JP5778820B1 - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ Download PDF

Info

Publication number
JP5778820B1
JP5778820B1 JP2014079844A JP2014079844A JP5778820B1 JP 5778820 B1 JP5778820 B1 JP 5778820B1 JP 2014079844 A JP2014079844 A JP 2014079844A JP 2014079844 A JP2014079844 A JP 2014079844A JP 5778820 B1 JP5778820 B1 JP 5778820B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate packing
insulator
length
metal shell
spark plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014079844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015201358A (ja
Inventor
小林 勉
勉 小林
智行 五十嵐
智行 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2014079844A priority Critical patent/JP5778820B1/ja
Priority to CN201580018776.9A priority patent/CN106170899B/zh
Priority to KR1020167027909A priority patent/KR101929103B1/ko
Priority to US15/302,673 priority patent/US10186844B2/en
Priority to EP15776682.5A priority patent/EP3131164B1/en
Priority to PCT/JP2015/001115 priority patent/WO2015155927A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5778820B1 publication Critical patent/JP5778820B1/ja
Publication of JP2015201358A publication Critical patent/JP2015201358A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/36Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation characterised by the joint between insulation and body, e.g. using cement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/04Means providing electrical connection to sparking plugs
    • H01T13/05Means providing electrical connection to sparking plugs combined with interference suppressing or shielding means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/16Means for dissipating heat
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation

Abstract

【課題】スパークプラグにおいて、絶縁体から板パッキンを経て主体金具に至る経路を通じた熱発散性を向上させる。【解決手段】スパークプラグにおいて、一方の片側断面で板パッキンと主体金具とが接触する長さA1と、一方の片側断面で板パッキンと絶縁体とが接触する長さA2と、を加算した長さAと;他方の片側断面で板パッキンと主体金具とが接触する長さB1と、他方の片側断面で板パッキンと絶縁体とが接触する長さB2と、を加算した長さBと;中孔部の内径Cから棚部の内径Dを減算した差分Mと、の関係は、2.8≰(A+B)/Mを満たす。【選択図】図2

Description

本発明は、スパークプラグに関する。
スパークプラグとしては、中心電極を内側に保持する絶縁体と、絶縁体を内側に保持する主体金具とを備えるものが知られている。このようなスパークプラグでは、絶縁体と主体金具との間の気密を確保するために、絶縁体と主体金具との間に板パッキンが挟まれている(例えば、特許文献1を参照)。
スパークプラグの中心電極が過剰な温度(例えば、950℃以上)になる場合、火花放電を発生させる前に中心電極が熱源となって着火するプレイグニッション(過早着火)が起こる。スパークプラグでは、プレイグニッションを防止するために、燃焼によって受ける熱を周囲に発散する度合いである熱価(熱発散性)が調整されている。中心電極の熱を発散させる経路の1つとしては、中心電極を保持する絶縁体から板パッキンを経て主体金具に至る経路がある。主体金具の熱は、スパークプラグが取り付けられている内燃機関のシリンダヘッドへと発散する。
近年、内燃機関の出力向上と燃費向上とを両立させるために、燃焼室内の温度をより高く設定することが求められている。また、内燃機関の設計自由度を向上させる観点から、スパークプラグの小型化が求められている。これらの事情から、スパークプラグには、燃焼によって受ける熱が蓄積しやすい傾向にある。
国際公開第2011/125306号
