JP2003177885A - プリンタドライバ - Google Patents

プリンタドライバ

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JP2003177885A
JP2003177885A JP2001375342A JP2001375342A JP2003177885A JP 2003177885 A JP2003177885 A JP 2003177885A JP 2001375342 A JP2001375342 A JP 2001375342A JP 2001375342 A JP2001375342 A JP 2001375342A JP 2003177885 A JP2003177885 A JP 2003177885A
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JP2001375342A
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Megumi Shirai
恵 白井
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタとコンピュータとからなるシステム
を、ユーザがラスタライズ解像度の変更作業を行なわな
くても、ユーザに適した内容(処理手順)の印刷が行な
われるシステムとして動作させることが出来るプリンタ
ドライバを提供する。 【解決手段】 プリンタに印刷データを供給するために
コンピュータ上で実行されるプリンタドライバを、スプ
ールファイルの内容を調査(ステップS103)して、
その調査結果に応じた解像度でラスタライズを行ない、
印刷データを生成する(ステップS104〜S106)
ように、作成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに印刷デ
ータを供給するためにコンピュータ上で実行されるプリ
ンタドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタが接続されたコ
ンピュータでは、ユーザが何らかのアプリケーションプ
ログラムから何らかのドキュメントの印刷を指示した場
合、そのアプリケーションプログラム(及びOS)によ
りスプールファイルが生成され、そのスプールファイル
に対してプリンタドライバにより図8に示した手順の処
理が行なわれている。
【0003】すなわち、まず、スプールファイルからR
GBイメージデータを生成するラスタライズ処理が、行
なわれる。次いで、生成したRGBイメージデータをC
MYKイメージデータに変換する色変換処理が行なわれ
るとともに、CMYKイメージデータを、インクジェッ
トプリンタに描画させるドットのオン/オフデータから
なるデータに変換するハーフトーン処理が、行なわれ
る。その後、ハーフトーン処理により生成されたデータ
が印刷データとしてインクジェットプリンタに供給され
ている。
【0004】そして、大部分のプリンタドライバは、ラ
スタライズ処理にて生成されるRGBイメージデータの
解像度(以下、ラスタライズ解像度と表記する)と、ハ
ーフトン処理にて生成されるデータの解像度(以下、出
力解像度と表記する)とを、ユーザが、間接的(或いは
直接的)に指定できるものとなっている。
【0005】このようにプリンタドライバが作成されて
いるのは、印刷品質の観点からは、ラスタライズ解像
度,出力解像度は高い方が良い(解像度を高くしても印
刷品質が悪くなることはない)のであるが、ラスタライ
ズ解像度を高くすると、処理に時間がかかることになる
し、ラスタライズ解像度を高くしても、印刷品質が向上
しない場合(例えば、画像データの印刷時)があるため
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のプリンタドライバは、ラスタライズ解像度を低くする
こと(印刷速度を優先させること)も、ラスタライズ解
像度を高くすること(印刷品質を優先させること)も出
来るものとなっているのであるが、従来のプリンタドラ
イバにデフォルトの条件とは異なる条件で印刷データを
生成させるためには、ユーザが、ラスタライズ解像度を
変更するための作業を行なわなければならない。
【0007】この作業は、プリンタドライバに動作条件
を設定するためのダイアログボックスを表示させ、当該
ダイアログボックスに設けられているラスタライズ解像
度関連のコントロール(リストボックス、チェックボッ
クス等)を操作するといった単純なものなのではある
が、プリンタドライバは、ユーザがこのような作業を行
