JP2015010341A - 薬液注入用外管および地盤改良方法 - Google Patents

薬液注入用外管および地盤改良方法 Download PDF

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【課題】薬液注入して改良する地盤の地下水位を、追加的な施工工数を要することなく把握できる薬液注入用外管およびこの外管を用いた地盤改良方法を提供する。【解決手段】外管1の周壁の注入口2aが形成された位置よりも上方位置に地下水を流通させる地下水流入孔5を形成しておき、外管1を地盤S中に設置した後、地下水流入孔5を通じて外管1の内部に流入する地下水の水位を外管1の上端から確認する。【選択図】図10

Description

本発明は、薬液注入用外管および地盤改良方法に関し、さらに詳しくは、薬液注入して改良する地盤の地下水位を、追加的な施工工数を要することなく、把握できる薬液注入用外管およびこの外管を用いた地盤改良方法に関するものである。
地盤の液状化を防止するために、外管と内管とからなる二重管を用いて地盤中に地盤改良薬液を注入する地盤改良方法が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。この地盤改良方法では、地盤中に薬液を注入することにより、地盤土砂の間隙水を薬液に置き換え、置き換えられた間隙水を追い出すので地下水の上昇が生じる。空港滑走路の液状化対策等、既存施設直下地盤の地盤改良工事では、間隙水(地下水)の上昇により地盤が膨らむ、いわゆる、盤ぶくれ現象が生じるなど、既存施設に悪影響を与える危険性がある。
従来、地盤改良工事を行なう際には、図12に例示するように、外管13が設置される地盤に管体の水位観測井戸14を設置していた。この水位観測井戸14の内部の水位を見ることにより、その地盤Sの地下水位を把握して、工事中に異常な地下水位上昇が生じていないか等をチェックしていた。しかしながら、精度よく地下水位を把握するには、ある程度の数の水位観測井戸14を適度な範囲に分布させて設置する必要があり、多大な施工工数が必要であった。
特開2011−32831号公報
本発明の目的は、薬液注入して改良する地盤の地下水位を、追加的な施工工数を要することなく、把握できる薬液注入用外管およびこの外管を用いた地盤改良方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の薬液注入用外管は、地盤に挿入孔を削孔したケーシングロッドに挿入された後、このケーシングロッドが引き抜かれることにより、前記挿入孔に残されて地盤中に設置された後に、周壁に吐出口が形成された内管が挿入されて、この内管を通じて前記吐出口から供給された地盤改良薬液を地盤中に注入する注入口が周壁に形成された薬液注入用外管において、前記注入口が形成された位置よりも上方位置にその周壁に地下水を流通させる地下水流入孔が形成されていることを特徴とする。
本発明の地盤改良方法は、地盤に挿入孔を削孔したケーシングロッドに、周壁に注入口が形成された薬液注入用外管を挿入した後、ケーシングロッドを地盤から引き抜くことにより、この外管を前記挿入孔に残して地盤中に設置した状態にして、この外管に、周壁に吐出口が形成された内管を挿入し、この内管を通じて供給した地盤改良薬液を、前記吐出口から地盤中に位置する前記注入口を通じて地盤中に注入する地盤改良方法において、前記外管の周壁の前記注入口が形成された位置よりも上方位置に地下水を流通させる地下水流入孔を形成しておき、前記地下水流入孔を通じて前記外管の内部に流入する地下水の水位を前記外管の上端から確認することを特徴とする。
本発明の薬液注入用外管では、前記地下水流入孔が形成された範囲の周壁の外周を前記地下水流入孔よりも小さな網目の網状体で覆った構成にすることもできる。前記地下水流入孔が同じ上下位置で周方向に等間隔で複数形成された構成にすることもできる。前記地下水流入孔が複数の上下位置に形成され、隣り合う上下位置での地下水流入孔が周方向にずれて形成された構成にすることもできる。複数の連結管と、これら連結管を連結した際の長手方向中途であり、最も下方に形成された前記地下水流入孔よりも下方に設けられる着脱連結部とを備え、前記複数の連結管が連結されて地盤中に設置された状態で前記着脱連結部により、この着脱連結部の上側部分と下側部分とが連結解除される構成にすることもできる。
本発明の地盤改良方法では、前記地下水流入孔が形成された範囲の前記外管の周壁の外周を前記地下水流入孔よりも小さな網目の網状体で覆っておくこともできる。前記外管を複数の連結管を連結するとともに、長手方向中途で、かつ、最も下方に形成された前記地下水流入孔よりも下方に着脱連結部を設けた構成にして、前記地盤改良薬液を地盤中に注入して前記内管を前記外管から引き抜いた後、地盤中に設置されている前記外管を、前記着脱連結部で連結解除することにより、この着脱連結部よりも上側部分を地盤上に引き抜くこともできる。
