JP5785058B2 - 地盤への薬液注入用外管 - Google Patents

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本発明は、地盤への薬液注入用外管に関し、さらに詳しくは、外管パッカーの損傷を防止することができる地盤への薬液注入用外管に関するものである。
従来、地盤を強化するために、内管と外管からなる二重管を用いて対象地盤に地盤改良薬液を注入する方法が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、外管と内管のそれぞれに膨張するパッカーが設けられた二重管によって地盤改良薬液を注入するようにしている。この方法では、地盤に挿入孔を形成したケーシングに外管を挿入した後、ケーシングを地上に引き抜くことにより外管は地盤中に設置される。次いで、外管に設けられた外管パッカーを膨張させることにより、挿入孔の内周面と外管の外周面とのすき間をパッキング(シール)する。2つの外管パッカーの間の注入口からは、外管に挿入した内管を通じて瞬結性固化液を注入する。そして、この瞬結性固化液が固化することによって地盤中に瞬結パッカーが形成される。
その後、地盤改良薬液を、外管に挿入した内管を通じて、外管の薬液用供給口から地盤に注入する。その際に、瞬結パッカーが、注入された地盤改良薬液が挿入孔の内周面と外管の外周面とのすき間を伝って流出するのを防止する。
ところで、外管パッカーが配置される周辺地盤の土質は様々であり、土砂などの比較的土質粒子間のすき間が小さな地盤、石などが多数存在してすき間が大きな地盤がある。後者の地盤の場合は、膨張する外管パッカーが、石などのすき間に入り込んで局部的に膨張することがある。そして、局部的に膨張した部分に過大な張力が作用して破損したり、擦れる等という不具合が生じていた。
特開2009−2154号公報
本発明の目的は、外管パッカーの損傷を防止することができる地盤への薬液注入用外管を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の地盤への薬液注入用外管は、周壁に形成された瞬結パッカー用注入口と、この瞬結パッカー用注入口を挟んで管軸方向に離間して周壁に設けられた外管パッカー用注入口と、これら外管パッカー用注入口を覆う2つの膨張可能な外管パッカーと、この外管パッカーが設けられた位置およびこれらの間の位置とは別の位置の周壁に形成された薬液用注入口とを備えた地盤への薬液注入用外管において、前記2つの外管パッカーのうち、少なくとも一方の外管パッカーの外周側を覆う膨張変形可能な保護カバーを設け、前記保護カバーが網状体であることを特徴とする。
本発明の別の地盤への薬液注入用外管は、周壁に形成された瞬結パッカー用注入口と、この瞬結パッカー用注入口を挟んで管軸方向に離間して周壁に設けられた外管パッカー用注入口と、これら外管パッカー用注入口を覆う2つの膨張可能な外管パッカーと、この外管パッカーが設けられた位置およびこれらの間の位置とは別の位置の周壁に形成された薬液用注入口とを備えた地盤への薬液注入用外管において、前記2つの外管パッカーのうち、少なくとも一方の外管パッカーの外周側を覆う膨張変形可能な保護カバーを設け、前記保護カバーの管軸方向中央部が、端部よりも膨張変形に対する剛性が高くなっていることを特徴とする。
本発明によれば、外管パッカー用注入口を通じて外管パッカーに瞬結性固化液などを注入して膨張させた際に、膨張する外管パッカーの膨張が保護カバーによって規制される。これにより、外管パッカーの周辺地盤が粗い石などであっても、外管パッカーがこれらのすき間に入り込んで局部的に膨張し、過大な張力が作用して破損するなどの不具合を防止できる。
また、保護カバーは膨張変形可能なので、外管パッカーの適正な膨張を妨げることがなく、外管パッカーの本来の機能に支障が生じない。
ここで、前記保護カバーが網状体である仕様にすれば、保護カバーで外管パッカーの局部的な膨張、過大な張力を防止しつつ、適正な膨張を確保し易くなる。前記網状体の網目が菱形である仕様にすると、一段とその効果を得易くなる。
前記保護カバーの管軸方向中央部が、端部よりも膨張変形に対する剛性が高くなっている仕様にすると、外管パッカーが規制なく膨張する場合は、管軸方向中央部の膨張変形が相対的に大きくなるので、この部分が局部的に膨張して過大な張力が作用する可能性が高くなる。そこで、この部分に対応する保護カバーの膨張変形に対する剛性を相対的に高くすることで、外管パッカー全体として損傷する可能性を小さくすることができる。
