JP5774043B2 - 見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5774043B2
JP5774043B2 JP2013071885A JP2013071885A JP5774043B2 JP 5774043 B2 JP5774043 B2 JP 5774043B2 JP 2013071885 A JP2013071885 A JP 2013071885A JP 2013071885 A JP2013071885 A JP 2013071885A JP 5774043 B2 JP5774043 B2 JP 5774043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure
user
occurred
communication terminal
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013071885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014197263A (ja
Inventor
小笠原 大樹
大樹 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2013071885A priority Critical patent/JP5774043B2/ja
Publication of JP2014197263A publication Critical patent/JP2014197263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5774043B2 publication Critical patent/JP5774043B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、見守り対象となるユーザの状況をサーバへ通知する見守りサービスにおいて、見守りサービスに用いられるサーバ又は回線等のシステムに故障が発生した場合をユーザ側に設けられた通信端末装置で検知できるようにした見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラムに関する。
従来、離れて暮らす人(見守られる人)の状況を遠隔的に確認できるようにした見守りサービスのシステムが多数存在している。例えば、下記の特許文献1は、見守られる人が居住する宅内で使用される各種電気機器の使用状況を宅内に設置したホーム端末へ送り、ホーム端末は、送られてきた使用状況を蓄積し、蓄積したデータをネットワークを通じてサーバへ送信することで、サーバが見守られる人の生活態様に異変(異常)が生じていないかを遠隔的に判断できるようにしており、異変が生じていれば、所定の連絡先(見守る人の連絡先)へ警報を出力する。
特開2002−92767号公報
上述した特許文献1等による従来の見守りサービスのシステムは、システム構成として、見守られる人側の通信端末装置(特許文献1ではホーム端末)と、サーバとを回線で接続したものとなり、実際にシステムを運用していくと、サーバ、回線等のシステムに故障(障害)が発生することがある。従来のシステムでは、サーバ、回線等に故障が発生した場合に対して、見守られる人側の通信端末装置(ホーム端末)で、サーバ、回線等のシステム故障発生を検知できるようになっておらず、また、故障が発生した状況に対応した処理も特別に規定されていないことから、見守られる人に故障発生の旨を知らせることができないという問題がある。
また、故障発生の旨を見守られる人に知らせられないことから、故障から復旧した場合も、故障復旧の旨を見守られる人に知らせることができず、何も状況が知らされない見守られる人にとっては、システムが不安定になっていることだけが分かる状態となり、見守りサービスのシステムに対する信頼性を低下させるという問題が生じる。さらには、故障発生中の期間は、見守られる人側の通信端末装置から送られるデータは、サーバへ届いていないので、故障中の見守られる人の状況を、サーバで確認できないという問題もある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、サーバより見守られる人側の通信端末装置より送信される接続応答信号の受信の有無により、通信端末装置でシステムに故障が発生しているか否かを判断できるようにした見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、通信端末装置が故障発生を判断した場合、故障発生の旨を出力することで、見守られる人に故障が発生していることを知らせられるようにした見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、故障から復旧したことを通信端末装置が判断できるようにして、故障から復旧した旨を出力することで、見守られる人に故障復旧を知らせられるようにした見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
さらにまた、本発明は、通信端末装置が故障中に蓄えていたユーザの状況を示す情報を、故障からの復旧に合わせてサーバへ送信することで、故障中のユーザの状況をサーバで確認できるようにした見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る見守りサービスシステムは、見守り対象となるユーザにより操作されるユーザ機器に接続可能な外部接続部を有する通信端末装置が、ユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得してサーバ装置へ送信する見守りサービスシステムにおいて、前記通信端末装置は、単位期間ごとに、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信する手段を備え、前記サーバ装置は、前記通信端末装置からの接続確認信号を受信するごとに、接続応答信号を前記通信端末装置へ送信する手段を備え、前記通信端末装置は更に、送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記サーバ装置から受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る見守りサービスシステムは、前記通信端末装置が、複数の単位期間に亘って、接続応答信号を受信しない場合、システムに故障が発生したと判断することを特徴とする。
さらに、本発明に係る見守りサービスシステムは、前記サーバ装置が、前記単位期間に係る時間を指定する時間指定情報を前記通信端末装置へ送信する手段を備え、前記通信端末装置は、時間指定情報を受信した場合、受信した時間指定情報が指定する時間を、前記単位期間として設定する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る見守りサービスシステムは、見守り対象となるユーザにより操作されるユーザ機器に接続可能な外部接続部を有する通信端末装置が、ユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得してサーバ装置へ送信する見守りサービスシステムにおいて、前記通信端末装置は、単位期間ごとに、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信する手段を備え、前記サーバ装置は、前記通信端末装置からの接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれを受信するごとに、接続応答信号を前記通信端末装置へ送信する手段を備え、前記通信端末装置は更に、送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を前記サーバ装置から受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る見守りサービスシステムは、前記通信端末装置が、システムに故障が発生したと判断した場合でも、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信するようにしてあることを特徴とする。
さらに、本発明に係る見守りサービスシステムは、前記通信端末装置が、システムに故障が発生したと判断した場合でも、操作通知信号を前記サーバ装置へ送信するようにしてあることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る見守りサービスシステムは、前記通信端末装置が、システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を、前記外部接続部から出力する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る見守りサービスシステムは、前記通信端末装置が、システムに故障が発生したと判断した状況で、前記サーバ装置からの接続応答信号を受信した場合、故障から復旧したと判断する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る見守りサービスシステムは、前記通信端末装置が、故障から復旧したと判断した場合、故障復旧の旨を示す故障復旧情報を、前記外部接続部から出力する手段を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る見守りサービスシステムは、前記通信端末装置が、ユーザ機器から取得した操作通知信号を、通知に係る日時と対応付けて記憶するようにしており、故障から復旧したと判断した場合、少なくとも故障が発生したと判断した時からの故障期間に含まれる日時に対応付けて記憶される操作通知信号を、対応付けられた日時と共に前記サーバ装置へ送信する手段を備えることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る見守りサービスシステムは、前記通信端末装置が、故障が発生したと判断した時より前の期間に含まれる日時に対応付けて記憶される操作通知信号を、対応付けられた日時と共に前記サーバ装置へ送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る見守りサービス方法は、見守り対象となるユーザにより操作されるユーザ機器に接続可能な外部接続部を有する通信端末装置が、ユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得してサーバ装置へ送信する見守りサービス方法において、前記通信端末装置は、単位期間ごとに、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信するステップを備え、前記サーバ装置は、前記通信端末装置からの接続確認信号を受信するごとに、接続応答信号を前記通信端末装置へ送信するステップを備え、前記通信端末装置は更に、送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記サーバ装置から受信しない場合、システムに故障が発生したと判断するステップを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る見守りサービス方法は、見守り対象となるユーザにより操作されるユーザ機器に接続可能な外部接続部を有する通信端末装置が、ユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得してサーバ装置へ送信する見守りサービス方法において、前記通信端末装置は、単位期間ごとに、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信するステップを備え、前記サーバ装置は、前記通信端末装置からの接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれを受信するごとに、接続応答信号を前記通信端末装置へ送信するステップを備え、前記通信端末装置は更に、送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を前記サーバ装置から受信しない場合、システムに故障が発生したと判断するステップを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、見守り対象となるユーザにより操作される外部のユーザ機器に接続可能であり、外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得する外部接続部と、所得した操作通知信号を外部のサーバ装置へ送信する通信部とを備える通信端末装置において、単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信する手段と、送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信端末装置は、前記通信部を介して時間指定情報を受信した場合、受信した時間指定情報が指定する時間を、前記単位期間として設定する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、見守り対象となるユーザにより操作される外部のユーザ機器に接続可能であり、外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得する外部接続部と、所得した操作通知信号を外部のサーバ装置へ送信する通信部とを備える通信端末装置において、単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信する手段と、送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信端末装置は、システムに故障が発生したと判断した状況で、前記通信部を介して接続応答信号を受信した場合、故障から復旧したと判断する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信端末装置は、前記外部接続部で取得した操作通知信号を、通知に係る日時と対応付けて記憶する手段と、故障から復旧したと判断した場合、少なくとも故障が発生したと判断した時からの故障期間に含まれる日時に対応付けて記憶される操作通知信号を、対応付けられた日時と共に前記通信部を介して送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る見守り通知方法は、見守り対象となるユーザにより操作される外部のユーザ機器に接続可能な外部接続部、及び外部のサーバ装置との通信が可能な通信部を有する通信端末装置が、前記外部接続部で外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得し、取得した操作通知信号を前記通信部を介して外部のサーバ装置へ送信する見守り通知方法において、前記通信端末装置は、単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信するステップと、送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断するステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る見守り通知方法は、見守り対象となるユーザにより操作される外部のユーザ機器に接続可能な外部接続部、及び外部のサーバ装置との通信が可能な通信部を有する通信端末装置が、前記外部接続部で外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得し、取得した操作通知信号を前記通信部を介して外部のサーバ装置へ送信する見守り通知方法において、前記通信端末装置は、単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信するステップと、送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、見守り対象となるユーザにより操作される外部のユーザ機器に接続可能な外部接続部、及び外部のサーバ装置との通信が可能な通信部を有するコンピュータに、前記外部接続部で外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得させると共に、取得した操作通知信号を前記通信部を介して外部のサーバ装置へ送信する処理を行わせるためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信する処理を行わせる手段と、送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する処理を行わせる手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、見守り対象となるユーザにより操作される外部のユーザ機器に接続可能な外部接続部、及び外部のサーバ装置との通信が可能な通信部を有するコンピュータに、前記外部接続部で外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得させると共に、取得した操作通知信号を前記通信部を介して外部のサーバ装置へ送信する処理を行わせるためのコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信する処理を行わせる手段と、送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する処理を行わせる手段として機能させることを特徴とする。
