JP5774090B2 - 低雑音指数および電圧可変利得を有する電力増幅器 - Google Patents

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Description

相互参照
本出願は、2010年4月19日出願の仏国特許出願第10 52 956号に基づくものであり、その開示全体がここに参照によって組み込まれ、その優先権がここに米国特許法第119条に基づいて主張される。
本発明は、無線モバイル通信インフラストラクチャの基地局用の広帯域の周波数(例えば700MHzから2.6GHz)で使用され得る、低ノイズで電圧可変利得を有する電力増幅器に関する。
無線周波数信号を発する/受信するシステムでは、受信シ−ケンスは、伝達情報を表す信号をフィルタリングして増幅する機能を有する受信器の増幅回路に伝達される信号を、アンテナが既知のやり方で受信するステップを含む。増幅器の主な役割は、信号雑音比の劣化と、有用な信号を増幅することによってもたらされる歪みとを低減することにより、信号を、復調回路向けの適切なレベルへと調節することである。無線通信インフラストラクチャ用受信器では、高度に線形で非常に低ノイズの増幅器に対する大きな要求がある。さらに、これらの受信器が必ずしも同一の性能妥協を必要とするとは限らないので、これらの増幅器は、様々な受信器製造業者の要件に適合することができなければならない。さらに、地形構成が様々であることから、ほとんどの場合に対処するために、性能が容易に調節可能でなければならない。例えば、柱または鉄塔の頂部に配置されたアンテナを基地局の容器の中に配置された受信器に接続するケーブル中の信号損失は、そのケーブルの長さ次第である。別の実例では、製造業者毎にフィルタの特性が異なる可能性がある。
受信器は、復調器の入力における信号レベルを調節し、必要に応じてその地形構成に対してできるだけ広範囲の利得変化を保証するために、低い雑音指数(すなわち「NF」)および調節可能な電力利得を有する必要がある。そのために、低NFおよび可変利得の増幅器が、アンテナ、ケーブル、およびフィルタの直後の受信シ−ケンスに挿入される。増幅器からのノイズは、受信系統に対してノイズをほとんど付加しないように、十分に小さくなければならず、増幅器は、考えられる変化の全体の範囲にわたって、高レベルおよび低レベルの振幅の信号を、歪みなく同時に増幅することを可能にする十分な線形性および出力電力を持っていなければならない。さらに、いくつかの製造業者は、ほぼ一定の利得値を保つために、増幅器の利得を調節するオプションによって、受信シ−ケンスの内部の温度変化を相殺することを可能にしている。
テレビ受像機の同調器において特に用いられている現在既知の解決策の1つは、直線的に可変の減衰器に続く、低ノイズで固定利得の増幅器および混合器の後に配置された可変利得の増幅段で構成される。MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)技術を用いるこの解決策により、雑音指数の劣化を制限するのと同時に一定の出力利得レベルを得ることが可能になる。これは、テレビジョン信号を受信するための用途に適切である。しかし、この種の解決策によって達成可能な性能は、モバイル通信のインフラストラクチャ分野における必要性には適切ではない。
今日、例えば約900MHzの範囲の、基地局用の低ノイズで可変利得の増幅器の性能は、通常、温度範囲全体にわたって、約15〜20dBの利得変化範囲に対して、1dB未満の雑音指数と、約30dBの利得と、0dBmを上回る入力において約3の相互変調積とを有する。
したがって、基地局受信器のコストを低減するために、シリコンベースのマイクロエレクトロニクス技術で低コストの大量生産が可能な、低ノイズ、可変利得、高直線性で集積化が可能な増幅器が求められている。このトポロジは、無線周波数などのより高い周波数用途の要求を対象として含むように適合可能でなければならない。
