JP5772661B2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP5772661B2
JP5772661B2 JP2012043252A JP2012043252A JP5772661B2 JP 5772661 B2 JP5772661 B2 JP 5772661B2 JP 2012043252 A JP2012043252 A JP 2012043252A JP 2012043252 A JP2012043252 A JP 2012043252A JP 5772661 B2 JP5772661 B2 JP 5772661B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
lid
cover member
light
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012043252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013179013A (ja
Inventor
康博 佐野
康博 佐野
博明 渡邉
博明 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2012043252A priority Critical patent/JP5772661B2/ja
Publication of JP2013179013A publication Critical patent/JP2013179013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5772661B2 publication Critical patent/JP5772661B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明の実施形態は、光源部の前面側に透光性を有するカバーを備え、カバーの端部を蓋体で閉塞して光源部を密閉した照明器具に関する。
近年、使用寿命が長く消費電力の少ない照明器具として、発光ダイオード(LED)を光源に用いた照明器具が普及されつつある。LEDは、基板に複数個並べて実装され、この基板が器具本体に取り付けられる。そして、基板の前面側、すなわち光の取り出し側に、透光性を有するカバーが取り付けられる。
一般に、照明器具には、虫が集まってくることが知られており、カバー内への虫の侵入を防止するための構造が必要となる。上述したLEDを実装した基板を光源部とした照明器具では、カバーの端部を蓋体で塞ぐことで、虫の侵入を防止している。
特開2011−258420号公報
従来は、蓋体をカバーの端部に密着させて取り付けるため、蓋体を弾性変形可能な比較的柔らかいシリコーンゴムなどにより形成し、この蓋体を弾性変形させてカバーの端部に圧入している。
しかし、柔らかい蓋体をカバーの端部に圧入した場合、外部から蓋体に機械的な衝撃が加えられると、蓋体が変形してカバーの端部から外れ易い。このため、従来は、蓋体をカバーの端部に接着する必要があり、その分、照明器具の組み立て工数が多くなり、組み立て作業が面倒であった。
よって、光源部を覆うカバーの端部に蓋体を容易且つ確実に取り付けできる照明器具の開発が望まれている。
実施形態に係る照明器具は、発光素子を実装した帯状の基板と、この基板の前面側を覆う透光性のカバーと、このカバーの長手方向端部を塞ぐ蓋体と、を有する。カバーは、基板の短手方向に湾曲した前面部を有する。蓋体は、カバーより剛性が高く、カバーの弾性変形を伴ってカバーの端部に挿入される挿入部分を有する。この挿入部分は、カバーの前面部より湾曲した湾曲面を有する。
このため、蓋体の挿入部分をカバーの端部に挿入すると、カバーの端部が挿入部分の湾曲面に倣ってさらに湾曲するように弾性変形して前面側に膨出する。これにより、蓋体がカバーの端部に取り付けられ、接着剤が不要となる。
本発明によると、光源部を覆うカバーの端部に対する蓋体の容易且つ確実な取り付けが期待できる。
図1は、照明器具の実施形態であるベースライトの外観斜視図である。 図2は、図1のベースライトを前面側から見た平面図である。 図3は、図1のベースライトを分解した分解斜視図である。 図4は、図2のY−Y線に沿ってベースライトを切断した断面図である。 図5は、図4のA部分を拡大した部分拡大断面図である。 図6は、図1のベースライトの一端側の1つの側板および2つの蓋体を取り除いた状態の側面図である。 図7は、図1のベースライトに組み込まれた1つの光源部をその前面側から見た平面図(a)、およびこの光源部の基板にレジスト層を設ける前の配線パターン層を示す平面図(b)である。 図8は、図1のベースライトのカバー部材の一端を閉塞する蓋体、および側板を示す分解斜視図である。 図9は、図8のカバー部材の端部を部分的に拡大した部分拡大斜視図である。 図10は、図8の蓋体を背面側から見た斜視図である。 図11は、図10の蓋体を前面側から見た斜視図である。
