JP5791062B1 - 多色方形迷彩柄帯状織物及びその製造方法 - Google Patents

多色方形迷彩柄帯状織物及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】隊員の日常業務の場である基地及び基地に準じた環境下で目視及び赤外線スコープにより認知されにくい擬装ベルトを提供する。【解決手段】各色に必要な着色剤、赤外線吸収剤及び赤外線反射剤を混合したマスターチップから溶融紡糸し、所定のHVC特性を示すライトグレーLG、グレーGY、ブラウンBR、ダークブルーDB及びブラックBKの原着糸を作製し、特に、ライトグレーLGの一部を導電性繊維との合撚糸とし、これら5色の原着糸からジャガード織機で5層に織って、ライトグレーLGの領域が45〜50%、グレーGYの領域が12〜24%、ブラウンBRの領域が5〜15%、ダークブルーDBの領域が13〜28%及びブラックBKの領域が1−10%の範囲から合計100%となる面積比率で現れ、光の各波長域における反射率が所定の範囲に収まる方形の迷彩柄を表面に有する擬装ベルト1を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、安全保障に関わる人員が着用する装備品の補助部品として主に適用され、各種の環境下で目視及び赤外線スコープにより認知されにくい特性を備えた多色方形迷彩柄帯状織物及びその製造方法に関する。
従来から、戦場等で着用される衣服や様々な機器を覆うカバー用布帛の柄に、周囲の環境や物体との見分けがつきにくくなる迷彩色柄を使用するのが一般的である。例えば、下記特許文献1では、赤外線吸収色素を配合した酸性染料を用いて染色した迷彩加工ナイロン布帛に係る発明が提案されている。この布帛は600〜1200nmという近赤外線の特定波長領域の反射率を、自然界のそれと同レベルにする機能を備え、赤外線スコープによるサーチに対してカムフラージュ性(擬装性)を発現することができる。また、ナイロン又はポリエステルの布帛に赤外線吸収剤を含む樹脂液をコーティングし、又は迷彩柄のプリント染色を併用することで、同様な効果が発揮されることが公知である。
下記特許文献2において、赤外線吸収剤を混合したポリマーを溶融紡糸することによって得られる繊維からなる布帛に係る発明が提案されている。この布帛に迷彩柄のプリント染色を行うことにより、目視と共に赤外線スコープによるサーチに対してもカムフラージュ性を発揮することができることとなる。
ところが、プリント染色等の手段では、細幅ベルトのような形状品、特に厚みが1.5mm以上ある帯状の形状品に対し、その両端が均一に着色されないために、カムフラージュ性能を十分に達成することができない。このため、戦地等に出向く、必要な訓練を行うといった状況において、ベルトを布帛で覆って擬装性を確保している。しかしながら、布帛とベルト本体との間で滑りが生じやすいために、締め付けるためのバックルの把持力が安定し難い、布帛の脱落や破損によって容易にカムフラージュ性が損なわれてしまう等の問題がある。
このような問題に対し、下記特許文献3、4において、赤外線吸収剤及び着色剤を混合したポリマーを溶融紡糸して得た4色の原着糸又は、原糸染色により得た4色の着色糸をジャガード織加工し、厚みのあるベルト等においても均一な着色を果たした発明が提案されるに至っている。
特許第3094130号公報 特許第3088264号公報 特許第4278165号公報 特許第5061256号公報
これまで、戦場等として緑地、或いはジャングルといった樹木のある環境下で使用されることを想定し、このような環境に対してカムフラージュ性を発揮することができる仕様として、自然に類似した各色を縞柄に配置した迷彩柄(以下、「縞模様迷彩柄」と称する。)等が開発されてきた。しかしながら、安全保障に関わる人員の日常を鑑みれば、多くの時間を、自らのビルや倉庫、車庫等の建物が並ぶ基地内で訓練、教育等に充てているのが実際である。したがって、日常を過ごす際に着用する装備品には、縞模様迷彩柄を適用することが必ずしも適切ではない可能性がある。むしろ、基地のような風景に溶け込む新たな迷彩柄等、基地の環境に対してカムフラージュ性を発揮することができる仕様を適用することが安全保障の観点から有利である。
