JP5774530B2 - ハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置 - Google Patents
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Description
空燃比センサの出力は経年劣化などに起因してドリフトなどの検出誤差を生じることから、定期的に学習処理を実行して学習値を逐次更新し、その学習値に基づきセンサ出力を補正している(例えば、特許文献1参照)。当該特許文献1に開示された学習処理はO2センサを対象としたものであり、降坂路の走行中にエンジンを燃料カット復帰させる際に燃料噴射量を所定増量値により補正し、センサ出力が所定値を上回った時点の所定増量値に基づき学習値を更新している。
ハイブリッド車両には種々の形式が存在するが、基本的にクラッチの断接に応じて動力伝達状態を切り換えることにより、エンジンや電動機の駆動力を任意に駆動輪側に伝達して走行可能としている。電動機は回生制御によりジェネレータとしても機能するため、例えば車両の減速時には駆動輪側から電動機を逆に駆動して発電させており、これにより減速エネルギを電力として回収して後の電動機の駆動に利用している。この車両減速時においてエンジンブレーキが駆動輪に作用すると電動機による発電量が減少してしまうため、クラッチの切断によりエンジンを駆動輪側から切り離した上でアイドル運転または停止させている。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、電動機の回生制御により減速エネルギを電力として回収できると共に、空燃比センサの学習処理を必要に応じて適切且つ確実に実行することができるハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置を提供することにある。
請求項3の発明は、請求項1において、ブレーキ操作により車両に作用している制動力を検出する制動力検出手段と、車両の走行速度を検出する車速検出手段とを備え、学習処理許可手段が、学習処理の実行要求、車両減速、及び変速段に関する各条件が満たされている場合であっても、制動力検出手段により検出された制動力が予め設定された所定制動力よりも大きく、且つ車速検出手段により検出された車速が予め設定された第2の車速よりも低い場合には、学習処理を許可しないようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至4において、回生制御手段が、学習手段による学習処理の実行中においても電動機の回生制御を継続するものである。
従って、車両の減速時であっても上記各条件が成立している場合には、学習処理の実行要求に応じて空燃比センサの学習処理を必要に応じて適切且つ確実に実行できる。このため、正確な空燃比センサの出力に基づき各種制御を適切に実行でき、ひいては燃費向上や排ガス特性の改善などを達成することができる。
請求項3の発明のハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置によれば、請求項1に加えて、車両の制動力が所定制動力よりも大きく、且つ車速が第2の車速よりも低い場合に学習処理を許可しないようにした。この場合には、間もなく車両が停止して学習処理が中止される可能性が高いが、このような事態を回避でき、結果として車両の制動力や車速に関わらず学習処理を確実に完了することができる。
請求項5の発明のハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置によれば、請求項1乃至4に加えて、学習処理の実行中にも電動機の回生制御を継続するようにした。回生制御を中止してしまうと車両の減速度が低下して乗員が違和感を受けるが、このような事態を未然に防止することができる。
図1は本実施形態の空燃比センサの学習装置が適用されたハイブリッド車両を示す全体構成図である。ハイブリッド車両はトラックとして構成されており、走行用動力源としてディーゼルエンジン(以下、エンジンという)1が搭載されている。エンジン1の出力軸1aは車両後方(図の右方)に突出し、自動変速機(以下、単に変速機という)2の入力軸2aに接続されている。変速機2は前進6段(1速段〜6速段)及び後退1段を備えており、エンジン1の動力は入力軸2aを介して変速機2に入力された後に、変速段に応じて変速されて出力軸2bから差動装置12及び駆動軸13を介して左右の駆動輪14に伝達されるようになっている。
周知のようにデュアルクラッチ式変速機は、奇数変速段と偶数変速段とを相互に独立した動力伝達系として設け、何れか一方で動力伝達しているときに他方を次に予測される次変速段に予め切り換えておくことにより、動力伝達を中断することなく次変速段への切換を完了するシステムである。
なお、図1では両クラッチC1,C2を並列的に示しているが、実際には変速機2内のスペース効率化のために、クラッチC1を内周側としクラッチC2を外周側とした内外2重に配設されている。また、図1では説明の便宜上、後退変速段を省略している。