本発明の薬液注入用外管の要部を例示する正面図である。 図1の外管の縦断面図である。 地盤中に設置した外管に瞬結性固化液を供給する内管を挿入した状態を縦断面で例示する説明図である。 外管に挿入した内管から瞬結性固化液を供給して外管パッカーを膨張させている状態を縦断面で例示する説明図である。 瞬結性固化液を地盤に注入している外管を縦断面で例示する説明図である。 外管に地盤改良薬液を供給する内管を挿入して地盤改良薬液を地盤に注入している状態を縦断面で例示する説明図である。 形成された改良地盤を例示する説明図である。 保護カバーの変形例を示す説明図である。
以下、本発明の地盤への薬液注入用外管を実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示するように、本発明の地盤への薬液注入用外管1(以下、外管1という)は、周壁に形成された瞬結パッカー用注入口2a(以下、注入口2aという)、外管パッカー用注入口2b(以下、注入口2bという)および薬液用注入口2c(以下、注入口2cという)を有している。注入口2a、2b、2cは、例えば、直径3mm〜10mm程度の大きさである。その数は適宜決定され、例えば、1つの領域にそれぞれ3個〜8個程度設けられる。
外管1の本体自体は例えば、塩化ビニル等の樹脂で形成される。外管1の外径は、例えば、40mm〜50mm程度、周壁の厚さは、2mm〜5mm程度である。
注入口2bは、注入口2aを挟んで管軸方向に離間して周壁に設けられている。注入口2cは、外管パッカー3が設けられた位置および外管パッカー3の間の位置とは別の位置の周壁に形成されている。
さらに、周壁には注入口2bを覆う2つの膨張可能な外管パッカー3が設けられている。この外管パッカー3には、その外周側を覆う膨張変形可能な保護カバー5が設けられている。保護カバー5は、この実施形態のように2つの外管パッカー3の外側に設けられるだけでなく、地盤の状況によって、2つの外管パッカー3、3のうち、少なくとも一方の外管パッカー3の外周側に設けられる場合もある。保護カバー5の詳細については後述する。
注入口2cは、例えば、多孔被覆材6により覆われる。多孔被覆材6は、薬液用注入口2cよりも面積の小さな貫通孔を多数有し、樹脂や金属等により形成されている。多孔被覆材6の形態としては、樹脂メッシュ、金属メッシュ等の網状体や多孔板を例示できる。多孔被覆材6の厚さは、例えば、0.2mm〜1.0mm程度に設定され、微小な貫通孔を多数有する仕様が好ましい。
多孔被覆材6としては、樹脂繊維を編組することにより形成した筒状の編み上げ体を用いることもできる。例えば、線径0.1mm〜0.5mm程度のナイロン樹脂繊維を複数並列して帯状体を形成し、複数の帯状体を所定の編組角度で編み上げて筒状に形成する。多孔被覆材6の管軸方向両端部は、環状固定部材1aによって外管1に固定される。
この実施形態では、注入口2aを覆う逆止弁4aが設けられている。逆止弁4aは、例えば、注入口2aを覆うようにゴム等の弾性体からなるベルト状体を外管1の表面に巻き付けて形成される。この逆止弁4aは、2つのベルト状体を注入口2a上の位置で突き合わせている。逆止弁4aの管軸方向両端部は、環状固定部材1aによって外管1に固定される。
注入口2bを覆う逆止弁4bを設けることもできる。逆止弁4bは、例えば、注入口2bを覆うようにゴム等の弾性体からなるベルト状体を外管1の表面に巻き付けて形成される。膨張可能な外管パッカー3は、逆止弁4bを覆うように外管1の表面に取付けられる。そして、例えば外管パッカー3および保護カバー5の管軸方向両端部は、環状固定部材1aによって外管1に固定される。
保護カバー5は、外管パッカー3の膨張によって膨張変形可能な材質または構造になっている。この実施形態では、保護カバー5が樹脂製の網状体になっている。例えば、ポリエチレン製の網状体を用いることができる。保護カバー5は、その他に、伸縮性のある樹脂フィルムやゴム膜等を用いることができる。これらに貫通穴を設けずに、或いは、適宜の数の貫通穴を設けて使用される。
この外管1を用いて地盤に地盤改良薬液を注入する方法は以下のとおりである。
まず、ケーシングを用いて地盤に挿入孔Sを形成し、このケーシングに外管1を挿入する。この時、外管パッカー3は収縮した状態になっている。その後、ケーシングのみを地上に引き抜いて外管1を地盤中に設置する。