本発明にあっては、通信端末装置が単位期間ごとに接続確認信号をサーバ装置へ送信すると共に、サーバ装置は接続確認信号を受信するごとに接続応答信号を通信端末装置へ送信するようにして、通信端末装置は接続応答信号を受信しなければ、システムに故障が発生したと判断するので、従来、通信端末装置側で判断できなかったサーバ・回線等のシステム故障の発生を判断できるようになる。
また、本発明にあっては、故障発生の判断は、複数の単位期間に亘る接続応答信号の受信の有無に基づき行うので、確実に故障発生か否かを判断できるようになる。
本発明にあっては、サーバ装置が、単位期間に係る時間を指定する時間指定情報を通信端末装置へ送信すると共に、通信端末装置は、受信した時間指定情報が指定する時間を、単位期間として設定するので、単位期間の時間を適宜変更できるようになり、故障発生に係る判断条件、判断に係る間隔を見守られる人の生活様式等に合わせて柔軟に変更できるようになる。
本発明にあっては、通信端末装置が単位期間ごとに接続確認信号をサーバ装置へ送信すること、及びユーザ操作があった旨を示す操作通知信号をサーバ装置へ送信し、サーバ装置は、これらの各信号を受信するごとに接続応答信号を通信端末装置へ送信するようにして、通信端末装置は接続応答信号を受信しなければ、システムに故障が発生したと判断するので、従来、通信端末装置側で判断できなかったサーバ・回線等のシステム故障を、判断できるようになる上、故障発生の判断は、接続確認信号及び操作通知信号という各信号に応じた接続応答信号の受信の有無に基づき行うので、故障発生等のタイミングに応じて迅速に故障発生か否かを判断できるようになる。
本発明にあっては、システムに故障が発生したと判断した場合でも、通信端末装置は接続確認信号をサーバ装置へ送信続けるので、故障から復旧した場合に備えて、接続確認信号がサーバ装置へ届く機会を常に確保できるようになり、それにより、故障復旧に伴いサーバ装置へ接続確認信号が届いた場合、その接続確認信号に応じた接続応答信号をサーバ装置も通信端末装置へ送信できるようになるので、故障から復旧したか否かを、復旧の時期に合わせて判断できるようになる。
本発明にあっては、システムに故障が発生したと判断した場合でも、通信端末装置は操作通知信号をサーバ装置へ送信続けるので、故障から復旧した場合に備えて、操作通知信号がサーバ装置へ届く機会を常に確保できるようになる。それにより、故障復旧に伴いサーバ装置へ操作通知信号が届いた場合、その操作通知信号に応じた接続応答信号をサーバ装置も通信端末装置へ送信でき、故障から復旧したか否かを、復旧の時期に合わせて迅速に判断できるようになり、また、その操作通知信号によりユーザの状況をサーバ装置が判断できる状況に、復旧後の早い段階で戻せるようになる。
本発明にあっては、前記通信端末装置が、システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を、前記外部接続部から出力するので、ユーザ機器を通じて、見守られる人はシステムに故障が発生した旨を知ることができるようになり、見守りサービスのシステムに関する状況を把握できるようになる。
また、本発明にあっては、通信端末装置がシステムに故障が発生したと判断した状況で、サーバ装置からの接続応答信号を受信すれば、故障から復旧したと判断するので、従来判断できなかった故障からの復旧も、見守られる人側の通信端末装置で把握できるようになる。
さらに、本発明にあっては、通信端末装置が、故障から復旧したと判断した場合、故障復旧の旨を示す故障復旧情報を、外部接続部から出力するので、ユーザ機器を通じて、見守られる人はシステムの故障が復旧したことを知ることができるようになり、見守られる人の故障に対する不安感を払拭しやすくなると共に、見守りサービスのシステムに対する信頼感を高められる。
本発明にあっては、通信端末装置が、受け取った操作通知信号を日時と対応付けて記憶することで、取得した操作通知信号を日時と共にログ情報として確保できるようになり、故障から復旧したと判断した場合、故障中のログ情報(操作通知信号、及びそれに対応する日時)をサーバ装置へ送信するので、サーバ装置は、故障中の見守られる人の状況を、送信されてきたログ情報から判断できるようになる。
本発明にあっては、通信端末装置が故障発生したと判断した時期より、実際には、その判断時期より前の時点からシステムに故障が発生していた場合もあることから、通信端末装置が故障発生と判断した時より前の期間に含まれる日時に対応付けて記憶される操作通知信号も、対応付けられた日時と共にサーバ装置へ送信するので、実際の故障発生の時期によってはサーバ装置へ届いていない可能性のある操作通知信号も、確実にサーバ装置へ届くようになり、それにより、サーバ装置は故障期間中のユーザの状況を、より正確に判断できるようになる。なお、前の期間としては、少なくとも一つの単位期間以上の時間を適用することが好適である。
本発明にあっては、通信端末装置が単位期間ごとに接続確認信号をサーバ装置へ送信すると共に、サーバ装置は接続確認信号を受信するごとに接続応答信号を通信端末装置へ送信するので、通信端末装置側でもサーバ・回線等のシステムに故障が発生したか否かを判断できる。
また、本発明にあっては、故障発生の判断は、複数の単位期間に亘る接続応答信号の受信の有無に基づき行うので、確実に故障発生か否かを判断できる。
さらに、本発明にあっては、サーバ装置から送信されてくる単位期間に係る時間を指定する時間指定情報により、通信端末装置は、単位期間の時間を設定するので、単位期間に基づく故障発生等の判断間隔を適宜変更できる。
本発明にあっては、通信端末装置が接続確認信号及び操作通知信号をサーバ装置へ送信し、サーバ装置は、これらの各信号を受信するごとに接続応答信号を通信端末装置へ送信するようにして、通信端末装置は接続応答信号を受信しなければ、システムに故障が発生したと判断するので、故障発生時期に合わせてタイムリーに故障発生を判断できる。
本発明にあっては、システムに故障が発生したと判断した場合でも、通信端末装置は接続確認信号をサーバ装置へ送信続けるので、故障から復旧したか否かを、復旧の時期に合わせて迅速に判断できる状況を確保できる。
本発明にあっては、システムに故障が発生したと判断した場合でも、通信端末装置は操作通知信号をサーバ装置へ送信続けるので、故障から復旧したか否かを、復旧の時期に合わせて迅速に判断できると共に、その操作通知信号により、復旧後の早い段階でユーザの状況をサーバ装置が判断できる状況へ戻すことができる。
本発明にあっては、通信端末装置が、システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を、外部接続部から出力するので、ユーザ機器を通じて、見守られる人はシステムに故障が発生した旨を知ることができる。
また、本発明にあっては、通信端末装置がシステムに故障が発生したと判断した状況で、サーバ装置からの接続応答信号を受信すれば、故障から復旧したと判断するので、従来判断できなかった故障からの復旧も、見守られる人側の通信端末装置で把握できる。
本発明にあっては、通信端末装置が、故障から復旧したと判断した場合、故障復旧の旨を示す故障復旧情報を、外部接続部から出力するので、ユーザ機器を通じて、見守られる人はシステムの故障が復旧したことを知ることができる。
本発明にあっては、通信端末装置が、取得日時と対応付けた操作通知信号に係るログ情報を記憶すると共に、故障から復旧したと判断した場合、故障期間中のログ情報をサーバ装置へ送信するので、サーバ装置は、故障中の見守られる人の状況を、送信されてきたログ情報から判断することができる。
本発明にあっては、通信端末装置が故障発生と判断した時より前の期間に含まれる日時に対応付けて記憶される操作通知信号に係るログ情報もサーバ装置へ送信するので、サーバ装置は故障中のユーザの状況を、より正確に判断することができる。
本発明の第1実施形態に係る見守りサービスシステムの全体的なシステム構成を示す概略図である。 見守りサービスシステム内での信号等の流れを示すブロック図である。 (a)〜(f)は、見守る人の通信装置へ送られる通知内容の例を示す概略図である。 (a)はテレビジョン装置に故障発生情報が表示された例を示す概略図であり、(b)はテレビジョン装置に故障復旧情報が表示された例を示す概略図である。 見守り装置の主要な内部構成を示すブロック図である。 ログテーブルの中身の例を示す概略図である。 見守り装置における故障判断の状況を示す第1タイムチャートである。 見守り装置における故障判断の別の状況を示す第2タイムチャートである。 見守りサーバの主要な内部構成を示すブロック図である。 ユーザDB(データベース)の中身の一部を示す図表である。 見守りサーバにおける故障判断の状況を示す第3タイムチャートである。 見守りサーバにおける故障判断の別の状況を示す第4タイムチャートである。 第一検知期間に基づく異常判断例を示す第5タイムチャートである。 故障発生の判断、及び故障中に見守られる人に異常が発生していた状況を示す第6タイムチャートである。 見守り装置における操作通知信号に関する一連の処理手順を示す第1フローチャートである。 見守り装置におけるユーザ機器との接続確認に関する一連の処理手順を示す第2フローチャートである。 見守り装置における接続確認信号の送信及び接続応答信号の受信等に関する一連の処理手順を示す第3フローチャートである。 見守りサーバにおける処理手順を示す第4フローチャートである。 見守りサーバにおける処理手順を示す第5フローチャートである。 (a)はテレビジョン装置に故障発生補足情報が表示された変形例を示す概略図であり、(b)は故障発生情報の変形例を示す概略図である。 第1実施形態に係る故障発生判断の変形例を示す第7タイムチャートである。 本発明の第2実施形態に係る単位期間の時間変更を示す第8タイムチャートである。 第2実施形態の変形例に係る単位期間の時間変更を示す第9タイムチャートである。 本発明の第3実施形態に係るログ情報の送信状況を示す第10タイムチャートである。 第3実施形態に係るログ情報の送信状況を示す第11タイムチャートである。 本発明の第4実施形態に係る故障判断の状況を示す第12タイムチャートである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る見守りサービスシステム1の全体的な概要を示したものであり、図2は、見守りサービスシステム1における各種信号等の流れを示している。見守りサービスシステム1が提供する見守りサービスは、家屋H1に居住するユーザ(見守られる人M1)の状況を、見守りサーバ20(見守りサーバ装置)が遠隔的に検知し、検知結果に基づき見守られる人M1に異常が発生した場合、見守られる人M1の見守りを行う見守る人K1、K2、K3等へ異常発生の旨を連絡するものであり、システムに故障が発生した場合、見守られる人M1に異常が発生したことと区別して、故障発生を検知できるようにしている。さらに、本発明は、システムに故障が発生した場合について、見守られる人M1へも故障発生及び故障復旧を伝えられるようにしたことが特徴となっている。
見守りサービスシステム1は、見守り装置10(通信端末装置)、及び見守りサーバ20(通信端末装置)を具備している。見守り装置10は、家屋H1内に設置されたテレビジョン装置5(見守られる人により操作されるユーザ機器に相当)に接続されると共に、ネットワークNWを介して見守りサーバ20と通信可能になっており、テレビジョン装置5に対するユーザ(見守り対象となるユーザ)の操作状況を示す信号(操作通知信号)及び接続確認信号等を見守りサーバ20へ送信する一方、見守りサーバ20から送信されてくる接続応答信号の受信を行う。
また、見守りサーバ20は、見守り装置10から送信されてくる操作通知信号の受信状況に基づき見守られる人M1の異常発生の有無を判断すると共に、見守り装置10から送信されてくる接続確認信号の受信状況に基づき故障発生の有無を判断しており、これらの判断内容を見守る人K1、K2、K3等が所有する通信装置40、41、42等へ通知する。
図3(a)〜(f)は、見守りサーバ20は見守る人K1等の通信装置40等へ通知する内容の例を示しており、見守る人K1等は、この通知を見ることで、見守られる人M1の状況を確認できる。見守る人K1〜K3等が所有する通信装置40〜42等としては、通信機能を具備するものであれば適用可能であり、具体的には、携帯電話機、スマートフォン、タブレット、通信機能付きノートパソコン、通信機能を具備するパソコン・テレビジョン装置等を用いることができる。
なお、図1では、本発明のポイントを明確にするため、1人の見守られる人M1と、その見守られる人M1を見守る見守る人K1〜K3等からなる一つのグループのみを図示するに留まるが、実際のシステムでは、見守られる人及びその見守る人からなるグループを複数、対象とすることができる。以下、第1実施形態に係る見守りサービスシステム1に関する内容について詳説する。
見守り装置10が接続されるテレビジョン装置5は、通常のテレビジョン機能に加えて、テレビジョン装置5の本体操作部又はリモコン6に対してユーザにより何らかの操作を行われると、ユーザ操作があった旨を示す操作通知信号を出力できる仕様になっている。テレビジョン装置5が出力する操作通知信号の種類としては主に三種類あり、一つめはテレビジョン装置5の電源オン操作があった旨を示す操作通知信号であり、二つめは電源オフ操作があった旨を示す操作通知信号であり、三つめは、電源オン・オフ以外の操作があった旨を示す操作通知信号である。なお、電源オン・オフ以外の操作の種類としては、テレビジョン装置5をユーザが所望する状態にするセットする内容の操作が該当し、具体的には、選局操作(チャンネル切替操作)、音量変更操作、番組表表示操作、入力系統切替操作、放送波(地上デジタル放送、衛星放送等)切替操作等が該当する。
さらに、テレビジョン装置5は、外部装置用の接続端子を具備しており、この接続端子に見守り装置10が接続されるようにしている。本実施形態で用いられるテレビジョン装置5における外部装置用の接続端子は、上述した操作通知信号を出力するものとなっており、映像・音声・制御信号をデジタル信号で伝送する通信インタフェースの標準規格であるHDMI(High-Definition Multimedia Interface 高精度マルチメディアインターフェイス)規格に応じた仕様になっている。
また、図4(a)、(b)に示すように、テレビジョン装置5は、後述するように見守り装置10から出力されてくる故障発生情報51a、故障復旧情報52aを上述した外部装置用の接続端子で取得すると、取得した各情報51a、52aを表示画面5aに表示する処理を行う仕様になっている。
すなわち、テレビジョン装置5は故障発生情報51a、故障復旧情報52aを、ポップアップ51、52でテレビ放送映像50に重ねて表示するようにしている。具体的には、テレビジョン放送を受信している際に、上述したHDMI規格に応じた接続端子で、故障発生情報51a、故障復旧情報52aの入力があると、テレビジョン装置5は、表示画面5aの右下から、せり上がるように、故障発生情報51a、故障復旧情報52aに応じたテキストを含むポップアップ51、52を表示中のテレビ放送映像50に重ねて表示される。なお、ポップアップ51、52は、テレビジョン装置5の表示中のテレビ放送映像に重ねて表示される程度のものであることから、ポップアップ51、52の表示の際、テレビジョン装置5の入力系統(チューナ入力、HDMIのような外部入力等)の切替は行われない。このように各情報51a、52aを表示することで、見守られる人に対して、故障が発生した旨、発生していた故障が復旧した旨を通知することになり、見守りサービスシステム1の現況を見守られる人に知らせて、システムに対する信頼感を確保することに貢献できる。
図5は、見守り装置10の主要な内部構成を示している。本実施形態で用いられる見守り装置10としては、スマートスティック(スマートボックス)、又はスティックコンピュータ等と一般的に称されるタイプの通信端末装置を用いている。このようなタイプの通信端末装置はディスプレイ部を具備しておらず、外部のディスプレイ装置(第1実施形態ではテレビジョン装置5)に接続して使用するようになっているが、ディスプレイ部を具備している一体型の見守り装置でもよい。
