JP5789941B2 - 携帯端末装置及びプログラム - Google Patents
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Description
つまり、従来のオーダエントリシステムにおいて、ゲストのいるフロア部ではオーダ入力用の携帯端末装置が使用される一方、厨房ではオーダ入力用とは機能や操作方法の異なる厨房用の携帯端末装置が使用されていた。
コントローラ1200は、無線通信により、ハンディターミナル1より受信した情報を、当該ハンディターミナル1以外の他のハンディターミナル1へ一斉送信する。つまり、複数のハンディターミナル1は、コントローラ1200を介して、無線通信により相互に通信可能に構成される。
プリンタ1100は、ハンディターミナル1を介してユーザより注文されたメニューなどを伝票として印刷処理する。
ハンディターミナル1は、図2に示すように、本体部2と蓋部3がヒンジ部4a,4bを介して連結された形状からなる。そして、ハンディターミナル1は、当該ヒンジ部4a,4bのY軸回りの回転に応じて閉じた状態と開いた状態とが切換えられる。さらに、ハンディターミナル1は、当該ヒンジ部4aとヒンジ部4b間に形成されるY軸方向の隙間部分4cに、ブックレット500のブックレットヒンジ部505が嵌め込まれることで、図3に示すように、ブックレット500が装着される。
さらに、各ブックレットシート501〜504の片面又は両面には、メニューが印字されたシート面510が複数(ブックレットシート501:1面、ブックレットシート502及びブックレットシート503:2面、ブックレットシート504:1面、の計6面)形成されている。以下では、ユーザのめくり操作により、6面のシート面510の中で、本体部2側及び蓋部3側の上端に表示されるシート面510を表示面、と定義する。
また、ブックレットシート502及び503のX軸方向の一方の端部には、Y軸方向に沿って第1磁石502a及び第2磁石503aが、各々のY軸方向位置が相違するように取り付けられている。
図3は、図2に示すハンディターミナル1にブックレット500が装着された状態を例示する模式図である。ハンディターミナル1は、図2及び図3に示すように、表示部10(設定部、指定部)と、固定キー部20(設定部、指定部、キー入力部)と、着脱部40(設定部)と、表示面特定部50と、メニューキー部60(キー入力部、表示状態切換部)と、を含んで構成される。
メニューキー部60は、装着された状態にあるブックレット500(ブックレットシート)の下面に設けられる。メニューキー部60は、図2に示すように、本体部2側及び蓋部3側の双方に亘ってマトリクス状に配置された複数のメニューキー61を備える。
そして、各メニューキー61には、図4に示すように、本体部2及び蓋部3側それぞれにおいて番号が割り振られており、キー入力されると当該番号に応じた出力信号を制御部100へ出力する。
そのため、例えば、メニューエリア5111及びその下方のメニューキー611がキー入力されると、メニューキー部60が本体部2の19番のメニューキー61であることを示唆する出力信号を制御部100へ出力する。すると、制御部100は、表示面特定部50により現在の本体部2側の表示面を特定できるので、予め各番号に対応するメニューがシート面510単位で記憶されたメニューテーブルを後述するROM130より抽出し、19番のメニューを参照することで、キー入力されたメニューを特定できる。
ハンディターミナル1は、図5に示すように、ハンディターミナル1を統括制御する制御部100(設定部、指定部、特定部)を備える。そして、制御部100は、通信部150(送受信部)と、音声出力部160と、表示部10と、固定キー部20と、着脱部40と、表示面検知部50と、メニューキー部60と、接続される。
Only Memory)130と、を含んで構成され、ハンディターミナル1の各部を統括制御する。
モード設定情報は、ハンディターミナル1の現在の動作モードをフラグで管理するための情報である。ここで、ハンディターミナル1の動作モードには、オーダ入力用モードと厨房用モードがある。オーダ入力用モードとは、主にフロア部で接客係を担当するユーザが、ハンディターミナル1によってゲストからのメニューの注文を受付けるためのモードである。厨房用モードとは、主に厨房で調理係を担当するユーザが、ハンディターミナル1によって注文されたメニューの調理完了やメニューの品切れを、他のユーザ(ハンディターミナル1)へ報知するためのモードである。
図6は、オーダ入力用のブックレット500aに備わるシート面510aを例示する図である。
