の軟化溶融が開始し、半溶融状態の鉱石が相互に融着し板状に繋がっている領域)の根部がステーブに接触し、特に高温溶融物による損傷を受ける。以上のような2種類の損傷形態によることが知られている。
このような装入物による高温下での機械的な摩耗あるいは高温の融着帯による溶損損耗に対し、前述した嵌め込み耐火物を有するステーブでも十分な耐久性が得られていなかった。
このような問題に対し、高炉の炉内表面となる基準面を有するステーブ本体と、基準面から炉内側に突出する突起部とを有するステーブが開発されている(特許文献1,2参照)。ここに、突起部は、通常ステーブ本体と同じく銅製とされ、本体と一体の削り出しあるいは別体のものを本体に固定したものとされる。また、突起部をステーブ上端から配置する構成は、鋳鉄ステーブの頃から適宜採用される慣習的な構成である。このような突起部つきのステーブは、俗に「Г(ゲー)型ステーブ」と称される(特許文献3参照)。
このような突起部を有するステーブでは、突起部により炉内を降下する装入物粒子を減速し、停滞層を形成することで摩耗を大幅に緩和し、ステーブ表面を保護することができる。
特許第5093420号公報 特許第4897115号公報 実開昭63−2756号公報
ところで、前述した特許文献1,2では、ステーブ基準面を冷却するために本来形成される冷却用水路に加えて、突起部を冷却するための専用の冷却用水路を形成し、各々を内側から冷却している。
これは、ステーブ本体および突起部を形成する銅などの金属材料が、一般に高温になると硬度が低下し、耐摩耗性が急激に低下することを考慮したものである。摩耗に曝されるステーブ本体および突起部の表面は、前述した冷却用水路により冷却され、所定の温度領域(通常は摂氏500度程度)以下に維持され、その耐久性が確保されている。
従って、ステーブ本体および突起部に対して、前述した冷却用水路による冷却が確実に行われていれば、ステーブ本体および突起部の表面は長期間にわたってその耐久性を維持することができる。
しかし、前述のようなステーブ本体の冷却用水路(ステーブ本体の辺縁部よりも内側の領域に設置される)とともに突起部の冷却用水路を設置しようとすると、ステーブ本体の内部の水路構造およびステーブに接続される配管類の複雑化が避けられない。
また、突起部の冷却用水路を設置するためにステーブ内にスペースを確保することが必要であり、とくに周辺部においては水路以外の構造との干渉等により水路を設置できないことがある。
例えば、前述した特許文献1,2では、突起部がステーブの上端にも設置されている。そして、特許文献1,2において、他の突起部には冷却用水路が通されるが、ステーブ上端の突起部には冷却用水路が通されていない。これは、ステーブ上端には、上方に隣接する他のステーブとの接続構造等が必要であり、これらの構成との干渉を避けるため、ステーブ上端の突起部には冷却用水路が設置できない、という理由による。
他の理由として、ステーブ上端に突起部を配しても、近傍にあるステーブ本体の冷却用水路からステーブ上端突起部を十分に冷却できるとの伝統的な見解があり、特許文献1,2はこのような見解に基づいていると推定される。
しかし、実際には、特許文献1,2の構成では、高炉内部の温度変動などによる局所的な高温化までは吸収しきれず、このようなステーブ上端突起部において、許容できない摩耗が進行していることが分かった。
本発明の主な目的は、構造が簡略化できるとともに、全面にわたって十分な耐久性が得られるステーブおよび高炉を提供することである。
本発明のステーブは、高炉の内面に配置されるステーブであって、前記高炉の炉内表面となる基準面を有するステーブ本体と、前記基準面から炉内側に突出する突起部と、前記ステーブ本体の内部に形成された冷却用水路とを有し、前記突起部は、前記ステーブ本体の上端から離れて設置されていることを特徴とする。
このような本発明では、最上段の突起部もステーブ本体の上端から離れて設置され、ステーブ本体の冷却用水路(ステーブ本体の辺縁部よりも内側の領域に設置される)に近づくことになる。このため、最上段の突起部は、ステーブ本体の冷却用水路により冷却される領域内となり、内部に冷却用水路を形成しなくとも冷却不足を解消することができる。
これにより、ステーブとして、構造が簡略化できるとともに、全面にわたって十分な耐久性が得られる。
本発明のステーブにおいて、前記突起部の最上段は、前記冷却用水路の最上端よりも下方に設置されていることが望ましい。
このような本発明では、最上段の突起部が、ステーブ本体の冷却用水路により冷却される領域内に配置され、最上段の突起部の冷却不足を確実に解消することができる。