利得変化範囲の全体にわたって、全体の周波数帯の中で、すべての温度に対して所望の利得値にできるだけ近いより正確な利得値を達成するために、非常に小さい振幅ステップ(例えば0.1dB未満)によって電力利得の変化を達成することも求められている。
本発明の目的は、ソース接地の低電圧用MOFSETトランジスタと、それに続く、MOFSETトランジスタより降伏電圧が少なくとも2倍高いベース接地のバイポーラ・トランジスタとの直列接続を備えたカスコード増幅段を備える、低雑音指数で可変利得の集積された増幅器である。バイポーラ・トランジスタのコレクタとカスコード段のMOSFETトランジスタのグリッドの間に抵抗が配置され、カスコード段はチョークを介して給電される。
集積された増幅器は、機能を実現するのに必要なほとんどの能動素子および受動素子の集積化を可能にするマイクロエレクトロニクス半導体技術を用いて構成され得る増幅器である。
カスコード(「カソードにカスケード接続」の短縮形)段は、利得を数デシベルずつ連続的に変化することができる増幅段と同様に動作する。カスコード段は、線形性を保証し、雑音指数を劣化させることなく、できるだけ小さな利得変化間隔を可能にするように意図されている。線形性および電力を増加することは、電圧および電流の偏差が増加することを含んでいる。おおよそ3V、例えば約3V〜3.3Vの低電圧用MOSFETトランジスタと高降伏電圧のバイポーラ・トランジスタを組み合わせて使用すると、非常に優れた増幅器の線形性をもたらす。この組合せは、BiCMOS(バイポーラ相補性金属酸化膜半導体)として既知の技術で実現される。ソース接地MOSFETトランジスタにより、増幅器の線形性を改善することが可能になり、バイポーラ・トランジスタの高い降伏電圧(MOSFETトランジスタの降伏電圧の少なくとも2倍)によってカスコード段の出力における電圧偏差が増加し、したがって増幅器の線形性を改善することが可能になる。使用するトランジスタの寸法を縮小することを可能にする、高い降伏電圧を有するベース接地バイポーラ・トランジスタを使用することにより、周波数性能がわずかに劣化する。
第1の実施形態では、増幅器は、カスコード段の出力端に、少なくとも1つの切換え可能な減衰器をさらに備えてよい。所望の利得変化の範囲(約15〜20dB)を実現するために、カスコード段の出力端に、1つまたは複数の、高線形性で低損失の切換え可能な減衰器が付加されてよい。この切換え可能な減衰器は、損失を招き、増幅器の利得が十分な場合には、ノイズ値をほとんど増加させない。一方、全体の受信器の線形性を保つために、この減衰器は、線形性が高くなければならない。さらに、この切換え可能な減衰器は、減衰レベルにかかわらず、カスコード段の出力端において一定のインピーダンスを示す。
第2の実施形態では、増幅器は、カスコード段の入力端に、少なくとも1つの切換え可能な減衰器をさらに備えてよい。カスコード段の出力端に配置され得る切換え可能な減衰器のトポロジに類似したトポロジを有する入力減衰器を付加することにより、雑音指数に有害な低利得の設定における線形性が改善され得る。入力端におけるこの切換え可能な減衰器により、回路の使用を、すべての地形構成に対して、または非常に高レベルであり得る無線信号を受信するように、拡張することが可能になる。
第3の実施形態では、MOSFETトランジスタのグリッドに接続されている、切換え可能な減衰器の命令回路の入力端において必要とされる供給電圧は、カスコード段の供給電圧と同程度の大きさであり、切換え可能な減衰器のMOSFETトランジスタのソースとドレインで必要とされるカスコード段の供給電圧未満の電圧である。
第4の実施形態では、増幅器は、バイポーラ・トランジスタのコレクタとカスコード段のMOSFETトランジスタのグリッドの間に配置された抵抗をさらに備えてよい。この抵抗の機能は、バイポーラ・トランジスタのベース電圧が変動する場合に、線形性および帯域幅を改善し、カスコード段の入力端および出力端のインピーダンス変動を低減することである。