特許文献1のスパークプラグでは、絶縁体から板パッキンを経て主体金具に至る経路を通じて熱を十分に発散させることについて、十分な検討がなされていなかった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、後端側から先端側へと軸線に平行な軸線方向に延びた筒状を成し、前記先端側を向いた面を有する段部が、形成された絶縁体と;前記絶縁体を内側に保持する筒状を成し、前記段部を支持する棚部と、前記棚部より前記後端側において前記棚部へと繋がる中孔部とが、形成された主体金具と;前記段部と前記棚部との間に挟まれた板パッキンと、を備えるスパークプラグが提供される。このスパークプラグにおいて、前記軸線を通る前記スパークプラグの断面において前記軸線で分断される2つの片側断面のうち一方の片側断面で前記板パッキンと前記主体金具とが接触する長さA1(mm)と、前記一方の片側断面で前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さA2(mm)と、を加算した長さA(mm)と;前記2つの片側断面のうち前記一方の片側端面とは異なる他方の片側断面で前記板パッキンと前記主体金具とが接触する長さB1(mm)と、前記他方の片側断面で前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さB2(mm)と、を加算した長さB(mm)と;前記中孔部の内径C(mm)から前記棚部の内径D(mm)を減算した差分M(mm)と、の関係は、2.8≦(A+B)/Mを満たす。この形態によれば、絶縁体と板パッキンとが接触する面積と、板パッキンと主体金具とが接触する面積とを十分に確保できるため、絶縁体から板パッキンを経て主体金具に至る経路を通じた熱発散性を向上させることができる。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記断面における前記主体金具の部分のうち前記板パッキンに接触する界面から0.2mmの深さに位置する部分の平均ビッカース硬さEは、240HV以上であり、前記断面における前記板パッキンの平均ビッカース硬さFは、100HV以上、かつ、前記平均ビッカース硬さEより小さくてもよい。この形態によれば、板パッキンが潰れ過ぎることによって主体金具に対する絶縁体の位置が先端側へと過剰にずれることを防止しつつ、絶縁体から板パッキンを経て主体金具に至る経路を通じた熱発散性を向上させることができる。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記棚部は、前記後端側を向いた内面を有し、前記断面において前記内面の中点における前記板パッキンの厚みは、0.15mm以上0.20mm以下であってもよい。この形態によれば、板パッキンに十分な潰れ代を確保することによって絶縁体を主体金具に組み付ける精度を維持しつつ、絶縁体から板パッキンを経て主体金具に至る経路を通じた熱発散性をいっそう向上させることができる。
(4)上記形態のスパークプラグにおいて、前記主体金具の外周には、呼び径M14以下の雄ネジが形成されていてもよい。この形態によれば、呼び径M14以下の雄ネジが主体金具に形成されたスパークプラグにおいて、熱発散性を向上させることができる。
(5)上記形態のスパークプラグにおいて、前記雄ネジの呼び径はM10以下であってもよい。この形態によれば、呼び径M10以下の雄ネジが主体金具に形成されたスパークプラグにおいて、熱発散性を向上させることができる。
(6)上記形態のスパークプラグにおいて、前記中孔部は、前記軸線に沿った第1の内面を有し、前記棚部は、前記軸線に沿った第2の内面と;前記第1の内面と前記第2の内面との間に位置し、前記後端側を向いた第3の内面とを有し、前記一方の片側断面における前記第3の内面の中点から引いた垂線PL1より外周側で、前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さAOと;前記一方の片側断面における前記垂線PL1より内周側で、前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さAIと;前記他方の片側断面における前記第3の内面の中点から引いた垂線PL2より外周側で、前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さBOと;前記他方の片側断面における前記垂線PL2より内周側で、前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さBIと、の関係は、1.1≦(AI+BI)/(AO+BO)を満たしてもよい。この形態によれば、板パッキンが後端側より先端側に偏って絶縁体に接触するため、絶縁体から板パッキンを経て主体金具に至る経路を通じた熱発散性を効果的に向上させることができる。
本発明は、スパークプラグ以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、スパークプラグの部材、および、スパークプラグの製造方法などの形態で実現することができる。
スパークプラグの部分断面を示す説明図である。 段部および棚部を中心にスパークプラグを示す部分拡大図である。 板パッキンを中心に+Y軸方向に位置する一方の片側断面を示す部分拡大図である。 板パッキンを中心に−Y軸方向に位置する他方の片側断面を示す部分拡大図である。 板パッキンを中心に+Y軸方向に位置する一方の片側断面を示す部分拡大図である。 板パッキンを中心に+Y軸方向に位置する一方の片側断面を示す部分拡大図である。 板パッキンを中心に−Y軸方向に位置する他方の片側断面を示す部分拡大図である。 値(A+B)/Mを評価した結果を示す表である。 値(A+B)/Mを評価した結果を示す表である。 主体金具の平均ビッカース硬さEと絶縁体の平均ビッカース硬さFとを評価した結果を示す表である。 主体金具の平均ビッカース硬さEと絶縁体の平均ビッカース硬さFとを評価した結果を示す表である。 板パッキンの厚みTPを評価した結果を示す表である。 値(AI+BI)/(AO+BO)を評価した結果を示す表である。
A.第1実施形態
A−1.スパークプラグの構成
図1は、スパークプラグ10の部分断面を示す説明図である。図1には、スパークプラグ10の軸心である軸線CLを境界として、軸線CLより紙面左側にスパークプラグ10の外観形状が図示され、軸線CLより紙面右側にスパークプラグ10の断面形状が図示されている。本実施形態の説明では、スパークプラグ10における図1の紙面下側を「先端側」といい、図1の紙面上側を「後端側」という。
スパークプラグ10は、中心電極100と、絶縁体200と、主体金具300と、接地電極400と、板パッキン500とを備える。本実施形態では、スパークプラグ10の軸線CLは、中心電極100、絶縁体200および主体金具300の各部材における軸心でもある。
スパークプラグ10は、中心電極100と接地電極400との間に形成された間隙SGを先端側に有する。スパークプラグ10の間隙SGは、火花ギャップとも呼ばれる。スパークプラグ10は、間隙SGが形成された先端側を燃焼室920の内壁910から突出させた状態で内燃機関90に取り付け可能に構成されている。スパークプラグ10を内燃機関90に取り付けた状態で高電圧(例えば、1万〜3万ボルト)を中心電極100に印加した場合、間隙SGに火花放電が発生する。間隙SGに発生した火花放電は、燃焼室920における混合気に対する着火を実現する。
図1には、相互に直交するXYZ軸が図示されている。図1のXYZ軸は、後述する他の図におけるXYZ軸に対応する。
図1のXYZ軸のうち、X軸は、Y軸およびZ軸に直交する軸である。X軸に沿ったX軸方向のうち、+X軸方向は、図1の紙面奥から紙面手前に向かう方向であり、−X軸方向は、+X軸方向の逆方向である。
図1のXYZ軸のうち、Y軸は、X軸およびZ軸に直交する軸である。Y軸に沿ったY軸方向のうち、+Y軸方向は、図1の紙面右から紙面左に向かう方向であり、−Y軸方向は、+Y軸方向の逆方向である。
図1のXYZ軸のうち、Z軸は、軸線CLに沿った軸である。Z軸に沿ったZ軸方向(軸線方向)のうち、+Z軸方向は、スパークプラグ10の後端側から先端側に向かう方向であり、−Z軸方向は、+Z軸方向の逆方向である。
スパークプラグ10の中心電極100は、導電性を有する電極である。中心電極100は、軸線CLを中心に延びた棒状を成す。本実施形態では、中心電極100の材質は、ニッケル(Ni)を主成分とするニッケル合金(例えば、インコネル600(「INCONEL」は登録商標))である。中心電極100の外側面は、絶縁体200によって外部から電気的に絶縁されている。中心電極100の先端側は、絶縁体200の先端側から突出している。中心電極100の後端側は、絶縁体200の後端側へと電気的に接続されている。本実施形態では、中心電極100の後端側は、端子金具190を介して絶縁体200の後端側へと電気的に接続されている。
スパークプラグ10の接地電極400は、導電性を有する電極である。接地電極400は、主体金具300から+Z軸方向に延びた後に軸線CLに向けて屈曲した形状を成す。接地電極400の後端側は、主体金具300に接合されている。接地電極400の先端側は、中心電極100との間に間隙SGを形成する。本実施形態では、電極母材410の材質は、中心電極100と同様に、ニッケル(Ni)を主成分とするニッケル合金である。
スパークプラグ10の絶縁体200は、電気絶縁性を有する碍子である。絶縁体200は、軸線CLを中心に延びた筒状を成す。本実施形態では、絶縁体200は、絶縁性セラミックス材料(例えば、アルミナ)を焼成することによって作製される。絶縁体200は、軸線CLを中心に延びた貫通孔である軸孔290を有する。絶縁体200の軸孔290には、中心電極100を絶縁体200の先端側から突出させた状態で、中心電極100が軸線CL上に保持されている。
絶縁体200は、先胴部210と、段部220と、中胴部230とを有する。絶縁体200の先胴部210は、後端側から先端側に向かうに従って外径が小さくなる筒状の部位である。先胴部210の先端側からは、中心電極100が突出している。絶縁体200の段部220は、先胴部210の後端側に位置し、先胴部210と中胴部230との間を繋ぐ部位である。段部220の外径は、先胴部210から中胴部230に向かうに従って大きくなる。絶縁体200の中胴部230は、段部220の後端側に位置する筒状の部位である。中胴部230の外径は、先胴部210の外径より大きい。絶縁体200の詳細構成については後述する。
スパークプラグ10の主体金具300は、導電性を有する金属体である。本実施形態では、主体金具300の材質は、約0.25%の炭素を含有する炭素鋼である。他の実施形態では、主体金具300の材質は、0.25%より少ない炭素を含有する炭素鋼であってもよいし、0.25%より多い炭素を含有する炭素鋼であってもよい。本実施形態では、主体金具300の外周側の表面には、ニッケルめっきが施されている。他の実施形態では、主体金具300外周側の表面には、亜鉛めっきが施されていてもよいし、めっきが施されていなくてもよい。
主体金具300は、軸線CLを中心に延びた筒状を成す。主体金具300は、中心電極100から電気的に絶縁された状態で絶縁体200の外側にカシメによって固定されている。主体金具300は、端面310と、ネジ部320と、先孔部360と、棚部370と、中孔部380とを有する。
主体金具300の端面310は、先端側を向いた円環状の面である。端面310の中央からは、中心電極100とともに絶縁体200が先端側に向けて突出している。端面310には、接地電極400が接合されている。
主体金具300のネジ部320は、先孔部360、棚部370および中孔部380の外側に位置し、主体金具300の外周に雄ネジが形成された部位である。本実施形態では、ネジ部320に形成された雄ネジの呼び径は、M10である。他の実施形態では、ネジ部320に形成された雄ネジの呼び径は、M10より小さくてもよいし(例えば、M8)、M10より大きくてもよい(例えば、M12、M14)。
主体金具300の先孔部360は、軸線CLを中心に絶縁体200の先胴部210との間に間隙を形成する孔を形成する。主体金具300の棚部370は、先孔部360の後端側に位置し、先孔部360と中孔部380との間を繋ぐ部位である。棚部370は、先孔部360および中孔部380より内側へと環状に突出している。これによって、棚部370は、板パッキン500を介して絶縁体200の段部220を支持する。主体金具300の中孔部380は、棚部370の後端側に位置し、絶縁体200の中胴部230との間に間隙を形成する孔を形成する。主体金具300の詳細構成については後述する。
スパークプラグ10の板パッキン500は、絶縁体200の段部220と主体金具300の棚部370との間に挟まれた部材である。板パッキン500は、段部220と棚部370との間で押し潰された円環状を成す。本実施形態では、板パッキン500の材質は、約0.15%の炭素を含有する炭素鋼である。他の実施形態では、板パッキン500の材質は、0.15%より少ない炭素を含有する炭素鋼であってもよいし、0.15%より多い炭素を含有する炭素鋼であってもよい。他の実施形態では、板パッキン500の材質は、銅であってもよいし、ステンレス鋼であってもよい。
図2は、段部220および棚部370を中心にスパークプラグ10を示す部分拡大図である。図2には、絶縁体200の外観と、主体金具300の断面と、板パッキン500の断面とが図示されている。図2に示す主体金具300および板パッキン500の断面は、軸線CLを通る仮想平面上に位置する。
絶縁体200は、外面212と、外面222と、外面232とを有する。外面212は、先胴部210を構成する面である。外面222は、先端側を向いた面であり、段部220を構成する。外面232は、軸線CLに沿った面であり、中胴部230を構成する。本実施形態では、外面212と外面222との間は滑らかに繋がっている。本実施形態では、外面222と外面232との間は滑らかに繋がっている。
主体金具300は、内面362と、内面372と、内面374と、内面376と、内面382とを有する。内面362は、軸線CLに沿った面であり、先孔部360を構成する。内面372,374,376は、棚部370を構成する面である。内面372は、先端側を向いた面であり、内面362の後端側に繋がる。内面374は、軸線CLに沿った面であり、内面372の後端側に繋がる。内面376は、後端側を向いた面であり、内面374の後端側に繋がる。内面382は、軸線CLに沿った面であり、中孔部380を構成する。内面382は第1の面であり、内面374は第2の面であり、内面376は第3の面である。
点P1aは、軸線CLで分断される2つの片側断面のうち+Y軸方向に位置する一方の片側断面における内面374の延長線と内面376の延長線との交点である。点P2aは、+Y軸方向側の片側断面における内面376の延長線と内面382の延長線との交点である。点P1bは、軸線CLで分断される2つの片側断面のうち−Y軸方向に位置する他方の片側断面における内面374の延長線と内面376の延長線との交点である。点P2bは、−Y軸方向側の片側断面における内面376の延長線と内面382の延長線との交点である。
主体金具300における中孔部380の内径Cは、点P2aと点P2bとの間におけるY軸に沿った距離に等しい。主体金具300における棚部370の内径Dは、点P1aと点P2bとの間におけるY軸に沿った距離に等しい。絶縁体200における中胴部230の外径Jは、中孔部380の内径Cより小さく、棚部370の内径Dより大きい。
板パッキン500の先端側は、絶縁体200において、段部220に形成されていてもよいし、先胴部210にまで形成されていてもよい。板パッキン500の先端側は、主体金具300において、棚部370の内面376に形成されていてもよいし、棚部370の内面374にまで形成されていてもよい。板パッキン500の後端側は、絶縁体200において、段部220に形成されていてもよいし、中胴部230にまで形成されていてもよい。板パッキン500の後端側は、主体金具300において中孔部380にまで形成されている。
図3は、板パッキン500を中心に+Y軸方向に位置する一方の片側断面を示す部分拡大図である。点P3aは、主体金具300が板パッキン500と接触する先端側の端を示す。点P4aは、主体金具300が板パッキン500と接触する後端側の端を示す。点P5aは、絶縁体200が板パッキン500と接触する先端側の端を示す。点P6aは、絶縁体200が板パッキン500と接触する後端側の端を示す。
長さA1は、図3の片側断面において主体金具300と板パッキン500とが接触する長さである。言い換えると、長さA1は、主体金具300の表面に沿って点P3aから点P1aおよび点P2aを経由して点P4aに至るまでの長さである。
長さA2は、図3の片側断面において絶縁体200と板パッキン500とが接触する長さである。言い換えると、長さA2は、絶縁体200の表面に沿って点P5aから点P6aに至るまでの長さである。
図4は、板パッキン500を中心に−Y軸方向に位置する他方の片側断面を示す部分拡大図である。点P3bは、主体金具300が板パッキン500と接触する先端側の端を示す。点P4bは、主体金具300が板パッキン500と接触する後端側の端を示す。点P5bは、絶縁体200が板パッキン500と接触する先端側の端を示す。点P6bは、絶縁体200が板パッキン500と接触する後端側の端を示す。
長さB1は、図4の片側断面において主体金具300と板パッキン500とが接触する長さである。言い換えると、長さB1は、主体金具300の表面に沿って点P3bから点P1bおよび点P2bを経由して点P4bに至るまでの長さである。
長さB2は、図4の片側断面において絶縁体200と板パッキン500とが接触する長さである。言い換えると、長さB2は、絶縁体200の表面に沿って点P5bから点P6bに至るまでの長さである。
絶縁体200から板パッキン500を経て主体金具300に至る経路を通じた熱発散性を向上させる観点から、長さA1(mm)と長さA2(mm)とを加算した長さA(mm)と、長さB1(mm)と長さB2(mm)とを加算した長さB(mm)と、中孔部380の内径C(mm)から棚部370の内径D(mm)を減算して差分M(mm)とに関し、値(A+B)/Mは、2.8以上であることが好ましく、2.9以上であることがいっそう好ましい。値(A+B)/Mは、大きいほど熱発散性の向上に効果的であり、例えば、3.0であってもよいし、4.0であってもよいし、5.0であってもよい。すなわち、値(A+B)/Mは、2.8以上であれば、5.0以下であってもよい。値(A+B)/Mの評価値については後述する。
図5は、板パッキン500を中心に+Y軸方向に位置する一方の片側断面を示す部分拡大図である。点Mfは、主体金具300のビッカース硬さを測定するための測定点を示す。点Mpは、板パッキン500のビッカース硬さを測定するための測定点を示す。点P7aは、板パッキン500における先端側の界面502の中点である。点P8aは、板パッキン500における後端側の界面504の中点である。中心線CPは、点P7aから点P8aへと板パッキン500の中心を通る線である。
点Mfは、主体金具300の部分のうち板パッキン500に接触する界面P4a−P2a−P1a−P3aから0.2mmの深さに位置する部分に対して、後端側から0.1mm間隔で設定した点である。本実施形態では、点Mfは、−Y軸方向に位置する他方の片側断面においても同様に設定される。主体金具300の平均ビッカース硬さEは、複数の点Mfにおいて測定されたビッカース硬さを平均した値である。
点Mpは、板パッキン500の部分のうち中心線CP上で、点P8aより0.2mm離れた部分から、0.1mm間隔で、点P7aより0.2mmの範囲内になる手前まで設定した点である。本実施形態では、点Mpは、−Y軸方向に位置する他方の片側断面においても同様に設定される。板パッキン500の平均ビッカース硬さFは、複数の点Mpにおいて測定されたビッカース硬さを平均した値である。
主体金具300および板パッキン500の各ビッカース硬さは、日本工業規格JIS−Z−2244:2009に準じて測定され、その測定条件は次のとおりである。
・試験分類:マイクロビッカース硬さ試験
・試験力:980.7mN(ミリニュートン)
・試験力の保持時間:15秒
・圧子の接近速度:60μm/s(マイクロメートル毎秒)
板パッキン500が潰れ過ぎることによって主体金具300に対する絶縁体200の位置が先端側へと過剰にずれることを防止する観点から、板パッキン500の平均ビッカース硬さFは、100HV以上であることが好ましい。絶縁体200から板パッキン500を経て主体金具300に至る経路を通じた熱発散性を向上させる観点から、主体金具300の平均ビッカース硬さEは、240HV以上であるとともに、板パッキン500の平均ビッカース硬さFは、主体金具300の平均ビッカース硬さEより小さいことが好ましい。平均ビッカース硬さE,Fについての評価値については後述する。
図6は、板パッキン500を中心に+Y軸方向に位置する一方の片側断面を示す部分拡大図である。点P9aは、+Y軸方向に位置する一方の片側断面における内面376の中点、すなわち、点P1aと点P2aとを繋ぐ線分の中点を示す。厚みTPaは、点P9aにおける板パッキン500の厚みである。
垂線PL1は、点P9aを通るとともに内面376に対して直交する線である。長さAOは、垂線PL1より外周側で絶縁体200と板パッキン500とが接触する長さを示す。長さAIは、垂線PL1より内周側で絶縁体200と板パッキン500とが接触する長さを示す。
図7は、板パッキン500を中心に−Y軸方向に位置する他方の片側断面を示す部分拡大図である。点P9bは、−Y軸方向に位置する他方の片側断面における内面376の中点、すなわち、点P1bと点P2bとを繋ぐ線分の中点を示す。厚みTPbは、点P9bにおける板パッキン500の厚みである。
垂線PL2は、点P9bを通るとともに内面376に対して直交する線である。長さBOは、垂線PL2より外周側で絶縁体200と板パッキン500とが接触する長さを示す。長さBIは、垂線PL2より内周側で絶縁体200と板パッキン500とが接触する長さを示す。
板パッキン500に十分な潰れ代を確保することによって絶縁体200を主体金具300に組み付ける精度を維持する観点から、板パッキン500の厚みTPは、0.15mm以上であることが好ましい。絶縁体200から板パッキン500を経て主体金具300に至る経路を通じた熱発散性をいっそう向上させる観点から、板パッキン500の厚みTPは、0.30mm以下であることが好ましく、0.20mm以下であることがいっそう好ましい。本実施形態では、板パッキン500の厚みTPは、厚みTPaと厚みTPbとの平均値である。厚みTPの評価値については後述する。
絶縁体200から板パッキン500を経て主体金具300に至る経路を通じた熱発散性を効果的に向上させる観点から、値(AI+BI)/(AO+BO)は、0.9以上であることが好ましく、1.1以上であることがいっそう好ましい。値(AI+BI)/(AO+BO)の評価値については後述する。
A−2.評価試験
図8は、値(A+B)/Mを評価した結果を示す表である。図8の評価試験では、試験者は、ネジ部320の呼び径M10,M12,M14ごとに、値(A+B)/Mが異なる複数のスパークプラグ10を、試料A1〜A9として評価した。
試料A1〜A9に共通する仕様は次のとおりである。
・主体金具300の材質:約0.25%の炭素を含有する炭素鋼
・板パッキン500の材質:約0.15%の炭素を含有する炭素鋼
試料A1〜A3に共通する仕様は次のとおりである。
・ネジ部320の呼び径:M10
・差分M(=C−D):1.3mm
・内径C:6.5mm
・内径D:5.2mm
・外径J:6.3mm
試料A4〜A6に共通する仕様は次のとおりである。
・ネジ部320の呼び径:M12
・差分M(=C−D):1.3mm
・内径C:7.5mm
・内径D:6.2mm
・外径J:7.3mm
試料A7〜A9に共通する仕様は次のとおりである。
・ネジ部320の呼び径:M14
・差分M(=C−D):1.6mm
・内径C:9.5mm
・内径D:7.9mm
・外径J:9.2mm
図8の評価試験では、試験者は、負荷試験用エンジンに試料を取り付けた後、負荷試験用エンジンをスロットル全開で6000rpmに維持しつつ5分間運転し、その運転中に発生したノッキングの回数を測定した。その後、試験者は、負荷試験用エンジンから取り外した試料を軸線CL上で切断し、各部の寸法を測定した。
試験者は、次の評価基準に従って各試料の熱発散性を評価した。プレイグニッションに起因してノッキングが発生するため、スパークプラグ10の熱発散性が優れているほど、ノッキングが少なくなる。
・◎(優):ノッキングなし
・○(可):1〜4回のノッキング
・△(劣):5〜10回のノッキング
・×(不可):11回以上のノッキング
図8の評価試験によれば、ネジ部320の呼び径がいずれの値であっても、スパークプラグ10の熱発散性を向上させるためには、値(A+B)/Mは、2.8以上であることが好ましく、2.9以上であることがいっそう好ましい。
図9は、値(A+B)/Mを評価した結果を示す表である。図9の評価試験では、試験者は、板パッキン500の材質ごとに、値(A+B)/Mが異なる複数のスパークプラグ10を、試料A11〜A19として評価した。図9の評価試験は、図8の評価試験と同様である。図9の評価基準は、図8の評価基準と同様である。
試料A11〜A19に共通する仕様は次のとおりである。
・主体金具300の材質:約0.25%の炭素を含有する炭素鋼
・ネジ部320の呼び径:M10
・差分M(=C−D):1.3mm
・内径C:6.5mm
・内径D:5.2mm
・外径J:6.3mm
試料A11〜A13に共通する仕様は次のとおりである。
・板パッキン500の材質:約0.10%の炭素を含有する炭素鋼
試料A14〜A16に共通する仕様は次のとおりである。
・板パッキン500の材質:約0.25%の炭素を含有する炭素鋼
試料A17〜A19に共通する仕様は次のとおりである。
・板パッキン500の材質:約0.45%の炭素を含有する炭素鋼
図9の評価試験によれば、板パッキン500がいずれの材質であっても、スパークプラグ10の熱発散性を向上させるためには、値(A+B)/Mは、2.8以上であることが好ましく、2.9以上であることがいっそう好ましい。
図10および図11は、主体金具300の平均ビッカース硬さEと絶縁体200の平均ビッカース硬さFとを評価した結果を示す表である。図10および図11の評価試験では、試験者は、平均ビッカース硬さE,Fが異なる複数のスパークプラグ10を、試料B1〜B16として評価した。試験者は、主体金具300を塑性加工による変形量を調整することによって、主体金具300の平均ビッカース硬さEを変化させた。試験者は、板パッキン500の材質(炭素含有量:0.10〜0.45%)を調整することによって、絶縁体200の平均ビッカース硬さFを変化させた。図10および図11の評価試験は、図8の評価試験と同様である。図10および図11の評価基準は、図8の評価基準と同様である。
試料B1〜B16に共通する仕様は次のとおりである。
・主体金具300の材質:約0.25%の炭素を含有する炭素鋼
・板パッキン500の材質:約0.15%の炭素を含有する炭素鋼
・ネジ部320の呼び径:M10
・差分M(=C−D):1.3mm
・内径C:6.5mm
・内径D:5.2mm
・外径J:6.3mm
図10および図11の評価試験によれば、主体金具300の平均ビッカース硬さEは、240HV以上であるとともに、板パッキン500の平均ビッカース硬さFは、主体金具300の平均ビッカース硬さEより小さいことが好ましい。
図12は、板パッキン500の厚みTPを評価した結果を示す表である。図12の評価試験では、試験者は、板パッキン500の厚みTPが異なる複数のスパークプラグ10を、試料C1〜C5として評価した。試料C5は、試料B11に相当する。
図12の評価試験では、試験者は、負荷試験用エンジンに試料を取り付けた後、図8の評価試験より厳しい条件として、負荷試験用エンジンをスロットル全開で7000rpmに維持しつつ5分間運転し、その運転中に発生したノッキングの回数を測定した。その後、試験者は、負荷試験用エンジンから取り外した試料を軸線CL上で切断し、各部の寸法を測定した。図12の評価基準は、図8の評価基準と同様である。
図12の評価試験によれば、板パッキン500の厚みTPは、0.30mm以下であることが好ましく、0.20mm以下であることがいっそう好ましい。
図13は、値(AI+BI)/(AO+BO)を評価した結果を示す表である。図13の評価試験では、値(AI+BI)/(AO+BO)が異なる複数のスパークプラグ10を、試料D1〜D4として評価した。試料D2は、試料B11に相当する。
図13の評価試験では、試験者は、負荷試験用エンジンに試料を取り付けた後、図12の評価試験よりさらに厳しい条件として、負荷試験用エンジンをスロットル全開で7500rpmに維持しつつ30分間運転し、その運転中に発生したノッキングの回数を測定した。その後、試験者は、負荷試験用エンジンから取り外した試料を軸線CL上で切断し、各部の寸法を測定した。図13の評価基準は、図8の評価基準と同様である。
図13の評価試験によれば、値(AI+BI)/(AO+BO)は、0.9以上であることが好ましく、1.1以上であることがいっそう好ましい。
A−3.効果
以上説明した実施形態によれば、2.8≦(A+B)/Mを満たすため、絶縁体200と板パッキン500とが接触する面積と、板パッキン500と主体金具300とが接触する面積とを十分に確保できるため、絶縁体200から板パッキン500を経て主体金具300に至る経路を通じた熱発散性を向上させることができる。
また、主体金具300の平均ビッカース硬さEは、240HV以上であり、板パッキン500の平均ビッカース硬さFは、100HV以上、かつ、主体金具300の平均ビッカース硬さEより小さい。そのため、板パッキン500が潰れ過ぎることによって主体金具300に対する絶縁体200の位置が先端側へと過剰にずれることを防止しつつ、絶縁体200から板パッキン500を経て主体金具300に至る経路を通じた熱発散性を向上させることができる。
また、板パッキン500の厚みTPは、0.15mm以上0.20mm以下であるため、板パッキン500に十分な潰れ代を確保することによって絶縁体200を主体金具300に組み付ける精度を維持しつつ、絶縁体200から板パッキン500を経て主体金具300に至る経路を通じた熱発散性をいっそう向上させることができる。
また、1.1≦(AI+BI)/(AO+BO)を満たすことによって、板パッキン500が後端側より先端側に偏って絶縁体200に接触するため、絶縁体200から板パッキン500を経て主体金具300に至る経路を通じた熱発散性を効果的に向上させることができる。
B.他の実施形態
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…スパークプラグ
90…内燃機関
100…中心電極
190…端子金具
200…絶縁体
210…先胴部
212…外面
220…段部
222…外面
230…中胴部
232…外面
290…軸孔
300…主体金具
310…端面
320…ネジ部
360…先孔部
362…内面
370…棚部
372…内面
374…内面(第2の面)
376…内面(第3の面)
380…中孔部
382…内面(第1の面)
400…接地電極
410…電極母材
500…板パッキン
502…界面
504…界面
910…内壁
920…燃焼室

Claims (5)

  1. 後端側から先端側へと軸線に平行な軸線方向に延びた筒状を成し、前記先端側を向いた面を有する段部が、形成された絶縁体と、
    前記絶縁体を内側に保持する筒状を成し、前記段部を支持する棚部と、前記棚部より前記後端側において前記棚部へと繋がる中孔部とが、形成された主体金具と、
    前記段部と前記棚部との間に挟まれた板パッキンと、を備えるスパークプラグであって、
    前記軸線を通る前記スパークプラグの断面において前記軸線で分断される2つの片側断面のうち一方の片側断面で前記板パッキンと前記主体金具とが接触する 長さA1(mm)と、前記一方の片側断面で前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さA2(mm)と、を加算した長さA(mm)と、
    前記2つの片側断面のうち前記一方の片側端面とは異なる他方の片側断面で前記板パッキンと前記主体金具とが接触する長さB1(mm)と、前記他方の片側断面で前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さB2(mm)と、を加算した長さB(mm)と、
    前記中孔部の内径C(mm)から前記棚部の内径D(mm)を減算した差分M(mm)と、の関係は、
    2.8≦(A+B)/Mを満たし、
    前記棚部は、前記後端側を向いた内面を有し、
    前記断面において前記内面の中点における前記板パッキンの厚みは、0.15mm以上0.20mm以下であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記断面における前記主体金具の部分のうち前記板パッキンに接触する界面から0.2mmの深さに位置する部分の平均ビッカース硬さEは、240HV以上であり、
    前記断面における前記板パッキンの平均ビッカース硬さFは、100HV以上、かつ、前記平均ビッカース硬さEより小さい、スパークプラグ。
  3. 前記主体金具の外周には、呼び径M14以下の雄ネジが形成されている、請求項1または請求項2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記雄ネジの呼び径はM10以下である、請求項3に記載のスパークプラグ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のスパークプラグであって、
    前記中孔部は、前記軸線に沿った第1の内面を有し、
    前記棚部は、
    前記軸線に沿った第2の内面と、
    前記第1の内面と前記第2の内面との間に位置し、前記後端側を向いた第3の内面と
    を有し、
    前記一方の片側断面における前記第3の内面の中点から引いた垂線PL1より外周側で、前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さAOと、
    前記一方の片側断面における前記垂線PL1より内周側で、前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さAIと、
    前記他方の片側断面における前記第3の内面の中点から引いた垂線PL2より外周側で、前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さBOと、
    前記他方の片側断面における前記垂線PL2より内周側で、前記板パッキンと前記絶縁体とが接触する長さBIと、の関係は、
    1.1≦(AI+BI)/(AO+BO)を満たす、スパークプラグ。
JP2014079844A 2014-04-09 2014-04-09 スパークプラグ Active JP5778820B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014079844A JP5778820B1 (ja) 2014-04-09 2014-04-09 スパークプラグ
CN201580018776.9A CN106170899B (zh) 2014-04-09 2015-03-03 火花塞
KR1020167027909A KR101929103B1 (ko) 2014-04-09 2015-03-03 스파크 플러그
US15/302,673 US10186844B2 (en) 2014-04-09 2015-03-03 Spark plug
EP15776682.5A EP3131164B1 (en) 2014-04-09 2015-03-03 Spark plug
PCT/JP2015/001115 WO2015155927A1 (ja) 2014-04-09 2015-03-03 スパークプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014079844A JP5778820B1 (ja) 2014-04-09 2014-04-09 スパークプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5778820B1 true JP5778820B1 (ja) 2015-09-16
JP2015201358A JP2015201358A (ja) 2015-11-12

Family

ID=54192752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014079844A Active JP5778820B1 (ja) 2014-04-09 2014-04-09 スパークプラグ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10186844B2 (ja)
EP (1) EP3131164B1 (ja)
JP (1) JP5778820B1 (ja)
KR (1) KR101929103B1 (ja)
CN (1) CN106170899B (ja)
WO (1) WO2015155927A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7202222B2 (ja) 2019-03-07 2023-01-11 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6422841B2 (ja) * 2015-10-20 2018-11-14 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP6426120B2 (ja) * 2016-05-30 2018-11-21 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP6427142B2 (ja) 2016-06-14 2018-11-21 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
DE102017205828A1 (de) * 2017-04-05 2018-10-11 Robert Bosch Gmbh Zündkerze mit verbesserter Dichtheit
JP7205333B2 (ja) * 2019-03-21 2023-01-17 株式会社デンソー スパークプラグ及びその製造方法
US11489316B2 (en) 2019-04-11 2022-11-01 Federal-Mogul Ignition Llc Spark plug shell and method of manufacture
JP7001655B2 (ja) * 2019-11-12 2022-01-19 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP7022732B2 (ja) * 2019-11-14 2022-02-18 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP6986118B1 (ja) * 2020-07-06 2021-12-22 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2620784A (en) * 1950-07-15 1952-12-09 Cipriani Chester Spark plug construction
US3612931A (en) * 1970-03-11 1971-10-12 William P Strumbos Multiple heat range spark plug
US4491101A (en) * 1983-09-06 1985-01-01 Strumbos William P Multiple heat-range spark plug
JPH02183989A (ja) * 1989-01-09 1990-07-18 Ngk Spark Plug Co Ltd 窒化アルミニウム絶縁体を有するスパークプラグ
JP3432102B2 (ja) * 1996-02-15 2003-08-04 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP2005183177A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ
JP2005243610A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Denso Corp スパークプラグ
JP5194393B2 (ja) * 2006-06-23 2013-05-08 東京エレクトロン株式会社 半導体装置の製造方法
JP4191773B2 (ja) * 2006-08-29 2008-12-03 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
KR101245948B1 (ko) * 2008-09-24 2013-03-22 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 스파크 플러그
JP5001963B2 (ja) * 2009-02-17 2012-08-15 日本特殊陶業株式会社 内燃機関用スパークプラグ。
JP5917788B2 (ja) 2009-12-21 2016-05-18 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 コムギ内在性遺伝子の検出及び定量方法
JP5260748B2 (ja) 2010-04-02 2013-08-14 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP4928626B2 (ja) * 2010-09-21 2012-05-09 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
KR101656630B1 (ko) * 2012-07-17 2016-09-09 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 점화플러그 및 그 제조방법
KR101603480B1 (ko) * 2012-07-17 2016-03-14 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 스파크 플러그
KR101722345B1 (ko) 2012-07-17 2017-03-31 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 스파크 플러그

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7202222B2 (ja) 2019-03-07 2023-01-11 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ

Also Published As

Publication number Publication date
EP3131164A4 (en) 2017-12-06
EP3131164A1 (en) 2017-02-15
EP3131164B1 (en) 2020-08-26
US10186844B2 (en) 2019-01-22
KR101929103B1 (ko) 2018-12-13
CN106170899A (zh) 2016-11-30
US20170033538A1 (en) 2017-02-02
JP2015201358A (ja) 2015-11-12
KR20160131081A (ko) 2016-11-15
CN106170899B (zh) 2017-11-14
WO2015155927A1 (ja) 2015-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5778820B1 (ja) スパークプラグ
US6720716B2 (en) Spark plug and method for manufacturing the same
JP5041561B2 (ja) スパークプラグ
US7164225B2 (en) Small size spark plug having side spark prevention
US7615915B2 (en) Spark plug
WO2012105255A1 (ja) スパークプラグ
US8987981B2 (en) Spark plug
KR101738798B1 (ko) 스파크 플러그
JP6611769B2 (ja) 点火プラグ
JP5271420B2 (ja) スパークプラグ
JP4270784B2 (ja) スパークプラグ
US9325156B2 (en) Spark plug
JPWO2021111719A1 (ja) スパークプラグ
CN109314371B (zh) 火花塞
US7352121B2 (en) Spark plug
KR101409518B1 (ko) 스파크 플러그
JP6781141B2 (ja) スパークプラグ
JP2013165016A (ja) スパークプラグ
US10218153B2 (en) Spark plug
JP5721680B2 (ja) スパークプラグ
JP7316252B2 (ja) スパークプラグ
CN110676693B (zh) 火花塞
JP2006012464A (ja) スパークプラグおよびそれを備えた内燃機関
JP2005166291A (ja) スパークプラグ
JPWO2019069640A1 (ja) 点火プラグ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5778820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250