また、各種の装備品に対し、火災を未然に防ぐ対策を施すことが求められている。爆発を伴って引火するような火薬、燃料等の物品が基地内に数多く存在するためである。例えば、安全保障に関わる人員が着用する衣服、靴等に対しては従来から、このような対策が施されているが、ベルト、テープ等といった補助部品にも火災を未然に防ぐ対策を施すことが求められている。
しかし、一般にベルトやテープの素材として採用されるナイロンやポリエステルは電気抵抗値が高い。常温常湿と呼べるような温度や湿度(例えば、20〜30℃、60〜70%RH)におけるこれらの素材の電気抵抗値は1.0×1011〜1013Ω・cm、乾燥した冬期(例えば、20〜30%RH)における電気抵抗値は1.0×1014〜1016Ω・cmとされ、静電気が発生しやすく、火花放電が起こる可能性も否定できない。
本願の発明者らは、これらの問題に基づき、まず基地内の環境に相応する図柄及び色相を種々の観点から鋭意研究した。その結果、基地内の各種建物を平面視したような直線又はカギ線状、ブロック状の形態の図柄(以下、「デジタル柄」と称する。)により偽装性を高めることを想到した。さらに、ベルト、テープ等といった補助部品に対し、冬期の乾燥した環境下でも静電気が発生しがたい制電対策を施す手段についても想到した。
本発明は、安全保障に関わる人員の日常業務等において、基地内で過ごすこと等を鑑みて創作され、目視及び赤外線スコープにより認知されにくく、有効な制電対策が施された多色方形迷彩柄帯状織物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る多色方形迷彩柄帯状織物は、マンセル表色系において色相(H)が4.1±1.5Y、明度(V)が5.2±0.5、彩度(C)が0.3±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して35〜55%の反射率で現れるライトグレーの原着糸と、マンセル表色系においてHが9.4±1.5BG、Vが3.0±0.5、Cが1.2±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して40〜60%の反射率で現れるグレーの原着糸と、マンセル表色系においてHが8.0±1.5YR、Vが3.0±0.5、Cが1.0±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して20〜45%の反射率で現れるブラウンの原着糸と、マンセル表色系においてHが2.3±1.5PB、Vが3.3±0.5、Cが0.5±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して20〜45%の反射率で現れるダークブルーの原着糸と、マンセル表色系においてVが2.3以下、Cが0.5以下で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して10%以下の反射率で現れるブラックの原着糸と、からジャガード織機で多層構造を有する帯状織物として製織され、表面に方形の迷彩柄模様が、前記ライトグレーが40〜55%、前記グレーが12〜24%、前記ブラウンが5〜15%、前記ダークブルーが13〜28%、前記ブラックが1〜10%の範囲から合計100%となる面積比率で施され、1.0×10 8 Ω・cm以下の電気抵抗値を有し、幅方向の両端に各1本の導電性繊維が配設され、この導電性繊維が前記ライトグレー、前記グレー、前記ブラウン、前記ダークブルー又は前記ブラックの原着糸の少なくとも何れか1つと合撚されていることを特徴とする。
本発明に係る多色方形迷彩柄織物の製造方法は、マンセル表色系において色相(H)が4.1±1.5Y、明度(V)が5.2±0.5、彩度(C)が0.3±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して35〜55%の反射率で現れるライトグレーの原着糸と、マンセル表色系においてHが9.4±1.5BG、Vが3.0±0.5、Cが1.2±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して40〜60%の反射率で現れるグレーの原着糸と、マンセル表色系においてHが8.0±1.5YR、Vが3.0±0.5、Cが1.0±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して20