JP5402317B2 - 偏光素子および偏光素子の製造方法、投写型表示装置、液晶装置、電子機器 - Google Patents

偏光素子および偏光素子の製造方法、投写型表示装置、液晶装置、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、偏光素子および偏光素子の製造方法、投写型表示装置、液晶装置、電子機器に関するものである。
様々な電気光学装置の光変調装置として、液晶装置が用いられている。液晶装置の構造としては、対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持されているものが広く知られており、所定の偏光された光を液晶層に入射するための偏光素子や、電圧無印加時に液晶分子の配列を制御する配向膜を備える構成が一般的である。
偏光素子としては、ヨウ素や二色性染料を含む樹脂フィルムを一方向に延伸することで、ヨウ素や二色性染料を延伸方向に配向させて製造するフィルム型の偏光素子や、透明な基板上にナノスケールの金属細線を敷き詰めて形成されるワイヤーグリッド型の偏光素子が知られている。
ワイヤーグリッド偏光素子は、無機材料から構成するため、耐熱性に優れているという特長を有しており、特に耐熱性が要求される箇所に好適に使用される。例えば、高出力の光源からの光に曝される液晶プロジェクターのライトバルブ用の偏光素子として好適に用いられる。このようなワイヤーグリッド型の偏光素子としては、例えば、特許文献1、2に挙げるような技術が開示されている。
特許文献1では、アスペクト比の大きい断面形状の金属細線を有するワイヤーグリッド偏光素子において、金属細線と平行に延在する誘電体細線を、金属細線の側面に接して形成し、この誘電体細線を用いて金属細線を支持する構成が提案されている。この構成によると、容易に金属細線が倒壊することが無くなり、高い信頼性を得ることができるとしている。
また、特許文献2では、基板表面にストライプ状に形成されるリブの上に導電素子を形成する構成が提案されている。この構成によると、導電素子よりも下方(リブ側)の層において、光学定数(誘電率)が低下することで、ワイヤーグリッド偏光素子の共鳴波長を短波長シフトさせ、可視光領域においてTM光に対する光透過率(Tp)を高く、TE光に対する光透過率(Tc)を低くすることが出来るとしている。
特開2008−145581号公報 特表2003−502708号公報
しかしながら、プロジェクターや液晶装置など、ワイヤーグリッド偏光素子を用いる装置の輝度向上を目的として、上記文献で示されている構成のワイヤーグリッド偏光素子の物性よりも、更なる良好な光学特性を示すワイヤーグリッド偏光素子が求められている。
ワイヤーグリッド偏光素子を介した光の輝度向上のためには、反射型のワイヤーグリッド偏光素子の場合、透過特性と反射特性とのバランスを改善することが求められる。すなわち、高いTM光の透過率と低いTE光の透過率とが求められる。これらのバランスを改善したワイヤーグリッド偏光素子を、例えば液晶プロジェクターの液晶ライトバルブ用の偏光素子に採用することにより、輝度を向上し、高いコントラストの画像表示を実現することが可能となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、主たる光学特性である透過特性と反射特性とのバランスがより改善されたワイヤーグリッド型の偏光素子及びその製造方法を提供することを目的とする。また、このような偏光素子を備えることにより、表示品質が高く信頼性に優れた投写型表示装置、液晶装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の偏光素子は、基板と、前記基板上に平面視略ストライプ状に設けられた複数の第1誘電体層と、各々の前記第1誘電体層上において、該第1誘電体層の延在方向と同方向に平面視略ストライプ状に延在して設けられた一対の金属細線と、各々の前記第1誘電体層上であって前記一対の金属細線の間に、前記一対の金属細線の間の領域を該金属細線の上端よりも低く埋没させて設けられた第2誘電体層と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第2誘電体層により金属細線が支持されるために、金属細線が倒れにくくなり、破損を抑制することができる。また、第1誘電体層間の領域(以下、溝部)では、金属細線の下端よりも掘り下げられているため、金属細線の周囲に配置される基板材料を減らすことができ、透過光に対する特性を向上させることができる。そのため、良好な光学特性を有する偏光素子とすることができる。
