JP5793915B2 - 医療用針及び医療用針の支持部材 - Google Patents

医療用針及び医療用針の支持部材 Download PDF

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本発明は、医療用針及び医療用針の支持部材に関する。
医療用針を患部に固定する方法は、様々な方法が提案されている。
特許文献1には、針の基部に弾性材からなる一対の翼状ツマミを常時はほぼ一平面上で左右に突出する状態に設けた点滴用翼状針が記載されている。その構成において、一対の翼状ツマミの各下面には、それぞれ医薬用粘着剤が施されている。また、一対の翼状ツマミの各粘着剤面側には、剥離紙の一部が翼状ツマミの突出端から基部に至る範囲に貼付されている。さらに、剥離紙の残部をツマミ基部から無貼付で折り返して、その先端部をツマミ突出端から突出することにより、剥離用ツマミが形成されている。これによれば、穿刺した針を動かすことなく、翼状ツマミを皮膚に止着でき、粘着テープを用意することがないとされている。
特開2004−329266号公報
患部の形状は、必ずしも平坦であるとは限らない。たとえば、皮下にセプタムポートを埋め込むことにより、患部の形状が隆起している場合も想定される。したがって、特許文献1の翼状針では、翼状ツマミが平面状であるため、このように患部の形状が隆起している場合などにおいて、患部から剥がれてきてしまう可能性があった。
本発明によれば、
針部と、前記針部の基端部を支持する固定部を有する支持部と、を備える医療用針であって、
前記支持部半円球面状の伏椀形状に形成され、湾曲した第1凹部を形成するとともに可撓性を有しており、
前記固定部は、前記支持部の頂部に配置され、
前記針部、前記固定部から前記第1凹部の開口に向かって突出しており、
前記支持部には、記開口を拡張可能に、前記開口の周縁部から前記頂部に向かって2本のスリットが形成され、前記2本のスリットは、前記頂部を通り前記開口に垂直な平面上において、前記第1凹部を間に挟んで互いに対向して配置され、
前記支持部は、前記開口を広げて当該支持部の表裏を反転させた状態で、前記2本のスリットを折り目として当該支持部を二つ折りにすることが可能であるとともに、当該支持部を二つ折りにする力が解除されると、当該支持部が弾性的に反転回復して表裏が再度反転し、当該支持部が前記伏椀形状となるように構成されている医療用針が提供される。
本発明によれば、
医療用針の針部を支持するための医療用針の支持部材であって、
当該支持部材は、半円球面状の伏椀形状に形成され、湾曲した第1凹部を形成するとともに可撓性を有し、
当該支持部材は、前記針部が前記第1凹部の開口に向かって突出した状態となるように前記針部の基端部を支持する固定部を備え
前記固定部は、当該支持部材の頂部に配置され、
当該支持部材には、前記開口を拡張可能に、前記開口の周縁部から前記頂部に向かって2本のスリットが形成され、前記2本のスリットは、前記頂部を通り前記開口に垂直な平面上において、前記第1凹部を間に挟んで互いに対向して配置され、
当該支持部材は、前記開口を広げて当該支持部材の表裏を反転させた状態で、前記2本のスリットを折り目として当該支持部材を二つ折りにすることが可能であるとともに、当該支持部材を二つ折りにする力が解除されると、当該支持部材が弾性的に反転回復して表裏が再度反転し、当該支持部材が前記伏椀形状となるように構成されている医療用針の支持部材が提供される。
本発明によれば、隆起している患部へ針部を穿刺して薬剤を投与する際に、支持部を患部の隆起形状に追随させて、テープ等で固定することができる。したがって、患部の形状に応じて、医療用針を確実に固定することができる。
本発明によれば、患部の形状に応じて、医療用針を確実に固定することができる。
第1の実施形態に係る医療用針の構成を示す側面図(a)、上面図(b)、断面図(c)である。 第1の実施形態の作用効果を説明するための断面図である。 第2の実施形態に係る医療用針の構成を示す側面図(a)、上面図(b)である。 第3の実施形態に係る医療用針の構成を示す側面図(a)、上面図(b)である。 第4の実施形態に係る医療用針の構成を示す側面図(a)、上面図(b)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医療用針100の構成を示す断面図である。なお、図1(a)は、図1(b)の白抜き矢印で示した方から見た、医療用針100の構成を示す側面図である。また、図1(b)は、医療用針100の構成を示す上面図である。また、図1(c)は、図1(b)におけるC−C'線断面図である。この医療用針100は、針部200と、針部200の基端部を支持する支持部300と、を備えている。また、支持部300は、湾曲した第1凹部320を形成するとともに可撓性を有している。さらに、針部200は、支持部300から第1凹部320の開口340に向かって突出して支持されている。以下、詳細を説明する。
