JP5779388B2 - 人工漁礁 - Google Patents

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Description

本発明は、人工漁礁に関する。詳しくは、間伐材を取り替え可能とした人工漁礁に係るものである。
従来から海洋での魚を蝟集させる目的で漁礁を作製して海底に設置する手段が知られている。例えば、漁礁の主材として間伐材を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1には、図8で示す様な魚礁110が開示されており、コンクリートの底盤101上に中空ボックス状の鋼製骨組が構成され、この鋼製骨組の内部に鋼材102、103、104により上段、中段、下段の棚部が形成されている。
更に、上段、中段、下段の棚部上に間伐材105を横置状として並置固定すると共に、鋼製骨組を構成する柱材106を隠蔽する部位に、複数本の間伐材105をL字状に立設した構成とされている。
実用新案登録第3092961号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された漁礁では、鋼製の上段、中段、下段の棚部上に並置固定される間伐材は、その両側端が係止された状態であり、また、鋼製骨組を構成する柱材を隠蔽する部位に立設される間伐材はその下端のみが係止された構成である。
このように係止された間伐材では、波浪等で損壊してバラバラな状態となり、海上に浮き上がって船舶の航行に支障をきたす問題がある。
また、一部の間伐材を取替える場合では、鋼製骨組を海底より台船上のクレーン等により引き揚げて間伐材の取替えを行わなければならず、漁礁に棲息した魚介類を死滅させる問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、漁礁を海底に設置した状態で間伐材が収納される枠体棚部及び枠体壁部の取替えを実現可能とした人工漁礁を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る人工漁礁は、基台と、前記基台上に立設された柱部と、前記柱部と着脱自在であり、同柱部に取り付けられることで略水平に配置されると共に、その内部に間伐材を収納可能に構成された枠体棚部と、前記柱部と着脱自在であり、同柱部に取り付けられることで前記枠体棚部の周囲に配置されると共に、その内部に間伐材を収納可能に構成された枠体壁部とを備える。
ここで、基台上に立設された柱部と、柱部と着脱自在であり、柱部に取り付けられることで略水平に配置されると共に、その内部に間伐材を収納可能に構成された枠体棚部によって、枠体棚部内に間伐材を収納した状態で柱部に水平状に取り付けることが可能となる。
また、柱部と着脱自在であり、柱部に取り付けられることで枠体棚部の周囲に配置されると共に、その内部に間伐材を収納可能に構成された枠体壁部によって、水平状に取り付けられる枠体棚部を取り囲むように間伐材を収納した枠体壁部を柱部に取り付けることが可能となる。
また、基台は、略正方形状の底板と、底板の各辺に沿って立設されると共に、所定の開口領域が設けられた側壁部とした場合には、側壁部の開口領域を通して基台内に魚介類が通過可能となることで生育場所と隠れ家を形成することができることとなる。
また、枠体壁部は、第1の主枠体部と、第1の主枠体部と略同じ大きさに形成された第1の副枠体部と、第1の主枠体部と第1の副枠体部とを重ねた状態で連結する第1の連結用金具とを有する構成を採用した場合には、複数の間伐材を垂直状に第1の主枠体部と第1の副枠体部との間に間伐材の大きさに合わせ固定した状態で収納することができることとなる。
また、枠体棚部は、第2の主枠体部と、第2の主枠体部と略同じ大きさに形成された第2の副枠体部と、第2の主枠体部と第2の副枠体部とを重ねた状態で連結する第2の連結用金具とを有する構成を採用した場合には、複数の間伐材を水平状に第2の主枠体部と第2の副枠体部との間に間伐材の大きさに合わせ固定した状態で収納することができることとなる。
また、少なくとも前記枠体壁部、あるいは枠体棚部のいずれかに吊穴、あるいは吊金具が設けられた場合には、枠体棚部及び枠体壁部の組立て、あるいは取り外して海上への引き上げや海中での取り付けを効率良く行うことができることとなる。