なわなくても良いものであることが望まれる。
【0008】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たものであり、本発明の課題は、プリンタと、自身が実
行されたコンピュータとからなるシステムを、ユーザが
ラスタライズ解像度の変更作業を行なわなくても、ユー
ザに適した内容(処理手順)の印刷が行なわれるシステ
ムとして動作させることが出来るプリンタドライバを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のプリンタドライバは、コンピュータを、印
刷すべき書類の内容を調査して、その書類の印刷データ
の生成に適したラスタライズ解像度を決定するラスタラ
イズ解像度決定手段と、ラスタライズ解像度決定手段に
て決定されたラスタライズ解像度のイメージデータを生
成する処理を含む印刷データ生成処理を実行することに
より書類に関する印刷データを生成して、プリンタに供
給する印刷データ生成・供給手段とを備える装置として
動作させることができるように、作成される。
【0010】このプリンタドライバを用いれば、ラスタ
ライズ解像度が印刷すべき書類の内容によって自動的に
変更されることになるので、プリンタとコンピュータと
からなるシステムを、ユーザがラスタライズ解像度の変
更作業を行なわなくても、ユーザに適した内容(処理手
順)の印刷が行なわれるシステムとして動作させること
が出来ることになる。
【0011】本発明のプリンタドライバは、ラスタライ
ズ解像度決定手段が、書類を構成するページ毎に、ラス
タライズ解像度を決定する手段となり、印刷データ生成
・供給手段が、書類を構成するページ毎に、そのページ
についてラスタライズ解像度決定手段にて決定されたラ
スタライズ解像度のイメージデータを生成する処理を含
む印刷データ生成処理を実行する手段となるように、作
成しておくことが出来る。
【0012】このようにプリンタドライバを作成してお
けば、当該プリンタドライバが用いられたシステムを、
ページ毎に内容が大きく異なっている書類に関しても、
ユーザに適した内容の印刷が行なわれるシステムとして
動作させることが出来ることになる。
【0013】本発明のプリンタドライバは、実行された
コンピュータが、ラスタライズ解像度決定手段が、印刷
すべき書類の内容の調査結果をラスタライズ解像度に対
応づける対応関係情報に基づき、ラスタライズ解像度を
決定する手段となり、ラスタライズ解像度決定手段が利
用する対応関係情報を、与えられた指示に応じたものに
書き換える対応関係情報書換手段を、さらに備える装置
として動作することとなるように、作成しておくことが
出来る。
【0014】このようにプリンタドライバを作成してお
けば、プリンタドライバの動作内容を、コンピュータの
仕様やユーザの希望に合ったものとすることが可能とな
るので、プリンタ及びコンピュータを、ユーザにより適
した内容(処理手順)の印刷が行なわれるシステムとし
て動作させることが出来ることになる。
【0015】本発明のプリンタドライバを実現する際に
は、テキスト印刷時にジャギーが発生しないようにする
ために、ラスタライズ解像度決定手段が、書類がテキス
トである場合には、その書類の印刷データの生成に適し
たラスタライズ解像度を、他の場合よりも高い解像度と
することを決定する手段となるようにしておくことが望
ましい。
【0016】なお、本発明のプリンタドライバを実現す
るに際しては、ラスタライズ解像度決定手段が、印刷す
べき書類の内容を調査するために、アプリケーションプ
ログラムから情報を取得する手段となるようにしておく
ことも、スプールファイルの内容を精査する手段となる
ようにしておくことも出来る。ただし、ラスタライズ解
像度決定手段が前者の手段となるようにする場合には、
アプリケーションプログラムの改良が必要となり、ラス
タライズ解像度決定手段が後者の手段となるようにした
場合には、調査のために時間がかかることになるので、
本発明のプリンタドライバは、ラスタライズ解像度決定
手段が、上記のような問題が起きない手段、例えば、印
刷すべき書類に関するスプールファイル内の1ページ分
のデータのサイズを調査する手段、となるように、作成
しておくことが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0018】<第1実施形態>図1に模式的に示したよ
うに、本発明の第1実施形態に係るプリンタドライバ1
0は、インクジェットプリンタ60を利用するコンピュ
ータ50にインストールされるプログラムである。な