以下、実施形態に係る照明器具について、図1乃至図8を参照して説明する。なお、各図において、同一部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1には、照明器具の一例として、天井面Cへ直付けされるベースライト100の外観斜視図を示してある。ベースライト100は、細長い扁平な略長方形状に形成されている。以下の説明では、図示下方、すなわち光の取り出し側を前面側と称し、図示上方、すなわち天井面Cに向かう方向を背面側と称する。
図3に示すように、ベースライト100は、装置本体1と、この装置本体1に取り付けられた細長い複数の帯状の光源部2と、複数の光源部2を覆う乳白色で且つ透光性を有する細長いチューブ状のカバー部材3(カバー)と、光源部2を点灯制御する点灯装置4と、装置本体1の中央部に取り付けられた断面略V字状のセンターカバー5と、2つの側板6と、を備えている。このようなベースライト100は、前面側を光の照射面とし、背面側を天井面Cへの取付面としている。
図3及び図4に示すように、装置本体1は、細長い略矩形板状のシャーシであり、溶融亜鉛めっき鋼板等の熱伝導性を有する金属板を形状加工して形成されている。この装置本体1は、ベースライト100の複数の構成部材を取り付ける機能と、光源部2で発生する熱を逃がすための放熱部材としての機能と、を担う。
装置本体1は、中央部に平らな天板面11を有し、その長手方向に沿った両端縁に、複数の光源部2の背面を接触させるための細長い2つの配設部12、12を有する。各配設部12は、装置本体1の一部を前面側に膨出させて一体に形成され、光源部2の背面を接触させ熱的に結合させる細長い平坦面を有する。本実施形態では、配設部12は、3つの光源部2をつなげた長さを超える長さを有する。
また、装置本体1の天板面11の長手方向両端近くには、それぞれ、取付孔11aが形成されている。この取付孔11aには、天井の構造体に設けられた一対の取付ボルト(図示せず)が背面側から貫通されて、装置本体1の前面側に配置した図示しないナットで締結することで、装置本体1が天井面Cに固設されるようになっている。
光源部2は、図2乃至図4、図7に示すように、細長い矩形帯状の基板21と、この基板21の表面に実装された複数の発光素子22と、各発光素子22を覆う蛍光体層23と、を有する。なお、図2では、説明を分かり易くするため、一方(図示上側)のカバー部材3を透明化して示してある。また、図7(b)において、発光素子22を実装する前の基板21の配線パターン層21aを示している。
基板21は、絶縁材である例えば、ガラスエポキシ樹脂(FR−4)等の材料で細長い長方形状に形成されている。表面側には銅箔で形成された配線パターン層21aが施されている(図7b参照)。また、配線パターン層21aの上には、適宜レジスト層21b(図7a参照)が施される。なお、基板21の材料には、セラミックス材料、合成樹脂材料又は各発光素子22の放熱性を高めるうえでアルミニウム等の熱伝導性が良好で放熱性に優れたべース板の一面に絶縁層が積層された金属製のべース基板を使用することができ、格別その材料が限定されるものではない。
配線パターン層21aは、図7(b)に示すように、例えば、略矩形状の複数の配線パッドを基板21の長手方向に沿って互いに隣接するように2列に並べて形成されている。各配線パッドは、それぞれ、発光素子22に1対1で対応して設けられている。この配線パターン層21aは、各発光素子22を電気的に接続する導電層であり、また、各発光素子22から発生する熱を拡散し放熱する放熱層としての機能を併せ持っている。
基板21の表層には、発光素子22の実装領域や部品の実装部分を除いて、ほとんど全面に反射率の高い白色のレジスト層21bが積層されている。これにより発光素子22が放射した光のうち、横方向へ向かった光が、反射率の高い白色のレジスト層21bの表面で反射されて前面側へ放射される。
複数の発光素子22は、LEDのベアチップからなる。LEDのベアチップには、例えば、白色系の光を光源部2で発光させるために、青色の光を発するものが用いられている。このLEDのベアチップは、シリコーン樹脂系の絶縁性接着剤を用いて配線パターン層21a上に接着され、ボンディングワイヤによって配線パターン層21aに電気的に接続されている。
