JP5784579B2 - ワイヤーハーネス用コネクタの取付構造、及び車両用シート - Google Patents

ワイヤーハーネス用コネクタの取付構造、及び車両用シート Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤーハーネス用コネクタの取付構造、及び車両用シートに関する。
電装品が搭載された車両用シートへ電力供給用のワイヤーハーネスが配設され、このワイヤーハーネスの端部に設けられたコネクタをコネクタ用クランプ(取付部材)へスライドさせてシートクッションへ取り付けた車両用シートがある(例えば、特許文献1)。
特許第3988222号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両用シートでは、取付部材に対してコネクタが誤った方向からスライドされて取り付けられると、後工程でコネクタ同士の接続が煩雑となる。
本発明は、上記の事実を考慮し、コネクタが誤った方向から取り付けられるのを抑制できるワイヤーハーネス用コネクタの取付構造、及び車両用シートを得ることを目的とする。
請求項1に記載のワイヤーハーネス用コネクタの取付構造は、ロック部を備えワイヤーハーネスのコネクタが取り付けられる取付部材と、前記コネクタに設けられ、前記ロック部にロックされる被ロック部と、前記取付部材に設けられ、前記コネクタを前記取付部材の一端側からロック位置までスライドさせることで前記被ロック部を前記ロック部にロックさせ、且つ、前記コネクタを取付部材の他端側から前記ロック位置までスライドさせても前記被ロック部を前記ロック部にロックさせないロック制限手段と、を有し、前記取付部材には一対のガイド部が形成されており、前記コネクタは、前記ガイド部にスライド可能に係合するガイド溝を備え、前記ロック部は、前記ガイド部間の前記ロック位置に形成された立面部であり、前記ロック制限手段は、前記立面部の頂部から前記取付部材の一端側へ傾斜した傾斜部であり、前記被ロック部は、前記立面部と当接する被立面部を備え、且つ前記傾斜部に対して摺動するロック爪であり、前記頂部と前記ガイド部とで同一面が構成されている。
請求項1に係るワイヤーハーネス用コネクタの取付構造によれば、ワイヤーハーネスのコネクタを取付部材の一端側からロック位置までスライドさせると、コネクタに設けられた被ロック部が取付部材のロック部にロックされ、コネクタを取付部材へ取り付けることができる。
また、コネクタのガイド溝を取付部材の一端側からガイド部へ係合させてスライドさせることで、コネクタのロック爪が傾斜部に沿ってスライドし、立面部を乗り越える。立面部を乗り越えたロック爪の被立面部は、ロック位置で立面部と当接してロックされる。一方、コネクタを取付部材の他端側からスライドさせた場合、ロック爪が立面部を乗り越えても傾斜部で摺動するため、ロックされない。
一方、コネクタを取付部材の他端側からロック位置までスライドさせても、取付部材に設けられたロック制限手段が被ロック部をロック部にロックさせない。これにより、誤った方向(取付部材の他端側)からコネクタが取り付けられるのを抑制できる。
請求項2に記載のワイヤーハーネス用コネクタの取付構造は、請求項1に係るワイヤーハーネス用コネクタの取付構造であって、前記取付部材は、車両用シートを構成する構成部材と一体に成形されている。
請求項2に係るワイヤーハーネス用コネクタの取付構造によれば、取付部材が車両用シートの構成部材と一体に形成されているので、取付部材を別途用意する必要がなく、部品点数を削減できる。
請求項に係る車両用シートは、シートクッションと、前記シートクッションに回動可能に設けられたシートバックと、前記シートクッション又は前記シートバックに設けられた請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス用コネクタの取付構造と、を有する。
請求項に係る車両用シートによれば、シートクッション又はシートバックの組み付け時にワイヤーハーネスのコネクタが誤った方向から取り付けられるのを抑制できる。
請求項に係る車両用シートは、請求項7に係る車両用シートであって、前記取付部材は、前記シートバックのバックボードと一体に形成されている。
請求項に係る車両用シートによれば、バックボードに取付部材を取り付ける手間を省くことができる。
