JP5785206B2 - 下着 - Google Patents

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本発明は、ふいご効果により肌表面の対流を促進し、優れた放熱性を有する下着に関する。
従来、夏場の衣料として涼感に優れたものが求められている。また一方、放熱性を向上させた種々の衣料が提案されている。例えば、特許文献1では、湿潤時にふいご効果を呈する衣服が提案されている。また、特許文献2では、小型ファンを設置した涼風衣服が提案されている。
しかしながら、これらの衣料は、放熱性が十分でなかったり、電源を必要とするものであった。
特開2006−207065号公報 特公平3−70002号公報
本発明は、上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、電源を必要とすることなく、ふいご効果により肌表面の対流を促進し、優れた放熱性を有する下着を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、所定の通気度を有する生地を用いた下着に錘を取り付けると、該下着を着用した際に錘の振動によりふいご効果が生じ、その結果、肌表面の対流が促進され、優れた放熱性が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明に想到した。
かくして、本発明によれば「通気度が20〜250cc/cm/secの生地を用いてなり、上半身の少なくとも一部を覆う下着であって、質量が12〜60grの平板状の金属製錘を、下着の前身頃の臍部〜臍部より上方30cmの位置および/または臍部〜臍部より上方30cmの位置に対応する後身頃の位置に1〜4個備えてなることを特徴とする下着。」が提供される。
その際、下着が袋部を有し、該袋部に前記の錘が入れられていることが好ましい。
本発明によれば、電源を必要とすることなく、ふいご効果により肌表面の対流を促進し、優れた放熱性を有する下着が得られる。
本発明の下着の一例を模式的に示す図である。 本発明の下着の他の例を模式的に示す図である。 本発明の下着の他の例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の下着は、通気度が20〜250cc/cm/sec(より好ましくは20〜100cc/cm/sec)の生地を用いてなる下着である。下着に該生地が含まれない場合は、ふいご効果が生じないおそれがあり好ましくない。
前記の生地を構成する繊維としては特に限定されず、木綿、ウール等の天然繊維、セルロース系繊維、アクリル系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリエステル系の合成繊維等が例示される。ポリエステル系繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチルシクロヘキサンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリピバロラクトン、ポリ乳酸(PLA)、ステレオコンプレックスポリ乳酸やこれらの共重合体からなるものが例示される。かかるポリエステルとしては、マテリアルリサイクルまたはケミカルリサイクルされたポリエステルであってもよい。さらには、特開2004−270097号公報や特開2004−211268号公報に記載されているような、特定のリン化合物およびチタン化合物を含む触媒を用いて得られたポリエステルでもよい。繊維中には、本考案の目的を損なわない範囲内で必要に応じて、微細孔形成剤、カチオン染料可染剤、着色防止剤、熱安定剤、蛍光増白剤、艶消し剤、着色剤、吸湿剤、無機微粒子が1種または2種以上含まれていてもよい。
前記繊維の形態は特に限定されず、長繊維(マルチフィラメント)でもよいし、短繊維でもよい。その際、前記繊維を単独で用いてもよいし、複数の繊維を用いて例えば混綿してもよい。
前記の生地の布帛組織は特に限定されず、編物、織物、不織布などいずれでもよい。なかでも、前記の通気度を得る上で、また、下着としてのソフトな風合いを得る上で編物または織物が好ましい。特に編物が好ましい。例えば、よこ編組織としては、平編、ゴム編、両面編、パール編、タック編、浮き編、片畔編、レース編、添え毛編等が例示され、たて編組織としては、シングルデンビー編、シングルアトラス編、ダブルコード編、ハーフ編、ハーフベース編、サテン編、ハーフトリコット編、裏毛編、ジャガード編等などが例示され、織物組織としては、平織、綾織、朱子織等の三原組織、変化組織、たて二重織、よこ二重織等の片二重組織、たてビロードなどが例示されるがこれらに限定されない。層数も単層でもよいし、2層以上の多層でもよい。なお、これらの織物や編物は常法により製造することができる。
また、前記生地には、通常の染色加工、減量加工、起毛加工、撥水加工、カレンダー加工、エンボス加工、蓄熱加工、吸汗加工、マイナスイオン加工などの後加工剤を、本考案の目的が損なわれない範囲内で適宜施してもよい。
本発明の下着において、前記の生地が50重量%以上(より好ましくは80重量%以上、特に好ましくは90重量%以上)含まれていると、ふいご効果により肌表面の対流が促進され、優れた放熱性が得られ好ましい。
また、本発明の下着の種類としては、直接肌に接する衣料であれば特に限定されず、長袖または半袖のシャツ、Tシャツ、ショートパンツ、ハーフパンツ、ロングパンツ、ブラジャー、ショーツ、ランジェリー、ガードル、靴下、手袋、スカーフ、腹巻などが例示される。なかでも、長袖または半袖のシャツやTシャツなどのように上半身の少なくとも一部を覆う下着が、ふいご効果により肌表面の対流が促進され、優れた放熱性が得られ好ましい。
