JP5776145B2 - 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、トナー消費量を削減しつつ画像の視認性を確保する画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
トナー消費量を通常より節約して印刷するトナーセーブモードがあるが、トナー消費量を通常よりも削減すると、画像の明度が通常より低下するため画像の視認性が低下してしまう。例えば比較的色差の近い色のオブジェクトが隣接している場合、トナー消費量を削減して印刷するとオブジェクトとオブジェクトの色差がさらに低下し、識別が難しくなる。そこで、トナーセーブ時にオブジェクトに縁取りを施す技術やオブジェクトの属性ごとにトナーセーブ量を変更することで文字や線画などは通常のトナー消費量で印字して、画像の視認性を確保する技術がある(例えば、特許文献1、2を参照)。
上記したオブジェクトの境界に縁取りを施すことにより画像の視認性を確保する手法は、オブジェクトの境界部分をトナーセーブすることなく印字するため、通常のトナーセーブ率が一律のトナーセーブ時よりもトナー消費量が増大する問題があった。また、オブジェクトの属性ごとにトナーセーブ量を切り替える手法も、文字や線画に対してはトナー消費量を大きく設定するため、通常のトナーセーブ率が一律のトナーセーブ時よりもトナー消費量が増大するという問題があった。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、
本発明の目的は、トナーセーブ率が一律のトナーセーブ時よりもトナー消費量を削減しつつ、画像の視認性を確保する画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
本発明は、画像を構成する各オブジェクトを形成する際に、使用するトナーの消費量を通常時よりも削減するトナー消費量削減処理を実行する処理手段と、
前記画像を構成する各オブジェクトの内、隣接している2以上のオブジェクト間の色差を検出する検出手段と、
前記トナー消費量削減処理において、前記検出手段によって検出された隣接している2以上のオブジェクト間の色差が所定値以下であるオブジェクトの集合に対して、トナーセーブ率が未設定のオブジェクトのトナーセーブ率をそれぞれ設定するトナーセーブ率設定手段と、を備え、
前記トナーセーブ率設定手段は、前記オブジェクトの集合において面積が最大の第1のオブジェクトに対して予め設定されたトナーセーブ率を超える高いトナーセーブ率を設定し、
第1のオブジェクトに隣接する1又は複数の第2のオブジェクトについて、前記予め設定されたトナーセーブ率を設定し、
前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトを含むトナーセーブ率の設定が済んだ設定済みオブジェクトに隣接する前記トナーセーブ率が未設定の1又は複数のオブジェクトのトナーセーブ率を、前記設定済みオブジェクトと異なるトナーセーブ率になるように、前記高いトナーセーブ率と前記予め設定されたトナーセーブ率から選択して設定する処理を、前記オブジェクトの集合の全てのオブジェクトにトナーセーブ率が設定されるまで繰り返し、
更に、
前記トナーセーブ率設定手段は、前記予め設定されたトナーセーブ率に設定されたオブジェクトの面積の合計が、前記予め設定されたトナーセーブ率を超える高い率に設定されたオブジェクトの面積の合計よりも大きい場合、前記予め設定されたトナーセーブ率を高い率に設定し直し、高い率に設定されたトナーセーブ率を予め設定されたトナーセーブ率に設定し直すこと特徴とする。
本発明によれば、トナーセーブモード時にオブジェクト間の色差が概ね小さい場合に、面積の大きい側のオブジェクトのトナーセーブ率を予め設定されているトナーセーブ率よりも高くし、面積の小さい側のオブジェクトのトナーセーブ率を予め設定されているトナーセーブ率より低くすることで、通常の全オブジェクトに対してトナーセーブ率が一律であるトナーセーブ方式を適用した場合よりもトナー消費量を削減しつつ、オブジェクト間の識別を明確にすることができるので、トナーセーブモード時に、余分にトナーを消費することなく、画像の視認性を確保することができる。
本発明の実施例の構成を示す。 トナーセーブ率決定手段の処理フローチャートを示す。 本発明のトナーセーブ処理前後のオブジェクト例を示す。 ガンマテーブルおよびオブジェクトの面積とトナー消費量との関係を示す。
以下、発明の実施の形態について図面により詳細に説明する。本発明は、トナーセーブモード時のトナーセーブ量決定の処理に際して、トナーセーブモード時にオブジェクト間の色差が小さい場合に、面積の大きい側のオブジェクトのトナーセーブ量を予め設定されているトナーセーブ量よりも増大させ、面積の小さい側のオブジェクトのトナーセーブ量を予め設定されているトナーセーブ量より減少させることでトナー消費量を通常のトナーセーブ率が一律なトナーセーブを適用した場合よりも削減しつつ、画像の視認性を向上させる。