本発明においては、前記金属細線の上端から前記第2誘電体層の上端までの高さと、前記金属細線の下端から前記第1誘電体層間の領域の底部までの高さと、が等しいこととすることができる。
また、本発明においては、前記金属細線の上端から前記第2誘電体層の上端までの高さよりも、前記金属細線の下端から前記第1誘電体層間の領域の底部までの高さのほうが大きいこととすることもできる。
この構成によれば、金属細線の周囲に配置される基板や第2誘電体層の存在量を変化させることができ、必要とする光学特性に適した設計が可能となる。
本発明においては、前記第2誘電体層を挟んで隣り合う2つの前記金属細線の間隔と、前記第2誘電体層を挟まずに隣り合う2つの前記金属細線の間隔と、が等しいこととすることができる。
また、本発明においては、前記第2誘電体層を挟んで隣り合う2つの前記金属細線の間隔と、前記第2誘電体層を挟まずに隣り合う2つの前記金属細線の間隔と、が異なることとすることもできる。
この構成によれば、金属細線の間隔の自由度が高くなり、必要とする光学特性に適した金属細線の設計が容易となる。
また、本発明の偏光素子の製造方法は、基板の一面側に平面視略ストライプ状に設けられた複数の仮設凸条部の上面および側面を覆って、前記基板上に金属膜を形成する工程と、前記金属膜の一部であって、前記仮設凸条部の上面および隣り合う前記仮設凸条部の間の領域に設けられた前記金属膜を除去し、前記仮設凸条部の両側に複数の金属細線を形成する工程と、前記金属膜の一部を除去した領域から露出する前記仮設凸条部および前記基板を掘り下げる工程と、を有することを特徴とする。
この方法によれば、凸条部の周期(ピッチ)の半分の周期で金属細線を設けることができ、金属細線の狭ピッチ化が容易である。また、予め仮設凸条部を形成した後に、金属細線を形成し、その後に仮設凸条部と溝部とを掘り下げることにより、金属細線の周囲に配置される基板材料の削減と、アスペクト比の高い金属細線の形成と、を容易に両立することができる。したがって、良好な光学特性を有する偏光素子を容易に形成することが可能となる。
本発明においては、前記仮設凸条部および前記基板を同時に掘り下げることが望ましい。
この方法によれば、製造工程を簡略化することができ製造が容易となる。
本発明の投写型表示装置は、光を射出する照明光学系と、前記光を変調する液晶ライトバルブと、前記液晶ライトバルブで変調された光が入射する上述の偏光素子と、前記偏光素子を透過した偏光光を被投写面に投写する投写光学系と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、優れた光学特性を有する偏光素子を備えるため、信頼性が高く優れた表示特性を有する投写型表示装置とすることができる。
本発明においては、前記照明光学系は、波長が異なる複数の色光を含む光を射出し、前記液晶ライトバルブは、前記複数の色光の各々に対応して設けられ、前記偏光素子は、該偏光素子が有する複数の金属細線間に設けられた溝部の掘り下げ深さが、前記液晶ライトバルブで変調された色光に対応して異なっていることが望ましい。
この構成によれば、複数の色光に対応して設計された偏光素子を用いるため、色光ごとに透過率を制御し、優れた表示が可能な投写型表示装置とすることができる。
本発明の液晶装置は、一対の基板間に液晶層を挟持してなり、前記一対の基板のうち少なくとも一方の基板の前記液晶層側に上述の偏光素子が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、光学特性に優れた偏光素子を具備し、優れた表示特性を有する液晶装置を提供できる。
本発明の電子機器は、上述の液晶装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、表示品質及び信頼性に優れる表示部ないし光変調手段を備えた電子機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る偏光素子の概略図である。 本実施形態の偏光素子の製造工程を示す工程断面図である。 偏光素子の製造に用いる露光装置の一例を示す概略構成図である。 電子機器の一形態であるプロジェクターの概略図である。 本実施形態の偏光素子を備えた液晶装置の一例を示す概略構成図である。 電子機器の一形態である携帯電話の斜視図である。 本発明の実施例を示す説明図である。 本発明の実施例を示す説明図である。 本発明の実施例を示す説明図である。 本発明の実施例を示す説明図である。 本発明の実施例を示す説明図である。 本発明の実施例を示す説明図である。 本発明の実施例を示す説明図である。 本発明の実施例を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る偏光素子及び偏光素子の製造方法について説明する。図1は本実施形態の偏光素子1の概略図であり、図1(a)は部分斜視図、図1(b)は偏光素子1をYZ平面で切った部分断面図である。
