JP5784080B2 - アンケート生成装置、アンケート生成システム、端末装置、アンケート生成方法、及びアンケート生成プログラム - Google Patents

アンケート生成装置、アンケート生成システム、端末装置、アンケート生成方法、及びアンケート生成プログラム Download PDF

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Description

この発明は、アンケート生成装置、アンケート生成システム、端末装置、アンケート生成方法、及びアンケート生成プログラムに関する。
従来から、テレビジョン放送における番組やCMなどに対して、調査会社によるアンケート調査が行われている。これに関連し、特許文献1の通信ネットワークシステムは、テレビジョン受像機などの端末装置が受信した放送番組を特定し、特定した放送番組に対応するアンケートを、アンケート回答者である当該テレビジョン受像機のユーザに送付する。
特開2006−5767号公報
しかしながら、特許文献1に記載の通信ネットワークシステムでは、端末装置が受信した放送番組しか特定できないため、番組を全て視聴した、番組を途中から視聴したなどの視聴状況に対応した最適なアンケートを送付できないという問題がある。
そこで本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、より詳細な視聴状況に応じてアンケートを生成する。
本発明の一態様は、ユーザが端末装置を通して視聴したコンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報であって、前記端末装置を識別する端末識別情報が付与された前記視聴情報と、前記端末識別情報と前記ユーザを識別するユーザ識別情報との対応情報と、を取得する取得部と、前記対応情報を参照し、前記ユーザ識別情報と前記視聴情報との対応付けを行い、前記対応付けに基づいて、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを生成する生成部と、を備えるアンケート生成装置である。
そこで本発明は、より詳細な視聴状況に応じてアンケートを生成することができる。
第1の実施形態におけるアンケート生成システム1の全体構成の一例を示す図である。 放送データサーバ150が保持する情報のうち、放送されたコンテンツ(番組)に関する情報の一例を示す図である。 放送データサーバ150が保持する情報のうち、放送されたコンテンツ(CM)に関する情報の一例を示す図である。 視聴情報処理サーバ200が保持する視聴情報の一例を示す図である。 視聴情報処理サーバ200が保持する、ユーザIDと端末IDとを対応付けた情報(以下、端末登録情報と称する)の一例を示す図である。 アンケート生成サーバ300が保持する、ユーザに関する情報(以下、ユーザ登録情報と称する)の一例を示す図である。 第1の実施形態における端末装置400と二つのサーバとのアンケートの生成・回答に関する動作の一例を説明するシーケンス図である。 第1の実施形態における端末装置500と二つのサーバとのアンケートの生成・回答に関する動作の一例を説明するシーケンス図である。 第1の実施形態における視聴情報処理サーバ200の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるアンケート生成サーバ300の機能構成の一例を示すブロック図である。 設問記憶部360に記憶されるテーブルt360−1の一例を示す図である。 設問記憶部360に記憶されるテーブルt360−2の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるアンケート生成部384が生成するコンテンツに関するアンケートの一例を示すイメージ図である。 第1の実施形態におけるアンケート生成部384が生成するCMに関するアンケートの一例を示すイメージ図である。 第1の実施形態における端末装置400の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態における端末装置500の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるアンケート制御部380の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるユーザ選択部382が回答条件を満たすユーザを選択する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるユーザ選択部382が、視聴情報に基づいて、ユーザの視聴状況を類型化するための基準の一例を説明するための図である。 第1の実施形態におけるユーザ選択部382が、図17のS460で実行するアンケート生成処理の動作の一例を説明するフローチャートである。 第4の実施形態におけるアンケート生成サーバ300の機能構成の一例を示すブロック図である。 設問記憶部360が記憶するテーブルt360−1aの一例を示す図である。 第4の実施形態における端末装置400の機能構成の一例を示すブロック図である。 端末設定制御部470が、コンテンツIDと端末IDの組み合わせを、アンケート生成サーバ300に送信するタイミングの一例を説明するための図である。 第4の実施形態における端末装置500の機能構成の一例を示すブロック図である。 第4の実施形態における端末装置400、端末装置500と二つのサーバとのアンケートの生成・回答に関する動作の一例を説明するシーケンス図である。 第4の実施形態におけるアンケート制御部380aの動作の一例を説明するフローチャートである。 ユーザによって設定されたタイミングと、タイミングに対応付けられる一般的な設問の内容と、当該設問の目的との組み合わせの一覧である。 第5の実施形態におけるアンケート生成サーバ300の機能構成の一例を示すブロック図である。 第5の実施形態における端末装置400の機能構成の一例を示すブロック図である。 第5の実施形態における端末装置500の機能構成の一例を示すブロック図である。 第6の実施形態における配信タイミングの一例を説明する図である。 配信タイミングと、配信タイミングに対応付けられる一般的な設問の内容、当該設問の目的の一覧の一例である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[アンケート生成システム1の全体構成について]
図1は、第1の実施形態におけるアンケート生成システム1の全体構成の一例を示す図である。第1の実施形態におけるアンケート生成システム1は、例えば、放送データサーバ150と、視聴情報処理サーバ200と、アンケート生成サーバ300と、端末装置400と、端末装置500とが、ネットワークNWを介して接続された構成となっている。なお、端末装置400、端末装置500について、アンケート生成システム1への接続数に制限はない。ネットワークNWは、例えば、移動体通信網、専用通信回線網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、PSTN(Public Switched Telephone Network)など、またはこれらの組み合わせによって構成される情報通信ネットワークである。
[放送データサーバ150について]
放送データサーバ150は、放送データを記憶する。放送データとは、例えば、ブロードキャスト放送されたコンテンツに関する情報である。コンテンツとは、例えば、テレビジョン放送された番組、ラジオ放送された番組、或いはCM(Commercial Message)を含む。
図2は、放送データサーバ150が保持する情報のうち、放送されたコンテンツ(番組)に関する情報の一例を示す図である。放送データサーバ150は、例えば、コンテンツIDに対応付けて、放送日時、放送局ID、タイトル、及びジャンルを記憶部に格納する。コンテンツIDとは、番組またはCMの識別IDである。放送局IDとは、番組を放送する放送局の識別IDである。タイトルとは、番組のタイトルを表す情報である。ジャンルとは、番組の内容が、如何なるジャンルに属するかを表す情報である。図3は、放送データサーバ150が保持する情報のうち、放送されたコンテンツ(CM)に関する情報の一例を示す図である。なお、放送データサーバ150は、図2および図3に示す情報を、例えば1つのデータテーブルとして保持してもよい。
[視聴情報処理サーバ200について]
視聴情報処理サーバ200は、端末装置400によって視聴された番組に関する情報(以下、視聴情報と称する)を収集し、記憶部に記憶させて保持する。図4は、視聴情報処理サーバ200が保持する視聴情報の一例を示す図である。視聴情報処理サーバ200は、例えば、端末装置400を識別可能な端末識別情報(以下、端末IDと称する)に対応付けて、端末装置400が視聴した日時である視聴日時、及び番組情報を保持する。番組情報とは、例えば、放送局ID、番組のコンテンツID、及びCMのコンテンツID等を含む情報である。
また、視聴情報処理サーバ200は、アンケート生成システム1においてアンケートに回答するユーザを識別するユーザ識別情報(以下、ユーザIDと称する)と、端末IDを対応付ける情報を記憶部に保持する。視聴情報処理サーバ200は、ユーザIDと端末IDを対応付ける情報を、端末装置400や端末装置500から、端末登録情報として取得し、記憶部に記憶させて保持する。図5は、視聴情報処理サーバ200が保持する、ユーザIDと端末IDとを対応付けた情報(以下、端末登録情報と称する)の一例を示す図である。なお、視聴情報処理サーバ200は、一つのユーザIDに対して、複数の端末IDを対応付けて保持してもよい。
[アンケート生成サーバ300について]