蛍光体層23は、透光性合成樹脂、例えば、透明シリコーン樹脂製であり、YAG:Ce等の蛍光体を適量含有している。蛍光体層23は、個々の発光素子22を発光素子22ごとに被覆するように高さ寸法の小さい略円筒状をなしている。蛍光体は、発光素子22が発する光で励起されて、発光素子22が発する光の色とは異なる色の光を放射する。本実施形態では、発光素子22が青色光を発するため、光源部2として白色光を出射できるように、蛍光体には青色の光とは補色の関係にある黄色系の光を放射する黄色蛍光体が使用されている。
なお、蛍光体層23の形状は、個々の発光素子22を被覆できれば、特段限定されるものではなく、山形の形状や複数の発光素子22を連続的に覆うライン状の形態を適用することができる。また、発光素子22としては、表面実装型のLEDパッケージを用いるようにしてもよく、実装方式や形式は、格別限定されるものではない。
さらに、本実施形態では、配線パターン層21aは、放熱層として機能するものであるが、配線パターン層21aと放熱層とは、別個に形成するようにしてもよい。この場合、放熱層上に発光素子22が接着されて配置されるが、放熱層は電気的には接続されず、発光素子22の実装パッドとして主として放熱作用を促進する役目を担うこととなる。
上記構造の光源部2は、その長手方向に連結されてカバー部材3に装着される。本実施形態では、3つの光源部2が連結されて1つのカバー部材3内に装着され、合計6つの光源部2がベースライト100に組み込まれている。
各光源部2の隣接した端部同士は、図2に示す配線Zを介して接続される。また、連結された光源部2のうち両端の光源部2の少なくとも一方の端部からも配線Zが導出される。そして、この端部から導出された配線Zが、装置本体1に取り付けられた点灯装置4に接続され、各光源部2への給電が可能となる。この給電用の配線Zの引き回し構造については後で説明する。
カバー部材3は、各光源部2の前面側を覆う前面部3a、および各光源部2の裏面を露出するスリット状の開放部31を有する。このため、カバー部材3を装置本体1に取り付けることで、この開放部31を介して、各光源部2の基板21の裏面が、装置本体1における配設部12の平坦面に接触し、基板21が装置本体1に熱的に結合されるようになっている。
カバー部材3は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透光性を有する絶縁性の材料で形成される。本実施形態では、カバー部材3をポリカーボネートの押出成形によって形成した。カバー部材3は、図3乃至図5に示すように、長尺のチューブ状に形成されていて、断面形状が左右対称であり、装置本体1の両側に形成された配設部12に取り付けられる。カバー部材3は、配設部12と略同じ長さを有する。なお、カバー部材3の長手方向両端には、光源部2を挿通するための開口32が設けられている。
例えば図5に示すように、開放部31の長手方向に沿う縁部には、互いに対向して開放する一対の保持溝33が全長に亘って形成されている。これら一対の保持溝33は、長手方向に沿う前面側支持部33a及び背面側支持部33bの間に形成されている。また、保持溝33の外側には、断面略コ字状であって内側に開放する一対の係止部34が長手方向の全長に亘って形成されている。
カバー部材3の互いに対向する一対の保持溝33には、複数の光源部2の各基板21の長手方向に沿った両端縁が挿通される。具体的には、図3に示すように、3つの光源部2が配線Zで接続されてカバー部材3の一方の開口32から挿入され、各光源部2の基板21の長手方向に沿った両端縁が一対の保持溝33によって案内されて保持される。これにより光源部2は、カバー部材3によって保持されて、カバー部材3と一体化される。光源部2とカバー部材3が一体化された状態における前面側支持部材33aと基板21の長手方向に延びた端縁との重なり具合は、図7(a)に図示してある。
図8に示すように、カバー部材3の長手方向両端にある開口32には、この開口32を閉塞する蓋体35が取り付けられる。つまり、上述したように、カバー部材3の一対の保持溝33に3つの光源部2が装着された後、カバー部材3の両端を閉塞するように蓋体35が取り付けられる。このように、カバー部材3の両端にある開口32に蓋体35を取り付けることにより、光源部2がカバー部材3から抜け落ちる不具合を防止することができる。
蓋体35は、透光性および絶縁性を有し、カバー部材3より高い剛性を有する。例えば、蓋体35は、カバー部材3より剛性の高い材料で形成されても良く、或いはカバー部材3と同程度の剛性を有する材料で形成されても良い。例えば、蓋体35をカバー部材3と同じ材料で形成する場合、蓋体35にリブなどの補強構造を設けて、カバー部材3より機械的な剛性を高めれば良い。いずれにしても、蓋体35は、表面から材料内部まで光拡散性を有する透光性の材料により形成され、カバー部材3と同様に乳白色である。このため、光源部2から放出された光を蓋体35を介して外部に照射することができる。
