JP2006245644A - 画像形成装置、画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法 - Google Patents

画像形成装置、画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トナー消費量を減らしつつ見栄えを損なわないようにトナーセーブ処理を行なうことができる画像形成装置、画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法を提供する。
【解決手段】描画スクリーン管理手段45では、PDL解釈処理手段42から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する。また、ガンマカーブ調整手段44は、抑制率発生手段46より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力する。そして、レンダリング処理手段43は、PDL解釈処理手段42より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、ガンマカーブ調整手段44から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置、画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法に関する。
従来、例えば、レーザプリンタ等のいわゆるページプリンタでは、ページ記述言語(PDL;Page Description Language)を利用して、印刷する画像データを記述することができる。また、ページ記述言語を用いて画像データを記述した場合、その画像データを構成するページ記述言語の図形描画命令を解釈し、その解釈により認識された描画オブジェクトで構成される印刷描画イメージをページメモリに展開するようにしている。
また、ページメモリに展開する印刷描画イメージには、プリンタエンジンの描画特性に応じたガンマ曲線が適用され、色濃度について、入力データを変換して、再現性の良好な記録物(印刷画像)を得られるようにしている。
さて、このようなページプリンタでは、多くの場合、プリンタエンジンにおいて画像を形成する色材として、トナーが使用されている。トナーは、印刷のたびに消費されるものであるため、最終印刷物を得る場合以外、トナーの消費を抑制してランニングコストを低減できるようにするいわゆるトナーセーブ機能を備えたものが実用されている。
従来、このようなトナーセーブ機能を備えたページプリンタでは、トナーセーブを行う際、元のガンマ曲線に定数を乗じるという単純な演算によって算出したガンマ曲線を用い、印刷物の色濃度を抑制することで、トナーの消費を抑制できるようにしている(特許文献1参照)。
特開2003−295701号公報
しかしながら、このような従来装置のトナーセーブ方法では、描画される画像の視覚的な特性を考慮せず、1ページ分の全ての画像について濃度値を一定の割合で低減させるようにしているため、例えば、2つ以上の描画オブジェクトが同じ領域に描画されていて重なりが生じているような場合には、元々薄く描画されているところがさらに一定の比率で薄くなって見づらくなり、トナー消費量を抑えることができても印刷物の見栄えが悪くなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを変えることができ、その結果、トナー消費量を減らしつつ見栄えを損なわないようにトナーセーブ処理を行なうことができる画像形成装置、画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の画像形成装置は、画像出力制御装置から印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令の入力を受け付けるプリンタ制御手段と、このプリンタ制御手段で受け付けた前記図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた解釈結果を出力するPDL解釈処理手段と、このPDL解釈処理手段から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する描画スクリーン管理手段と、前記描画スクリーンに対応して出力画像の濃度を抑制する描画スクリーン毎の抑制率を発生する抑制率発生手段と、この抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力するガンマカーブ調整手段と、前記PDL解釈処理手段より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、前記ガンマカーブ調整手段から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開するレンダリング処理手段と、このレンダリング処理手段により前記ページメモリ上に展開された印刷描画イメージを記録媒体に形成する印刷処理手段と、を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記プリンタ制御手段は、トナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、その旨を前記ガンマカーブ調整手段へ通知し、前記ガンマカーブ調整手段は、前記プリンタ制御手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生して前記レンダリング処理手段へと出力し、前記プリンタ制御手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、前記抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して前記レンダリング処理手段へと出力する。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成する。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しない。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記抑制率発生手段は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなる。
また、請求項7にかかる発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなる。
また、請求項8にかかる発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなる。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記抑制率発生手段は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する。
また、請求項10にかかる発明の画像処理装置は、印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令の入力を受け付けるPDL入力処理手段と、このPDL入力処理手段で入力された前記図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた解釈結果を出力するPDL解釈処理手段と、このPDL解釈処理手段から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する描画スクリーン管理手段と、前記描画スクリーンに対応して出力画像の濃度を抑制する描画スクリーン毎の抑制率を発生する抑制率発生手段と、この抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力するガンマカーブ調整手段と、前記PDL解釈処理手段より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、前記ガンマカーブ調整手段から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開するレンダリング処理手段と、このレンダリング処理手段により前記ページメモリ上に展開された印刷描画イメージを画像形成装置に出力するデータ出力手段と、を備える。