お、プリンタドライバ10のコンピュータ50へのイン
ストールは、プリンタドライバ10が記録されたCD−
ROM等の記録媒体からの読み出しにより、或いは、イ
ンクジェットプリンタ60のメーカーが運営するWeb
サイトからのダウンロードにより、行なわれる。
【0019】図2及び図3に、本プリンタドライバ10
が表示する詳細設定ダイアログボックス30を示す。
【0020】これらの図から明らかなように、プリンタ
ドライバ10が表示する詳細設定ダイアログボックス3
0には、“印刷品質”条件値を指定するためのドロップ
ダウンリストボックス31と、“スムージング”条件値
を指定するためのドロップダウンリストボックス32と
が、設けられている。
【0021】“印刷品質”条件値は、主として出力解像
度を規定する印刷条件値であり、詳細設定ダイアログボ
ックス30上のドロップダウンリストボックス31は、
ユーザが、“印刷品質”条件値として、“通常−360
dpi”,“高品質−720dpi”を指定(選択)で
きるものとなっている。
【0022】“スムージング”条件値は、ラスタライズ
解像度を直接的或いは間接的に規定する印刷条件値であ
る。この“スムージング”条件値に関するドロップダウ
ンリストボックス32は、“印刷品質”条件値が“高品
質−720dpi”とされている状態では、図2に示し
てあるように、ユーザが、“スムージング”条件値とし
て、“Auto”、“On”、“Off”のいずれかを
指定でき、“印刷品質”条件値が“通常−360dp
i”とされている状態では、図3に示してあるように、
ユーザが、“スムージング”条件値を“Off”から変
更することができないものとなっている。
【0023】すなわち、本プリンタドライバ10は、
“印刷品質”条件値=“通常−360dpi”(この場
合、ドロップダウンリストボックス32による“スムー
ジング”条件値の変更不可)、“印刷品質”条件値=
“高品質−720dpi”、かつ、“スムージング”条
件値=“Auto”、“印刷品質”条件値=“高品質
−720dpi”、かつ、“スムージング”条件値=
“On”、“印刷品質”条件値=“高品質−720d
pi”、かつ、“スムージング”条件値=“Off”、
といった4種の動作条件のいずれかで機能するものとな
っている。なお、本プリンタドライバ10は、の動作
条件が設定されている状態でインストールされるものと
なっている。
【0024】そして、プリンタドライバ10は、ユーザ
が、コンピュータ50を操作して、何らかのアプリケー
ションプログラムから何らかのドキュメントの印刷を指
示した場合、そのアプリケーションプログラム(及びO
S)によって生成されたスプールファイルを、図4に示
した手順で処理する。
【0025】すなわち、プリンタドライバ10は、ま
ず、“スムージング”条件値が“Auto”であるか否
か(上記したの動作条件が設定されている状態である
か否か)を判断する(ステップS101)。そして、
“スムージング”条件値が“Auto”でなかった場合
(ステップS101;NO)、プリンタドライバ10
は、ステップS102にて、ラスタライズ解像度を現在
の“印刷品質”条件値及び“スムージング”条件値に応
じた解像度(図では、設定解像度)としてスプールファ
イルから何ページ分かの印刷データを生成し、インクジ
ェットプリンタ60に供給する処理を、行なう。
【0026】すなわち、このステップS102におい
て、プリンタドライバ10は、“印刷品質”条件値が
“通常−360dpi”であった場合には、ラスタライ
ズ解像度が360dpiであり、出力解像度が360d
piである印刷データを生成し、インクジェットプリン
タ60に供給する処理を行なう。また、“印刷品質”条
件値が“高品質−720dpi”であり、“スムージン
グ”条件値が“On”であった場合、プリンタドライバ
10は、ラスタライズ解像度が720dpiであり、出
力解像度が720dpiである印刷データを生成し、イ
ンクジェットプリンタ60に供給する処理を行なう。ま
た、“印刷品質”条件値が“高品質−720dpi”で
あり、“スムージング”条件値が“Off”であった場
合、プリンタドライバ10は、ラスタライズ解像度が3
60dpiであり、出力解像度が720dpiである印
刷データを生成し、インクジェットプリンタ60に供給
する処理を行なう。
【0027】そして、プリンタドライバ10は、動作
(この図に示してある処理)を終了する。
【0028】一方、“スムージング”条件値が“Aut
o”であった場合(ステップS101;YES)、プリ
ンタドライバ10は、スプールファイル内の各1ページ
