JP5790396B2 - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理方法及び画像処理装置に関する。
従来より、点及び点の集合により形成される画像(ラスターイメージ)では、異なる色が隣接する境目に階段状のギザギザ(ジャギー)を生じる問題点があった。ジャギーは画像の見た目を損ない、画質を低下させる一因となることがある。このため、ジャギーによる画質低下を抑止することを目的とした画像処理方法が考案されている(例えば特許文献1)。特許文献1の画像処理方法では、処理対象となる画像を構成する各画素に対して予め定められた閾値による2値化処理を施した上で、2値化された画像に対してテンプレートマッチングを行うことでジャギーの段差を小さくすることを意図している。
特開2000−92327号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像処理方法のようにテンプレートマッチングでは、予め用意されたテンプレートと画像とを照合する処理をテンプレートの数だけ繰り返す。このため、照合されるテンプレートの数に比例して画像処理に要する演算量が肥大化し、画像処理のために生じる処理負荷が大きくなる。
また、テンプレートマッチングに用いる複数のテンプレートを設計する作業工数も膨大になる。さらに、テンプレートを回路やプログラムに組み込む作業工数も膨大になる。
また、特許文献1に記載の画像処理方法では、予め定められた閾値による2値化処理を施すが、閾値によってはジャギーが解消されない場合がある。例えば、0〜100[%]の画素値に対して、50[%]の閾値による2値化処理を施した場合、0〜49[%]の画素値を有する画素は2値化処理によりドットを形成されない画素として扱われるので、ジャギーの解消が全くなされない。
本発明の課題は、ジャギーによる画質低下をより良好に抑止し、かつ、ジャギーによる画質低下を抑止する画像処理のための処理負荷及び作業工数を低減させることである。
請求項1に記載の発明は、画像処理装置が、互いに直交する二方向に沿って連続して並ぶ画素を有する画像データに対して画像処理を施す画像処理方法であって、前記画像処理装置が、前記画像データの各画素を中心として、前記二方向のうち一方向に沿う画素数が第一の所定数であり、他方向に沿う画素数が第二の所定数である第一の画素領域を設定する工程と、前記画像処理装置が、前記第一の画素領域において前記一方向に沿って並ぶ第一の画素列単位で、前記第一の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせる工程と、前記画像処理装置が、前記第一の画素領域において前記他方向に沿って並ぶ第二の画素列単位で、前記第二の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせる工程と、前記画像処理装置が、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値と、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値と、に基づいて、前記第一の画素領域における各画素の画素値の差により形成される段差の数を、前記一方向及び前記他方向のそれぞれについて特定する工程と、前記画像処理装置が、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数の組み合わせに応じて、前記第一の画素領域の中心画素の画素値を、前記中心画素を含む1画素列の各画素の画素値の平均値に決定し、前記組み合わせに応じて前記1画素列を前記第一の画素列又は前記第二の画素列に決定する工程と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理方法であって、前記画像処理装置が、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値が前記一方向に沿って順増又は順減しているか判定する工程をさらに有し、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値が前記一方向に沿って順増又は順減しており、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1である場合に、前記1画素列を前記第二の画素列に決定し、前記中心画素の画素値を、当該中心画素を含む前記第二の画素列の各画素画素値を足し合わせた値を当該第二の画素列に含まれる画素数で除した平均値に決定して置き換えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理方法であって、前記画像処理装置が、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値が前記他方向に沿って順増又は順減しているか判定する工程をさらに有し、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値が前記他方向に沿って順増又は順減しており、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が2である場合に、前記1画素列を前記第一の画素列に決定し、前記中心画素の画素値を、当該中心画素を含む前記第一の画素列の各画素画素値を足し合わせた値を当該第一の画素列に含まれる画素数で除した平均値に決定して置き換えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理方法であって、前記画像処理装置が、前記二方向のうち一方向に沿う画素数が前記第一の所定数より大きい第三の所定数であり、他方向に沿う画素数が前記第二の所定数より大きい第四の所定数であり、かつ、前記第一の画素領域を内包し、前記第一の画素領域の中心画素を中心とする第二の画素領域を設定する工程と、前記画像処理装置が、前記第二の画素領域において前記一方向に沿って並ぶ第三の画素列単位で、前記第三の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせる工程と、前記画像処理装置が、前記第二の画素領域において前記他方向に沿って並ぶ第四の画素列単位で、前記第四の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせる工程と、前記画像処理装置が、前記第三の画素列単位で足しわされた画素値と、前記第四の画素列単位で足しわされた画素値と、に基づいて、前記第二の画素領域における各画素の画素値の差により形成される段差の数を、前記一方向及び前記他方向のそれぞれについて特定する工程と、をさらに有し、前記中心画素の画素値を決定する工程において、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数及び前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数の組み合わせに応じて前記中心画素の画素値を、前記中心画素を含む1画素列の各画素の画素値の平均値に決定し、前記組み合わせに応じて前記1画素列を前記第一の画素列、前記第二の画素列、前記第三の画素列又は前記第四の画素列に決定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像処理方法であって、前記第二の画素領域は、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が0であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が0であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が2であるか、のいずれかを満たす場合に設定されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の画像処理方法であって、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が0であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が0であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が2であるか、のいずれかを満たす場合に、前記画像処理装置が、前記第二の画素領域を第一の画素領域として新たな第二の画素領域を設定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、互いに直交する二方向に沿って連続して並ぶ画素を有する画像データに対して画像処理を施す画像処理装置であって、前記画像データの各画素を中心として、前記二方向のうち一方向に沿う画素数が第一の所定数であり、他方向に沿う画素数が第二の所定数である第一の画素領域を設定し、前記第一の画素領域において前記一方向に沿って並ぶ第一の画素列単位で前記第一の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせ、前記第一の画素領域において前記他方向に沿って並ぶ第二の画素列単位で前記第二の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせ、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値と、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値と、に基づいて、前記第一の画素領域における各画素の画素値の差により形成される段差の数を前記一方向及び前記他方向のそれぞれについて特定し、