〜45%の反射率で現れるブラウンの原着糸と、マンセル表色系においてHが2.3±1.5PB、Vが3.3±0.5、Cが0.5±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して20〜45%の反射率で現れるダークブルーの原着糸と、マンセル表色系においてVが2.3以下、Cが0.5以下で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して10%以下の反射率で現れるブラックの原着糸と、からジャガード織機で多層構造を有する帯状織物として、前記ライトグレー、前記グレー、前記ブラウン、前記ダークブルー若しくは前記ブラックの原着糸の少なくとも何れか1つに導電性繊維を合撚し、又は、前記導電性繊維を幅方向の両端に各1本配設し、表面に方形の迷彩柄模様が、前記ライトグレーが40〜55%、前記グレーが12〜24%、前記ブラウンが5〜15%、前記ダークブルーが13〜28%、前記ブラックが1〜10%の範囲から合計100%となる面積比率で現れるように、かつ、前記表面に前記導電性繊維を合撚した原着糸が平均値で0.5〜3.0cm間隔で現れるようにして製織し、1.0×108Ω・cm以下の電気抵抗値を有する多色方形迷彩柄帯状織物を製造する、ことを特徴とする。
本発明に係る多色方形迷彩柄織物は、上述のとおりの構成により、基地内の環境に溶け込んだ図柄となって目視に対する偽装性を高めることができる。波長域1000〜1200nmの近赤外光に対して具備する反射率によって、赤外線スコープに対する偽装性も高めることができる。さらに、本発明に係る多色方形迷彩柄織物を構成する各種の原着糸に、重量比で0.1〜2.0重量%となる割合で導電性繊維を合撚する等により、JIS等で常温常湿と定義される室内環境下において1.0×108Ω・cm以下の電気抵抗値を達成し、静電気の発生を抑えることができる。したがって、安全保障に関わる人員の日常業務等の環境下で目視及び赤外線スコープにより認知されにくく、冬期の乾燥した環境下においても静電気が発生しづらく、火災を未然に防ぐ有効な制電対策が施された多色方形迷彩柄織物を提供することができる。
本発明に係る多色方形迷彩柄織物の一例である擬装ベルトを概略で現した概略斜視図である。
以下、本発明に係る多色方形迷彩柄織物に関し、具現化した一実施形態である擬装ベルトについて図面とともに説明する。この一実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、特許請求の範囲に記載した事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことができる。
本発明に係る擬装ベルト1は、マンセル表色系における色相(H)、明度(V)、彩度(C)が、下記[表1]に示すように表色されるライトグレーLG、グレーGY、ブラウンBR、ダークブルーDB及びブラックBKの5色の原着糸から、ジャガード織機で多層構造、例えば、5層の帯状織物に製織されて構成される。5種5色の原着糸は、それぞれ下記[表1]に示すような光の各波長域に対する反射率を有し、特に、1000〜1200nmの近赤外光に対する反射率を、ビルや倉庫、車庫等が立ち並ぶ基地の環境下における赤外線反射率に近似させている。
なお、上記[表1]に示す各色のHVC値及び光の各波長域に対する反射率の値は、株式会社島津製作所製の自記分光光度計UV3100で測定した値である。
図1に示すように、擬装ベルト1の表面は方形の迷彩柄模様が、ライトグレーLGの領域を40〜55%(好ましくは48±5%、例えば、48%)、グレーGYの領域を12〜24%(好ましくは17±3%、例えば、17%)、ブラウンBRの領域を5〜15%(好ましくは10±2%、例えば、10%)、ダークブルーDBの領域を13〜28%(好ましくは20±4%、例えば、20%)、ブラックBKの領域を1〜10%(好ましくは5±1%、例えば、5%)の範囲から、合計100%となる面積比率で施されている。本発明において方形の迷彩柄模様とは、図1に示すように柄の1つ1つが角張った形状を有し、各色が縞柄に配置される所謂、縞模様迷彩柄と明確に異なるデザインの模様をいう。方形の迷彩柄模様は、いわば基地内の各種建物を平面視したような直線又はカギ線状、ブロック状の形態の図柄であって、出願人はデジタル柄と称している。