第5の実施形態では、増幅器は、実現されるべき利得の関数としてバイポーラ・トランジスタのベース電圧を制御するためのインターフェース回路をさらに備えてよい。このインターフェース回路は、ノイズの実質的な劣化をもたらすことなく、カスコード段のベース接地バイポーラ・トランジスタのベース電圧を制御するように意図されている。第1の利得のデシベルの命令は、カスコード段のベース接地バイポーラ・トランジスタのベース電圧を変化させることによって動作するアナログの命令である。印加されるベース電圧は、カスコード段の低ノイズ値および入力の線形性を保つために、インターフェース回路が電圧を調整することによって優先的に限定される。
第6の実施形態では、インターフェース回路は、他の場所で生成されてカスコード段の供給回路を介して増幅器に伝達される外部ノイズをフィルタリングするために、キャパシタに関連した抵抗をさらに備えてよい。
第7の実施形態では、増幅器は、増幅器をデジタル制御するための少なくとも1つのデジタル・アナロク変換器をさらに備えてよい。インターフェース回路は、デジタル入力によって利得を制御することを可能にする8ビットのデジタル・アナロク変換器(すなわち「DAC」)によって駆動される。カスコード段およびインターフェース回路により、約2dBの利得変化の範囲を有する仕様を実現することができる。
したがって、700MHzから2.6GHzを上回るほとんどの遠距離通信規格の周波数範囲ばかりでなく、他の無線用途を対象として含み得るように設計された、広帯域であり得る、低ノイズで可変利得の集積された増幅器が実現される。
本発明の別の利点は、低ノイズの増幅、利得制御機能、および減衰機能を1つの回路に集積することにより、受信器における個々の電子的部品の数が著しく減少することである。それによって、受信器用途のボードが占有する表面積が1/5未満に縮小される。増幅器の内部にデジタル入力制御回路およびデジタル・アナロク変換器を付加した結果、工場内での利得調節が容易になる。デジタル利得命令手段が、変化の全体の範囲にわたって0.1dBより優れた精度で得られる。
本発明の他の特徴および利点が、一実施形態の以下の説明を読み取ることで明らかになるはずであり、この説明は、もちろん限定的でない実例として添付図面に示される。
基地局の受信シーケンスの特定の一実施形態の概略図である。 低雑音指数および可変利得を有する集積された増幅器の一実施形態の概略図である。 カスコード段の特定の一実施形態の概略図である。 ベース電圧を制御するためのインターフェース回路の一実施形態の概略図である。 切換え可能な減衰器の一実施形態の概略図である。
図1は基地局の受信シーケンスを示す。アンテナが、増幅するべきRF信号100を受信する。アンテナを前部エミッタ/受信器101に接続するケーブルが、信号100を送受切換器フィルタ102に伝達し、送受切換器フィルタ102により、有用な信号の第1のフィルタリングと同時に周波数受信範囲外の信号を大幅に減衰させることが可能になる。フィルタリングされた信号100が受信器103に入り、受信器103により、送受切換器フィルタ102から来るフィルタリングされた信号100を、混合器および復調器を備える復調回路104に送る以前に適合させることが可能になる。受信器103は、第1の極低ノイズの固定利得増幅器105(「低雑音増幅器」を意味する「LNA」と称される)と、これに続く第2の極低ノイズの可変利得増幅器106(「可変利得増幅器」を意味する「VGA」と称される)と、その次の電力分配器107とを備える。電力分配器107により、復調回路104の内部で増幅されたRF信号100を分配することが可能になる。デジタル・プロセッサ108により、特に、第2の増幅器106に命令することが可能になる。