アンケート生成サーバ300は、視聴情報処理サーバ200に記憶された視聴情報を取得し、取得した視聴情報に基づいて、端末装置400や端末装置500に配信するアンケートを生成する。アンケート生成サーバ300は、予め、端末装置400や端末装置500からユーザIDを取得しておき、ユーザIDに対応する端末装置に、生成したアンケートを配信する。配信の手法については、後述する。アンケート生成サーバ300は、ユーザに関する情報を記憶部に記憶させて保持する。図6は、アンケート生成サーバ300が保持する、ユーザに関する情報(以下、ユーザ登録情報と称する)の一例を示す図である。アンケート生成サーバ300は、例えば、ユーザIDに対応付けて、ユーザの生年月日、性別、居住地域、家族構成、及びユーザが興味のあるジャンル等の属性を保持する。アンケート生成サーバ300は、このような情報を、端末装置のユーザが、アンケートに回答するユーザとして登録される際に取得する。
[端末装置400について]
端末装置400は、例えば、ネットワークNWと通信可能なテレビジョン受像機やラジオ、番組を受信可能な携帯電話端末、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、デスクトップPC、電子書籍リーダー、PDA(Personal Digital Assistants)であり、番組やCMを受信可能な装置である。端末装置400は、例えば、専用アプリケーションを実行することによって、以下の処理を行う。
端末装置400は、ユーザからの入力を受け付け、ユーザ登録情報をアンケート生成サーバ300に送信する。また、端末装置400は、ユーザからの入力を受け付け、端末登録情報を視聴情報処理サーバ200に送信する。また、端末装置400は、アンケート生成サーバ300からアンケートを取得し、取得したアンケートを表示する。なお、端末装置400は、例えば、表示画面を左右に等分し、左半分に番組を表示し、右半分にアンケートを表示する。これに限られず、端末装置400は、表示画面を上下に等分してもよいし、表示画面内の一部分にアンケートを表示してもよいし、全画面にアンケートを表示してもよい(この場合、アンケートが表示されている間、番組は表示されない)。また、端末装置400は、ユーザからの入力を受け付け、アンケートに対する回答を、回答情報としてアンケート生成サーバ300に送信する。
[端末装置500について]
端末装置500は、端末装置500は、例えば、番組を受信不可能な携帯電話端末、タブレットPC、ノートPC、デスクトップPC、電子書籍リーダー、PDAであり、端末装置400のユーザが、端末装置400とは別の端末装置を用いてアンケートの受信、回答情報の送信を行いたい場合に使用する端末装置である。端末装置500は、専用アプリケーションを実行することによって、以下の処理を行う。
端末装置500は、ユーザからの入力を受け付け、ユーザ登録情報をアンケート生成サーバ300に送信する。また、端末装置500は、ユーザからの入力を受け付け、端末登録情報を、視聴情報処理サーバ200に送信する。また、端末装置500は、アンケート生成サーバ300からアンケートを取得し、取得したアンケートを表示する。また、端末装置500は、ユーザからの入力を受け付け、アンケートに対する回答を、回答情報としてアンケート生成サーバ300に送信する。
[端末装置400についてのアンケートの生成・回答に関する動作]
図7は、第1の実施形態における端末装置400と二つのサーバとのアンケートの生成・回答に関する動作の一例を説明するシーケンス図である。まず、端末装置400は、ユーザからの入力を受け付け、番組やCMを視聴する(ステップS200)。次に、端末装置400は、現在視聴している番組やCMに関する視聴情報を、視聴情報処理サーバ200に送信する(ステップS210)。端末装置400は、例えば、視聴情報を、端末装置400により視聴が続けられている間、所定の周期で視聴情報処理サーバ200に送信し続ける。所定の周期とは、例えば、3分程度である。また、端末装置400は、自発的に視聴情報を送信するのではなく、視聴情報の送信要求に応答する態様で、視聴情報を送信してもよい。
次に、視聴情報処理サーバ200は、端末装置400から取得した視聴情報を、記憶部に記憶させる(ステップS220)。一方、アンケート生成サーバ300は、現在の時刻が後述するアンケートの配信タイミングになると、アンケートに関する情報に対応付けられたコンテンツIDを、コンテンツIDに対応付けられた視聴情報の取得を要求する情報として、視聴情報処理サーバ200に送信する(ステップS230)。
視聴情報処理サーバ200は、アンケート生成サーバ300からコンテンツIDを取得すると、取得したコンテンツIDに対応付けられた視聴情報と、視聴情報に含まれる端末IDを用いて端末登録情報を検索することで取得されるユーザIDと端末IDの組み合わせとを、アンケート生成サーバ300に送信する(ステップS240)。視聴情報と、ユーザIDと端末IDの組み合わせを取得すると、アンケート生成サーバ300は、視聴情報に基づいて、ユーザの視聴状況に応じたアンケートをユーザ毎に(ユーザID毎に)生成する(ステップS250)。そして、アンケート生成サーバ300は、ステップS250で生成したユーザID毎のアンケートを、ユーザIDに対応付けられた端末IDを用いて、端末装置400に送信する(ステップS260)。
次に、端末装置400は、アンケート生成サーバ300から取得したアンケートを表示し、表示したアンケートに対するユーザからの入力を受け付け、回答情報を生成する(ステップS270)。次に、端末装置400は、ステップS270で生成した回答情報を、アンケート生成サーバ300に送信する(ステップS280)。アンケート生成サーバ300は、端末装置400から取得した回答情報を、記憶部に記憶させる(ステップS290)。
[端末装置500についてのアンケートの生成・回答に関する動作について]
図8は、第1の実施形態における端末装置500と二つのサーバとのアンケートの生成・回答に関する動作の一例を説明するシーケンス図である。ここで、端末装置500のユーザは、自身のユーザIDと対応付けられた端末装置400の端末IDが、既に視聴情報処理サーバ200に端末登録情報として登録されているものとする。まず、アンケート生成サーバ300は、現在の時刻が後述するアンケートの配信タイミングになると、アンケートに関する情報に対応付けられたコンテンツIDを、コンテンツIDに対応付けられた視聴情報の取得を要求する情報として、視聴情報処理サーバ200に送信する(ステップS300)。
次に、視聴情報処理サーバ200は、アンケート生成サーバ300から取得したコンテンツIDに対応付けられた視聴情報と、視聴情報に含まれる端末IDを用いて端末登録情報を検索することで取得されるユーザIDと端末IDの組み合わせとを、アンケート生成サーバ300に送信する(ステップS310)。視聴情報と、ユーザIDと端末IDの組み合わせとを取得すると、アンケート生成サーバ300は、視聴情報に基づいて、ユーザの視聴状況に応じたアンケートをユーザ毎に(ユーザID毎に)生成する(ステップS320)。そして、アンケート生成サーバ300は、ステップS320で生成したユーザID毎のアンケートを、ユーザIDに対応付けられた端末IDに基づいて、端末装置500に送信する(ステップS330)。
次に、端末装置500は、アンケート生成サーバ300から取得したアンケートを表示し、表示したアンケートに対するユーザからの入力を受け付け、回答情報を生成する(ステップS340)。次に、端末装置500は、ステップS340で生成した回答情報を、アンケート生成サーバ300に送信する(ステップS350)。次に、アンケート生成サーバ300は、端末装置500から取得した回答情報を、記憶部に記憶させる(ステップS360)。
[視聴情報処理サーバ200の機能構成]
図9は、第1の実施形態における視聴情報処理サーバ200の機能構成の一例を示すブロック図である。視聴情報処理サーバ200は、例えば、通信部210と、端末登録情報制御部220と、端末登録情報記憶部230と、視聴情報制御部240と、視聴情報記憶部250とを備える。
通信部210は、例えば、視聴情報処理サーバ200が有線通信を行うためのネットワークカードなどを含む。また、通信部210は、無線通信のための構成を有してもよい。
端末登録情報制御部220は、通信部210を介して、端末装置400、端末装置500から端末登録情報を取得し、取得した端末登録情報を、端末登録情報記憶部230に記憶させる。
端末登録情報記憶部230及び視聴情報記憶部250は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。端末登録情報記憶部230は、端末登録情報制御部220から、端末登録情報を取得して記憶する。
視聴情報制御部240は、通信部210を介して、端末装置400から視聴情報を取得し、取得した視聴情報を、視聴情報記憶部250に記憶させる。
視聴情報記憶部250は、視聴情報制御部240から、視聴情報を取得して記憶する。
[アンケート生成サーバ300の機能構成]
図10は、第1の実施形態におけるアンケート生成サーバ300の機能構成の一例を示すブロック図である。アンケート生成サーバ300は、例えば、通信部310と、ユーザ登録情報制御部320と、ユーザ登録情報記憶部325と、放送データ取得部340と、放送データ記憶部345と、回答情報取得部350と、回答情報記憶部355と、設問記憶部360と、配信タイミング制御部370と、アンケート制御部380とを備える。ユーザ登録情報記憶部325、放送データ記憶部345、回答情報記憶部355、及び設問記憶部360は、例えば、HDDやSSD、EEPROM、ROM、RAM等を含む。
通信部310は、例えば、アンケート生成サーバ300が有線通信を行うためのネットワークカードなどを含む。また、通信部310は、無線通信のための構成を有してもよい。
ユーザ登録情報制御部320は、通信部310を介して、端末装置400、端末装置500からユーザ登録情報を取得し、取得したユーザ登録情報を、ユーザ登録情報記憶部325に記憶させる。