さらに、擬装ベルト1は、例えば、幅が10〜80mm(図1において、幅57mm)であり、ジャガード織機で多層構造(例えば、5層)に製織されるので、1.5mm以上厚みを有している。擬装ベルトの幅については、ジャガード織機の製織することが可能な範囲内、すなわち織機の糸通し枠(筬)で決めることができ、要望に応じた適切な幅で提供することが可能である。また、厚みは、使用する原糸の太さ(繊度)、経糸の打ち込み密度を変更して決めることができ、要望に応じた適切な厚さで提供することが可能である。ジャガード織機で加工されるから、擬装ベルト1は、1.5mm以上厚みを有しても、両端の着色が均一にならない等の問題が一切発生しない。また、ベルト等を布帛で覆ってカムフラージュ性を確保する等の作業が不要となる。
擬装ベルト1を構成するライトグレーLG、グレーGY、ブラウンBR、ダークブルーDB又はブラックBKの原着糸の少なくとも何れか1つは、静電気対策として、導電性繊維が合撚されて構成される。本実施形態では、製織に用いられるライトグレーLGの原着糸の一部が導電性繊維と合撚されて構成されている。具体的には、ライトグレーLGの糸1本と導電性繊維の糸2本とで合撚した合撚糸としている。導電性繊維には、本実施形態においてサンダーロン(登録商標:日本蚕毛染色(株)製)を採用している。ただし、本発明で達成しようとする効果が得られる導電性繊維であれば、サンダーロンに限定されることなく各種の導電性繊維を使用することができる。
そして、本実施形態に係る擬装ベルト1は、上記5色の原着糸及び導電性繊維から、導電性繊維の量を、全繊維の量の0.1〜2.0重量%となるようにして、ジャガード織機で5層の織物に製織されて構成される。特に、ライトグレーLGの原着糸のうち導電性繊維を合撚した場合、この合燃糸が擬装ベルト1の表面に平均で0.5〜3.0cm間隔で現れるようにして製織される。
例えば、織巾が25mmの場合、使用するライトグレーLGの原着糸のうち、2本をライトグレーLGの原着糸と導電性繊維との合撚糸にして製織する。また例えば、織巾が50mmの場合、使用するライトグレーLGの原着糸のうち4〜5本程度を、ライトグレーLGの原着糸と導電性繊維との合撚糸にして製織するのが好ましい形態となる。織巾が50mmの場合に、使用するライトグレーLGの原着糸のうち2本を、導電性繊維との合撚糸にして製織するのでも構わない。
ここで、本発明の擬装ベルト1は、ライトグレーLG、グレーGY、ブラウンBR、ダークブルーDB又はブラックBKの何れかと合撚糸とすることなく、擬装ベルト1の幅方向の両端に、擬装ベルト1の長手方向に沿って導電性繊維の糸をそれぞれ配設することでも構成することができる。さらに、擬装ベルト1を構成する何れかの層のうち、表面ではない層(例えば、第2層目)に0.5〜3.0cm間隔で、導電性繊維を経糸又は芯糸として製織したとしても、静電気対策を施すことができる。この場合、導電性繊維を原着糸と合撚しないでそのまま、経糸又は芯糸として第2層に通してもよいし、5色の原着糸の少なくとも何れかと導電性繊維とで合撚した合撚糸を、経糸又は芯糸として第2層に通してもよい。
擬装ベルト1はこれにより、JISで規定される常温常湿の環境下で1.0×108Ω・cm以下の電気抵抗値を有するようになる。この場合、冬期の乾燥した環境下でも、摩擦等によっても静電気が発生することがないとされる電気抵抗値である1.0×1010Ω・cmを上回ることがなくなって、有効な制電対策を施すことができる。なお、電気抵抗値が1.0×1013Ω・cmを上回ると静電気が発生するおそれが高まるとされ、1.0×1015Ω・cmを上回ると静電気によって火花放電が起こるおそれがあるとされている。
上記5色の原着糸はそれぞれ、ポリマーで溶融紡糸する紡糸時に各色の顔料を混合することで得ることができる。そのとき同時に、赤外線吸収剤及び、赤外線反射剤を混合する。また、例えば、赤外線反射剤としての酸化チタンには、擬装ベルト1の原着糸として採用されるナイロン、ポリエステル等の素材繊維が元来有する光沢感を消失させるという機能があり、擬装性能を更に高める上で有利である。