また、枠体棚部及び前記枠体壁部の内部に収納された間伐材を有することで間伐材が海水に浸されることで徐々に腐蝕し、栄養分を海中に供給することができることとなる。
また、基台内に重量塊が配置された場合には、重量塊の総重量で安定した漁礁の設置が可能となると共に、基台の側壁部を通して重量塊での魚介類の生育場所と隠れ家を形成することができることとなる。
本発明の人工漁礁によれば、漁礁を海底に設置した状態で間伐材が収納される枠体棚部及び枠体壁部の取替えが可能となる。
本発明を適用した人工漁礁の一例を説明するための立体模式図である。 本発明を適用した人工漁礁の枠体壁部の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した人工漁礁の枠体壁部の組立て状態を説明するための模式図である。 本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部の組立ての一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した人工漁礁の組立て状態の一例を説明するための立体模式図である。 本発明を適用した人工漁礁の組立て状態の一例を説明するための立体模式図である。 従来の人工漁礁の一例を説明するめの立体模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は本発明を適用した人工漁礁の一例を説明するめの立体模式図である。
ここで示す人工漁礁1は、基台2と、この基台2上の四隅に立設される鋼製の柱部3と、これらの柱部3間に配置される間伐材が収納可能な枠体壁部4と、この枠体壁部4により形成される隔壁空間内に複数段に配置される間伐材が収納可能な枠体棚部5とから構成される。
ここで、基台2は、一定高さを有する4個の側壁部7が略正方形状に組み合わせられて、その底面に網状の底板6が設けられている。この側壁部7は、鋼板で形成された枠体8によって側壁部7の各辺が組み立てられると共に、この枠体8の外側面に金網9が張設されることで魚介類が通過可能な構成とされている。
また、柱部3は、これらの柱部3、3に枠体壁部4を取り付けるための連結支持部10が、上部、中部、下部の3箇所に互いに略直角状となるように2方向に突出する構成とされている。
この連結支持部10は、柱部3の側面に対して上端が開口状となるように断面L字形状の鋼板が溶接等で取り付けられた構成とされている。
更に、柱部3の上下方向に沿って枠体棚部5を取り付けるための棚部架設用連結部11が一定間隔ごとに連結支持部10とは逆向きに突出するように設けられている。
図2(図2(イ)は本発明を適用した人工漁礁の枠体壁部を説明するための正面模式図を示し、図2(ロ)は本発明を適用した人工漁礁の枠体壁部を説明するための平面模式図を示し、図2(ハ)は本発明を適用した人工漁礁の枠体壁部を説明するための側面模式図を示す。)は本発明を適用した人工漁礁の枠体壁部の一例を説明するための模式図、図3は本発明を適用した人工漁礁の枠体壁部の組立て状態を説明するための立体模式図である。
ここで、枠体壁部4はアングル型鋼材で各柱部3間幅長さ及び柱部3高さと略同形に形成された第1の主枠体部12と、この第1の主枠体部12と同じ大きさに形成された第1の副枠体部13と、この第1の主枠体部12と第1の副枠体部13とを重ねた状態で固定するための第1の連結用金具15とから構成されている。
この第1の主枠体部12の枠体内の上下方向には3本の補助枠体部14が設けられると共に、第1の主枠体部12の両側上部、中部、下部には柱部3の連結支持部10に嵌め入れ可能とされる係留部22が突設されている。
この係留部22は、連結支持部10内に嵌め入れ可能な形状に折り曲げ形成された鋼板が第1の主枠体部12の側面に溶接等で取り付けられた構成とされている。
また、第1の副枠体部13の枠体内の上下方向には第1の主枠体部12と同じように3本の補助枠体部14が設けられている。
また、第1の連結用金具15は第1の主枠体部12と第1の副枠体部13とを重ね合わせた状態でこれらの補助枠体部14同士をボルト、ナット等(図示せず。)との組み合わせにより締結固定する構成とされている。