図1は、本発明の実施例の構成を示す。画像処理装置1は、画像処理手段20と画像出力手段(出力デバイス)30を備え、ホストコンピュータ10は、プリンタドライバ102とアプリケーションソフトウェア101を備えている。
画像処理手段20は、コマンド解釈手段201、隣接オブジェクト色検出手段202、色差小のオブジェクト集合抽出手段203、トナーセーブ率決定手段204、ハッチング処理決定手段205、トナーセーブ処理手段206を備え、画像出力手段30と接続されている。アプリケーションソフトウェア101で作成された文書に対して、ホストコンピュータ10がプリント命令を行った場合、プリンタドライバ102はPDL(ページ記述言語)を生成して、画像処理手段20に転送する。
画像処理装置20のコマンド解釈手段201は、文字、写真、グラフィックなどのオブジェクトの属性を判定する。ここで、トナーセーブモードが選択されていない場合は、全てのオブジェクトに対して、トナーセーブ率を0パーセントに設定する。トナーセーブモードが選択された場合、写真オブジェクトには予め設定されているデフォルトのトナーセーブ率を設定する。
隣接オブジェクト色検出手段202では、文字オブジェクト、グラフィックオブジェクトに対してのみ、隣接する文字オブジェクト、グラフィックオブジェクトの色差を検出する。
色差小のオブジェクト集合抽出手段203では、隣接するオブジェクトの色差が一定値より小さいオブジェクト集合を抽出する。
トナーセーブ率決定手段204では、色差小のオブジェクト集合抽出手段203で抽出したオブジェクト集合に対してオブジェクトの面積に応じて、トナーセーブ率を予め設定されているデフォルトのトナーセーブ率よりも大に設定するか、小に設定するか、デフォルトに設定するかの決定を行う。また、色差小のオブジェクト集合抽出手段203で抽出されなかったオブジェクトに対しては、全て予め設定されているデフォルトのトナーセーブ率に設定する。
ハッチング処理決定手段205では、トナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率よりも大に設定したオブジェクトのうち明度が一定値以下のものを抽出して、トナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率に変更して、白抜きのハッチングを該当するオブジェクトに挿入する。また、ユーザの設定によっては、ハッチングを挿入したオブジェクトと同一色の同一ページ内のオブジェクトに対してもハッチングできるものとする。
ここで、文字オブジェクトにハッチングを挿入すると文字の判別性が低下するため、ハッチング処理はグラフィックオブジェクトにのみ適用するものとする。明度が著しく低いオブジェクトに対してはトナーセーブ量をさらに増大させると紙白との識別が困難になってしまう恐れがあるため、ハッチングを施すことによって同等のトナー消費量の削減効果を出すことにする。
トナーセーブ処理手段206では、トナーセーブ率決定手段204、ハッチング処理決定手段205で設定したトナーセーブ率に従ったガンマテーブルを読み出してガンマ変換を行い、画像出力手段30によって出力する。
図2は、トナーセーブ率決定手段204の処理フローチャートを示し、図1の色差小のオブジェクト集合抽出手段203で検出したオブジェクト集合において、オブジェクトの面積に応じてトナーセーブ率を予め設定されているデフォルトのトナーセーブ率よりも大に設定するか、小に設定するかデフォルトに設定するかを決定するフローチャートである。
隣接する色差小のオブジェクト間でトナーセーブ量の差を設けることによってオブジェクト同士の区別がつきやすくなり、トナーセーブ時の画像の視認性が向上する。また、トナーセーブ量をデフォルトよりも大に設定する部分の面積を、トナーセーブ量をデフォルトよりも小に設定する部分の面積よりも大きくすることで、通常のトナーセーブ率が一律のトナーセーブモードよりトナー消費量を削減することができる。
色差小のオブジェクト集合抽出手段203で検出したオブジェクト集合において、各オブジェクトの面積を算出して、面積が最大のオブジェクトを検出する。オブジェクトの面積の算出方法としてはオブジェクトのピクセル数をカウントするなどの方法が挙げられる(ステップ1)。
面積が最大のオブジェクトのトナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率よりも大に設定する。面積が最大のものが複数存在する場合はどちらか一方を選択する。どちらか一方を選択する優先順位としては面積を算出したオブジェクトの順番が後のものを本発明では採用する(ステップ2)。
面積が最大のオブジェクトに隣接する色差が概ね小さいオブジェクトのトナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率よりも小に設定する(ステップ3)。