擬装ベルト1を構成する着色糸の素材としての繊維に用いられる重合体(バージンチップ)は、繊維形成可能なポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン等の重合体が好適である。具体的には、ナイロン6、ナイロン66、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等を例示することができる。また、これらの重合体の性質を本質的に変化させない範囲で、第3成分を共重合したり、混合したりすることができる。
混合する赤外線吸収剤は、カーボンブラック、チタンブラック、炭化ジルコニウム等を例示することができる。フタロシアニン化合物を含有した赤外線吸収剤は、特定波長域の反射率をコントロールしやすい。例えば、FujiFilm社製のPRO−JET900NP、PRO−JET925NP等が挙げられる。これらの化合物は単独又は複数で使用することができる。925NPを用いる場合、0.0005〜0.03重量%(好ましくは、0.001〜0.01重量%)の濃度で用いればよい。0.0005重量%未満になれば赤外線吸収能が劣ってカムフラージュ性能が不十分となる可能性があり、0.03重量%より大きくなると、赤外線吸収効果よりもコストが嵩んで非効率となってしまう。
混合する赤外線反射剤は、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム等を例示することができる。これらの化合物は、酸化チタン単独又は酸化チタンとその他とを組み合わせた複数で使用することができる。例えば、酸化チタンを用いる場合、0.1〜3.0重量%(好ましくは0.1〜1.0重量%)の濃度で用いればよい。0.1重量%未満になればカムフラージュ性能が不十分となる可能性があり、3.0重量%より大きくなると、溶融紡糸時に糸切れが発生しやすくなるおそれがある。
さらに、酸化チタンには繊維の光沢感を消失させる効果があるので、カムフラージュ性能をより高めるのに有効である。本実施形態では、石原産業社製の酸化チタンを用い、これに赤外線反射剤及び光沢感消失剤としての機能を発揮させた。また、例えば、本発明では、酸化チタンを含み、更に酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウムの1又は2以上を更に含んで合計0.1〜3.0重量%の濃度となるようにして用いることができる。酸化チタンは1000nm以上の波長の光の反射率を選択的に上げる効果もある。
このほか、赤外線吸収剤や赤外線反射剤以外に、制電性、耐光性、耐熱性等を付与する添加剤を0.1〜1.0重量%の範囲で含有させてもよい。
本実施形態において採用する着色剤である顔料は大日精化社製であり、各色2種の公知のものを混合して組み合わせた顔料とする。原着糸を得るためのマスターチップを作成するときに着色料(顔料)を混合する。その後、マスターチップを25倍希釈して原着糸の繊維にしたとき、上記[表1]におけるHVC特性の値を満足させるように、顔料の濃度を調整する。
以下、本発明の一例として擬装ベルトを作製し、これを実施例として性能評価をしたので説明していく。
まず、幅25mm、厚み1.5mmとした実施例1及び参考例8〜12の擬装ベルトの製造方法を概略で説明する。はじめに、ライトグレー、グレー、ブラウン、ダークブルー及びブラックの各色それぞれについて、2種の着色料(顔料)及び赤外線吸収剤としてのFujiFilm社製のPRO−JET925NP、赤外線反射剤の酸化チタンを、高粘度(イーター1.45〜1.47レベル)バージンチップ(本実施形態では、ポリエステルチップ)と混合し、原着糸を得るためのマスターチップを作成する。このとき、着色料の濃度を、マスターチップを25倍希釈して原着糸の繊維にしたときに上記[表1]におけるHVC特性の値を満足するように調整する。赤外線吸収剤の濃度を0.002重量%とし、酸化チタンの濃度を0.3重量%とし、上記[表1]における光の各波長域に対する反射率特性の値を満足させる。
次に、マスターチップを作成するのに使用したものと同種のバージンチップを、バージンチップ:マスターチップの比が、24:1となるように混合し、290〜300℃で溶融し、紡糸装置で紡糸し、その紡糸を4.5〜5倍で延伸しながら巻き取り、マスターチップを25倍希釈した原着糸とする。ライトグレー、グレー、ブラウン、ダークブルー及びブラックの各色について、それぞれ同じ方法で原着糸を製造することができる。
上述のようにして製造された5種(5色)の原着糸を、表面に現れる面積比率が上記[表1]に規定する範囲を満たし、かつ全体で100%となるようにしてジャガード織加工を行う。なお、本発明において、表面とは上述のように擬装ベルトの外面をいい、身につけたときに身体側となる面、及び外側を向く面のいずれの面も表面として扱う。擬装ベルトの表側(外側)となる表面と裏側(身体側)となる表面とで部分的に迷彩柄を相違させることで比較的容易に、表面に現れる面積比率が上記[表1]に規定する範囲を満たし、かつ全体で100%となるようにすることができる。
参考例8の擬装ベルトに対して導電性を付与するのに、幅方向の両端(両耳部)にサンダーロンの糸を双糸として、長手方向に沿ってそれぞれ配設した。参考例9の擬装ベルトでは、幅方向の両端(両耳部)にサンダーロンの糸を4本の撚糸とし、長手方向に沿ってそれぞれ配設した。参考例10の擬装ベルトでは、サンダーロンの糸を双糸とし、経糸として1cm間隔で用いた。参考例11の擬装ベルトでは、サンダーロンの糸を4本の撚糸とし、経糸として1cm間隔で用いた。参考例12の擬装ベルトでは、サンダーロンの糸を双糸として、両耳部に長手方向に沿ってそれぞれ配設するとともに、経糸としても1cm間隔で用いて導電性を付与した。
施例の擬装ベルトでは、ライトグレーの原着糸の一部について、サンダーロンとの合撚糸として構成した。すなわち、ライトグレーLGの原着糸の一部について、ライトグレーLGの原着糸1本とサンダーロンの糸2本を合わせた合撚糸とした。実施例では、上記構成の合撚糸を擬装ベルトの幅方向の両端(両耳部)に長手方向に沿ってそれぞれ配設している。なお、合撚糸とする相手となる原着糸は、ライトグレーのものに限定されない。しかしながら、上記[表1]から理解されるように、ライトグレーは表面を構成する面積比率が最も大きい色であることから、ライトグレーの原着糸と導電性繊維とで合撚糸とすることが、擬装ベルトの電気抵抗値を調整しやすいという有利さが認められる。なお、サンダーロンの糸1本が、200dtexである。
すなわち、ジャガード織加工の際には、表面に現れる面積比率が上記[表1]に規定する範囲を満たすとともに、導電性繊維の撚糸として、又はライトグレーLGと導電性繊維との合撚糸として、幅25mmとした擬装ベルトの幅方向の両端に、又は、経糸として約1cm間隔で配設し、表面に平均で0.5〜3.0cm間隔で導電性繊維が現れるようにして製織する。これにより、製織された擬装ベルトは、JISで規定される常温常湿の環境下で1.0×108Ω・cm以下の電気抵抗値を有するようになる。この場合、冬期の乾燥した環境下でも、1.0×1010Ω・cmの電気抵抗値を上回ることがなくなって、有効な制電対策となる。
下記[表2]に、上記擬装ベルト(実施例1及び参考例8〜12)の電気抵抗値を測定したので、その結果を示す。なお、比較例1の擬装ベルトは、導電性繊維を配設しないこと以外、実施例1及び参考例8〜12と同様な方法で製造したものである。
上記[表2]の値は、PROSTAT社の『抵抗測定システムPRS−801』を使い、温度23℃、表中に示す相対湿度が13%である測定室の環境下における電気抵抗値である。温度23℃、相対湿度が13%であるので、乾燥している環境(特に、冬期の環境)を模擬しているといえる。
上記[表2]から、参考例8の擬装ベルトの電気抵抗値は2.0×106Ω・cm、参考例9の擬装ベルトの電気抵抗値は1.4×106Ω・cm、参考例10の擬装ベルトの電気抵抗値は4.8×106Ω・cm、参考例11の擬装ベルトの電気抵抗値は1.2×106Ω・cm、参考例12の擬装ベルトの電気抵抗値は9.9×105Ω・cm、実施例の擬装ベルトの電気抵抗値は6.2×106Ω・cmだった。したがって、例えば、JISで規定されるような常温常湿の環境下で1.0×108Ω・cm以下の電気抵抗値を有するためには、擬装ベルトの幅方向の両端に又は、経糸として約1cm間隔で導電性繊維を配設し、表面に平均で0.5〜3.0cm間隔で導電性繊維が現れるようにして製織すればよいことが分かる。
実施例1及び参考例8〜12における導電性繊維の量は、全繊維の量の0.6〜1.2重量%となり、性能面、経済性から特に好ましい量であるといえる。なお、導電性繊維の量は、全繊維の量の2.0重量%を超えても構わないが、コスト高となるので好ましい形態とはいえない。全繊維の量の0.1重量%未満とすると制電対策が不十分となるおそれがある。また、実施例1及び参考例8〜12の結果から、好ましい電気抵抗値は1.0×107Ω・cm以下であると理解される。この場合、常温常湿の環境下よりも2桁抵抗値が上がるといわれる航空機内等の絶対的に乾燥している環境を模擬した「絶乾」の条件下でも、摩擦等によって静電気が発生することがないとされる電気抵抗値である1.0×1010Ω・cmを上回ることがなく、有効な制電対策となることが分かる。
したがって、本発明の擬装ベルトは、上記[表1]に示した表面に現れる各色のHVC特性や面積比率、赤外線波長域に対する光の反射率等を満たして製織されている。擬装ベルト1の表面には、導電性繊維が平均で3.0cm以下の間隔で現れるようにし、JISで規定される常温常湿の環境下で1.0×108Ω・cm以下の電気抵抗値を有するものとなる。これにより、基地や基地等に準じた環境下において目視及び赤外線スコープの偵察に対し、良好な擬装性能を発揮させることができる。さらに、摩擦等によって静電気が発生することがなく、有効な制電対策が施された擬装ベルトとして提供することができる。
以上、本発明について出願人が最良であると信じる実施形態の1つを詳述したが、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、上記実施形態に限定されることなく、種々の設計変更を行う事が可能である。例えば、上記実施形態では、擬装ベルトについて例示して説明したが、片面に粘着層を配した方形の迷彩柄テープであっても同様な性能を具備させて構成することができる。
ここで、幅50mm、厚み2.3mmとした平織りベルトに導電性繊維を配設した場合の電気抵抗値の変化についても測定したので、参考例として下記[表3]に示す。[表3]に示すのは、温度23℃、表中に示す相対湿度が13%である測定室の環境下における電気抵抗値である。
参考例1の平織りベルトには導電性繊維を配設しないで、導電性を付与しなかった。参考例2の平織りベルトに対して導電性を付与するのに、幅方向の両端(両耳部)にサンダーロンの糸を双糸として、長手方向に沿ってそれぞれ配設した。参考例3の擬装ベルトでは、幅方向の両端(両耳部)にサンダーロンの糸を4本の撚糸とし、長手方向に沿ってそれぞれ配設した。参考例4の擬装ベルトでは、サンダーロンの糸を双糸とし、経糸として1cm間隔で用いた。参考例5の擬装ベルトでは、サンダーロンの糸を4本の撚糸とし、経糸として1cm間隔で用いた。参考例6の擬装ベルトでは、サンダーロンの糸を双糸とし、芯糸として1cm間隔で用いて導電性を付与した。参考例7の擬装ベルトでは、サンダーロンの糸を4本の撚糸とし、芯糸として1cm間隔で用いて導電性を付与した。
上記[表3]から、参考例1の平織りベルトの電気抵抗値は1.6×1012Ω・cm、参考例2の平織りベルトの電気抵抗値は3.2×106Ω・cm、参考例3の平織りベルトの電気抵抗値は9.6×105Ω・cm、参考例4の平織りベルトの電気抵抗値は8.2×105Ω・cm、参考例5の平織りベルトの電気抵抗値は4.5×105Ω・cm、参考例6の平織りベルトの電気抵抗値は8.3×108Ω・cm、参考例7の平織りベルトの電気抵抗値は6.5×108Ω・cmだった。したがって、JISで規定されるような常温常湿の環境下で1.0×108Ω・cm以下の電気抵抗値を有するためには、参考例2〜参考例5のように、平織りベルトであっても幅方向の両端に又は、経糸として約1cm間隔で配設し、表面に平均で0.5〜3.0cm間隔で導電性繊維が現れるようにして製織すればよいことが分かる。
この場合、常温常湿の環境下よりも2桁抵抗値が上がるといわれる航空機内等の絶対的に乾燥している環境を模擬した「絶乾」の条件下でも、摩擦等によって静電気が発生することがないとされる電気抵抗値である1.0×1010Ω・cmを上回ることがなく、有効な制電対策となることが分かる。これに対し、導電性繊維を芯糸として適用した場合(参考例6,7)には、参考例1に対しての静電気対策の効果は認められるものの、参考例2〜参考例5に対しての効果よりは、穏やかな効果に留まることも理解される。また、参考例2〜7において導電性繊維の量は、全繊維の量の0.1〜0.4重量%であって、導電性繊維の量が全繊維の量の0.1重量%以上あれば、配設しない例に比べて十分に電気抵抗値を抑える効果が得られることが理解される。
1・・擬装ベルト
LG・ライトグレー
GY・グレー
BR・ブラウン