次いで、収縮状態の外管パッカー3を膨張させて、挿入孔Sの内周面に圧接させた状態にする。そこで、図3に例示するように外管1に内管7Aを挿入し、外管パッカー3が設けられた範囲に、内管7Aの2つの膨張可能なパッカー9aの間の範囲が重複するようにして、内管7Aの周壁に形成された第1吐出口8aおよび第2吐出口8bを合わせるように位置決めする。
位置決め後は、図4に例示するように、それぞれのパッカー9aを膨張させて外管1の内周面に圧接させた状態にする。その後、内管7Aを通じて瞬結性固化液C(C1液とC2液との2液タイプ)のC1液を第1吐出口8aから供給し、C2液を第2吐出口8bから別系統で供給する。これによりC1液とC2液とが混合された瞬結性固化液Cが、注入口2bを通じて逆止弁4bを押上げて、逆止弁4bと外管1の表面とのすき間を通過して外管パッカー3の内部に進入する。この進入した瞬結性固化液Cが外管パッカー3の内部に充填することにより、外管パッカー3が膨張して挿入孔Sの内周面に圧接した状態になる。
これとともに、図5に例示するように、内管7Aを通じて供給された瞬結性固化液Cは、注入口2aを通じて逆止弁4aの突合せ面から漏れ出るように押出されて地盤に注入される。瞬結パッカー用注入口2aは、2つの膨張している外管パッカー3によって挟まれているので、瞬結性固化液Cは、挿入孔Sの内周面と外管1の外周面とのすき間に流出することがない。そのため、瞬結性固化液Cは、地盤に確実に浸透するとともに急速に固化して、この注入口2aの周辺に強固な瞬結パッカーPを形成する。これにより、挿入孔Sの内周面と外管1の外周面とのすき間を、瞬結性固化液Cにより形成された瞬結パッカーPによって、確実にシールすることができる。
ここで、外管パッカー3を膨張させた際に、外管パッカー3の膨張が保護カバー5によって規制される。そのため、外管パッカー3の周辺地盤が粗い石などであっても、外管パッカー3がこれらのすき間に入り込んで局部的に膨張しにくくなり、過大な張力が作用して破損したり、擦れるなどの不具合を防止できる。
そして、保護カバー5は膨張変形可能になっているので、外管パッカー3の適正な膨張を妨げることがない。したがって、挿入孔Sの内周面に圧接した状態になって、瞬結パッカーPを形成する瞬結性固化液Cの流出を防止するという外管パッカー3の本来の機能に支障が生じない。
ところで、注入口2aから瞬結性固化液Cが地盤に供給される前に、確実に外管パッカー3に瞬結性固化液Cを充填して膨張させるために、注入口2aを通じてよりも、注入口2bを通じて瞬結性固化液Cを外部に供給し易い構造にする。そこで、例えば、注入口2aの面積(複数の注入口2aの場合は、それらを合算した総面積)を、注入口2bの面積(複数の注入口2bの場合は、それぞれ、それらを合算した総面積)よりも小さくする。または、逆止弁4aを、逆止弁4bに比して弾性変形しにくくする。或いは、それぞれの注入口2bの面積を注入口2aの面積よりも大きくするとともに、逆止弁4aをそれぞれの逆止弁4bよりも弾性変形にくくして、注入口2aよりも注入口2bを通じて瞬結性固化液Cを外部に供給し易い構造にする。
瞬結パッカーPを形成した後は、パッカー9aを収縮状態にして内管7Aを外管1から引き抜いて、図6に例示するように別の内管7Bを外管1に挿入する。そして、多孔被覆材6により覆われている注入口2cの位置に、第3吐出口8cを合わせるように位置決めする。この位置決めの際には、パッカー9bを収縮状態にしておく。
位置決め後は、パッカー膨張用パイプを通じて供給した流体によってパッカー9bを膨張させて外管1の内周面に圧接させた状態にする。この状態で、内管7Bを通じて地盤改良薬液Gを第3吐出口8cから供給する。第3吐出口8cは、膨張している2つのパッカー9bによって挟まれているので、地盤改良薬液Gが外管1の内周面と内管10bの外周面とのすき間に流出することがない。
供給された地盤改良薬液Gは、注入口2cを通じて地盤に注入されるが、注入する地盤改良薬液Gが挿入孔Sの内周面と外管1の外周面とのすき間に流出しても、その流出は瞬結パッカーPによって阻止される。また、地盤改良薬液Gは地盤に注入される際に、注入口2cを覆う多孔被覆材6を通過する。そのため、注入圧力が大きくても多孔被覆材6によって適度に減圧され、地盤改良薬液Gが注入口2aから外管軸直交方向(水平方向)に単に直進するのではなく、広い範囲に行き渡るようになる。これにより、図7に例示する改良地盤が形成される。
この実施形態のように瞬結性固化液Cによって外管パッカー3を膨張させると、外管パッカー3を膨張させる流体を流通させるためのパイプを特別に設ける必要がなくなる。