また、請求項11にかかる発明は、請求項10記載の画像処理装置において、前記PDL入力処理手段は、トナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、その旨を前記ガンマカーブ調整手段へ通知し、前記ガンマカーブ調整手段は、前記PDL入力処理手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生して前記レンダリング処理手段へと出力し、前記PDL入力処理手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、前記抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して前記レンダリング処理手段へと出力する。
また、請求項12にかかる発明は、請求項10記載の画像処理装置において、前記描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成する。
また、請求項13にかかる発明は、請求項10記載の画像処理装置において、前記描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しない。
また、請求項14にかかる発明は、請求項10記載の画像処理装置において、前記抑制率発生手段は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する。
また、請求項15にかかる発明は、請求項14記載の画像処理装置において、前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなる。
また、請求項16にかかる発明は、請求項14記載の画像処理装置において、前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなる。
また、請求項17にかかる発明は、請求項14記載の画像処理装置において、前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなる。
また、請求項18にかかる発明は、請求項10記載の画像処理装置において、前記抑制率発生手段は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する。
また、請求項19にかかる発明のプログラムは、印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令の入力を受け付けるPDL入力処理機能と、このPDL入力処理機能で入力された前記図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた解釈結果を出力するPDL解釈処理機能と、このPDL解釈処理機能から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する描画スクリーン管理機能と、前記描画スクリーンに対応して出力画像の濃度を抑制する描画スクリーン毎の抑制率を発生する抑制率発生機能と、この抑制率発生機能より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力するガンマカーブ調整機能と、前記PDL解釈処理機能より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、前記ガンマカーブ調整機能から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開するレンダリング処理機能と、このレンダリング処理機能により前記ページメモリ上に展開された印刷描画イメージを画像形成装置に出力するデータ出力機能と、をコンピュータに実行させる。
また、請求項20にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記PDL入力処理機能は、トナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、その旨を前記ガンマカーブ調整機能へ通知し、前記ガンマカーブ調整機能は、前記PDL入力処理機能よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生して前記レンダリング処理機能へと出力し、前記PDL入力処理機能よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、前記抑制率発生機能より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して前記レンダリング処理機能へと出力する。
また、請求項21にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記描画スクリーン管理機能は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成する。
また、請求項22にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記描画スクリーン管理機能は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しない。
また、請求項23にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記抑制率発生機能は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する。
また、請求項24にかかる発明は、請求項23記載のプログラムにおいて、前記抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなる。
また、請求項25にかかる発明は、請求項23記載のプログラムにおいて、前記抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなる。
また、請求項26にかかる発明は、請求項23記載のプログラムにおいて、前記抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなる。
また、請求項27にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記抑制率発生機能は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する。
また、請求項28にかかる発明の画像処理方法は、印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた解釈結果を出力するPDL解釈処理工程と、このPDL解釈処理工程から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する描画スクリーン管理工程と、前記描画スクリーンに対応して出力画像の濃度を抑制する描画スクリーン毎の抑制率を発生する抑制率発生工程と、この抑制率発生工程より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力するガンマカーブ調整工程と、前記PDL解釈処理工程より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、前記ガンマカーブ調整工程から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開するレンダリング処理工程と、を含む。