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数の組み合わせに応じて、前記第一の画素領域の中心画素の画素値を、前記中心画素を含む1画素列の各画素の画素値の平均値に決定し、前記組み合わせに応じて前記1画素列を前記第一の画素列又は前記第二の画素列に決定する画像処理部を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像処理装置であって、前記画像処理部は、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値が前記一方向に沿って順増又は順減しているか判定し、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値が前記一方向に沿って順増又は順減しており、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1である場合に、前記1画素列を前記第二の画素列に決定し、前記中心画素の画素値を、当該中心画素を含む前記第二の画素列の各画素画素値を足し合わせた値を当該第二の画素列に含まれる画素数で除した平均値に決定して置き換えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の画像処理装置であって、前記画像処理部は、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値が前記他方向に沿って順増又は順減しているか判定し、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値が前記他方向に沿って順増又は順減しており、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が2である場合に、前記1画素列を前記第一の画素列に決定し、前記中心画素の画素値を、当該中心画素を含む前記第一の画素列の各画素画素値を足し合わせた値を当該第一の画素列に含まれる画素数で除した平均値に決定して置き換えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7から9のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、前記画像処理部は、前記二方向のうち一方向に沿う画素数が前記第一の所定数より大きい第三の所定数であり、他方向に沿う画素数が前記第二の所定数より大きい第四の所定数であり、かつ、前記第一の画素領域を内包し、前記第一の画素領域の中心画素を中心とする第二の画素領域を設定し、前記第二の画素領域において前記一方向に沿って並ぶ第三の画素列単位で、前記第三の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせ、前記第二の画素領域において前記他方向に沿って並ぶ第四の画素列単位で、前記第四の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせ、前記第三の画素列単位で足しわされた画素値と、前記第四の画素列単位で足しわされた画素値と、に基づいて、前記第二の画素領域における各画素の画素値の差により形成される段差の数を、前記一方向及び前記他方向のそれぞれについて特定し、前記中心画素の画素値を決定する際、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数及び前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数の組み合わせに応じて前記中心画素の画素値を、前記中心画素を含む1画素列の各画素の画素値の平均値に決定し、前記組み合わせに応じて前記1画素列を前記第一の画素列、前記第二の画素列、前記第三の画素列又は前記第四の画素列に決定することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像処理装置であって、前記第二の画素領域は、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が0であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が0であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が2であるか、のいずれかを満たす場合に設定されることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の画像処理装置であって、前記画像処理部は、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が0であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が0であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が2であるか、のいずれかを満たす場合に、前記第二の画素領域を第一の画素領域として新たな第二の画素領域を設定することを特徴とする。
本発明によれば、ジャギーによる画質低下をより良好に抑止し、かつ、ジャギーによる画質低下を抑止する画像処理のための処理負荷及び作業工数を低減させることができる。
本発明の一実施形態による画像処理装置として機能する画像形成装置の主要構成を示すブロック図である。 注目画素を中心とした画素領域の一例を示す図である。図2(A)は、注目画素を中心とした3×3の画素領域を示す図である。図2(B)は、注目画素を中心とした5×5の画素領域を示す図である。 スムージング処理の概要を示す図である。 X方向の段差の数とY方向の段差の数との組み合わせ条件及び画素列単位の画素値の和の順増又は順減の条件と、出力値との対応関係を示す図である。図4(A)は、X方向の段差の数、Y方向の段差の数及び画素列単位の画素値の和の順増又は順減の組み合わせ条件と、組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数の値との関係を示す図である。図4(B)は、図4(A)に示す組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数の値と出力値との関係を示す図である。 組み合わせ条件を満たすドット配置の一例を示す説明図である。図5(A)は、X方向の段差が2であり、Y方向の段差が1であり、かつ、X方向について単調増加である3×3の画素領域の一例を示す図である。図5(A)は、Y方向の段差が0であり、X方向の段差が1であり、かつ、Y方向について単調増加である3×3の画素領域の一例を示す図である。 matchの値と注目画素の画素値との対応関係を示す図である。 スムージング処理を施される前後の画像データの一例を示す図である。図7(A)は、スムージング処理を施される前の画像データの一例を示す図である。図7(B)は、図7(A)の画像データに対してスムージング処理を施した後の一例を示す図である。 図7(A)に示す画素G101〜G106を注目画素とした場合のスムージング処理結果及び当該結果に係る各種の値を示す図である。 スムージング処理を施される前後の画像データの別の一例を示す図である。図9(A)は、スムージング処理を施される前の画像データの別の一例を示す図である。図9(B)は、図9(A)の画像データに対してスムージング処理を施した後の一例を示す図である。 図9(A)に示す画素G201〜G206を注目画素とした場合のスムージング処理結果及び当該結果に係る各種の値を示す図である。 スムージング処理のうち、ステップS1〜S11を示すフローチャートである。 スムージング処理のうち、ステップS12〜S23を示すフローチャートである。 スムージング処理のうち、ステップS24〜S36を示すフローチャートである。 スムージング処理のうち、ステップS37〜S45を示すフローチャートである。
以下、図を参照して本発明の実施の形態の例を詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施形態による画像処理装置として機能する画像形成装置1の主要構成を示す。
画像形成装置1は、通信部11、読取部12、画像メモリ13、画像処理部14、画像形成部15、制御部16等を備え、これらの各部はバス17により接続される。
通信部11は、外部機器との間でデータのやり取りを行う。通信部11は、例えばネットワークインターフェースボード(NIC)等の通信機器を有し、外部機器(例えばPCや携帯端末等)と接続されて当該外部機器との間でデータ伝送を行う。例えば、画像形成装置1により形成される画像の元となるデータ(画像データ)は、外部機器から通信部11を介して画像形成装置1へ入力される。
読取部12は、原稿を読み取って画像データを生成する。読取部12は、例えば、透過性を有する原稿台と、原稿台に載置された原稿に対して光を照射する光源と、原稿により反射された光の強弱を電気信号に変換する撮像素子と、撮像素子からの電気信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成部と、を有し、これらの各構成の協働により原稿に基づいた画像データを生成する。
読取部12は、上記の各構成のほか、セットされた紙媒体の原稿を自動的に読み取るための自動給紙装置(ADF)等をさらに備えてもよい。
画像メモリ13は、画像データを記憶する。通信部11を介して入力された画像データや、読取部12により生成された画像データは、画像メモリ13に記憶される。