上述したタイプの見守り装置10は、一種のコンピュータ的な内部構造になっており、様々なアプリケーションプログラムをインストールすることにより、所望の処理を実行可能にしており、本実施形態では見守りプログラムP2(一種のコンピュータプログラムに相当)をインストールして、見守りサービスに対応した各種処理を行う。
見守り装置10は、CPU11、外部装置接続部12、通信部13、外部接続インタフェース14、第1メモリ15、第2メモリ16等を内部接続線10aで接続した構成になっている。CPU11は装置全体の各種制御処理を行うものであり、第1メモリ15にインストールされた各種プログラムの規定に従って様々な処理を実行する。外部装置接続部12(外部接続部に相当)は、上述したテレビジョン装置5の接続端子と直接接続が可能なHDMI規格に準じた接続端子部である。通信部13は無線通信を行うインタフェースであり、本実施形態の通信部13はIEEE802.11系の規格(IEEE802.11b/g、a等)に準じた無線LAN通信を行う。なお、本実施形態では、図1に示すように家屋H1に無線LANルータ8を設置しており、通信部13は、この無線LANルータ8を介してネットワークNWと接続できるようにしている。
外部接続インタフェース14は、マウス、キーボード等のユーザインタフェース、又は外部記憶媒体等を接続できるようになっており、本実施形態ではUSB(Universal Serial Bus ユニバーサル・シリアル・バス)規格に応じたものを採用している。
第1メモリ15は、各種プログラム、情報等を記憶するものであり、本実施形態では、システムプログラムP1、見守りプログラムP2、見守り処理設定情報D1、見守りサーバ情報D2、通信設定情報D3、受信日時テーブルD4等を記憶している。システムプログラムP1はOS(オペレーション・システム)に相当する基本プログラムであり、見守りプログラムP2は、見守りサービスシステム1の見守りサービスを提供する上で、見守り装置10(CPU11)が行うべき各種処理を規定したアプリケーションプログラムであり、詳細は後述する。
第1メモリ15が記憶する見守り処理設定情報D1は、見守りプログラムP2が規定する各処理を行う上でのパラメータ的な情報に該当し、第1実施形態では、見守り装置10が見守りサーバ20へ送信する接続確認信号の送信間隔の時間(単位期間)、見守られる人M1のユーザID等を含んでいる。
単位期間の時間は、見守られる人M1の生活様式、見守る人K1、K2、K3等の見守りに対する考え方等を反映して適宜、決定することが可能であり、1分〜59分までの分レベルから、1時間〜23時間までの時間レベル、1日等の日レベル、1週間等の週レベル、1ヶ月等の月レベル等まで設定できる(なお、1時間30分、1日と12時間、1週間と2日等のような、時間・分での設定、週・時間での設定等も勿論可能である。)。このような単位期間の時間は、見守りサービスを受けるためにサービス提供側へ予め提出する情報に含まれるものであり、サービス提供側へ提出されると、提出された時間が単位時間として見守りサーバ20のオペレータによって見守りサーバ20に登録設定されると共に、見守りサーバ20で設定された単位期間が、サービスを利用する準備段階の見守り装置10へ送信されてくるので、その単位期間を受信すると、見守り設定情報D1の中に含まれて記憶されることになる。なお、見守られる人M1のユーザID等も、見守りサーバ20から送信されてくる情報の中に含まれており、単位期間の時間と同様に、見守り処理設定情報D1に記憶される。
また、第1メモリ15に記憶される見守りサーバ情報D2は、見守り装置10が見守りサーバ20と通信を行うのに必要な情報(見守りサーバ20のネットワーク上のアドレス等)を含んでいる。通信設定情報D3は、見守り装置10がネットワークNWを介してインターネットにアクセスするために必要な情報(見守り装置10が使用するインターネットサービスプロバイダのID、そのインターネットサービスプロバイダのサーバへアクセスするためのアドレス等)を含んでいる。受信日時テーブルD4は、後述する接続応答信号の見守り装置10での受信日時を記憶して蓄積したものである。
第2メモリ16は、主にテレビジョン装置5から外部装置接続部12を通じて取得する操作通知信号をログ情報として蓄積することに用いられる。ログ情報は、図6にも示すように、ログテーブル17として、操作通知信号を、その通知に係る日時と対応付けて順次記憶されており、本実施形態における日時としては、第2メモリ17に記憶された際の日時が用いられている。なお、ログテーブル17にログ情報として含まれる操作通知信号及び日時は随時蓄積されていくことになるが、ログ情報の蓄積量が第2メモリ16のメモリ容量を超えるようになると、古い日時のものから削除されて、随時、最新の操作通知信号及び日時が記憶されるようになっている。
次に、見守りプログラムP2の詳細について説明する。見守りプログラムP2が規定する主なプログラム内容としては四種類あり、一つめはテレビジョン装置5からの操作通知信号に関する処理であり、二つめはテレビジョン装置5との接続状態を検知することに関するものであり、三つめは見守りサーバ20へ接続確認信号を送信することに関するものであり、四つめは故障が発生した場合に関するものである。
一つめの操作通知信号に関して、見守りプログラムP2は更に「操作通知信号の取得」、「取得した操作通知信号の送信」、「取得した操作通知信号の記憶」という三種類の処理を規定する。「操作通知信号の取得」ついて、テレビジョン装置5から出力されてくる操作通知信号を外部装置接続部12を用いて取得する制御をCPU11が行うことを、見守りプログラムP2はプログラミングしている。操作通知信号の具体的な取得の仕方としては、従来から様々な方法があり、例えば、見守り装置10(CPU11)で、外部装置接続部12の接続先装置(この実施例ではテレビジョン装置5)の操作状況を検知しておき、ユーザ操作があった場合、その操作があった旨の信号(操作通知信号)を吸い上げて接続先装置から出力させる方法や、接続先装置自身がユーザ操作があるごとに、その操作に応じた操作通知信号を出力するようになっている場合は、出力されてくる操作通知信号を外部装置接続部12で単に取得する方法等がある。
「取得した操作通知信号の送信」について、外部装置接続部12で取得した操作通知信号の複製を作成し、一方を通信部13を用いて見守りサーバ20へ送信する処理の制御をCPU11が行うことを、見守りプログラムP2は規定している。これにより、見守り装置10は、操作通知信号を取得するごとに、取得した操作通知信号を見守りサーバ20へ送信することになる。なお、このように見守りサーバ20へ操作通知信号を送信する場合は、見守られる人M1に関する信号であることを見守りサーバ20で識別できるように、見守り処理設定情報D1に記憶されるユーザID等も一緒に送信される(他の種類の信号を見守りサーバ20へ送信する場合も同様)。
「取得した操作通知信号の記憶」について、上記で複製された他方の操作通知信号を、第2メモリ16のログテーブル17に記憶する処理の制御をCPU11が行うことを、見守りプログラムP2は規定している。この際、システムプログラムP1に基づくカレンダー・日時機能によって、操作通知信号を第2メモリ16に記憶する際の日時(通知に係る日時に相当)をCPU11が特定し、その特定した日時と対応づけて操作通知信号をログテーブル17に格納して記憶する制御を行うことも見守りプログラムP2は規定している。また、操作通知信号の記憶の際には、第2メモリ16の空き容量もCPU11により検知されており、新たなログ情報(操作通知信号及び日時)を記憶するのに空き容量が十分でない場合、古い日時のログ情報から順に削除され、新たなログ情報が記憶できるようにする制御をCPU11が行うことも、見守りプログラムP2は規定している。
次に、見守りプログラムP2が規定する主な処理の二つめである「テレビジョン装置5との接続状態を検知すること」について説明すると、見守り装置10(CPU11)は、テレビジョン装置5との接続が、ユーザによる電源オフ操作以外で切れたか否かを検知しており、電源オフ操作以外で切れたことを検知した場合、接続エラー発生と判断する。接続エラー発生と判断した場合は、テレビジョン装置5(ユーザ機器)に何らかのエラーが発生したと考えられるので、ユーザ機器エラー信号を生成して通信部13から見守りサーバ20へ送信する制御をCPU11が行うことを、見守りプログラムP2は規定している。なお、電源オフ操作以外で接続が切れたか否かの判断は、外部装置接続部12の通電に係る端子における通電確認、又は外部装置接続部12から接続の確認信号を出力して応答信号のリターンの有無などに基づき行うことになる。
見守りプログラムP2が規定する主な処理の三つめの「見守りサーバ20へ接続確認信号を送信する」ことについては、インストールされている見守りプログラムP2が起動した状態になると、通信部13から接続確認信号を見守りサーバ20へ送信する制御をCPU11が行っており、以降は、第1メモリ15に記憶されている見守り処理設定情報D1に含まれる単位期間の間隔で、接続確認信号を送信することになる。このような見守りプログラムP2の規定により、見守り装置10は単位期間ごとに、接続確認信号を見守りサーバ20へ送信することになり、後述する見守りサーバ20から送信される接続応答信号の受信の有無にかかわらず、接続確認信号を単位期間ごとに見守りサーバ20へ送信している。
なお、CPU11はクロック機能として計時機能を有しており、設定された単位期間の時間を計っており、計時した時間が設定された単位期間に到達すると、接続確認信号の送信処理を行うと共に、計時した時間をリセットしてから、計時を再開することを繰り返しており、このような処理を経ることで、単位期間ごとに接続確認信号の送信を可能にしている。また、見守り装置10は基本的に電源スイッチ等が設けられておらず、電源ラインが電源と接続されて電源が供給された状態が続く限り、電源ON状態になっており、電源ON状態であれば、上述した見守りプログラムP2は起動した状態となっているので、接続先のテレビジョン装置5の電源オン/オフ状態に関係なく、常時、接続確認信号を単位期間ごとに送信する。これにより、見守り装置10は、接続先のユーザ機器(テレビジョン装置5)の電源オン/オフの状態と関係なく、システムの故障等は判断できる。
見守りプログラムP2が規定する主な処理の四つめの「故障が発生した場合」に関するものであり、通信部13から接続確認信号を送信すると、その接続確認信号に対応する接続応答信号を通信部13で受信したか否かを判断する制御をCPU11が行うことを、見守りプログラムP2は規定している。接続応答信号を受信した場合は、その受信日時を第1メモリに15の受信日時テーブルD4に記憶する制御をCPU11が行うことも、見守りプログラムP2は規定している。なお、見守り装置10は、電源が供給された状態が続く限り、接続先のテレビジョン装置5の電源オン/オフ状態に関係なく、外部から送信されてくる上記の接続応答信号等の各種信号、又は各種情報等を常時、受信する状態となっている。
また、接続確認信号に対応する接続応答信号を、通信部13を介して受信しない場合、CPU11はシステムに故障が発生したと判断する。なお、見守り装置10側で判断する故障について、システムの故障発生箇所としては、ネットワークNWを含む通信媒体、又は見守りサーバ20のいずれかが該当すると想定される。また、通信媒体には、図1に示す家屋H1に設置される無線LANルータ8、インターネットサービスプロバイダーのサーバ等の通信を媒介する各種装置も含まれる(以下、同様)。
故障発生と判断した場合でも、上述したように見守り装置10(CPU11)は、接続確認信号を単位期間ごとに見守りサーバ20へ引き続き送信するので、送信した接続確認信号に対応する接続応答信号を次に受信する時期を待つ状況となる。また、同様に、故障発生と判断した場合に見守り装置10(CPU11)は、テレビジョン装置5から取得した操作通知信号を見守りサーバ20へ送信する処理を引き続き行う。
さらに、見守り装置10(CPU11)が故障発生と判断した場合、システムに故障が発生した旨を示す故障発生情報を、外部装置接続部12から出力する処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。この故障発生情報は、システムに故障が発生したというテキストをテレビジョン装置5で表示させるための形式の情報になっており(図4(a)参照)、見守りプログラムP2に付随して第1メモリ15に記憶されている。
また、システムに故障が発生したと判断した状況で、初めて接続応答信号を通信部13で受信すると、CPU11は故障が復旧したと判断する。このように故障復旧を判断した場合、故障復旧の旨を示す故障復旧情報を、外部装置接続部12から出力する処理を行うことを見守りプログラムP2は規定している。この故障復旧情報も、上述した故障発生情報と同様に、発生していた故障からシステムが復旧したというテキストをテレビジョン装置5で表示させるための形式の情報になっており(図4(b)参照)、上述した故障発生情報と同様に、見守りプログラムP2に付随して第1メモリ15に記憶されている。
さらに、故障復旧を判断した場合では、故障の発生を判断したとき(送信した接続確認信号に対応する接続応答信号を受信しなくなったとき)における直近の接続応答信号を受信したときの日時と、復旧に係る接続応答信号の受信日時とを、第1メモリ15の受信日時テーブルD4からCPU11は特定し、特定した日時範囲(前期間+故障期間に該当。)に含まれる日時に対応付けられた操作通知信号を、第2メモリ16のログテーブル17の中から特定する処理を行うことを、見守りプログラムP2は規定している。
それからCPU11は、上記で特定した日時範囲に含まれる操作通知信号を、対応付けられている日時と共に故障中のログ情報としてログテーブル17から読み出して、通信部13から見守りサーバ20へ送信する処理を行うことを、見守りプログラムP2は規定している。このように、故障中のログ情報を見守りサーバ20へ送信することにより、見守りサーバ20は、故障中に見守られる人M1に異常が発生していたか否かも、ログ情報に基づき判断できるようになる。
図7、8は、上述した見守り装置10における故障発生の判断に関する場合の具体例を示す第1、2タイムチャートであり、これらの例は、通信媒体に故障が発生することで、見守り装置10が送信する各種信号が見守りサーバ20へ届かない(見守りサーバ20が受信できない)を状況を表している。第1、2タイムチャートでは、単位期間の時間をTで表すと共に、接続確認信号をA1、A2・・・、接続応答信号をB1、B2・・・で表している(後述する他のタイムチャートでも同様)。また、時間の経過を示す矢印線の下方には、見守り装置10が送信する種類の信号を示しており、時間を示す矢印線の上方に見守り装置10が受信する信号(接続応答信号B1等)を示している。
図7に示す第1タイムチャートは、図中の三番目の接続確認信号A3の送信時期と四番目の接続確認信号A4の送信時期との間で、通信媒体に故障が発生すると共に、五番目の接続確認信号A5の送信時期と六番目の接続確認信号A6の送信時期との間で、発生した故障が復旧した状況に応じたものになっている。そのため、見守り装置10は、四番目の接続確認信号A4を送信しても、通信媒体の故障により、その接続確認信号A4は見守りサーバ20へ届かず、見守りサーバ20は接続応答信号を送信できないことになる。
その結果、見守り装置10は、送信した接続確認信号A4に対応する接続応答信号を通信部13で受信できず、この時点でCPU11は故障発生と判断し、この判断に伴って、故障発生情報を外部装置接続部12から出力する。そして、故障発生と判断した状況でも、見守り装置10は単位期間ごとに接続確認信号を送信することを続けると共に、取得した各種操作通知信号の送信も続けている。そして、見守り装置10は、図7中で六番目に送信した接続確認信号A6に対応する接続応答信号B4を受信することになるので、この段階でCPU11は故障が復旧したと判断し、この判断に伴い、故障復旧情報を外部装置接続部12から出力する。
そして、見守り装置10(CPU11)は、故障を発生したと判断する四番目の接続確認信号A4に対応する接続応答信号を受信しなかったときにおける直近の接続応答信号B3を受信したときの日時(故障発生と判断した時より前の期間に含まれる日時)、及び復旧の判断を行った接続応答信号B4の受信日時を第1メモリ15の受信日時テーブルD4から特定し、特定した日時の期間(図7中、前期間+故障期間として示す期間)に含まれる操作通知信号をログテーブル17から特定して抽出し、日時と共に故障中のログ情報として見守りサーバ20へ送信する。なお、このように故障発生と判断した時点より直近となる接続応答信号の受信日時を故障中のログ情報の始期にしているのは、本発明において実際の故障発生時点は正確に把握されないので、故障により送信されていない可能性のある操作通知信号を見守りサーバ20へ送るログ情報に含ませるためである。なお、直近となる前の期間としては、図7に示す場合は、一つの単位期間に応じた時間にしているが、より、詳細にログ情報を検討するときなどは、複数の単位期間に応じた時間を適用することも可能である。