一方、電磁弁7が閉弁すると、作動油の供給中止により油圧シリンダ6が作動しなくなることから、クラッチC1,C2は図示しないプレッシャスプリングにより接続状態から切断状態に切り換えられる。なお、クラッチC1,C2の駆動方式はこれに限ることはなく、例えば油圧駆動に代えてエア駆動を採用してもよい。
電動機3の力行制御では、走行用バッテリ5に蓄えられた直流電力がインバータ4により交流電力に変換されて電動機3に供給され、電動機3がモータ作動して駆動力を偶数歯車機構G2に入力する。また、車両減速時に行われる電動機3の回生制御では、駆動輪14側からの逆駆動により電動機3がジェネレータ作動して回生制動力を発生すると共に、発電した交流電力をインバータ4により直流電力に変換して走行用バッテリ5に充電する(回生制御手段)。
車両ECU16の入力側には、クラッチC1の出力側の回転速度Nc1を検出するクラッチ回転速度センサ23、クラッチC2の出力側の回転速度Nc2(=電動機3の回転速度)を検出するクラッチ回転速度センサ24、歯車機構G1,G2の変速段を検出するギヤ位置センサ25(変速段検出手段)、及び変速機2の出力軸2bに設けられて車速Vを検出する車速センサ28(車速検出手段)、セレクトレバー29の位置を検出するレバー位置センサ30、ブレーキペダル34に対する踏力に応じて発生するブレーキ液圧を検出するブレーキ液圧センサ35(制動力検出手段)などのセンサ類が接続されている。また、車両ECU16の出力側には、上記したクラッチC1,C2の電磁弁7、ギヤシフトユニット10の各電磁弁などのデバイス類が接続されている。
エンジンECU17は、車両ECU16によって設定された走行モード及びエンジントルクを達成するように、エンジン1を制御して運転させる。エンジンECU17の入力側には、エンジン1の回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ22、アクセルペダル26の開度θaccを検出するアクセルセンサ27が接続されている。また、このようなエンジン制御として、本実施形態では排ガスの空気過剰率を指標としたλ制御を実行している。そのためにエンジン1の排気通路31に設けられた排気浄化装置32(後述するDPFを含む)の下流位置には空燃比センサ33が設置され、排気空燃比に略比例する空燃比センサ33の出力がエンジンECU17に入力されるようになっている。
また、インバータECU18は、車両ECU16によって設定された走行モード及び電動機3のトルクを達成するように、インバータ4を駆動制御して電動機3を作動させる。
また、バッテリECU19は、走行用バッテリ5の温度、走行用バッテリ5の電圧、インバータ4と走行用バッテリ5との間に流れる電流などを検出すると共に、これらの検出結果から走行用バッテリ18のSOCを求め、求めたSOCを検出結果と共に車両ECU16に出力する。
しかしながら、本実施形態のようなハイブリッド車両では車両の減速エネルギを電力として回収するために、減速時にはインバータECU18により電動機3を回生制御して駆動輪14側からの逆駆動により発電させている。エンジンブレーキが駆動輪14に作用すると電動機3の発電量が減少するため、このときのエンジン1はクラッチC2の切断により駆動輪14側から切り離されてアイドル運転しており、結果として空燃比センサ33の学習処理を実行できないという問題があった。
これに対して所定ギヤ段以上の変速段では、当該変速段の継続期間が比較的長いことから、その間(当該変速段への変速完了から次変速段への変速開始までの期間中)に学習処理を完了することができる。以上の知見に基づき本実施形態では、所定のギヤ段以上の変速段での減速時に空燃比センサ33の学習処理を実行しており、以下、当該学習処理を実行するために車両ECU16が実行する制御について述べる。
まず、ステップS2でエンジンECU17から空燃比センサ33の学習処理の実行要求が入力されたか否かを判定する(学習処理許可手段)。エンジンECU17側ではエンジン運転中に常に空燃比センサ33の学習処理の要否を判定しており(学習処理要求手段)、学習処理の実行が必要と判定したときには車両ECU16側に実行要求を出力している。
上記のように基本的にハイブリッド車両は、車両減速時には電動機3の回生制御のために空燃比センサ33の学習処理を実行しない。しかし、例えば車両の減速に際してエンジン1の排気ブレーキを作動させる場合は、必然的にエンジンブレーキを駆動輪14側に作用させるべくクラッチC1,C2が接続されて、エンジン1が駆動輪14側から逆駆動されるため、エンジンECU17により学習処理が実行される。
ステップS4では、前回の学習処理から予め設定された所定時間が経過したか否かを判定する。減速時の学習処理では、駆動輪14側からのエンジン駆動分だけ電動機3の回生発電量が減少するため、頻繁な実行は望ましくない。このため、たとえエンジンECU17からの学習処理の実行要求が入力されても、前回から所定時間が経過していない場合には学習処理の実行を禁止しているのである。