また、蓋体35は、後述する側板6に組み合わされてその位置が規制されるようになっている。さらに、蓋体35の背面側で装置本体1の端部前面との間には、基板21の端部と点灯回路4とを接続する配線Zが存在する。基板21の端部から導出する配線Zは、点灯装置4に至るまでに装置本体1の端部を経由しなければならないが、配線Zの前面の蓋体35が光を伝導するので光るため、装置本体の端部に存在する配線Zの存在が目立たなくなる。
ここで、図3及び図5を参照して、それぞれ3つの光源部2を保持したカバー部材3を装置本体1へ取り付ける方法について説明する。
カバー部材3を装置本体1に取り付ける場合、まず、断面略コ字状の一対の係止部34のうち、装置本体1の短手方向外側に位置する係止部34のコ字状の内面側に、装置本体1の長手方向に沿う端縁部13を挿入する。そして、センターカバー5に近い内側の係止部34の外面側をストッパ部材36によって係止する。
ストッパ部材36は、鍵状に屈曲形成された金具であり、係止片部36aとこの係止片部36aと一体に形成された固定片部36bとを有する。また、固定片部36bには、ねじ貫通孔が形成されている。このストッパ部材36の係止片部36aがカバー部材3における係止部34の外面側に係止され、固定片部36bがそのねじ貫通孔を貫通して装置本体1にねじ込まれる取付ねじ36cによって固定される。
ストッパ部材36は、図3に示すように、カバー部材3の長手方向に沿って互いに離間して複数個、本実施形態では、3個設けられており、これらストッパ部材36と装置本体1の端縁部13によって、カバー部材3の前背方向(図示上下方向)の動きが規制されるようになっている。
このように、カバー部材3を装置本体1に取り付けると、カバー部材3によって保持された各光源部2の背面、すなわち、基板21の背面がカバー部材3の開放部31を介して装置本体1の平坦な配設部12に接触して、複数の光源部2が装置本体1に対して熱的に結合される。換言すれば、カバー部材3は、開放部31を有しているので、装置本体1の前面側へ突出する配設部12がこの開放部31に入り込み、配設部12と基板21との熱的結合が可能となる。また、この熱的結合は、カバー部材3の装置本体1への取り付けと同時に行われる。
加えて、装置本体1の前面側へ突出した配設部12は、その側壁が保持溝33を形成する背面側支持部33bの背面側へ延出する延出壁33cを嵌合支持するようになっている。このため、カバー部材3は、装置本体1の配設部12によって短手方向(図5で左右方向)への動きが規制されるようになっている。
図3及び図6に示すように、点灯装置4は、装置本体1の天板部11の前面側に取り付けられている。点灯装置4は、光源部2を点灯制御するものであり、箱状のケース内に複数個の回路部品を実装した回路基板を収容して構成されている。この点灯装置4は、図示しない商用交流電源に接続されていて、交流を直流に変換して出力する。点灯装置4は、例えば、全波整流回路の出力端子間に平滑コンデンサを接続し、この平滑コンデンサに直流電圧変換回路及び電流検出手段を接続して構成されている。点灯装置4は、基板21を介して発光素子22に接続されており、その直流出力を発光素子22に供給し、発光素子22を点灯制御する。
また、天板部11の前面側には、端子台7が取り付けられている。この端子台7には、電源線や送り線、調光信号線等のここでは図示を省略した配線が接続される。点灯装置4は、調光信号に基づいて光源部2を調光する。
図1乃至図6に示すようにセンターカバー5は、装置本体1の天板部11の前面側に配設されている。センターカバー5は、溶融亜鉛めっき鋼板等の金属製の板材から形成されていて、側面形状がV字状をなしている。また、少なくとも表面側には、白色の塗装が施されており、反射板として機能する。
このセンターカバー5の拡開する長手方向に沿う端縁51(図3参照)には、複数の取付舌片52が形成されている。一方、この取付舌片52と対向する装置本体1側には、切り込みによって前面側へ若干膨出変形させて形成した挿入孔14が形成されている。
センターカバー5は、V字状の頂部を中心として、拡開する端縁を幅方向に弾性変形させて、拡開する幅寸法を縮小させることが可能となっている。したがって、センターカバー5を装置本体1に取り付ける場合には、センターカバー5を拡開する幅寸法を縮小させるように弾性変形し、取付舌片52を挿入孔14の位置に合わせ、弾性変形を解いて元の状態に復帰させる。これにより、取付舌片52が挿入孔14に挿入され、センターカバー5が装置本体1に取り付けられる。