また、第1の主枠体部12の両側側面にはクレーン等のフックを挿し入れるための吊穴18が配置されると共に、第1の主枠体部12と第1の副枠体部13のそれぞれの上下外表面にフック状の吊金具19が突設されている。
図4(図4(イ)は本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部を説明するための正面模式図を示し、図4(ロ)は本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部を説明するための平面模式図を示し、図4(ハ)は本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部を説明するための側面模式図を示す。)は本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部の一例を説明するための模式図、図5は本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部の組立ての一例を説明するための模式図である。
ここで、枠体棚部5は、アングル型鋼材で枠体壁部4により形成される隔壁空間の平面形状と略同形(略正方形)に形成された第2の主枠体部12Aと、この第2の主枠体部12Aと同じ大きさに形成された第2の副枠体部13Aと、この第2の主枠体部12Aと第2の副枠体部13Aとを重ねた状態で固定するための第2の連結用金具15Aとから構成されている。
この第2の主枠体部12Aの枠体内には3本の補助枠体部14Aが設けられると共に、第2の主枠体部12Aの各コーナーには柱部3の棚部架設用連結部11と連結可能とされる係留板部20が突設されている。
また、第2の副枠体部13Aの枠体内には第2の主枠体部12Aと同様に3本の補助枠体部14Aが設けられている。
また、第2の連結用金具15Aは第2の主枠体部12と第2の副枠体部13とを重ね合わせた状態でこれらの補助枠体部14同士をボルト、ナット16との組み合わせにより締結固定する構成とされている。
また、第2の主枠体部12Aの両側側面にはクレーン等のフックを挿し入れるための吊穴18が配置されると共に、第2の主枠体部12Aと第2の副枠体部13Aのそれぞれの上下外表面にフック状の吊金具19が突設されている。
以下、本発明を適用した人工漁礁の組立ての一例を詳述する。
図6は本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部の組立て状態の一例を説明するための立体模式図、図7は本発明を適用した人工漁礁の枠体棚部及び枠体壁部の組立て状態の一例を説明するための立体模式図である。
本発明を適用した人工漁礁を組立てる場合には、先ず、各側壁部7を底板6の各辺に沿って立設し、ボルト、ナット(図示せず。)により連結固定することで基台2を組立てる。
次に、基台2内に重量塊として割石24を詰め込んだ後に、基台2の各コーナー位置に柱部3を立設し、更に、基台2の上端開口端を金網枠体部23で覆設する。
また、間伐材25を第2の主枠体部12A内に略中央位置まで複数本並べ、第2の副枠体部13Aを第2の主枠体部12Aと重ね合わせて、第2の主枠体部12A内に並べた間伐材25が移動しないように補助枠体部14A同士を第2の連結用金具15Aで連結固定する。
同様にして、第2の主枠体部12Aと第2の副枠体部13Aとの間に略半分の空隙Dが形成された枠体棚部5を4個組み立てる。
続いて、一段目の枠体棚部5を、第2の主枠体部12Aに設けられた吊金具19にフックを係留させて小型クレーン等で吊り下げて柱部3間の基台2上に水平状にして吊り下げる。
更に、一段目の枠体棚部5のそれぞれの係留板部20の高さを柱部3のそれぞれの一段目の棚部架設用連結部11の高さに小型クレーン等で合せる。
そして、各々の係留板部20と棚部架設用連結部11とをボルト、ナット(図示せず。)によって連結固定することで棚部架設用連結部11の架設を行う。
更に、同様にして2段目の枠体棚部5Aを小型クレーン等で吊り下げて柱部3間の基台2上に水平状にして吊り下げる。
ここで、2段目の枠体棚部5Aは1段目の枠体棚部5に対して90度回転させた状態で各々の係留板部20と棚部架設用連結部11とをボルト、ナット(図示せず。)によって連結固定することで棚部架設用連結部11の架設を行う。