図8に示す第2タイムチャートも、図7の第1タイムチャートと同様の故障発生状況及び故障復旧状況に応じたものであるが、見守り装置10は、四番目の接続確認信号A4の送信時点以降で、テレビジョン装置5から各種操作通知信号を取得していない点が異なっている。そのため、見守り装置10は、故障復旧を判断してから見守りサーバ20へ送るログ情報の中身が、図7に示す第1タイムチャートと異なったものになり、このログ情報には、操作通知信号に関するログが含まれない。
次に、図9に示す見守りサーバ20について説明する。見守りサーバ20は、汎用のサーバコンピュータを適用したものになっており、図9に示すように、全体的な制御及び各種処理を行うMPU21に、各種デバイス等を内部接続線20aで接続したものになっており、各種デバイス等には、通信モジュール22、RAM23、ROM24、入力インタフェース25、出力インタフェース26、大容量記憶システム(HDDシステム)27等がある。
通信モジュール22は、ネットワークNWとの接続モジュールに相当する通信デバイス(通信手段)であり、所要の通信規格に応じたものである(例えばLANモジュール)。通信モジュール22は、所要の通信機器(図示は省略。例えばルータ等が該当)を介してネットワークNWと接続されており、上述した見守り装置10、見守る人K1〜K3等が使用する通信装置40〜42等との通信を可能にしている。
RAM23は、MPU21の処理に伴う内容、ファイル等を一時的に記憶するものであり、ROM24は、MPU21の基本的な処理内容を規定したプログラム等を記憶するものである。入力インタフェース25は、見守りサービスシステム1のオペレータからの操作指示等を受け付けるキーボード20b、マウス等が接続されるものであり、オペレータから受け付けた操作指示等をMPU21へ伝える。出力インタフェース26は、ディスプレイ20cが接続されるものであり、MPU21の処理に伴う内容をディスプレイ20cへ出力し、オペレータが現在の処理内容等を確認できるようにしている。
大容量記憶システム27(記憶デバイスに相当)は、見守りサービスを提供するに当たり必要な各種プログラム、データベース(DB)、各種情報等を記憶するものであり、本実施形態ではサーバプログラムP10、見守りサービスプログラムP11、ユーザDB30、及び見守り設定情報D20等を記憶している。
サーバプログラムP10は、サーバ用のオペレーションシステムに応じた各種処理を規定したものであり、この規定内容に基づいた処理をMPU21が行うことで、サーバ装置20はサーバコンピュータとしての基本的な機能を果たす。見守りサービスプログラムP11の説明は後述し、先にユーザDB30及び見守り設定情報D20について説明する。
図10は、ユーザDB30の概要を示している。ユーザDB30は、見守りサービスを利用する人を、見守られる人(ユーザ)及びその見守られる人を見守る人を一つのグループとして登録したものであり、一つのグループを識別する見守られる人(ユーザ)のユーザIDごとに、見守られる人の氏名、見守られる人が操作する対象のユーザ機器の機器ID・通信アドレス(見守りサーバ20からユーザ機器へ信号・情報等を送信する送信先となる)、見守られる人の連絡先(住所・電話番号・メールアドレス等)、見守る人の氏名・電話番号・メールアドレス(予め登録された見守り連絡先に相当)等を対応づけて格納している。
見守りサーバ20は、このユーザDB30を参照することで、通知等が必要な人に電子メールで所要の通知を行えるようにしている。ユーザDB30の上述した情報は、準備段階で見守りサービスの提供を受けるユーザ(見守られる人及び見守る人)から提出されたものであり、これら提出された情報が予めユーザDB30に登録されることで、ユーザは見守りサービスを享受できるようになる。なお、図10に示すユーザDB30は、複数のグループ分のデータを含んだものになっている。
また、図9の大容量記憶システム27に記憶される見守り設定情報D20は、上述した単位期間、その単位期間に基づく検知期間等の時間情報を含んだものになっており、これらの時間情報は、見守りサーバ20のオペレータにより設定されて、見守り設定情報D20として大容量記憶システム27に記憶されている。単位期間には、上述したようにユーザ(見守られる人及び見守る人)により提出されてくる時間が設定されており、後述する異常発生の判断、故障発生の判断の処理の際、MPU21により参照される。検知期間は、見守られる人に異常が発生したか否かを判断する基準の期間となり、単位期間の倍数の時間が設定される。
本実施形態では、後述する異常発生の判断条件の種類に合わせて二種類の検知期間を用いるようにしており、一つめの第一検知期間としては単位期間の2倍の時間(2T)が設定されており、二つめの第二検知期間としては単位期間の4倍の時間(4T)が設定されており、それそれ、後述する異常発生の判断の際、MPU21により参照される。なお、このような設定内容は一例にすぎず、検知期間の数は、異常発生の判断条件の種類に応じて、単数から二以上を設定することが可能であり、また、検知期間の中身となる時間も、単位期間に基づく時間であれば、ユーザ(見守られる人及び見守る人)の生活様式等に合わせて、単位期間の整数倍に設定すること、又は単位期間の0.5倍、1.5倍等のような様々な倍数に設定することも可能である。
次に、見守りサービスプログラムP11の詳細について説明する。見守りサービスプログラムP2が規定するMPU21が行う制御処理に関する主なプログラム内容としては三種類あり、一つめは接続応答信号の送信に関する処理であり、二つめは見守られる人の異常発生の判断に関する処理であり、三つめは故障発生の判断に関する処理であり、これらの関する規定に基づいた処理をMPU21が行うことで、MPU21は各種手段(判断手段、比較手段、検知手段、送信処理手段等)として機能する。
一つめの接続応答信号の送信に関する処理として、見守りサーバ20が通信モジュール22で見守り装置10から送信されてきた接続確認信号を受信するごとに、接続応答信号を通信モジュール22から見守り装置10へ送信する処理をMPU21が制御して実行することを、見守りサービスプログラムP11は規定している。
二つめの見守られる人の異常発生の判断に関する処理としては、上述した検知期間(第一検知期間、第二検知期間)応じた範囲で、見守り装置10からの操作通知信号を通信モジュール22で受信したか否かをMPU21は検知手段として検知し、操作通知信号の受信有無の検知結果に基づき、見守られる人M1(見守り対象となるユーザ)に異常が発生した否かをMPU21が判断手段として判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定している。
図11は、第一検知期間(2倍の単位期間:2T)を用いた異常発生の判断条件(第一異常判断条件)に基づく一例を示す第3タイムチャートである。この第3タイムチャートでは、時間の経過を示す矢印線の下方に、見守りサーバ20が受信する種類の信号(接続確認信号、各種操作通知信号)を示し、時間を示す矢印線の上方に見守りサーバ20が送信する信号(接続応答信号)を示している(単位期間のT、接続確認信号のA1、A2・・・、接続応答信号のB1、B2・・・等は、上述の第1タイムチャート等と同様)。
図11の第3タイムチャートでは、第一検知期間2Tにおいて、いずれの種類の操作通知信号(電源オン操作を示す操作通知信号、電源オフ操作を示す操作通知信号、その他の操作通知信号)を受信しなければ(受信無しを検知すれば)、見守りサーバ20のMPU21は、見守られる人に異常が発生したと判断する。
すなわち、第3タイムチャートに示す状況では、図中の四番目の接続確認信号A4を受信してから六番目の接続確認信号A6を受信するまでの期間(2T)中に、見守りサーバ20は操作通知信号を受信していないので、MPU21は、図中の六番目の接続応答信号B6の送信の際に、見守られる人に異常が発生したと判断する。なお、この判断に基づき、MPU21は、見守られる人に異常が発生した旨の内容の電子メール(見守りアラーム通知。図3(a)参照)を自動生成し、図10のユーザDB30を参照して、異常が発生した見守られる人(各種信号と共に送信されてユーザIDより特定)に対応付けられた見守る人の連絡先(メールアドレス)へ、生成した電子メールを送信して、異常発生を見守る人へ通知する処理を行う。このような第一異常判断条件に基づく異常発生の判断は、第一検知期間2Tに相当する時間に、見守られる人がテレビジョン装置5を何ら操作しなければ、テレビジョン装置5の操作をできない状態に見守れる人が陥っているおそれがあるという考え方に基づくものになっている。
また、図12は、第二検知期間(単位期間の4倍)を用いた異常発生の判断条件(第二異常判断条件)に基づく一例を示す第4タイムチャートである。この第4タイムチャートでは、電源オン操作があった旨を示す操作通知信号を受信した単位期間(図12では一番目の接続確認信号A1の受信から二番目の接続確認信号A2の受信までの期間)の次に連続して続く第二検知期間(4T)中に、電源オフ操作を示す操作通知信号を受信しなければ(受信無しを検知すれば)、見守りサーバ20のMPU21は、見守られる人に異常が発生したと判断する。
すなわち、第4タイムチャートに示すように、二番目の接続確認信号A2を受信してから六番目の接続確認信号A6を受信するまでの期間(4T)中に、見守りサーバ20は電源オフ操作を示す旨の操作通知信号を受信していないので、MPU21は、接続応答信号B6の送信の際、見守られる人に異常が発生したと判断する。この判断を行ったときは、上記の第一異常判断条件の場合と同様に、MPU21は、異常発生を見守る人へ通知する処理を行う。このような第二異常判断条件に基づく異常発生の判断は、第二検知期間4Tにも及ぶ長時間にわたり、見守られる人がテレビジョン装置5の電源オフ操作を行わないのであれば、見守られる人がテレビジョン装置5を視聴していた状態で何らかの異常が発生したおそれがあるという考え方に基づくものになっている。
上述した第一異常判断条件及び第二異常判断条件に係るMPU21が行う処理について、見守りサービスプログラムP11は以下のような規定のプログラム内容を有している。まず、第一異常判断条件に関するプログラム内容を説明すると、見守りサーバ20が接続確認情報を受信すると、次の接続確認情報を受信するまでの期間(一つの単位期間)に、何らかの操作通知信号を受信したか否かをMPU21は検知し、何らかの操作通知信号を受信しなかったことを検知ければ、MPU21は1単位期間をカウントする。また、何らかの操作通知信号を受信したことを検知すれば、MPU21は単位期間のカウントを行わない。この検知に係る単位期間(一つめの単位期間)の次の単位期間(二つめの単位期間)についても引き続き何らかの通知通知信号を受信したか否かをMPU21は検知し、何らかの操作通知信号を受信しなかったことを検知すれば、MPU21は二つめの単位期間の終期となる接続確認信号の受信に伴って、異常が発生したと判断する(異常発生の判断と共にカウント数はリセットする)。
一方、二つめの単位期間で、何らかの操作通知信号を受信したことを検知すれば、MPU21は単位期間のカウントを行わず、この場合、一つめの単位期間についてカウントしていれば、カウント数をリセットする。このような処理を三つ目の単位期間以降もMPU21は繰り返すことで、第一異常判断条件に基づき、見守られる人に異常が発生したか否かを判断する。
また、第二異常判断条件に関するプログラム内容を説明すると、MPU21は最初の段階で、電源オン操作を示す操作通知信号を受信したか否かを判断する。電源オン操作を示す操作通知信号を受信しなければ、受信待ちの状態となり、電源オン操作を示す操作通知信号を受信したことを検知した場合、その操作通知信号を受信した単位期間に続く次の単位期間(一つめの単位期間とする)に電源オフ操作を示す操作通知信号を受信したか否かを判断する。一つめの単位期間で電源オフ操作を示す操作通知信号を受信すれば、最初の段階に戻って、MPU21は、電源オン操作を示す操作通知信号を受信したか否かを判断を行う。一つめの単位期間で電源オフ操作を示す操作通知信号を受信しなければ、MPU21は1単位期間をカウントする。
1単位期間をカウントした場合、一つめの単位期間に続く二つめの単位期間についても、MPU21は電源オフ操作を示す操作通知信号を受信したか否かを判断し、受信すれば、カウント数をリセットして最初の段階に戻ることになる。また、電源オフ操作を示す操作通知信号を受信しなければ、MPU21は更に1期間単位をカウントして、トータルのカウント数を2単位期間にする。2単位期間をカウントした場合、引き続き三つめの単位期間についても、MPU21は電源オフ操作を示す操作通知信号を受信したか否かを判断し、受信すれば、カウント数をリセットして最初の段階に戻り、受信しなければ、更に1期間単位をカウントして、トータルのカウント数を3単位期間にする。
3単位期間をカウントした場合、引き続き四つめの単位期間についても、MPU21は電源オフ操作を示す操作通知信号を受信したか否かを判断し、受信すれば、カウント数をリセットして最初の段階に戻り、受信しなければ、四つめの単位期間の終期となる接続確認信号の受信に伴って、異常が発生したと判断する(異常発生の判断と共にカウント数はリセットする)。このような処理をMPU21は繰り返すことで、第二異常判断条件に基づき、見守られる人に異常が発生したか否かを判断する。
次に、見守りサービスプログラムP11が規定する三つめの故障発生の判断に関するプログラム内容について説明する。システムの故障発生の判断に関する内容は二種類あり、一つめは見守り装置10からユーザ機器エラー信号が送信されてくることにより、ユーザ機器(テレビジョン装置5)に何らかの故障が発生したと見守りサーバ20が判断するものであり、この場合、通信モジュール22でユーザ機器エラー信号を受信している間、ユーザ機器に故障が発生していると、MPU21が判断し、ユーザ機器エラー信号の受信が途絶えると、ユーザ機器の故障が復旧したと判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。なお、このようなユーザ機器エラー信号による故障発生の判断に基づき、MPU21は、システムに故障が発生した旨の電子メール(図3(c)参照)を自動生成し、図10のユーザDB30に登録された中で、ユーザ機器エラー信号に係るグループの見守る人の連絡先(メールアドレス)へ、生成した電子メールを送信することも、見守りサービスプログラムP11は規定する
また、見守りサービスプログラムP11が規定する二つめの故障発生の判断に関するものは、接続確認信号の受信の有無に基づくものである。詳しくは、見守りサーバ20が通信インタフェース22で接続確認信号を受信すると、MPU21は計時手段として自己のタイマー機能を用いることで、接続確認信号を受信してからの時間の計時を開始し、この計時は、次の接続確認信号を受信するまで続けることを、見守りサービスプログラムP11は規定する。そして、計時した時間が単位期間を超過したか否かをMPU21は比較し、比較により計時した時間が単位期間を超過したことが判明した場合、MPU21はシステムに故障が発生したと判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。
上記の故障発生の判断に基づき、MPU21は、システムに故障が発生した旨の電子メールを自動生成し、判断対象となるユーザIDのグループの全ての見守る人(図10のユーザDB30に登録された人)の連絡先(メールアドレス)へ、生成した電子メール(図3(d)の故障発生通知を参照)を送信して、システムの故障発生を見守る人へ通知する処理を行うことも、見守りサービスプログラムP11は規定する。なお、上記の処理で判断されるシステム中の故障の発生箇所としては、見守りサーバ20以外の通信媒体(ネットワークNW、無線LANルータ8、インターネットサービスプロバイダーのサーバ等を含む)、見守り装置10、又はテレビジョン装置5の少なくとも一つが該当することになり、これらは見守りサーバ20にとって外部となる。
また、故障発生を判断した状況で、通信モジュール22で接続確認信号を受信したことをMPU21が検知すると、MPU21は、故障から復旧したと判断し、故障復旧の旨の電子メールを自動生成し、各見守る人の連絡先(メールアドレス)へ、生成した電子メール(図3(e)の故障復旧通知を参照)を送信することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。
