JP5786931B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
例えば、特開2007−45177号公報に記載の作業車の前輪増速装置では、前輪と後輪の間に車体を構成するミッションケースが配置され、このミッションケースの側面に前輪増速装置を配置し、この前輪増速装置の前輪増速率を増速切換モータで変更制御するようにしている。
請求項1に記載の発明は、エンジン(2)の駆動力を前輪(6)と後輪(7)に伝動するミッションケース(3)を設け、前輪(6)への伝動系を内装したフロントアクスルハウジング(60)の後側に増速ケース(61)を設け、該増速ケース(61)内に前輪(6)の回転を速くする前輪増速機構(108)を設け、該前輪増速機構(108)を増速駆動側に切り換える増速切換軸(70)を増速切換モータ(82)の駆動力で切り換えるべく構成した作業車において、
車体を構成するエンジン側ケース(13)上にステアリングフレーム(125)を立設し、前記ステアリングフレーム(125)の上部にステアリングハンドル(8)を装着して設け、ステアリングフレーム(125)の前側であってエンジン側ケース(13)にモータ支持フレーム(126)を取り付けて構成し、該モータ支持フレーム(126)に増速切換モータ(82)を取り付けたことを特徴とする作業車とする。
図1と図2は、本発明でいう作業車の一例として示すトラクタの全体図で、機体の前部のボンネット1内に搭載したエンジン2の動力をミッションケース3内で適宜に変速して前輪軸4と後輪軸5に伝動して前輪6と後輪7の両方或は後輪7のみを駆動し、機体上に設ける座席10に座った作業者が中央に立設するステアリングフレーム125上のステアリングハンドル8で前輪6を操向しながら走行する。
機体の後方へ突出するヒッチ9には、ロータリ耕運機などの作業機を装着し、ミッションケース3から後方へ向かって突出するリアPTO軸11でヒッチ9に装着する作業機を駆動し、ミッションケース3の後部から前方へ向かって突出するミッドPTO軸12で前輪6と後輪7の間に装着する芝刈り機などの作業機を駆動する。
フロントケース36内では、入力軸20の回転が第三ギヤ22と第四ギヤ23で第一伝動軸25に伝動する。
PTO伝動軸41には第十ギヤ55がスプライン嵌合し第一カウンタギヤ42が遊嵌し、リアPTO軸11には第十一ギヤ48がスプライン嵌合し第一クラッチギヤ56が遊嵌し、この第一クラッチギヤ56にPTOクラッチギヤ43が遊嵌し第十二ギヤ58がスプライン嵌合している。そして、第十一ギヤ48に常時に噛み合い第一クラッチギヤ56とPTOクラッチギヤ43に適宜噛み合うコンスタントメッシュ方式のクラッチ切換ギヤ47が外嵌している。第二クラッチギヤ43と第十一ギヤ48とクラッチ切換ギヤ47でPTOクラッチ150を構成し、このPTOクラッチ150のシフト操作は、座席10の近傍に設ける一本のPTO切換レバー107で行う。
増速ケース61内の前輪増速機構108は、前輪ベベル軸78と平行に増速軸64を軸支し、前記第一増速ギヤ63と噛み合う第二増速ギヤ65をスプライン嵌合し、湿式クラッチ71を装着してこの湿式クラッチ71のクラッチギヤ72を前輪ベベル軸78へスプライン嵌合した第三増速ギヤ73と噛み合わせている。第二増速ギヤ65と湿式クラッチ71との間にクラッチ押圧リング102を増速軸64に嵌合し、このクラッチ押圧リング102と前記第一クラッチ66の両方係合するクラッチ切換プレート103を設け、クラッチ切換プレート103を移動させる増速切換軸70を設けている。クラッチ切換プレート103は、ガイドピン91に増速軸64の軸方向へスライド可能に支持している(図6)。
ステアリングフレーム125に取り付けるモータブラケット135には、増速切換モータ82を取り付けると共に、この増速切換モータ82の出力軸に固着するピニオンギヤ138と噛み合う扇ギヤ137を枢軸136で枢支している。そして、扇ギヤ137の突起部137aに調整バネ139を介して増速入切ワイヤ95のインナーワイヤ95aを連結している。調整バネ139の引張力でクラッチ押圧リング102を湿式クラッチ71に押しつけることで湿式クラッチ71が摩耗しても押圧力が持続してクラッチの入り状態として伝動する。
扇ギヤ137と調整バネ139とインナーワイヤ95aの連結長さ調整は増速入切ワイヤ95のモータブラケット135への取付部95bの取付ネジを調整するが、調整バネ139の伸び確認は、モータブラケット135に設ける点検孔140から行う。点検孔140は、丸孔でも長穴でも良く、下記の第一ゲージピン141aや第二ゲージピン141b或いは第一ゲージ142aや第二ゲージ142bが差し込むことが出来ればよい。
トラクタ機体の前後方向に設ける左右サイドフレーム80L,80Rにフロントアクスルハウジング60を取り付ける。
次に、ロッド83と増速切換軸70の連動構成を図12〜図14で詳しく説明する。
