JP5780975B2 - 包装容器用ブランクシート - Google Patents
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Description
前記ブランクシートは、底板部と底板部から立ち上がる側板部と糊代となる糊代部とを形成するように、折り目及び切れ目を有している。
そして、前記ブランクシートを使用して容器を連続的に製造するにあたっては、多数枚の束に積み重ねられた前記ブランクシートを製函装置の給紙機構に供給しておき、この給紙機構からブランクシートを一枚ずつ間歇的に搬送機構に給紙し、搬送機構においてブランクシートの糊代部に接着剤を塗布するなどの作業を行う。その後、製函装置の製函機構において雄型でブランクシートを雌型内に押し込むことにより、ブランクシートを折り目に沿って折り曲げるとともに糊代部を接着対象の側板部に圧着させて容器としている。
また、ブランクシートは、上記のように他のブランクシートと2枚重ねられた状態で搬送される場合以外に、ブランクシートが他のブランクシートと重なりをずらした状態で搬送されてしまうこともあった。この場合、2枚のブランクシートは、搬送機構で詰まったり、不適切な状態で雄型により雌型内に押し込まれて破断したりすることがあり、人手によるメンテナンスが必要となるとともに、製函作業を中断させることにより製造効率を低下させるという問題があった。
請求項1の発明は、シートを所定の位置で折曲させる折り目と前記シートの外縁から内方に向かって形成された切れ目とによって、底板部となる中央部とこの中央部から外方へ延出し側板部を形成する延出部とが形成され、製函装置に給紙されて前記折り目に沿って折曲されることにより、前記底板部とこの底板部から立ち上がる前記側板部とを備えた容器に形成される包装容器用ブランクシートであって、前記切れ目には、隣り合う前記延出部同士の間が連結された繋ぎ部が設けられ、前記繋ぎ部は、前記切れ目の外縁寄りの位置に形成されるとともに、0.1mm〜0.5mmの長さで形成されていることを特徴とする。
図1(a),(b)は、本発明の一実施形態として示した包装容器用ブランクシート(以下、単に「ブランクシート」と称する)1を示す平面図であり、図2は、ブランクシート1により形成された包装容器1Aを示す斜視図である。
図1(a)に示すブランクシート1は、ファーストフード店等において提供されるハンバーガー等を包装する包装容器1A(図2参照)の原型となる薄板状のシートであり、主として紙材料を原料として形成されている。
容器形成部2には、略矩形の底板部5Aとなる中央部と、中央部から延出する延出部6A〜6Dを形成する折り目7,8,9,10が設けられている。
正面側板部6Aから延出した糊代部P1,P2と側面側板部6B,6Dとの間は、切れ目11,12で分割されており、背面側板部6Cから延出した糊代部P3,P4と側面側板部6B,6Dとの間は切れ目13,14で分割されている。
なお、繋ぎ部11s,12s(すなわち未切断部分)の長さが0.1mm未満である場合は、ブランクシート1を打ち抜く際又はブランクシート1の給紙中又は搬送中等に繋ぎ部11s,12sが簡単に破断してしまいやすくなる。また、繋ぎ部11s,12sの長さが0.5mm以上であると、繋ぎ部11s,12sが製函機構53(図3に図示)において破断され難くなる。
側面側板部6Dを形成する外縁17と切れ目12とは、糊代部P2側に先端に向かって先鋭に形成された係止部21を形成している。
蓋部形成部3には、略矩形の天板部25Aを形成する中央部と、中央部から延在する延出部26A〜26Dを形成する折り目27,28,29,30が設けられている。
すなわち、正面側板部26Aは、外縁31に向かって漸次広がった後、外縁31に向かってやや窄むように形成され、外縁31の両端において長手方向に突出する被係止部40,41が設けられた形状となっている。
図3に示す製函装置50は、図1(a)に示すように、予め所定の形状に打ち抜くとともに、所定の位置に折り目7〜10,27〜30及び切れ目11〜14,35〜38が形成されたブランクシート1を給紙し、給紙されたブランクシート1を折曲及び糊付けして自動で図2に示す包装容器1Aとするものであり、図3に示すように、ブランクシート1を積載する給紙機構51と、ブランクシート1を搬送し諸工程を経させる搬送機構52と、ブランクシート1を折曲し包装容器1Aとする製函機構53とを備えている。
図1(a),図4に示すように、雄型64は、ブランクシート1の側板部6A〜6D,26A〜26Dの板面に当接する側壁64a,64a・・を有する型を隣り合わせに並べて形成され、雌型65内に進入退避自在に設けられている。