分のデータ(以下、ページ単位スプールデータと表記す
る)のサイズを把握するとともに、把握した1つ或いは
複数のサイズの中の最も大きなサイズを判定対象サイズ
として特定する(ステップS103)。そして、プリン
タドライバ10は、判定対象サイズが、解像度決定用し
きい値(図3では、しきい値)以下であるか否かを判断
する(ステップS104)。ここで、解像度決定用しき
い値とは、一般的なテキストのページ単位スプールデー
タのサイズよりは大きく、印刷が遅い(印刷データの生
成に要する時間が長い)と一般ユーザが感じるページ単
位スプールデータのサイズよりは小さい値(仮想的なペ
ージ単位スプールデータのサイズ)のことである。な
お、本プリンタドライバ10では、この解像度決定用し
きい値として、各種の書類(各種のページ単位スプール
データ)について、ラスタライズ解像度を720dpi
とした1ページ分の印刷データの生成に要する時間を調
査し、それらの調査結果に基づき定めた値が、用いられ
ている。
【0029】判定対象サイズが解像度決定用しきい値以
下であった場合(ステップS104;YES)、プリン
タドライバ10は、スプールファイルから、ラスタライ
ズ解像度が720dpiであり、出力解像度が720d
piである印刷データを生成し、インクジェットプリン
タ60に供給する処理(ステップS105)を行なう。
逆に、判定対象サイズがラスタライズ解像度決定用しき
い値を超えていた場合(ステップS104;NO)、プ
リンタドライバ10は、スプールファイルから、ラスタ
ライズ解像度が360dpiであり、出力解像度が72
0dpiである印刷データを生成し、インクジェットプ
リンタ60に供給する処理(ステップS106)を行な
う。そして、ステップS105或いはS106の処理を
終えたプリンタドライバ10は、動作を終了する。
【0030】以上の説明から明らかなように、本プリン
タドライバ10が用いられたシステム(インクジェット
プリンタ60及びコンピュータ50)では、ラスタライ
ズ解像度を720dpiとした印刷に時間がかかる書類
(グラフィックデータ等)については、自動的に(ユー
ザがラスタライズ解像度の変更作業を行なわなくて
も)、ラスタライズ解像度を360dpiとした印刷
(印刷速度を優先した印刷)が行われる。また、ラスタ
ライズ解像度を720dpiとしても印刷にさほど時間
がかからない書類(テキストデータ等)については、自
動的に、ラスタライズ解像度を720dpiとした印刷
(印刷品質を優先した印刷)が行われる。
【0031】特に、ラスタライズ解像度を720dpi
としても印刷にさほど時間がかからない書類は、文字の
描画が必要な書類であることが多いので、ジャギーの発
生を防ぐために、印刷品質を優先した形で印刷されるこ
とが望ましいことになる。そして、本プリンタドライバ
10は、そのような制御が自動的に行なわれるものとな
っているので、本プリンタドライバ10を用いれば、イ
ンクジェットプリンタ60及びコンピュータ50を、ユ
ーザがラスタライズ解像度の変更作業を行なわなくて
も、ユーザに適した内容(処理手順)の印刷が行なわれ
るシステムとして動作させることが出来ることになる。
【0032】<第2実施形態>本発明の第2実施形態に
係るプリンタドライバは、第1実施形態のプリンタドラ
イバ10を変形したものである。このため、以下では、
第1実施形態のプリンタドライバ10との違いを中心
に、第2実施形態に係るプリンタドライバの説明を行な
うことにする。
【0033】図5に示したように、本発明の第2実施形
態に係るプリンタドライバ20も、インクジェットプリ
ンタ60を利用するコンピュータ50にインストールさ
れるプログラムである。また、プリンタドライバ20
は、通常、しきい値調整用プログラム、テスト用スプー
ルファイル、セットアップ用プログラムと共に、例え
ば、図5に模式的に示してあるように記録媒体21(C
DーROM等)を用いて、インクジェットプリンタ60
のユーザに提供される。
【0034】しきい値調整用プログラム、テスト用スプ
ールファイル及びセットアップ用プログラムの説明は後
ほど行なうこととし、まず、図6及び図7を用いて、プ
リンタドライバ20の説明を行なう。なお、これらの図
のうち、図6は、プリンタドライバ20が表示する詳細
設定ダイアログボックス40の説明図であり、図7は、
プリンタドライバ20による印刷データの生成手順を示
した流れ図である。
【0035】図6に示したように、このプリンタドライ
バ20が表示する詳細設定ダイアログボックス40に
は、ドロップダウンリストボックス41、ドロップダウ
ンリストボックス42、スライドバー43等が、設けら