これにより、1段目と2段目の枠体棚部5、5Aの空隙Dが互いに90度回転した状態に位置することとなる。
また、同様にして3段目の枠体棚部5Bを小型クレーン等で吊り下げて柱部3間の基台2上に平面状にして吊り下げる。
この3段目の枠体棚部5Bは2段目の枠体棚部5Aに対して90度回転させた状態で各々の係留板部20と棚部架設用連結部11とをボルト、ナット(図示せず。)によって連結固定することで棚部架設用連結部11の架設を行う。
更に、同様に4段目の枠体棚部5Cを小型クレーン等で吊り下げて柱部3間の基台2上に平面状にして吊り下げる。
また、4段目の枠体棚部5Cは3段目の枠体棚部5Bに対して90度回転させた状態で各々の係留板部20と棚部架設用連結部11とをボルト、ナット(図示せず。)によって連結固定することで棚部架設用連結部11の架設を行う。
このようにして、1段目から4段目までの枠体棚部5、5A、5B、5Cの取り付けを行うことで空隙Dが上下方向に90度づつ回転した状態で形成されることとなる。
また、枠体壁部4は第1の主枠体部12と第1の副枠体部13との間に間伐材25を複数本積み上げる。なお、間伐材25との間に空隙Dを形成すべく、補助枠体部14同士を第1の連結用金具15Aで連結固定すると共に固定ピン21により間伐材25を係止させる。
このようにして、第1の主枠体部12と第1の副枠体部13との間に収納された間伐材25との間に複数の空隙Dが形成された枠体壁部4を4個組み立てる。
続いて、枠体壁部4を、第1の主枠体部12に設けられる吊金具19にフックを係留させて小型クレーン等で吊り下げて柱部3間に垂直状にして吊り下げる。
更に、枠体壁部4のそれぞれの係留部15の高さを柱部3のそれぞれの連結支持部10の高さに小型クレーン等で合せる。そして連結支持部10内に枠体壁部4のそれぞれの係留部15を嵌め入れることで柱部3間に枠体壁部4を取り付ける。
このようにして、4段上に架設される枠体棚部5、5A、5B、5Cを取り囲むようにして柱部3間に4個の枠体壁部4を立設する。
なお、本実施例では基台が略正方形に形成されると共に、その側壁に金網が設けられた構成の場合について詳述するものであるが、基台は必ずしも正方形状ではなく、例えば、六角形、あるいは円形状のものであっても構わない。
また、側壁に金網を設けることで魚介類が基台内を自由に行き来することができ、魚介類の生育場所としての機能を果たすことが可能となるものであるが、必ずしも金網を設ける必要性はない。
例えば、金網に変えて格子状とすることもあり、魚介類が基台内を自由に行き来することができ、かつクレーン等で海上に引き揚げる際に海水が排出される構造であることが好ましい。
また、本実施例では重量塊として割石を基台内に詰め込むものであるが、必ずしも砕石を用いる必要性はない。
例えば、コンクリートブロックのように漁礁を海底に沈める重量を有し、かつ魚介類の生育場所や隠れ家としての機能を果たすことできるものであればいかなるものであって構わない。
また、本実施例では枠体壁部の第1の枠体棚部と第1の副枠体部、あるいは枠体棚部の第2の主枠体部と第2の副枠体部との間に間伐材を収納した状態で連結用金具によって固定する構造とするものであるが、必ずしもこのような構造とする必要性はない。
例えば、壁部、あるいは棚部を形成する箱状の枠体内に間伐材を収納する構造とすることも考えられるものであるが、壁部、あるいは棚部の着脱ができ、かつ間伐材の取替えが容易に行える構造とすることが好ましい。
また、本実施例では枠体棚部及び枠体壁部に、クレーン吊下げ用としての吊穴、あるいは吊金具が設けられる構造とするものであるが、必ずしも吊穴、あるいは吊金具を設ける必要性はない。
例えば、枠体棚部、あるいは枠体壁部にワイヤー等を通してクレーンで吊り下げることも考えられるものであるが、作業の効率化及び安全性を考慮した場合に吊穴、あるいは吊金具を設けることが好ましい。
以上の構成よりなる本発明の人工漁礁では、陸上で枠体壁部及び枠体棚部等が組立てられた後に、大型クレーン等によって海底に沈める。
本発明の人工漁礁では、基台2内に詰め込まれた割石24によって基台2が型崩れすることがなく、また割石24の重量で海底に安定した状態での設置が可能となる。