故障が復旧すると、見守りサーバ20には、見守り装置10からログ情報(故障中の操作通知信号と、その日時が対応付けられた情報)が送信されてくるので、このログ情報を受信することで見守りサーバ20は、故障中の見守られる人の状況を判断する。まず、故障発生の判断に係る計時を開始した時点(故障発生の判断時から直近となる接続確認信号を受信した時点)から、故障復旧の判断に係る接続確認信号の受信時までの時間を故障対象期間としてMPU21が特定し、この特定した期間(前期間+故障期間に相当する故障対象期間)が上述した検知期間(第一検知期間、第二検知期間)以上であるか否かを判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。比較の結果、故障対象期間が検知期間を超えていなければ、異常判断条件に基づく異常判断を行えないほどの期間であることから、見守られる人に異常が発生していないとMPU11が判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。
一方、比較の結果、故障対象期間が検知期間以上であれば、MPU11は、第一異常判断条件及び第二異常判断条件に基づく異常発生の判断を、受信したログ情報を用いて行うことを、見守りサービスプログラムP11は規定する。すなわち、故障対象期間が第一検知期間以上であると判断した場合で、その第一検知期間に該当する範囲内に、受信したログ情報の中の日時が含まれるか否かをMPU11が検知し、この検知結果に基づき、含まれないことを検知したとき、故障中(前期間+故障期間に相当)に見守られる人に異常が発生していたと判断する。また、含まれていたことを検知したときは、故障中に見守られる人に異常が発生していなかったと判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。
また、故障対象期間が第二検知期間以上であると判断した場合で、その第二検知期間に該当する範囲内に、電源オフ操作を示す操作通知信号が含まれるか否かをMPU11が判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。電源オフ操作を示す操作通知信号が含まれないと判断した場合、MPU11は、故障中に見守られる人に異常が発生していたと判断し、電源オフ操作を示す操作通知信号が含まれていたと判断したときは、故障期間中に見守られる人に異常が発生していなかったと判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。
上記の第一異常判断条件及び第二異常判断条件に基づく判断結果が出ると、MPU11は、その判断結果を示す内容(「故障中、見守られる人に異常が発生していなかった。」、又は「故障中、見守られる人に異常が発生していた。(図3(f)参照)」という旨)の電子メールを作成し、見守られる人M1の見守る人K1〜K3の連絡先(メールアドレス)へ、生成した電子メールを送信する処理を行うことを、見守りサービスプログラムP11は規定する。
図13、14は、上述したように、通信媒体に故障が発生した場合の見守りサーバ20における故障発生の判断に関する例の第5、6タイムチャートであり、この例は、図7、8の第1、2タイムチャートと、それぞれ同様のシステム状況を示す例(同様の故障発生状況及び故障復旧状況を示す例)であるが、見守りサーバ20を主にして表したものになっている。以下、これらの第5、6タイムチャートに従って、上述した見守りサービスプログラムP11の故障発生に関するプログラム内容の具体的に説明する(なお、見守り装置10が送信しても、見守りサーバ20で受信できない信号は、図13、14中において波線で示している)。
図13に示す第5タイムチャートの場合、見守りサーバ20は、三番目の接続確認信号A3の受信はできるが、その受信から1つの単位期間Tを超過しても、通信媒体の故障により、四番目の接続確認信号A4を受信できなくなるので、上述した見守りサービスプログラムP11の規定内容にしたがって、単位期間Tを超過した時点で故障発生を判断し、故障発生の通知(図3(d)参照)を行うことになる。それから、見守りサーバ20は、通信媒体の故障が続き、五番目の接続確認信号A5も受信できず、それにより、見守りサーバ20は、接続確認信号A4、A5に応じた接続応答信号を発信できない状態になっている。
そして、見守りサーバ20は、故障復旧により、図中の六番目の接続確認信号A6を受信できるので、その接続確認信号A6に対応した接続応答信号B4を送信し、この時点で、故障が復旧したことを判断し、故障復旧を通知(図3(e)参照)することになる。また、接続応答信号B4の送信により、見守り装置10は上述したように故障中のログ情報を送信してくるので、見守りサーバ20は、そのログ情報(日時と共に操作通知信号を含む情報)を受信することになる。
図13に示す三番目の接続確認信号A3の受信時点から六番目の接続確認信号A6の受信時点までの故障対象期間は3Tの時間であり、第一検知期間2T以上であるが、この故障対象期間3Tの期間中の第一検知期間2Tに該当するいずれの範囲内にも、操作通知信号(ログ情報の中の日時)が含まれるので、故障中に見守られる人に異常が発生しなかったと、MPU11により判断される。そのため、故障復旧通知の後に通知する電子メールの中身は、故障中、見守られる人に異常が発生していなかったものとなる。
一方、図14に示す第6タイムチャートは、故障発生及び故障復旧の判断は、図13の第5タイムチャートの場合と同様になるが、故障対象期間3Tの中のログ情報に含まれる操作通知信号及びその日時が、図13の第5タイムチャートの場合と異なっている。すなわち、図14に示す場合、故障対象期間3Tの中における四番目の接続確認信号A4の受信時から六番目の接続確認信号A6の受信時までの第一検知期間2Tの範囲内には、操作通知信号(ログ情報の中の日時)が含まれないので、故障中に見守られる人に異常が発生していたと、MPU11により判断される。そのため、図14に示す第6タイムチャートの場合、故障復旧通知の後に通知する電子メールの中身は、故障中、見守られる人に異常が発生していたものとなる(図3(f)参照)。
図15〜17の第1〜第3フローチャートは、上述した見守り装置10が行う一連の処理の流れを整理したものであり、図18、19の第4、5フローチャートは、見守りサーバ20が行う一連の処理の流れを整理したものであり、これらの各フローチャートに従って、見守りサービスシステム1の見守りサービス方法(見守り通知方法)の処理を説明する。なお、第1〜第3フローチャートは、既に見守り装置10が起動した状態(見守りプログラムP2が起動した状態)からスタートするものであり、第4、5フローチャートも既に見守りサーバ20(見守りサービスプログラムP11が起動した状態)からスタートするものになっている。
先ず、図15の第1フローチャートは、見守り装置10における操作通知信号に関する処理を示しており、見守り装置10はテレビジョン装置5から出力される操作通知信号を取得したか否かを検知する(S1)。操作通知信号を取得していない場合(S1:NO)、取得待ち(ユーザによるテレビジョン装置5の操作待ち)の状態となり、操作通知信号を取得した場合(S1:YES)、取得した操作通知信号を見守りサーバ20へ送信する(S2)。また、第2メモリ16の空き容量の有無を検知し(S3)、空き容量が有る場合(S3:YES)、見守り装置16は、ステップS1の段階で取得した新たな操作通知信号を第2メモリ16のログテーブル17に記憶し(S5)、空き容量が無い場合(S3:NO)、ログテーブル17の中から最も古いログ情報を削除してから(S4)、最新の操作通知信号をログテーブル17に記憶することになる(S5)。そして、見守り装置10は、見守りプログラムP2が終了されるかを判断し(S6)、終了されなければ(S6:NO)、最初の段階(S1)へ戻り、終了されれば(S6:YES)、一連の処理を終了する。
図16の第2フローチャートは、テレビジョン装置5との接続状態の検知に関する処理を示しており、まず、見守り装置10は、電源オフ操作以外で、テレビジョン装置5との接続が維持されているかを判断する(S10)。接続が維持されていないと判断された場合(S10:NO)、見守り装置10は、ユーザ機器エラー信号を見守りサーバ20へ送信し(S11)、このユーザ機器エラー信号の送信は、テレビジョン装置5との接続が確認されるまで継続される。また、接続されていると判断されると(S10:YES)、見守り装置10は、見守りプログラムP2が終了されるかを判断し(S12)、終了されなければ(S12:NO)、最初の段階(S10)へ戻り、終了されれば(S12:YES)、一連の処理を終了する。
図17の第3フローチャートは、接続確認信号の送信に関する処理(見守り通知方法に関する処理手順)を示しており、まず、見守り装置10は、接続確認信号を見守りサーバ20へ送信し(S20)、それから送信した接続確認信号に対応する接続応答信号を受信したか否かを判断する(S21)。接続応答信号を受信した場合(S21:YES)、見守り装置10は、見守りプログラムP2が終了されるかを判断し(S22)、終了されなければ(S22:NO)、S20の段階で接続確認信号を送信してから経過した時間が単位期間に到達したか否かを判断する(S23)。単位期間が到達していなければ(S23:NO)、S22の段階へ戻り、単位期間に到達すれば(S23:YES)、最初の段階(S20)へ戻り、再度、接続確認信号を送信することになる。
一方、接続応答信号を受信しなかった場合(S21:NO)、故障発生と判断し(S24)、故障発生情報を外部装置接続部12からテレビジョン装置5へ出力する(S25)。この出力により、図4(a)に示す例のように、テレビジョン装置5の表示画面5aには、「システムに故障が発生しました。」という内容の故障発生情報51aが、テレビ放送映像に重ねてポップアップ51で表示されるので、システムに故障が発生した状況であることが、見守られる人に通知される。
また、見守り装置10は、ステップS20の段階で接続確認信号を送信してから経過した時間が単位期間に到達したか否かを判断する(S26)。到達していない場合(S26:NO)、単位期間の到達待ちの状態となり、到達した場合(S26:YES)、更に、接続確認信号を見守りサーバ20へ送信する(S27)。それから、見守り装置10は、送信した接続確認信号に対応する接続応答信号を受信したか否かを判断し(S28)、接続応答信号を受信しない場合(S28:NO)、依然として故障が復旧していないことになり、直近の接続確認信号の送信(S27の段階)から経過した時間が単位期間に到達したか否かを判断する(S29)。
単位期間に到達していない場合(S29:NO)、到達待ちの状態となり、到達した場合(S29:YES)、接続確認信号送信の段階(S27)へ戻る。一方、ステップS28の段階で、接続確認信号に対応する接続応答信号を受信した場合(S28:YES)、見守り装置10は、故障から復旧したと判断し(S30)、故障復旧情報を外部装置接続部12からテレビジョン装置5へ出力する(S31)。この出力により、図4(b)に示す例のように、テレビジョン装置5の表示画面5aには、「故障から復旧し、システムは正常に稼働しております。」という内容の故障復旧情報52aが、テレビ放送映像に重ねてポップアップ52で表示されるので、システムの故障が回復したことを、見守られる人へ通知でき、それにより、見守られる人の安心感を得ることができる。
また、見守り装置10は、前期間及び故障期間に該当する範囲(図7、8参照)に含まれる日時のログ情報を読み出して見守りサーバ20へ送信し(S32)、ステップS28の段階で接続確認信号を送信してから経過した時間が単位期間に到達したか否かを判断する(S33)。
単位期間に到達していない場合(S33:NO)、到達待ちの状態となり、到達した場合(S33:YES)、接続確認信号送信の段階(S20)へ戻る。見守り装置10は、このような処理を見守りプログラムP2が終了されるまで続ける(S22:YES)。なお、上述した第1〜3フローチャートの処理を、見守り装置10は平行的に行っている。
図18の第4フローチャートは、見守りサーバ20の基本となる処理手順である。なお、この第4フローチャートでは示していないが、上述した第1フローチャートに従って、見守りサーバ20は見守り装置10から随時、操作通知信号を受信している。また、上述した第2フローチャートに従い、見守りサーバ20は状況に応じて見守り装置10からユーザ機器エラー信号を受信しており、ユーザ機器エラー信号を受信すると、ユーザ機器(テレビジョン装置5)に何らかの故障が発生している旨を、ユーザ機器を操作する見守られる人の見守りを行う見守る人に通知(図3(c)参照)し、ユーザ機器エラー信号を受信しなくなると、故障から復旧した旨を通知(図3(e)参照)することになる。
第4フローチャートにおいて、まず、見守りサーバ20は、見守り装置10から送信されてくる接続確認信号を受信したか否かを判断する(S40)。受信していない場合(S40:NO)、受信待ちの状態となり、受信した場合(S40:YES)、見守りサーバ20は接続確認信号を受信してからの時間の計時を開始すると共に(S41)、接続応答信号を見守り装置10へ送信する(S42)。
それから、見守りサーバ20は、操作通知信号の受信状況等に基づき、上述した異常判断条件(第一異常判断条件、第二異常判断条件)が満たされるか否かを判断し(S43)、異常判断条件が満たされる場合(S43:YES)、見守りアラート(見守られる人に異常が発生した旨の通知)を、ユーザDB30を参照して所定の見守る人へ送信(通知)する(S44)。このステップS44の段階の見守りアラートの送信後、又は異常判断条件が満たされない場合(S43:NO)、見守りサーバ20は、計時時間が単位期間を超過したか否かを判断し(S45)、超過していない場合(S45:NO)、見守りサービスプログラムP11が終了されるかを判断し(S46)、終了されなければ(S46:NO)、接続確認信号を受信したか否かを判断する(S47)。
接続確認信号を受信していれば(S47:YES)、計時時間を一旦リセットして、見守りサーバ20は接続確認信号を受信してからの時間の計時を開始する段階(S41)へ戻り、一方、接続確認信号を受信していなければ(S47:NO)、計時時間が単位期間を超過したか否かを判断する段階(S45)へ戻る。接続確認信号を受信しない状態で、計時時間が単位期間を超過した場合(S45:YES)、システムに故障が発生した状況となるので、見守りサーバ20は、図19に示す第5フローチャートに示す処理を行う。
図19の第5フローチャートにおいて、見守りサーバ20は、故障が発生したと判断し(S50)、故障発生の通知(図3(d)参照)を全ての見守る人へ送信する(S51)。それから、見守りサーバ20は、見守り装置10から送信されてくる接続確認信号を受信したか否かを判断し(S52)、受信していない場合(S52:NO)、故障が継続しているので、受信待ちの状態となる。一方、接続確認信号を受信した場合(S52:YES)、故障から復旧したと判断して、見守りサーバ20は接続確認信号を受信してからの時間の計時を開始すると共に(S53)、接続応答信号を見守り装置10へ送信し(S54)、見守り装置10から送信されてくる故障期間中のログ情報を受信したか否かを判断する(S55)。
ログ情報を受信していない場合(S55:NO)、受信待ちの状態となり、ログ情報を受信した場合(S55:YES)、故障復旧を通知する電子メール(図3(e)参照)をユーザDB30に登録されている全ての見守る人へ送信する(S56)。それから、見守りサーバ20は、受信したログ情報が上述した異常判断条件(第一異常判断条件、第二異常判断条件)を満たすか否かを判断し(S57)、満たす場合(S57:YES)、故障中に見守られる人に異常が発生していた旨の見守りアラート(図3(f)参照)を見守る人K1〜K3に通知し(S58)、一方、異常判断条件を満たさない場合(S57:NO)、故障中、見守られる人に異常が発生していなかった旨を見守る人K1〜K3に通知し(S59)、図18の第4フローチャートのステップS45の段階へ戻る。見守りサーバ20は、このような処理を、見守りサービスプログラムP11が終了されるまで続ける(S46:YES)。
上述したように第1実施形態は、見守り装置10において、回線等のシステム故障及び故障からの復旧の判断を行えるようになったと共に、その判断結果を示す情報をテレビジョン装置5へ出力するので、見守られる人にシステムの現状(故障が発生したか、故障から回復したか等)を知らせることができるようになり、システムに対する信頼感を向上できる。また、見守りサーバ20では、見守られる人に異常が発生した状態と、システムに故障が発生した状態とを判別でき、また、その判別結果を見守る人に通知するので、見守りサービスシステム1に対する見守る人の信頼感を高めることができる。さらに、システムに故障が発生していた場合は、故障中の見守られる人の状況も見守りサーバ20は見守る人に通知するので、より一層の安心感を見守る人に提供することができる。
なお、第1実施形態に係る内容は、上述した形態に限定されるものではなく、様々な変形例の適用が可能である。例えば、システムに故障が発生した場合、故障要因として考えられる要因の中には、ユーザ側でチェックできるものや、ユーザ側で問い合わせできるもの等があるので、このような故障要因の解決のヒントを、故障発生を知らせる情報に含めて、一種の故障発生情報として表示するようにしてもよい。