極低ノイズで可変利得の第2のVGA増幅器106は、利得変化範囲の全体にわたって一定の入力線形性を有するように設計されている。第1のLNA増幅器105(または先頭増幅器)の利得は、利得が最小限のときに、受信シーケンスの内部の低雑音指数を保証するために、約20dBである。ほぼ20dBの利得変化の範囲、および固定利得の先頭増幅器105の雑音指数に基づいて、第2の可変利得増幅器106に対する所望の性能が決定される。この状況で、極低ノイズで可変利得の第2のVGA増幅器106は、約12dBの利得、5dBの最大雑音指数、および入力における約3の相互変調積を有し、これは、約15〜20dBの調整幅に対して25dBm大きい。第1に、第1のLNA増幅器105の利得を増加させると、線形性を保つために、第2の増幅器106の利得を低減し、電力消費を増加する必要性が生じることになる。第2に、第1のLNA増幅器105の利得を低減すると、第2の可変利得のVGA増幅器106の雑音指数を、利得変化範囲の全体にわたって保証することが非常に困難になるはずである。できるだけ正確で、所望の利得値にできるだけ近い受信器103の利得値を実現するために、利得変化の間隔に対する高精度の要求(例えば0.1dB未満、さらには0.5dB未満)がある。
図2は、低雑音指数で可変利得の電力増幅器1のBiCMOS技術の特定の一実施形態(線形性が優れる)を示す図である。電力増幅器は、線形性および電力に関して、3次の相互変調積が1ワットより大きく、出力電力が0.1ワット(20dBm)よりはるかに大きい出力特性を有する増幅器である。増幅器1は、入力端2と出力端3の間にカスコード増幅段4備える。
第1の実施形態によれば、増幅器1は、カスコード段4のベース電圧を制御するためのポイントBを備える接続6によってカスコード段4に接続されたインターフェース回路5をさらに備えてよい。
第2の実施形態では、増幅器1は、デジタルデータ8を受け取るデジタル・アナロク変換器7をさらに備えてよい。コンバータ7が、このデジタルデータ8をアナログ電圧に変換し、このアナログ電圧が、ポイントAを備える接続9によってインターフェース回路5に伝達される。インターフェース回路5は、カスコード段4に所望の電圧を得るようにこの電圧を適合させ、それによって、0.1dB以下などの小さな間隔の利得変化を実現することを可能にする。
第3の実施形態では、増幅器1は、増幅器のノイズおよび線形性を劣化させることなく利得変化の範囲を増加するために、カスコード段4の出力に付加された1つまたは複数の切換え可能な減衰器10a、10b、...、10iをさらに備えてよい。ポイントCを備える接続11が、切換え可能な減衰器10a、10b、...、10iをカスコード段4に接続し、これらの減衰器は、カスコード段4からデジタル信号を受け取る。利得変化の範囲に関する仕様を実現するために、所望数の切換え可能な減衰器10a、10b、...、10iを付加するのは簡単なことである。
カスコード段20が、図3に詳細に示されている。カスコード段20は、ソース接地のMOSFETトランジスタ21と、それに続く高い降伏電圧(例えば約6〜7ボルト)を有するベース接地のバイポーラ・トランジスタ22とで構築されており、これら2つのトランジスタ21、22は、カスコード増幅段20の線形性および入出力間の絶縁を最適化するために、直列接続されている。所望の性能および利用可能な供給電圧次第で、より高い降伏電圧またはより低い降伏電圧を有するバイポーラ・トランジスタ22を選択することが可能である。バイポーラ・トランジスタ22の降伏電圧値は、好ましくは、MOSFETトランジスタ21の降伏電圧値の少なくとも2倍である。「カスコード」設置を用いると、大きなサイズで大電流のトランジスタ21、22を使用することにより、無線性能を著しく劣化させることなく、カスコード段20の線形性を改善することができる。MOSFETトランジスタ21と増幅器の入力端2の間に、キャパシタ23が配置される。MOSFETトランジスタ21のグリッド電圧Vggが、カスコード段20を通る電流を定義する。電流はカスコード段20の雑音指数を劣化させないように高値抵抗24を介して分極されている。カスコード段20は、直流とRF信号の間の減結合を保証する一方でチョーク25の端子における電位降下を制限するために、チョーク25を介してほぼ6V電圧のVmで給電される。これは、所与の供給電圧に対して、カスコード段20の出力における可能な限り大きな電圧偏差を可能にする。高い降伏電圧を有するバイポーラ・トランジスタ22を含んでいるカスコード段20を使用することにより、分極電圧を上昇させることができ、したがってカスコード段20の出力における電圧偏差を増加することが可能になる。