このようにセンターカバー5が装置本体1に取り付けられると、ストッパ部材36の固定片部36bにセンターカバー5の端縁51が当接される。したがって、例えば、経時的な振動等によってストッパ部材36の取付ねじ36cに緩みが生じても、ストッパ部材36の外れや過度な動きを抑制できる。これにより、装置本体1と基板21との熱的結合の確実化が期待できる。
加えて、点灯装置4や端子台7、配線等は、センターカバー5に覆われ外部からは視認できないようになり、外観を損なうことがない。
側板6は、合成樹脂材料で形成され、装置本体1の長手方向の両端部を閉塞するように取り付けられている。
以上のように構成されたベースライト100によると、光源部2を保持したカバー部材3を装置本体1に装着するだけで、光源部2の背面、すなわち基板21の背面を装置本体1の配設部12に比較的広い面で接触させて熱的に結合させることができる。したがって、組立作業性が良好であるとともに、基板21の放熱性を向上でき、発光素子22の温度上昇を抑制することが可能となる。
また、装置本体1の長手方向に沿う端縁部13は、カバー部材3の係止部34に挿入されて係止部34によって覆われるため、端縁部13に特別な加工を施すことなく、端縁部13の鋭利性に起因する危険性を回避することができ、組立作業性の安全性を確保することができる。
また、図6に示すように、光源部2を保持したカバー部材3及び点灯装置4を装置本体1の短手方向に並べて配置したため、ベースライト100の薄型化が実現できた。
また、図5に示すようにカバー部材3の係止部34は、装置本体1の端縁部13より外方に延出されるようになっているので、この延出された部位より、発光素子22から横方向に出射される光の一部が外部に放射されるようになる。さらに、発光素子22から長手方向両端部の横方向に出射される光の一部は、透光性の蓋体35から外部に放射されるようになる。これら外部に放射される光は、天井面Cを照射するようになるため、照明の明るさ感を増すことができる。
一方、各発光素子22が点灯することにより発生する熱は、配線パターン層21aに伝わり、主として基板21の背面側から装置本体1の配設部12に伝熱され、さらに装置本体1の全体に伝導されて放熱される。これによって、発光素子22の温度上昇を抑制することができる。
ベースライト100を点灯させる場合、点灯装置4に電力が供給され、配線Zを介して光源部2に直流出力が供給され、基板21を介して発光素子22に通電され、各発光素子22が点灯する。発光素子22から出射された光は、蛍光体層23を透過し、乳白色の透光性のカバー部材3を透過して拡散され、主として下方に放射され所定の配光範囲が照明される。
図9は、上述したカバー部材3の長手方向一端を部分的に拡大した部分拡大斜視図であり、図10は、カバー部材3の端部にある開口32を塞ぐ蓋体35を背面側から見た拡大斜視図であり、図11は、この蓋体35を前面側から見た拡大斜視図である。
図10および図11に示すように、蓋体35は、カバー部材3の開口32内に挿入される挿入部分37を有する。挿入部分37は、カバー部材3の端部の開口32の内面の形より僅かにサイズの小さい略同じ形の外面を有する。挿入部分37の挿入方向基端部には、蓋体35を開口32に装着した状態で、カバー部材3の開口32の縁を当接させる段部38が設けられている。また、挿入部分37は、蓋体35を開口32に取り付けた状態で、カバー部材3の前面部3aの内面に接触する湾曲面39を有する。
一方、図9に示すように、カバー部材3は、その短手方向に沿って湾曲した前面部3aを有する。前面部3aは、短手方向中央部が前面側に膨出する方向に湾曲している。前面部3aの湾曲の度合いは、蓋体35の挿入部分37の湾曲面39の湾曲の度合いより緩やかである。言い換えると、蓋体35の湾曲面39は、カバー部材3の前面部3aより湾曲している。
なお、本実施形態では、蓋体35をカバー部材3と同じ材料で形成した。つまり、本実施形態の蓋体35は、ポリカーボネートにより形成した。しかし、カバー部材3の前面部3aの肉厚が比較的薄いのに比べて、蓋体35の挿入部分37の肉厚が比較的厚いため、蓋体35の挿入部分37の剛性は、カバー部材3の端部の剛性より高い。また、蓋体35は、複数のリブなどを有し剛性の高い構造を有する。つまり、カバー部材3の方が蓋体35の挿入部分37より弾性変形し易い。
このため、蓋体35の挿入部分37をカバー部材3の端部にある開口32内に挿入すると、蓋体35の湾曲面39がカバー部材3の前面部3aを前面側に膨出させるように押し、カバー部材3の端部の前面部3aが蓋体35の湾曲面39の形状に倣って弾性変形する。つまり、カバー部材3の前面部3aの内面と蓋体35の挿入部分37の湾曲面39の形状(湾曲度)が異なるため、両者を押し付けた場合、より弾性変形し易い方が剛性の高い方の形に倣って変形することになる。これにより、蓋体35がカバー部材3の端部にしっかりと取り付けられ、接着剤を必要としないで開口32が閉塞される。