本発明によれば、外管の周壁の注入口が形成された位置よりも上方位置に地下水を流通させる地下水流入孔が形成されているので、地下水流入孔を通じて外管の内部に流入する地下水の水位を外管の上端から確認するだけで、薬液注入して改良する地盤の地下水位を把握できる。例えば、薬液の注入前および注入後で地下水位の変化を把握して、盤ぶくれ現象等の異常を検知できる。このようにして、外管を従来の地下水の水位観測井戸として利用できるので、別途、水位観測井戸を設ける必要がなくなり、追加的な施工が不要になる。しかも、外管を設置したそれぞれの位置で地下水位を把握できるので、平面的に精度よく地下水位を把握することが可能になる。
本発明の薬液注入用外管を例示する説明図である。 図1の外管の一部拡大図である。 図1の外管を地盤に設置した状態を例示する平面図である。 地下水流入孔の変形例を示す説明図である。 地盤に挿入孔を削孔する工程を例示する説明図である。 外管をケーシングロッドに挿入する工程を例示する説明図である。 地盤中に設置された外管を例示する説明図である。 外管に内管を挿入して薬液を地盤中に注入している工程を例示する説明図である。 図8の一部拡大図である。 地盤改良した後、地盤中に配置されている外管を例示する説明図である。 図10の外管の着脱連結部よりも上側部分を地盤上に引き抜いた状態を例示する説明図である。 従来の水位観測井戸を設置した状態を例示する平面図である。
以下、本発明の薬液注入用外管および地盤改良方法を実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示する本発明の薬液注入用外管1(以下、外管1という)は、複数の連結管2が連結されることにより構成されている。外管1(すなわち、それぞれの連結管2)は、塩化ビニル等の樹脂により形成されている。詳細は後述するが、この外管1は図3に例示するように、改良対象になる地盤に平面視で適宜の間隔で設置される。
外管1の下端部の周壁には、複数の注入口2aが外管軸方向に離間して形成されている。外管1の上端部の周壁、即ち、注入口2aが形成された位置よりも上方位置には地下水流入孔5が形成されている。注入口2aは地盤改良薬液G(以下、薬液Gという)を地盤S中に注入する位置に配置されればよく、地下水流入孔5は地下水の存在している位置に配置されればよいので、通常、外管1は、注入口2aが形成されている連結管2と、地下水流入孔5が形成されている連結管2とが混在して構成される。或いは、注入口2aが形成されている連結管2と、地下水流入孔5が形成されている連結管2と、注入口2aも地下水流入孔5も形成されていない連結管2とが混在して外管1が構成される。
地下水流入孔5は、単数でもよいが複数形成することが好ましい。例えば、外管1の同じ上下位置で周方向に等間隔で複数の地下水流入孔5が形成される。或いは、複数の上下位置に地下水流入孔5が形成される。この場合、隣り合う上下位置での地下水流入孔5は周方向にずれて形成されることが好ましい。
この実施形態の地下水流入孔5は、外管1の同じ上下位置に周方向に等間隔で複数(例えば、3、4個)形成されるとともに、複数の上下位置に形成されて、隣り合う上下位置での地下水流入孔5は周方向にずれて形成されている。外管1の内径は例えば80mm程度であり、地下水流入孔5は、例えば直径12mm程度(10mm〜14mm程度)の円形である。地下水流入孔5が形成される上下範囲の長さは、20cm以上にすることが好ましく、例えば20cm以上50cm以下にする。
地下水流入孔5が形成されている上下範囲の外管1の外周壁面積に対する地下水流入孔5の全開口面積(すべての地下水流入孔5の開口面積の合計)の割合は、例えば5%〜50%程度にする。この割合が5%未満であると地下水を外管1の内部に流入させ難くなる。一方、この割合が50%超になると外管1の強度不足が生じ易くなる。
この実施形態では、地下水流入孔5が形成された範囲の外管1の周壁の外周が地下水流入孔5よりも小さな網目の網状体6で覆われている。網状体6は、固定リング7によって外管1に固定されている。網状体6を設けることにより、地下水流入孔5が土砂等で詰まることが防止される。網状体6は必要に応じて設ければよい。
図4に例示するように、地下水流入孔5はスリット状にすることもできる。図4のスリット状の地下水流入孔5は、外管1の同じ上下位置で周方向に等間隔で複数(例えば、3、4本)また、このスリット状の地下水流入孔5は、外管1の複数の上下位置に形成されて、隣り合う上下位置での地下水流入孔5は周方向にずれることなく形成されている。この地下水流入孔5のスリットすき間は、例えば0.3mm〜1mm程度である。地下水流入孔5をこのようにすき間の小さなスリット状に形成すると、網状体6を設けなくても土砂等が詰まり難くなる。