放送データ取得部340は、通信部310を介して、放送データサーバ150から放送データを取得し、取得した放送データを、放送データ記憶部345に記憶させる。なお、放送データ取得部340は、例えば、周期的に放送データサーバ150に放送データの送信要求やロングポーリングを行うことで、放送データサーバ150から最新の放送データを取得する。
回答情報取得部350は、通信部310を介して、端末装置400、端末装置500から回答情報を取得し、取得した回答情報を、回答情報記憶部355に記憶させる。
設問記憶部360は、アンケートを構成する設問に関する情報を記憶する。図11は、設問記憶部360に記憶されるテーブルt360−1の一例を示す図である。テーブルt360−1には、例えば、設問群IDに対応付けて、設問の一群に付与されている名称である設問群名、設問群からアンケートを生成して回答を収集することを依頼した依頼主を示す情報、設問の一群に対応付けられたコンテンツID、設問の一群を構成する個々の設問に基づいて生成されたアンケートを実施可能な有効期間、設問の一群によって生成されたアンケートに回答することによってアンケート回答者が得られる回答ポイント、設問の一群を構成する個々の設問の総数、設問の一群を構成する個々の設問に基づいて生成されたアンケートを配信するタイミング、及び設問の一群に対する回答条件等が記憶される。回答ポイントとは、依頼主がアンケートへの回答の対価としてアンケート回答者に付与されるポイントである。配信タイミングとは、設問の一群ごとに、依頼主が設定したタイミングである。第1の実施形態における配信タイミングは、番組終了時である(番組終了時以外の配信タイミングにおけるアンケート配信については、第4の実施形態以降に記載)。設問の一群に対する回答条件には、例えば、ユーザに対する属性条件や、ユーザへの視聴状況条件等の条件が含まれる。テーブルt360―1を用いて、アンケートを配信すべきユーザと、そうでないユーザが選別される。
また、図12は、設問記憶部360に記憶されるテーブルt360―2の一例を示す図である。テーブルt360―2には、例えば、設問の一群を識別する設問群IDに対応付けられて、設問の一群の中で個々の設問を識別する設問ID、設問内容を表す意味情報、及び回答条件等が記憶される。回答条件には、例えば、ユーザの属性に関する属性条件やユーザの視聴状況に関する視聴状況条件が含まれる。属性条件とは、アンケートを配信するユーザの年齢や性別などを限定するための条件である。視聴状況条件とは、例えば、設問と対応付けられた番組をどのように視聴していたかを指定する条件であり、具体的には、番組を全て視聴した、番組を途中まで視聴した、番組を途中から視聴した、番組を途中だけ視聴した、番組を視聴していなかったなどの条件が含まれる。テーブルt360―2を用いて、各ユーザへのアンケートに対して個別の設問を含めるかどうかが決定される。
なお、設問記憶部360に記憶されているアンケートを構成する設問の一群と、設問の一群に関する情報と、設問の一群に含まれる個々の設問に関する情報とは、アンケート生成サーバ300のユーザが依頼主から依頼を受けるたびに登録されるものとしてもよいし、ネットワークNWを介して依頼主のサーバから周期的に取得されるものとしてもよい。
配信タイミング制御部370は、設問記憶部360に新たな設問群IDがテーブルt360―1に格納されると、そのレコードにおけるコンテンツIDと配信タイミングを用いて放送データ記憶部345を検索し、配信タイミングに相当する時刻を導出する。そして、導出した時刻が到来すると、アンケート制御部380に設問群IDをキーとしたアンケートの生成指示を出力する。
アンケート制御部380は、例えば、設問群取得部381と、ユーザ選択部382と、設問割当部383と、アンケート生成部384と、送信制御部385とを備える。設問群取得部381は、配信タイミング制御部370から設問群IDを取得すると、取得した設問群IDに対応付けられた各種情報を、設問記憶部360から取得する。
ユーザ選択部382は、テーブルt360―1を用いて、設問群IDから生成されるアンケートに回答すべきユーザを選択する。まず、ユーザ選択部382は、テーブルt360―1において設問群IDに対応するコンテンツIDを視聴情報処理サーバ200に送信し、視聴情報処理サーバ200から、コンテンツIDに対応する視聴情報と、ユーザIDと端末IDの組み合わせとを、通信部310を介して取得する(図5参照)。また、ユーザ選択部382は、取得したユーザIDに対応付けられたユーザ登録情報を、ユーザ登録情報記憶部325から取得する。そして、ユーザ選択部382は、テーブルt360―1において、その設問群IDに対応する回答条件を満たすユーザを、ユーザID毎の視聴情報と、ユーザ登録情報に含まれるユーザID毎の各種属性を参照して選択する。例えば、ユーザ選択部382は、回答条件が「20歳以上」、且つ「**を全て視聴」であれば、視聴情報から**を全て視聴したユーザを選択し、更に、そのユーザの中から属性情報が20歳以上であることを示すユーザを選択する。
設問割当部383は、テーブルt360―2を用いて、各ユーザへのアンケートに対して個別の設問を含めるかどうかを決定する。まず、設問割当部383は、ユーザ選択部382が選択したユーザが、テーブルt360―2における設問ID毎の回答条件を満たすか否かを判定し、回答条件を満たす設問を、そのユーザに配信するアンケートに割り当てる。
アンケート生成部384は、設問割当部383が抽出した回答条件を満たす設問を結合して、ユーザ毎のアンケートを生成する。図13は、第1の実施形態におけるアンケート生成部384が生成するコンテンツに関するアンケートの一例を示すイメージ図である。アンケートq380−1は、例えば、コンテンツを全て視聴したユーザに対して配信されるアンケートである。アンケートq380−2は、例えば、コンテンツを途中まで視聴したユーザに対して配信されるアンケートである。アンケートq380−3は、例えば、コンテンツを途中から視聴したユーザに対して配信されるアンケートである。図14は、第1の実施形態におけるアンケート生成部384が生成するCMに関するアンケートの一例を示すイメージ図である。アンケートq380−4は、例えば、CMを全て視聴したユーザに対して配信されるアンケートである。アンケートq380−5は、例えば、CMを途中まで視聴したユーザに対して配信されるアンケートである。
送信制御部385は、アンケート生成部384が生成したアンケートを、当該アンケートを生成するために用いた視聴情報に含まれる端末IDに対応する端末装置400、あるいは、端末装置500に、通信部310を介して送信する。
[端末装置400の機能構成]
図15は、第1の実施形態における端末装置400の機能構成の一例を示すブロック図である。端末装置400は、例えば、通信部410と、表示部420と、入力部430と、視聴制御部440と、アンケート制御部450と、記憶部460とを備える。
通信部410は、例えば、アンテナや変調部、符号化/復調部、アップ/ダウンコンバータなどを備え、ネットワークNW上の無線基地局やアクセスポイントとの間で無線通信を行う。また、通信部410は、端末装置400が有線通信を行うためのネットワークカードなどを含んでもよい。
表示部420は、例えば、液晶表示装置、あるいは、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置である。表示部420は、視聴制御部440から取得した番組を表示する。また、表示部420は、視聴制御部440から取得したアンケートを表示する。
入力部430は、例えば、タッチパネルやキーボード、マウス、二次元コードリーダーなどを含む。入力部430は、ユーザからの入力を受け付け、アンケートに対する回答情報をアンケート制御部450に出力する。
視聴制御部440は、例えば、表示制御部441と、視聴情報制御部442とを備える。表示制御部441は、通信部410を介して、番組を取得し、取得した番組を表示部420に表示させる。また、表示制御部441は、アンケート制御部450からアンケートを取得すると、取得したアンケートを表示部420に表示させる。
視聴情報制御部442は、表示制御部441から視聴情報を取得し、取得した視聴情報を視聴情報処理サーバ200に送信するように、通信部410を制御する。なお、視聴情報制御部442は、例えば、通信部410を介して、視聴情報処理サーバ200から、周期的に送信されてくる視聴情報の取得の要求を取得した時、表示制御部441から視聴情報を取得する。
アンケート制御部450は、通信部410を介して、アンケート生成サーバ300からアンケートを取得すると、取得したアンケートを表示制御部441に出力する。また、アンケート制御部450は、入力部430から回答情報を取得すると、取得した回答情報を、アンケート生成サーバ300に送信するように、通信部410を制御する。
記憶部460は、例えば、HDDやSSD、EEPROM、ROM、RAMを含む。記憶部460は、端末装置400のCPUが実行するプログラムやCPUの処理結果を格納する。なお、端末装置400がアンケート生成サーバ300や視聴情報処理サーバ200と視聴情報やアンケート、回答情報を送受信するための専用アプリケーションは、記憶部460に記憶されている。
[端末装置500の機能構成]
図16は、第1の実施形態における端末装置500の機能構成の一例を示すブロック図である。端末装置500は、例えば、通信部510と、表示部520と、入力部530と、表示制御部540と、アンケート制御部550と、記憶部560とを備える。
通信部510は、例えば、アンテナや変調部、符号化/復調部、アップ/ダウンコンバータなどを備え、ネットワークNW上の無線基地局やアクセスポイントとの間で無線通信を行う。また、通信部510は、端末装置500が有線通信を行うためのネットワークカードなどを含んでもよい。
表示部520は、例えば、液晶表示装置、あるいは、有機EL表示装置である。表示部520は、表示制御部540から取得したアンケートを表示する。