図1(a)のように、第1の実施形態の医療用針100は、針部200と、針部200の基端部を支持する支持部300と、を備えている。
支持部300は、可撓性を有している。これにより、支持部300は、患部の隆起形状に追随するように適宜変形することができる。本実施形態の医療用針100は、セプタム(410)等の医療機器が任意で埋設された患者の皮膚に針部200を穿刺して用いるほか、医療機器に対して針部200を穿刺する用途で用いてもよい。すなわち、本実施形態でいう「患部」とは、セプタム(410)等の医療機器が任意で埋設された皮膚のほか、患者に装着された医療機器自体も含む。
支持部300は、たとえば、シリコーンゴム、ウレタンゴムまたはスチレン・ブタジエンゴムなどの合成ゴム材料で形成されている。これにより、本実施形態の支持部300は、可撓性を有しているだけでなく、耐薬品性にも優れている。
また、支持部300は、可視光透過性の材料でもよく、または可視光不透過材料でもよい。可視光透過性の材料で支持部300を作成した場合には、患部の位置を目視的に特定しながら、穿刺した針部200を支持部300の外部から観察できる。
また、支持部300は、たとえば、図1(a)のように湾曲した形状を有している。言い換えると、本実施形態の支持部300は半円球面状の伏椀形状をなしている。自然状態の医療用針100において、針部200の針先は開口340に到達せずに支持部300の内側に位置している。本実施形態の支持部300は、支持部300の開口340を拡張できるように、支持部300の開口340の周縁部から中心に向かってスリット302を有している。ここでいう「拡張」とは、支持部300の開口340のある方向の開口幅が広がることをいう。本実施形態の伏椀状の支持部300は、頂部を通り開口340に垂直な平面上に2本のスリット302を有している。
ここで、第1の実施形態の医療用針100を患部に穿刺する際は、以下のような手順で穿刺する。まず、開口340を広げて支持部300の表裏を反転させた状態で、スリット302を折り目として支持部300を二つ折りにする。これにより、針部200の針先が支持部300から露出する。次いで、二つ折りにされた支持部300を指で保持しながら、針部200の針先を目視しながら針部200を患部に穿刺する。次いで、支持部300を保持していた指を外すことにより、支持部300が弾性的に反転回復して表裏が再度反転する。これにより、支持部300の第1凹部320が椀状となって患部を覆う。このように、支持部300にスリット302を有することにより、容易に当該支持部300の開口340を拡張することができる。
また、針部200は、患部に薬剤を投与するための通孔を有している。針部200としては、たとえば、ヒューバー針である。針部200は、先端(針先)が「くの字」に屈曲しており、先端の開口が側面に形成されている。針先の屈曲方向と支持部300のスリット302の延在方向との関係は特に限定されないが、本実施形態ではスリット302の延在方向に沿って、図1(a)の紙面奥行方向に針先が屈曲している。針部200がヒューバー針であることにより、本実施形態の医療用針100は患者の皮膚に対して低侵襲である。また、後述するセプタムポート400のセプタム410を針部200の開口によって、くり貫くことがない。
また、図1(b)のように、針部200の基端部は、たとえば、支持部300の頂部に固定されている。支持部300には、当該支持部300に接続され、針部200と連通しているチューブ部240が設けられている。チューブ部240は2本のスリット302の延在方向に沿って延びている。スリット302を折り目として支持部300を二つ折りにしたときに、固定部220およびチューブ部240を支持部300で挟み込むことができる。支持部300の頂部には、互いに対向する一対の立面364が突出して形成されており、この立面364の間に固定部220が取り付けられる。本実施形態の固定部220は、チューブ部240と針部200とを互いに連通させるコネクタである。本実施形態の固定部220の一部は立面364から突出しているが、本発明はこれに限られない(図4を参照)。なお、本実施形態に代えて、固定部220は、針部200またはチューブ部240を嵌合させるための、支持部300に形成された穴や溝であってもよい。
また、図1(b)で示されているように、第1の実施形態におけるスリット302は、支持部300の開口(340)の周縁から、針部200の固定部220に向かって、支持部300の周長の半分以上の長さに渡って形成されている。したがって、上記したように、支持部300の表裏を反転させることが容易となる。なお、ここでいう「周長」とは、支持部300の自然状態における湾曲面上の長さをいう。
図1(c)のように、支持部300は、半球状の椀型をなし、湾曲した第1凹部320を形成している。また、支持部300は、第1凹部320によって開口340を有している。なお、以降の他の実施形態においても、支持部300は、第1凹部320によって開口340を有しているものとする。