上下に隣り合う連結管2どうしは、ボルト等の固定連結部3により連結されている。固定連結部3は、治具を使用しなければ連結管2どうしの連結を解除することができない。即ち、地盤S中に埋設されている状態では、固定連結部3による連結管2どうしの連結を解除して互いの連結管2を分離させることができない。ただし、これら複数の連結管2を連結した際の長手方向中途で、最も下方に形成された地下水流入孔5よりも下方の1か所には、固定接続部3とは異なる着脱連結部4が備わっている。具体的には、最も下方に形成された地下水流入孔5と最も上方に形成された注入口2aとの間に、着脱連結部4が備わっている。着脱連結部4は、これら複数の連結管2が連結されて地盤S中に設置された状態で、この着脱連結部4の上側部分と下側部分との連結を解除できるものである。
着脱連結部4は、例えば、一方の連結管2の下端部に設けられた係合突起と、他方の連結管2の上端部に形成された係合溝とで構成される。最上段に位置する連結管2を地盤上で操作(周方向移動および上下移動)することにより、地盤S中の着脱連結部4による連結管2どうしの連結を解除できる構造であれば、その他、種々の着脱構造を採用することができる。尚、外管1に着脱連結部4を設けずに、固定接続部3のみを採用して連結管2を連結させた構成にすることもできる。
この外管1を用いて地盤改良を行なう方法を以下に説明する。
まず、図5に例示するように地盤S上に削孔装置11を据え付ける。この削孔装置11を用いてケーシングロッド10を地盤S中に進入させて削孔し、挿入孔hを形成する。次いで、図6に例示するように、挿入孔hを削孔した地盤S中のケーシングロッド10に外管1を挿入する。外管1は必要な本数の連結管2を適宜連結して構成する。
外管1をケーシングロッド10の下端部まで挿入した後、ケーシングロッド10のみを地盤S上に引き抜く。これにより、図7に例示するように、外管1は挿入孔hに挿入されたままで地盤S中に設置された状態になる。外管1の上端部は地盤Sの上に突出する。この状態で、地下水流入孔5が形成された範囲の少なくとも一部は、地下水位よりも下方に配置される。したがって、地下水流入孔5を通じて地下水が外管1の内部に流入することになる。そこで、外管1の上端開口から地盤Sの地下水位を確認することができる。例えば、外管1の上端開口から地下水位面まで、先端部に水位センサを備えたメジャーを垂らせば、この水位センサが地下水を検知するので、地表から地下水位面までの距離を正確に把握することができる。これにより、その位置で薬液Gを注入する前の地下水位を把握しておく。
次いで、図8に例示するように、この外管1に地上から内管8を挿入する。内管8は、例えばゴム等で形成されていて優れた可撓性を有し、周壁には吐出口8aが形成されている。次いで、外管1に挿入した内管8を通じて薬液供給装置12から薬液Gを供給する。薬液Gとしては、水ガラス系グラウト、セメント系グラウト等を例示できる。
供給された薬液Gは、図9に例示するように内管8の吐出口8aから地盤S中にある外管1の注入口2aを通じて地盤Sに注入される。内管8の外周面の吐出口8aの上下には環状のパッカー9を設けておき、パッカー9を膨張させて内管8と外管1とのすき間をシールして薬液Gの注入を行なう。必要であれば、外管1の外周面の注入口2aの上下にも環状のパッカーを設けて外管1と挿入孔hとのすき間をシールする。
所定量の薬液Gを注入した後は、内管8を上方移動させて吐出口8aを別の注入口2aに一致させるようにして、同様にその位置で所定量の薬液Gを地盤Sに注入する。順次、同様に内管8を上方移動させて注入作業を行なう。その位置での薬液Gの注入作業が終了した後は、別に場所に新たに外管1を地盤Sに設置して同様の注入作業を行ない、地盤Sの必要な範囲の地盤改良を完了させる。即ち、外管1は、図3に例示するように地盤Sに適宜の間隔で設置されることになる。
図10に例示するように、薬液Gを注入した後は、その地盤G中に外管1は設置されたままの状態になる。図中の符号Mは、地盤改良された範囲の上端位置を示している。この時も、地下水流入孔5が形成された範囲の少なくとも一部は、地下水位よりも下方に配置されていので、地下水流入孔5を通じて地下水が外管1の内部に流入する。そのため、上述したように、外管1の上端開口から地盤Sの地下水位を確認することができる。これにより、その位置で薬液Gを注入した後の地下水位を把握することができる。