ステップ3において、トナーセーブ率をデフォルトよりも小に設定したオブジェクトに隣接する、トナーセーブ率が未設定の色差小のオブジェクトが存在するかどうかを判定する。隣接するトナーセーブ率未設定のオブジェクトが存在すればトナーセーブ量を大に設定する。以上のように色差小のオブジェクト集合抽出手段203で検出したオブジェクト集合の全てのオブジェクトにトナーセーブ率が設定されるまで大→小→大と交互にトナーセーブ率を設定する(ステップ4〜ステップ6)。
隣接するオブジェクトが同一のトナーセーブ量に設定された場合はデフォルトのトナーセーブ量に変更する(ステップ7)。
全てのオブジェクトのトナーセーブ率が決定したら、トナーセーブ率を大に設定した部分の面積と、小に設定した部分の面積の和を比較する。トナーセーブ率を大に設定した部分の面積が、小に設定した部分よりも小さい場合は、トナーセーブ率の大小を反転させる。ここで、トナーセーブ率の大小の反転とは、トナーセーブ率を大に設定したオブジェクトは小に設定を変更し、小に設定したオブジェクトは大に設定を変更することを表す。この処理によって、トナーセーブ率を大に設定した部分の面積が小に設定した部分の面積より大きくなり、通常のトナーセーブが一律のトナーセーブモードよりもトナー消費量の削減効果が期待できる(ステップ8、ステップ9)。
ステップ1〜ステップ8の処理を図1の色差小のオブジェクト集合抽出手段203で検出した全ての色差小のオブジェクト集合に適用する。また、色差小のオブジェクト抽出手段203で検出されなかったオブジェクトに対しては、全て予め設定されているデフォルトのトナーセーブ率を設定する(ステップ10)。
図3(a)〜(d)は、本発明におけるトナーセーブ処理前と処理後のオブジェクト例を示し、図3(e)、(f)は、本発明の処理を適用した場合に決定されるオブジェクトごとのトナーセーブ率を示す。
図3(a)、(b)は、通常のトナーセーブ率が一律のトナーセーブモードによって出力した画像の一例である。図3(c)、(d)は、本発明におけるトナーセーブ時の処理を適用した画像の一例である。
(a)において、オブジェクト31とオブジェクト32の色差が概ね小さいとする。また、(b)において、オブジェクト41、オブジェクト42、オブジェクト43、オブジェクト44、オブジェクト45の色差が概ね小さいとする。ここで、(a)において、オブジェクトの面積の大きさは以下の順序になっているものとする。
オブジェクト32>オブジェクト33>オブジェクト31>オブジェクト35>オブジェクト34
(b)の場合も同様に、オブジェクトの面積の大きさは以下の順序になっているものとする。
オブジェクト42>オブジェクト43>オブジェクト41>オブジェクト45>オブジェクト44
ただし、オブジェクト43、オブジェクト41の面積の和はオブジェクト42よりも大きいものとする。
隣接オブジェクト色検出手段202により隣接するオブジェクトの色が検出され、色差小のオブジェクト集合抽出手段203により色差が概ね小さいオブジェクト31、32、オブジェクト41、42、43、44、45が抽出される。ここで、オブジェクト31、32をオブジェクト集合51とし、オブジェクト41〜45をオブジェクト集合52とする。
オブジェクト集合51において、トナーセーブ率決定手段204に基づき面積が最大であるオブジェクト32のトナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率よりも大に設定し、隣接するオブジェクト31のトナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率よりも小に設定する。
オブジェクト集合52の場合は、まず面積が最大のオブジェクト42のトナーセーブ率を大に設定し、隣接するオブジェクト41、オブジェクト43のトナーセーブ率を小に設定する。さらに、オブジェクト41、オブジェクト43に隣接するオブジェクト44、オブジェクト45のトナーセーブ率を大に設定する。ここで、隣接するオブジェクト44とオブジェクト45は同一のトナーセーブ率が設定されているので、オブジェクト44とオブジェクト45のトナーセーブ率の設定をデフォルトのトナーセーブ率に変更する。
また、トナーセーブ率がデフォルトのトナーセーブ率よりも大に設定されているオブジェクト42の面積よりも、トナーセーブ率がデフォルトのトナーセーブ率よりも小に設定されているオブジェクト43とオブジェクト44の面積の和の方が大きいため、オブジェクト42のトナーセーブ率を小に設定を変更し、オブジェクト41、オブジェクト43のトナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率よりも大に設定を変更する。