請求項1にかかる発明によれば、PDL解釈処理手段から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンが生成、管理され、抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線が修正して出力され、PDL解釈処理手段より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値が、修正後のガンマ曲線に従って制御されて、ページメモリ上に展開される。これにより、描画スクリーン毎の抑制率を適用して基準ガンマ曲線を修正すると描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができることから、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを変えることができ、その結果、トナーセーブ機能を使用した場合でも印刷物の印刷品質が劣悪になるようなことはなくなるので、トナー消費量を減らしつつ見栄えを損なわないようにトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、ガンマカーブ調整手段は、プリンタ制御手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生してレンダリング処理手段へと出力し、プリンタ制御手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正してレンダリング処理手段へと出力することにより、適切なトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成することにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しないことにより、適切なトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、抑制率発生手段は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生することにより、確実に描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、抑制率発生手段は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生することにより、確実に描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、PDL解釈処理手段から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンが生成、管理され、抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線が修正して出力され、PDL解釈処理手段より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値が、修正後のガンマ曲線に従って制御されて、ページメモリ上に展開される。これにより、描画スクリーン毎の抑制率を適用して基準ガンマ曲線を修正すると描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができることから、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを変えることができ、その結果、トナーセーブ機能を使用した場合でも印刷物の印刷品質が劣悪になるようなことはなくなるので、トナー消費量を減らしつつ見栄えを損なわないようにトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、ガンマカーブ調整手段は、PDL入力処理手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生してレンダリング処理手段へと出力し、PDL入力処理手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正してレンダリング処理手段へと出力することにより、適切なトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成することにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しないことにより、適切なトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項14にかかる発明によれば、抑制率発生手段は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生することにより、確実に描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができるという効果を奏する。
また、請求項15にかかる発明によれば、抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項16にかかる発明によれば、抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項17にかかる発明によれば、抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項18にかかる発明によれば、抑制率発生手段は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生することにより、確実に描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができるという効果を奏する。
また、請求項19にかかる発明によれば、PDL解釈処理機能から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンが生成、管理され、抑制率発生機能より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線が修正して出力され、PDL解釈処理機能より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値が、修正後のガンマ曲線に従って制御されて、ページメモリ上に展開される。これにより、描画スクリーン毎の抑制率を適用して基準ガンマ曲線を修正すると描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができることから、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを変えることができ、その結果、トナーセーブ機能を使用した場合でも印刷物の印刷品質が劣悪になるようなことはなくなるので、トナー消費量を減らしつつ見栄えを損なわないようにトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項20にかかる発明によれば、ガンマカーブ調整機能は、PDL入力処理機能よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生してレンダリング処理機能へと出力し、PDL入力処理機能よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正してレンダリング処理機能へと出力することにより、適切なトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項21にかかる発明によれば、描画スクリーン管理機能は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成することにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項22にかかる発明によれば、描画スクリーン管理機能は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しないことにより、適切なトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
また、請求項23にかかる発明によれば、抑制率発生機能は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生することにより、確実に描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができるという効果を奏する。
また、請求項24にかかる発明によれば、抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項25にかかる発明によれば、抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項26にかかる発明によれば、抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなることにより、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを確実に変えることができるという効果を奏する。