また、蓋体35は、図10に示すように、図示しないコネクタを装着するための装着部40を備えている。装着部40は、蓋体35の背面側の中央に設けられている。この装着部40に取り付けられるコネクタは、点灯装置4から導出された配線Zを基板21に接続するためのものである。つまり、このコネクタは、配線Zの先端に取り付けられたものである。
さらに、蓋体35は、コネクタに接続した配線Zを引き回すための複数の溝部41、42を有する。装着部40に隣接して設けられた溝部41は、コネクタに近い配線Zの部分を挿通して保持するよう機能する。また、他の溝部42は、蓋体35の幅方向(図示左右方向)両端に設けられており、点灯装置4に向けて配線Zを引き回すために設けられている。つまり、蓋体35は、センターカバー5を挟んで両側で兼用できる構造を有するため、蓋体35の取り付け位置に応じて配線Zを挿通する溝部42を選択する。この場合、配線Zがセンターカバー5側に向かうように引き回すことで、配線Zがベースライト100の外側から見えてしまう不具合を防止できる。
なお、コネクタを取り付ける装着部40は、基板21側のコネクタに対して当該コネクタを正確に位置決めして保持する。つまり、装着部40にコネクタを取り付けた状態の蓋体35の挿入部分37をカバー部材3の端部にある開口32内に挿入して蓋体35をカバー部材3に取り付ける動作に連動して、装着部40のコネクタが基板21側のコネクタに接続されるようになっている。このため、基板21に対する配線Zの接続動作と蓋体35の取り付け動作を同時にワンアクションで実施でき、ベースライト100の組み立て作業を簡素化できる。
以上述べた実施形態の照明器具100によれば、光源部2を覆うカバー部材3より剛性の高い蓋体35を採用したため、カバー部材3の端部にある開口32に蓋体35を容易且つ確実に取り付けでき、接着剤が不要となる。
なお、上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述した実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上述した実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、カバー部材3と蓋体35を透光性を有する同じ材料で形成した場合について説明したが、少なくとも蓋体35の挿入部分37がカバー部材3の端部より高い剛性を有していれば良く、カバー部材3と蓋体35を異なる材料で形成しても良い。しかし、この場合、カバー部材3を透過する光の見え方と蓋体35を透過する光の見え方が異なる場合が想定されるため、カバー部材3と蓋体35を同じ透光性の材料で形成することが望ましい。
また、上述した実施形態では、発光素子22の一例としてLEDを用いた場合について説明したが、これに限らず、有機EL等の他の個体発光素子を用いても良い。
1…装置本体、2…光源部、3…カバー部材、4…点灯装置、5…センターカバー、6…側板、12…配設部、21…基板、22…発光素子(LED)、32…開口、33…カバー部材、35…蓋体、37…挿入部分、39…湾曲面、100…ベースライト、Z…配線。

Claims (3)

  1. 発光素子を実装した帯状の基板と;
    この基板の前面側を覆うように該基板の短手方向に湾曲した前面部を有する透光性のカバーと;
    このカバーの長手方向端部を塞ぐ蓋体と;を有し、
    上記蓋体は、上記カバーの弾性変形を伴って上記端部に挿入される挿入部分を有し、この挿入部分は、上記カバーの前面部より湾曲した湾曲面を有する、照明器具。
  2. 上記蓋体は、上記カバーより剛性の高い透光性を有する材料により形成されている、請求項1の照明器具。
  3. 上記蓋体は、上記カバーと同じ材料により形成され、上記カバーより剛性の高い構造を有する、請求項1の照明器具。
JP2012043252A 2012-02-29 2012-02-29 照明器具 Active JP5772661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012043252A JP5772661B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012043252A JP5772661B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013179013A JP2013179013A (ja) 2013-09-09