本発明のステーブにおいて、前記突起部の最上段は、前記ステーブ本体の上端から所定の第1距離で設置され、前記冷却用水路の最上端は、前記ステーブ本体の上端から所定の第2距離で設置され、前記第1距離は前記第2距離の50%よりも大きいことが望ましい。
このような本発明では、最上段の突起部が、ステーブ本体の冷却用水路により冷却される領域よりも外側に配置されるが、第1距離を第2距離の50%より大きくすること、つまり、突起部の最上段を、ステーブ本体の上端よりも冷却用水路の最上端に近く配置することで、最上段の突起部の冷却不足を解消することができる。そして、最上段の突起部は、ステーブ本体の冷却用水路により冷却される領域内に限定されないため、設計自由度を高めることができる。
本発明のステーブにおいて、前記突起部の最上段は、温度400℃以下になる位置より下方に設置されていることが望ましい。
このような本発明では、突起部の最上段は、ステーブ本体の冷却用水路により冷却される領域の内側か外側かに拘わらず、ステーブ本体の冷却用水路により冷却されて温度400℃以下に維持されるため、内部に冷却用水路を形成しなくとも冷却不足を解消することができる。
本発明の高炉は、前述した本発明のステーブを備えたことを特徴とする。
このような本発明の高炉によれば、前述した本発明のステーブと同様な作用効果を得ることができ、高炉として、構造が簡略化できるとともに、全面にわたって十分な耐久性が得られる。
本発明によれば、最上段の突起部についてもステーブ本体の冷却用水路により冷却することができ、内部に冷却用水路を形成しなくとも冷却不足を解消することができるため、構造が簡略化できるとともに、全面にわたって十分な耐久性が得られるステーブおよび高炉を提供することができる。
本発明の第1実施形態における高炉を示す断面図。 前記第1実施形態におけるステーブを示す断面図。 本発明の第2実施形態におけるステーブを示す断面図。 本発明の第3実施形態におけるステーブを示す断面図。
〔第1実施形態〕
図1において、高炉1は、基礎地盤上に構築された筒状の炉体2を有する。
炉体2は、筒状であり、上部のガス捕集マンテル3から順次炉口部S1、シャフト部S2、炉腹部S3、朝顔部S4、羽口部S5、炉底部S6に区分される。一般的に、シャフト部S2の内径は下方に向かって拡張し、炉腹部S3の内径は最大径であり、朝顔部S4の内径は下方に向かって縮小する。
炉体2には、通常はガス捕集マンテル3に装入装置が設置され、この装入装置から高炉1内に粒状の装入物4が装入される。装入物4としては、8〜25mm程度の粒度の鉱石系装入物と、20〜55mm程度の粒度のコークス系の装入物とが交互に装入される。その結果、炉内の炉口部S1及びシャフト部S2には、鉄鉱石とコークスとが交互に成層した塊状帯4Aが形成される。
炉体2には、炉底部S6の上部に羽口5が設置され、ここから熱風5Aが吹き込まれる。この熱風5Aにより、塊状帯4A中のコークスが炉内を降下するとともに順次昇温され、羽口5近傍には高温ガスによるレースウェイ5B(羽口5から高速のガスを吹き込んで羽口5前のコークスを流動化させた空隙率の高い空間)が形成される。レースウェイ5Bの高熱により、塊状帯4A中の鉄鉱石が溶融する。
これらのコークス燃焼および鉄鉱石の溶融は、塊状帯4Aの下部で順次進行し、高炉1内には朝顔部S4からシャフト部S2の下部に向かって略円錐形の融着帯4Bが形成される。
融着帯4Bで溶融した鉄分6Aは滴下帯4Cを通過し、炉底部S6に向かって滴下し、溶銑6Bとして炉底部S6に溜まる。コークス等は滴下帯4Cを通過して降下し、炉底部S6に積み上がり、溶銑6Bの上に円錐形の炉芯4Dを形成する。
炉体2には、炉底部S6に出銑口6が設置され、出銑口6により炉底部S6に溜まった溶銑6Bが高炉1の外部に取り出される。
炉体2は、最外周に鉄皮2Aを有し、鉄皮2Aの内側に冷却用のステーブや耐熱レンガ2Dが貼られている。
シャフト部S2の上部から中部の塊状帯4Aに面する領域S7にはシャフト用のステーブ2Bが張られる。この領域S7では、塊状帯4Aに含まれる粒状の装入物4がステーブ2Bの表面に接触しながら順次降下するため、ステーブ2Bの表面には機械的な摩耗を生じることがある。
シャフト部S2の下部から炉腹部S3及び朝顔部S4を含む領域S8の内周には朝顔部および炉腹部用のステーブ2Cが貼られる。この領域S8では、融着帯4Bに含まれる高温の装入物4(融着帯根部)がステーブ2Cの表面に接触しながら順次降下するため、ステーブ2Cの表面には高温による摩耗を生じることがある。
これらのステーブ2B,2Cの高炉1の内側表面には必要に応じて耐熱レンガ2Dが張られる。また、高温の溶融鉄が貯留される炉底部には耐熱レンガ2Eが厚く積み上げられる。
本実施形態においては、図1に示すシャフト用のステーブ2Bとして、図2に示すシャフト用ステーブ10が採用されている。