以上説明したように、本発明に係るワイヤーハーネス用コネクタの取付構造及び車両用シートによれば、コネクタが誤った方向から取り付けられるのを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用シートの主要部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタがコネクタ取付部へ取り付けられる前の状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタの裏面を一端側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタを裏面を他端側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタのロック爪及びコネクタ取付部の要部を示す断面図であり、(A)はコネクタをスライドさせている状態を示し、(B)はロック爪がコネクタ取付部にロックされた状態を示している。 本発明の第1実施形態に係るコネクタのロック爪及びコネクタ取付部の要部を示す断面図であり、(A)はコネクタをスライドさせている状態を示し、(B)はロック爪がコネクタ取付部の傾斜面で滑動している状態を示している。 本発明の第1参考例に係るコネクタ取付部を示す斜視図である。 本発明の第2参考例に係るコネクタ取付部を示す斜視図である。
(第1実施形態)
<構成>
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る車両用シート10(以下、シート10と記載する)について説明する。なお、図中の矢印FRはシート前方を示し、矢印UPはシート上方を示し、矢印OUTはシート幅方向外側を示している。
図1に示すように、本実施形態に係るシート10は、車室内に取り付けられるシートクッション(不図示)と、シートクッションの後端部に回動可能に連結されたシートバック12と、を備えている。なお、シートクッションは従来周知の構成であるため、説明を省略する。また、詳細な構成については図示を省略し、主要部のみを誇張して描いている。
シートバック12は、シートバック12の骨格となる金属製のシートバックフレーム14と、シートバックフレーム14の後面側に装着される構成部材としてのバックボード16と、を備えている。また、シートバックフレーム14のシート前方側からシートバックパッド(不図示)が取り付けられる。さらに、シートバックパッドが表皮で覆われてシートバック12となる。シートバック12の下端部は、リクライニング機構(不図示)を介してシートクッションに回動可能に連結されており、このリクライニング機構により、シートバック12をシートクッションに対して任意の角度に調整できるように構成されている。シートバック12の上端部には、乗員の頭部を支持するヘッドレスト18が取り付けられている。
シートバック12を構成するバックボード16は、湾曲した平板状の樹脂部材であり、バックボード16には、取付部材としてのコネクタ取付部22が形成されている(図2参照)。コネクタ取付部22は、バックボード16の中央部よりややシート幅方向内側に設けられており、バックボード16と樹脂成型で一体に形成されているが、これに限らず、別体のコネクタ取付部22をバックボード16へ取り付けてもよい。また、本実施形態では、コネクタ取付部22が一カ所しか形成されていないが、シート10の仕様に合わせて複数形成してもよく、コネクタ取付部22の位置を適宜変更してもよい。コネクタ取付部22の詳細な構成については後述する。
コネクタ取付部22には、コネクタ24が取り付けられている。コネクタ24は、ヘッドレスト18から下方へ延びているワイヤーハーネス26の端部に設けられた樹脂部材であり、コネクタ24には、バッテリーと電気的に接続されたワイヤーハーネス28の端部に設けられた相手側のコネクタ30が接続されている。おな、本実施形態では、コネクタ取付部22に取り付けられたコネクタ24が雌コネクタを構成し、相手側のコネクタ30が雄コネクタを構成しているが、これとは逆にコネクタ24を雄コネクタとしてもよい。
ヘッドレスト18へ延びているワイヤーハーネス26は、ヘッドレスト18に内臓されヘッドレスト18の高さを電動で調整可能な高さ調整機構(不図示)へ接続されており、ワイヤーハーネス26、28を介してバッテリーから電力が供給される。
なお、本実施形態のヘッドレスト18には、高さ調整機構が設けられているが、これに限らず、ヘッドレスト18に高さ調整機構が設けられていないシート10に本発明を適用してもよい。この場合、ワイヤーハーネス26は、例えば、シートクッションに対するシートバック12の回転角度を電動で調整可能なリクライニング機構や、シートクッションの前後方向の位置を電動で調整可能なシートスライド機構へ接続される。
次に、コネクタ取付部22及びコネクタ24の詳細な構成について説明する。図2に示すように、バックボード16のシート前方側の面(前面)には、コネクタ取付部22がバックボード16と一体に形成されている。コネクタ取付部22は、バックボード16の前面からシート前方側に突設され脚部34となる一対の平板を備えている。一対の脚部34は、シート幅方向に対向しており、シート上下方向に沿って互いに平行に延びている。また、脚部34の先端部はシート幅方向に延びる連結部36で連結されている。