地盤改良薬液Gとしては、水ガラス系グラウト、セメント系グラウト等を例示でき、液状から固化(ゲル化)するまでの固化時間は、例えば1日程度である。2液タイプの瞬結性固化液Cは、例えばC1液とC2液とを混合して急速に固化するものであり、固化時間が5秒〜30秒程度のものである。瞬結性固化液Cとしては、水ガラス系グラウト、可塑性グラウト等を例示することができる。
さらに別の高さ位置で地盤改良薬液Gを地盤に注入する場合には、上記した注入口2a、2b、2cおよび外管パッカー3を、外管1の別の高さ位置にも設ける。そして、外管1に挿入した内管7A、7Bを、適切な位置に順次移動させて、上記と同様の手順を行なう。
この実施形態のように網状体の保護カバー5にすると、保護カバー5で外管パッカー3の局部的な膨張を防止しつつ、適正な膨張を確保し易くなる。網状体の網目は菱形にするのが好ましい。菱形の網目にすると、外管パッカー3が膨張した際に、パンタグラフのように網目が変形して、ある程度まで円滑に保護カバー5を膨張させ、その後、外管パッカー3の膨張を規制する。そのため、一段と外管パッカー3の局部的な膨張を防止しつつ、適正な膨張を確保し易くなる。
保護カバー5はある程度、外管パッカー3の外周面に対してたるみを有して設けるのが好ましい。これにより、膨張変形が小さな材質または構造の保護カバー5であっても、外管パッカー5の適正な膨張を確保し易くなる。
ところで、保護カバー5を設けないと外管パッカー3は膨張した際に、規制なく自由に膨張するが、この場合、外管パッカー3は、管軸方向中央部の膨張変形が相対的に大きくなるので、この部分が局部的に膨張して過大な張力が作用する可能性が高くなる。そこで、保護カバー5の管軸方向中央部を、端部よりも膨張変形に対する剛性を高くすることが好ましい。このように保護カバー5の管軸方向中央部の膨張変形に対する剛性を相対的に高くすることで、外管パッカー3全体として損傷する可能性を小さくするには有利になる。
例えば図8に示すように、管軸方向中央部の保護カバー5aの網目密度を、管軸方向端部の保護カバー5bよりも大きく設定する。即ち、管軸方向中央部の網目を端部の網目よりも小さく設定することにより、保護カバー5の管軸方向中央部を、端部よりも膨張変形に対する剛性を高くする。その他に、管軸方向中央部の保護カバー5aの厚みを、管軸方向端部の保護カバー5bよりも大きく設定することにより、保護カバー5の管軸方向中央部の膨張変形に対する剛性を相対的に高くすることもできる。
1 外管
1a 環状固定部材
2a 瞬結パッカー用注入口
2b 外管パッカー用注入口
2c 薬液用注入口
3 外管パッカー
4a、4b 逆止弁
5、5a、5b 保護カバー
6 多孔被覆材
7A、7B 内管
8a 第1吐出口
8b 第2吐出口
8c 第3吐出口
9a、9b 内管パッカー
S 挿入孔
G 地盤改良薬液
P 瞬結パッカー
C 瞬結性固化液

Claims (4)

  1. 周壁に形成された瞬結パッカー用注入口と、この瞬結パッカー用注入口を挟んで管軸方向に離間して周壁に設けられた外管パッカー用注入口と、これら外管パッカー用注入口を覆う2つの膨張可能な外管パッカーと、この外管パッカーが設けられた位置およびこれらの間の位置とは別の位置の周壁に形成された薬液用注入口とを備えた地盤への薬液注入用外管において、前記2つの外管パッカーのうち、少なくとも一方の外管パッカーの外周側を覆う膨張変形可能な保護カバーを設け、前記保護カバーが網状体であることを特徴とする地盤への薬液注入用外管。
  2. 周壁に形成された瞬結パッカー用注入口と、この瞬結パッカー用注入口を挟んで管軸方向に離間して周壁に設けられた外管パッカー用注入口と、これら外管パッカー用注入口を覆う2つの膨張可能な外管パッカーと、この外管パッカーが設けられた位置およびこれらの間の位置とは別の位置の周壁に形成された薬液用注入口とを備えた地盤への薬液注入用外管において、前記2つの外管パッカーのうち、少なくとも一方の外管パッカーの外周側を覆う膨張変形可能な保護カバーを設け、前記保護カバーの管軸方向中央部が、端部よりも膨張変形に対する剛性が高くなっていることを特徴とする地盤への薬液注入用外管。
  3. 前記保護カバーが網状体である請求項2に記載の地盤への薬液注入用外管。
  4. 前記網状体の網目が菱形である請求項1または3に記載の地盤への薬液注入用外管。
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