なお、以下の説明においてはXYZ座標系を設定し、このXYZ座標系を参照しつつ各部材の位置関係を説明する。この際、水平面内における所定の方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向とY軸方向のそれぞれの直交する方向をZ軸方向とする。本実施形態の場合、金属細線の延在方向をX軸方向とし、金属細線の配列軸をY軸方向としている。また、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせている。
(偏光素子)
図1(a)に示すように、偏光素子1は、基板11と、基板11上に一方向に延在して形成された金属細線14と、を備えている。
基板11は、ガラスや石英、プラスチック等の透光性の誘電体材料を形成材料としている。偏光素子1を適応する用途によっては、偏光素子1が蓄熱し高温になるため、基板11は、耐熱性の高いガラスや石英を形成材料とすることが好ましい。本実施形態では、基板11としてSiOを主体とするガラス基板を用いた。
基板11の表面には、X軸方向に延在する複数の第1溝部(溝部)12が形成されており、隣り合う第1溝部12の間の部分は、X軸方向に延在する凸条部13となっている。第1溝部12は、可視光の波長よりも短い周期でY軸方向に均等な間隔で形成されており、凸条部13も同周期で配列している。
凸条部13は、第1溝部12の底部から基板11の鉛直方向(Z軸方向)に盛り上がって形成されている略矩形の断面形状を有する第1凸条部(第1誘電体層)13aと、第1凸条部13aの上部に形成されている略矩形の断面形状を有する第2凸条部(第2誘電体層)13bと、に便宜的に分けることができる。第2凸条部13bの底面積(Z軸方向からの平面視面積)は、第1凸条部13aの上面の表面積よりも小さくなっており、第1凸条部13aと第2凸条部13bとは、互いに長手方向の中央で重なって設けられている。したがって、第2凸条部13bを挟んで両側に第1凸条部13aが一部露出している。図中では、第1凸条部13aの露出面を符号13yで表している。
また、第1溝部12に面する凸条部13の側面、すなわち第1凸条部13aの側面は、第1溝部12内の空気と接触することとなる。
金属細線14は、凸条部13の2つの露出面13yのそれぞれにおいて第2凸条部13bの側面に接し対を成して付設されており、そのため第1凸条部13aの側面は、第1溝部12の側壁部となっている。また、金属細線14は、凸条部13の延在方向と同じくX軸方向に延在して形成されている。このような金属細線14は、自身の延在方向と直交する方向(Y軸方向)に振動する直線偏光(TM光)を透過させ、自身の延在方向(X軸方向)に振動する直線偏光(TE光)を反射させる。金属細線14の形成材料としては、例えばアルミニウムのような金属材料が用いられる。
1つの凸条部13上に設けられた2つの金属細線14の間は、X軸方向に延在する第2溝部15となっている。したがって、偏光素子1が有する複数の金属細線14の間には、第1溝部12と第2溝部15とが、交互に設けられていることとなっている。換言すれば、金属細線14の間には、第1溝部12と第2凸条部13bとが、金属細線14の延在方向と交差する方向に交互に設けられている。第2溝部15は、第1溝部12と同様に、可視光の波長よりも短い周期でY軸方向に均等な間隔で形成されている。
図1(b)に示す各部の寸法は、例えば、凸条部13上に設けられた2つの金属細線14の間隔P1:70nm、第2溝部15を挟んで隣り合う金属細線14の間隔P2:70nm、隣り合う凸条部13の間隔(周期)T:140nmである。また、金属細線14の高さH:50nm、幅W1:17.5nmである。
また、金属細線14の下端14aは、第1溝部12の底部12xよりも高く(Z軸方向で基板11側と逆側)となるように設けられている。また、金属細線14の上端14bは、第2溝部15の底部、すなわち凸条部13の上端13xよりも高くなるように設けられている。
図に示す第1凸条部13aの高さL2、第2凸条部13bの高さL3、第2溝部15の深さL4は、設計に応じて第1溝部12および第2溝部15の形成過程において制御可能である。図からも明らかなように、第1溝部12の底部12xから金属細線14の下端14aまでの高さは、第1凸条部13aの高さL2と等しく、凸条部13の上端13xから金属細線14の上端14bまでの高さは、第2溝部15の深さL4と等しい。本実施形態では、L2,L3,L4をいずれも25nmとしている。また、図に示す基板11の厚さL1は、基板11の裏面からの厚さである。