図20(a)の故障発生補足情報53aは、一種の故障発生情報に該当するものであり、上述した図4(a)の故障発生情報51aの替わりにテレビジョン装置5の表示画面aに、ポップアップ53でテレビ放送映像50に重ねて表示されるものである。この故障発生補足情報53aは、「システムに故障が発生しました。」という故障発生情報51aと同様の文言に加えて、「ルータの電源が入っているか、ケーブルが正しくささっているか、ネットワーク機器が正常に作動しているか等をお確かめ下さい。又は、ご契約のプロバイダや回線業者に故障状況をお問い合わせ下さい。」という内容の故障解決情報に応じた文言が含まれており、テレビジョン装置5で表示させるための形式の情報になっている。このような変形例の故障発生補足情報53aは、第1メモリ15に記憶されて、見守り装置15(CPU11)が故障発生と判断した場合、第1メモリ15から読み出されて、外部装置接続部12からテレビジョン装置5へ出力されることにより、テレビジョン装置5で表示される。
なお、別の変形例としては、図20(b)の解決ヒントボタン153bを含む故障発生補足情報153aを用いるようにしてもよい。この変形例の故障発生補足情報153aは、最初にテレビジョン装置5の表示画面5aで表示される場合は、図20(b)に示すように、「システムに故障が発生しました。」という文言と、解決ヒントボタン153bを含む内容がポップアップ153で表示されるようになっており、ユーザにより解決ヒントボタン153bが選択されると、解決ヒントボタン153bが消えて、図20(a)に示すように、故障解決情報に応じた文言が含まれるようになっている。このように二段階で表示することで、自主的に故障を解決しようとするユーザへのみ、必要な情報を提供し、その他のユーザへは、単に故障発生を通知し、多くの情報を一度に提供しすぎないようにすることで、故障発生時にユーザが混乱しないようにしている。
また、テレビ放送映像と共に、故障発生情報(故障発生補足情報)又は故障復旧情報を表示する場合は、放送映像の中にピクチャ・イン・ピクチャで各情報を表示することや、放送映像に対してピクチャ・アウト・ピクチャで各情報を表示すること等も適用できる。さらに、故障発生情報(故障発生補足情報)又は故障復旧情報は、表示される形式以外にも、音声出力される形式や、接続先のテレビジョン装置5等のユーザ機器に設けられた表示灯(LED等による表示部)を点灯、点滅させる形式等であってもよい。
また、システムの故障判断の確実性を高めることを重視する場合などには、送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を見守り装置10が受信できなければ直ちに、故障発生と判断するのではなく、複数の単位期間に亘って、接続応答信号を受信しない場合になって、システムに故障が発生したと判断するようにしてもよい。
図21は、この場合の変形例を示す第7タイムチャートであり、第7タイムチャートに示す変形例の見守り装置10では、複数の単位期間として、2つの単位期間(2T)に亘って、接続応答信号を受信しない場合に初めて故障発生と判断する。すなわち、図21の第7タイムチャートは、図中、二番目の接続確認信号A2の送信時期と三番目の接続確認信号A3の送信時期との間で、通信媒体に故障が発生すると共に、五番目の接続確認信号A5の送信時期と六番目の接続確認信号A6の送信時期との間で、発生した故障が復旧した状況に応じたものになっている。
そのため、見守り装置10は、三番目の接続確認信号A3を送信しても、通信媒体の故障により、その接続確認信号A3は見守りサーバ20へ届かないので、見守りサーバ20は接続応答信号を送信できず、同様に、四番目の接続確認信号A4を送信しても、見守りサーバ20は接続応答信号を送信できないことから、この時点で、2つの単位期間2Tに亘って、見守り装置10は接続応答信号を受信していない状態となるので、システムに故障が発生したと判断する。また、図21の変形例では、2つの単位期間2Tに亘って故障に係る判断を行うので、故障中のログ情報の対象となる前期間も故障発生判断時期より2つの単位期間2Tに応じた時間を適用し、図中二番目の接続確認信号A2の送信時期以降の信号をログ情報に含ませている。なお、故障復旧に関する判断等は、上述した図7等の場合と同様である。
このように2つの単位期間2Tに亘って、接続応答信号を受信しない場合に故障発生と判断することで、短期間の故障や、何らかの事情により単発的に接続応答信号を受信できなかったときを故障発生と判断してしまうことから回避できるので、より確実に、故障発生を判断できるというメリットがある。このような変形例の見守り装置10では、第1メモリ15に記憶される見守りプログラムP2は、故障発生の判断において、上述した変形例の処理をCPU11が行うことを規定したものになっている。なお、この変形例において、故障発生の判断に係る期間を、2つの単位期間2Tより長くすることも勿論可能であり、設定される単位期間Tの実際の時間長さに応じて、適宜、3つの単位期間、4つの単位期間、5つの単位期間等を設定してもよい。
また、別の変形例として、故障が復旧してからサーバ装置20へ送信するログ情報は、故障発生時の前後状況におけるユーザの操作状況を特に重視しない場合などには、見守り装置10が故障発生を判断したとき以前の情報は省略して、故障発生を判断した時点以降の情報のみを含ませるようにしてもよい。よって、この変形例の場合では、例えば、図7に示す第1フローチャートにおいてログ情報に含まれるのは、四番目の接続確認信号A4の送信に応じた時点から六番目の接続確認信号A6の送信に応じた期間内の操作通知信号となる。そのため、故障発生判断より前期間の操作通知信号を含ませる場合に比べて、操作通知信号の数が減少することから、この変形例では、見守りサーバ20のログ情報の解析に係る処理負担を低減できるメリットが生じる。
さらに、見守られる人M1が操作するユーザ機器としては、図1に示すテレビジョン装置5に限定されるものではなく、見守られる人M1の操作対象となる機器であり、ユーザ操作があった旨を示す操作通知信号を出力できると共に、見守り装置10が接続可能な仕様であれば、特に機種は限定されない。このような仕様を満たし得るユーザ機器としては、冷蔵庫、炊飯器、電気・電子調理器具(オーブンレンジ、電子レンジ等)電気ポット、洗濯機、掃除機、エアコン、照明器具等が候補になる。このような例のユーザ機器で、各種情報を表示すうる表示部を有しない機器を用いる場合は、故障発生情報(故障発生補足情報)又は故障復旧情報の形式を、音声出力される形式、又は表示灯を点灯、点滅させる形式にする。
また、ユーザ機器と見守り装置10との接続は、上述したように接続端子同士で直接的に接続される以外に、接続ケーブル等の有線を用いて両者を接続すること、無線により両者を接続することも勿論可能である。さらに、接続に係る規格もHDMIに限定されるものではなく、有線LANに応じた規格、無線LANに応じた規格、ブルートゥース、赤外線通信(IrDa)、Zigbee(登録商標)、USB、NFC(近距離無線通信規格の一種)、TRANSFERJET(登録商標)等のいずれかを適用してもよい。また、見守り装置10の形状としては、スティック状以外にも、ボックス状、プレート状のものにすることも可能である。
さらにまた、無線等でユーザ機器と見守り装置10を接続する場合では、複数のユーザ機器と見守り装置10とを接続する構成にしてもよい。この場合、見守り装置10は、ユーザ機器から送信されてくる操作通知信号を機器別に見分けることまでは要求されない。例えば、テレビジョン装置と冷蔵庫の計二台を見守り装置10と接続する場合、テレビジョン装置の電源オン操作が行われて、あるチャンネルが長時間見られていて、テレビジョン装置から操作通知信号が送られてこない状況で、見守られる人が飲み物を冷蔵庫から取り出すために扉を開ければ、冷蔵庫から操作通知信号が送られてくるので、この冷蔵庫からの操作通知信号により、見守られる人に異常が発生していないことが確かめられることから、見守り装置10は、ユーザ機器ごとの操作通知信号を区別しなくてもよい。
その上、見守り装置10は、ユーザ機器の外部装置として接続される場合以外に、ユーザ機器に組み込まれて、見守り装置10単体で独立性を持たせないようにすることも可能である。この場合、見守り装置10は、組み込まれるユーザ機器の内部で、通信端末装置の機能を具備した通信モジュールとしてユーザ機器の内部回路と接続された状態となり、この通信モジュールとして機能する見守り装置10をユーザ機器が内部回路に接続した状態で含むことにより、ユーザ機器自体が上述した見守り装置10が行う見守りに関する各処理と同等の処理を行えるようになる。
また、見守りサーバ20における見守られる人に異常が発生したか否かの判断条件は、上述した第一異常判断条件及び第二異常判断条件の両方を用いる以外に、いずれか一方のみを用いるようにすることも可能である。さらには、上述した以外の異常判断条件を用いることも勿論可能である。例えば、テレビジョン装置5を毎日、視聴するユーザ(見守られる人)に対しては、日ごとに、電源オン操作を示す操作通知信号の受信検知を見守りサーバ20が行って、毎日テレビ番組を視聴する見守られる人が、今日は電源をオンしていないという状況に対して異常発生と判断できるようにしてもよい。また、別の例としては、いつも定期的にチャンネル切替操作を行うユーザ(見守られる人)が、今日は電源オン後、何の操作も行うことなく放置している状況に対しても、電源オン操作を示す操作通知信号の受信後、単位期間に基づく検知期間中に操作通知信号の受信検知を見守りサーバ20が行って、異常発生を見つけられるようにしてもよい。
また、見守りサービスシステム1の見守る人に対する安心感を更に高めるためには、異常アラーム(見守られる人に異常が発生した旨の通知)以外に、見守られる人の状況を見守る人へ通知するようにしてもよい。
例えば、一日の最初の電源オン操作を示す操作通知信号の受信を見守りサーバ20が検知すれば、「電源がオンされました」という旨の通知を見守る人へ送信するようにしてもよい。さらにまた、見守りサーバ20が登録された見守る人へ操作通知信号の受信状況に応じた内容を送信するのは、上述したように見守るサーバ20が自発的に行う場合以外に、見守る人からの要求(リクエスト)があった場合に行うようにすることも可能である。この場合、見守る人K1、K2、K3等は、自身が所有する通信装置40、41、42等を用いて、見守りサーバ20へ見守り要求に係るリクエスト信号を送信し、見守りサーバ20は、そのリクエスト信号の受信に応じて、操作通知信号の受信状況、この受信状況に基づき判断した内容(故障発生、見守られる人に異常が発生した等の判断内容)等をリクエスト信号の送信元となる通信装置へ送信することになる。
このような変形例の場合、見守りサーバ20が見守る人の通信装置へ通知する送信処理の負担を低減できるというメリットが生じる。また、通知先の見守る人としては、見守られる人の家族、兄弟、親族、知人の他に、見守られる人が居住する地区の自治体の管理者・監視者等がなることも可能であり、このように自治体の管理者・監視者等に見守りサーバ20の通知が届くようにした場合は、見守りサーバ20からの通知を受けた自治体の管理者・監視者等が、見守られる人の実際の見守りを行う自治会・民生委員の人へ見守られる人の家屋へ出向くように指示を出すことになる。
さらに、見守り装置10の処理負担及び第2メモリ16のメモリ容量の確保を図る場合には、ユーザ機器(テレビジョン装置5)から出力される全ての操作通知信号をログ情報としてログテーブル17に格納する必要はなく、例えば、直近の二つの単位期間分の操作通知信号については少なくともログテーブル17にログ情報として常時記憶すると共に、故障発生を判断したときは、その時点で記憶しているログ情報を確保した上で、故障発生期間中のログ情報を順次記憶していく仕様にしてもよい。
図22は、本発明の第2実施形態に係る第8タイムチャートを示しており、第2実施形態は単位期間の時間を適宜、状況等に合わせて変更できるようにしたことが特徴になっている。なお、第2実施形態の基本的なシステム構成等は第1実施形態と同様であるので、符号については、第1実施形態と同じものを用いて、第2実施形態の内容を説明する。
第1実施形態でも説明したように、見守りサーバ20では、見守り設定情報D20(図9参照)の中に単位期間の情報を含ませており、第2実施形態では、この見守り設定情報D20の中に含まれる単位期間の時間を、オペレータが自由に設定制御できる仕様になっている。また、オペレータが単位期間の時間を変更した場合は、変更した時間を単位期間として指定する設定情報(時間指定情報)をMPU21の制御により、通信モジュール22から見守り装置10へ送信する処理が行われる(このようなMPU21の制御処理は、見守りサービスプログラムP11のプログラム内容に規定されている)。
一方、見守り装置10は、設定情報を受信すると、第1メモリ15(図5参照)に記憶している見守り処理設定情報D1の中の単位期間の時間を、受信した設定情報が指定する単位期間の時間に書き替えて、新たな単位期間の時間として設定する処理をCPU11が行う。このように単位期間の時間の新たな設定を行うと、見守り装置10は、その設定情報を受信した単位期間に続く次の単位期間から、新たな単位期間に基づいて接続確認信号をCPU11の制御に基づき送信する(このようなCPU11の制御処理は見守りプログラムP2のプログラム内容に規定される)。
図22に示す第8タイムチャートでは、単位期間として設定される時間がT、T/2、2Tに順次変更されたことを示しており、具体的に見守りサーバ20は、図中、二番目の接続応答信号B2を送信してから次の三番目の接続応答信号B3を送信するまでの間に、単位期間をT/2に指定する設定情報を見守り装置10へ送信している。見守り装置10は、この設定情報を受信することで、次の単位期間から、T/2の間隔で四、五番目の接続確認信号A4、A5等を送信している。
さらに、見守りサーバ20は、接続応答信号B100を送信してから次の接続応答信号B101を送信するまでの間に、単位期間の時間を2Tに指定する設定情報を見守り装置10へ送信している。見守り装置10は、この設定情報を受信することで、次の単位期間から、2Tの間隔で接続確認信号A102等を送信している。
このように第2実施形態では、単位期間を動的に変化させることができるので、見守られる人の生活様式等を考慮して、1日の時間帯ごと、曜日ごと、季節ごとに単位期間を変化させられる。例えば、1日の時間帯ごとに単位期間の時間を変化させる例としては、4時〜7時は単位期間を1分、7時〜21時は1時間、21時〜翌日の4時は7時間にするという指定の仕方が考えられる。この例では、見守られる人は4時〜7時の時間帯では頻繁にユーザ機器を操作し、7時〜21時の時間帯では医療機関等への外出によりユーザ機器の操作頻度が低下する傾向があり、さらに21時〜翌日の4時までは就寝の時間帯であることを考慮して、上記のような例の設定になっている(なお、この例では、21時〜翌日の4時の時間帯では、故障発生の検知、見守られる人の異常発生検知は行われないことになる)。
また、曜日ごとに単位期間の時間を変化させる例としては、月曜日〜土曜日は、上述した1日の時間帯ごとに単位期間を変化させ(4時〜7時は単位期間を1分、7時〜21時は1時間、21時〜翌日の4時は7時間)、日曜日だけは、4時〜21時は単位期間を1分、21時〜翌日の4時は単位期間を7時間にするという指定の仕方が考えられる。この例では、日曜日は医療機関等が休みであるため、1日中、ユーザ機器を頻繁に操作する傾向があることから、上記のような例の設定になっている。
さらに、季節ごとに単位期間の時間を変化させる例としては、6月〜9月の季節(初夏から初秋の季節)において、7時〜19時は単位期間を1分、19時〜23時は単位期間を1時間、23時〜翌日の7時は単位期間を8時間にするという指定の仕方が考えられ、11月〜2月の季節(秋から冬の季節)において、4時〜12時は単位期間を1分、12時〜20時は単位期間を1時間、20時〜翌日の4時は単位期間を8時間にするという指定の仕方が考えられる。このような例は、季節によって見守られる人の起床時間、活動時間等が異なるので、それらを考慮した設定例となる。なお、例に挙げていない季節は、上述した1日の時間帯ごとの例が当てはまることになる。
図23の第9タイムチャートは、第2実施形態の変形例を示しており、この変形例では、上述した設定情報(時間指定情報)を、見守りサーバ20が定期的に送信する接続応答信号に含ませることが特徴になっている。すなわち、図中、三番目の接続応答信号B3には、単位期間の時間をT/2に指定する設定情報が含まれており、接続応答信号B102には、単位期間の時間を2Tに指定する設定情報が含まれている。このような接続応答信号B3、B101を受信する見守り装置10は、接続応答信号B3を受信した直後から単位期間の時間をT/2に変更して次の接続確認信号A4を送信しており、同様に、接続応答信号B101を受信した直後から単位期間の時間を2Tに変更して次の接続確認信号A102を送信している。