画像処理部14は、画像データに対して画像処理を施す。画像処理部14は、画像メモリ13に記憶された画像データを読み出して、解析処理、ラスタライズ処理、スムージング処理等の各種の画像処理を施し、画像形成部15へ入力する。解析処理、ラスタライズ処理については従前と同様の処理であるので説明を省略する。スムージング処理については後述する。
画像処理部14は、例えば、CPU、RAM、ROM等を有し、CPUがROMからソフトウェアを読み出して実行処理し、処理結果に基づいて画像データに対して画像処理を施す。
画像形成部15は、画像処理部14から入力された画像に基づいて用紙に画像を形成する。画像形成部15は、例えば、用紙に対して色剤(トナー)による画像を転写する転写部、用紙に転写されたトナーを定着させる定着部、用紙を備蓄するトレイ、トレイから用紙を引き出して転写部、定着部を経由させて排紙する搬送機構その他の画像形成のための各種の構成を有する。
制御部16は、画像形成装置1の各部の動作を制御する。制御部16は、例えば、CPU、RAM、ROM等を有し、CPUがROMからソフトウェアを読み出して実行処理し、処理結果に基づいて画像形成装置1の各部の動作制御を行う。
次に、画像処理部14が行う画像処理のうち、スムージング処理について説明する。スムージング処理とは、ラスタライズ処理を施された画像データに含まれる、異なる色が隣接する境目に生じるジャギーの出現状況に応じてジャギーを生じさせる段差の大きさを小さくし、目立たなくさせる処理である。
なお、ラスタライズ処理を施された画像データは、互いに直交する二方向(例えばX方向、Y方向)に沿って連続して並ぶ画素を有する画像データである。
図2(A)、(B)を用いて、注目画素G22を中心とした画素領域の一例を示す。図2(A)は、注目画素G22を中心とした3×3の画素領域を示し、図2(B)は、注目画素G22を中心とした5×5の画素領域を示す。
画像処理部14は、まず、注目画素G22を中心とした3×3及び5×5の画素領域を設定する。ここで、5×5の画素領域は、3×3の画素領域を内包する一回り大きい画素領域となる。
図3に、スムージング処理の概要を示す。
次に、画像処理部14は、各画素領域の一方向(例えばX方向)に沿って並ぶ画素列単位で、各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせる。また、画像処理部14は、各画素領域の他方向(例えばY方向)に沿って並ぶ画素列単位で、各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせる。
図2に示す例では、注目画素G22を中心とした3×3の画素領域の場合、X方向に並ぶ画素列は、画素G11〜G13を含む画素列と、画素G21〜G23を含む画素列と、画素G31〜G33を含む画素列となる。また、注目画素G22を中心とした3×3の画素領域の場合、Y方向に並ぶ画素列は、画素G11、G21、G31を含む画素列と、画素G12、G22、G32を含む画素列と、画素G13、G23、G33を含む画素列となる。
また、注目画素G22を中心とした5×5の画素領域の場合、X方向に並ぶ画素列は、画素G0〜G4を含む画素列と、画素G10〜G14を含む画素列と、画素G20〜G24を含む画素列と、画素G30〜G34を含む画素列と、画素G40〜G44を含む画素列となる。また、注目画素G22を中心とした5×5の画素領域の場合、Y方向に並ぶ画素列は、画素G0、G10、G20、G30、G40を含む画素列と、画素G1、G11、G21、G31、G41を含む画素列と、画素G2、G12、G22、G32、G42を含む画素列と、画素G3、G13、G23、G33、G43を含む画素列と、画素G4、G14、G24、G34、G44を含む画素列となる。
図3及び以下の説明では、画素G0〜G4の画素値をg0〜g4、画素G10〜G14の画素値をg10〜g14、画素G20〜G24の画素値をg20〜g24、画素G30〜G34の画素値をg30〜g34、画素G40〜G44の画素値をg40〜g44としている。
画像処理部14は、以下の式(1)〜(16)に基づいて、各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値を算出する。
[数1]
SHG1=g11+g12+g13 …(1)
SHG2=g21+g22+g23 …(2)
SHG3=g31+g32+g33 …(3)
SVG1=g11+g21+g31 …(4)
SVG2=g12+g22+g32 …(5)
SVG3=g13+g23+g33 …(6)
LHG0=g0+g1+g2+g3+g4 …(7)
LHG1=g10+g11+g12+g13+g14 …(8)
LHG2=g20+g21+g22+g23+g24 …(9)
LHG3=g30+g31+g32+g33+g34 …(10)
LHG4=g40+g41+g42+g43+g44 …(11)
LVG0=g0+g10+g20+g30+g40 …(12)
LVG1=g1+g11+g21+g31+g41 …(13)
LVG2=g2+g12+g22+g32+g42 …(14)
LVG3=g3+g13+g23+g33+g43 …(15)
LVG4=g4+g14+g24+g34+g44 …(16)
SHG1〜SHG3は、注目画素G22を中心とした3×3の画素領域のX方向に並ぶ画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値である。SVG1〜SVG3は、注目画素G22を中心とした3×3の画素領域のY方向に並ぶ画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値である。LHG0〜LHG4は、注目画素G22を中心とした5×5の画素領域のX方向に並ぶ画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値である。LVG0〜LVG4は、注目画素G22を中心とした5×5の画素領域のY方向に並ぶ画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値である。
次に、画像処理部14は、X方向に並ぶ画素列単位で足しあわされた画素値と、Y方向に並ぶ画素列単位で足しあわされた画素値と、に基づいて、画素領域の各画素の画素値の差により形成される段差の数を、X方向及びY方向のそれぞれについて特定する。
段差の数の特定にあたり、まず、画像処理部14は、図3に示すように、隣接する画素列間における、各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値の差を求める。具体的には、画像処理部14は、例えば、以下の式(17)〜(28)に基づいて、隣接する画素列間における、各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値の差を求める。
[数2]
SH1=SHG1−SHG2 …(17)
SH2=SHG2−SHG3 …(18)
SV1=SVG1−SVG2 …(19)
SV2=SVG2−SVG3 …(20)
LH0=LHG0−LHG1 …(21)
LH1=LHG1−LHG2 …(22)
LH2=LHG2−LHG3 …(23)
LH3=LHG3−LHG4 …(24)
LV0=LVG0−LVG1 …(25)
LV1=LVG1−LVG2 …(26)
LV2=LVG2−LVG3 …(27)
LV3=LVG3−LVG4 …(28)
次に、画像処理部14は、得られた差の値に基づいて、段差の数を求める。具体的には、画像処理部14は、得られた差の値が0でない場合はその隣接する列の間に段差があると判定し、0である場合には段差がないと判定する。
段差の数の特定にあたり、画像処理部14は、段差を管理するための変数(例えば、SVcount、SHcount、LVcount、LHcount)を設定し、各画素領域のX方向、Y方向のそれぞれについて段差の数を求める。図3に示す例の場合、SVcountは3×3の画素領域におけるX方向の段差の数、SHcountは3×3の画素領域におけるY方向の段差の数、LVcountは5×5の画素領域におけるX方向の段差の数、LHcountは5×5の画素領域におけるY方向の段差の数を管理するための変数として設定される。
例えば、3×3の画素領域について、SV1、SV2が共に0でない場合、SVcountは2となる。SV1、SV2のいずれか一方が0でなく、他方が0である場合、SVcountは1となる。SV1、SV2が共に0である場合、SVcountは0となる。SHcount、LVcount、LHcountについても同様に段差の数に応じた値が求められ、設定される。
次に、画像処理部14は、各画素領域におけるY方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、X方向について順増又は順減しているか判定する。具体的には、画像処理部14は、隣接する画素列間における各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値の差が、画素列に直交する方向に沿って単調増加又は単調減少しているか判定する。ここで「単調増加」とは、隣接する画素列間における各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値の差が、全て0以上であることをさす。また、「単調減少」とは、隣接する画素列間における各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値の差が全て0以下であることをさす。