れている。ドロップダウンリストボックス41、ドロッ
プダウンリストボックス42は、それぞれ、詳細設定ダ
イアログボックス30(図2、3参照)に設けられてい
るドロップダウンリストボックス31、ドロップダウン
リストボックス32と同機能(同目的)のコントロール
である。スライドバー43は、解像度決定用しきい値
(図6では、“スムージングしきい値”)の変更指示を
受け付けるためのコントロールである。すなわち、本プ
リンタドライバ20は、ユーザが、解像度決定用しきい
値を調整できるものとなっている。
【0036】さらに、プリンタドライバ20は、ユーザ
が、コンピュータ50を操作して、何らかのアプリケー
ションプログラムから何らかのドキュメントの印刷を指
示した場合、そのアプリケーションプログラム(及びO
S)によって生成されたスプールファイルを図7に示し
た手順で処理するものとなっている。
【0037】すなわち、プリンタドライバ20は、ま
ず、“スムージング”条件値が“Auto”であるか否
かを判断する(ステップS201)。そして、“スムー
ジング”条件値が“Auto”でなかった場合(ステッ
プS201;NO)、プリンタドライバ20は、ステッ
プS202にて、スプールファイルから、ラスタライズ
解像度が、現在の“印刷品質”条件値及び“スムージン
グ”条件値に応じた解像度(図では、設定解像度)であ
り、出力解像度が現在の“印刷品質”条件値に応じた解
像度である何ページ分かの印刷データを生成してインク
ジェットプリンタ60に供給する処理を、行なう。そし
て、プリンタドライバ20は、この図に示した処理を終
了する。
【0038】一方、“スムージング”条件値が“Aut
o”であった場合(ステップS201;YES)、プリ
ンタドライバ20は、スプールファイル内の各ページ単
位スプールデータ(1ページ分のデータ)のサイズを把
握する(ステップS203)。次いで、プリンタドライ
バ20は、処理すべきページ単位スプールデータ(以
下、処理対象ページデータと表記する)のサイズ(以
下、処理対象サイズと表記する)が、現時点における解
像度決定用しきい値(図では、しきい値)以下であるか
否かを判断する(ステップS204)。
【0039】そして、プリンタドライバ20は、処理対
象サイズが解像度決定用しきい値以下であった場合(ス
テップS204;YES)には、スプールファイル内の
処理対象ページ単位スプールデータに基づき、ラスタラ
イズ解像度を720dpiとした状態で1ページ分の印
刷データを生成してインクジェットプリンタ60に供給
する(ステップS205)。なお、ステップS203以
降の処理が行なわれるのは、“印刷品質”条件値が“高
品質−720dpi”であるときなので、このステップ
S205と後述するステップS206の処理時には、出
力解像度が720dpiの印刷データが生成される。
【0040】一方、判定対象サイズがラスタライズ解像
度決定用しきい値を超えていた場合(ステップS20
4;NO)、プリンタドライバ20は、処理対象ページ
単位スプールデータに基づき、ラスタライズ解像度を3
60dpiとした状態で1ページ分の印刷データを生成
してインクジェットプリンタ60に供給する(ステップ
S206)。ステップS205或いはS206の処理を
終えたプリンタドライバ20は、スプールファイル内に
未処理のページ単位スプールデータが残っているか否か
を判断する(ステップS207)。そして、プリンタド
ライバ20は、未処理のページ単位スプールデータが残
っていた場合(ステップS207;NO)には、次のペ
ージ単位スプールデータに対して、ステップS204〜
S206の処理を行ない、全ページ単位スプールデータ
の処理が完了していた場合(ステップS207;YE
S)には、動作を終了する。
【0041】次に、プリンタドライバ20と共に、ユー
ザに提供されるしきい値調整用プログラム、テスト用ス
プールファイル及びセットアップ用プログラムの説明
を、行なう。
【0042】テスト用スプールファイルは、1ページの
書類から生成された比較的にサイズの大きなスプールフ
ァイルである。また、しきい値調整用プログラムは、テ
スト用スプールファイルから、ラスタライズ解像度を7
20dpiとした印刷データを生成する処理を行ない、
その処理に要した時間を計測するとともに、計測した時
間に応じた値に解像度決定要しきい値を変更するプログ
ラムである。
【0043】そして、セットアップ用プログラムは、プ
リンタドライバ20をコンピュータ50にインストール
するとともに、しきい値調整用プログラムとテスト用ス
プールファイルとをコンピュータ50にインストールし