オーダ入力用のブックレット500aには、図6に示すとおり、各メニューエリア511aにゲストの注文するメニューの品目が印字されたシート面510a(ブックレットシート)が、複数枚綴られている。
ここで、図6に示す「サラダ」のメニューエリア511aの右側には、ドレッシング(「和風ドレッシング」、「中華ドレッシング」、「フレンチドレッシング」)のメニューエリア511aが設けられている。同様に、「ステーキ」のメニューエリア511aの右側には、焼き加減(「レア」、「ミディアム」、「ウェルダン」)のメニューエリア511aが設けられている。これらは、「サラダ」や「ステーキ」のメニューに、当該「サラダ」や「ステーキ」を修飾するためのサブメニューとしてドレッシングや焼き加減が存在することを表している。
図7は、厨房用のブックレット500bに備わるシート面510bを例示する図であり、図7(i)は出来上がり面を、図7(ii)は品切れ面を、それぞれ示す。
厨房用のブックレット500bのシート面510bには、図7(i)(ii)に示すとおり、注文されたメニューの調理が完了した際に使用する出来上がり面と、注文されたメニューが品切れ状態にあることを報知するための品切れ面と、が含まれる。そして、出来上がり面と品切れ面はともに、各メニューエリア511bに同じメニューが配置される。そのため、厨房用のブックレット500bは、出来上がり面と品切れ面の分、オーダ入力用のブックレット500aの2倍のブックレットシートが綴られている。
図8は、図7(i)(ii)に示すシート面510bにおいて、ゲストに注文されたメニューの表示状態が強調状態にある場合を例示する図であり、図8(i)は出来上がり面を、図8(ii)は品切れ面を、それぞれ示す。
図8(i)(ii)に示すように、厨房用のブックレット500bのシート面510bにおいて、後述する注文情報(ゲストより注文を受けたメニューに関する情報)を厨房用モードのハンディターミナル1が受信した際、当該注文情報に含まれるメニュー(つまり、厨房にて調理対象となるメニュー)の表示状態は、LED62の点灯により強調状態に切換えられる。
図9は、実施形態1に係るハンディターミナル1が実行する設定処理を説明するためのフローチャートである。
まず、CPU110は、ユーザがハンディターミナル1にブックレット500(オーダ入力用のブックレット500a又は厨房用のブックレット500b)を装着すると、着脱部40を介してブックレット500の装着状態を検知する(ステップS1)。
図10は、設定処理の実行時に表示部10に表示される画面を例示する図であり、図10(i)は動作モード設定画面801、図10(ii)は動作モード一覧画面802をそれぞれ示す。
具体的には、CPU110は、図10(i)に示すような動作モード設定画面801を表示させる。次に、ユーザが固定キー部20を介して当該動作モード設定画面801にて、「一覧から選択」を選択すると、CPU110は、図10(ii)に示すような動作モード一覧画面802を表示させる。当該動作モード一覧画面802には、ハンディターミナル1に設定可能な動作モードの一覧が表示され、ユーザは固定キー部20を介して当該一覧より一の動作モードを選択できる。なお、動作モード設定画面801の「ブックレットNoで選択」に示すように、CPU110が、ブックレット500ごとに割り振られる番号をユーザに直接入力させることで、ハンディターミナル1に設定する動作モードを選択させるように構成してもよい。
次いで、CPU110は、音声出力部160より出力される音声を、調理音などで騒然とした厨房内でも聞き取り易いように最大音量状態に設定し(ステップS5)、本処理を終了する。
次いで、CPU110は、音声出力部160より出力される音声を、フロア部にてゲストの会話などの妨げとならないように消音状態又は最小音量状態に設定し(ステップS7)、本処理を終了する。
図11及び図12は、ハンディターミナル1が実行するキー入力処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザがメニューキー部60に備わるメニューキー61や固定キー部20に備わる固定キーのキー入力を行う(ステップS11)。
すると、CPU110は、RAM120に記憶されたモード設定情報を確認する(ステップS12)。
そして、CPU110は、当該モード設定情報にて厨房用モードとオーダ入力用モードとの何れのフラグが1に設定されているかを判断することで、現在ハンディターミナル1に設定されている動作モードが厨房用モードであるか否かを判断(動作モードを特定)する(ステップS13)。
そして、CPU110は、ステップS15にてメニューキー61でない(送信キー21を含む他のキーである)と判断する場合(ステップS15;No)、キー入力されたキーに即した処理を行って本処理を終了する。一方で、CPU110は、ステップS15にてメニューキー61であると判断する場合(ステップS15;Yes)、メニューキー部60より出力される出力信号に基づいて、キー入力されたメニューを特定する(ステップS16)。ここでは、一例として、ステップS16にて特定されたメニューが、図8(i)に示す「天セイロそば」であったものとする。
ここで、出来上がり確認リストS121は、図13(i)に示すように、店舗内のフロア部に配置された各テーブルに割り振られるテーブル番号と、各テーブルより注文されたメニューと、調理完了フラグと、取消フラグと、を一のレコードとするリストである。調理完了フラグは、レコードに係るメニューに対する調理が完了したか否かを識別するためのフラグ(1:調理完了状態、0:調理未完了状態)である。また、取消フラグは、後述する取消情報が送信された場合に設定され、当該メニューに対する注文が取消されたか否かを識別するためのフラグ(1:取消状態、0:非取消状態)である。そして、出来上がり確認リストS121において、各レコードは注文を受け付けた順に記憶される(つまり、下方のレコードに向かうにつれて最新の注文であることを表す)。
つまり、CPU110は、ステップS17の処理を実行することで、ステップS16にて特定したメニュー(調理が完了したメニュー)と同じメニューを注文したテーブル(ゲスト)を、注文時間が最も早いものより順に検索することとなる。そのため、例えば、図12(i)では、CPU110は、メニューを「天セイロそば」とするテーブル番号が8,7,5の順にレコードを検索する。
つまり、CPU110は、ステップS18〜ステップS20の処理により、出来上がり確認リストS121に含まれるテーブル番号(レコード)の中で、ステップS16にて特定したメニューと同じメニューで、注文時間が最も早く且つ調理が未完了のテーブル番号を取得する。
図13は、出来上がり確認リストS121を説明するための図であり、図13(i)は「天セイロそば」のメニューキーがキー入力される前の状態を、図13(ii)は「天セイロそば」のメニューキーがキー入力された後の状態を、模式的に表す。
具体的には、図13(i)において、CPU110は、調理完了フラグが1であるテーブル番号8,7のレコードについては次のレコードへ移行する処理行う一方で、調理完了フラグが0であるテーブル番号5のレコードについて当該テーブル番号を取得する処理を行う。
次いで、CPU110は、図13(ii)に示すように、出来上がり確認リストS121において、ステップS17にて検索したレコード(図13(i)ではテーブル番号5のレコード)の調理完了フラグを1に設定する(ステップS22)。
そして、CPU110は、ステップS23にて設定されていると判断する場合(ステップS23;Yes)、当該メニューに相当するLED62を消灯させて(ステップS24)、本処理を終了する。
一方で、CPU110は、ステップS23にて設定されていないと判断する場合(ステップS23;No)、そのまま本処理を終了する。
具体的には、図13(ii)に示すメニューが「天セイロそば」のように、全てのレコードの調理完了フラグが1に設定されているような場合、CPU110は、当該「天セイロそば」が本体部2側の表示面に表示されたものであるか蓋部3側の表示面に表示されたものであるかを特定する。さらに、CPU110は、当該「天セイロそば」に対応するメニューキー61の番号を特定する。そして、CPU110は、特定した本体部2側又は蓋部3側のメニューキー61の下方に配置されたLED62を消灯させることで、図8(i)に示す注文されたメニュー全ての強調状態から、調理が完了した「天セイロそば」のみを通常状態に切換えることができる。そのため、CPU110は、厨房用モードのハンディターミナル1のユーザに、当該メニューの調理が全て完了したことを容易に認識させることができる。
そして、CPU110は、ステップS31にてメニューキー61でないと判断する場合(ステップS31;No)、キー入力されたキーに即した処理を行って本処理を終了する。一方で、CPU110は、ステップS31にてメニューキー61であると判断する場合(ステップS31;Yes)、ステップS16と同様に、メニューキー部60より出力される出力信号に基づいて、キー入力されたメニューを特定する(ステップS32)。
そして、CPU110は、ステップS32にて特定したメニューに関する情報である品切れ情報を生成し、通信部150により(コントローラ1200を経由して)他のハンディターミナル1へ当該品切れ情報を一斉送信して(ステップS33)、本処理を終了する。
次いで、CPU110は、ステップS42にて特定したメニューを注文情報に追加する(ステップS43)。ここで、注文情報は、ゲストから注文を受けたメニューや当該メニューの注文数量をメニュー単位でリスト化したものである。
一方で、CPU110は、ステップS44にてサブメニューが存在すると判断する場合(ステップS44;Yes)、図14に示すように当該サブメニューに相当するLED62を点灯させて、サブメニューを強調状態に切換え(ステップS45)、本処理を終了する。
図14は、図6のシート面において、ゲストに注文されたメニューにサブメニューが存在する場合に、当該サブメニューの表示状態を強調状態に切換えたパターンを例示する図である。
つまり、CPU110は、オーダ入力用モードのハンディターミナル1のユーザに、ステップS42にて特定したメニューにサブメニューが存在することを簡単に認識させることができる。
また、CPU110は、ステップS41にてキーの種類をその他のキーであると判断する場合(ステップS41;3.その他)、当該キーに即した処理を実行した後本処理を終了する。
つまり、ステップS43及びステップS46に示すように、CPU110は、ステップS21に係る調理完了情報の送信時と異なり、送信キー21がユーザにキー入力されるまで待機した後に注文情報を送信する。これは、オーダ入力用モードのハンディターミナル1のユーザは、同時に複数のメニューの注文をゲストから受ける場合が多いため、メニューキー61がキー入力される都度注文情報を送信するよりも、複数のメニューの注文を全て受付けた後に送信キー21がキー入力されることで送信する方が、ユーザの操作負担を軽減出来るからである。
図15は、ハンディターミナル1が実行する調理完了情報受信処理を説明するためのフローチャートである。
調理完了情報受信プログラムは、調理完了情報が他のハンディターミナル1より送信された際に、設定された動作モードに応じた処理をCPU110に実行させるプログラムである。具体的には、CPU110は、調理完了情報受信プログラムを実行することで図15に示す調理完了情報受信処理を行う。
まず、CPU110は、通信部150によってコントローラ1200を介して他のハンディターミナル1より情報を受信する(ステップS51)。
すると、CPU110は、ステップS51にて受信した情報が、他のハンディターミナル1(ステップS21で述べた通り、厨房用モードに設定されたハンディターミナル1)から一斉送信された調理完了情報であるか否かを判断する(ステップS52)。
一方で、CPU110は、ステップS52にて調理完了情報であると判断する場合(ステップS52;Yes)、CPU110は、RAM120に記憶されたモード設定情報を確認する(ステップS53)。
次いで、CPU11は、当該モード設定情報にて厨房用モードとオーダ入力用モードとの何れのフラグが1に設定されているかを判断することで、現在ハンディターミナル1に設定されている動作モードが厨房用モードであるか否かを判断する(ステップS54)。
一方で、CPU110は、ステップS54にて厨房用モードでない(つまり、オーダ入力用モードである)と判断した場合(ステップS54;No)、ステップS51にて受信した情報(調理完了情報)を取得(RAM120に記憶)する(ステップS55)。
そして、CPU110は、当該取得した調理完了情報に含まれるメニュー及びテーブル番号に基づいて、図16に示す報知画面803を表示し(ステップS55)、本処理を終了する。
図16は、オーダ入力用モードのハンディターミナル1が調理完了情報を取得した際に、表示部10に表示される報知画面803を例示する図である。
つまり、CPU110は、オーダ入力用モードのハンディターミナル1のユーザに、報知画面803を介して、厨房で調理の完了したメニュー及び当該メニューを配膳すべきテーブルを報知する。
品切れ情報受信プログラムは、品切れ情報が他のハンディターミナル1より送信された際に、設定された動作モードに応じた処理をCPU110に実行させるプログラムである。具体的には、CPU110は、品切れ情報受信プログラムを実行することで図17に示す品切れ情報受信処理を行う。
図17は、ハンディターミナル1が実行する品切れ情報受信処理を説明するためのフローチャートである。
まず、CPU110は、通信部150によってコントローラ1200を介して他のハンディターミナル1より情報を受信する(ステップS61)。
すると、CPU110は、ステップS61にて受信した情報が、他のハンディターミナル1(ステップS33で述べた通り、厨房用モードに設定されたハンディターミナル1)から一斉送信された品切れ情報であるか否かを判断する(ステップS62)。
一方で、CPU110は、ステップS62にて品切れ情報であると判断する場合(ステップS62;Yes)、CPU110は、RAM120に記憶されたモード設定情報を確認する(ステップS63)。
次いで、CPU11は、当該モード設定情報にて厨房用モードとオーダ入力用モードとの何れのフラグが1に設定されているかを判断することで、現在ハンディターミナル1に設定されている動作モードが厨房用モードであるか否かを判断する(ステップS64)。
つまり、CPU110は、ステップS23において、品切れ情報に含まれるメニューを抽出し、抽出したメニューが本体部2側の表示面に表示されたものであるか蓋部3側の表示面に表示されたものであるかを特定する。さらに、CPU110は、当該メニューに対応するメニューキー61の番号を特定する。そして、CPU110は、特定した本体部2側又は蓋部3側のメニューキー61の下方に配置されたLED62を点灯させることで、シート面510aの中で、品切れ情報に含まれるメニューを表すメニューエリア511aのみを強調状態に切換えることができる。そのため、CPU110は、オーダ入力用モードのハンディターミナル1のユーザに、品切れ状態となったメニューを簡単に識別させることができる。
取消情報受信プログラムは、取消情報が他のハンディターミナル1より送信された際に、設定された動作モードに応じた処理をCPU110に実行させるプログラムである。具体的には、CPU110は、取消情報受信プログラムを実行することで図18に示す取消情報受信処理を行う。
図18は、ハンディターミナルが実行する取消情報受信処理を説明するためのフローチャートである。
ここで、取消情報とは、オーダ入力用モードに設定されたハンディターミナル1のユーザがゲストより注文を受けた後、当該注文の取消しが発生した際に、上記ユーザが取消しの生じたメニューを他のハンディターミナル1に報知するための情報である。そして、取消情報は、取消しの生じたメニューと、取消しの生じたテーブルのテーブル番号と、などがリスト化された情報であり、上記注文の取消しが発生した際に他のハンディターミナル1へ一斉送信される。
また、前述のとおり、厨房用モードのハンディターミナル1は、オーダ入力用モードのハンディターミナル1より送信される注文情報を取得した際、図8に示すように、当該注文情報に含まれるメニューの表示状態を、LED62を介して強調状態に切換えているものとする。
まず、CPU110は、通信部150によってコントローラ1200を介して他のハンディターミナル1より情報を受信する(ステップS71)。
すると、CPU110は、ステップS71にて受信した情報が、他のハンディターミナル1(オーダ入力用モードのハンディターミナル1)から送信される取消情報であるか否かを判断する(ステップS72)。
一方で、CPU110は、ステップS72にて取消情報であると判断する場合(ステップS72;Yes)、CPU110は、RAM120に記憶されたモード設定情報を確認する(ステップS73)。
次いで、CPU110は、当該モード設定情報にて厨房用モードとオーダ入力用モードとの何れのフラグが1に設定されているかを判断することで、現在ハンディターミナル1に設定されている動作モードが厨房用モードであるか否かを判断する(ステップS74)。
そして、ステップS74にて厨房用モードでない(つまり、オーダ入力用モードである)と判断した場合(ステップS74;No)、そのまま本処理を終了する。
そして、CPU110は、出来上がり確認リストS121を参照し、ステップS75にて抽出したメニューに該当するレコードの取消フラグを1に設定する(ステップS76)。
図19は、出来上がり確認リストS121を説明するための図であり、図19(i)は取消情報を受信する前の状態を、図19(ii)は取消情報に含まれるメニューの取消フラグを1に書き換えた後の状態を、模式的に表す。
具体的には、CPU110は、出来上がり確認リストS121が図19(i)に示すような状態である場合において、ステップS75にて抽出したメニューが「天セイロそば」でテーブル番号が5の場合、当該メニュー及びテーブル番号に該当するレコードを特定し、図19(ii)に示すように当該レコードの取消フラグを1に書き換える。
そして、CPU110は、図19(ii)に示すメニューが「天セイロそば」のように、ステップS77にてどちらかのフラグが1に設定されていると判断する場合(ステップS77;Yes)、ステップS24と同様にして抽出したメニューに相当するLED62を消灯し(ステップS78)、本処理を終了する。そのため、CPU110は、厨房用モードのハンディターミナル1のユーザに、抽出したメニューについて、注文が全て取消された又は調理が完了しており、調理が不要であることを容易に認識させることができる。
一方で、CPU110は、ステップS77にて設定されていないと判断する場合(ステップS77;No)、そのまま本処理を終了する。
つまり、ハンディターミナル1によると、ユーザは、動作モードを厨房用モードに設定した場合でもオーダ入力用モードに設定した場合でも、操作方法の共通するメニューキー61を用いることでメニューの入力操作を行うことが出来る。また、ハンディターミナル1によると、それぞれの動作モードで使用するユーザの置かれる環境や状況などを考慮して、情報の送信手順を動作モードに応じて異ならせているので、ユーザの操作負担は極力軽減される。
したがって、ハンディターミナル1は、ユーザに操作負担をもたらすことなく、オーダ入力用と厨房用の機能を1台で実現できる携帯端末装置及びプログラムといえる。
そのため、CPU110は、動作モードが厨房用モードであった場合、当該厨房用モードにおいて不要な情報を取得せずに済む。
つまり、CPU110は、各々のメニューの表示状態を状況に応じて強調させることができる。
そのため、厨房用モードのハンディターミナル1のユーザは、メニューの表示状態が強調状態から通常状態に切換わる様子を視認することで、当該メニューの調理が完了したことを容易に認識することができる。
そのため、厨房用モードのハンディターミナル1のユーザは、取消情報に含まれるメニューについて、注文が取消されたため調理が不要であることを容易に認識することができる。
そのため、オーダ入力用モードのハンディターミナル1のユーザは、品切れ状態となったメニューを容易に識別することができるので、ゲストより品切れ状態となったメニューの注文を受けることを未然に防止できる。
そのため、オーダ入力用モードのハンディターミナル1のユーザは、キー入力されたメニューにサブメニューが存在することを容易に認識できるので、当該メニューの注文を受ける際に、ゲストへサブメニューの確認を行うことを忘れずに済む。
つまり、CPU110は、音声を各動作モードに適した音量状態に自動的に調整することが出来る。
実施形態1に係るハンディターミナル1では、動作モードを設定するにあたって、CPU110が、動作モード設定画面801や動作モード一覧画面802を介して、ユーザに選択・設定させるように構成した。しかしながら、CPU110が、装着されたブックレット500の種類に応じて自動的に動作モードを設定するように構成してもよい。
図20は、変形例1に係るハンディターミナル1が実行する設定処理を説明するためのフローチャートである。
なお、以下に述べる設定処理について、図9に示す設定処理と同じ処理については同じ符号を付して説明を省略し、相違点についてのみ述べる。
まず、ステップS1にて、CPU110は、ブックレット500の装着状態を検知すると、検出される磁気信号の強度に基づいて、ブックレット500(ブックレット500a又はブックレット500b)の種類を特定する(ステップS2a)。
次いで、CPU110は、ステップS2aにて特定したブックレット500が厨房用のブックレット500bであるか否かを判断する(ステップS3a)。
そして、CPU110は、ステップS3aにて厨房用のブックレット500bであると判断する(ステップS3a;Yes)、ステップS4以降の処理を実行する。
一方で、CPU110は、ステップS3aにて厨房用のブックレット500bでない(つまり、オーダ入力用のブックレット500aである)と判断する場合(ステップS3a;No)、ステップS6以降の処理を実行する。
また、以上の実施形態における携帯端末装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関して本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
この場合、ユーザはブックレット500自体を交換することなく、ブックレット500のめくり操作だけで動作モードを切換えることができる。そのため、ハンディターミナル1の利便性が向上する。
1 ハンディターミナル(携帯端末装置)
10 表示部(設定部、指定部)
20 固定キー部(設定部、指定部、キー入力部)
21 送信キー
40 着脱部(設定部)
50 表示面特定部
60 メニューキー部(キー入力部、表示状態切換部)
61 メニューキー
62 LED
100 制御部(設定部、指定部、特定部)
110 CPU
120 RAM
130 ROM
150 通信部(送受信部)
160 音声出力部