画像処理部14は、Y方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値がX方向について単調増加又は単調減少しているかを判定した結果を管理するための変数(例えば、SVMonotony、LVmonotony)を設定する。図3に示す例の場合、SVMonotonyは3×3の画素領域におけるY方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値がX方向について単調増加又は単調減少しているかを管理するための変数である。また、LVMonotonyは5×5の画素領域におけるY方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値がX方向について単調増加又は単調減少しているかを管理するための変数である。SVMonotony、LVMonotonyはON/OFFを示す2値(例えば1/0)の値のいずれかを格納する。
例えば、SV1及びSV2が共に0以上又は共に0以下である場合、3×3の画素領域は、X方向について単調増加であり、SVMonotonyはONとされる。また、LV0〜4が全て0以上又は全て0以下である場合、5×5の画素領域は、X方向について単調増加であり、LVMonotonyはONとされる。
また、画像処理部14は、各画素領域におけるX方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、Y方向について順増(単調増加)又は順減(単調減少)しているか判定する。その具体的な処理内容は、各画素領域におけるY方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、X方向について順増又は順減しているかの判定と同様である。
画像処理部14は、X方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値がY方向について順増又は順減しているかを判定した結果を管理するための変数(例えば、SHMonotony、LHmonoyony)を設定する。図3に示す例の場合、SHMonotonyは3×3の画素領域におけるX方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値がY方向について順増又は順減しているかを管理するための変数である。また、LHMonotonyは5×5の画素領域におけるX方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値がY方向について順増又は順減しているかを管理するための変数である。SHMonotony、LHMonotonyはON/OFFを示す2値(例えば1/0)の値のいずれかを格納する。
次に、画像処理部14は、X方向の段差の数とY方向の段差の数との組み合わせが所定の組み合わせであるか判別する。また、画像処理部14は、各画素領域における一方の方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、当該一方向について順増又は順減しているか判定する。そして、画像処理部14は、判定結果に応じた値を出力する。
図4(A)、(B)に、X方向の段差の数とY方向の段差の数との組み合わせ条件及び画素列単位の画素値の和の順増又は順減の条件と、出力値との対応関係を示す。図4(A)は、X方向の段差の数、Y方向の段差の数及び画素列単位の画素値の和の順増又は順減の組み合わせ条件と、組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数の値との関係を示し、図4(B)は、図4(A)に示す組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数の値と出力値との関係を示す。
画像処理部14は、X方向の段差の数、Y方向の段差の数及び画素列単位の画素値の和の順増又は順減の組み合わせ条件について、組み合わせ条件の満足/不満足をON/OFF(例えば1/0の2値)で示す変数(例えば、「SVHC21」、「SHVC21」、「SVHC10」、「SHVC10」、「LVHC21」、「LHVC21」)を設定する。画像処理部14は、段差を管理するための変数、X方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値がY方向について順増又は順減しているかを判定した結果を管理するための変数、Y方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値がX方向について順増又は順減しているかを判定した結果を管理するための変数の値に基づいて組み合わせ条件の満足/不満足を判定する。
図4(A)に示すように、画像処理部14は、SVcountの値が2であり、SHcountの値が1であり、かつ、SVMonotonyの値が1である場合、「SVHC21」をONとする。これは、3×3の画素領域について、X方向の段差が2であり、Y方向の段差が1であり、かつ、X方向について単調増加又は単調減少であることを示す。
また、画像処理部14は、SHcountの値が2であり、SVcountの値が1であり、かつ、SHMonotonyの値が1である場合、「SHVC21」をONとする。これは、3×3の画素領域について、Y方向の段差が2であり、X方向の段差が1であり、かつ、Y方向について単調増加又は単調減少であることを示す。
また、画像処理部14は、SVcountの値が1であり、SHcountの値が0であり、かつ、SVMonotonyの値が1である場合、「SVHC10」をONとする。これは、3×3の画素領域について、X方向の段差が1であり、Y方向の段差が0であり、かつ、X方向について単調増加又は単調減少であることを示す。
また、画像処理部14は、SHcountの値が1であり、SVcountの値が0であり、かつ、SHMonotonyの値が1である場合、「SHVC10」をONとする。これは、3×3の画素領域について、Y方向の段差が1であり、X方向の段差が0であり、かつ、Y方向について単調増加又は単調減少であることを示す。
図5(A)、(B)を用いて、組み合わせ条件を満たすドット配置の一例を示す。図5(A)は、X方向の段差が2であり、Y方向の段差が1であり、かつ、X方向について単調増加である3×3の画素領域の一例である。図5(A)は、Y方向の段差が0であり、X方向の段差が1であり、かつ、Y方向について単調増加である3×3の画素領域の一例である。図5(A)、(B)に示す各画素のうち、マスクされた画素の画素値は一様であり、マスクされていない画素の画素値はマスクされた画素とは異なる画素値であって一様である。
図5(A)に示す画素領域では、Y方向について、異なる画素値が隣接する境目の位置が2箇所存在する。これは、Y方向の段差が2であるということである。一方、X方向については、段差の位置が1箇所であり、X方向の段差が1である。
図5(B)に示す画素領域では、Y方向について、異なる画素値が隣接する境目(段差)の位置が1箇所存在する。これは、Y方向の段差が1であるということである。一方、X方向については、段差の位置が存在せず、X方向の段差が0である。
このように、画素領域における一方向の段差が2であり、他方向の段差が1である場合、その画素領域内において段差によるエッジEが生じる。一方、画素領域における一方向の段差が1であり、他方向の段差が0である場合、その画素領域内では段差によるエッジを生じない。
図5(A)、(B)では、3×3の画素領域について例示しているが、5×5の画素領域やその他の画素数により構成される画素領域でも同様である。また、X方向とY方向の関係が入れ替わった場合についても同様の仕組みを適用することができる。また、図5(A)、(B)では、単調増加の場合について例示しているが、単調減少でも同様である。
また、図4(A)に示すように、画像処理部14は、LVcountの値が2であり、LHcountの値が1であり、かつ、LVMonotonyの値が1である場合、「LVHC21」をONとする。これは、5×5の画素領域について、X方向の段差が2であり、Y方向の段差が1であり、かつ、X方向について単調増加又は単調減少であることを示す。
また、画像処理部14は、LHcountの値が2であり、LVcountの値が1であり、かつ、LHMonotonyの値が1である場合、「LHVC21」をONとする。これは、5×5の画素領域について、Y方向の段差が2であり、X方向の段差が1であり、かつ、Y方向について単調増加又は単調減少であることを示す。
組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数のうちONとされなかった変数は、OFFとされる。
そして、画像処理部14は、組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数の値の組み合わせに基づいて、判定結果に応じた値(match)を出力する。
図4(B)に示すように、画像処理部14は、「SVHC21」がONであって、かつ、「LVHC21」がOFFである場合、matchを1とする。ただし、画像処理部14は、「SHVC21」がONであって、かつ、「LHVC21」がOFFである場合、matchを2とする。ただし、画像処理部14は、「SVHC21」がONであって、かつ、「LVHC21」がONである場合又は「SVHC10」がONであって、かつ、「LVHC21」がONである場合、matchを3とする。ただし、画像処理部14は、「SHVC21」がONであって、かつ、「LHVC21」がONである場合又は「SHVC10」がONであって、かつ、「LHVC21」がONである場合、matchを4とする。つまり、matchをより大きな数値とする条件が満足される場合、matchはより大きな数値として設定される。なお、これらの条件をいずれも満たさない場合、画像処理部14は、matchを0とする。
次に、画像処理部は、判定結果に応じた値(match)に基づいて注目画素G22の画素値を決定する。
図6に、matchの値と注目画素の画素値との対応関係を示す。