た後、しきい値調整用プログラムを実行させ、しきい値
調整用プログラムの動作の完了後に、しきい値調整用プ
ログラムとテスト用スプールファイルとをアンインスト
ールするプログラムとなっている。要するに、セットア
ップ用プログラムは、プリンタドライバ20をコンピュ
ータ50にインストールした際に、しきい値調整用プロ
グラムを利用して、そのプリンタドライバ20が使用す
る解像度決定用しきい値をそのコンピュータ50の仕様
(CPUの能力及びメモリサイズ)に適したものに調整
するプログラムとなっている。
【0044】また、セットアップ用プログラムは、上記
処理を、プリンタドライバ20のインストールを伴わな
い形で実行する機能も有している。ユーザは、コンピュ
ータ50の仕様を変更した場合(メモリを増設した場合
等)、セットアップ用プログラムの当該機能を利用して
(或いはスライドバー43を用いて)、解像度決定用し
きい値の再調整を行なう。また、ユーザは、しきい値調
整要プログラムによって決定された解像度決定用しきい
値が不適当なものであると考えた場合には、スライドバ
ー43を用いて解像度決定用しきい値の値が自身に適し
たものとなるように、調整する。
【0045】以上、説明したように、第2実施形態に係
るプリンタドライバ20は、各ページのラスタライズ解
像度が、そのページに関するページ単位スプールデータ
のサイズに基づいて決定されるものとなっている。従っ
て、本プリンタドライバ20を用いれば、ページ毎に内
容が大きく異なっている書類もユーザにとって好ましい
形で印刷が行なえるシステムを実現できることになる。
また、プリンタドライバ20は、解像度決定用しきい値
を調整できるものともなっているので、プリンタドライ
バ20を用いれば、コンピュータ50がどのような仕様
のものであっても、当該コンピュータ50とインクジェ
ットプリンタ60とからなるシステムを、ユーザにとっ
て好ましい形の印刷が行なわれるシステムとして機能さ
せることが出来ることになる。
【0046】<変形形態>上記したプリンタドライバ1
0、20は、各種の変形を行なうことができる。例え
ば、プリンタドライバ10を、解像度決定用しきい値の
調整が行なえるように変形しておいても良く、プリンタ
ドライバ20を、解像度決定用しきい値の調整が行なえ
ないように変形しておいても良い。また、第1ページに
関するページ単位スプールデータのサイズを判定対象サ
イズとして取り扱うように、プリンタドライバ10を変
形しておいても良い。
【0047】また、印刷データの生成時に使用すべきラ
スタライズ解像度を決定するために行なう調査内容を、
プリンタドライバ10、20の調査内容とは異なるもの
としておいても良い。具体的には、スプールファイル内
のページ単位スプールデータのサイズを調査するのでは
なく、アプリケーションプログラムから印刷対象書類に
関する情報を取得するように、プリンタドライバ10、
20を変形しておいても良い。また、スプールファイル
内のページ単位スプールデータのサイズではなく、描画
コマンドの数を調査するように、プリンタドライバ1
0、20を変形しておいても良く、描画コマンドの数及
び内容を調査するように、プリンタドライバ10、20
を変形しておいても良い。ただし、描画コマンドの数及
び内容の調査が行なわれるようにプリンタドライバ1
0、20を変形した場合、ラスタライズ解像度を決定す
るための処理に時間がかかることになるので、実施形態
のプリンタドライバ10、20のように、簡単な調査で
ラスタライズ解像度が決定されるようにしておくことが
望ましい。
【0048】また、プリンタドライバ10、20は、2
種の解像度(360dpiと720dpi)でラスタラ
イズを行なうものであったが、プリンタドライバ10、
20で用いられている技術を、3種以上の解像度でラス
タライズを行なうプリンタドライバに適用しても良いこ
とや、本技術をインクジェットプリンタ60以外のプリ
ンタ(コンピュータ側でラスタライズが行なわれるプリ
ンタ)用のプリンタドライバに適用しても良いことは、
当然である。
【0049】
【発明の効果】本発明のプリンタドライバを用いれば、
プリンタとコンピュータとからなるシステムを、ユーザ
がラスタライズ解像度の変更作業を行なわなくても、ユ
ーザに適した内容(処理手順)の印刷が行なわれるシス
テムとして動作させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るプリンタドライ
バの使用形態の説明図である。
【図2】 第1実施形態に係るプリンタドライバが表示
する詳細設定ダイアログボックスの説明図である。