入力部530は、例えば、タッチパネルやキーボード、マウス、二次元コードリーダーなどを含む。入力部530は、ユーザからの入力を受け付け、アンケートに対する回答情報をアンケート制御部550に出力する。
表示制御部540は、アンケート制御部550からアンケートを取得すると、取得したアンケートを表示部520に表示させる。
アンケート制御部550は、通信部510を介して、アンケート生成サーバ300からアンケートを取得すると、取得したアンケートを表示制御部540に出力する。また、アンケート制御部550は、入力部530から回答情報を取得すると、取得した回答情報を、アンケート生成サーバ300に送信するように、通信部510を制御する。
記憶部560は、例えば、HDDやSSD、EEPROM、ROM、RAMを含む。記憶部560は、端末装置500のCPUが実行するプログラムやCPUの処理結果を格納する。なお、端末装置500がアンケート生成サーバ300や視聴情報処理サーバ200と視聴情報やアンケート、回答情報を送受信するための専用アプリケーションは、記憶部560に記憶されている。
[アンケート制御部380の動作に関するフローチャート]
図17は、第1の実施形態におけるアンケート制御部380の処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、設問群取得部381は、配信タイミング制御部370から設問群IDを取得する(ステップS400)。次に、設問群取得部381は、ステップS400で取得した設問群IDに基づいて、設問記憶部360から各種情報を取得する(ステップS410)。次に、ユーザ選択部382は、設問群IDに対応するコンテンツIDを視聴情報処理サーバ200に送信し、コンテンツIDに対応する視聴情報と、ユーザIDと端末IDの組み合わせとを取得する(ステップS420)。
次に、ユーザ選択部382は、ステップS420で取得したユーザIDに対応付けられたユーザ登録情報を、ユーザ登録情報記憶部325から取得する(ステップS430)。次に、ユーザ選択部382は、ステップS420で取得した視聴情報の中から、ステップS410で取得した設問の一群に関する情報に含まれる回答条件を満たすユーザを選択する処理を行う(ステップS440;図18)。
次に、設問割当部383は、ステップS440で選択されたユーザ毎に、ステップS460〜S480の処理を繰り返し実行する(ステップS450)。まず、設問割当部383は、設問割当処理を行う(ステップS460;図20)。次に、アンケート生成部384は、ステップS460で割り当てられた設問を結合し、アンケートを生成する(ステップS470)。次に、送信制御部385は、ステップS470でアンケート生成部384が生成したアンケートを、視聴情報に含まれる端末IDに基づいて、端末装置400、端末装置500に送信する(ステップS480)。
なお、制御部380は、アンケートの生成を、ユーザ毎に生成する以外に、ユーザの視聴情報から視聴状況を類型化(後述する図18のステップS510を参照)し、類型化された視聴状況毎にアンケートを作成してもよい。
[ユーザ選択部382の動作に関するフローチャート]
図18は、第1の実施形態におけるユーザ選択部382が回答条件を満たすユーザを選択する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図18のフローチャートの処理は、図17のステップS440の処理の内容を詳細に示すものである。ユーザ選択部382は、図17に示されるステップS420で取得したユーザID毎に、ステップS510からステップS540の動作を繰り返し実行する(ステップS500)。
まず、ユーザ選択部382は、視聴情報から視聴状況を類型化する(ステップS510)。ユーザ選択部382は、例えば、視聴情報に基づいて、ユーザによる番組の視聴が、「番組を全て視聴した」、「番組を途中まで視聴した」、「番組を途中から視聴した」、「途中だけ視聴した」、「番組を視聴していない(未視聴)」、のいずれに該当するかを判定する。
ユーザ選択部382は、例えば、番組を所望の時間的サイズで区切った各区間を視聴したか否かに基づいて、視聴状況を類型化する。ユーザ選択部382は、例えば、全ての区間を視聴していれば「番組を全て視聴した」と判定し、先頭区間から番組途中の区間まで視聴していれば「番組を途中まで視聴した」、番組途中の区間から最後の区間まで視聴していれば「番組を途中から視聴した」、先頭区間も最後の区間も視聴しておらず、途中の区間のみ視聴していれば「途中だけ視聴した」と判定する。
ユーザ選択部382は、例えば、各区間を視聴したか否かの判定を、各区間に対する視聴時間が、所定の時間(閾値)Aを超えているか否かによって行う。所定の時間Aとは、例えば、各区間に対応する放送時間のうちの80%に相当する時間である。また、ユーザ選択部382は、各区間の先頭及び末尾に所定の時間Bを設定し、先頭及び末尾に設定された所定の時間Bを視聴していれば、当該区間を全て視聴したと判定してもよいし、さらに先頭及び末尾の間に中間点を設定し、先頭と末尾と中間点とに設定された所定の時間Bを視聴していれば、当該区間を全て視聴したと判定してもよい。また、ユーザ選択部382は、各区間にコア時間を設定し、コア時間を全て視聴していれば、当該区間を全て視聴したと判定してもよい。コア時間とは、各区間内を分割したときの、区間を設定したものが最も視聴して欲しいと考えている一部分である。
図19は、第1の実施形態におけるユーザ選択部382が、視聴情報に基づいて、ユーザの視聴状況を類型化するための基準の一例を説明するための図である。図19には、時間軸tが描かれており、時間軸t上に、番組放送時間allを示す区間が描かれている。また、番組放送時間allは、3つの区間に分割されており、番組の序盤を表す区間a、番組の中盤を表す区間b、番組の終盤を表す区間cとそれぞれを称する。区間a、区間b、区間cは、例えば、区間aを番組開始時刻から番組放送時間の2割が経過した時刻まで、区間bを区間aの終端時刻から番組放送時間の8割が経過した時刻まで、区間cを領域bの終端時刻から番組終了時刻までと定義する。なお、区間a、区間b、区間cは、予め番組に対して任意の時刻を用いて設定されており、その設定が当該番組の放送データに含まれていてもよい。
ユーザ選択部382は、視聴状況scを、区間a、区間b、区間cごとに視聴情報から算出される視聴していたと考えられる端末視聴時間(端末装置400が当該番組を表示していた時間)が、選択条件slのいずれを満たすかを判定する。ユーザ選択部382は、端末視聴時間が図中の矢印s−1で表されるように、区間a〜cまで全域に及んでいる場合、視聴情報を、視聴状況scの1)「番組を全て視聴していた」と類型化する。ユーザ選択部382は、端末視聴時間が図中の矢印s−2で表されるように、区間aから区間bの途中までに及んでおり、矢印ns−2で表されるように区間bの途中から区間cにかけて端末装置400が当該番組を視聴していない時間であった場合、視聴情報を、視聴状況scの2)「番組を途中まで視聴していた」と類型化する。
ユーザ選択部382は、端末視聴時間が図中の矢印s−3で表されるように区間bの途中から区間cにかけて及んでおり、矢印ns−2で表されるように区間aから区間bの途中にかけて端末装置400が当該番組を視聴していない時間であった場合、視聴情報を、視聴状況scの3)「番組を途中から視聴していた」と類型化する。ユーザ選択部382は、端末視聴時間が図中の矢印s−4で表されるように区間bのみに及んでおり、矢印ns−4で表されるように区間a、区間cに関して端末装置400が当該番組を視聴していない時間であった場合、視聴情報を、視聴状況scの4)「番組を途中だけ視聴していた」と類型化する。ユーザ選択部382は、区間a〜cまでの全てに関して端末装置400が当該番組を視聴していない時間であった場合、視聴情報を、視聴状況scの5)「番組を視聴していない」と類型化する。以上のようにして、ユーザ選択部382は、視聴情報に基づいて、端末装置400のユーザの視聴状況を類型化する。なお、ユーザ選択部382は、視聴状況scの1)〜4)に該当しないものをすべて視聴状況scの5)に分類するものとしてもよい。このようにして、ユーザ選択部382は、視聴情報から視聴状況を類型化する。
図18に戻る。次に、ユーザ選択部382は、ステップS510で類型化した視聴状況が、設問の一群に関する情報に含まれる回答条件の一つである視聴状況条件を満たしているか否かを判定する(ステップS520)。視聴状況条件を満たしている場合(ステップS520−Yes)、ユーザ選択部382は、ステップS530に遷移する。視聴状況条件を満たしていない場合(ステップS520−No)、ユーザ選択部382は、次のユーザについてステップS510の処理を実行する。
次に、ユーザ選択部382は、図17に示されるステップS430で取得したユーザ登録情報に含まれるユーザの属性情報が、設問の一群に関する情報に含まれる回答条件の一つである属性条件を満たしているか否かを判定する(ステップS530)。属性情報が属性条件を満たしている場合(ステップS530−Yes)、ユーザ選択部382は、現在選択されているユーザIDを、アンケートの配信先として決定する(ステップS540)。一方、属性情報が属性条件を満たしていない場合(ステップS530−No)、ユーザ選択部382は、次のユーザIDについてステップS510の処理を実行する。
[設問割当部383の動作を説明するフローチャート]
図20は、第1の実施形態におけるユーザ選択部382が、図17のS460で実行するアンケート生成処理の動作の一例を説明するフローチャートである。まず、設問割当部383は、アンケートの生成対象となっている設問群IDに含まれる設問ID毎に、ステップS610からステップS630を繰り返し実行する(ステップS600)。
