JP5767049B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、製氷装置を備えた冷蔵庫に関する。
製氷装置を備えた従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は冷蔵室、冷凍室及び製氷室を備えている。製氷室は冷凍室に連通して下部に貯氷容器が配され、製氷装置による製氷を行うとともに製氷装置によって離氷された氷を貯氷する。製氷装置は冷蔵室に配される給水タンクと、製氷室に配して給水タンクから給水される製氷皿とを有している。
図5は製氷皿を下方から見た斜視図を示している。製氷皿21は可撓性を有し、一端に設けられる回転軸12で回転自在に配される。製氷皿21には上面を開口して氷を区画する複数の製氷ポケット22が設けられる。製氷ポケット22は軸方向に対して水平に直交する方向に2列形成される。
また、製氷皿21には製氷皿21の上部から垂下して製氷ポケット22の側面に対向する遮蔽リブ23が設けられている。遮蔽リブ23には下方を開放した複数の切欠き部23aが設けられる。切欠き部23aによって製氷皿21の剛性を小さくし、後述するように離氷時に製氷皿21を容易に捻ることができる。
製氷皿21の下面には製氷ポケット22の列の間に突出してネジ孔を有するボス21cが設けられる。ボス21cは軸方向に離れた2箇所に設けられ、両ボス21cの間には製氷ポケット22の底面から突出した2つの突出部21dが対向して形成される。突出部21dには貫通孔21eが形成されている。
製氷皿21の下方はカバー25により覆われ、製氷皿21の底面とカバー25との間にはコード状の製氷ヒータ(不図示)が配される。カバー25は製氷皿21の底面を覆う底面部25aと底面部25aから上方に延びる側面部25bとを有する。底面部25aにはネジ26の挿通孔25c及び突出部21dの挿通孔25dが開口する。挿通孔25cを介してボス21cのネジ孔にネジ26が螺合される。これにより、カバー25が製氷ヒータを挟んで製氷皿21に取り付けられ、製氷ポケット22の底面に製氷ヒータが接する。
また、挿通孔25dに挿通された突出部21dの貫通孔21eにはS字状のクリップ28の両端が掛止される。クリップ28によってカバー25の底面部25aが製氷皿21の底面の方向に付勢され、製氷ポケット22の底面の広い範囲に製氷ヒータを確実に接触させることができる。
上記構成の冷蔵庫において、給水タンクから製氷皿21に給水され、製氷ポケット22の所定水位まで給水されると製氷ヒータが駆動される。これにより、製氷室内の冷気による冷却と製氷ヒータの加熱とによって製氷ポケット22の水が上部から徐々に凍結し、透明な氷を得ることができる。この時、遮蔽リブ23によって製氷ポケット22の側方が覆われるため、冷気による冷却を抑制して製氷ヒータの電力を低くすることができる。
製氷皿21内の水が凍結して製氷が完了すると、製氷皿21が回転駆動される。製氷皿21は製氷ポケット22の上面が下方に面した位置で回転軸12から離れた軸方向の一端が係止され、更に回転軸12を回転することによって捻られる。これにより、製氷ポケット22から氷が離氷して落下し、貯氷容器に貯氷される。
特開2011−64374号公報(第4頁−第9頁、第6図)
上記従来の冷蔵庫によると、切欠き部23を介してカバー25の内側に流入する冷気によって製氷ヒータから製氷皿21に伝えられる熱量が不安定になる。このため、クリップ28によって製氷ヒータを広い範囲で製氷皿21に密着させて製氷ヒータから製氷皿21に伝えられる熱量を安定させている。
しかしながら、クリップ28を取り付ける突起部21dの挿通孔25dがカバー25に開口するため、挿通孔25dを介してカバー25の内側に冷気が侵入する。これにより、製氷ヒータから製氷皿21に伝えられる熱量を十分安定させることができず、氷の透明度が不十分になる問題があった。
本発明は、透明な氷を確実に製氷できる製氷装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、上面を開口して給水される複数の製氷ポケットが設けられるとともに回転自在に配される可撓性の製氷皿と、前記製氷皿の下方を覆ってネジにより前記製氷皿にネジ止めされる底面部と前記底面部から上方に延びて前記製氷皿の側方を覆う側面部とを有するカバーと、前記製氷皿の底面と前記底面部との間に挟持される製氷ヒータとを有し、前記製氷ポケット内の水を前記製氷ヒータにより加熱しながら上部から凍結させて製氷を行うとともに、前記製氷皿を捻りながら回転して離氷を行う製氷装置を備えた冷蔵庫において、前記底面部にネジの挿通孔のみが開口して前記ネジにより前記挿通孔が塞がれるとともに、前記側面部が前記底面部から前記製氷ポケットの上部まで延びて形成されることを特徴としている。
この構成によると、製氷皿に給水されると製氷ヒータが駆動され、冷気による冷却と製氷ヒータによる加熱とによって製氷ポケットの水が上部から徐々に凍結して透明な氷が得られる。この時、製氷皿にネジ止めされるカバーの底面部から延びて製氷ポケットの上部まで覆う側面部によって冷気が遮蔽される。製氷ポケット内の水が凍結して製氷が完了すると製氷皿が捻りながら回転駆動される。これにより、製氷ポケットから氷が離氷して落下する。カバーの側面部が製氷ポケットの上部まで覆い、底面部にはネジの挿通孔のみが開口して該挿通孔がネジの頭により塞がれるため、カバーの内側への冷気の流入が低減される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記製氷ポケットが前記側面部に接することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記製氷ポケットが軸方向に対して水平に直交する方向に2列設けられるとともに、隣接する前記製氷ポケットの列の間に突出して軸方向の2箇所に突出して前記ネジが螺合するネジ孔を有するボスと、両方の前記ボス間に配されて前記製氷ポケットの外面に接した温度センサとを設けたことを特徴としている。
この構成によると、2列に並ぶ製氷ポケットの間には軸方向の2箇所にボスが配され、ボスのネジ孔にネジを螺合してカバーが取り付けられる。製氷皿は給水されると昇温するため両方のボスの間の空間に配した温度センサによって給水による昇温を検知し、製氷ヒータが駆動される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記側面部が前記底面部から前記製氷ポケットの給水水位まで延びて形成されることを特徴としている。この構成によると、製氷ポケットの給水水位まで覆うカバーによって冷気が遮蔽される。
本発明によると、カバーの側面部が底面部から製氷ポケットの上部まで延びて形成され、底面部に設けた挿通孔がネジによって塞がれる。これにより、底面部に開口部が形成されず、製氷ポケットの上部まで側面部で遮蔽してカバーの内側への冷気の流入を低減することができる。従って、製氷ヒータから製氷皿に熱量を安定して伝えることができ、透明な氷を確実に製氷することができる。
本発明の実施形態の冷蔵庫の要部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の製氷装置の製氷皿を上方から見た斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の製氷装置の製氷皿を下方から見た分解斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の製氷装置の製氷皿を示す正面断面図 従来の冷蔵庫の製氷装置の製氷皿を下方から見た斜視図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の冷蔵庫を示す側面図である。冷蔵庫1は上部に冷蔵室2が配置され、冷蔵室2の下方に野菜室18が配される。冷蔵室2は貯蔵物を冷蔵保存し、野菜室18は冷蔵室2よりも高温の野菜等の保存に適した冷蔵温度で貯蔵物を冷蔵保存する。
野菜室18の下方には冷凍室(不図示)に連通する製氷室3が配置される。冷凍室及び製氷室3は氷点よりも低温に維持される。冷蔵室2は扉8により開閉され、製氷室3は扉13により開閉される。また、冷蔵庫1には冷蔵室2に配される給水部5と製氷室3に配される製氷部6とを有した製氷装置20が設けられている。
給水部5は給水タンク4、給水パイプ14、給水ポンプ7、給水タンク検知部19及び凍結防止ヒータ15を備えている。給水タンク4は製氷用の水が貯水され、扉8の開閉によって冷蔵室2から着脱自在に配される。給水パイプ14は給水タンク4から導出され、製氷部6の製氷皿21上まで延びて設けられる。
給水ポンプ7は給水パイプ14の経路中に配され、給水タンク9から水を汲上げて製氷皿21に給水を行う。給水タンク検知部19は給水タンク4の装着状態を検知する。凍結防止ヒータ15は給水パイプ14に接して設けられ、給水パイプ14内を流通する水の凍結を防止する。給水タンク4の周辺に凍結防止ヒータを設けてもよい。これにより、給水タンク4内の水の凍結が防止される。
製氷室3には貯氷容器11の上方に製氷装置20の製氷部6が配される。貯氷容器11は氷16を貯氷し、扉13の開閉により出し入れすることができる。製氷部6は製氷皿21、製氷モータ10及び検知レバー17を備えている。製氷皿21は給水タンク4から給水され、氷点以下の製氷室3内で氷16を製氷する。製氷モータ10は製氷皿21に連結される回転軸12を有し、製氷皿21を回転駆動する。詳細を後述するように、製氷皿21は捻りながら回転して離氷される。検知レバー17は貯氷容器11が満量か否かを検知する。
図2、図3は製氷皿21の上方から見た斜視図及び下方から見た分解斜視図を示している。製氷皿21はシリコンを含有したポリプロピレン等により形成されて可撓性を有し、回転軸12で回転自在に配される。
製氷皿21には上面を開口した複数の製氷ポケット22が設けられる。製氷ポケット22は回転軸12の軸方向(本実施形態では前後方向)に延びる縦仕切壁22a及び軸方向に直交する方向(本実施形態では左右方向)に延びる横仕切壁22bによって区画される。これにより、本実施形態の製氷ポケット22は軸方向に対して水平に直交する方向(左右方向)に2列並設され、各列には軸方向(前後方向)に各4個設けられる。尚、製氷皿21の軸方向を左右方向に配置してもよい。
横仕切壁22b及び一部の縦仕切壁22aには上面を開放した溝部22cが形成される。給水パイプ14の直下の製氷ポケット22から溝部22cを介して各製氷ポケット22に給水が行われる。
また、製氷皿21には上端の両側面から垂下して製氷ポケット22の側面に対向する遮蔽リブ23が一体に設けられている。遮蔽リブ23によって製氷ポケット22の上部に当たる冷気が遮蔽される。遮蔽リブ23には横仕切壁22bに対向して切欠き部23aが設けられる。切欠き部23aによって製氷皿21の剛性を小さくすることができる。
各製氷ポケット22の底面22dには下方に突出する2列の保持リブ22eが設けられる。保持リブ22eによってヒータ線をシリコンゴム等で被覆したコード状の製氷ヒータ24が保持される。これにより、製氷ヒータ24は製氷ポケット22の底面22dに接して配される。また、製氷ヒータ24は一端で屈曲して製氷ポケット22の列間を通って製氷ポケット22の側面に接するように配置される。
製氷皿21の製氷ポケット22の列の間には下方に突出してネジ孔を有するボス21cが設けられる。ボス21cは軸方向に離れた2箇所に設けられ、両ボス21c間にサーミスタ27(温度センサ、図4参照)が配される。製氷皿21は給水により温度が上昇するため、サーミスタ27によって水の有無を容易に検知することができる。サーミスタ27のコード27aと製氷ヒータ24とは一方のボス21cの両側方に分散して配置される。
製氷皿21の下方には製氷ポケット22の底面22dを覆うカバー25が設けられる。カバー25は製氷皿21の下方を覆う底面部25aと底面部25aのから上方に延びて製氷皿21の側方を覆う側面部25bとを有している。底面部25aにはネジ26の挿通孔25cが軸方向の2箇所に開口する。挿通孔25cを介してボス21cのネジ孔にネジ26が螺合され、ネジ26の頭によって挿通孔25cが塞がれる。これにより、カバー25が製氷ヒータ24を挟んで製氷皿21に取り付けられ、製氷ポケット22の底面22dに製氷ヒータ24が接する。
図4は製氷皿21の正面断面図を示している。製氷皿21の上面は軸方向に対して水平に直交する方向(左右方向)の両端部21aが回転中心から同一距離に配置される。これにより、両端部21aはカバー25の上面の最外周の回転軌跡となる同一の回転軌跡D上を回転する。カバー25の側面部25bの上下端は回転軌跡Dに接して形成され、製氷ポケット22は側面部25bに接して形成される。
これにより、製氷皿21の回転時に製氷ポケット22の底部やカバー22と製氷室3内の他の部品との干渉を防止し、支障なく離氷を行うことができる。また、製氷ポケット22の容積を大きく形成して体積の大きな氷16を得ることができる。加えて、底面部25aに開口する挿通孔25cがネジ26により塞がれ、カバー25と製氷ポケット22の底部との間の空間に製氷ヒータ24の熱を閉じこめることができる。
尚、カバー25は製氷室3内の他の部品と干渉しない範囲で回転軌跡Dから外側に突出してもよい。即ち、カバー25の少なくとも一部が回転軌跡Dに交差して設けられていればよい。また、製氷皿21の上面の両端部21aが回転中心から異なる距離に配置される場合は、回転中心から遠い方の端部21aの回転軌跡が最外周の回転軌跡Dとなる。
カバー25の側面部25bは底面部25aの両端から製氷ポケット22の上部まで延びて形成される。側面部25bによって製氷ポケット22に直接当たる冷気が遮蔽される。製氷皿21の下方に製氷ヒータ24が配置されるため、製氷ポケット22の上部を側面部25bで遮蔽することで冷気による急速な冷却を抑制することができる。
また、側面部25bが製氷ポケット22の上部まで延びるため、冷気を同様に遮蔽する遮蔽リブ23を鉛直方向に短く形成することができる。従って、製氷皿21の剛性を小さくし、容易に製氷皿21を捻ることができる。
尚、側面部25bを底面部25aから製氷ポケット22の給水水位Hまで延びて形成するとより望ましい。これにより、製氷ポケット22内の水の冷気による急速な冷却を確実に抑制することができる。
上記構成の冷蔵庫1において、給水タンク4が装着されたことを給水タンク検知部19により検知すると、凍結防止ヒータ15が駆動される。製氷皿21に給水されていないことがサーミスタ27により検知されると、給水ポンプ7を駆動して製氷皿21の製氷ポケット22内に給水が行われる。
製氷ポケット22の給水水位Hまで給水が行われると給水ポンプ7が停止され、製氷ヒータ24が駆動される。これにより、製氷室3内の冷気による冷却と製氷ヒータ24の加熱とによって製氷ポケット22の水が上部から徐々に凍結し、透明な氷16を得ることができる。
この時、遮蔽リブ23及びカバー25によって製氷ポケット22に冷気が直接当たらないため、冷気による急速な冷却を抑制して製氷ヒータ24の駆動電力を小さくすることができる。また、カバー25の底面部25aにはネジ26の挿通孔25cのみが開口して該挿通孔25cがネジ26の頭により塞がれるためカバー26の内側への冷気の流入が低減される。これにより、製氷ヒータ24から製氷皿21に熱量を安定して伝えることができる。
また、製氷ポケット22とカバー25の側面部25bとが接するため、カバー25と製氷ポケット22の底部との間の空間に製氷ヒータ24の熱が閉じこめられる。これにより、製氷ポケット22とカバー25との間から漏れる製氷ヒータ24の熱を低減することができる。従って、製氷ヒータ24の駆動電力をより小さくできるとともに、製氷ヒータ24から製氷皿21に熱量をより安定して伝えることができる。
製氷皿21に給水した後、所定時間が経過すると製氷が完了したと判断される。これにより、検知レバー17によって貯氷容器11が満量でないことが検知されると、離氷動作が行われる。即ち、製氷モータ10によって製氷皿21が回転駆動される。製氷皿21は製氷ポケット22の上面が下方に面した位置で回転軸12から離れた軸方向の一端が係止され、更に回転軸12を回転することによって捻られる。これにより、製氷ポケット22から氷16が離氷して落下し、貯氷容器11に貯氷される。
本実施形態によると、カバー25の側面部25bが底面部25aから製氷ポケット21の上部まで延びて形成され、底面部25aに設けた挿通孔25cがネジ26によって塞がれる。これにより、底面部25aに開口部が形成されず、製氷ポケット21の上部まで側面部25bで遮蔽してカバー25の内側への冷気の流入を低減することができる。従って、製氷ヒータ24から製氷皿21に熱量を安定して伝えることができ、透明な氷を確実に製氷することができる。
また、製氷ポケット22が側面部25bに接するので、カバー25と製氷ポケット22の底部との間の空間に製氷ヒータ24の熱が閉じこめられる。従って、製氷ヒータ24の駆動電力を小さくできるとともに、製氷ヒータ24から製氷皿21に熱量をより安定して伝えることができる。
また、2列の製氷ポケット22の列間に突出するボス21cを軸方向の2箇所に設け、両方のボス21c間のデッドスペースにサーミスタ27(温度センサ)を配したので、製氷装置20の小型化を図ることができる。また、開口部のない底面部25aと製氷ポケット21の上部まで遮蔽する側面部25bとによってカバー25の内側への冷気の流入が低減されるため、サーミスタ27によって製氷皿21の温度を正確に検知することができる。
また、カバー25の側面部25bが底面部25bから製氷ポケット22の給水水位Hまで延びて形成されるので、製氷ポケット22内の水の冷気による急速な冷却を確実に抑制することができる。
本発明によると、製氷装置を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 製氷室
4 給水タンク
5 給水部
6 製氷部
7 給水ポンプ
10 製氷モータ
12 回転軸
14 給水パイプ
15 凍結防止ヒータ
16 氷
17 検知レバー
18 野菜室
20 製氷装置
21 製氷皿
21a 端部
21c ボス
22 製氷ポケット
22a 縦仕切壁
22b 横仕切壁
22c 溝部
22d 底面
23 遮蔽リブ
23a 切欠き部
24 製氷ヒータ
25 カバー
25a 底面部
25b 側面部
25c、25d 挿通孔
26 ネジ
27 サーミスタ

Claims (3)

  1. 上面を開口して給水される複数の製氷ポケットが設けられるとともに回転自在に配される可撓性の製氷皿と、前記製氷皿の下方を覆ってネジにより前記製氷皿にネジ止めされる底面部と前記底面部から上方に延びて前記製氷皿の側方を覆う側面部とを有するカバーと、前記製氷皿の底面と前記底面部との間に挟持される製氷ヒータとを有し、前記製氷ポケット内の水を前記製氷ヒータにより加熱しながら上部から凍結させて製氷を行うとともに、前記製氷皿を捻りながら回転して離氷を行う製氷装置を備えた冷蔵庫において、前記底面部にネジの挿通孔のみが開口して前記ネジにより前記挿通孔が塞がれるとともに、前記側面部が前記底面部から前記製氷ポケットの下部に接して上部まで延びて形成され、前記側面部の上端が前記製氷皿に対して離れることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記製氷ポケットが軸方向に対して水平に直交する方向に2列設けられるとともに、隣接する前記製氷ポケットの列の間に軸方向の2箇所から突出して前記ネジが螺合するネジ孔を有するボスと、両方の前記ボス間に配されて前記製氷ポケットの外面に接した温度センサとを設け、
    前記製氷ヒータが一端で屈曲して前記製氷ポケットの列間の側面に接し、前記ボスを挟んで両側方に前記製氷ヒータと前記温度センサのコードとが分散して配されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記側面部が前記底面部から前記製氷ポケットの給水水位まで延びて形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
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