連結部36は、バックボード16と略平行に形成されており、シート上下方向に脚部34と同じ長さで形成されている。また、連結部36のシート幅方向の両端部には、一対のガイド部としてのガイドレール38が設けられている。ガイドレール38はそれぞれ、連結部36の前面側に形成され、シート上下方向に細長の平板状であり、連結部36と同じ長さで互いに平行に延びている。また、ガイドレール38は、脚部34よりシート幅方向外側まで延出している。
連結部36のシート上下方向の中央部には、シート幅方向に延びる立面部40が形成されている。立面部40は、連結部36からシート前方側へ突設されており、ガイドレール38のシート上下方向の中央部を繋いでいる。また、立面部40の頂部40Aは、ガイドレール38と同一面を構成しており、シート前方側から見ると、一対のガイドレール38及び立面部40がH字形状となっている。
立面部40よりシート上方側の領域では連結部36が露出しており、ガイドレール38に対してシート後方側に凹んだ凹部42を構成している。この凹部42には、後述するコネクタ24のロック爪52が入り込む。また、立面部40よりシート下方側にはロック制限手段としての傾斜部44が形成されている。傾斜部44は、立面部40の頂部40Aからシート下方側へ向かうにつれシート後方側へ傾斜するように形成されており、傾斜部44の表面は傾斜面44Aとなっている。
図2〜4に示すように、本実施形態に係るコネクタ24は樹脂製の雌コネクタであり、ワイヤーハーネス26が接続されるハーネス接続部46と、雄コネクタが挿入される挿入部48とを含んで構成されている。
図2に示すように、ハーネス接続部46は、略直方体状に形成されコネクタ24の上半分を構成している。ハーネス接続部46の上面(シート上方側の端面)には、取付孔46Aが形成されており、ワイヤーハーネス26が取り付けられている。ワイヤーハーネス26は、複数の電線がまとめられて構成されており、取付孔46Aからハーネス接続部46内へ延びたワイヤーハーネス26の電線は、ハーネス接続部46内に設けられた複数の接続端子(不図示)へ接続されている。
挿入部48は、ハーネス接続部46と一体に形成されコネクタ24の下半分を構成しており、ハーネス接続部46より一回り大きく形成されている。挿入部48のシート前方側の面には、シート前方側へ突出した凸部48Aが形成されている。凸部48Aは、ハーネス接続部46よりやや狭幅で挿入部48と同じ長さに形成されており、この凸部48Aによりコネクタ24と相手側のコネクタ30との接続方向を間違えないようになっている。
図3に示すように、挿入部48の凸部48Aが形成された面とは反対側の面には、断面形状が略L字形状の一対のガイドアーム50が形成されている。ガイドアーム50は、挿入部48と同じ長さで互いに平行に延びており、ガイドアーム50の互いに向き合う面に内側の面には、ガイド溝50Aが形成されている。一対のガイドアーム50間の間隔は、コネクタ取付部22よりやや広く、ガイド溝50Aがガイドレール38に挿入可能となる間隔で形成されている(図2参照)。
図4に示すように、それぞれのガイドアーム50のガイド溝50Aは、ストッパ50Bで閉塞されている。これにより、ガイドアーム50のガイド溝50Aをコネクタ取付部22のガイドレール38へ係合してスライドさせると、ガイドレール38へストッパ50Bが当接してコネクタ24をスライド不能とする。
一対のガイドアーム50の間には、挿入部48の壁面から被ロック部としてのロック爪52が突設されている。ロック爪52は、ガイドアーム50より高さが低く、ロック爪52の幅は、コネクタ取付部22のガイドレール38間の隙間に入り込めるように狭幅に形成されている。また、ロック爪52のハーネス接続部46側は、シート上方へ向かって肉薄となるように傾斜しており、反対側には、挿入部48の壁面に対して垂直に形成された被立面部52Aが形成されている。
挿入部48のハーネス接続部46とは反対側の面には、挿入孔48Bが形成されており、挿入孔48Bから挿入部48の内部へアクセスできるようになっている。この挿入孔48Bから雄コネクタを挿入すれば、雄コネクタの接続端子とハーネス接続部46の接続端子とが接続され、互いのコネクタを導通できる。なお、本実施形態に係るコネクタ24は、接続方向を間違えないように凸部48Aを備えた形状とされていたが、これに限らず、一般的なコネクタの形状であれば、種々の形状に適用できる。
<作用>
次に、本実施形態に係るコネクタ24の取付構造及びシート10の作用について説明する。シート10の組み付け工程において、作業者がワイヤーハーネス26を配設し、ワイヤーハーネス26のコネクタ24をバックボード16に一体成型されたコネクタ取付部22へ取り付ける。ここで、コネクタ取付部22は、バックボード16の形状に合わせてバックボード16と一体に形成されているので、別体のコネクタ取付部をバックボード16に取り付ける構成と比較して、余分なスペースを取らず、シートバックパッド等の部品と干渉するのを抑制できる。