フィードバック抵抗26により、所与の利得変化および所与の電圧偏差Bに対して、帯域幅を増加し、利得曲線をより平坦にして、カスコード段20の線形性を改善することが可能になる。フィードバック抵抗26により、その段の最大の利得を正確に定義し、安定性を改善することも可能になる。フィードバック抵抗26により、ポイントBにおける印加電圧を変化させることによって利得が変更される場合は常に、カスコード段20の入力端におけるインピーダンスの変化を最小限にすることも可能になる。キャパシタ23と、抵抗26に対して直列に取り付けられたキャパシタ27とにより、連続した電圧を減結合することが可能になる。
ポイントBにおける電圧が変化する場合は常にMOSFETトランジスタ21のドレインとソース間の電圧が変化して、増幅器の利得を変化させる。所与のポイントBにおける電圧の特定の範囲内では、入力における雑音指数および線形性は、利得の変化による影響をほとんど受けない。電圧のこの範囲は、約2dBの利得変化を得るのに利用される。ポイントBにおける電圧がわずかに低下するとき、バイポーラ・トランジスタ22のベースとコレクタ間の電圧が増加して、ノイズの顕著な劣化なしでカスコード段20の線形性におけるわずかな向上が観測され得る。
図4に示されるインターフェース回路30により、雑音指数を劣化させることなく、この利得を制御して、カスコード増幅段の入力端(ポイントB)とデジタル・アナロク変換器の出力端(ポイントA)の間のインターフェースを保証することが可能になる。約2dBの利得変化に対して、雑音指数および線形性が保たれる。バイポーラ・トランジスタ31により、運用温度範囲の全体にわたってカスコード段で一定の分極を保つことができる。キャパシタ33と組み合わせた抵抗32は、電源から来るノイズをフィルタリングする機能を有する。このフィルタリングがないと、運用周波数に関する雑音指数および可変利得のVGA増幅器の減結合において大幅な劣化が観測される。
連続的なレベル・シフタを有する1ビット制御の切換え可能な減衰器40が、図5に示されている。利得が低下するときに増幅器の線形性を改善するために、カスコード段の出力端または入力端に切換え可能な減衰器40を付加してよい。切換え可能な減衰器40は、この場合MOSFETトランジスタ43によって短絡または開放して配置され得る抵抗41、42で構成された「π型」減衰器である吸収性の減衰器を備える。吸収性の減衰器41、42は別のタイプの減衰器で置換することもできる。
切換え可能な減衰器40は、線形性および出力電圧偏差を改善するために、MOSFETトランジスタ43(3.3ボルト)のドレインとソースが、その最大電圧よりわずかに低い電圧(この状況では最大電圧3.3Vに対して3V)で分極されたMOSFETトランジスタ43で構成された。線形性を向上するために、MOSFETトランジスタ43のドレインとソース間の電圧を変更しなければならないことがある。
さらに、MOSFETトランジスタ43のグリッドとソース間の電圧は、切換え可能な減衰器の挿入損失40を主に改善するために、−1ボルト(MOSFETがオフ)および3ボルト(MOSFETがオン)のグリッドとソース間の電圧を実現するようにシフトされる。カスコード段の供給電圧Vccと同一の供給電圧(6V)を切換え可能な減衰器40の制御回路45の入力端44に与えることにより、デジタル減衰器は、出力損失が低減され、線形性が向上され得る。
MOSFETトランジスタ43が抵抗41と並列に接続される場合と、抵抗42と直列に接続される場合とで、MOSFETトランジスタ43のサイズは異なる。MOSFETトランジスタ43のサイズは、オン状態における最小限の挿入損失、動作周波数、および所望の線形性の間の最善の妥協を実現するように決定される。