まず、設問割当部383は、図17で示されるステップS440でユーザ選択部382が選択したユーザIDが、設問に関する情報に含まれる回答条件に含まれる視聴状況条件を満たしているか否かを判定する(ステップS610)。視聴状況が視聴状況条件を満たしている場合(ステップS610−Yes)、設問割当部383は、設問IDが示す設問を、現在選択されているユーザIDのユーザに対するアンケートに割り当てる(ステップS620)。一方、視聴状況が視聴状況条件を満たしていない場合(ステップS610−No)、設問割当部383は、次の設問IDに対してステップS610の処理を実行する。
このように、第1の実施形態におけるアンケート生成システム1では、アンケート生成サーバ300が、端末装置400の視聴情報を取得し、ユーザの視聴状況に基づいて、ユーザの選択および適切な設問の割り当てを行う。この結果、アンケート生成サーバ300は、ユーザのより詳細な視聴状況に応じたアンケートを生成し、配信することができる。また、アンケート生成サーバ300は、ユーザの属性に基づいて、ユーザの選択および適切な設問の割り当てを行うため、ユーザの属性に応じた好適なアンケートを生成し、配信することができる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態(第1の実施形態の変形例)について詳細に説明する。全体の構成については、図1、図9、図10、図15、及び図16を援用し、同じ機能部に対して同一の符号を付して説明を省略する。第2の実施形態におけるアンケート生成サーバ300は、通信部310を介して、所定の周期で視聴情報処理サーバ200から視聴情報とユーザIDと端末IDとの組み合わせを読み込む。所定の周期は、例えば、数秒程度である。そして、アンケート生成サーバ300は、視聴情報を参照し、アンケートを生成して送信するタイミングを決定する。具体的には、アンケート生成サーバ300は、ユーザが視聴中のチャンネル(放送局)の切り替わりや、視聴の終了を視聴情報から判断し、これらのタイミングで、アンケートを生成して送信する。なお、アンケート生成サーバ300は、視聴情報処理サーバ200から視聴情報を、送信要求を送信したことに対する応答として取得してもよいし、視聴情報処理サーバ200が自発的に送信するものを受信してもよい。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態(第1の実施形態の変形例)について詳細に説明する。全体の構成については、図1、図9、図10、図15、及び図16を援用し、同じ機能部に対して同一の符号を付して説明を省略する。第3の実施形態におけるアンケート生成サーバ300は、視聴情報処理サーバ200から視聴情報を読み込む。アンケート生成サーバ300は、読み込んだ視聴情報に所定の条件を満たす端末装置の動作が含まれていた場合、当該端末装置のユーザに対してアンケートを生成し、生成したアンケートを送信する。所定の条件を満たす端末装置の動作は、例えば、視聴している放送局を変える、電源をOFFにする、電源をONにするなどである。
設問群取得部381は、第1の実施形態における動作に加えて、通信部310を介して、所定の周期で視聴情報処理サーバ200から視聴情報とユーザIDと端末IDの組み合わせとを読み込む。所定の周期は、例えば、数秒程度である。設問群取得部381は、読み込んだ視聴情報から、所定の条件を満たす端末装置の動作が含まれている視聴情報とユーザIDと端末IDの組み合わせを抽出する。設問群取得部381は、抽出した視聴情報に含まれるコンテンツIDに対応付けられた設問群IDと、設問群IDに対応付けられた各種情報を、設問記憶部360から取得する。
このようにして、アンケート生成サーバ300は、視聴情報処理サーバ200から視聴情報を読み込む。アンケート生成サーバ300は、読み込んだ視聴情報に所定の条件を満たす端末装置の動作が含まれていた場合、当該端末装置のユーザに対してアンケートを生成し、生成したアンケートを送信する。従って、アンケート生成サーバ300は、ユーザの視聴情報に基づいて、アンケートの生成・送信のタイミングを決定し、決定したタイミングに基づいて、アンケートを端末装置400、端末装置500に送信することができる。
<第4の実施形態>
以下、第4の実施形態について詳細に説明する。全体の構成については、図1、図9、図10、図15、及び図16を援用し、同じ機能部に対して同一の符号を付して説明を省略する。第4の実施形態におけるアンケート生成サーバ300は、アンケートの生成・送信を、番組終了時ではなく、端末装置400、端末装置500のユーザによって端末装置ごとに設定されたタイミングで行う。
図21は、第4の実施形態におけるアンケート生成サーバ300の機能構成の一例を示すブロック図である。アンケート生成サーバ300は、例えば、通信部310と、ユーザ登録情報制御部320と、ユーザ登録情報記憶部325と、放送データ取得部340と、放送データ記憶部345と、回答情報取得部350と、回答情報記憶部355と、設問記憶部360と、端末要求制御部375と、アンケート制御部380とを備える。
後述するように、第4の実施形態に係る端末装置400は、ユーザが設定したタイミングでコンテンツIDおよび端末IDをアンケート生成サーバ300に送信する。また、第4の実施形態に係る端末装置500は、ユーザが設定したタイミングで端末IDおよびコンテンツID(ユーザが設定していた場合のみ)をアンケート生成サーバ300に送信する。
端末要求制御部375は、通信部310を介して、端末装置400からはコンテンツIDと端末IDを、端末装置500からは端末IDを取得する。そして、端末要求制御部375は、端末装置400から取得したコンテンツIDに対応付けられた設問群IDを、設問記憶部360から取得する。また、端末要求制御部375は、端末装置500から取得した端末IDに対応するコンテンツIDを視聴情報処理サーバ200から取得し、取得したコンテンツIDに対応付けられた設問群IDを、設問記憶部360から取得する。そして、端末要求制御部375は、設問記憶部360から取得した設問群IDと、端末装置400、端末装置500から取得した端末IDとコンテンツID(端末装置500の場合、視聴情報処理サーバ200から取得)との組み合わせを、アンケート制御部380aに出力する。
アンケート制御部380aは、例えば、設問群取得部381aと、ユーザ判定部382aと、設問割当部383aと、アンケート生成部384と、送信制御部385とを備える。設問群取得部381aは、端末要求制御部375から設問群IDと端末IDとコンテンツIDとの組み合わせを取得すると、取得した設問群IDに対応付けられた各種情報を、設問記憶部360から取得する。
ここで、図22は、設問記憶部360が記憶するテーブルt360−1aの一例を示す図である。テーブルt360−1aは、図11に示されるテーブルt360−1と比較すると、配信タイミングのデータが省かれている。
ユーザ判定部382aは、テーブルt360−1aを用いて、ユーザが、設問群IDから生成されるアンケートに回答可能か否かを判定する。まず、ユーザ判定部382aは、設問群取得部381aが端末装置400から受信したコンテンツIDと端末IDとの組み合わせを視聴情報処理サーバ200に送信し、視聴情報処理サーバ200から、コンテンツIDと端末IDの組み合わせに対応する視聴情報と、ユーザIDと端末IDの組み合わせとを、通信部310を介して取得する(図5参照)。また、ユーザ判定部382aは、端末装置500から、端末IDとともにコンテンツIDも送信されていれば、端末装置400からコンテンツIDと端末IDとの組み合わせを受信した場合と同様の動作を行う。一方、ユーザ判定部382aは、端末装置500から、端末IDとともにコンテンツIDが送信されていなければ、端末装置500が端末IDを送信した直前に、端末装置500のユーザが視聴していたコンテンツのコンテンツIDを、視聴情報処理サーバ200から取得する。そして、ユーザ判定部382aは、コンテンツIDと端末IDとの組み合わせを視聴情報処理サーバ200に送信し、視聴情報処理サーバ200から、コンテンツIDと端末IDの組み合わせに対応する視聴情報と、ユーザIDと端末IDの組み合わせとを、通信部310を介して取得する。
次に、ユーザ判定部382aは、取得したユーザIDに対応付けられたユーザ登録情報を、ユーザ登録情報記憶部325から取得する。そして、ユーザ判定部382aは、テーブルt360―1において、ユーザID毎の視聴情報と、ユーザ登録情報に含まれるユーザID毎の各種属性を参照して、そのユーザが、その設問群IDに対応する回答条件を満たすか否か判定する。係る回答条件の判定については、第1の実施形態と同様であってよい。ここで、回答条件を満たすと判定されたユーザが、アンケートに回答可能なユーザである。このように、ユーザ判定部382aは、第1の実施形態におけるユーザ選択部382のように、複数のユーザに対応する視聴情報から、回答条件を満たすユーザを選択するのではなく、特定のユーザに対応する視聴情報に基づいて、当該特定のユーザが回答条件を満たすユーザか否かを判定する。
設問割当部383aは、テーブルt360―2を用いて、ユーザへのアンケートに対して個別の設問を含めるかどうかを決定する。まず、設問割当部383aは、ユーザ判定部382aがアンケートに回答可能と判定したユーザが、テーブルt360―2における設問ID毎の回答条件を満たすか否かを判定し、回答条件を満たす設問を、そのユーザに配信するアンケートに割り当てる。係る設問の割り当てについては、第1の実施形態と同様であってよい。
図23は、第4の実施形態における端末装置400の機能構成の一例を示すブロック図である。端末装置400は、例えば、通信部410と、表示部420と、入力部430と、視聴制御部440と、アンケート制御部450と、記憶部460と、端末設定制御部470とを備える。