これらの値のうち、特に第1凸条部13aの高さL2、第2溝部15の深さL4は、偏光素子1の光学特性と密接な関係がある。詳しくは、実施例を示して後に詳述する。
(偏光素子の製造方法)
図2は偏光素子1の製造方法の説明図である。図2は図1(b)の断面図に対応する図となっている。
まず、図2(a)に示すように、ガラス基板等の基板材料11Xを用意し、基板材料11Xの一面側にレジスト材料をスピンコートにより塗布し、これをプリベークすることでレジスト層を形成する。レジスト材料としては、例えば、化学増幅型のポジ型フォトレジストTDUR−P338EM(東京応化工業(株)社製)を用いる。そして、例えば波長が266nmのレーザー光を露光光として用いた二光束干渉露光法によりレジスト層を露光し、更にレジスト層をベーク(PEB)した後、レジスト層を現像する。これにより、縞状のパターンを有するレジスト20を形成する。本実施形態のレジスト20の高さは200nmである。
ここで、二光束干渉露光法を行う露光装置は、例えば図3に示すものを用いることができる。露光装置120は、露光光を照射するレーザー光源121と、回折型ビームスプリッター122と、遮光板123と、ビームエキスパンダー124、125と、ミラー126、127と、基板11Xを載置するステージ128とを備えている。
レーザー光源121は、例えば第4高調波の波長が266nmであるNd:YVO4レーザー装置である。回折型ビームスプリッター122は、レーザー光源121から出力された1本のレーザービームを分岐して2本のレーザービームを生成する分岐手段である。そして、回折型ビームスプリッター122は、入射するレーザービームをTE偏光としたときに強度の等しい2本の回折ビーム(±1次)を発生させる構成となっている。なお、僅かではあるが、直進成分(0次光)が発生し、レジストパターンに悪影響を及ぼす。そこで、遮光版123でこの0次光を遮蔽している。
ビームエキスパンダー124は、レンズ124aと空間フィルター124bとを備えており、回折型ビームスプリッター122で分岐された2本のレーザービームのうちの一方のビーム径を例えば300mm程度に広げる構成となっている。同様に、ビームエキスパンダー125も、レンズ125aと空間フィルター125bとを備えており、2本のレーザービームのうちの他方のビーム径を広げる構成となっている。
ミラー126、127は、ビームエキスパンダー124、125を透過したレーザービームをそれぞれステージ128に向けて反射させる構成となっている。ここで、ミラー126、127は、反射したレーザービームを交差させることで干渉光を発生させ、この干渉光を基板11上のレジスト層20aに照射する。
このような露光装置120を用いてレジスト層20aに干渉光を照射することで、レーザー光源121の波長よりも狭い形成ピッチでレジスト層20aを露光することができる。
次に、図2(b)に示すように、レジスト20を介してドライエッチング処理を行い、基板材料11Xを掘り下げることで基板材料11Xをパターニングして、溝部12A、仮設凸条部13Aを有する基板11Aを形成する。本工程におけるドライエッチングは、例えば、エッチングガスにC,CF,CHFの混合ガスを用いる反応性イオンエッチングを行うことによる異方性エッチングが好適に用いられる。
次に、図2(c)に示すように、仮設凸条部13Aの上面、側面および溝部12Aの底面を覆って基板11Aの表面全面に、アルミニウムを形成材料とする金属薄膜14Aを形成する。金属薄膜14Aは、スパッタ法、CVD法、蒸着法など、通常知られた方法を用いて形成することができる。
次に、図2(d)に示すように、基板11Aの表面全面に設けられた金属薄膜14Aのうち、仮設凸条部13Aの上面、および溝部12Aの底面に設けられた金属薄膜14Aの一部をドライエッチングにより除去し、金属細線14を形成する。エッチングは、例えば、エッチングガスに塩素系ガスを用いた反応性イオンエッチングによる異方性エッチングを行うと、形成される金属細線14のY軸方向の幅が減少せず好適である。
このように形成される金属細線14は、幅および高さが、それぞれ仮設凸条部13Aに形成する金属薄膜14Aの膜厚と、仮設凸条部13Aの高さと、により規定されることとなる。そのため、仮設凸条部13Aの高さまたは金属薄膜14Aの膜厚を変化させることにより、金属細線14のアスペクト比を容易に変更することができる。
次に、図2(e)に示すように、金属細線14をマスクとして用い、ドライエッチング処理を行って基板11Aを掘り下げることで、第1溝部12、凸条部13、第2溝部15を形成する。本実施形態においては、第1溝部12の掘り下げ量(第1凸条部13aの高さ)L2と、第2溝部15の深さL4と、が等しくなるように制御する。掘り下げ量は、エッチング時間によって制御可能である。