ここで、針部200は、支持部300から第1凹部320の開口340に向かって突出して支持されている。針部200が突出する方向は特に限定されるものではなく、患部の形状に合わせて適宜調整されている。ここでは、針部200は、たとえば、支持部300の頂部から開口340に向かって、針部200の先端部を除く中間部の延在方向が、開口340の法線方向と一致するように突出して支持されている。
湾曲した第1凹部320は、患部の隆起形状に追従する形状をなし、かつ可撓性を有することが好ましい。これにより、医療用針100を患部の様々な曲率および形状に合わせて固定することができる。
次に、図2を用い、医療用針100の作用効果について説明する。図2は、第1の実施形態の作用効果を説明するための断面図である。
図2のように、患者の患部500の皮下には、たとえば、セプタムポート400が埋め込まれている。セプタムポート400には、カテーテル420が接続されている。このカテーテル420により、患者の体内へ薬剤が伝搬される。
ここで、第1の実施形態における医療用針100が患部500に穿刺されている。針部200の基端部は、上記したように支持部300に支持されている。また、支持部300に固定されている針部200の先端は、隆起した患部500を貫通し、セプタムポート400に接続している。
このとき、支持部300は、湾曲した第1凹部320を患部500の隆起形状に追随するように、接着テープ600などで固定されている。これにより、穿刺して薬剤を投与している間に、針部200が動くことが無い。
また、支持部300は可撓性を有している。これにより、患部500に針部200を穿刺した状態で、患部500の形状に合わせて、適宜変形させながら固定することができる。なお、患部500に支持部300を当て、穿刺する部分を特定しながら、針部200を患部500に穿刺していくこともできる。
第1の実施形態によれば、隆起している患部500へ針部200を穿刺して薬剤を投与する際に、支持部300を患部500の隆起形状に追随させて、接着テープ600等で固定することができる。したがって、患部500の形状に応じて、医療用針100を確実に固定することができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る医療用針100の構成を示す図である。なお、図3(a)は、医療用針100の構成を示す側面図である。また、図3(b)は、医療用針100の構成を示す上面図である。第2の実施形態は、以下の点を除いて、第1の実施形態と同様である。支持部300に、患部と接するときに当該患部を露出させる窓部304を有している。以下、詳細を説明する。
図3(a)のように、支持部300には、窓部304が設けられている。これにより、患部に医療用針100を固定するときに、患部表面と接着テープと接する面を広くすることができる。なお、ここでいう窓部304とは、支持部300に開けられた貫通開口のことである。
また、窓部304は、一箇所でも複数箇所でもよい。ここでは、たとえば、窓部304は、支持部300のうち、針部200の基端部を支持するアーチ部310を挟んで両側に形成されている。窓部304は、たとえば、支持部300の開口(340)に平行な平面と、開口(340)に垂直な平面とで切り欠いた形状である。
図3(b)のように、窓部304は、支持部300の開口(340)ともスリット302とも異なる位置に形成されている。また、窓部304は、たとえば、一対のスリット302を挟んで両側に形成されている。
また、針部200の基端部を支持するアーチ部310は、支持部300に窓部304が形成されていても、支持部300の周縁部と接続していることが好ましい。これにより、支持部300には、半円形状の窓部304が形成されている。このように、支持部300の周縁部を接着テープで患部に固定することにより、針部200も一体として固定することができる。
また、窓部304は、平面視でチューブ部240と重ならない領域に形成されている。これにより、患部にテープで固定する際に、窓部304と患部との間にチューブ部240を挟むことがない。
第2の実施形態によれば、医療用針100は、支持部300に、患部と接するときに当該患部を露出する窓部304を有している。これにより、患部に医療用針100を固定するときに、患部表面と接着テープと接する面を広くすることができる。したがって、より強固に医療用針100を患部に固定することができる。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に係る医療用針100の構成を示す図である。なお、図4(a)は、医療用針100の構成を示す側面図である。また、図4(b)は、医療用針100の構成を示す上面図である。第3の実施形態は、以下の点を除いて、第1の実施形態と同様である。支持部300には、当該支持部300の第1凹部320と反対側に設けられ、中心に針部200の基端部を支持する第2凹部360が設けられている。また、支持部300を第2凹部360の両側から挟持することにより、第2凹部360は支点となり、支持部300の開口(340)は拡張する。以下、詳細を説明する。