図2において、シャフト用ステーブ10は、高炉1の内部空間に面する基準面Rを有するステーブ本体11と、基準面Rより高炉1の内側に向かって突出した複数の突起部12とを備えている。これらの突起部12の間には一段低い平面13が基準面Rに沿って形成されている。平面13には突起部12に沿って水平に連続した溝が形成され、この溝には耐火レンガ15が嵌め込まれている。
ステーブ本体11の裏面側には、高炉1に装着するためのボルト受け部11Aが形成されているとともに、冷却用の管路の接続口16Aが形成され、ステーブ本体11の内部には冷却用の管路16が形成されている。
管路16は、平面13に沿って配置され、接続口16Aから供給される冷却水により基準面Rである平面13を冷却することが可能である。
なお、ステーブ本体11には、突起部12に沿って配置され、あるいは一部が突起部12内を通過するような冷却用の管路は設置されていない。
ステーブ本体11は板状の部材である。ステーブ本体11は、銅製または銅合金製の板材から、突起部12、平面13および前述した溝(耐火レンガ15が嵌め込まれる)とともに一体に削り出される。
突起部12は、例えば、基準面Rからの突出量(突出寸法)Eが50〜150mm(平均粒度の大きいコークス系装入物の最大粒径55mmの略1〜3倍)であり、高さ方向の厚みTが50〜150mmであり、隣接する他の突起部12との間隔D(平面13の高さ方向寸法に相当)が200〜700mm、好ましくは250〜350mm(300mmの前後50mm)である。
なお、突起部12は、その先端面がTiN,TiC,WC,Ti−Al−N系等の高硬度材料でコーティングされている。
突起部12のうち、最上段に形成されたものは、その上端がステーブ本体11の上端から第1距離M1だけ離れて設置されている。
ステーブ本体11において、冷却用の管路16のうち最上段のものは、その上端がステーブ本体11の上端から第2距離M2だけ離れて設置されている。
ここで、第1距離M1は第2距離M2よりも十分に大きく設定され、最上段の突起部12は、管路16の最上端より低い位置に設置されている。
従って、最上段の突起部12は、ステーブ本体11の表面のうち管路16が設置された領域内、つまり管路16により十分に冷却されうる領域内に配置されている。
このような本実施形態では、ステーブ本体11から炉内側に突出する突起部12により、炉内を降下する装入物粒子を減速し、停滞層を形成することで摩耗を大幅に緩和し、ステーブ表面を保護することができる。
また、本実施形態では、最上段の突起部12もステーブ本体11の上端から第1距離M1だけ離れて設置され、ステーブ本体11に設置された最上段の管路16よりも下方、つまりステーブ本体11において管路16で冷却される領域内となり、内部に冷却用水路を形成しなくとも冷却不足を解消することができる。
これにより、本実施形態のシャフト用ステーブ10は、構造が簡略化できるとともに、全面にわたって十分な耐久性が得られる。
〔第2実施形態〕
図3には、本発明の第2実施形態が示されている。
本実施形態は、基本的に前述した第1実施形態と同様な構成を有する。このため、共通の要素には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態は、前述した第1実施形態に対して、最上段の突起部12の第1距離M1および最上段の管路16の第2距離M2の関係が異なるようにしたものである。
前述した第1実施形態では、第1距離M1が第2距離M2よりも十分に大きく設定され、従って最上段の突起部12は最上段の管路16より下方とされ、ステーブ本体11の管路16で冷却される領域内に最上段の突起部12が設置されていた。
本実施形態では、第1距離M1は第2距離M2よりも小さく、最上段の突起部12は最上段の管路16より上方とされ、ステーブ本体11の管路16で冷却される領域外に最上段の突起部12が設置されている。
ただし、第1距離M1は第2距離M2の50%よりも大きく設定され、最上段の突起部12はステーブ本体11の上端よりも最上段の管路16の上端の近くに配置されている。
本実施形態においては、最上段の突起部12が設置されている位置は、ステーブ本体11において管路16で冷却される領域外であるが、管路16による冷却効果が及び、内部に冷却用水路を形成しなくとも冷却不足を解消することができる。
このような配置とする際には、最上段の突起部12が温度400℃以下になるように、第1距離M1および第2距離M2を設定することが望ましい。
このような本実施形態によっても、突起部12の内部に冷却用水路を形成しなくとも冷却不足を解消することができ、シャフト用ステーブ10として、構造が簡略化できるとともに、全面にわたって十分な耐久性が得られる。