具体的には、画像処理部14は、matchが1の場合、「SVG2」の値を3で除した値を注目画素G22の画素値として置き換えて出力する。これは、3×3の画素領域においてY方向に並ぶ画素列のうち、置き換え前の注目画素G22を含む画素列に含まれる各画素の画素値の和を当該画素列の画素数で除した値である。
また、画像処理部14は、matchが2の場合、「SHG2」の値を3で除した値を注目画素G22の画素値として置き換えて出力する。これは、3×3の画素領域においてX方向に並ぶ画素列のうち、置き換え前の注目画素G22を含む画素列に含まれる各画素の画素値の和を当該画素列の画素数で除した値である。
また、画像処理部14は、matchが3の場合、「LVG2」の値を5で除した値を注目画素G22の画素値として置き換えて出力する。これは、5×5の画素領域においてY方向に並ぶ画素列のうち、置き換え前の注目画素G22を含む画素列に含まれる各画素の画素値の和を当該画素列の画素数で除した値である。
また、画像処理部14は、matchが4の場合、「LHG2」の値を5で除した値を注目画素G22の画素値として置き換えて出力する。これは、5×5の画素領域においてX方向に並ぶ画素列のうち、置き換え前の注目画素G22を含む画素列に含まれる各画素の画素値の和を当該画素列の画素数で除した値である。
これら以外の場合、即ちmatchが0の場合、画像処理部14は、注目画素G22の画素値g22を置き換えずそのまま出力する。
以上で、注目画素G22に対するスムージング処理が完了する。画像処理部14は、ラスタライズ処理を施された画像データに含まれる各画素に対してスムージング処理を施す。
図7、図8を用いて、本実施形態によるスムージング処理の結果の一例を示す。
図7に、スムージング処理を施される前後の画像データの一例を示す。図7(A)は、スムージング処理を施される前の画像データの一例を示し、図7(B)は、図7(A)の画像データに対してスムージング処理を施した後の一例を示す。
図8に、図7(A)に示す画素G101〜G106を注目画素とした場合のスムージング処理結果及び当該結果に係る各種の値を示す。図8は、図7(A)に示すマスクされた画素の画素値が100であり、マスクされていない画素の画素値が0である場合を例示している。
図7に示す画素G101、G106を注目画素とした場合、図8に示すように、3×3の画素領域及び5×5の画素領域のいずれについても、X方向の段差の数が1、Y方向の段差の数が0であるので、組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数は「SVHC10」がONとなる以外は全てOFFである。よって、図4(A)に示す組み合わせ条件のいずれも満たさないため、matchは0となり、画素値は変更されない。
一方、図7に示す画素G102を注目画素とした場合、図8に示すように、3×3の画素領域について、X方向の段差の数が1、Y方向の段差の数が0であり、5×5の画素領域について、X方向の段差の数が2、Y方向の段差の数が1であるので、組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数は「SVHC10」がON、「LVHC21」がONとなる。そして、3×3及び5×5のいずれの画素領域についても、X方向及びY方向に単調増加又は単調減少である条件を満たす。よって、図4(A)に示す組み合わせ条件の4番目(#4)を満たすので、matchは3となる。したがって、画素G102の画素値は、画素G102を注目画素とした場合の「LVG2」の値を5で除した値(20)が出力される。画素G103〜G105を注目画素とした場合についても、画素G102と同様に、「LVG2」の値を5で除した値(40、60、80)が出力される。
図9、図10を用いて、本実施形態によるスムージング処理の結果の別の一例を示す。
図9に、スムージング処理を施される前後の画像データの別の一例を示す。図9(A)は、スムージング処理を施される前の画像データの別の一例を示し、図9(B)は、図9(A)の画像データに対してスムージング処理を施した後の一例を示す。
図10に、図9(A)に示す画素G201〜G206を注目画素とした場合のスムージング処理結果及び当該結果に係る各種の値を示す。図10は、図9(A)に示すマスクされた画素の画素値が100であり、マスクされていない画素の画素値が0である場合を例示している。
図9に示す画素G201を注目画素とした場合、図10に示すように、3×3の画素領域について、X方向の段差の数が2、Y方向の段差の数が1であり、5×5の画素領域について、X方向の段差の数が3、Y方向の段差の数が3であるので、組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数は「SVHC21」がON、「LVHC21」がOFFとなる。そして、3×3及び5×5のいずれの画素領域についても、X方向及びY方向に単調増加又は単調減少である条件を満たす。よって、図4(A)に示す組み合わせ条件の1番目(#1)を満たすので、matchは1となる。したがって、画素G201の画素値は、画素G201を注目画素とした場合の「SVG2」の値を3で除した値(33)が出力される。画素G203を注目画素とした場合についても、画素G201と同様に、「SVG2」の値を3で除した値(66)が出力される。なお、図10に示す例では、画素列に含まれる画素値の和を当該画素列の画素数で除した算出結果に小数点以下の値を生じた場合について小数点以下を切り捨てているが、切り上げてもよい。
また、図9に示す画素G204を注目画素とした場合、図10に示すように、3×3の画素領域について、X方向の段差の数が2、Y方向の段差の数が1であり、5×5の画素領域について、X方向の段差の数が2、Y方向の段差の数が1であるので、組み合わせ条件の満足/不満足を示す変数は「SVHC21」がON、「LVHC21」がONとなる。そして、3×3及び5×5のいずれの画素領域についても、X方向及びY方向に単調増加又は単調減少である条件を満たす。よって、図4(A)に示す組み合わせ条件の3番目(#3)を満たすので、matchは3となる。したがって、画素G204の画素値は、画素G204を注目画素とした場合の「LVG2」の値を5で除した値(60)が出力される。
画素G202、G205、G206については、図4(A)に示す組み合わせ条件のいずれも満たさないため、matchは0となり、画素値は変更されない。
以下、図11〜14のフローチャートを用いて、注目画素に対するスムージング処理の流れを説明する。
画像処理部14は、注目画素を中心とした3×3、5×5の画素領域を設定する(ステップS1)。次に、画像処理部14は、各画素領域のX方向、Y方向に沿って並ぶ画素列単位で、各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせる(ステップS2)。次に、画像処理部14は、隣接する画素列間における、各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値の差を求める(ステップS3)。次に、画像処理部14は、各画素領域のX方向、Y方向のそれぞれについて段差の数を求める(ステップS4)。また、画像処理部14は、各画素領域におけるX方向、Y方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、Y方向、X方向について順増(単調増加)又は順減(単調減少)しているか判定する(ステップS5)。
次に、画像処理部14は、SVcountの値が2であり、SHcountの値が1であり、かつ、SVMonotonyの値が1であるという条件が満たされるか判定する(ステップS6)。ステップS6の条件が満たされる場合(ステップS6:YES)、画像処理部14は「SVHC21」をONとする(ステップS7)。ステップS6の条件が満たされない場合(ステップS6:NO)、画像処理部14は「SVHC21」をOFFとする(ステップS8)。
また、画像処理部14は、SHcountの値が2であり、SVcountの値が1であり、かつ、SHMonotonyの値が1であるという条件が満たされるか判定する(ステップS9)。ステップS9の条件が満たされる場合(ステップS9:YES)、画像処理部14は「SHVC21」をONとする(ステップS10)。ステップS9の条件が満たされない場合(ステップS9:NO)、画像処理部14は「SHVC21」をOFFとする(ステップS11)。
また、画像処理部14は、SVcountの値が1であり、SHcountの値が0であり、かつ、SVMonotonyの値が1であるという条件が満たされるか判定する(ステップS12)。ステップS12の条件が満たされる場合(ステップS12:YES)、画像処理部14は「SVHC10」をONとする(ステップS13)。ステップS12の条件が満たされない場合(ステップS12:NO)、画像処理部14は「SVHC10」をOFFとする(ステップS14)。
また、画像処理部14は、SHcountの値が1であり、SVcountの値が0であり、かつ、SHMonotonyの値が1であるという条件が満たされるか判定する(ステップS15)。ステップS15の条件が満たされる場合(ステップS15:YES)、画像処理部14は「SHVC10」をONとする(ステップS16)。ステップS15の条件が満たされない場合(ステップS15:NO)、画像処理部14は「SHVC10」をOFFとする(ステップS17)。
また、画像処理部14は、LVcountの値が2であり、LHcountの値が1であり、かつ、LVMonotonyの値が1であるという条件が満たされるか判定する(ステップS18)。ステップS18の条件が満たされる場合(ステップS18:YES)、画像処理部14は「LVHC21」をONとする(ステップS19)。ステップS18の条件が満たされない場合(ステップS18:NO)、画像処理部14は「LVHC21」をOFFとする(ステップS20)。
また、画像処理部14は、LHcountの値が2であり、LVcountの値が1であり、かつ、LHMonotonyの値が1であるという条件が満たされるか判定する(ステップS21)。ステップS21の条件が満たされる場合(ステップS21:YES)、画像処理部14は「LHVC21」をONとする(ステップS22)。ステップS21の条件が満たされない場合(ステップS21:NO)、画像処理部14は「LHVC21」をOFFとする(ステップS23)。
上記のステップS6、S9、S12、S15、S18、S21の処理順序は順不同であり、処理順序が入れ替わってもよい。
次に、画像処理部は、matchを初期値0で設定する(ステップS24)。その後、画像処理部14は、「SVHC21」がONであって、かつ、「LVHC21」がOFFであるか判定する(ステップS25)。ステップS25の条件が満たされる場合(ステップS25:YES)、画像処理部14は、matchを1とする(ステップS26)。
ステップS25の条件が満たされない場合(ステップS25:NO)又はステップS26の処理後、画像処理部14は、「SHVC21」がONであって、かつ、「LHVC21」がOFFであるか判定する(ステップS27)。ステップS27の条件が満たされる場合(ステップS27:YES)、画像処理部14は、matchを2とする(ステップS28)。
ステップS27の条件が満たされない場合(ステップS27:NO)又はステップS28の処理後、画像処理部14は、「SVHC21」がONであって、かつ、「LVHC21」がONであるか判定する(ステップS29)。ステップS29の条件が満たされる場合(ステップS29:YES)、画像処理部14は、matchを3とする(ステップS30)。
ステップS29の条件が満たされない場合(ステップS29:NO)又はステップS30の処理後、画像処理部14は、「SVHC10」がONであって、かつ、「LVHC21」がONであるか判定する(ステップS31)。ステップS31の条件が満たされる場合(ステップS31:YES)、画像処理部14は、matchを3とする(ステップS32)。
ステップS31の条件が満たされない場合(ステップS31:NO)又はステップS32の処理後、画像処理部14は、「SHVC21」がONであって、かつ、「LHVC21」がONであるか判定する(ステップS33)。ステップS33の条件が満たされる場合(ステップS33:YES)、画像処理部14は、matchを4とする(ステップS34)。
ステップS33の条件が満たされない場合(ステップS33:NO)又はステップS34の処理後、画像処理部14は、「SHVC10」がONであって、かつ、「LHVC21」がONであるか判定する(ステップS35)。ステップS35の条件が満たされる場合(ステップS35:YES)、画像処理部14は、matchを4とする(ステップS36)。
matchの値を決定する判定のうち、判定の条件を満たす場合にmatchの値が同一であるステップは順不同であり、処理順序が入れ替わってもよい。例えば、上記のステップS29とステップS31の判定順は入れ替わってもよい。同様に、上記のステップS33とステップS35の判定順は入れ替わってもよい。
ステップS35の条件が満たされない場合(ステップS35:NO)又はステップS36の処理後、画像処理部14は、matchが1である場合(ステップS37:YES)、「SVG2」の値を3で除した値を注目画素の画素値として出力する(ステップS38)。
また、画像処理部14は、matchが2である場合(ステップS39:YES)、「SHG2」の値を3で除した値を注目画素の画素値として出力する(ステップS40)。
また、画像処理部14は、matchが3である場合(ステップS41:YES)、「LVG2」の値を5で除した値を注目画素の画素値として出力する(ステップS42)。
また、画像処理部14は、matchが4である場合(ステップS43:YES)、「LHG2」の値を5で除した値を注目画素の画素値として出力する(ステップS44)。
また、画像処理部14は、matchが1〜4のいずれでもない場合(ステップS37、S39、S41、S43の全ての判定結果がNO)、即ちmatchが0の場合、画像処理部14は、注目画素の画素値を置き換えずそのまま出力する(ステップS45)。
ステップS38、S40、S42、S44、S45のいずれかの処理後、画像処理部14は注目画素に対するスムージング処理を終了する。
matchの値に関する判定の処理順序は順不同であり、処理順序が入れ替わってもよい。また、matchが0であるか否かを判定するステップがあってもよい。
以上、本実施形態によれば、スムージング処理において、画像処理部14は、注目画素G22を中心とした3×3の画素領域を設定する。また、画像処理部14は、3×3の画素領域のX方向に並ぶ画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値としてSHG1〜SHG3を、3×3の画素領域のY方向に並ぶ画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値としてSVG1〜SVG3を算出する。また、画像処理部14は、3×3の画素領域について、隣接する画素列間における各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値の差としてSH1、SH2、SV1、SV2を算出する。また、画像処理部14は、SH1、SH2、SV1、SV2に基づいて、3×3の画素領域におけるX方向の段差数を示すSVcount、Y方向の段差数を示すSHcountを特定する。また、画像処理部14は、SVcount、SHcountの値に基づいて「SVHC21」、「SHVC21」、「SVHC10」、「SHVC10」のON/OFFを決定する。また、画像処理部14は、「SVHC21」、「SHVC21」のいずれかがONである場合に、「LHVC21」、「LVHC21」のON/OFFに応じて注目画素の画素値を置き換える。また、画像処理部14は、「SVHC10」、「SHVC10」のいずれかがONである場合に、「LHVC21」、「LVHC21」のON/OFFに応じて注目画素の画素値を置き換えるか否かを切り替える。また、画像処理部14は、「SVHC21」、「SHVC21」、「SVHC10」、「SHVC10」のいずれもOFFである場合には、注目画素の画素値をそのまま出力する。
これによって、ジャギーの段差を小さくするための画素値の置き換えを要する画素とそうでない画素とを良好に切り分けることができ、良好にスムージング処理を施すことができる。
さらに、本実施形態は、テンプレートマッチングを行わずにスムージング処理を行うことができる。つまり、テンプレートと画像データとの照合を行う必要がない。このため、従来技術の問題点であった、照合するテンプレートの数に比例して画像処理に要する演算量が肥大化し、画像処理のために生じる処理負荷が大きくなっていた問題点を解消することができる。加えて、本実施形態はテンプレートを必要としないので、テンプレートを設計する必要もテンプレートを回路やプログラムに組み込む必要もない。このため、従来技術の問題点であった、テンプレートマッチングに用いる複数のテンプレートを設計する作業工数やテンプレートを回路やプログラムに組み込む作業工数が膨大になっていた問題点を解消することができる。このように、スムージング処理を実現するために要する処理負荷及び作業工数を大幅に低減させることができる。
さらに、本実施形態は、従来技術が行っていた2値化処理を施す処理を工程に含まない。これによって、2値化処理を行うためにジャギーが解消されない場合があった問題点を解消することができ、より良好にスムージング処理を施すことができる。
また、画像処理部14は、各画素領域におけるY方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、X方向について順増又は順減しているか判定する。その判定結果は、変数(SVMonotony)のON/OFFを決定する。また、画像処理部14は、SVcountが2であり、SHcountが1であり、かつ、SVMonotonyがONである場合に「SVHC21」をONとする。そして、「SVHC21」がONであり、かつ、「LVHC21」がOFFである場合、画像処理部14は、matchを1とし、「SVG2」の値を3で除した値を注目画素G22の画素値として置き換えて出力する。
このように、Y方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、X方向について順増又は順減している場合に画素値を置き換えるので、例えば3画素の並びで1画素のみ突出又は陥没した凸部や凹部等のエッジにスムージングをかけてしまうことがなくなり、段差の大きさを小さくするべきではないこれらの形状についてスムージング処理を施すことを抑止することができる。
また、「SVG2」の値を3で除した値、即ち、3×3の画素領域においてY方向に並ぶ画素列のうち、置き換え前の注目画素G22を含む画素列に含まれる各画素の画素値の和を当該画素列の画素数で除した値を注目画素G22の画素値として置き換えて出力するので、注目画素の画素値には画素列に含まれる画素値の平均が反映される。このような仕組みの本実施形態は、ラスタライズ処理を施された画像データの画素値がどのような値であっても適用可能なものであり、従来技術のように2値化する処理を必要とせず、また2値化処理を行うためにジャギーが解消されない場合があった問題点を解消することができる。