以上のようにして、本実施形態の偏光素子1が完成する。
以上のような構成の偏光素子1によれば、凸条部13により金属細線14が支持されているために、金属細線14が倒れにくくなり、破損を抑制することができる。また、第1溝部12、第2溝部15を設けることにより、金属細線14間の基板材料が除去されるため、透過光に対する特性を向上させることができる。加えて、第1溝部12では、金属細線14の下端(Z軸方向で基板11側)よりも掘り下げられているため、金属細線14の周囲に配置される基板材料をより一層減らすことができ、透過光に対する特性を向上させることができる。そのため、良好な光学特性を有する偏光素子1とすることができる。
また、以上のような構成の偏光素子1の製造方法によれば、あらかじめ形成する仮設凸条部13Aの周期(ピッチ)の半分の周期で金属細線14を設けることができるため、透過光に対する特性を向上させることができる。また、仮設凸条部13Aを形成した後に、金属細線14を形成し、その後に第1溝部12、第2溝部15を設けることにより、容易に第1溝部12と第2溝部との、金属細線14上端(Z軸方向で基板11とは反対側)からの掘り下げ量を変化させることができる。そのため、金属細線14の周囲における基板材料の除去と、金属細線14の破損の抑制と、を容易に両立することができる。したがって、良好な光学特性を有する偏光素子1を容易に形成することが可能となる。
なお、本実施形態においては、金属細線14をアルミニウムで形成するとしたが、これに限らず、異なる金属材料とすることもできる。
また、本実施形態においては、レジスト20の形成において二光束干渉露光法を用いることとしたが、ナノインプリント法を用いてレジスト材料にレジストパターンを転写することによって形成することもできる。
また、本実施形態においては、異方性エッチングを行って第1溝部12を形成することとし、図1において断面視略矩形の第1溝部12を示したが、金属細線14の下端14aよりも第1溝部12の底部12xが低く形成されるならばこれに限らない。例えば、第1溝部12の側壁部である第1凸条部13aがオーバーエッチングされ、金属細線14と重なる領域まで第1溝部12が入り込んでいてもかまわない。
また、本実施形態においては、凸条部13上に設けられた2つの金属細線14の間隔P1と、第2溝部15を挟んで隣り合う金属細線14の間隔P2と、が等しいものとしたが、これに限らず、間隔P1と間隔P2とが異なることとしても良い。また、一部の間隔P1が他の間隔P1と異なることとしても良く、一部の間隔P2が他の間隔P2と異なることとしても良い。
また、本実施形態においては、第1凸条部13aの高さL2と、第2溝部15の深さL4と、を等しく形成することとしたが、これに限らず、L2,L4の値が異なることとしても良い。後に実施例をあげて示すように、L2,L4の値を異なることとする偏光素子にて良好な光学特性が得られることが分かったため、このような構成は目的とする物性を有する偏光素子を得るために好適である。
例えば、図2(e)におけるドライエッチングを、適切なマスクを介して行うことで、第1溝部12と第2溝部15との掘り下げ深さを変更することができる。
また、凸条部13と、凸条部13より下側の基板11と、を異なる形成材料とすることにより、形成材料の違いに起因するエッチングレートの違いを利用して、第1溝部12と第2溝部15との掘り下げ深さを変更することも可能である。このような構成は、基板材料11Xの表面に凸条部13の形成材料の層を形成することで可能となる。
さらに、間隔P1と間隔P2とを異なる値とすることでも、エッチングガスの侵入の仕方が変わりエッチングレートを各溝部で異ならせることができるため、第1溝部12と第2溝部15との掘り下げ深さを変更することができる。
[投写型表示装置]
次に、本発明の電子機器の実施形態について説明する。図4に示すプロジェクター800は、光源810、ダイクロイックミラー813、814、反射ミラー815、816、817、入射レンズ818、リレーレンズ819、射出レンズ820、光変調部822、823、824、クロスダイクロイックプリズム825、投写レンズ826、を有している。
光源810は、メタルハライド等のランプ811とランプの光を反射するリフレクタ812とからなる。なお、光源810としては、メタルハライド以外にも超高圧水銀ランプ、フラッシュ水銀ランプ、高圧水銀ランプ、Deep UVランプ、キセノンランプ、キセノンフラッシュランプ等を用いることも可能である。