減衰器40は、オン状態(最小の挿入損失=xdB)とオフ状態(最大の挿入損失=ydB)の間で切り換えられてよい。2つの状態間の減衰の差により、オフ状態のzを、z=(y−x)dBと定義することができる。最小限の挿入損失xは、主として、オン状態のMOSFETトランジスタ44の等価抵抗Ron、およびオフ状態のMOSFETトランジスタ44の等価静電容量Coff、ならびに様々な寄生要素および不整合による損失によるものである。シリコンベースのマイクロエレクトロニクス技術から増幅器を構成したとき、1GHzにおける最小限の挿入損失xは約0.25dBであった。オン状態の最大の挿入損失yは、抵抗41、寄生要素、および不整合に関連づけられる。限られた数の減衰器が2×zを対象にするために使用され、nは最低の減衰間隔値zによって与えられる。所望の利得および精度が得られることを保証するために、減衰間隔値zは、カスコード段に対して定義された利得変化の範囲より小さく選択される。
さらに、MOSFETトランジスタ43のRon(オン状態のトランジスタの等価抵抗)が、吸収性減衰器の直列抵抗42と同程度の大きさであるため、低減衰(<0.5dB)および正確な間隔を形成するのは非常に困難である。したがって、0.5dB未満の減衰ステップが所望の場合には、利得を変化させるのにカスコード段を使用するのが望ましい。減衰器40の入力インピーダンスは、一定であって、カスコード段の電力出力インピーダンスに等しく、この出力インピーダンスは、信号の電力が、カスコード段の出力において可能な限り大きくなるように選択される。
もちろん、本発明は、説明された実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、当業者に利用可能な多くの変形形態の対象となる。

Claims (7)

  1. カスコード増幅段を備える、低雑音指数および可変利得を有する集積された電力増幅器であって、
    前記カスコード増幅段が、直列接続された、
    ソース接地の低電圧MOSFETトランジスタと、それに続く
    前記MOSFETトランジスタの降伏電圧より少なくとも2倍高い降伏電圧を有するベース接地のバイポーラ・トランジスタと、
    前記バイポーラ・トランジスタのコレクタと前記カスコード段のMOSFETトランジスタのグリッドの間に配置されたフィードバック抵抗とを備え、
    前記カスコード段が、前記バイポーラ・トランジスタの前記コレクタに接続されたチョークを介して給電され、
    得るべき利得の関数として前記バイポーラ・トランジスタのベース電圧を制御するためのインターフェース回路をさらに備える
    増幅器。
  2. 前記インターフェース回路が、前記増幅器に伝達される外部ノイズをフィルタリングするために、キャパシタと組み合わせた抵抗をさらに備え得る請求項1に記載の増幅器。
  3. 前記増幅器をデジタル制御するための少なくとも1つのデジタル・アナロク変換器をさらに備える請求項1又は2記載の増幅器。
  4. 前記カスコード段の出力端に、少なくとも1つの切換え可能な減衰器をさらに備える請求項1に記載の増幅器。
  5. 前記カスコード段の入力端に少なくとも1つの切換え可能な減衰器をさらに備える請求項1または4に記載の増幅器。
  6. 前記切換え可能な減衰器の命令回路の入力端に与えられる供給電圧が、前記カスコード段の供給電圧と同程度の大きさであり、前記切換え可能な減衰器のMOSFETトランジスタのソースとドレイン間に与えられる前記カスコード段の供給電圧未満の電圧である請求項4または5に記載の増幅器。
  7. 前記フィードバック抵抗と、前記フィードバック抵抗に直列に接続されたキャパシタとが、前記バイポーラ・トランジスタの前記コレクタと前記カスコード段の前記MOSFETトランジスタの前記グリッドの間に配置されている請求項1記載の増幅器。
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