また、コネクタ24のガイドアーム50のガイド溝50Aをコネクタ取付部22のガイドレール38へ係合させスライドさせる際に、図4に示すようにガイドアーム50の一端部にストッパ50Bが形成されているので、作業者が誤ってガイドアーム50の一端側からガイドレール38へスライドするのを防止できる。
ガイドアーム50の他端側からガイドレール38へスライドさせると、図5(A)に示すように、コネクタ24のロック爪52がコネクタ取付部22へ近づく。さらにコネクタ24をシート上方へスライドさせると、ロック爪52がコネクタ取付部22の傾斜面44Aに当接し、傾斜面44A上を摺動しながらスライドして、図5(B)に示すように、ロック爪52が立面部40の頂部40Aを乗り越えて凹部42へ入り込む。このとき、ロック爪52の被立面部52Aが立面部40に当接し、コネクタ24をロックする。なお、ロック爪52が傾斜面44Aを摺動する際に、コネクタ24がシート前方側へ変位するため、ガイドレール38とガイドアーム50との間に所定の隙間を設けるのが好ましい。
ロック爪52が立面部40に当接するロック位置では、ガイドアーム50のストッパ50Bがコネクタ取付部22に当接しているので、コネクタ24をスライド不能にロックできる。なお、ロック爪52とストッパ50Bとの間隔を広げて適宜遊びを設けてもよい。以上のようにしてコネクタ取付部22へコネクタ24を取り付けた後、ワイヤーハーネス28のコネクタ30をコネクタ24へ接続する。
次に、作業者が誤ってコネクタ24をコネクタ取付部22のシート上方側からスライドさせた場合、ガイドアーム50のガイド溝50Aがガイドレール38へ係合され、図6(A)に示すように、コネクタ24のロック爪52がシート上方側からコネクタ取付部22へ近づく。
さらにコネクタ24をシート下方側へスライドさせると、図6(B)に示すように、ロック爪52が立面部40の頂部40Aを乗り越えて傾斜面44Aと接触する。この状態では、ロック爪52が傾斜面44A上を摺動するのでコネクタ24がロックされない。また、ストッパ50Bがコネクタ取付部22に当接するので、コネクタ24をシート下方側へスライドさせることもできなくなる。これにより、作業者は誤った方向からコネクタ24をスライドさせたことを認識し、コネクタ24を引き抜く。この際、ロック爪52が傾斜面44A上を滑動しているので、容易にコネクタ24を引き抜くことができる。上記のようにして、作業者がコネクタ24を誤った方向からコネクタ取付部22へ取り付けるのを抑制できる。
なお、本実施形態では、ロック爪52の前面側が傾斜しているため、コネクタ取付部22のシート上方側からスライドさせたコネクタ24のロック爪52が立面部40を乗り上げる構成となっているが、これに限らず、ロック爪52の前面側が傾斜していなくてもよい。この場合、作業者が誤ってコネクタ24をコネクタ取付部22のシート上方側からスライドさせると、ロック爪52は立面部40を乗り越えることなく立面部40に当接した状態で係止される。このため、コネクタ24をシート下方側へスライドさせることができず、コネクタ24が誤った方向から取り付けられるのを抑制できる。
また、本実施形態では、コネクタ24をコネクタ取付部22に対して、シート下方側からシート上方側へ向けてスライドさせて取り付けていたが、これに限らず、コネクタ取付部22を上下反対に形成し、コネクタ24をシート上方側からシート下方側へスライドさせる構成としてもよい。
(第1参考例
次に、本発明の第1参考例に係るコネクタの取付構造について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。本参考例に係るコネクタの取付構造は、コネクタ取付部70を除いて第1実施形態と同様の構成である。
図7に示すように、本参考例に係るコネクタ取付部70は、第1実施形態のコネクタ取付部22よりシート上下方向の長さが長く形成されている。具体的には、コネクタ取付部70をシート上方側に延長した延長部72が形成されている。このため、コネクタ取付部70のシート上方側の端部から立面部40までの長さは、コネクタ24のガイド溝50Aの溝長さより長くなっている(図4参照)。なお、図7では、発明の構成を明確にするため、立面部40よりシート下方側の長さを第1実施形態より短く描いている。
参考例のコネクタ取付部70へシート下方側からコネクタ24をスライドさせて取り付ける場合、第1実施形態と同様に、ロック爪52が凹部42へ入り込んで立面部40と当接し、ガイドレール38の一端部に設けられたストッパ50Bがガイドレール38に当接してコネクタ24をロックする。一方、作業者が誤ってシート上方側からコネクタ24をスライドさせた場合、ロック爪52が立面部40に到達する前にストッパ50Bがコネクタ取付部70に当接する。これにより、コネクタ24をさらにシート下方側へスライドさせることができず、コネクタ24が誤った方向から取り付けられるのを抑制できる。また、作業者はコネクタ24を誤った方向からスライドさせたことを認識し、コネクタ24を容易に引き抜くことができる。