ダイクロイックミラー813は、光源810からの白色光に含まれる赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は反射ミラー817で反射されて、赤色光用の光変調部822に入射される。また、ダイクロイックミラー813で反射された青色光と緑色光のうち、緑色光は、ダイクロイックミラー814によって反射され、緑色光用光変調部823に入射される。青色光は、ダイクロイックミラー814を透過し、長い光路による光損失を防ぐために設けられた入射レンズ818、リレーレンズ819及び出射レンズ820を含むリレー光学系821を介して、青色光が光変調部824に入射される。
光変調部822〜824は、液晶ライトバルブ830を挟んで両側に、入射側偏光素子840と射出側偏光素子部850と、が配置されている。入射側偏光素子840と射出側偏光素子部850とは、互いの透過軸が直交して(クロスニコル配置)配置されている。
入射側偏光素子840は反射型の偏光素子であり、透過軸と直交する振動方向の光を反射させる。
一方、射出側偏光素子部850は、第1偏光素子(プリ偏光板、プリポラライザー)852と、第2偏光素子854と、を有している。第1偏光素子852には、保護膜を備え耐熱性が高い、上述した第2実施形態の本発明の偏光素子を用いる。また、第2偏光素子854は、有機材料を形成材料とする偏光素子である。射出側偏光素子部850は、いずれも吸収型の偏光素子であり、偏光素子852,854が協働して光を吸収している。なお、第1偏光素子852には、第1実施形態の本発明の偏光素子を用いることとしても良い。
一般に、有機材料で形成される吸収型の偏光素子は、熱により劣化しやすいことから、高い輝度が必要な大出力のプロジェクターの偏光手段として用いる事が困難である。しかし、本発明のプロジェクター800では、第2偏光素子854と液晶ライトバルブ830との間に、耐熱性の高い無機材料で形成された第1偏光素子852を配置しており、偏光素子852,854が協働して光を吸収している。そのため、有機材料で形成される第2偏光素子854の劣化が抑えられる。
また、各第1偏光素子852は、光変調部822〜824で変調する光を効率的に透過すべく、光変調部822〜824で変調する光の波長に対応して第1偏光素子852が有する金属細線間の掘り下げ深さを変更している。したがって、効率的な光利用が可能となっている。
各光変調部822〜824により変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム825に入射する。このクロスダイクロイックプリズム825は4つの直角プリズムを貼り合わせたものであり、その界面には赤光を反射する誘電体多層膜と青光を反射する誘電体多層膜とがX字状に形成されている。これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。合成された光は、投写光学系である投写レンズ826によってスクリーン827上に投写され、画像が拡大されて表示される。
以上のような構成のプロジェクター800は、射出側偏光素子部850に、上述した本発明の偏光素子を用いることとしているため、高出力の光源を用いても偏光素子の劣化が抑えられる。そのため、信頼性が高く優れた表示特性を有するプロジェクター800とすることができる。
[液晶装置]
図5は、本発明にかかる偏光素子を備えた液晶装置300の一例を示した断面模式図である。本実施形態の液晶装置300は、素子基板210,対向基板320の間に液晶層350が挟持され構成されている。
素子基板210及び対向基板320は、偏光素子330、340を備えている。偏光素子330、340は、前述した第2実施形態の偏光素子であり、それぞれガラスや石英、プラスチック等の透光性の基板上に、保護膜を備えた金属細線が形成された構造を備えている。
偏光素子330は基板本体331と金属細線332及び保護膜333を、偏光素子340は基板本体341と金属細線242及び保護膜343をそれぞれに備えている。本実施形態では、基板本体331、341は偏光素子の基板であると同時に液晶装置用の基板も兼ねている。また、金属細線332と金属細線242は、互いに交差するように配置されている。いずれの偏光素子も、金属細線が内面側(液晶層350側)に配置されている。
偏光素子330の内面側には、画素電極314や不図示の配線やTFT素子を備え、配向膜316が設けられている。同様に、偏光素子340の内面側には、共通電極324や配向膜326が設けられている。
このような構成の液晶装置においては、基板本体331,341が、液晶装置用の基板と、偏光素子用の基板との機能をかねることから、部品点数を削減することができる。そのため、装置全体が薄型化でき、液晶装置300の機能を向上させることができる。更に、装置構造が簡略化されるので、製造が容易であるとともにコスト削減を図ることができる。