また、ステップS6の判定がYesのときにはステップS10に移行し、予め設定された学習許可条件が成立しているか否かを判定する。本実施形態では、以下に列挙する全ての要件が満たされたときに学習許可条件が成立したと判断する。
2)走行変速段(シフトマップに基づく目標変速段)が所定ギヤ段以上であること(学習処理許可手段)。
3)奇数歯車機構G1が所定ギヤ段以上であること(学習処理許可手段)。
4)路面勾配θが予め設定された所定勾配よりも降坂側であり、且つ車速Vが予め設定された第1の車速よりも高いこと(学習処理許可手段)。
5)ブレーキ液圧が所定値よりも低いか、或いは車速Vが予め設定された第2の車速よりも高いこと(学習処理許可手段)。
6)DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)が非再生中であること。
要件2)は、学習処理の完了以前に次変速段への切換が開始されてしまう低速ギヤ側の変速段を除外する目的で実施される。本実施形態では、具体的には所定ギヤ段として4速が設定されており、4,5,6速にあるときに要件2)が満たされる。但し、所定ギヤ段の設定はこれに限ることはない。例えば変速機2の変速段数を変更した場合、或いは変速段数が同一であっても各変速段のギヤ比を変更した場合などには、当然所定ギヤ段が相違することになる。
要件4)は、路面勾配θ及び車速Vの影響を考慮したものである。所定勾配としては緩やかな登坂路に相当する路面勾配θが設定されており、これよりも実際の路面勾配θが降坂側にあり(より緩やかな登坂路、平坦路、降坂路)且つ車速Vが高いときには、学習処理の完了まで現変速段が継続されることが予測できる。しかし、それ以外の場合には、学習処理が完了する以前に次変速段(低速ギヤ側の変速段)への切換が開始されて学習処理が完了以前に中止される可能性が高い。そこで、このような場合を除外する目的で実施される。
要件6)は、エンジン負荷の増加や排気空燃比への影響があるDPF再生中を除外する目的で実施される。
この点は減速時も同様であり、偶数歯車機構G2の何れかの変速段を介して駆動輪14側から電動機3を逆駆動しながら回生制御により発電している。このような電動機3の回生制御は学習処理の実行中も実行され、目標変速段として奇数変速段が決定されている場合には、減速学習時の変速制御としてステップS14の処理により奇数歯車機構G1で目標変速段が達成される。
従って、目標変速段として偶数変速段が決定され、偶数歯車機構G2で目標変速段が達成されているときにはクラッチC1を切断したままクラッチC2が接続される。このため、上記のように偶数歯車機構G2の何れかの変速段(目標変速段に相当)を介して電動機3を逆駆動しながら、クラッチC2を介してエンジン1がモータリングされる。
また、目標変速段として奇数変速段が決定され、奇数歯車機構G2で目標変速段が達成されているときにはクラッチC2を切断したままクラッチC1が接続される。このため、偶数歯車機構G2の何れかの変速段を介して電動機3を逆駆動しながら、奇数歯車機構G1の何れかの変速段(目標変速段に相当)及びクラッチC1を介してエンジン1がモータリングされる。
学習処理の開始指令に応じてエンジンECU17側では空燃比センサ33の学習処理が開始される。なお、本実施形態では学習処理に際してEGR制御及び排気ブレーキの作動が中止されるが、これに限ることはなく任意に変更可能である。
また、ステップS20,22の何れの処理でもNoの判定を下したときには上記ステップS6に戻り、ステップS6,10〜22の処理を繰り返す。エンジンECU17側では学習処理を継続し、この学習処理の実行中にアクセル操作の開始によりステップS6の判定がNoになった場合、及び学習許可条件の非成立に基づきステップS10の判定がNoになった場合には、ステップS8の処理を実行する。結果として学習処理は中止され、車両は通常の減速状態に復帰する。
このため、通常の減速時にはアイドル運転のために燃料噴射を実行する必要があったエンジン1を燃料カットすることができ、結果として空燃比センサ33の学習処理を必要に応じて適切且つ確実に実行できる。従って、学習値を反映した正確な空燃比センサ33の出力に基づきエンジン1のλ制御などの各種制御を適切に実行でき、ひいては燃費向上や排ガス特性の改善などを達成することができる。
即ち、ハイブリッド車両の減速時には電動機3の発電電力を可能な限り確保するために、駆動輪14にかなり大きな回生トルクが伝達されており、それに応じた減速度を乗員が受けている。この回生トルクに比較してエンジン1のモータリングに要する駆動力は小さいため、回生制御を中止してしまうと車両の減速度が低下して乗員は違和感を受けてしまう。学習処理の実行中にも回生制御を継続することにより、このような乗員の違和感を未然に防止することができる。但し、必ずしも学習処理中に電動機2の回生制御を継続する必要はなく、これを中止してもよい。