また、画像処理部14は、各画素領域におけるX方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、Y方向について順増又は順減しているか判定する。その判定結果は、変数(SHMonotony)のON/OFFを決定する。また、画像処理部14は、SVcountが1であり、SHcountが2であり、かつ、SHMonotonyがONである場合に「SHVC21」をONとする。そして、「SHVC21」がONであり、かつ、「LHVC21」がOFFである場合、画像処理部14は、matchを1とし、「SHG2」の値を3で除した値を注目画素G22の画素値として置き換えて出力する。
このように、X方向に沿った画素列単位で足しあわされた画素値が、Y方向について順増又は順減している場合に画素値を置き換えるので、例えば3画素の並びで1画素のみ突出又は陥没した凸部や凹部等のエッジにスムージングをかけてしまうことがなくなり、段差の大きさを小さくするべきではないこれらの形状についてスムージング処理を施すことを抑止することができる。
また、「SHG2」の値を3で除した値、即ち、3×3の画素領域においてX方向に並ぶ画素列のうち、置き換え前の注目画素G22を含む画素列に含まれる各画素の画素値の和を当該画素列の画素数で除した値を注目画素G22の画素値として置き換えて出力するので、注目画素の画素値には画素列に含まれる画素値の平均が反映される。このような仕組みの本実施形態は、ラスタライズ処理を施された画像データの画素値がどのような値であっても適用可能なものであり、従来技術のように2値化する処理を必要とせず、また2値化処理を行うためにジャギーが解消されない場合があった問題点を解消することができる。
また、画像処理部14は、注目画素G22を中心とした5×5の画素領域を設定する。また、画像処理部14は、5×5の画素領域のX方向に並ぶ画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値としてLHG0〜LHG4を、5×5の画素領域のY方向に並ぶ画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値としてLVG0〜LVG4を算出する。また、画像処理部14は、5×5の画素領域について、隣接する画素列間における各画素列に含まれる画素の各々の画素値を足し合わせた値の差としてLH0〜LH3、LV0〜LV3を算出する。また、画像処理部14は、LH0〜LH3、LV0〜LV3に基づいて、5×5の画素領域におけるX方向の段差数を示すLVcount、Y方向の段差数を示すLHcountを特定する。また、画像処理部14は、LVcount、LHcountの値に基づいて「LVHC21」、「LHVC21」のON/OFFを決定する。また、画像処理部14は、「SVHC21」、「SHVC21」のいずれかがONである場合に、「LHVC21」、「LVHC21」のON/OFFに応じて注目画素の画素値を置き換える。また、画像処理部14は、「SVHC10」、「SHVC10」のいずれかがONである場合に、「LHVC21」、「LVHC21」のON/OFFに応じて注目画素の画素値を置き換えるか否かを切り替える。
これによって、3×3の画素領域よりも広い5×5の画素領域に基づいて段差の数を判定することができるので、ジャギーの生じるエッジの出現頻度をより良好に判定することができる。つまり、ジャギーの段差を小さくするために画素値の置き換えを要する画素とそうでない画素とをより良好に切り分けることができ、一層良好にスムージング処理を施すことができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上記実施形態では、第一の所定数をX方向の3画素、第二の所定数をY方向の3画素とする3×3の画素領域を第一の画素領域とし、第一の画素列をX方向に沿って並ぶ3画素を含む画素列、第二の画素列をY方向に沿って並ぶ3画素を含む画素列としている。また、上記実施形態では、第三の所定数をX方向の5画素、第四の所定数をY方向の5画素とする5×5の画素領域を第二の画素領域とし、第三の画素列をX方向に沿って並ぶ5画素を含む画素列、第二の画素列をY方向に沿って並ぶ5画素を含む画素列としている。ここで、設定される画素領域の数は2つに限らない。例えば、3×3、5×5、7×7の3つや、7×7より大きい4つ以上の画素領域を設定してもよい。ただし、より大きな画素領域は、より小さな画素領域を内包するよう設定される。
また、一つの画素領域のみ(例えば3×3の画素領域のみ)で処理を行うこともできる。この場合、「SVHC21」がONであってSVMonotoyがonである場合にmatchを1とし、「SHVC21」がONであってSHMonotoyがonである場合にmatchを2とし、それ以外の場合にmatchを0とする。それ以外の処理は、上述の実施形態と同様である。
また、ある画素領域において、X方向の段差の数とY方向の段差の数を(x:y)の形式で表した場合に、(x:y)が(1:0)、(2:1)、(0:1)、(1:2)のいずれかを満たす場合、その画素領域よりも一回り大きい画素領域を設定するようにしてもよい。そして、一回り大きい画素領域におけるX方向、Y方向に沿った各画素列の和及び当該一回り大きい画素領域における段差の数に基づいて注目画素の画素値を置き換えるようにしてもよい。なお、一回り大きい画素領域とは、例えば5×5の画素領域に対する7×7の画素領域、7×7の画素領域に対する9×9の画素領域…のように、X方向、Y方向について元となる画素領域より2画素分ずつ大きい画素領域を指す。また、元となる画素領域の(x:y)が(1:0)、(2:1)であって、一回り大きい画素領域の(x:y)が(2:1)である場合に、一回り大きい画素領域のY方向に沿った画素列であって注目画素を含む画素列の各画素値の和を当該画素列の画素数で除した値を注目画素の画素値とする。また、元となる画素領域の(x:y)が(0:1)、(1:2)であって、一回り大きい画素領域の(x:y)が(1:2)である場合に、一回り大きい画素領域のX方向に沿った画素列であって注目画素を含む画素列の各画素値の和を当該画素列の画素数で除した値を注目画素の画素値とする。
また、上記の実施形態では、画像処理部14がスムージング処理を行っているが、制御部16が行うようにしてもよい。また、スムージング処理のための処理部を専用に設けてもよいし、スムージング処理をソフトウェア処理によらず、専用の回路等を用いたハードウェア処理により行ってもよい。
また、上記の実施形態では、画像形成装置1に設けられた画像処理部14がスムージング処理を行っているが、画像形成装置の外部に別途独立した画像処理装置を設けて当該画像処理装置がスムージング処理を行うようにしてもよい。
1 画像形成装置
11 通信部
12 読取部
13 画像メモリ
14 画像処理部
15 画像形成部
16 制御部

Claims (12)

  1. 画像処理装置が、互いに直交する二方向に沿って連続して並ぶ画素を有する画像データに対して画像処理を施す画像処理方法であって、
    前記画像処理装置が、前記画像データの各画素を中心として、前記二方向のうち一方向に沿う画素数が第一の所定数であり、他方向に沿う画素数が第二の所定数である第一の画素領域を設定する工程と、
    前記画像処理装置が、前記第一の画素領域において前記一方向に沿って並ぶ第一の画素列単位で、前記第一の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせる工程と、
    前記画像処理装置が、前記第一の画素領域において前記他方向に沿って並ぶ第二の画素列単位で、前記第二の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせる工程と、
    前記画像処理装置が、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値と、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値と、に基づいて、前記第一の画素領域における各画素の画素値の差により形成される段差の数を、前記一方向及び前記他方向のそれぞれについて特定する工程と、
    前記画像処理装置が、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数の組み合わせに応じて、前記第一の画素領域の中心画素の画素値を、前記中心画素を含む1画素列の各画素の画素値の平均値に決定し、前記組み合わせに応じて前記1画素列を前記第一の画素列又は前記第二の画素列に決定する工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記画像処理装置が、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値が前記一方向に沿って順増又は順減しているか判定する工程をさらに有し、
    前記第二の画素列単位で足しわされた画素値が前記一方向に沿って順増又は順減しており、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1である場合に、前記1画素列を前記第二の画素列に決定し、前記中心画素の画素値を、当該中心画素を含む前記第二の画素列の各画素画素値を足し合わせた値を当該第二の画素列に含まれる画素数で除した平均値に決定して置き換えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記画像処理装置が、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値が前記他方向に沿って順増又は順減しているか判定する工程をさらに有し、