なお、本実施形態の液晶装置においては、第2実施形態の偏光素子を用いることとしたが、保護膜を備えない第1実施形態の偏光素子を用いることもできる。その場合には、保護膜333,343の位置に、別途各偏光素子を保護するための保護層を設けることとすると良い。
[電子機器]
次に、本発明の電子機器に係る他の実施形態について説明する。図6は、図5に示した液晶装置を用いた電子機器の一例を示す斜視図である。図6に示す携帯電話(電子機器)1300は、本発明の液晶装置を小サイズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口1304を備えて構成されている。これにより、信頼性に優れ、高品質な表示が可能な表示部を具備した携帯電話1300を提供することができる。
また、本発明の液晶装置は、上記携帯電話の他にも、電子ブック、パーソナルコンピューター、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、プロジェクター、ビューファインダー型あるいはモニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
[実施例]
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、発明の効果を確認するため、シミュレーション解析により評価を行った。本実施例では、モデル化した偏光素子についてのシミュレーション解析により評価をおこなった。以下の実施例の説明においては、図1に示した符号を適宜用いるものとする。
シミュレーション解析は、モデル化した偏光素子についての形状、屈折率等の各パラメータを用いて、Grating Solver Development社製の解析ソフトであるGSolverを用いて行った。
[第1溝部の掘り下げ深さについての検証]
まず、第1溝部12の深さについて、第1溝部12の底部12xが金属細線14の下端14aよりも下側に位置するまで掘り下げた偏光素子(以下、この構造を構造Aとする)と、第1溝部12の底部12xが金属細線14の下端14aと同じ高さである偏光素子(以下、この構造を構造Bとする)と、について光学特性の比較を行い、第1溝部12の掘り下げ深さの偏光素子の光学特性への影響を検証した。比較した光学特性は、TM光に対する光透過率(Tp)、TE光に対する光透過率(Tc)、TM光に対する反射率(Rp)、TE光に対する反射率(Rc)である。
ここでは、図1(b)に示す構造において、金属細線の高さHを一定とし、構造Aについては、L2とL4の値を同じ量変化させたモデルについて検証した。同じく、構造Bについては、L2を0として、L4の値を変化させたモデルについて検証した。いずれの構造においても、L3の値については、L4の変化に応じて相補的に変化することとなる。
図7,8は、評価結果を示すグラフである。各(a)は横軸をL2,L4の値(nm)、縦軸を透過率(%)とした透過特性を示し、各(b)は横軸をL2,L4の値(nm)、縦軸を反射率(%)とした反射特性を示す。図7は、金属細線間の距離(隣り合う凸条部13の間隔(周期))Tが70nm、図8は同じく周期Tが140nmの結果を示している。
評価の結果、図7と図8との比較により、周期Tが140nmのものよりも周期Tが70nmのもののほうが良好な光学特性を示し、金属細線を狭ピッチすることによる物性改良が確かめられた。また、構造Aと構造Bとの結果を比較すると、金属細線の周期に関わらず、構造Aの偏光素子のほうが良好な物性を示した。
[第1溝部と第2溝部との掘り下げ深さについての検証]
次に、構造Aの偏光素子について、L2とL4の値を異ならせたモデルについて検証した。
図9から14は、評価結果を示すグラフである。図9から11は、周期Tが70nm、図12から14は同じく周期Tが140nmの結果を示している。また、図9,12は青色の光(波長:440nm)に対する評価結果、図10,13は緑色の光(波長:530nm)に対する評価結果、図11,14は赤色の光(波長:640nm)に対する評価結果を示している。
各(a)は、横軸をL2の値(nm)、縦軸を透過率(%)とした透過特性を示し、L4の値を基準としたときの、L2の値の変化に対する光学特性の変化を示している。各(b)は、同じく横軸をL2の値(nm)、縦軸を反射率(%)とした反射特性を示す。
評価の結果、各色の光いずれもL2,L4の値が異なる構造において最も良いTpを示した。各色光における所定のL4の値に対するL2の最適値は、次の表1のようになった。
Figure 0005402317
この結果から、透過波長に応じてL2,L4の最適値が異なることが分かった。また、L2とL4との値は必ずしも揃える必要はなく、むしろL2の値を大きくする方が優れた透過率を示すことが分かった。