また、上記実施形態では、エンジン1の排気空燃比に対して略比例して出力を変化させる空燃比センサ33の学習装置として具体化したが、学習対象となるセンサはこれに限るものではない。例えば、理論空燃比近傍で出力を反転させるO2センサを対象としてもよい。本発明の空燃比センサは、このようなO2センサなども含むものとする。
また、上記実施形態では、エンジン1と電動機3との間にクラッチC2を介装したが、ハイブリッド車両の形式はこれに限るものではない。例えばエンジン1の出力側に電動機3を直結し、電動機3の出力側と変速機2の入力側との間にクラッチC2を介装してもよい。
2 変速機
3 電動機
16 車両ECU(減速判定手段、学習処理許可手段、モータリング制御手段、
変速制御手段)
17 エンジンECU(学習処理要求手段、燃料カット手段、学習手段)
18 インバータECU(回生制御制御手段)
25 ブレーキ液圧センサ(制動力検出手段)
28 車速センサ(車速検出手段)
33 空燃比センサ
C1,C2 クラッチ
G1,G2 歯車機構
Claims (5)
- エンジン及び電動機の駆動力を変速機を介して任意に駆動輪に伝達して走行し、減速時には前記エンジンと前記駆動輪との間に配設されたクラッチを切断して該エンジンを該駆動輪側から切り離し、回生制御手段により前記電動機を回生制御して前記駆動輪側からの逆駆動により発電させる一方、前記エンジンの排気系に設けられた空燃比センサの出力に基づき該エンジンを制御して運転させるハイブリッド車両において、
前記空燃比センサの学習処理の要否を判定し、該判定に基づき前記学習処理の実行を要求する学習処理要求手段と、
車両が減速中か否かを判定する減速判定手段と、
前記変速機の変速段を検出する変速段検出手段と、
前記学習処理要求手段により学習処理の実行が要求されると共に、前記減速判定手段により車両の減速中が判定され、且つ前記変速段検出手段により所定ギヤ段以上の変速段が検出されている場合に、前記空燃比センサの学習処理を許可する学習処理許可手段と、
前記学習処理許可手段により学習処理が許可された場合に、前記クラッチを接続して前記エンジンを前記駆動輪側からの駆動によりモータリングさせるモータリング制御手段と、
前記駆動輪によるエンジンのモータリング中に該エンジンを燃料カットする燃料カット手段と、
前記エンジンの燃料カット中に前記空燃比センサの学習処理を実行する学習手段と
を備えたことを特徴とするハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置。 - 前記車両が走行中の路面の勾配を推定する路面勾配推定手段と、
前記車両の走行速度を検出する車速検出手段とを備え、
前記学習処理許可手段は、前記学習処理の実行要求、車両減速、及び変速段に関する各条件が満たされている場合であっても、前記路面勾配推定手段により推定された路面勾配が予め設定された所定勾配よりも登坂側である場合、或いは前記車速検出手段により検出された車速が予め設定された第1の車速よりも低い場合には、前記学習処理を許可しないことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置。 - ブレーキ操作により車両に作用している制動力を検出する制動力検出手段と、
前記車両の走行速度を検出する車速検出手段とを備え、
前記学習処理許可手段は、前記学習処理の実行要求、車両減速、及び変速段に関する各条件が満たされている場合であっても、前記制動力検出手段により検出された制動力が予め設定された所定制動力よりも大きく、且つ前記車速検出手段により検出された車速が予め設定された第2の車速よりも低い場合には、前記学習処理を許可しないことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置。 - 前記変速機は、2系統のクラッチ及び歯車機構からなるデュアルクラッチ式変速機として構成され、
前記デュアルクラッチ式変速機の何れか一方のクラッチを接続して対応する歯車機構の何れかの変速段を介して動力伝達しているときに、他方のクラッチを切断して対応する歯車機構を次に予測される変速段に予め切り換えるプリセレクトを実行し、その後の変速タイミングで前記一方クラッチを接続すると共に他方のクラッチを切断することにより変速を完了する変速制御手段を備え、
前記学習処理許可手段は、前記動力伝達中の一方の歯車機構が前記所定ギヤ段以上の変速段の場合であっても、該所定ギヤ段よりも低速ギヤ側の変速段が他方の歯車機構でプリセレクトされている場合には、前記学習処理を許可しないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載のハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置。 - 前記回生制御手段は、前記学習手段による学習処理の実行中においても前記電動機の回生制御を継続することを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載のハイブリッド車両における空燃比センサの学習装置。
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