〔第3実施形態〕
図4には、本発明の第3実施形態が示されている。
本実施形態は、前述した図1に示す朝顔部および炉腹部用のステーブ2Cに本発明を適用したものである。
図4において、朝顔部および炉腹部用ステーブ10Aは、高炉1の内部空間に面する基準面Rを有するステーブ本体11と、基準面Rより高炉1の内側に向かって突出した複数の突起部12とを備えている。
本実施形態において、ステーブ本体11の傾斜や寸法、突起部12の列数等が異なるものの、基本的な構成は前述した第1実施形態のシャフト用ステーブ10のステーブ本体11、突起部12、管路16、第1距離M1および第2距離M2と同様に構成されている。従って、共通の構成には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
このような本実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様な作用効果を得ることができ、朝顔部および炉腹部用ステーブ10Aとして、構造が簡略化できるとともに、全面にわたって十分な耐久性が得られる。
〔変形例〕
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、シャフト用ステーブ10あるいは朝顔部および炉腹部用ステーブ10Aの突起部12の表面に高硬度材料をコーティングするとしたが、突起部12をそれ自体高硬度材料で成形してもよい。なお、突起部12の表面に高硬度材料を利用することは必須ではないが、シャフト用ステーブ10あるいは朝顔部および炉腹部用ステーブ10Aとして利用する場合、突起部12が基準面Rから突出して装入物4による摩耗を受けやすいことから、高硬度材料による耐摩耗性を確保することが望ましい。
前記実施形態において、シャフト用ステーブ10あるいは朝顔部および炉腹部用ステーブ10Aを高炉炉内に設置するのに先立って、突起部12の間に保護用の耐火レンガを張って平面13の表面を覆い、基準面Rを火入れ時の熱ショックから保護するようにしてもよい。
その他、突起部12の配置、断面形状、管路16の配置、シャフト用ステーブ10あるいは朝顔部および炉腹部用ステーブ10Aの全体的な形状、寸法等は実施にあたって適宜選択すればよい。
本発明は、高炉内壁に設置されて炉体を保護するステーブおよびステーブを備えた高炉として利用することができる。
1…高炉
2…炉体
2A…鉄皮
2B,10…シャフト用ステーブ
2C,10A…朝顔部および炉腹部用ステーブ
2D,2E…耐熱レンガ
3…ガス捕集マンテル
4…装入物
5…羽口
6…出銑口
R…基準面
S7…シャフト用のステーブ領域
S8…朝顔部および炉腹部用のステーブ領域
11…ステーブ本体
12…突起部
13…平面
15…耐火レンガ
16…冷却用水路である管路
16A…接続口
M1…第1距離
M2…第2距離

Claims (5)

  1. 高炉の内面に配置されるステーブであって、
    前記高炉の炉内表面となる基準面を有するステーブ本体と、前記基準面から炉内側に突出する突起部と、前記ステーブ本体の内部に形成された冷却用水路とを有し、
    前記突起部は、前記ステーブ本体の上端から離れて設置されていることを特徴とするステーブ。
  2. 請求項1に記載のステーブにおいて、
    前記突起部の最上段は、前記冷却用水路の最上端よりも下方に設置されていることを特徴とするステーブ。
  3. 請求項1に記載のステーブにおいて、
    前記突起部の最上段は、前記ステーブ本体の上端から所定の第1距離で設置され、
    前記冷却用水路の最上端は、前記ステーブ本体の上端から所定の第2距離で設置され、
    前記第1距離は前記第2距離の50%よりも大きいことを特徴とするステーブ。
  4. 請求項1に記載のステーブにおいて、
    前記突起部の最上段は、温度400℃以下になる位置より下方に設置されていることを特徴とするステーブ。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載のステーブを備えたことを特徴とする高炉。
JP2013096334A 2013-05-01 2013-05-01 ステーブおよび高炉 Active JP6102472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013096334A JP6102472B2 (ja) 2013-05-01 2013-05-01 ステーブおよび高炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013096334A JP6102472B2 (ja) 2013-05-01 2013-05-01 ステーブおよび高炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014218682A JP2014218682A (ja) 2014-11-20