図4(a)のように、第3の実施形態の医療用針100の支持部300は、第1の実施形態と同様に、湾曲した第1凹部(320)を形成している。
第2凹部360は、支持部300の第1凹部320と反対側に設けられている。また、第2凹部360の中心には、針部200の基端部を支持する固定部220が設けられている。
第2凹部360の深さは、支持部300の高さの半分よりも小さいことが好ましい。ここで、医療用針100を患部に穿刺する際、第2凹部の底面362は、患部の表面と接近する。したがって、支持部300の開口(340)の底面と第2凹部の底面362との空隙を大きくしておくことで、様々な大きさの患部に適用することができる。
また、第2凹部360は、第2凹部360の底面362と、これを挟んで対向する立面364が支持部300と同一材料で形成されている。これにより、支持部300を第2凹部360の両側から挟持することで、第2凹部360は支点となって、支持部300の開口340は拡張する。したがって、片手で挟持して、支持部300の開口(340)を拡張させることができ、容易に医療用針100を隆起した患部に固定することができる。
また、図4(b)のように、第2凹部(360)の中心に針部200の固定部220が設けられている。固定部220は、第2凹部(360)の内部に完全に収容されている。これにより、針部200の基端部を支持する固定部220を指で摘まむと同ときに、開口340を拡張させることができる。
第3の実施形態におけるスリット302は、支持部300の開口340の周縁から、針部200の固定部220に向かって、支持部300の周長の半分よりも短く、かつ周長の八分の一よりも長く形成されている。スリット302をかかる長さとすることで、開口340を容易に拡張させることができるとともに、固定部220の周囲にスリット302の非形成領域が十分に残るため針部200が安定して保持される。第3の実施形態では、第2凹部360を押し潰すようにして支持部300を挟持すると、支持部300の開口340が拡張して、針部200が露出する。これにより、医療用針100を患部に穿刺する際、針部200を視認しやすくすることができる。
また、針部200の固定部220は、第2凹部360に嵌合されている。これにより、第2凹部360の凹部の両側壁によって固定部220が固定されている。したがって、平面視で針部200およびチューブ部240を回転させることがなく、針部200およびチューブ部240の方向を安定させることができる。
以上のように、第3の実施形態の支持部300には、当該支持部300の第1凹部320と反対側に設けられ、中心に針部200の基端部を支持する第2凹部360が設けられている。ここで、医療用針100は第3者が患部に穿刺する場合だけでなく、患者自身が患部に穿刺する場合も考えられる。この場合、片手で医療用針100を患部に穿刺することが想定される。そのため、第3の実施形態のように第2凹部360を備えていることにより、片手で支持部300の開口340を拡張させることができる。したがって、容易に医療用針100を隆起した患部に固定することができる。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態に係る医療用針100の構成を示す図である。なお、図5(a)は、医療用針100の構成を示す側面図である。また、図5(b)は、医療用針100の構成を示す上面図である。第4の実施形態は、第1の実施形態よりも支持部300の湾曲面が浅く形成され、湾曲面の周長が短いことを特徴とする。
第4の実施形態の支持部300は半球よりも浅い杯状をなし、自然状態において針部200の先端は支持部300から突出している。このように、支持部300を浅く形成することにより、患部ごとの種々の曲率の隆起に対して良好に追従してこれを覆うことができる。
以上、第1から第4の実施形態では、支持部300は針部200およびチューブ部240を有している場合を説明したが、医療用針100用の支持部材(300)として単独で取引形態とすることができる。なお、この場合において、支持部材(300)は、湾曲した第1凹部320を形成するとともに可撓性を有し、針部を支持する固定部220を備えている。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.
針部と、前記針部の基端部を支持する支持部と、を備える医療用針であって、
前記支持部が、湾曲した第1凹部を形成するとともに可撓性を有しており、
前記針部が、前記支持部から前記第1凹部の開口に向かって突出して支持されていることを特徴とする医療用針。
2.