これらの結果より、本発明の構成を備える偏光素子が良好な光学特性を有することが確認でき、本発明の構成が課題解決に有効であることが確かめられた。
1,330,340…偏光素子,11…基板、11X…基板材料、12…第1溝部(溝部)、13…凸条部、13a…第1凸条部(第1誘電体層)、13b…第2凸条部(第2誘電体層)、13A…仮設凸条部、14…金属細線、20…レジスト、300…液晶装置、310…素子基板(一対の基板)、320…対向基板(一対の基板)、350…液晶層、800…プロジェクター(投写型表示装置)、810…光源(照明光学系)、826…投射レンズ(投写光学系)、830…液晶ライトバルブ、852…第1偏光素子(偏光素子)、1300…携帯電話(電子機器)、

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板上に平面視略ストライプ状に設けられた複数の第1誘電体層と、
    各々の前記第1誘電体層上において、該第1誘電体層の延在方向と同方向に平面視略ストライプ状に延在して設けられた一対の金属細線と、
    各々の前記第1誘電体層上であって、前記一対の金属細線の間の領域を該金属細線の上端よりも低く埋没させて設けられた第2誘電体層と、を備え
    前記一対の金属細線は、下端が前記第1誘電体層に接するとともに、側面が前記第2誘電体層に接していることを特徴とする偏光素子。
  2. 前記金属細線の上端から前記第2誘電体層の上端までの高さと、前記金属細線の下端から前記第1誘電体層間の領域の底部までの高さと、が等しいことを特徴とする請求項1に記載の偏光素子。
  3. 前記金属細線の上端から前記第2誘電体層の上端までの高さよりも、前記金属細線の下端から前記第1誘電体層間の領域の底部までの高さのほうが大きいことを特徴とする請求項1に記載の偏光素子。
  4. 前記第2誘電体層を挟んで隣り合う2つの前記金属細線の間隔と、前記第2誘電体層を挟まずに隣り合う2つの前記金属細線の間隔と、が等しいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の偏光素子。
  5. 前記第2誘電体層を挟んで隣り合う2つの前記金属細線の間隔と、前記第2誘電体層を挟まずに隣り合う2つの前記金属細線の間隔と、が異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の偏光素子。
  6. 基板の一面側に平面視略ストライプ状に設けられた複数の仮設凸条部の上面および側面を覆って、前記基板上に金属膜を形成する工程と、
    前記金属膜の一部であって、前記仮設凸条部の上面および隣り合う前記仮設凸条部の間の領域に設けられた前記金属膜を除去し、前記仮設凸条部の両側に複数の金属細線を形成する工程と、
    前記金属膜の一部を除去した領域から露出する前記仮設凸条部および前記金属膜の一部を除去した前記仮設凸条部の間の領域から露出する前記基板を掘り下げ、凸条部を形成する工程と、を有することを特徴とする偏光素子の製造方法。
  7. 前記仮設凸条部および前記基板を同時に掘り下げることを特徴とする請求項6に記載の偏光素子の製造方法。
  8. 光を射出する照明光学系と、
    前記光を変調する液晶ライトバルブと、
    前記液晶ライトバルブで変調された光が入射する請求項1から5のいずれか1項に記載の偏光素子と、
    前記偏光素子を透過した偏光光を被投写面に投写する投写光学系と、を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  9. 前記照明光学系は、波長が異なる複数の色光を含む光を射出し、
    前記液晶ライトバルブは、前記複数の色光の各々に対応して設けられ、
    前記偏光素子は、該偏光素子が有する複数の金属細線間に設けられた溝部の掘り下げ深さが、前記液晶ライトバルブで変調された色光に対応して異なっていることを特徴とする請求項8に記載の投写型表示装置。
  10. 前記溝部の掘り下げ深さは、前記偏光素子に入射する前記色光の波長が長いほど深いことを特徴とする請求項9に記載の投写型表示装置。
  11. 一対の基板間に液晶層を挟持してなり、前記一対の基板のうち少なくとも一方の基板の前記液晶層側に請求項1から5のいずれか1項に記載の偏光素子が形成されていることを特徴とする液晶装置。
  12. 請求項11に記載の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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