JP5772661B2 true JP5772661B2 (ja) 2015-09-02

Family

ID=49270466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012043252A Active JP5772661B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5772661B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170009955A1 (en) * 2014-01-30 2017-01-12 Kowa Company, Ltd. Lighting device
JP6437724B2 (ja) * 2014-02-25 2018-12-12 三菱電機株式会社 照明器具
WO2016052481A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 シャープ株式会社 光源格納部材
JP6965612B2 (ja) * 2017-07-19 2021-11-10 三菱電機株式会社 光源ユニットおよび照明器具

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2594399Y2 (ja) * 1992-04-30 1999-04-26 東陶機器株式会社 化粧鏡の照明器具
JP4659640B2 (ja) * 2006-02-24 2011-03-30 オスラム・メルコ株式会社 発光ダイオードを利用した照明器具
JP2012084504A (ja) * 2010-06-17 2012-04-26 Rohm Co Ltd Ledランプ、ランプケース、ledモジュール、およびled照明装置
JP2013143222A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Panasonic Corp ランプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013179013A (ja) 2013-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3146696U (ja) Ledライト
JP4854798B2 (ja) 照明装置
WO2011152115A1 (ja) 照明装置
JP2011113876A (ja) Led式照明装置
JP6594895B2 (ja) 光源ユニット及び照明装置
JP2012069296A (ja) ランプ及び照明装置
JP2013077400A (ja) 照明装置
US20140003049A1 (en) Luminaire
JP5772661B2 (ja) 照明器具
JP2009302186A (ja) 発光装置
JP2013200995A (ja) 照明器具を取り付けるためのアダプタ、このアダプタを照明器具と組み合わせた照明装置、および照明器具の取り付け方法
JP2013062107A (ja) 照明装置
JP5835560B2 (ja) 照明装置
JP2013179014A (ja) 照明器具
JP5501543B1 (ja) 電球型の照明装置
JP5540157B2 (ja) ランプ及び照明装置
JP2014182940A (ja) 発光モジュール、および照明装置
JP6497658B2 (ja) 照明器具
JP5455535B2 (ja) 発光器具
JP5278230B2 (ja) 照明装置
JP2011082095A (ja) 照明装置
JP2006324529A (ja) 発光ダイオードラインモジュール
JP2012146468A (ja) ランプ及び照明装置
KR200455851Y1 (ko) 조명등 커버 일체형의 발광다이오드 조명등
JP2013062219A (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130807

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20140122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150615

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5772661

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151