また、間伐材25が枠体壁部4及び枠体棚部5内に収納されていることで間伐材25が腐蝕した場合でも漁礁自体が崩れることがない。更に、枠体壁部4及び枠体棚部5は間伐材を収納した状態で海中に沈むことでクレーン等により枠体壁部4及び枠体棚部5を取り替えることが可能となる。これにより、人工漁礁を取り替えることなくパーツごとの取り替えを行うことで永続的な人工漁礁の設置が可能となる。
このようにして海底に設置された基台2上の枠体壁部4及び枠体棚部5内に収納される間伐材25は、海水に浸されることで徐々に腐蝕し、栄養分を海中に供給することができる。
また、間伐材が長期に亘って徐々に腐蝕しながら、舟食虫等の虫の餌となり、又チッソ、リン等の栄養分を海中に供給することでプランクトンが大量に発生し、プランクトン及び虫を食べるために小型の魚介類が蝟集する。更に、この小型の魚介類を食べる大型の魚介類も蝟集する。
また、枠体壁部4及び枠体棚部5に並置収納された間伐材25との間に空隙Dが形成されることで魚介類の生育場所と隠れ家としての機能を果たすことが可能となる。
従って、単に魚介類の生育場所と隠れ家を形成するだけでなく、人工漁礁を引き上げることなく、間伐材の取替交換を可能とすることで、間伐材の腐蝕に伴って長期に亘って海中に舟食虫等の虫の餌と栄養分を供給することが可能となる。
1 人工漁礁
2 基台
3 柱部
4 枠体壁部
5 枠体棚部
6 底板
7 側壁部
8 枠体
9 金網
10 連結支持部
11 棚部架設用連結部
12 第1の主枠体部
12A 第2の主枠体部
13 第1の副枠体部
13A 第2の副枠体部
14、14A 補助枠体部
15 第1の連結用金具
15A 第2の連結用金具
16 ボルト、ナット
18 吊穴
19 吊金具
20 係留板部
21 固定ピン
22 係留部
23 金網枠体部
24 割石
25 間伐材

Claims (5)

  1. 基台と、
    前記基台上の四隅に立設された柱部と、
    互いに向き合う前記柱部の上下方向の位置に略水平状に突設された棚部架設用連結部と、
    該棚部架設用連結部上に載置可能であり、同棚部架設用連結部に取り付けられることで略水平に配置されると共に、その内部に間伐材を収納可能に構成された枠体棚部と、
    前記柱部の外向きの上下方向の位置に略水平状に突設された連結支持部と、
    該連結支持部上に載置可能であり、同連結支持部に取り付けられることで前記枠体棚部の周囲に配置されると共に、その内部に間伐材を収納可能に構成された枠体壁部とを備え、
    前記枠体壁部は、第1の主枠体部と、該第1の主枠体部と略同じ大きさに形成された第1の副枠体部と、前記第1の主枠体部と前記第1の副枠体部の枠体内に設けられた補助枠体部と、同第1の主枠体部と同第1の副枠体部とを重ねた状態で同第1の主枠体部と同第1の副枠体部の補助枠体部同士を連結する第1の連結用金具とを有し、
    前記枠体棚部は、第2の主枠体部と、該第2の主枠体部と略同じ大きさに形成された第2の副枠体部と、前記第2の主枠体部と前記第2の副枠体部の枠体内に設けられた補助枠体部と、同第2の主枠体部と同第2の副枠体部とを重ねた状態で同第2の主枠体部と同第2の副枠体部の補助枠体部同士を連結する第2の連結用金具とを有する
    人工漁礁。
  2. 前記基台は、
    略正方形状の底板と、
    前記底板の各辺に沿って立設されると共に、所定の開口領域が設けられた側壁部とを有する
    請求項1に記載の人工漁礁。
  3. 少なくとも前記枠体壁部、あるいは枠体棚部のいずれかに吊穴、あるいは吊金具が設けられた
    請求項1または請求項2に記載の人工漁礁。
  4. 前記枠体壁部の内部、及び前記枠体棚部の内部に、任意の位置に空隙を設けた状態で収納された間伐材を有する
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の人工漁礁。
  5. 前記基台内に重量塊が配置された
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の人工漁礁。
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