JP6102472B2 true JP6102472B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=51937426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013096334A Active JP6102472B2 (ja) 2013-05-01 2013-05-01 ステーブおよび高炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6102472B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102073051B1 (ko) * 2016-04-20 2020-02-04 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 열연 강판, 강재 및 컨테이너

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5033526Y2 (ja) * 1971-09-21 1975-09-30
JPS6049834B2 (ja) * 1981-02-06 1985-11-05 新日本製鐵株式会社 複合ク−ラ−
FI117768B (fi) * 2000-11-01 2007-02-15 Outokumpu Technology Oyj Jäähdytyselementti

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014218682A (ja) 2014-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101616120B1 (ko) 야금로용 냉각 플레이트
US10527352B2 (en) Wear resistant composite material, its application in cooling elements for a metallurgical furnace, and method of manufacturing same
JP4897115B2 (ja) ステーブ、高炉及び高炉の運転方法
JP5093420B2 (ja) ステーブおよび高炉
JP5659690B2 (ja) 焼結鉱冷却装置
JP6102472B2 (ja) ステーブおよび高炉
JP2010215993A (ja) 内部水冷式高炉羽口
US7544321B2 (en) Process container with cooling elements
CN201686709U (zh) 一种耐磨陶瓷无料钟高炉布料溜槽
JP2016000868A (ja) ステーブクーラー
KR101229273B1 (ko) 열전도성과 내마모성이 우수한 고로 냉각반 및 그 제조방법
KR101368431B1 (ko) 용융로용 풍구
JP2014173164A (ja) ステーブクーラーおよびこのステーブクーラーを備えた高炉
JP6665743B2 (ja) 高炉朝顔部構造および高炉の設計方法
JP2778348B2 (ja) 緩冷却型ステーブクーラを備えた炉体保護壁
LU101057B1 (en) Method for protecting an inner wall of a shaft furnace
JP6743614B2 (ja) 高炉朝顔部構造および高炉の設計方法
KR102083533B1 (ko) 처리 장치
KR102273074B1 (ko) 용융로 내화물 보호장치 및 이를 포함하는 용융로
CN209194002U (zh) 一种耐用冷却壁
CN101194138B (zh) 熔炼炉或还原炉,尤其是开放式、半开放或封闭式电弧炉
JP2000046480A (ja) 転炉の副原料投入シュート
JP5907107B2 (ja) 高炉炉底構造
JP2004190143A (ja) シャフト炉型冶金炉のステーブ配置構造
KR20160077319A (ko) 노의 마모 지연 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6102472

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350