この変形例では、オペレータが単位期間の時間を変更しても、直ちに設定情報(時間指定情報)を見守り装置10へ送信するのではなく、オペレータが単位期間の時間を変更してから次に送信する接続応答信号に設定情報を含ませて見守り装置10へ送信する処理をMPU21が行っている。このようにすることで、見守り装置10へ送信する信号数を図22の場合に比べて減らすことができると共に、タイミング良く単位期間の時間を変更することができる。また、この変形例では、設定情報を含む接続応答信号を見守り装置10が受信すると、その接続応答信号を受信した直後から単位期間を新たな時間に設定変更する処理をCPU11が行うことになる。
上述したように、第2実施形態では、単位期間の時間を適宜、変更できるので、それに伴い、システムの故障発生に関する判断の間隔も自由に変更可能となる。なお、第2実施形態の変形例としては、単位期間の時間はオペレータが設定する以外に、見守りサービスプログラムP11が規定する各種条件に従って自動で単位期間の時間を変更することも勿論、適用可能であり、上述した1日の時間帯ごと、曜日ごと、季節ごと等を、単位期間変更の条件とした規定内容を見守りサービスプログラムP11に含ませて、見守りサーバ20で単位期間の時間を自動で変更制御できるようにする。また、このような第2実施形態(第2実施形態の変形例の場合も含む)でも、上述した第1実施形態の各変形例も適用できる。
図24、25は、本発明の第3実施形態に係る第10、11タイムチャートを示しており、第3実施形態は、見守り装置10が単位期間ごとに送信する接続確認信号に合わせて、直近の単位期間内に取得した操作通知信号をログ情報として送信することが特徴になっている。なお、図24の第10タイムチャートは、第1実施形態の図11の第3タイムチャートが示す状況に対応し、図25の第11タイムチャートは、第1実施形態の図12の第4タイムチャートに対応している。なお、第3実施形態の基本的なシステム構成等は第1実施形態と同様であるので、符号については、第1実施形態と同じものを用いて、第3実施形態の内容を説明する。
第3実施形態は、上述したように見守り装置10が単位期間ごとに、まとめて操作通知信号をログ情報として見守りサーバ20へ送信するので、見守りサーバ20では受信に関する処理が単位期間ごとに整理されるので、処理の効率化を図れる。このような処理を行うために、見守り装置10は、単位期間中に取得した操作通知信号をまとめた単位期間のログ情報を第2メモリ16に記憶することになり、この単位期間のログ情報を接続確認信号と同時に、見守りサーバ20へ送信する。
図24の第10タイムチャートに基づき、詳細を説明すると、見守り装置10から送信される二番目の接続確認信号A2と同時に、t1(最初の接続確認信号A1の送信時間)〜t2(二番目の接続確認信号A2の送信時間)の単位期間Tのログ情報を見守りサーバ20は受信することになり、以下、三番目の接続確認信号A3と同時に、t2〜t3の単位期間Tのログ情報を受信し、四番目の接続確認信号A4と同時に、t3〜t4の単位期間Tのログ情報を受信する。しかし、t4〜t5の単位期間T及びt5〜t6の単位期間Tにおいて、見守り装置10は操作通知信号を取得していないことから、見守りサーバ20は五番目の接続確認信号A5、及び六番目の接続確認信号A6の受信の際、単位期間のログ情報を受信しないので、六番目目の接続確認信号A6の受信の後の時点で、上述した第一異常判断条件に従って見守られる人に異常が発生したと判断し、見守りアラート(図3(a)参照)を通知することになる。
図25の第11タイムチャートでは、見守り装置10から送信される二番目の接続確認信号A2と同時に、t1〜t2の単位期間Tのログ情報を見守りサーバ20は受信し、以下、三番目の接続確認信号A3と同時に、t2〜t3の単位期間Tのログ情報を受信し、四番目の接続確認信号A4と同時に、t3〜t4の単位期間Tのログ情報を受信し、五番目の接続確認信号A5と同時に、t4〜t5の単位期間Tのログ情報を受信するが、六番目の接続確認信号A6の受信の際は、単位期間のログ情報を受信しない。また、t2〜t5までの範囲の各単位期間のログ情報には、電源オフ操作を示す操作通知信号は含まれないので、見守りサーバ20は六番目目の接続確認信号A6の受信の後の時点で、上述した第二異常判断条件に従って見守られる人に異常が発生したと判断し、見守りアラートを通知することになる。なお、このような第3実施形態でも、上述した第1実施形態の各変形例も適用できる。
図26は、本発明の第4実施形態に係る第12タイムチャートを示しており、第4実施形態は、見守りサーバ20が、見守り装置10から送信される各種信号を受信することに応じて接続応答信号を見守り装置10へ送信し、見守り装置10は、いずれかの信号を送信したことに対応する接続応答信号を受信しなければ、単位期間の間隔に関係なく、タイムリーに故障発生と判断することが特徴になっている。この図26の第12タイムチャートは基本的に、第1実施形態の図7の第1タイムチャートと同様のシステム状況を示す例(同様の故障発生状況及び故障復旧状況を示す例)であるが、第4実施形態に基づく処理によって故障発生時期が一段と明確になっている。なお、第4実施形態についても、基本的なシステム構成等は第1実施形態と同様であるので、符号については、第1実施形態と同じものを用いて、以下、第4実施形態の内容を説明する。
まず、見守りサーバ20は、上述した第1〜第3実施形態のように、見守り装置10からの接続確認信号を受信することに応じて接続応答信号を見守り装置10へ送信するだけでなく、見守り装置10からの操作通知信号(電源オン操作があった旨を示す操作通知信号、電源オフ操作があった旨を示す操作通知信号、電源オン・オフ以外の操作があった旨を示す操作通知信号)を受信するごとに、接続応答信号を見守り装置10へ送信するようになっている。そのため、見守りサーバ20の見守りサービスプログラムP11は(図9参照)、見守り装置10からの接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれを受信するごとに、接続応答信号を通信モジュール22から送信する処理をMPU21が行うことを規定する内容になっている。見守りサーバ20については、上述した内容以外は第1実施形態と基本的に同等である。
一方、見守り装置10については、主に故障発生の判断に係る処理が第1〜3実施形態と異なったものになっている。故障発生の判断について、見守り装置10は、見守りサーバ20へ送信する接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに対して、見守りサーバ20からの接続応答信号を受信したか否かを検知しており、検知しない場合、すぐにシステムに故障が発生したと判断する。そのため、見守り装置10の見守りプログラムP2は、見守りサーバ20へ送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を見守りサーバ20から受信しない場合、システムに故障は発生したと、CPU11が判断する処理を規定した内容になっている。
なお、見守り装置10が接続確認信号等の信号を送信してから、それに応じた接続応答信号を受信するまでの時間は、通常、約30秒以内であることが多いことから、接続応答信号を受信したか否かの検知に基づく故障発生の判断は、余分に15秒を見て、接続確認信号等の信号を送信してから45秒以内に接続応答信号の受信を検知しなければ、故障発生と判断するようにしている。ただし、上記の45秒という時間は一例であり、システム仕様、システム環境等に応じて、故障発生判断に至る時間は、約5秒から約5分までの範囲で適宜、設定することが可能である。
また、見守り装置10は、ログ情報に関する処理について、上述した第1実施形態の各変形例の中の一つで説明した場合と同様に、見守り装置10が故障発生を判断した時点以降から故障復旧の判断時点までの情報をログ情報に含ませて見守りサーバ20へ送信するようになっている。さらに、見守り装置10は、故障復旧の判断についても、送信した接続確認信号に応じた接続応答信号の受信だけで判断するのではなく、送信した操作通知信号に応じた接続応答信号を受信したことに対しても故障復旧を判断するようにしており、それにより、故障復旧に対しても、単位期間の間隔に関係なく、タイムリーに判断できるようにしている。なお、見守り装置10については、上述した内容以外は第1実施形態と基本的に同等である。
次に、図26の第12タイムチャートに従って、上述した見守りサーバ20及び見守り装置10の処理を説明する。まず、見守り装置10は、見守りサーバ20へ送信する信号については第1実施形態と同様に送信しており、具体的には、1番目の接続確認信号A1を送信してから、電源オン操作があった旨を示す操作通知信号C1、電源オン・オフ以外の操作があった旨を示す操作通知信号C2、C3等を順次送信している。
一方、見守りサーバ20は、これらの接続確認信号A1、各操作通知信号C1、C2、C3等を受信するごとに、接続応答信号B1、B2、B3、B4等を見守り装置10へ送信している。
また、図26の第12タイムチャートは、図中、三番目の接続確認信号A3の送信時期と、次の操作通知信号C8の送信時期との間で通信媒体の故障が発生した状況に応じたものになっており、そのため、見守り装置10は、三番目の接続確認信号A3に応じた接続応答信号B9は受信するが、次に送信する操作通知信号C8に応じた接続応答信号は、通信媒体の故障により受信できない。そのため、見守り装置10は、操作通知信号C8の送信に応じた時期で、システムに故障が発生したと判断する。
さらに、図26の第12タイムチャートは、図中、六番目の接続確認信号A6の送信時期から一つ前の操作通知信号C17の送信時期との間で、発生していた故障が復旧した状況に応じたものになっており、そのため、見守り装置10は、操作通知信号C17に応じた接続応答信号B11を受信することになり、この接続応答信号B11の受信に伴って、故障復旧を判断する。
さらにまた、故障復旧の判断に伴って、見守り装置10は、故障中のログ情報を見守りサーバ20へ送信することになるが、このログ情報は、図26に示すように、故障発生を判断した操作通知信号C8の送信時点から、故障復旧を判断した操作通知信号C17の送信時点までの範囲に含まれる操作通知信号に関する情報が含まれることになる。よって、ログ情報を解析する見守りサーバ20にとっては、ログ情報に含まれる情報は、実際の故障中の範囲に応じた情報に絞られるので、正確に故障中のユーザの状況を判断できるようになると共に、ログ情報に係る解析処理負担も低下させられるというメリットがある。なお、第4実施形態においても、上述した第1実施形態の各変形例の中で、適用可能なものは、適宜用いるようにしてもよい。
本発明は、見守られる人を見守るための見守りサービスを提供するシステムにおいて、通信媒体等に故障が発生したことを見守られる人側の見守り装置でも判断できるようすることが望まれる場合に対して好適に利用可能である。
1 見守りサービスシステム
5 テレビジョン装置
6 リモコン
8 無線LANルータ
10 見守り装置
11 CPU
17 ログテーブル
20 サーバ装置
30 ユーザDB
40、41、42 通信装置
D1 見守り処理設定情報
D20 見守り設定情報
H1 家屋
K1〜K3 見守る人
M1 見守られる人
P2 見守りプログラム
P11 見守りサービスプログラム
NW ネットワーク

Claims (22)

  1. 見守り対象となるユーザにより操作されるユーザ機器に接続した通信端末装置が、ユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得してサーバ装置へ送信する見守りサービスシステムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信する手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通信端末装置からの接続確認信号を受信するごとに、接続応答信号を前記通信端末装置へ送信する手段を備え、
    前記通信端末装置は更に、
    送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記サーバ装置から受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する手段と、
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記ユーザ機器へ出力する手段と
    を備え、
    前記ユーザ機器は、
    前記通信端末装置から出力された故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行う手段を備えることを特徴とする見守りサービスシステム。
  2. 前記通信端末装置は、複数の単位期間に亘って、接続応答信号を受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する請求項1に記載の見守りサービスシステム。
  3. 前記サーバ装置は、
    前記単位期間に係る時間を指定する時間指定情報を前記通信端末装置へ送信する手段を備え、
    前記通信端末装置は、
    時間指定情報を受信した場合、受信した時間指定情報が指定する時間を、前記単位期間として設定する手段を備える請求項1又は請求項2に記載の見守りサービスシステム。
  4. 見守り対象となるユーザにより操作されるユーザ機器に接続した通信端末装置が、ユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得してサーバ装置へ送信する見守りサービスシステムにおいて、
    前記通信端末装置は、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信する手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通信端末装置からの接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれを受信するごとに、接続応答信号を前記通信端末装置へ送信する手段を備え、
    前記通信端末装置は更に、
    送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を前記サーバ装置から受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する手段と、
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記ユーザ機器へ出力する手段と
    を備え、
    前記ユーザ機器は、
    前記通信端末装置から出力された故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行う手段を備えることを特徴とする見守りサービスシステム。
  5. 前記通信端末装置は、
    システムに故障が発生したと判断した場合でも、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信するようにしてある請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の見守りサービスシステム。
  6. 前記通信端末装置は、
    システムに故障が発生したと判断した場合でも、操作通知信号を前記サーバ装置へ送信するようにしてある請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の見守りサービスシステム。
  7. 前記ユーザ機器は、
    前記通知を、表示出力、音声出力、表示灯の点灯、又は表示灯の点滅のいずれかで行う請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の見守りサービスシステム。
  8. 前記通信端末装置は、
    システムに故障が発生したと判断した状況で、前記サーバ装置からの接続応答信号を受信した場合、故障から復旧したと判断する手段を備える請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の見守りサービスシステム。
  9. 前記通信端末装置は、
    故障から復旧したと判断した場合、故障復旧の旨を示す故障復旧情報を、前記ユーザ機器へ出力する手段を備える請求項8に記載の見守りサービスシステム。
  10. 前記通信端末装置は、
    ユーザ機器から取得した操作通知信号を、通知に係る日時と対応付けて記憶するようにしており、
    故障から復旧したと判断した場合、少なくとも故障が発生したと判断した時からの故障期間に含まれる日時に対応付けて記憶される操作通知信号を、対応付けられた日時と共に前記サーバ装置へ送信する手段を備える請求項8又は請求項9に記載の見守りサービスシステム。
