JP5796522B2 - 偏光素子、および偏光素子の製造方法 - Google Patents
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Description
ワイヤーグリッド偏光素子は、無機物のみから構成できるため、有機物を用いた偏光素子に比べ、熱による劣化が少ないことを特徴としている。しかしながら、プロジェクターが年々高輝度化されるのに伴い、その光路に配置される無機偏光素子の温度の上昇に起因する高温信頼性が問題となってきている。
調査の結果、無機偏光素子が高温保持された場合に観測される光学特性劣化は、金属グリッド(一般的にはアルミニウムが用いられている)の表面に成長する熱酸化膜に起因するもので有ることが判ってきた。
金属グリッドを保護する技術として、特許文献1には、斜方成膜法によって金属グリッド上に保護層を設けることが記載されている。特許文献1によれば、互いに隣り合う2本の金属細線と基板と保護層とによって空洞部が形成されている。
まず、本実施形態における偏光素子100について、図1を参照しながら説明する。ここで、図1(a)は本実施形態の偏光素子100を示す 平面図であって、図1(b)は図1(a)におけるA−A’断面図および偏光素子の動作説明図であって、図1(c)は図1(a)におけるB−B’断面図であって、図1(d)は図1(a)におけるC−C’断面図である。
図1(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、偏光素子100は、光反射型の偏光素子であって、基板111Aと、この基板111Aの一面111Bを覆う下地層114上に形成されたワイヤーグリッド偏光層118と、基板111Aの一面111B上にワイヤーグリッド偏光層118を介して設けられる保護層113と、を有して構成されている。
次に、上述した構成の偏光素子100の製造方法について、図2及び図3及び図4を参照しながら説明する。ここで、図2は偏光素子100の製造工程を示すフローチャートであり、図3(a)〜(e)は、偏光素子の製造工程を示す略図であり、図1(a)におけるA−A’断面に対応する。図4(a)〜(e)は、偏光素子100の製造工程を示す略図であり、図1(a)におけるB−B’断面図に対応する。
この時、図4(a)に示すように、スパッタターゲット(膜源)と基板との間にマスク116を設けることで、金属膜112aを基板111Aの一面111Bに製膜すると同時に金属膜112aの端部に順テーパ形状を持たせることが可能である。
〔プロジェクター〕
図7は、第1実施形態に係る偏光素子を備えたプロジェクター800の要部を示す概略構成図である。本実施形態のプロジェクター800は、光変調装置として液晶光変調装置を用いた液晶プロジェクターである。
プロジェクター800は、は光源810、ダイクロイックミラー813、ダイクロイックミラー814、反射ミラー815、反射ミラー816、反射ミラー817、入射レンズ818、リレーレンズ819、出射レンズ820、赤色光用液晶光変調装置822、緑色光用液晶光変調装置823、青色光用液晶光変調装置824、クロスダイクロイックプリズム825、投射レンズ826、入射側偏光素子831、入射側偏光素子832、入射側偏光素子833、射出側偏光素子834、射出側偏光素子835、射出側偏光素子836を備える。
〔電子機器〕
図8は、第1実施形態に係る偏光素子を備えた液晶装置を、表示部に有する電子機器の一例である携帯電話の斜視構成図であり、この携帯電話1300は、液晶装置を小サイズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口1304を備えて構成されている。
上記液晶装置は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピューター、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの電子機器においても、高輝度、高コントラスト、広視野角の透過表示及び反射表示を得ることができる。
Claims (9)
- 基板の一面上に一の方向に延在する複数の金属細線と、該複数の金属細線の上に設けられた保護層と、該複数の金属細線のうち互いに隣り合う2本の金属細線と該基板と該保護層とによって囲まれる空洞部と、を備え、
前記複数の金属細線各々の端部は、前記一の方向の断面において順テーパ形状を有し、
前記保護層は、前記複数の金属細線各々の端部を介して、前記複数の金属細線の上から前記基板の一面まで延在している、
ことを特徴とする偏光素子。 - 前記空洞部の酸素濃度が前記保護層外の酸素濃度より低い、
ことを特徴とする請求項1に記載の偏光素子。 - 前記空洞部に不活性ガスが封入されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の偏光素子。 - 前記複数の金属細線および複数の前記空洞部は、前記保護層と前記基板とによって密閉されている、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の偏光素子。 - 基板の一面上に一の方向に延在する複数の金属細線と、該複数の金属細線の上に設けられた保護層と、該複数の金属細線のうち互いに隣り合う2本の金属細線と該基板と該保護層とによって囲まれる空洞部と、を備え、該複数の金属細線各々の端部は、該一の方向の断面において順テーパ形状を有する偏光素子の製造方法であって、
金属膜を前記基板の一面上に形成する金属膜形成工程と、
前記金属膜上に縞状のレジストパターンを形成するレジスト形成工程と、
前記縞状のレジストパターンをマスクとして前記金属膜をエッチングして、前記複数の金属細線を形成するパターン形成工程と、
前記複数の金属細線の上に前記保護層を形成する保護層形成工程と、を有し、
前記金属膜形成工程において、前記金属膜の端部に順テーパ形状を持たせるように前記金属膜を形成し、
前記保護層形成工程において、前記2本の金属細線と前記基板と前記保護層とによって囲まれた前記空洞部が形成されるように、前記保護層を形成する、
ことを特徴とする偏光素子の製造方法。 - 前記保護層形成工程において、前記一の方向と交差し、かつ前記基板の一面の法線に対して斜めの方向から、前記保護層を斜方蒸着する、
ことを特徴とする請求項5に記載の偏光素子の製造方法。 - 前記金属膜形成工程において、前記金属膜の端部に順テーパ形状を持たせるように、膜源と前記基板との間にマスクを設けて前記金属膜を前記基板の一面に蒸着する、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の偏光素子の製造方法。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の偏光素子を備えたことを特徴とするプロジェクター。
- 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の偏光素子を備えたことを特徴とする電子機器。
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