上記の操作により、トナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率よりも小に設定する部分の面積に対して、大に設定する部分の面積を大きくすることができ、通常のトナーセーブ率が一律のトナーセーブ時よりもトナー消費量を削減できる。
(e)、(f)は、各オブジェクトに設定したトナーセーブ率を表し、予め設定されているデフォルトのトナーセーブ率が50パーセントである場合、デフォルトのトナーセーブ量よりもセーブ量を大に設定したオブジェクト32、41のトナーセーブ率は60パーセントとし、デフォルトのセーブ量よりもトナーセーブ量を小に設定したオブジェクト31、42のトナーセーブ率は40パーセントとして、トナーセーブ率決定手段204に基づき各オブジェクトにトナーセーブ率を設定する。
図4(a)は、トナーセーブ処理手段206が選択するガンマテーブルを示す。
トナーセーブモードが選択されない場合、全てのオブジェクトに対して、ガンマテーブル301が選択される。
トナーセーブモードが選択され、予め設定されているデフォルトのトナーセーブ率の設定が50パーセントである場合、トナーセーブ率決定手段204がトナーセーブ率としてデフォルトのトナーセーブ率を設定しているオブジェクトに対しては、トナーセーブ処理手段206はガンマテーブル303を選択する。
トナーセーブ率がデフォルトのトナーセーブ率に設定されているトナーセーブ率より大に設定されたオブジェクトに対しては、ガンマテーブル304が選択され、また、トナーセーブ率がデフォルトのトナーセーブ率より小に設定されたオブジェクトに対しては、ガンマテーブル302が選択される。
ここで、よりトナー消費量を削減する場合は、トナーセーブ率をデフォルトのトナーセーブ率よりも小に設定したオブジェクトに対しても、デフォルトのトナーセーブ率に設定されているオブジェクトと同等のガンマテーブルを選択してもよい。この場合、面積が小さいオブジェクトに関してはデフォルトのトナーセーブ率と同等にし、面積が大きいオブジェクトに関してはデフォルトのトナーセーブ率よりもトナーセーブ率を高くすることができるため、トナー消費量の削減効果はさらに高くなる。上記のようにトナーセーブ率決定手段204で設定したトナーセーブ率に基づきオブジェクト毎に異なるガンマテーブルを選択してガンマ変換を行うことで、異なるトナーセーブ率で画像が出力される。
図4(b)は、オブジェクトの面積とトナー消費量の関係を示す。401は、通常のトナーセーブ率が一律のトナーセーブ処理における、オブジェクトの面積が増大した場合のトナー消費量の推移を示し、402は、本発明のトナーセーブ処理における、オブジェクトの面積が増大した場合のトナー消費量の推移を示す。
図3に示すような円グラフの面積が増大した場合、当然トナー消費量が増加するので、通常のトナーセーブ率が一律のトナーセーブ処理401の場合は、図4(b)に示すように、トナー消費量が推移する。
これに対して、本発明のトナーセーブ処理402を用いると、面積の大きいオブジェクトに対しては、高いトナーセーブ率で画像を出力して、面積の小さいオブジェクトに対しては、低いトナーセーブ率で印刷するので、高いトナーセーブ率で印刷するオブジェクトの面積が、低いトナーセーブ率で印刷するオブジェクトの面積を上回り、画像全体ではトナー消費量が低下し、図4(b)の402に示すようなトナー消費量の推移を示す。
図4(b)から分かるように、出力する画像内のオブジェクトの面積が増大するほど、通常のトナーセーブ率が一律のトナーセーブ処理401のトナー消費量と、本発明におけるトナーセーブ処理402のトナー消費量との差が顕著になり、トナー消費量の削減効果が高くなる。
本発明は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。また、本発明の実施例の機能等を実現するためのプログラムは、ネットワークを介した通信によってサーバから提供されるものでも良い。
1 画像処理装置
10 ホストコンピュータ
20 画像処理手段
30 画像出力手段
特開平6−334861号公報 特開2009−172970号公報

Claims (8)

  1. 画像を構成する各オブジェクトを形成する際に、使用するトナーの消費量を通常時よりも削減するトナー消費量削減処理を実行する処理手段と、
    前記画像を構成する各オブジェクトの内、隣接している2以上のオブジェクト間の色差を検出する検出手段と、
    前記トナー消費量削減処理において、前記検出手段によって検出された隣接している2以上のオブジェクト間の色差が所定値以下であるオブジェクトの集合に対して、トナーセーブ率が未設定のオブジェクトのトナーセーブ率をそれぞれ設定するトナーセーブ率設定手段と、を備え、
    前記トナーセーブ率設定手段は、前記オブジェクトの集合において面積が最大の第1のオブジェクトに対して予め設定されたトナーセーブ率を超える高いトナーセーブ率を設定し、