    前記第一の画素列単位で足しわされた画素値が前記他方向に沿って順増又は順減しており、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が2である場合に、前記1画素列を前記第一の画素列に決定し、前記中心画素の画素値を、当該中心画素を含む前記第一の画素列の各画素画素値を足し合わせた値を当該第一の画素列に含まれる画素数で除した平均値に決定して置き換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  4. 前記画像処理装置が、前記二方向のうち一方向に沿う画素数が前記第一の所定数より大きい第三の所定数であり、他方向に沿う画素数が前記第二の所定数より大きい第四の所定数であり、かつ、前記第一の画素領域を内包し、前記第一の画素領域の中心画素を中心とする第二の画素領域を設定する工程と、
    前記画像処理装置が、前記第二の画素領域において前記一方向に沿って並ぶ第三の画素列単位で、前記第三の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせる工程と、
    前記画像処理装置が、前記第二の画素領域において前記他方向に沿って並ぶ第四の画素列単位で、前記第四の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせる工程と、
    前記画像処理装置が、前記第三の画素列単位で足しわされた画素値と、前記第四の画素列単位で足しわされた画素値と、に基づいて、前記第二の画素領域における各画素の画素値の差により形成される段差の数を、前記一方向及び前記他方向のそれぞれについて特定する工程と、をさらに有し、
    前記中心画素の画素値を決定する工程において、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数及び前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数の組み合わせに応じて前記中心画素の画素値を、前記中心画素を含む1画素列の各画素の画素値の平均値に決定し、前記組み合わせに応じて前記1画素列を前記第一の画素列、前記第二の画素列、前記第三の画素列又は前記第四の画素列に決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  5. 前記第二の画素領域は、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が0であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が0であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が2であるか、のいずれかを満たす場合に設定されることを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が0であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が0であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が2であるか、のいずれかを満たす場合に、前記画像処理装置が、前記第二の画素領域を第一の画素領域として新たな第二の画素領域を設定することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理方法。
  7. 互いに直交する二方向に沿って連続して並ぶ画素を有する画像データに対して画像処理を施す画像処理装置であって、
    前記画像データの各画素を中心として、前記二方向のうち一方向に沿う画素数が第一の所定数であり、他方向に沿う画素数が第二の所定数である第一の画素領域を設定し、前記第一の画素領域において前記一方向に沿って並ぶ第一の画素列単位で前記第一の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせ、前記第一の画素領域において前記他方向に沿って並ぶ第二の画素列単位で前記第二の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせ、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値と、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値と、に基づいて、前記第一の画素領域における各画素の画素値の差により形成される段差の数を前記一方向及び前記他方向のそれぞれについて特定し、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数の組み合わせに応じて、前記第一の画素領域の中心画素の画素値を、前記中心画素を含む1画素列の各画素の画素値の平均値に決定し、前記組み合わせに応じて前記1画素列を前記第一の画素列又は前記第二の画素列に決定する画像処理部を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記画像処理部は、
    前記第二の画素列単位で足しわされた画素値が前記一方向に沿って順増又は順減しているか判定し、前記第二の画素列単位で足しわされた画素値が前記一方向に沿って順増又は順減しており、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1である場合に、前記1画素列を前記第二の画素列に決定し、前記中心画素の画素値を、当該中心画素を含む前記第二の画素列の各画素画素値を足し合わせた値を当該第二の画素列に含まれる画素数で除した平均値に決定して置き換えることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像処理部は、
    前記第一の画素列単位で足しわされた画素値が前記他方向に沿って順増又は順減しているか判定し、前記第一の画素列単位で足しわされた画素値が前記他方向に沿って順増又は順減しており、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が2である場合に、前記1画素列を前記第一の画素列に決定し、前記中心画素の画素値を、当該中心画素を含む前記第一の画素列の各画素画素値を足し合わせた値を当該第一の画素列に含まれる画素数で除した平均値に決定して置き換えることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像処理部は、
    前記二方向のうち一方向に沿う画素数が前記第一の所定数より大きい第三の所定数であり、他方向に沿う画素数が前記第二の所定数より大きい第四の所定数であり、かつ、前記第一の画素領域を内包し、前記第一の画素領域の中心画素を中心とする第二の画素領域を設定し、前記第二の画素領域において前記一方向に沿って並ぶ第三の画素列単位で、前記第三の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせ、前記第二の画素領域において前記他方向に沿って並ぶ第四の画素列単位で、前記第四の所定数の画素の各々の画素値を足し合わせ、前記第三の画素列単位で足しわされた画素値と、前記第四の画素列単位で足しわされた画素値と、に基づいて、前記第二の画素領域における各画素の画素値の差により形成される段差の数を、前記一方向及び前記他方向のそれぞれについて特定し、前記中心画素の画素値を決定する際、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数及び前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数の組み合わせに応じて前記中心画素の画素値を、前記中心画素を含む1画素列の各画素の画素値の平均値に決定し、前記組み合わせに応じて前記1画素列を前記第一の画素列、前記第二の画素列、前記第三の画素列又は前記第四の画素列に決定することを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 前記第二の画素領域は、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が0であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が0であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第一の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第一の画素領域における前記他方向の段差の数が2であるか、のいずれかを満たす場合に設定されることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像処理部は、
    前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が0であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が2であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が0であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が1であるか、前記第二の画素領域における前記一方向の段差の数が1であり、かつ、前記第二の画素領域における前記他方向の段差の数が2であるか、のいずれかを満たす場合に、前記第二の画素領域を第一の画素領域として新たな第二の画素領域を設定することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置。
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