端末設定制御部470は、入力部430からユーザの入力を受け付け、ユーザが回答したいコンテンツとして入力したコンテンツのコンテンツID、直前に視聴していたコンテンツのコンテンツID、或いはチャンネル(視聴中の放送局)がそのままである場合にこれから視聴されるコンテンツのコンテンツIDと、自装置の端末IDとの組み合わせを、ユーザが設定した受信したいタイミングの時刻に、アンケート生成サーバ300に送信する。端末設定制御部470は、ユーザが回答したいコンテンツとして入力したコンテンツのコンテンツIDを、優先的に送信する。また、端末設定制御部470は、直前に視聴していたコンテンツのコンテンツIDを送信するか、チャンネルがそのままである場合にこれから視聴されるコンテンツのコンテンツIDを送信するかを、ユーザの設定に従って決定する。
ここで、端末設定制御部470が、コンテンツIDと端末IDの組み合わせを、アンケート生成サーバ300に送信するタイミングについて、より詳細に説明する。図24は、端末設定制御部470が、コンテンツIDと端末IDの組み合わせを、アンケート生成サーバ300に送信するタイミングの一例を説明するための図である。図24には、時間軸tが描かれており、時間軸t上に、ある番組の番組放送時間allを示す区間が描かれている。番組放送時間allに描かれている点は、それぞれタイミングtg1からタイミングtg5である。このタイミングtg1からタイミングtg5は、端末装置のユーザが端末設定制御部470に設定した送信タイミングであり、コンテンツIDと端末IDの組み合わせをアンケート生成サーバ300に送信するタイミングを表している。
端末設定制御部470は、例えば、端末装置400の電源をONにした時(タイミングtg1)、端末装置400で現在視聴している番組を変更した時(タイミングtg2及びタイミングtg3)、ユーザが設定した任意の時刻(タイミングtg4)、端末装置400の電源をOFFにした時(タイミングtg5)に、アンケートの配信の要求をアンケート生成サーバ300に送信するように、通信部410を制御する。ここで、図24中のOUTは、タイミングtg2の直前まで視聴していた番組のコンテンツIDを、アンケート生成サーバ300に送信するコンテンツIDとして選択したことを示している。従って、端末設定制御部470は、タイミングtg2に、タイミングtg2の直前まで視聴していた番組のコンテンツIDを、自装置の端末IDとともにアンケート生成サーバ300に送信するように、通信部410を制御する。なお、ユーザが設定した任意の時刻であるタイミングtg4は、ユーザが所望の時刻であればいつでもよく、例えば、ユーザが今すぐにアンケートを配信して欲しいと所望した場合も含まれるものとする。
また、図24中のINは、タイミングtg3の直後に視聴している番組のコンテンツIDを、アンケート生成サーバ300に送信するコンテンツIDとして選択したことを示している。従って、端末設定制御部470は、タイミングtg3に、タイミングtg3の直後に視聴している番組のコンテンツIDを、自装置の端末IDとともにアンケート生成サーバ300に送信するように、通信部410を制御する。
図25は、第4の実施形態における端末装置500の機能構成の一例を示すブロック図である。端末装置500は、例えば、通信部510と、表示部520と、入力部530と、表示制御部540と、アンケート制御部550と、記憶部560と、端末設定制御部570とを備える。端末設定制御部570は、入力部530からユーザの入力を受け付けた際、コンテンツIDが入力されていれば、そのコンテンツIDと、自装置の端末IDとの組み合わせを、ユーザが設定した受信したいタイミングの時刻に、アンケート生成サーバ300に送信する。端末設定制御部570は、コンテンツIDが入力されていなければ、端末IDのみを、アンケート生成サーバ300に送信する。
図26は、第4の実施形態における端末装置400、端末装置500と二つのサーバとのアンケートの生成・回答に関する動作の一例を説明するシーケンス図である。なお、図26において、端末装置400と端末装置500は、同様の動作をするものとし、一つのブロックで表した。以下のシーケンス図の説明では、端末装置400、端末装置500を、単に端末装置と称す。まず、端末装置は、ユーザからの入力を受け付け、自装置の端末IDとコンテンツIDの組み合わせを、アンケート生成サーバ300に送信するタイミングを設定する(ステップS700)。
次に、端末装置は、ユーザによって設定されたタイミングで、自装置の端末IDとコンテンツIDの組み合わせをアンケート生成サーバ300に送信する(ステップS710)。次に、アンケート生成サーバ300は、端末装置から取得したコンテンツIDと端末IDの組み合わせを、視聴情報処理サーバ200に送信する(ステップS720)。次に、視聴情報処理サーバ200は、取得したコンテンツIDに対応付けられた視聴情報と、視聴情報に含まれる端末IDを用いて端末登録情報を検索することで取得されるユーザIDと端末IDの組み合わせとを、アンケート生成サーバ300に送信する(ステップS730)。視聴情報と、ユーザIDと端末IDの組み合わせを取得すると、アンケート生成サーバ300は、視聴情報に基づいて、ユーザの視聴状況に応じたアンケートを生成する(ステップS740)。
そして、アンケート生成サーバ300は、ステップS740で生成したアンケートを、ユーザIDに対応付けられた端末IDを用いて、端末装置400に送信する(ステップS750)。次に、端末装置400は、アンケート生成サーバ300から取得したアンケートを表示し、表示したアンケートに対するユーザからの入力を受け付け、回答情報を生成する(ステップS760)。次に、端末装置400は、ステップS760で生成した回答情報を、アンケート生成サーバ300に送信する(ステップS770)。アンケート生成サーバ300は、端末装置400から取得した回答情報を、記憶部に記憶させる(ステップS780)。
図27は、第4の実施形態におけるアンケート制御部380aの動作の一例を説明するフローチャートである。まず、設問群取得部381aは、端末要求制御部375から、設問群IDと端末IDとコンテンツIDとの組み合わせを取得する(ステップS800)。次に、設問群取得部381aは、ステップS800で取得した設問群IDに基づいて、設問記憶部360から各種情報を取得する(ステップS810)。次に、ユーザ判定部382aは、設問群IDに対応するコンテンツIDを視聴情報処理サーバ200に送信し、コンテンツIDに対応する視聴情報と、ユーザIDと端末IDの組み合わせとを取得する(ステップS820)。
次に、ユーザ判定部382aは、ステップS820で取得したユーザIDに対応付けられたユーザ登録情報を、ユーザ登録情報記憶部325から取得する(ステップS830)。次に、ユーザ判定部382aは、視聴情報から視聴状況を類型化する(ステップS840)。次に、ユーザ判定部382aは、ステップS840で類型化した視聴状況が、テーブルt360−1aに含まれる回答条件の一つである視聴状況条件を満たしているか否かを判定する(ステップS850)。視聴状況条件を満たしていない場合(ステップS850−No)、ユーザ判定部382aは、回答可能なアンケートが存在しないことを示す情報を、視聴情報に含まれる端末IDに基づいて、端末装置400、端末装置500に送信する(ステップS920)。
視聴状況条件を満たしている場合(ステップS850−Yes)、ユーザ判定部382aは、ステップS830で取得したユーザ登録情報に含まれるユーザの属性情報が、設問の一群に関する情報に含まれる回答条件の一つである属性条件を満たしているか否かを判定する(ステップS860)。属性情報が属性条件を満たしていない場合(ステップS860−No)、ユーザ判定部382aは、回答可能なアンケートが存在しないことを示す情報を、視聴情報に含まれる端末IDに基づいて、端末装置400、端末装置500に送信する(ステップS920)。属性情報が属性条件を満たしている場合(ステップS860−Yes)、設問割当部383aは、ステップS810で設問群取得部381aが取得したテーブルt360−2に含まれる設問ID毎に、ステップS880からステップS890の処理を繰り返し実行する(ステップS870)。
まず、設問割当部383aは、ステップS840でユーザ判定部382aが選択した視聴状況が、設問に関する情報に含まれる回答条件に含まれる視聴状況条件を満たしているか否かを判定する(ステップS880)。視聴状況が視聴状況条件を満たしていない場合(ステップS880−No)、設問割当部383aは、次の設問に対してステップS880の処理を実行する。視聴状況が視聴状況条件を満たしている場合(ステップS880−Yes)、設問割当部383aは、設問IDが示す設問を、現在選択されているユーザIDのユーザに対するアンケートに割り当てる(ステップS890)。
次に、アンケート生成部384は、ステップS890で割り当てられた設問を結合し、アンケートを生成する(ステップS900)。次に、送信制御部385は、ステップS900でアンケート生成部384が生成したアンケートを、視聴情報に含まれる端末IDに基づいて、端末装置400、端末装置500に送信する(ステップS910)。
このようにして、第4の実施形態におけるアンケート生成システム1は、アンケート生成サーバ300が、端末装置400、端末装置500から端末要求を取得することで、端末装置ごとにユーザによって設定されたタイミングで設問の一群から設問を抽出することができるので、第1の実施形態と同様の効果を得られるだけではなく、ユーザが、自ら好んだタイミングでアンケートを受信することができる。
ここで、図28は、ユーザによって設定されたタイミングと、タイミングに対応付けられる一般的な設問の内容と、当該設問の目的との組み合わせの一覧である。第4の実施形態におけるアンケート生成システム1をアンケート配信に利用する者は、例えば、図28に示されるような組み合わせで、アンケートが配信されるので、ユーザの利用方法と対応付けた設問の目的を念頭に置いた情報収集が、アンケート生成システム2を利用することで可能となる。
<第5の実施形態>