なお、本参考例では、第1実施形態のコネクタ取付部22と同様に、立面部40よりシート下方側に傾斜部44が設けられていたが、傾斜部44を設けずに平面状に形成してもよい。立面部40よりシート下方側が何れの形状であっても、延長部72が形成されているので誤った方向からコネクタ24をスライドさせてもロック爪52が立面部40まで到達しない。
(第2参考例
次に、本発明の第2参考例に係るコネクタの取付構造について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。本参考例に係るコネクタの取付構造は、コネクタ取付部80を除いて第1実施形態と同様の構成である。
図8に示すように、本参考例に係るコネクタ取付部80には、ガイドレール38のシート上方側の端部をシート後方側へ折り曲げて干渉部38Aが形成されている。干渉部38Aは、ガイドレール38の表面から脚部34の中腹まで延びているが、これに限らず、コネクタ24のガイドアーム50が係合しない長さであれば、さらに短く形成してもよく、逆に、バックボード16まで繋がっていてもよい。
参考例に係るコネクタ取付部80へコネクタ24をスライドさせる場合、作業者が誤ってコネクタ24をシート上方側からスライドさせようとしても、ガイドアーム50が干渉部38Aに干渉して係合させることができない。なお、本参考例では、ガイドレール38をシート後方側へ折り曲げて干渉部38Aを形成したが、これに限らず、ガイド溝50Aが係合しない形状であれば、他の形状でもよい。例えば、ガイドレール38のシート上方側の端部を肉厚にしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、コネクタ取付部22をバックボード16の形状に合わせて湾曲させてもよい。これにより、バックボード16とシートバックパッドとの間のスペースが狭い場合であってもコネクタ24を取り付けることができる。なお、この場合、コネクタ24のガイドレール38も同様に湾曲させることで、コネクタ24をスムーズにスライドさせることができる。
10 車両用シート
12 シートバック
16 バックボード(構成部材)
22 コネクタ取付部(取付部材)
24 コネクタ
26 ワイヤーハーネス
38 ガイドレール(ガイド部)
38A 干渉部(スライド制限手段)
40 立面部(ロック部)
40A 頂部
44 傾斜部(ロック制限手段)
50A ガイド溝
50B ストッパ
52 ロック爪(被ロック部)
52A 被立面部
70 コネクタ取付部(取付部材)
72 延長部(スライド制限手段)
80 コネクタ取付部(取付部材)

Claims (4)

  1. ロック部を備えワイヤーハーネスのコネクタが取り付けられる取付部材と、
    前記コネクタに設けられ、前記ロック部にロックされる被ロック部と、
    前記取付部材に設けられ、前記コネクタを前記取付部材の一端側から前記ロック部が設けられたロック位置までスライドさせることで前記被ロック部を前記ロック部にロックさせ、且つ、前記コネクタを取付部材の他端側から前記ロック位置までスライドさせても前記被ロック部を前記ロック部にロックさせないロック制限手段と、
    を有し、
    前記取付部材には一対のガイド部が形成されており、
    前記コネクタは、前記ガイド部にスライド可能に係合するガイド溝を備え、
    前記ロック部は、前記ガイド部間の前記ロック位置に形成された立面部であり、
    前記ロック制限手段は、前記立面部の頂部から前記取付部材の一端側へ傾斜した傾斜部であり、
    前記被ロック部は、前記立面部と当接する被立面部を備え、且つ前記傾斜部に対して摺動するロック爪であり、
    前記頂部と前記ガイド部とで同一面が構成されているワイヤーハーネス用コネクタの取付構造。
  2. 前記取付部材は、車両用シートを構成する構成部材と一体に成形された請求項1に記載のワイヤーハーネス用コネクタの取付構造。
  3. シートクッションと、
    前記シートクッションに回動可能に設けられたシートバックと、
    前記シートクッション又は前記シートバックに設けられた請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス用コネクタの取付構造と、
    を有する車両用シート。
  4. 前記取付部材は、前記シートバックのバックボードと一体に形成されている請求項3に記載の車両用シート。
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