また、請求項27にかかる発明によれば、抑制率発生機能は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生することにより、確実に描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができるという効果を奏する。
また、請求項28にかかる発明によれば、PDL解釈処理工程から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンが生成、管理され、抑制率発生工程より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線が修正して出力され、PDL解釈処理工程より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値が、修正後のガンマ曲線に従って制御されて、ページメモリ上に展開される。これにより、描画スクリーン毎の抑制率を適用して基準ガンマ曲線を修正すると描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができることから、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを変えることができ、その結果、トナーセーブ工程を使用した場合でも印刷物の印刷品質が劣悪になるようなことはなくなるので、トナー消費量を減らしつつ見栄えを損なわないようにトナーセーブ処理を行なうことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる印刷システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる画像形成装置を含む印刷システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態は、画像形成装置としてレーザプリンタを適用した例である。
図1に示すように、この印刷システム100は、印刷文書を作成処理する画像出力制御装置であるパーソナルコンピュータ101と、印刷文書を印刷するレーザプリンタであるプリンタ装置102とで構成されており、プリンタ装置102はパーソナルコンピュータ101に対してUSB(Universal Serial Bus)ケーブル103により直接接続されている。このようなパーソナルコンピュータ101は、LAN(Local Area Network)104に接続されており、LAN104を介して電子メール等を利用したデータ通信が可能である。
まず、パーソナルコンピュータ101について説明する。図2は、パーソナルコンピュータ101の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、パーソナルコンピュータ101は、このパーソナルコンピュータ101の動作制御を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)1を備えている。このCPU1には、CPU1が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのROM(Read Only Memory)2と、CPU1のワークエリア等を構成するためのRAM(Random Access Memory)3とが内部バス17を介して接続されている。
さらに、CPU1には、キャラクタジェネレータ4、時計回路5、LAN伝送制御部7、磁気ディスク装置8、CD−ROM装置9、表示制御部12、入力制御部15およびプリンタインタフェース回路16が、内部バス17を介して接続されており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主としてこの内部バス17を介して行われる。
キャラクタジェネレータ4は、図形文字の表示データを発生するためのものである。時計回路5は、現在日時情報を出力するためのものである。
LANインタフェース回路6は、このパーソナルコンピュータ101をLAN104に接続するためのものであり、LAN伝送制御部7は、LAN104を介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
磁気ディスク装置8は、OS(Operating System)、OS上で走る種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータを記憶するためのものである。CD−ROM装置9は、交換可能な記録媒体であるCD−ROM10に記憶されているデータ(種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータ)を読み込むためのものである。
このようなパーソナルコンピュータ101では、ユーザが電源を投入するとCPU1がROM2内のローダーというプログラムを起動させ、磁気ディスク装置8よりOSをRAM3に読み込み、このOSを起動させる。このようなOSは、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムを起動したり、情報を読み込んだり、保存を行ったりする。なお、記録媒体はCD−ROM10に限るものではなく、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、CD−RW、DVD、半導体メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体であれば良い。この場合、CD−ROM装置9を記憶媒体のデータを読み込み可能なものに変更することはいうまでもない。また、アプリケーションプログラムは、所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
なお、一般的には、パーソナルコンピュータ101の磁気ディスク装置8にインストールされるアプリケーションプログラムは、CD−ROM10などの記憶媒体に記録され、この記憶媒体に記録された動作プログラムが磁気ディスク装置8にインストールされる。このため、CD−ROM10等の可搬性を有する記憶媒体も、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばLANインタフェース回路6を介して外部から取り込まれ、磁気ディスク装置8にインストールされても良い。
CRTなどの表示装置11は、このパーソナルコンピュータ101を操作するための画面を表示するためのものであり、表示制御部12は、表示装置11の表示内容を制御するためのものである。
キーボード装置13は、このパーソナルコンピュータ101に対する各種の指示を種々のキー操作により行わせるためのものであり、画面指示装置14は、表示装置11の任意の点を指示する等の操作作業を行うためのもの(例えば、マウス等のポインティングデバイス)であり、入力制御部15は、キーボード装置13および画面指示装置14の入力情報を取り込む等するためのものである。
プリンタインタフェース回路16は、USBケーブル103を介してプリンタ装置102を接続し、プリンタ装置102へ印刷ジョブデータ等を送信したり、プリンタ装置102より印刷結果情報等を受信する等の動作を行うためのものである。
また、印刷文書情報は、このパーソナルコンピュータ101で適宜なアプリケーションプログラムが起動され、当該アプリケーションプログラムにより作成されて磁気ディスク装置8に保存されたり、CD−ROM10に保存されているものがCD−ROM装置9により読み出されて、パーソナルコンピュータ101に取り込まれたり、LAN104を介して電子メール等で受信した情報から再構築されてパーソナルコンピュータ101に取り込まれたりすることで、パーソナルコンピュータ101に保存される。
次に、プリンタ装置102について説明する。図3は、プリンタ装置102の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、プリンタ装置102は、このプリンタ装置102の各部の制御処理および画像形成処理などの各種制御処理を行うシステム制御部21を備えている。このシステム制御部21には、システムメモリ22、パラメータメモリ23、時計回路24、操作表示部25、ページメモリ26、プリンタエンジン27、搬送系ユニット28、外部装置インタフェース回路29および磁気ディスク装置30が内部バス31を介して接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス31を介して行われている。
システムメモリ22は、システム制御部21が実行する制御処理プログラムおよび制御処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部21のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ23は、このプリンタ装置102に固有な各種の情報を記憶するためのものである。
時計回路24は、現在時刻情報を出力するものである。操作表示部25は、このプリンタ装置102を操作するためのもので、各種の操作キーおよび各種の表示装置からなる。
ページメモリ26は、印刷する画像データ(印刷描画イメージ)を格納するものであり、プリンタエンジン27は、ページメモリ26に格納されている画像データの画像を記録用紙に記録出力するためのものである。給紙搬送系ユニット28は、記録用紙を保持している用紙カセット等(図示略)から記録用紙を分離してプリンタエンジン27の画像記録位置へと給紙搬送し、最終的に排紙トレイ(図示略)へと排出するためのものである。なお、本実施の形態のプリンタ装置102はレーザプリンタであるので、プリンタエンジン27は、電子写真プロセス方式により画像を形成して記録用紙に記録出力する。
外部装置インタフェース回路29は、USBケーブル103を介してパーソナルコンピュータ101に接続し、印刷ジョブデータ等を受信したり、パーソナルコンピュータ101に対して印刷結果等をあらわすデータを送信したりするためのものである。
磁気ディスク装置30は、種々の印刷文書情報を格納したり、それ以外の適宜な情報ファイル等を保存するためのものである。
ここで、本実施の形態のプリンタ装置102のシステム制御部21が発揮する特徴的な機能について説明する。レーザプリンタ等のページプリンタでは、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)を利用して、印刷する画像データを記述することができる。また、レーザプリンタのように高機能な処理機能を有するページプリンタでは、ページ記述言語を用いて記述された画像データを直接入力し、その画像データを構成するページ記述言語の図形描画命令を解析し、その解析により認識された描画オブジェクトで構成される印刷描画イメージを生成してページメモリ26に展開するようにしている。この点に関するプリンタ装置102のシステム制御部21が発揮する特徴的な機能について説明する。
図4は、プリンタ装置102が備えるシステム制御部21が発揮する特徴的な機能にかかる機能ブロック図である。図4に示すように、システム制御部21は、プリンタ制御手段であるプリンタ制御部41、PDL解釈処理手段であるPDLコマンドインタプリタ42、レンダリング処理手段であるレンダリング処理部43、ガンマカーブ調整手段であるガンマカーブ調整部44、描画スクリーン管理手段である描画スクリーン管理部45、抑制率発生手段である抑制率発生部46、印刷処理手段である印刷処理部47を備えている。
プリンタ制御部41は、受信した印刷データをPDLコマンドインタプリタ42へ転送するとともに、トナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、その旨をガンマカーブ調整部44へ通知する。
PDLコマンドインタプリタ42は、外部装置インタフェース回路29を介して入力した印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた結果(描画オブジェクトの種類、描画位置、描画属性等)をレンダリング処理部43及び描画スクリーン管理部45へと出力する。
描画スクリーン管理部45は、PDLコマンドインタプリタ42から送られた解釈結果(描画オブジェクトの種類、描画位置、描画属性等)を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域(以下、描画スクリーンという)を生成、管理する。
ここで、描画スクリーン生成、管理について説明する。ここで、図5−1は描画情報登録処理の流れを示すフローチャート、図5−2は描画スクリーン決定処理の流れを示すフローチャートである。図5−1及び図5−2に示すように、描画情報登録処理は、描画コマンドを読み込んで描画情報を抽出し、抽出した描画情報から描画する描画オブジェクトの始点情報と終点情報を求め、描画スクリーンを決定することになる。描画スクリーン決定処理は、前に登録した描画オブジェクトの始点情報及び終点情報と新たに取得した描画オブジェクトの始点情報及び終点情報とを比較して、完全一致、完全不包含である場合には前に登録した描画オブジェクトと同じ描画スクリーンに配置し、完全包含である場合には新たな描画スクリーンに配置する。また、部分的重複である場合にも、前に登録した描画オブジェクトと同じ描画スクリーンに配置する。このようにして描画スクリーンが決定されると、描画スクリーン管理テーブルに描画情報を追加登録する。
図6は、5つの描画オブジェクト(Pic001〜Pic005)が存在する場合について示す説明図である。図6に示すように、まず最初に取得した描画オブジェクト(Pic001)が描画スクリーン1に配置される。次いで、取得した描画オブジェクト(Pic002)は、その描画位置が描画オブジェクト(Pic001)に完全に含まれるので、新しい描画スクリーン2に配置される。次に取得した描画オブジェクト(Pic003)は、その描画位置が描画オブジェクト(Pic001)と描画オブジェクト(Pic002)とには完全に含まれないので、描画スクリーン1に配置される。また、次に取得した描画オブジェクト(Pic004)は、その描画位置が描画オブジェクト(Pic001)に部分的に含まれるので、描画スクリーン1に配置される。次に取得した描画オブジェクト(Pic005)は、その描画位置が描画オブジェクト(Pic001)と描画オブジェクト(Pic002)との両方に部分的に含まれるので、描画スクリーン1に配置される。そして、最後に、描画オブジェクト(Pic002)を描画スクリーン1に移動する。
ガンマカーブ調整部44は、プリンタ制御部41よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、所定の特性を有するガンマ曲線(以下、「基準ガンマ曲線」という)を発生し、それをレンダリング処理部43へと出力する一方、プリンタ制御部41よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、抑制率発生部46より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って、基準ガンマ曲線を修正し、その修正後の値をレンダリング処理部43へと出力する。なお、ガンマ曲線の修正は、例えば、ある色濃度について、基準ガンマ曲線の出力値に、抑制率発生部46の出力値を乗算するという方法を採用することができる。
レンダリング処理部43は、PDLコマンドインタプリタ42より入力した描画オブジェクトの種類、描画位置、および、描画属性等に従って、文字、画像、および、グラフィックスの3種類の描画オブジェクトで構成される印刷描画イメージをページメモリ26上に展開する。また、レンダリング処理部43は、色濃度については、ガンマカーブ調整部44より加えられる基準ガンマ曲線の値または修正された基準ガンマ曲線の値に従って、入力濃度に対応した出力濃度値を設定する。
そして、印刷処理部47は、レンダリング処理部43がページメモリ26上に展開した印刷描画イメージについて、プリンタエンジン27を用いて印刷動作を行い、記録用紙に画像を記録し、記録物を出力する。
したがって、本実施例では、トナーセーブ機能をユーザが使用する旨を設定していない場合には、ガンマカーブ調整部44からは基準ガンマ曲線が出力され、それにより、通常の印刷濃度で記録物が記録出力される。それに対し、トナーセーブ機能をユーザが使用する旨を設定した場合には、ガンマカーブ調整部44から出力されるガンマ曲線は、基準ガンマ曲線を抑制率発生部46が発生する描画スクリーン毎の抑制率に従って修正したものとなるので、記録物の印刷濃度は、抑制率発生部46に設定されている描画スクリーン毎の抑制率に従った態様に変更される。
ここで、抑制率発生部46より発生する描画スクリーン毎の抑制率は、例えば図7−1に示すように、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加するようなものを採用することができる。したがって、このような抑制率を適用して基準ガンマ曲線を修正すると、描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができる。例えば、図6に示した重なりが生じている描画オブジェクト(Pic001)と描画オブジェクト(Pic002)とについて、描画オブジェクト(Pic001)の抑制率が描画オブジェクト(Pic002)の抑制率に比べて小さくすることができることにより、下面の描画オブジェクト(Pic001)のトナー消費量を減らしつつ上面の描画オブジェクト(Pic002)の見栄えを損なわないようなトナーセーブ処理を行なうことができる。したがって、トナーセーブ機能をユーザが使用する旨を設定した場合、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを変えることができ、その結果、トナーセーブ機能を使用した場合でも印刷物の印刷品質が劣悪になるようなことはなくなる。
また、抑制率発生部46より発生する描画スクリーン毎の抑制率は、図7−2に示すように、2つ以上の直線(図示では、2つの直線)を組み合わせたような折れ線状のものであり、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するようなものを採用することができる。さらに、図7−3に示すように、抑制率が単調増加する曲線を、抑制率発生部6より発生する抑制率として採用することもできる。あるいは、図8に示すように、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを採用するようにしても良い。
このように本実施の形態によれば、PDL解釈処理部42から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンが生成、管理され、抑制率発生部46より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線が修正して出力され、PDL解釈処理部42より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値が、修正後のガンマ曲線に従って制御されて、ページメモリ26上に展開される。これにより、描画スクリーン毎の抑制率を適用して基準ガンマ曲線を修正すると描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができることから、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを変えることができ、その結果、トナーセーブ機能を使用した場合でも印刷物の印刷品質が劣悪になるようなことはなくなるので、トナー消費量を減らしつつ見栄えを損なわないようにトナーセーブ処理を行なうことができる。
なお、本実施の形態においては、パーソナルコンピュータ101に対してUSBケーブル103により直接接続されているプリンタ装置102を適用したが、これに限るものではなく、図9に示すように、LAN104を介してパーソナルコンピュータ101に接続されるネットワーク型のプリンタ装置についても適用することができる。
また、文書印刷機能のみを備えたプリンタ装置102またはネットワーク型のプリンタ装置のみならず、いわゆる複合機についても適用することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図10に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。第1の実施の形態では、ページ記述言語(PDL)を用いて記述された印刷データをプリンタ装置102に直接入力し、プリンタ装置102のPDLコマンドインタプリタ42においてページ記述言語(PDL)の図形描画命令を解析し、その解析により認識された描画オブジェクトで構成される印刷描画イメージを生成してページメモリに展開する方法を説明した。本実施の形態は、インクジェットプリンタのように高機能な処理機能を有さないページプリンタを用いる場合を想定したものであって、インクジェットプリンタを利用するパーソナルコンピュータに実装されるプリンタドライバにページ記述言語(PDL)の解析機能を実行させ、その解析機能により生成されてページメモリに展開された印刷描画イメージを、パーソナルコンピュータからインクジェットプリンタへ転送する方法を説明する。
このようにインクジェットプリンタをプリンタ装置102に適用した場合には、当然のことながら、プリンタ装置102のプリンタエンジン27は、周知のインクジェット方式の印刷技術を利用してデータを記録媒体上に印刷出力するものである。
本実施の形態のパーソナルコンピュータ101は、第1の実施の形態で説明したパーソナルコンピュータ101と基本的には同一であるため、その説明は省略する。ただし、磁気ディスク装置8には、アプリケーションプログラムであるインクジェットプリンタ用のプリンタドライバが記憶されている点で異なるものである。このようなプリンタドライバは、CD−ROM10に保存されているものがCD−ROM装置9により読み出されて、パーソナルコンピュータ101に取り込まれたり、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることによりパーソナルコンピュータ101に取り込まれる。
このようなプリンタドライバに従ってパーソナルコンピュータ101のCPU1が動作することにより、パーソナルコンピュータ101は画像処理装置として機能することになる。
ここで、磁気ディスク装置8に記憶されているプリンタドライバがCPU1に実行させる特徴的な機能について説明する。
図10は、本実施の形態のパーソナルコンピュータ101にインストールされているプリンタドライバがCPU1に実行させる特徴的な機能にかかる機能ブロック図である。図15に示すように、パーソナルコンピュータ101は、CPU1が磁気ディスク装置8に記憶されているプリンタドライバに従うことにより、PDL入力処理手段として機能するPDL入力処理部51、PDL解釈処理手段として機能するPDLコマンドインタプリタ52、レンダリング処理手段として機能するレンダリング処理部53、ガンマカーブ調整手段として機能するガンマカーブ調整部54、描画スクリーン管理手段として機能する描画スクリーン管理部55、抑制率発生手段として機能する抑制率発生部56、データ出力手段として機能するデータ出力部57を実現する。
PDL入力処理部51は、アプリケーションプログラム(ワードプロセッサソフトやページレイアウトソフト)で作成されたページ記述言語(PDL)で記述された印刷データの入力を受け付けるものであり、受け付けられた印刷データをPDLコマンドインタプリタ42へ転送するとともに、トナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、その旨をガンマカーブ調整部54へ通知する。
PDLコマンドインタプリタ52は、印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた結果(描画オブジェクトの種類、描画位置、描画属性等)をレンダリング処理部53及び描画スクリーン管理部55へと出力する。
描画スクリーン管理部55は、PDLコマンドインタプリタ52から送られた解釈結果(描画オブジェクトの種類、描画位置、描画属性等)を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域(以下、描画スクリーンという)を生成、管理する。
ガンマカーブ調整部54は、PDL入力処理部51よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、所定の特性を有するガンマ曲線(以下、「基準ガンマ曲線」という)を発生し、それをレンダリング処理部53へと出力する一方、PDL入力処理部51よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、抑制率発生部56より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って、基準ガンマ曲線を修正し、その修正後の値をレンダリング処理部53へと出力する。なお、ガンマ曲線の修正は、例えば、ある色濃度について、基準ガンマ曲線の出力値に、抑制率発生部56の出力値を乗算するという方法を採用することができる。
レンダリング処理部53は、PDLコマンドインタプリタ52より入力した描画オブジェクトの種類、描画位置、および、描画属性等に従って、文字、画像、および、グラフィックスの3種類の描画オブジェクトで構成される印刷描画イメージをページメモリ(図示せず)上に展開する。また、レンダリング処理部53は、色濃度については、ガンマカーブ調整部54より加えられる基準ガンマ曲線の値または修正された基準ガンマ曲線の値に従って、入力濃度に対応した出力濃度値を設定する。
そして、データ出力部57は、適宜なタイミングでページメモリの印刷描画イメージをプリンタ装置102に送信する。
このように本実施の形態によれば、PDL解釈処理部52から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンが生成、管理され、抑制率発生部56より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線が修正して出力され、PDL解釈処理部52より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値が、修正後のガンマ曲線に従って制御されて、ページメモリ上に展開される。これにより、描画スクリーン毎の抑制率を適用して基準ガンマ曲線を修正すると描画スクリーン毎にトナーセーブの度合いを変えることができることから、同じ領域に描画され重なりが生じている2つ以上の描画オブジェクトのトナーセーブの度合いを変えることができ、その結果、トナーセーブ機能を使用した場合でも印刷物の印刷品質が劣悪になるようなことはなくなるので、トナー消費量を減らしつつ見栄えを損なわないようにトナーセーブ処理を行なうことができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる画像形成装置を含む印刷システムの構成を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータの構成の一例を示すブロック図である。 プリンタ装置の構成の一例を示すブロック図である。 プリンタ装置が備えるシステム制御部が発揮する特徴的な機能にかかる機能ブロック図である。 描画情報登録処理の流れを示すフローチャートである。 描画スクリーン決定処理の流れを示すフローチャートである。 5つの描画オブジェクト(Pic001〜Pic005)が存在する場合について示す説明図である。 抑制率発生部における描画スクリーン毎の抑制率の発生のための関数の一例を示す説明図である。 抑制率発生部における描画スクリーン毎の抑制率の発生のための関数の一例を示す説明図である。 抑制率発生部における描画スクリーン毎の抑制率の発生のための関数の一例を示す説明図である。 描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルの一例を示す説明図である。 印刷システムの構成の変形例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるパーソナルコンピュータにインストールされているプリンタドライバがCPUに実行させる特徴的な機能にかかる機能ブロック図である。
符号の説明
41 プリンタ制御手段
42 PDL解釈処理手段
43 レンダリング処理手段
44 ガンマカーブ調整手段
45 描画スクリーン管理手段
46 抑制率発生手段
47 印刷処理手段
51 PDL入力処理手段
52 PDL解釈処理手段
53 レンダリング処理手段
54 ガンマカーブ調整手段
55 描画スクリーン管理手段
56 抑制率発生手段
57 データ出力手段
101 画像出力制御手段、画像処理手段
102 画像形成装置

Claims (28)

  1. 画像出力制御装置から印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令の入力を受け付けるプリンタ制御手段と、
    このプリンタ制御手段で受け付けた前記図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた解釈結果を出力するPDL解釈処理手段と、
    このPDL解釈処理手段から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する描画スクリーン管理手段と、
    前記描画スクリーンに対応して出力画像の濃度を抑制する描画スクリーン毎の抑制率を発生する抑制率発生手段と、
    この抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力するガンマカーブ調整手段と、
    前記PDL解釈処理手段より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、前記ガンマカーブ調整手段から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開するレンダリング処理手段と、
    このレンダリング処理手段により前記ページメモリ上に展開された印刷描画イメージを記録媒体に形成する印刷処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記プリンタ制御手段は、トナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、その旨を前記ガンマカーブ調整手段へ通知し、
    前記ガンマカーブ調整手段は、前記プリンタ制御手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生して前記レンダリング処理手段へと出力し、前記プリンタ制御手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、前記抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して前記レンダリング処理手段へと出力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しない、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記抑制率発生手段は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなる、
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなる、
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなる、
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. 前記抑制率発生手段は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令の入力を受け付けるPDL入力処理手段と、
    このPDL入力処理手段で入力された前記図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた解釈結果を出力するPDL解釈処理手段と、
    このPDL解釈処理手段から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する描画スクリーン管理手段と、
    前記描画スクリーンに対応して出力画像の濃度を抑制する描画スクリーン毎の抑制率を発生する抑制率発生手段と、
    この抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力するガンマカーブ調整手段と、
    前記PDL解釈処理手段より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、前記ガンマカーブ調整手段から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開するレンダリング処理手段と、
    このレンダリング処理手段により前記ページメモリ上に展開された印刷描画イメージを画像形成装置に出力するデータ出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記PDL入力処理手段は、トナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、その旨を前記ガンマカーブ調整手段へ通知し、
    前記ガンマカーブ調整手段は、前記PDL入力処理手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生して前記レンダリング処理手段へと出力し、前記PDL入力処理手段よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、前記抑制率発生手段より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して前記レンダリング処理手段へと出力する、
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 前記描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成する、
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  13. 前記描画スクリーン管理手段は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しない、
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  14. 前記抑制率発生手段は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する、
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  15. 前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなる、
    ことを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
  16. 前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなる、
    ことを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
  17. 前記抑制率発生手段の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなる、
    ことを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
  18. 前記抑制率発生手段は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する、
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  19. 印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令の入力を受け付けるPDL入力処理機能と、
    このPDL入力処理機能で入力された前記図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた解釈結果を出力するPDL解釈処理機能と、
    このPDL解釈処理機能から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する描画スクリーン管理機能と、
    前記描画スクリーンに対応して出力画像の濃度を抑制する描画スクリーン毎の抑制率を発生する抑制率発生機能と、
    この抑制率発生機能より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力するガンマカーブ調整機能と、
    前記PDL解釈処理機能より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、前記ガンマカーブ調整機能から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開するレンダリング処理機能と、
    このレンダリング処理機能により前記ページメモリ上に展開された印刷描画イメージを画像形成装置に出力するデータ出力機能と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする前記コンピュータに読み取り可能なプログラム。
  20. 前記PDL入力処理機能は、トナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、その旨を前記ガンマカーブ調整機能へ通知し、
    前記ガンマカーブ調整機能は、前記PDL入力処理機能よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されていない場合には、基準となるガンマ曲線を発生して前記レンダリング処理機能へと出力し、前記PDL入力処理機能よりトナーセーブ機能が設定されている旨が通知されている場合には、前記抑制率発生機能より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して前記レンダリング処理機能へと出力する、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  21. 前記描画スクリーン管理機能は、既に描画した描画オブジェクトに全体が重なる場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成する、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  22. 前記描画スクリーン管理機能は、既に描画した描画オブジェクトに重なりが部分的に発生する場合には、描画スクリーンを生成しない、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  23. 前記抑制率発生機能は、関数を適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  24. 前記抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの直線からなる、
    ことを特徴とする請求項23記載のプログラム。
  25. 前記抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加する2つ以上の直線からなる、
    ことを特徴とする請求項23記載のプログラム。
  26. 前記抑制率発生機能の関数は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が単調増加する1つの曲線からなる、
    ことを特徴とする請求項23記載のプログラム。
  27. 前記抑制率発生機能は、描画スクリーンが増加するに従って抑制率が増加するような値がセットされているテーブルを適用して描画スクリーン毎の抑制率を発生する、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  28. 印刷データを構成するPDLデータの図形描画命令を順次解釈し、その解釈後に得られた解釈結果を出力するPDL解釈処理工程と、
    このPDL解釈処理工程から送られた解釈結果を解析し、既に描画した描画オブジェクトに重なりが発生する場合には、新規にメモリ領域を確保して新たな描画領域である描画スクリーンを生成、管理する描画スクリーン管理工程と、
    前記描画スクリーンに対応して出力画像の濃度を抑制する描画スクリーン毎の抑制率を発生する抑制率発生工程と、
    この抑制率発生工程より発生される描画スクリーン毎の抑制率に従って基準となるガンマ曲線を修正して出力するガンマカーブ調整工程と、
    前記PDL解釈処理工程より入力した解釈結果に基づく印刷描画イメージの濃度値を、前記ガンマカーブ調整工程から出力された修正後のガンマ曲線に従って制御して、ページメモリ上に展開するレンダリング処理工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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JP2012027381A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体

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