以下、第5の実施形態について詳細に説明する。全体の構成については、図1、図10、図9、図15、図16、図21、図23、及び図25を援用し、同じ機能部に対して同一の符号を付して説明を省略する。第5の実施形態におけるアンケート生成システム3は、第1の実施形態におけるアンケート生成システム1と、第4の実施形態におけるアンケート生成システム3との組み合わせである。
図29は、第5の実施形態におけるアンケート生成サーバ300の機能構成の一例を示すブロック図である。アンケート生成サーバ300は、例えば、通信部310と、ユーザ登録情報制御部320と、ユーザ登録情報記憶部325と、放送データ取得部340と、放送データ記憶部345と、回答情報取得部350と、回答情報記憶部355と、設問記憶部360と、配信タイミング制御部370と、端末要求制御部375bと、アンケート制御部380bとを備える。
配信タイミング制御部370は、第1の実施形態における配信タイミング制御部370と同様の動作を行う。また、端末要求制御部375bは、第4の実施形態における端末要求制御部375と同様の動作を行う。アンケート制御部380bは、配信タイミング制御部370と端末要求制御部375bの双方の指示に応じて、アンケートの生成および送信を行う。但し、アンケート制御部380bは、ユーザが入力したアンケートの配信の要求を優先させる情報と端末IDの組み合わせを、端末装置から受信した場合、配信タイミング制御部370を停止させる。
アンケート制御部380bは、例えば、設問群取得部381bと、ユーザ選択部382bと、設問割当部383bと、アンケート生成部384と、送信制御部385とを備える。
設問群取得部381bは、第1の実施形態の設問群取得部381の動作と、第4の実施形態の設問群取得部381aの動作とを併せて行う。
ユーザ選択部382bは、配信タイミング制御部370からの指示に対しては、第1の実施形態のユーザ選択部382と同様の動作を行い、端末要求制御部375bからの指示対しては、第4の実施形態のユーザ判定部382aと同様の動作を行う。
設問割当部383bは、第1の実施形態の設問割当部383の動作と、第4の実施形態の設問割当部383aの動作とを併せて行う。
図30は、第5の実施形態における端末装置400の機能構成の一例を示すブロック図である。端末装置400は、例えば、通信部410と、表示部420と、入力部430と、視聴制御部440と、アンケート制御部450と、記憶部460と、端末設定制御部470bとを備える。
端末設定制御部470bは、第4の実施形態の端末設定制御部470の動作に加えて、以下の動作を行う。入力部430からユーザの入力を受け付け、アンケートを取得するタイミングに対して、ユーザが設定したタイミングを優先する設定にされると、アンケートの配信の要求を優先させる情報と、自装置の端末IDとの組み合わせを、アンケート生成サーバ300に送信するように、通信部410を制御する。
図31は、第5の実施形態における端末装置500の機能構成の一例を示すブロック図である。端末装置500は、例えば、通信部510と、表示部520と、入力部530と、表示制御部540と、アンケート制御部550と、記憶部560と、端末設定制御部570bとを備える。端末設定制御部570bは、端末設定制御部470bと同様の動作を行うので、詳細な説明を省略する。
このように、第5の実施形態におけるアンケート生成システム3は、第1の実施形態のアンケート生成システム1の動作と、第4の実施形態のアンケート生成システム3の動作を併せて行うため、第1の実施形態及び第4の実施形態におけるアンケート生成システム1と同様の効果を得ることができる。また、アンケート制御部380bは、ユーザが入力したアンケートの配信の要求を優先させる情報と端末IDの組み合わせを取得すると、配信タイミング制御部370を停止させるので、多くのアンケートが受信されてユーザが煩わしさを覚えるのを防止することができる。
<第6の実施形態>
以下、第6の実施形態について詳細に説明する。全体の構成については、図9、図29、図30、及び図31を援用し、同じ機能部に対して同一の符号を付して説明を省略する。第6の実施形態におけるアンケート生成システム4は、第5の実施形態におけるアンケート生成システム3の変形例である。アンケート生成システム4は、テーブルt360−1に格納された配信タイミングが、番組終了時だけではなく、設問の一群の生成者や、アンケート生成サーバ300の管理者などによって設定された任意の配信タイミングをも含めた配信タイミングによって、アンケートの送信を行う。
ここで、第6の実施形態における配信タイミングについて、より詳細に説明する。図32は、第6の実施形態における配信タイミングの一例を説明する図である。図32には、時間軸tが描かれており、時間軸t上に、ある番組の番組放送時間allを示す区間が描かれている。番組放送時間allに描かれている点は、それぞれ、設問の一群の生成者やアンケート生成サーバ300の管理者などが、設問の一群に関する情報に登録したタイミングatg1からタイミングatg7である。
配信タイミング制御部370は、番組開始前時(タイミングatg1)、番組開始直前(タイミングatg2)、番組開始直後(タイミングatg3)、放送中の任意のタイミング(タイミングatg4)、番組終了直前(タイミングatg5)、番組終了直後(タイミングatg6)、番組終了後(タイミングatg7)のうちいずれかの中から登録されたタイミングで、設問の一群に関する情報に含まれる設問群IDを、アンケート制御部380に出力する。放送中の任意のタイミングとは、例えば、特定のシーンやコーナーの終了時や、CM開始直後、特定の出演者が出た時刻である。
このように、第6の実施形態におけるアンケート生成システム4は、配信タイミング制御部370が、設問の一群の生成者やアンケート生成サーバ300の管理者などが登録した配信タイミングによって、アンケートの配信を行うので、第1の実施形態又は第5の実施形態よりも、効果的なアンケートによる情報収集を行うことができる。ここで、図33は、配信タイミングと、配信タイミングに対応付けられる一般的な設問の内容、当該設問の目的の一覧の一例である。第6の実施形態におけるアンケート生成システム4をアンケート配信に利用する者は、例えば、図33に示されるような組み合わせで、配信タイミングを設定するので、より多様な設問の目的を念頭に置いた情報収集が、アンケート生成システム4を利用することで可能となる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
<ハードウェア構成など>
なお、上述した各実施形態のアンケート生成システムの各機能部の処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、アンケート生成システムに係る上述した種々の処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operation System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
(1)本発明の一態様は、ユーザが端末装置を通して視聴したコンテンツの視聴情報であって、コンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報を取得する取得部と、前記取得された視聴情報とユーザとの対応付けに基づいて、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを生成する生成部と、を備えるアンケート生成装置である。
(2)また、本発明の他の態様は、(1)に記載のアンケート生成装置であって、前記取得部は、前記端末装置を識別する端末識別情報が付与された視聴情報と、前記視聴情報に付与された端末識別情報と前記ユーザを識別するユーザ識別情報とを対応付けた情報とを取得し、前記生成部は、前記端末識別情報と前記ユーザ識別情報とを対応付けた情報を参照し、前記視聴情報と前記ユーザとを対応付ける、アンケート生成装置である。
(3)また、本発明の他の態様は、(1)又は(2)に記載のアンケート生成装置であって、前記生成部は、前記取得された視聴情報に対応するユーザから、各ユーザに対応する視聴情報に基づき、アンケートを生成する対象となるユーザを選択するユーザ選択部と、各ユーザに対応する視聴情報に基づき、各ユーザに対するアンケートに設問群から設問を割り当てる設問割当部と、を備えるアンケート生成装置である。
(4)また、本発明の他の態様は、(3)に記載のアンケート生成装置であって、前記ユーザ選択部は、前記視聴情報に基づいて、前記コンテンツの全てを視聴したユーザであるか、前記コンテンツの一部を視聴したユーザであるかに基づいて、前記アンケートを生成する対象となるユーザを選択する、アンケート生成装置である。
(5)また、本発明の他の態様は、(3)又は(4)に記載のアンケート生成装置であって、前記設問割当部は、前記視聴情報に基づいて、前記コンテンツの全てを視聴したユーザであるか、前記コンテンツの一部を視聴したユーザであるかに基づいて、各ユーザに対するアンケートに設問群から設問を割り当てる、アンケート生成装置である。
(6)また、本発明の他の態様は、(2)、(2)を引用する(3)、(4)、(5)のうちいずれか一項に記載のアンケート生成装置であって、前記生成部は、前記ユーザ識別情報に対応付けられた属性情報に基づいて、前記アンケートを生成する、アンケート生成装置である。
(7)また、本発明の他の態様は、(1)又は(2)に記載のアンケート生成装置であって、前記端末装置から、アンケートの送信要求を受信したときに、送信元の端末装置を使用するユーザの視聴情報に基づいて、前記送信元の端末装置のユーザが前記アンケートを生成する対象となるユーザか否かを判定するユーザ判定部を備え、前記生成部は、前記ユーザ判定部により前記アンケートを生成する対象となるユーザであると判定されたユーザに対して、前記アンケートを生成する、アンケート生成装置である。
(8)また、本発明の他の態様は、(1)から(7)のうちいずれか一項に記載のアンケート生成装置であって、前記生成部が生成したアンケートを外部に送信する送信部、を備えるアンケート生成装置である。