まず、図3に示すように、多数のブランクシート1,1・・を積み重ね、図1(a)に示す容器形成部2及び蓋部形成部3が進行方向に直交する方向に配列される向きにして給紙機構51のフィーダーテーブル(不図示)に載置する。この際、ブランクシート1の進行方向後端1nにバックガイド57を当接させるとともに、ブランクシート1をフロントガイド56に向かって押し当て、先端1m及び後端1nがフロントガイド56の傾斜に従って傾斜するように、すなわち同寸法ずつ後端1nに向かってずれ、先端1mが一枚ずつ突出した状態で重なるようにする。
この際、移動しているブランクシート1の上方に配置されたブランクシート1は、ブランクシート1に随伴して進行方向に移動しようとするが、シャッターゲート58の壁面に当接してそれ以上の移動が規制されるため、最下位置のブランクシート1だけが開口部58aを通過する。
その後、ブランクシート1は予備折装置63によって折り目7〜10,27〜30に予備的な折り癖を付けられ、製函機構53に送出される。
そして、更に雄型64がブランクシート1と共にタワー部72内に向かって移動すると、棒部材71,71・・が側板部6A〜6D,26A〜26Dに当接して側板部6A〜6D,26A〜26Dを底板部6A及び天板部26Aから立ち上げるように折り目7〜10、27〜30を折曲する。
その後、図3に示すように、雄型64は、タワー部72内から退避して抜け出て、次のブランクシート1が不図示のシート受け部上に設置された後に、上記と同様にしてブランクシート1を順次タワー部72内に押し込んで包装容器1Aを製造しながら積み重ねていく。
また、繋ぎ部11s〜14s,35s〜38s等は、切れ目11〜14,35〜38の全てに形成されていなくてもよい。
また、上記の実施形態において、ブランクシート1は、底板部5A及び天板部25Aが矩形に形成され四方を取り囲んで形成された包装容器1Aを製函する原紙とされているが、包装容器1Aの形状は、この形状に限られるものではなく、底板部5A及び天板部25Aが三角形又は五角形以上の多角形からなり、底板部5A及び天板部25Aの形状に合わせた側板部を有するものであってもよい。
1A 包装容器
5 中央部
5A 底板部
6 延出部
6A,26A 正面側板部
6B,26B 側面側板部
6C,26C 背面側板部
6D,26D 側面側板部
6a〜6d 折り目
7〜10 折り目
27〜30 折り目
50 製函装置
11〜14 切れ目
35〜38 切れ目
11s〜14s 繋ぎ部
35s〜38s 繋ぎ部
Claims (1)
- シートを所定の位置で折曲させる折り目と前記シートの外縁から内方に向かって形成された切れ目とによって、底板部となる中央部とこの中央部から外方へ延出し側板部を形成する延出部とが形成され、製函装置に給紙されて前記折り目に沿って折曲されることにより、前記底板部とこの底板部から立ち上がる前記側板部とを備えた容器に形成される包装容器用ブランクシートであって、
前記切れ目には、隣り合う前記延出部同士の間が連結された繋ぎ部が設けられ、
前記繋ぎ部は、前記切れ目の外縁寄りの位置に形成されるとともに、0.1mm〜0.5mmの長さで形成されていることを特徴とする包装容器用ブランクシート。
Priority Applications (1)
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JP2012024102A JP5780975B2 (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 包装容器用ブランクシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012024102A JP5780975B2 (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 包装容器用ブランクシート |
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JP5780975B2 true JP5780975B2 (ja) | 2015-09-16 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2012024102A Active JP5780975B2 (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 包装容器用ブランクシート |
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2012
- 2012-02-07 JP JP2012024102A patent/JP5780975B2/ja active Active
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