【図3】 第1実施形態に係るプリンタドライバが表示
する詳細設定ダイアログボックスの説明図である。
【図4】 第1実施形態に係るプリンタドライバの動作
手順を示した流れ図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るプリンタドライ
バの使用形態の説明図である。
【図6】 第2実施形態に係るプリンタドライバが表示
する詳細設定ダイアログボックスの説明図である。
【図7】 第2実施形態に係るプリンタドライバの動作
手順を示した流れ図である。
【図8】 印刷時にプリンタドライバにより行われる処
理の説明図である。
【符号の説明】
10、20 プリンタドライバ 30、40 詳細設定ダイアログボックス 50 コンピュータ 60 インクジェットプリンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタに印刷データを供給するために
    コンピュータ上で実行されるプリンタドライバであっ
    て、 コンピュータを、 印刷すべき書類の内容を調査して、その書類の印刷デー
    タの生成に適したラスタライズ解像度を決定するラスタ
    ライズ解像度決定手段と、 前記ラスタライズ解像度決定手段にて決定されたラスタ
    ライズ解像度のイメージデータを生成する処理を含む印
    刷データ生成処理を実行することにより前記書類に関す
    る印刷データを生成して、前記プリンタに供給する印刷
    データ生成・供給手段とを備える装置として動作させる
    ことを特徴とするプリンタドライバ。
  2. 【請求項2】 前記ラスタライズ解像度決定手段は、前
    記書類を構成するページ毎に、ラスタライズ解像度を決
    定し、 前記印刷データ生成・供給手段は、前記書類を構成する
    ページ毎に、そのページについて前記ラスタライズ解像
    度決定手段にて決定されたラスタライズ解像度のイメー
    ジデータを生成する処理を含む印刷データ生成処理を実
    行することを特徴とする請求項1記載のプリンタドライ
    バ。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータを、 前記ラスタライズ解像度決定手段が、印刷すべき書類の
    内容の調査結果をラスタライズ解像度に対応づける対応
    関係情報に基づき、ラスタライズ解像度を決定する手段
    であり、 前記ラスタライズ解像度決定手段が利用する前記対応関
    係情報を、与えられた指示に応じたものに書き換える対
    応関係情報書換手段を、さらに備える装置として動作さ
    せることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプリ
    ンタドライバ。
  4. 【請求項4】 前記ラスタライズ解像度決定手段は、前
    記書類がテキストである場合には、その書類の印刷デー
    タの生成に適したラスタライズ解像度を、他の場合より
    も高い解像度とすることを決定することを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプリンタドライ
    バ。
  5. 【請求項5】 前記ラスタライズ解像度決定手段は、印
    刷すべき書類に関するスプールファイル内の1ページ分
    のデータのサイズを調査することを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載のプリンタドライバ。
JP2001375342A 2001-12-10 2001-12-10 プリンタドライバ Pending JP2003177885A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014164593A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Canon Inc 情報処理装置、その制御方法およびコンピュータプログラム
JP2016225976A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 キヤノン株式会社 装置、方法およびプログラム
JP2018050210A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 ブラザー工業株式会社 プログラム

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