図16の如く、第三プレート113の先端にセンサピン106を設け、このセンサピン106の動きでモータストップセンサ104のセンサアーム105に接触して増速切換モータ82の回転を止める。モータストップセンサ104が増速切換軸70の近くに設けられているので、増速切換軸70の回動を正確に検出する。
また、増速切換軸70を増速に切換えると増速切換モータ82の出力軸に戻りバネ力が作用するのでチャタリングが生じるのを防ぐために増速に切換っても所定時間通電を継続し、増速を解除する場合には切換と共に通電を停止する。
エンジン出力軸の回転数と左右前輪駆動軸4R,4Lの回転数をそれぞれ検出して、左右前輪駆動軸4R,4Lの回転が増速切換時に増速率に応じた回転数に達することで増速切換が行われたとして増速切換モータ82への出力を停止する制御を行っても良い。
車体を構成するエンジン側ケース13上に座席10側へ向けて傾けてステアリングフレーム125を立設し、その上部にステアリングハンドル8を装着している。このステアリングフレーム125は前側が開いた断面コ字状で、内部にステアリングハンドル8の操舵バルブ8aとボンネット1内に設ける油圧操舵分流器(図示省略)と繋ぐ操舵用パイプ124を通している。
図20と図21は、ステアリングハンドル8の引き抜き工具の使用状態を示している。
また、図22の如く、アンダープレート153を薄いU字状溝を形成した受け板153aと厚みが有る馬蹄形螺子板153bを溶着した構成にすると、連結ボルト157の先端が突き抜けてステアリング取付面145を傷つけることが無い。
樹脂で成形したステアリングハンドル8のボス部152に埋め込んだ嵌合スリーブ151の上部外周に雄ネジ部151aを形成し、ステアリング軸150に外嵌合してテーパ部151bとセレーション部151cで連結している。
3 ミッションケース
6 前輪
7 後輪
8 ステアリングハンドル
13 エンジン側ケース
60 フロントアクスルハウジング
61 増速ケース
70 増速切換軸
82 増速切換モータ
92 カム軸アーム
95 増速入切ワイヤ
108 前輪増速機構
116 ピン
118 戻しバネ
119 連結プレート
125 ステアリングフレーム
126 モータ支持フレーム
130 電流ダイヤル
130a 指示マーク
131 作業メニュー
141a,141b ゲージピン
142a、142b 幅ゲージ
Claims (1)
- エンジン(2)の駆動力を前輪(6)と後輪(7)に伝動するミッションケース(3)を設け、前輪(6)への伝動系を内装したフロントアクスルハウジング(60)の後側に増速ケース(61)を設け、該増速ケース(61)内に前輪(6)の回転を速くする前輪増速機構(108)を設け、該前輪増速機構(108)を増速駆動側に切り換える増速切換軸(70)を増速切換モータ(82)の駆動力で切り換えるべく構成した作業車において、
車体を構成するエンジン側ケース(13)上にステアリングフレーム(125)を立設し、前記ステアリングフレーム(125)の上部にステアリングハンドル(8)を装着して設け、ステアリングフレーム(125)の前側であってエンジン側ケース(13)にモータ支持フレーム(126)を取り付けて構成し、該モータ支持フレーム(126)に増速切換モータ(82)を取り付けたことを特徴とする作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013267357A JP5786931B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013267357A JP5786931B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 作業車 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011098433A Division JP5741185B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 作業車 |
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JP5786931B2 true JP5786931B2 (ja) | 2015-09-30 |
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ID=50782476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013267357A Active JP5786931B2 (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 作業車 |
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2013
- 2013-12-25 JP JP2013267357A patent/JP5786931B2/ja active Active
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