DB・ダークブルー
BK・ブラック

Claims (2)

  1. マンセル表色系において色相(H)が4.1±1.5Y、明度(V)が5.2±0.5、彩度(C)が0.3±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して35〜55%の反射率で現れるライトグレーの原着糸と、
    マンセル表色系においてHが9.4±1.5BG、Vが3.0±0.5、Cが1.2±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して40〜60%の反射率で現れるグレーの原着糸と、
    マンセル表色系においてHが8.0±1.5YR、Vが3.0±0.5、Cが1.0±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して20〜45%の反射率で現れるブラウンの原着糸と、
    マンセル表色系においてHが2.3±1.5PB、Vが3.3±0.5、Cが0.5±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して20〜45%の反射率で現れるダークブルーの原着糸と、
    マンセル表色系においてVが2.3以下、Cが0.5以下で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して10%以下の反射率で現れるブラックの原着糸と、
    からジャガード織機で多層構造を有する帯状織物として製織され、
    表面に方形の迷彩柄模様が、前記ライトグレーが40〜55%、前記グレーが12〜24%、前記ブラウンが5〜15%、前記ダークブルーが13〜28%、前記ブラックが1〜10%の範囲から合計100%となる面積比率で施され、
    1.0×10 8 Ω・cm以下の電気抵抗値を有し、
    幅方向の両端に各1本、導電性繊維が配設され、この導電性繊維が前記ライトグレー、前記グレー、前記ブラウン、前記ダークブルー又は前記ブラックの原着糸の少なくとも何れか1つと合撚されている、
    ことを特徴とする多色方形迷彩柄帯状織物。
  2. マンセル表色系において色相(H)が4.1±1.5Y、明度(V)が5.2±0.5、彩度(C)が0.3±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して35〜55%の反射率で現れるライトグレーの原着糸と、
    マンセル表色系においてHが9.4±1.5BG、Vが3.0±0.5、Cが1.2±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して40〜60%の反射率で現れるグレーの原着糸と、
    マンセル表色系においてHが8.0±1.5YR、Vが3.0±0.5、Cが1.0±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して20〜45%の反射率で現れるブラウンの原着糸と、
    マンセル表色系においてHが2.3±1.5PB、Vが3.3±0.5、Cが0.5±0.5で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して20〜45%の反射率で現れるダークブルーの原着糸と、
    マンセル表色系においてVが2.3以下、Cが0.5以下で表色され、波長域1000〜1200nmの光に対して10%以下の反射率で現れるブラックの原着糸と、
    からジャガード織機で多層構造を有する帯状織物として、
    前記ライトグレー、前記グレー、前記ブラウン、前記ダークブルー又は前記ブラックの原着糸の少なくとも何れか1つと合撚されている導電性繊維を幅方向の両端に各1本配設し、
    表面に方形の迷彩柄模様が、前記ライトグレーが40〜55%、前記グレーが12〜24%、前記ブラウンが5〜15%、前記ダークブルーが13〜28%、前記ブラックが1〜10%の範囲から合計100%となる面積比率で現れるようにして製織し、
    1.0×108Ω・cm以下の電気抵抗値を有する多色方形迷彩柄帯状織物を製造する、
    ことを特徴とする多色方形迷彩柄帯状織物の製造方法。
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