1.に記載の医療用針において、
前記針部は通孔を有し、
前記支持部に接続され、前記針部と連通しているチューブ部を備える医療用針。
3.
1.または2.に記載の医療用針において、
前記支持部の開口を拡張可能に、前記支持部の前記開口の周縁部から中心に向かって設けられたスリットを有する医療用針。
4.
1.〜3.のいずれか1つに記載の医療用針において、
前記支持部に、患部と接するときに当該患部を露出させる窓部を有する医療用針。
5.
1.〜4.のいずれか1つに記載の医療用針において、
前記支持部は、当該支持部の前記第1凹部と反対側に設けられて中心に前記針部の基端部を支持する第2凹部を備え、
前記支持部を前記第2凹部の両側から挟持することにより、前記第2凹部を支点として前記支持部の開口が拡張する医療用針。
6.
医療用針の針部を支持するための医療用針の支持部材であって、
湾曲した第1凹部を形成するとともに可撓性を有し、前記針部を支持する固定部を備える医療用針の支持部材。
100 医療用針
200 針部
220 固定部
240 チューブ部
300 支持部(支持部材)
302 スリット
304 窓部
310 アーチ部
320 第1凹部
340 開口
360 第2凹部
362 底面
364 立面
400 セプタムポート
410 セプタム
420 カテーテル
500 患部
600 接着テープ

Claims (7)

  1. 針部と、前記針部の基端部を支持する固定部を有する支持部と、を備える医療用針であって、
    前記支持部は、半円球面状の伏椀形状に形成され、湾曲した第1凹部を形成するとともに、可撓性を有しており、
    前記固定部は、前記支持部の頂部に配置され、
    前記針部は、前記固定部から前記第1凹部の開口に向かって突出しており、
    前記支持部には、前記開口を拡張可能に、前記開口の周縁部から前記頂部に向かって2本のスリットが形成され、前記2本のスリットは、前記頂部を通り前記開口に垂直な平面上において、前記第1凹部を間に挟んで互いに対向して配置され、
    前記支持部は、前記開口を広げて当該支持部の表裏を反転させた状態で、前記2本のスリットを折り目として当該支持部を二つ折りにすることが可能であるとともに、当該支持部を二つ折りにする力が解除されると、当該支持部が弾性的に反転回復して表裏が再度反転し、当該支持部が前記伏椀形状となるように構成されている医療用針。
  2. 請求項1に記載の医療用針において、
    前記2本のスリットの各々は、前記開口の周縁部から前記頂部までの前記支持部の周長の半分以上の長さに亘って形成されている医療用針。
  3. 請求項1又は2に記載の医療用針において、
    前記針部は通孔を有し、
    当該医療用針は、
    前記支持部に接続され、前記針部と連通しているチューブ部を備える医療用針。
  4. 請求項3に記載の医療用針において、
    前記チューブ部は前記2本のスリットの延在方向に沿って延びている医療用針。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の医療用針において、
    前記支持部に、患部と接するときに当該患部を露出させる窓部を有する医療用針。
  6. 医療用針の針部を支持するための医療用針の支持部材であって、
    当該支持部材は、半円球面状の伏椀形状に形成され、湾曲した第1凹部を形成するとともに、可撓性を有し、
    当該支持部材は、前記針部が前記第1凹部の開口に向かって突出した状態となるように前記針部の基端部を支持する固定部を備え、
    前記固定部は、当該支持部材の頂部に配置され、
    当該支持部材には、前記開口を拡張可能に、前記開口の周縁部から前記頂部に向かって2本のスリットが形成され、前記2本のスリットは、前記頂部を通り前記開口に垂直な平面上において、前記第1凹部を間に挟んで互いに対向して配置され、
    当該支持部材は、前記開口を広げて当該支持部材の表裏を反転させた状態で、前記2本のスリットを折り目として当該支持部材を二つ折りにすることが可能であるとともに、当該支持部材を二つ折りにする力が解除されると、当該支持部材が弾性的に反転回復して表裏が再度反転し、当該支持部材が前記伏椀形状となるように構成されている医療用針の支持部材。
  7. 請求項に記載の医療用針の支持部材において、
    前記2本のスリットの各々は、前記開口の周縁部から前記頂部までの当該支持部の周長の半分以上の長さに亘って形成されている医療用針の支持部材。
JP2011079115A 2011-03-31 2011-03-31 医療用針及び医療用針の支持部材 Active JP5793915B2 (ja)

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