500(500a、500b) ブックレット
510(510a、510b) シート面
511(511a、511b) メニューエリア
1100 プリンタ
1200 コントローラ
Claims (5)
- 複数のメニューキー項目が配列表示され、そのメニューキー項目の何れかに対するキー入力選択操作でそのメニューキー項目に対する選択入力処理を行う携帯端末装置であって、
オーダ入力を行う入力モードと、オーダに対する完了処理を行う完了モードと、を任意に切り替える切替手段と、
前記入力モードにおいて、前記配列表示される各メニューキー項目の内の何れかに対するキー選択操作が行われた際は、その選択されたメニューキー項目を特定し、その特定されたメニューキー項目をオーダ情報として記憶手段に記憶させる入力処理を行うオーダ入力手段と、
前記完了モードにおいて、前記配列表示される各メニューキー項目の内の何れかに対するキー選択操作が行われた際は、その選択されたメニューキー項目を特定すると共に、その特定されたメニューキー項目に対応して前記記憶手段に記憶されたオーダ情報の内でオーダ処理の完了していない未処理のオーダ情報を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記オーダ情報に対してオーダ処理の完了を更新記憶させる完了処理を行うオーダ完了手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末装置。 - 当該携帯端末装置は、オーダ入力用の複数メニューからなる第1ブックレットと、オーダ完了用の複数メニューからなる第2ブックレットと、の何れかを選択して任意に装着可能であり、
前記第1あるいは第2ブックレットの何れが装着されたかを判別する装着判別手段と、
を更に具備し、
前記切替手段は、前記装着判別手段での判別結果に応じて、前記入力モードと前記完了モードとの何れかに切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記オーダ入力手段は、前記メニューキー項目に対するキー選択操作が行われる毎に、そのキー選択操作で特定されたメニューキー項目のオーダ情報のオーダ入力処理を順次行って蓄積し、その後での送信操作が行われた際に、そのオーダ入力処理で蓄積されたオーダ情報を送信処理する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。 - 前記オーダ完了手段は、前記検索手段で検索された前記オーダ情報のオーダを行ったテーブルのテーブル識別情報を取得し、そのテーブル識別情報のテーブルでの前記オーダ情報に対する処理が完了したことを通知する、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の携帯端末装置。 - 複数のメニューキー項目が配列表示され、そのメニューキー項目の何れかに対するキー選択操作でそのメニューキー項目に対する選択入力処理を行う携帯端末装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
オーダ入力を行う入力モードと、オーダに対する完了処理を行う完了モードと、を任意に切り替える切替手段、
前記入力モードにおいて、前記配列表示される各メニューキー項目の内の何れかに対するキー選択操作が行われた際は、その選択されたメニューキー項目を特定し、その特定されたメニューキー項目をオーダ情報として記憶手段に記憶させる入力処理を行うオーダ入力手段、
前記完了モードにおいて、前記配列表示される各メニューキー項目の内の何れかに対するキー選択操作が行われた際は、その選択されたメニューキー項目を特定すると共に、その特定されたメニューキー項目に対応して前記記憶手段に記憶されたオーダ情報の内でオーダ処理の完了していない未処理のオーダ情報を検索する検索手段、
前記検索手段により検索された前記オーダ情報に対してオーダ処理の完了を更新記憶させる完了処理を行うオーダ完了手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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JP2010207432A JP5789941B2 (ja) | 2010-09-16 | 2010-09-16 | 携帯端末装置及びプログラム |
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-
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