薬液Gの注入前と注入後における地下水位を比較することにより、地盤Sの盤ぶくれ現象等の異常を検知することができる。このように本発明では外管1を従来の地下水の水位観測井戸14として利用できる。図3と図12との比較により明らかなように、本発明では、従来設置していた水位観測井戸14を別途設ける必要がなく、追加的な施工が不要になる。さらには、外管1を設置したそれぞれの位置で地下水位を把握できるので、平面的に精度よく地下水位を把握することが可能になる。即ち、盤ぶくれ現象等の異常をより精度よく検知できる。
この実施形態のように地下水流入孔5を、外管1の同じ上下位置で周方向に等間隔で形成すると、円滑に地下水を外管1の内部に流入させ易くなる。複数の上下位置に地下水流入孔5を形成し、隣り合う上下位置で地下水流入孔5を周方向にずらして形成することも、円滑に地下水を外管1の内部に流入させるには有利になる。
図10に例示するように、薬液Gを注入することにより地盤Gの対象範囲を地盤改良した後、その地盤G中に外管1は設置されたままの状態になる。この実施形態では、外管1は着脱連結部4を備えているので、最上段の連結管2を地盤S上で操作することにより、地盤S中の着脱連結部4による連結管2どうしの連結を解除する。これにより、着脱連結部4により連結されていた連結管2どうしが分離するので、図11に例示するように、着脱連結部4よりも上側部分を地盤S上に引き抜くことができる。
即ち、注入作業を終えた外管1のうち、着脱連結部4よりも下側部分は地盤Sに埋設されたままになるが、地下水流入孔5が形成された連結管2は地盤S上に引き抜くことができる。それ故、地下水流入孔5が形成された連結管2を繰り返し使用することができ有効利用できる。これに伴って、地盤S中に埋設されたままになる外管1の長さを短くできるので、地盤環境の観点からも好適である。
1 薬液注入用外管
2 連結管
2a 注入口
3 固定連結部
4 着脱連結部
5 地下水流入孔
6 網状体
7 固定リング
8 内管
8a 吐出口
9 パッカー
10 ケーシングロッド
11 削孔装置
12 薬液供給装置
13 従来の外管
14 水位観測井戸
G 地盤改良薬液
h 挿入孔
S 地盤

Claims (8)

  1. 地盤に挿入孔を削孔したケーシングロッドに挿入された後、このケーシングロッドが引き抜かれることにより、前記挿入孔に残されて地盤中に設置された後に、周壁に吐出口が形成された内管が挿入されて、この内管を通じて前記吐出口から供給された地盤改良薬液を地盤中に注入する注入口が周壁に形成された薬液注入用外管において、前記注入口が形成された位置よりも上方位置にその周壁に地下水を流通させる地下水流入孔が形成されていることを特徴とする薬液注入用外管。
  2. 前記地下水流入孔が形成された範囲の周壁の外周を前記地下水流入孔よりも小さな網目の網状体で覆った請求項1に記載の薬液注入用外管。
  3. 前記地下水流入孔が同じ上下位置で周方向に等間隔で複数形成された請求項1または2に記載の薬液注入用外管。
  4. 前記地下水流入孔が複数の上下位置に形成され、隣り合う上下位置での地下水流入孔が周方向にずれて形成された請求項1〜3のいずれかに記載の薬液注入用外管。
  5. 複数の連結管と、これら連結管を連結した際の長手方向中途であり、最も下方に形成された前記地下水流入孔よりも下方に設けられる着脱連結部とを備え、前記複数の連結管が連結されて地盤中に設置された状態で前記着脱連結部により、この着脱連結部の上側部分と下側部分とが連結解除される構成にした請求項1〜4のいずれかに記載の薬液注入用外管。
  6. 地盤に挿入孔を削孔したケーシングロッドに、周壁に注入口が形成された薬液注入用外管を挿入した後、ケーシングロッドを地盤から引き抜くことにより、この外管を前記挿入孔に残して地盤中に設置した状態にして、この外管に、周壁に吐出口が形成された内管を挿入し、この内管を通じて供給した地盤改良薬液を、前記吐出口から地盤中に位置する前記注入口を通じて地盤中に注入する地盤改良方法において、前記外管の周壁の前記注入口が形成された位置よりも上方位置に地下水を流通させる地下水流入孔を形成しておき、前記地下水流入孔を通じて前記外管の内部に流入する地下水の水位を前記外管の上端から確認することを特徴とする地盤改良方法。
  7. 前記地下水流入孔が形成された範囲の前記外管の周壁の外周を前記地下水流入孔よりも小さな網目の網状体で覆っておく請求項6に記載の地盤改良方法。
  8. 前記外管を複数の連結管を連結するとともに、長手方向中途で、かつ、最も下方に形成された前記地下水流入孔よりも下方に着脱連結部を設けた構成にして、前記地盤改良薬液を地盤中に注入して前記内管を前記外管から引き抜いた後、地盤中に設置されている前記外管を、前記着脱連結部で連結解除することにより、この着脱連結部よりも上側部分を地盤上に引き抜く請求項6または7に記載の地盤改良方法。
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