    第1のオブジェクトに隣接する1又は複数の第2のオブジェクトについて、前記予め設定されたトナーセーブ率を設定し、
    前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトを含むトナーセーブ率の設定が済んだ設定済みオブジェクトに隣接する前記トナーセーブ率が未設定の1又は複数のオブジェクトのトナーセーブ率を、前記設定済みオブジェクトと異なるトナーセーブ率になるように、前記高いトナーセーブ率と前記予め設定されたトナーセーブ率から選択して設定する処理を、前記オブジェクトの集合の全てのオブジェクトにトナーセーブ率が設定されるまで繰り返し、
    更に、
    前記トナーセーブ率設定手段は、前記予め設定されたトナーセーブ率に設定されたオブジェクトの面積の合計が、前記予め設定されたトナーセーブ率を超える高い率に設定されたオブジェクトの面積の合計よりも大きい場合、前記予め設定されたトナーセーブ率を高い率に設定し直し、高い率に設定されたトナーセーブ率を予め設定されたトナーセーブ率に設定し直すことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記トナーセーブ率設定手段は、前記オブジェクトの集合の内、面積が最大のオブジェクトに対しては、前記予め設定されたトナーセーブ率を超える高い率に設定し、前記面積が最大のオブジェクトに隣接するオブジェクトに対しては、前記予め設定されたトナーセーブ率に設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記トナーセーブ率設定手段は、前記隣接するオブジェクトが共に同じトナーセーブ率に設定されている場合、該同じトナーセーブ率の値を、前記予め設定されたトナーセーブ率の値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記高い率に設定されたオブジェクトの明度が所定値以下の場合、前記オブジェクトに白抜きのハッチングを挿入し、さらに、トナーセーブ率を前記予め設定されたトナーセーブ率に設定し直すハッチング処理手段を備えることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記ハッチング処理手段は、ハッチング処理を施したオブジェクトと同一色のオブジェクトに対して白抜きのハッチング処理を行うことを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  6. 画像を構成する各オブジェクトを形成する際に、使用するトナーの消費量を通常時よりも削減するトナー消費量削減処理を実行する処理工程と、
    前記画像を構成する各オブジェクトの内、隣接している2以上のオブジェクト間の色差を検出する検出工程と、
    前記トナー消費量削減処理において、前記検出工程によって検出された隣接している2以上のオブジェクト間の色差が所定値以下であるオブジェクトの集合に対して、トナーセーブ率が未設定のオブジェクトのトナーセーブ率をそれぞれ設定するトナーセーブ率設定工程と、を備え、
    前記トナーセーブ率設定工程は、前記オブジェクトの集合において面積が最大の第1のオブジェクトに対して予め設定されたトナーセーブ率を超える高いトナーセーブ率を設定し、
    第1のオブジェクトに隣接する1又は複数の第2のオブジェクトについて、前記予め設定されたトナーセーブ率を設定し、
    前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトを含むトナーセーブ率の設定が済んだ設定済みオブジェクトに隣接する前記トナーセーブ率が未設定の1又は複数のオブジェクトのトナーセーブ率を、前記設定済みオブジェクトと異なるトナーセーブ率になるように、前記高いトナーセーブ率と前記予め設定されたトナーセーブ率から選択して設定する処理を、前記オブジェクトの集合の全てのオブジェクトにトナーセーブ率が設定されるまで繰り返し、
    更に、
    前記トナーセーブ率設定工程は、前記予め設定されたトナーセーブ率に設定されたオブジェクトの面積の合計が、前記予め設定されたトナーセーブ率を超える高い率に設定されたオブジェクトの面積の合計よりも大きい場合、前記予め設定されたトナーセーブ率を高い率に設定し直し、高い率に設定されたトナーセーブ率を予め設定されたトナーセーブ率に設定し直すことを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項6記載の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項6記載の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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