(9)また、本発明の他の態様は、(8)に記載のアンケート生成装置であって、前記取得された視聴情報に基づいて、前記送信部が前記アンケートを送信するタイミングを決定する制御部、を備えるアンケート生成装置である。
(10)また、本発明の他の態様は、(8)に記載のアンケート生成装置であって、前記生成部が生成するアンケートに対応付けられた送信タイミングを示す情報を参照し、前記送信タイミングに基づいて、前記アンケートを送信するように前記送信部を制御する制御部、を備えるアンケート生成装置である。
(11)また、本発明の他の態様は、(8)に記載のアンケート生成装置であって、前記端末装置から、前記アンケートを生成するタイミングを示す情報を取得し、取得したタイミングに基づいて、前記送信部が前記アンケートを送信するタイミングを決定する制御部、を備えるアンケート生成装置である。
(12)また、本発明の他の態様は、(11)のうちいずれか一項に記載のアンケート生成装置と、前記アンケート生成装置から受信したアンケートを表示する端末装置と、を備えるアンケート生成システムである。
(13)また、本発明の他の態様は、ユーザが自装置を用いて視聴したコンテンツの視聴情報であって、前記コンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報であり、自装置を識別する識別情報が付与された視聴情報を、アンケート生成装置に送信する視聴情報送信部と、前記アンケート生成装置から受信したアンケートであって、前記視聴情報に基づいて生成され、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを表示する表示部と、を備える端末装置である。
(14)また、本発明の他の態様は、ユーザが端末装置を通して視聴したコンテンツの視聴情報であって、コンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報を取得し、前記取得された視聴情報とユーザとの対応付けに基づいて、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを生成する、アンケート生成方法である。
(15)また、本発明の他の態様は、コンピュータに、ユーザが端末装置を通して視聴したコンテンツの視聴情報であって、コンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報を取得させ、前記取得された視聴情報とユーザとの対応付けに基づいて、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを生成させる、アンケート生成プログラムである。
1、2、3、4・・・アンケート生成システム
150・・・放送データサーバ
200・・・視聴情報処理サーバ
210・・・通信部
220・・・端末登録情報制御部
230・・・端末登録情報記憶部
240・・・視聴情報制御部
250・・・視聴情報記憶部
300・・・アンケート生成サーバ
310・・・通信部
320・・・ユーザ登録情報制御部
325・・・ユーザ登録情報記憶部
340・・・放送データ取得部
345・・・放送データ記憶部
350・・・回答情報取得部
355・・・回答情報記憶部
360・・・設問記憶部
370・・・配信タイミング制御部
375、375b・・・端末要求制御部
380、380a、380b・・・アンケート制御部
381、381a、381b・・・設問群取得部
382、382b・・・ユーザ選択部
382a・・・ユーザ判定部
383、383a、383b・・・設問割当部
384・・・アンケート生成部
385・・・送信制御部
400・・・端末装置
410・・・通信部
420・・・表示部
430・・・入力部
440・・・視聴制御部
441・・・表示制御部
442・・・視聴情報制御部
450・・・アンケート制御部
460・・・記憶部
470、470b・・・端末設定制御部
500・・・端末装置
510・・・通信部
520・・・表示部
530・・・入力部
540・・・表示制御部
550・・・アンケート制御部
560・・・記憶部
570、570b・・・端末設定制御部

Claims (14)

  1. ユーザが端末装置を通して視聴したコンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報であって、前記端末装置を識別する端末識別情報が付与された前記視聴情報と、前記端末識別情報と前記ユーザを識別するユーザ識別情報との対応情報と、を取得する取得部と、
    前記対応情報を参照し、前記ユーザ識別情報と前記視聴情報との対応付けを行い、前記対応付けに基づいて、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを生成する生成部と、
    を備えるアンケート生成装置。
  2. 請求項1に記載のアンケート生成装置であって、
    前記生成部は、
    前記取得された視聴情報に対応するユーザから、各ユーザに対応する視聴情報に基づき、アンケートを生成する対象となるユーザを選択するユーザ選択部と、
    各ユーザに対応する視聴情報に基づき、各ユーザに対するアンケートに設問群から設問を割り当てる設問割当部と、
    を備えるアンケート生成装置。
  3. 請求項に記載のアンケート生成装置であって、
    前記ユーザ選択部は、前記視聴情報に基づいて、前記コンテンツの全てを視聴したユーザであるか、前記コンテンツの一部を視聴したユーザであるかに基づいて、前記アンケートを生成する対象となるユーザを選択する、
    アンケート生成装置。
  4. 請求項又はに記載のアンケート生成装置であって、
    前記設問割当部は、前記視聴情報に基づいて、前記コンテンツの全てを視聴したユーザであるか、前記コンテンツの一部を視聴したユーザであるかに基づいて、各ユーザに対するアンケートに設問群から設問を割り当てる、
    アンケート生成装置。
  5. 請求項1から4のうちいずれか一項に記載のアンケート生成装置であって、
    前記生成部は、前記ユーザ識別情報に対応付けられた属性情報に基づいて、前記アンケートを生成する、
    アンケート生成装置。
  6. 請求項1に記載のアンケート生成装置であって、
    前記端末装置から、アンケートの送信要求を受信したときに、送信元の端末装置を使用するユーザの視聴情報に基づいて、前記送信元の端末装置のユーザが前記アンケートを生成する対象となるユーザか否かを判定するユーザ判定部を備え、
    前記生成部は、前記ユーザ判定部により前記アンケートを生成する対象となるユーザであると判定されたユーザに対して、前記アンケートを生成する、
    アンケート生成装置。
  7. 請求項1からのうちいずれか一項に記載のアンケート生成装置であって、
    前記生成部が生成したアンケートを外部に送信する送信部、
    を備えるアンケート生成装置。
  8. 請求項に記載のアンケート生成装置であって、
    前記取得された視聴情報に基づいて、前記送信部が前記アンケートを送信するタイミングを決定する制御部、
    を備えるアンケート生成装置。
  9. 請求項に記載のアンケート生成装置であって、
    前記生成部が生成するアンケートに対応付けられた送信タイミングを示す情報を参照し、前記送信タイミングに基づいて、前記アンケートを送信するように前記送信部を制御する制御部、
    を備えるアンケート生成装置。
  10. 請求項に記載のアンケート生成装置であって、
    前記端末装置から、前記アンケートを生成するタイミングを示す情報を取得し、取得したタイミングに基づいて、前記送信部が前記アンケートを送信するタイミングを決定する制御部、
    を備えるアンケート生成装置。
  11. 請求項1から1のうちいずれか一項に記載のアンケート生成装置と、
    前記アンケート生成装置から受信したアンケートを表示する端末装置と、
    を備えるアンケート生成システム。
  12. ユーザが自装置を用いて視聴したコンテンツの視聴情報であって、前記コンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報であり、自装置を識別する識別情報が付与された視聴情報を、アンケート生成装置に送信する視聴情報送信部と、
    前記アンケート生成装置から受信したアンケートであって、前記視聴情報に基づいて生成され、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを表示する表示部と、
    を備える端末装置。
  13. ユーザが端末装置を通して視聴したコンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報であって、前記端末装置を識別する端末識別情報が付与された前記視聴情報と、前記端末識別情報と前記ユーザを識別するユーザ識別情報との対応情報と、を取得し、
    前記対応情報を参照し、前記ユーザ識別情報と前記視聴情報との対応付けを行い、前記対応付けに基づいて、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを生成する、
    アンケート生成方法。
  14. コンピュータに、
    ユーザが端末装置を通して視聴したコンテンツの部分的視聴状況を認識可能な視聴情報であって、前記端末装置を識別する端末識別情報が付与された前記視聴情報と、前記端末識別情報と前記ユーザを識別するユーザ識別情報との対応情報と、を取得させ、
    前記対応情報を参照し、前記ユーザ識別情報と前記視聴情報との対応付けを行い、前記対応付けに基づいて、コンテンツの部分的視聴状況を反映したアンケートを生成させる、
    アンケート生成プログラム。
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