本発明の下着には、質量が1gr以上(より好ましくは2〜200gr、さらに好ましくは4〜100gr、特に好ましくは8〜50gr)の錘が取り付けられている。かかる錘が下着に取り付けられていることにより、下着を着用して着用者が動くと、該錘が振動し、ふいご効果により肌表面の対流が促進され、優れた放熱性が得られる。なお、前記質量は錘1個当たりの質量であり、錘の個数としては、1〜4個の範囲内が好ましい。
ここで、前記錘の材質は特に限定されないが、比重が大きいほどその体積を小さくすることができ、優れた着用快適性が得られるので、鉄、アルミ、ステンレス、ニッケルなどの金属が好ましい。その際、金属がさびないよう金属表面をめっき処理することは好ましいことである。
また、前記錘の形状は特に限定されないが、優れた着用快適性を得るため嵩が小さいほどよく、平板状であることが好ましい。
前記錘を下着に取り付ける方法としては特に限定されず、縫着による方法、両面テープや接着剤による方法、熱接着による方法などで、図1に模式的に示すように錘を直接下着に取り付ける方法や、図2に模式的に示すように下着に袋部やポケットなどを設け、その中に前記錘を入れる方法などが例示される。特に、下着に袋部やポケットなどを設け、その中に前記錘を入れると、前記錘が振動しやすくなり、ふいご効果により肌表面の対流が促進され、優れた放熱性が得られやすく好ましい。
また、錘として前述の金属以外にも、JIS L1096 6.4により測定した目付けが100g/m以上(より好ましくは150g/m以上、さらに好ましくは300g/m、特に好ましくは150〜200g/m)の布帛が好ましく例示される。錘としてかかる布帛が下着に取り付けられていることにより、下着を着用して着用者が動くと、該布帛が振動し、ふいご効果により肌表面の対流が促進され、優れた放熱性が得られる。なお、目付けは該布帛が縫着された面積に対する目付けであり、縫着される布帛の総面積としては4cm以上(より好ましくは30〜2000cm、特に好ましくは300〜1600cm)であることが好ましい。また、縫着される前記布帛の形状としては、図3に模式的に示すようなボーダー状(すなわち、体の周囲に連続する形状)であることが好ましい。
本発明の下着において、前記錘の取り付け位置としては、下着の前身頃および/または後身頃が好ましい。特に、臍部〜臍部より上方30cmの位置、および/または(後身頃で対応する位置)に前記錘が取り付けられていると、前記錘が振動しやすくなり、ふいご効果により肌表面の対流が促進され、優れた放熱性が得られやすく好ましい。
本発明の下着には前記の錘が取り付けられているので、着用者が動くと該錘が振動し、ふいご効果により肌表面の対流を促進し、優れた放熱性を有する。その結果、電源を必要とすることなく着用者が涼感を感じることができる。
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
(1)対流放熱効果
ISO15831『衣服−生理学的効果−サーマルマネキンによる保温(断熱)性の測定』に準拠した歩行型サーマルマネキン(京都電子社製、19分割タイプ)を用いて、測定環境やマネキンの熱制御、歩行制御条件等はISO15831にてコントロールし、各部位の投入電力量を静止時と歩行時にて計測した。計測したデータは、胸部と背部での投入電力について、歩行時投入電力量と静止時投入電力の差をもって、ふいご効果(対流放熱効果)とした。
(2)通気度
JIS L1096 6.27通気性A法(フラジール法)により通気度(cc/cm/s)を測定した。
[実施例1]
市販の半袖シャツからなる下着(ポリエステル短繊維65重量%、木綿繊維35重量%、通気度が40cc/cm/s)の正中線と鳩尾の交差する前身頃(臍部より上方10cmの位置)に縦1cm、横6cm、厚さ1mm、質量12grの平板状錘(材質:ステンレス)を縫着により固定し、後ろ身頃にも同一の位置に同じ錘を同様に固定しマネキンに着用させた。さらに、通気度20cc/secの市販ワイシャツを前記下着に重ね着させ、ズボンはポリエステル繊維100重量%市販ズボンを着用させた。通気度が40cc/cm/sの流放熱効果を測定した結果、15W/mと優れた放熱性を有していた。
[実施例2]
実施例1において、錘の質量を40grに変更すること以外は実施例1と同様にした。対流放熱効果は20W/mと優れた放熱性を有していた。
[実施例3]
実施例1において、錘の質量を60grに変更すること以外は実施例1と同様にした。対流放熱効果は22W/mと優れた放熱性を有していた。
[比較例1]
実施例1において、通気度が300cc/cm/sの下着を用いること以外は実施例1と同様にした。対流放熱効果は2W/mと放熱性に劣るものであった。
[比較例2]
実施例1において、錘を固定しない(すなわち、錘なしの下着)こと以外は実施例1と同様にした。対流放熱効果は0.3W/mと放熱性に劣るものであった。
本発明によれば、電源を必要とすることなく、ふいご効果により肌表面の対流を促進し、優れた放熱性を有する下着が提供され、その工業的価値は極めて大である。
1:下着
2:錘
3:下着
4:袋部
5:錘
6:下着
7:錘(ボーダー状に縫着された布帛)

Claims (2)

  1. 通気度が20〜250cc/cm/secの生地を用いてなり、上半身の少なくとも一部を覆う下着であって、質量が12〜60grの平板状の金属製錘を、下着の前身頃の臍部〜臍部より上方30cmの位置および/または臍部〜臍部より上方30cmの位置に対応する後身頃の位置に1〜4個備えてなることを特徴とする下着。
  2. 下着が袋部を有し、該袋部に前記錘が入れられている、請求項1に記載の下着。
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