  11. 前記通信端末装置は、
    故障が発生したと判断した時より前の期間に含まれる日時に対応付けて記憶される操作通知信号を、対応付けられた日時と共に前記サーバ装置へ送信する手段を備える請求項10に記載の見守りサービスシステム。
  12. 見守り対象となるユーザにより操作されるユーザ機器に接続した通信端末装置が、ユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得してサーバ装置へ送信する見守りサービス方法において、
    前記通信端末装置は、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信するステップを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通信端末装置からの接続確認信号を受信するごとに、接続応答信号を前記通信端末装置へ送信するステップを備え、
    前記通信端末装置は更に、
    送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記サーバ装置から受信しない場合、システムに故障が発生したと判断するステップと、
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記ユーザ機器へ出力するステップと
    を備え、
    前記ユーザ機器は、
    前記通信端末装置から出力された故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行うステップを備えることを特徴とする見守りサービス方法。
  13. 見守り対象となるユーザにより操作されるユーザ機器に接続した通信端末装置が、ユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得してサーバ装置へ送信する見守りサービス方法において、
    前記通信端末装置は、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記サーバ装置へ送信するステップを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通信端末装置からの接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれを受信するごとに、接続応答信号を前記通信端末装置へ送信するステップを備え、
    前記通信端末装置は更に、
    送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を前記サーバ装置から受信しない場合、システムに故障が発生したと判断するステップと、
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記ユーザ機器へ出力するステップと
    を備え、
    前記ユーザ機器は、
    前記通信端末装置から出力された故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行うステップを備えることを特徴とする見守りサービス方法。
  14. 見守り対象となるユーザにより操作されると共に、故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行う外部のユーザ機器に接続可能であり、外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得する外部接続部と、所得した操作通知信号を外部のサーバ装置へ送信する通信部とを備える通信端末装置において、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信する手段と、
    送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する手段と
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記外部接続部を介して外部のユーザ機器へ出力する手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  15. 前記通信部を介して時間指定情報を受信した場合、受信した時間指定情報が指定する時間を、前記単位期間として設定する手段を備える請求項14に記載の通信端末装置。
  16. 見守り対象となるユーザにより操作されると共に、故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行う外部のユーザ機器に接続可能であり、外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得する外部接続部と、所得した操作通知信号を外部のサーバ装置へ送信する通信部とを備える通信端末装置において、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信する手段と、
    送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する手段と
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記外部接続部を介して外部のユーザ機器へ出力する手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  17. システムに故障が発生したと判断した状況で、前記通信部を介して接続応答信号を受信した場合、故障から復旧したと判断する手段を備える請求項14乃至請求項16のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  18. 前記外部接続部で取得した操作通知信号を、通知に係る日時と対応付けて記憶する手段と、
    故障から復旧したと判断した場合、少なくとも故障が発生したと判断した時からの故障期間に含まれる日時に対応付けて記憶される操作通知信号を、対応付けられた日時と共に前記通信部を介して送信する手段と
    を備える請求項17に記載の通信端末装置。
  19. 見守り対象となるユーザにより操作されると共に、故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行う外部のユーザ機器に接続可能な外部接続部、及び外部のサーバ装置との通信が可能な通信部を有する通信端末装置が、前記外部接続部で外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得し、取得した操作通知信号を前記通信部を介して外部のサーバ装置へ送信する見守り通知方法において、
    前記通信端末装置は、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信するステップと、
    送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断するステップと
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記外部接続部を介して外部のユーザ機器へ出力するステップと
    を備えることを特徴とする見守り通知方法。
  20. 見守り対象となるユーザにより操作されると共に、故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行う外部のユーザ機器に接続可能な外部接続部、及び外部のサーバ装置との通信が可能な通信部を有する通信端末装置が、前記外部接続部で外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得し、取得した操作通知信号を前記通信部を介して外部のサーバ装置へ送信する見守り通知方法において、
    前記通信端末装置は、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信するステップと、
    送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断するステップと
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記外部接続部を介して外部のユーザ機器へ出力するステップと
    を備えることを特徴とする見守り通知方法。
  21. 見守り対象となるユーザにより操作されると共に、故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行う外部のユーザ機器に接続可能な外部接続部、及び外部のサーバ装置との通信が可能な通信部を有するコンピュータに、前記外部接続部で外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得させると共に、取得した操作通知信号を前記通信部を介して外部のサーバ装置へ送信する処理を行わせるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信する処理を行わせる手段と、
    送信した接続確認信号に応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する処理を行わせる手段と、
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記外部接続部を介して外部のユーザ機器へ出力する手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  22. 見守り対象となるユーザにより操作されると共に、故障発生情報に応じた通知をユーザが知覚可能な態様で行う外部のユーザ機器に接続可能な外部接続部、及び外部のサーバ装置との通信が可能な通信部を有するコンピュータに、前記外部接続部で外部のユーザ機器から出力されるユーザによる操作があった旨を示す操作通知信号を取得させると共に、取得した操作通知信号を前記通信部を介して外部のサーバ装置へ送信する処理を行わせるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    単位期間ごとに、接続確認信号を前記通信部を介して送信する処理を行わせる手段と、
    送信した接続確認信号及び操作通知信号のそれぞれに応じた接続応答信号を、前記通信部を介して受信しない場合、システムに故障が発生したと判断する処理を行わせる手段と、
    システムに故障が発生したと判断した場合、故障発生の旨を示す故障発生情報を前記外部接続部を介して外部のユーザ機器へ出力する手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2013071885A 2013-03-29 2013-03-29 見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP5774043B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071885A JP5774043B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071885A JP5774043B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014197263A JP2014197263A (ja) 2014-10-16
JP5774043B2 true JP5774043B2 (ja) 2015-09-02

Family

ID=52358015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013071885A Expired - Fee Related JP5774043B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5774043B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10593185B2 (en) * 2015-05-15 2020-03-17 J. Brasch Co., Llc System and method for active monitoring of a person
CN115943626A (zh) * 2020-06-10 2023-04-07 麦克赛尔株式会社 看护监视装置以及看护监视方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108671A (ja) * 2001-10-01 2003-04-11 Sekisui Chem Co Ltd 生活見守りシステム
JP2003228784A (ja) * 2002-02-01 2003-08-15 Toshiba Corp 生活モニタ方法、生活モニタシステム、冷蔵庫、通信端末、サーバ及び生活モニタプログラム
JP4101597B2 (ja) * 2002-09-30 2008-06-18 アイホン株式会社 テレビドアホン装置
JP2004204297A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Kawasaki Heavy Ind Ltd アイアンカーバイドを用いた水素及び鉄の製造方法並びに装置
JP4967399B2 (ja) * 2006-03-22 2012-07-04 船井電機株式会社 監視装置
JP2008107995A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Toyota Motor Corp 車両用リモートセキュリティ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014197263A (ja) 2014-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5722376B2 (ja) ユーザ状況確認システム、ユーザ状況確認方法、通信端末装置、ユーザ状況通知方法、及びコンピュータプログラム
JP5432767B2 (ja) リモートメンテナンスシステム及び中継ユニット
US10353690B2 (en) Device management apparatus, management program update method and non-transitory recording medium
JP5680127B2 (ja) 見守りサービスシステム、見守りサービス方法、見守りサーバ装置、及びコンピュータプログラム
JP4394510B2 (ja) ホームネットワークシステム及びこれに用いるホームコントロール装置
JP6240849B2 (ja) 安否確認システムおよび安否確認方法
JP5774043B2 (ja) 見守りサービスシステム、見守りサービス方法、通信端末装置、見守り通知方法、及びコンピュータプログラム
JP4970208B2 (ja) 警備装置および警備システム
JP5416028B2 (ja) 多機能操作装置
JP5639721B2 (ja) 省エネ診断装置およびそれを用いた省エネ診断システム
US20200228885A1 (en) Monitoring system, server apparatus, and program
JP5680041B2 (ja) サーバ装置、安否応答方法、及びコンピュータプログラム
JP2002163743A (ja) 遠隔監視システムおよび遠隔監視センタ装置
JP5649623B2 (ja) サーバ装置、異常通知方法、及びコンピュータプログラム
JP6885398B2 (ja) 見守りシステム及び管理サーバ
JP5452558B2 (ja) 見守りシステム、見守り装置及び見守り方法
JP2012168914A (ja) 警報器及び監視システム
JP2005309489A (ja) 情報配信サーバおよび端末装置およびプログラム
JP2019185271A (ja) 防災受信機、防災システム、及びプログラム
JP2013120522A (ja) 警報器
JP7085750B2 (ja) 生活習慣分析システム、生活習慣分析方法及びプログラム
JP2010074273A (ja) 防災支援システム、およびこれに使用する家電操作履歴情報生成装置
JP2010272473A (ja) 照明監視制御装置及び照明監視制御システム
JP6176419B1 (ja) 機器制御システムの制御方法、及び機器制御システム
JP2020077182A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5774043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees