印刷機として構成された機械と温度調整アセンブリとを備える設備の第1の態様を示す図である。
供給管路と流体貯蔵部とを備える温度調整アセンブリの1つの態様を示す。
機械の構成要素を温度調整するための複列の温度調整アセンブリの1つの態様を示す図である。
機械の構成要素を温度調整するためのモジュール式の温度調整アセンブリの1つの態様を示す図である。
接続モジュールの詳細図である。
温度調整回路の詳細図である。
一部変更された接続モジュールとしての終端モジュールの1つの態様を示す図である。
制御装置及び/又はオペレータインタフェースを備える終端モジュールの1つの態様を示す図である。
第2の一次回路の分だけ拡張された、機械の構成要素を温度調整するための複列の温度調整アセンブリの1つの態様を示す図である。
第2の一次回路の分だけ拡張された、機械の構成要素を温度調整するためのモジュール式の温度調整アセンブリの1つの態様を示す図である。
第1の一次回路との連結と第2の一次回路との連結との間で切り換えるための弁ブロックの詳細図である。
調整モジュール及び/又は制御モジュールとして構成された調整装置及び/又は制御装置の態様の概略図である。
複数の接続モジュールを備える温度調整アセンブリの1つの態様を示す図である。
3つの温度調整装置を備えるもしくは3つの外側の温度調整部分回路に連結可能な接続モジュールを有する温度調整アセンブリの1つの態様を示す図である。
連結域と温度調整モジュールとして構成された温度調整装置とを備える複列の温度調整アセンブリの概略図である。
温度調整モジュールの1つの例の斜視図である。
連結域の斜視図である。
モジュール式の温度調整アセンブリを備える第1の印刷ユニットの態様の第1の例を示す図である。
複列の装置を備える第1の印刷ユニットの態様の第1の例を示す図である。
モジュール式の温度調整アセンブリを備える第1の印刷ユニットの態様の第2の例を示す図である。
モジュール式の温度調整アセンブリを備える第1の印刷ユニットの態様の第3の例を示す図である。
複列の温度調整アセンブリを備える第1の印刷ユニットの態様の第2の例を示す図である。
第2の方式の印刷ユニットを備える印刷機と温度調整アセンブリとを有する設備の第2の態様を示す図である。
モジュール式の温度調整アセンブリを備える第2の方式の印刷ユニットの温度調整の態様の第1の例を示す図である。
複列の温度調整アセンブリを備える第2の方式の印刷ユニットの温度調整の態様の第1の例を示す図である。
モジュール式の温度調整アセンブリを備える第2の方式の一部変更された印刷ユニットの温度調整の態様の第1の例を示す図である。
複列の温度調整アセンブリを備える第2の方式の一部変更された印刷ユニットの温度調整の態様の第1の例を示す図である。
図27の例の変更態様を示す図である。
温度調整アセンブリの、複数の区分を有する複列の態様の1つの例の、a)開いた正面図であり、b)エンクロージャとして構成された区分の側面図であり、c)平面図であり、d)開いたベース区分を含む背面斜視図である。
材料を加工及び/又は処理する設備001、例えば印刷設備001は、例えば1つ又は複数の材料を加工及び/又は処理する機械201、例えば1つ又は複数の印刷機201を備え、並びに、例えば後で詳しく説明する、設備001の1つ又は複数の機械201、特に1つ又は複数の印刷機201(例えば図1の印刷機201参照)の複数の機能部分(205;208;209;211;217;221;222d',222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')及び/又は機能部分(205;208;209;211;217;221;222d',222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')のグループを温度調整する温度調整流体を用意するための、例えば温度調整アセンブリ101と云われるもしくは温度調整アセンブリ101として構成される少なくとも1つの温度調整のための装置101を備える。
以下に述べる温度調整アセンブリ101は、特に後述の印刷機201と一緒にした態様で好適であるが、特別な使用例とは関係なく単独にみなしても、簡単な格納及び/又は多様性及び/又はモジュール化に関して格別な利点を有する。例示的に、図1には、被印刷物203を供給する供給装置202、例えばシートフィーダ202と、印刷ユニット204と、製品搬出部206、例えばシートデリバリ206と、印刷ユニット204と製品搬出部206との間の搬送区間207とを備える印刷機201が示されている。一般的に制限することなく、以下において、先ず例示的に、別に相違して又は補足して説明されていない限り、温度調整すべき機能部分(205;208;209;211;217;221;222d',222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')として、1つ又は複数の、例えば単独で又はグループで温度調整すべき胴208;209;211;217(例えば図19)もしくは胴221;222d';222d'';238;239(例えば図23)及び/又はローラ213d;216dもしくはローラ227d';227d''及び/又はフレーム部分231;232及び/又は1つ又は複数の測定システム205、例えば印刷製品を評価するかつコントロールする検査システム205が設けられている。図2には、このような機能部分(205;208;209;211;217;221;222d',222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')もしくはグループが普遍的に単に矩形で示唆されており、その割当て(占有)は、例えばそれについて表された符号表示から形成することができる。符号表示は、図3において矩形で表された機能部分(消費器)について記載されていなくても当てはまる。
温度調整アセンブリ101は、温度調整流体出口107iと温度調整流体入口111jとをそれぞれ備える、個別に温度調整すべきアセンブリ側の複数の温度調整部分回路126qを有する。温度調整流体出口107i及び温度調整流体入口111jには、各温度調整回路127qを形成するために、1つ又は複数の機能部分(208;209;211;217;221;222d';222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')を温度調整する外側の温度調整部分回路109kが、解除可能な接続部により、接続可能である。温度調整部分回路126qは、送り側で、温度調整部分回路126qの温度調整のために、熱的にかつ/又は流体技術的に、温度調整流体を案内する共通の供給送り管路123、略して送り管路123と、戻し側で、共通の供給戻し管路124、略して戻し管路124に連結可能であるもしくは連結されている。送り管路123は、送り管路123への流体供給のために、温度調整された温度調整流体を貯蔵する流体貯蔵部176に管路接続されている。共通の送り管路123、流体貯蔵部176、並びに液貯蔵部176の温度調整流体を温度調整する温度調整装置171は、温度調整アセンブリ101の構成要素として温度調整アセンブリ101に含まれていて、例えば温度調整アセンブリ101の1つ又は複数のフレーム105に配置されている(図1、図2、図3及び/又は図4参照)。複数の温度調整回路127qの温度調整は、それぞれ、相互に関係なく制御可能なかつ/又は調整可能な(閉ループ制御及び/又は開ループ制御可能な)温度調整装置112lを介して行われる。
複列の第1の態様(図3、図9、図15、図19、図22、図25及び/又は図27)では、温度調整アセンブリ101における温度調整回路127qを温度調整するために、送り管路123の長手方向に延在する、それぞれ相互に関係なく制御可能なかつ/又は調整可能な複数の温度調整装置112lを有する、並列の少なくとも2つの列110;115が設けられているかつ/又は設置可能である。簡単な形で段階付け可能な1つの改良態様では、相互に関係なく制御可能なかつ/又は調整可能な、温度調整モジュール112lとして構成された温度調整装置(112l)を収容するために、並びに送り側及び戻し側で連結するためにそれぞれ用意された複数の連結域125を備える2つの列110;115が設けられている(下記参照)。この場合、完成された温度調整アセンブリ101において、全ての連結部125が実際に割り当てられなくてよい、つまり占有されなくてよい。1列110;115の配置とは、1列に並んだ、特に温度調整アセンブリ101の長手方向に対して平行に水平に並んだ(整合した)、複数の温度調整装置112l及び/又は連結部125の配置と解される。2つの又は3つ以上の列110;115の配置とは、相互に間隔を置いた、好適には互いにかつ/又は長手軸線に対して平行に2列に並んだ、複数の温度調整装置112l及び/又は連結部125の配置と解され、この場合、列ごとに、2つ又は3つ以上の温度調整装置112l及び/又は連結部125が設けられているもしくは配置されている。複列の構成の図示の好適な態様では、温度調整アセンブリ101の水平の長手方向に対してかつ/又は送り管路123に対して平行に延在する、相互に水平に間隔を置いた、温度調整装置112l及び/又は連結部125の上下の2つの列110;115が設けられている。温度調整アセンブリ101の構成要素は、この場合、温度調整アセンブリ101の区分102;102';103;103';141;141'に設けてよい。区分102;102';103;103';141;141'は、例えばドア及び/又は補強材により生じるキャビネット区分のパターン及び/又は例えば相互に接続された個々のキャビネット又はキャビネット区分の配列により生じる。
モジュール式の第2の態様(例えば図4、図10、図18、図20、図21、図24及び/又は図26参照)では、温度調整アセンブリ101は、モジュール102;102';103;103';141';141'として構成された少なくとも2つの区分102;102';103;103';141;141'、つまり流体貯蔵部176と流体貯蔵部176の流体を温度調整する温度調整装置171とを有する少なくとも1つのベースモジュール102;102'、並びにベースモジュール102;102'に連結された又は連結可能な少なくとも1つの接続モジュール103;103';141,141'を備える。接続モジュール103;103';141,141'は、温度調整回路127qを温度調整するための、相互に関係なく制御可能なかつ/又は調整可能な複数の温度調整装置112lを備える。ベースモジュール102;102'及び/又は接続モジュール103;103';141;141'に対応してそれぞれ管路区分123r;124rが配置されている。管路区分123r;124rは、送り管路123及び戻し管路124を形成するために、相互に解除可能に接続されている又は接続可能である。モジュール102;103;102';103'とは、本態様では、好適には特に前組付け可能なもしくは前組付けされた構成ユニット102;103;102';103'と解される。構成ユニット102;103;102';103'は、主要な機能的手段、並びに1つ又は複数の別のモジュール102;103;102';103'に連結するために用意されたインタフェースを有する。この場合、温度調整アセンブリ101は、例えば考慮すべき更なる構造的な変化なく、専ら、個々の接続モジュール103;103'の追加又は取外しによって拡張もしくは縮小可能である。この場合、接続モジュール103;103';141,141'は、1つの改良態様では、やはり用意された複数の連結部125を有してよい。1つの改良態様では、接続モジュール103;103';141,141'に複数の列105;115(前述の理解において)を設けてもよい。
以下に、詳しい実施の形態に基づいて、例えば複列の態様、モジュール式の態様、温度調整装置112の構成、及び/又は連結部125の構成、並びに印刷機201;201';201''との連結及び組み合わせに関する好適な態様を説明する。
温度調整アセンブリ101、もしくはモジュール式の態様の場合好適にはベースモジュール102;102'は、ここでは詳しい説明はしない、少なくとも許容された温度範囲内にある所定の温度TV,v'、例えば周囲温度とは異なる、特に周囲温度より低い温度TV,v'の温度調整流体を用意するための少なくとも1つの装置と、出口104、例えば供給出口104とを備える。出口104において、この装置により用意された温度流体は、連結すべき接続モジュール103;103'の送り側の管路区分123rの、例えばモジュール式の態様では送り管路123の入口106、例えば送り側の供給入口106に送出することができる。送り管路123に供給されるもしくは供給すべき温度調整流体の温度TV,v'は、例えば7℃〜15℃、好適には8℃〜12℃である。
(供給)送り管路123は、(供給)戻し管路124及び流体貯蔵部176とともに、ここでは便宜上、それ自体閉じられている(つまり送り管路123及び戻し管路124は流体貯蔵部から遠い方の端部で接続されている)か又は直接の接続なく並列に接続された温度調整回路127q、例えば二次回路127qに分かれるのかに関わらず、一次回路119と云われる。追加的に1つの接続部が設けられると、そうして流体が循環する「実際の」一次回路119が形成される。
温度調整アセンブリ101もしくはモジュール式の態様の場合好適には接続モジュール103;103'は、少なくとも1つの出口107i、例えば温度調整流体出口107i、但し好適には複数の、例えばn個(n∈N、好適にはn≧2)の出口107i、例えば流体出口107iを備えて構成されている(但しi∈N、i=1、2…n)。少なくとも1つの温度調整流体出口107iもしくはそれぞれの温度調整流体出口107iは、インタフェース107iを形成し、インタフェース107iは、それぞれ外側の温度調整トレーン109kに、その入口側で、例えばそれぞれ外側の温度調整トレーン109kの送り管路108に連結可能であり、温度調整回路127qが形成される(但しk∈N、k=1、2…n)。特に、接続モジュール103;103'の出口107iに、外側の温度調整トレーン109kの送り管路108が、好適には解除可能に接続可能であるもしくは接続されている。それぞれ1つ又は複数の温度調整流体出口107iにおいて、それぞれ連結すべきもしくは連結された温度調整トレーン109kに、周囲温度とは異なる温度TT,v'の温度調整流体を送出することができる。外側の温度調整トレーン109kもしくはこれにより形成された温度調整回路127qにより、例えば1つ又は複数の機械201のそれぞれ1つの機能部分(208;209;211;217;221;222d';222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')又はグループとして複数の機能部分(208;209;211;217;221;222d',222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')を温度調整可能なもしくはそこに設けられた温度調整手段に、温度調整流体が供給可能である。温度調整アセンブリ101もしくは接続モジュール103;103'に、複数の外側の温度調整トレーン109kが並列に接続可能である、もしくは、1つ又は複数の機械201の複数の機能部分(208;209;211;217;221;222d';222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')及び/又はこのような機能部分(208;209;211;217;221;222d';222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')の複数のグループを並行に温度調整可能なもしくはそこに設けられた温度調整手段に、並行に温度調整流体が供給可能である。好適には、複数、好適には全ての並列の温度調整トレーン109kに、温度調整アセンブリ101もしくは接続モジュール103;103'の温度調整流体出口107iにおいて、相互に関係なくそれぞれ異なる温度TT,vの温度調整流体が供給可能である。温度調整アセンブリ101を備えて構成された設備001では、全ての出口107iが割り当てられなくてよく、つまり温度調整トレーン109kに連結されなくてよい。
更に、温度調整アセンブリ101もしくはモジュール式の態様の場合モジュール102;103,102';103'は、温度調整流体の戻し路のための少なくとも1つの入口111j、例えば温度調整流体入口111jを備えて構成されている。温度調整アセンブリ101、モジュール式の態様の場合好適には少なくとも接続モジュール103;103'は、温度調整媒体の戻し路のための複数の、例えばm個(m∈N、好適にはm≧2)の別のインタフェース111j、特に温度調整流体入口111jを備えて構成されている(但しj∈N、j=1、2…n)。1つ又は複数のインタフェース111jは、外側の温度調整トレーン109kのその戻し側で戻し管路116に連結可能であり、特に外側の温度調整トレーン109kの戻し管路116に、好適には解除可能に接続可能であるもしくは接続されている。好適には、温度調整アセンブリ101もしくは同一のモジュール103;103'(102;102')における、温度調整流体出口107iとして構成された各インタフェース107iに対応して、流体戻し路のための、流体入口111jとして構成されたインタフェース111jが配置されており、この場合、例えばn=mが当てはまる。そのように相互に対応して配置された入口及び出口107i;111jは、以下において、同一のインデックスiを使用してインタフェース対偶107i;111iとも云われる。
流体は狭義には専ら該当する「回路」内で循環しなくてよく、もしくは完全には循環しなくてよくいが、それにも関わらず、温度調整部分回路109k;126qから構成される流体経路は、ここでは温度調整回路127qや二次回路127qとも云われる。
インタフェース対偶107i;111jごとに、又は少なくとも個別に温度調整可能なインタフェース対偶107i;111jのグループごとに(もしくは形成すべき個別に温度調整可能な温度回路127qごとに)、温度調整アセンブリ101もしくはモジュール式の態様の場合モジュール102;103,102';103'において、少なくとも1つの調節部材113;114を備えた好適には1つの温度調整装置112l(但しl=∈N、好適にはl≦n、例えばl=1、2…n)が設けられている。1つ又は複数の調節部材113;114により、温度調整流体出口107iにおいて温度調整トレーン109kに送出すべき温度調整流体の温度TT,v及び/又は体積流量が変更可能であり、特に少なくとも1つの調節部材113;114に作用する制御装置及び/又は調整装置と相俟って制御可能である又は調整可能である。各調節部材113;114に作用する制御装置及び/又は調整装置は、それぞれ独立して温度調整すべき温度調整トレーン109kもしくは温度調整回路127qに対する制御命令又は調整ストラテジを変換するためのアナログ又はデジタルの制御手段及び/又は調整手段117p(但しp∈N、好適にはp≧l、例えばp=1)を備え、この場合、温度調整流体出口107iもしくは温度調整すべき温度調整トレーン109k又は温度調整回路127qごとに、制御値及び/又は調整値の実際値を検出するための1つ又は複数の測定手段118V,1;118V,2;118R;120、例えば温度ΘV;ΘRを検出するための少なくとも1つの温度センサ118V,1;118V,2;118R及び/又は体積流量Φ1を検出するための少なくとも1つの通流量測定部材120を備えてよい。システム101のモジュールの拡張のために制御装置及び/又は調整装置に、既に、実現された拡充ステップにおいて実際に作動させられるもしくは作動させられているよりも多くのアナログ又はデジタルの制御手段及び/又は調整手段117pを用意してよいもしくは設けてよい。温度センサ118V,1;118V,2として構成された少なくとも1つの測定手段118V,1;118V,2は、温度調整アセンブリ側もしくはモジュール側やトレーン側で、例えば温度調整トレーン109kもしくは温度調整回路127qの送り路に設けてよく、送り路における温度ΘV,1の信号を送信することができる。複数の温度調整センサ118V,1;118V,2;118R、例えばアセンブリ側のもしくはモジュール側の又は少なくともアセンブリの傍もしくはモジュールの傍の温度センサ118V,118R及び図示されていない機能部分の傍の温度センサを送り路に設けてよく、又は、好適には1つ又は複数の送り側の温度センサ118V,1;118V,2に対して追加的に、温度センサ118Rを、例えば外側の温度調整部分回路109k、略して部分回路109k及び/又はアセンブリ側の温度調整部分回路126q、略して部分回路126qの温度調整回路127qの戻し路に設けてよい。好適には、(例示的に他図、例えば図6参照)モジュール側に、少なくとも1つの送り側の温度センサ118V,1;118V,2に対して追加的に、温度ΘRを検出するための戻し側の温度センサ118Rが設けられており、その測定値並びに少なくとも1つの送り側の温度センサ118V,1;118V,2の測定値は、制御手段及び/又は調整手段117Pに送られて、そこで考慮される。1つの改良態様では、送り側の2つの温度センサ118V,1;118V,2を設けてよく、この場合、例えば第1の温度センサ118V,1を、冷却を及ぼす調節部材113の下流側、例えば弁113又は弁113に後置された渦流チャンバ135とポンプ129との間に設けてよく、第2の温度センサ118V,2を、加熱を及ぼす調節部材114の下流側、例えば加熱アセンブリ114と出口107iとの間に設けてよい。
これに対して追加的に、又は温度調整回路127qにおいて循環する体積流量が温度調整の目的で変更される温度調整装置112lの1つの態様では、通流量測定部材120として構成された測定手段120を送り路又は戻し路に設けてよく、この場合、この通流量測定部材120は、モジュール側で又はトレーン側で温度調整回路17qの送り路又は戻し路に設けてよい。前述の意味において「実際の」又は「見かけの」一次回路119との交換により、つまり少なくとも共通の送り管路123及び共通の戻し管路124との交換により温度調整すべき図示された温度調整装置112lの態様では、1つ又は複数の温度センサ118V,1;118V,2;118Rに対して追加的に、通流量測定部材120として構成された測定手段120を部分回路126qの送り路又は戻し路に設けてよく、この場合、この通流量測定部材120は、好適にはモジュール側で温度調整トレーン109kもしくは部分回路126qの送り路又は戻し路に設けられている。
1つ又は複数の測定部材118V,1;118V,2;118R;120の信号は、例えば該当する制御手段及び/又は調整手段117pに供給され、そこで目標基準値及びアルゴリズムに応じて処理され、調節部材113;114に作用する調節信号が形成される。その際、温度回路127qが冷却に関する第1の調節部材113に後置された測定部材118V,1だけではなく加熱アセンブリ114に後置された測定部材118V,2も有する場合、第1の調整部材113を調整する調整回路に対する第1の温度センサ118V,1の測定値及び第2の調整部材114を調整する調整回路に対する第2の温度センサ118V,2の測定値が考慮されかつ処理される。
1列又は複列の温度調整アセンブリ101の、もしくはモジュール式の態様の場合温度調整アセンブリ101の複数、好適には全てのモジュール102;103,102';103'の接続モジュール103;103'の複数、特に全ての温度調整回路109kは、その温度調整のために、前述の意味において実際の又は見かけの一次回路119、例えば一次循環路119の、温度調整流体により通流可能な同一の送り管路123に連結されているもしくは連結可能であり、該当する温度調整装置112lを介して温度調整可能である。連結は、原則的に、任意の方式で、一次回路119、つまり少なくとも送り管路123及び戻し管路124と、連結された温度調整回路もしくは二次回路109kとの間で熱エネルギが交換可能であるように、構成されている。
これは、1つの態様では、例えば完全な流体交換のもとで、それぞれ連結された二次回路109kが、相応の、モジュール102;103,102';103'に設けられた接続管路121;122、例えば管路区分121;122を介して、一次回路119のループとして、つまり送り管路123と戻し管路124との間の接続部として構成されていて、温度調整流体により通流されることにより行うことができる。温度調整流体は、その全体が、実際の又は見かけの一次回路119から取り出され、二次回路109kの通流後に完全に一次回路119の戻し管路124に戻される。この場合、二次回路109kにおいて、つまり該当する一次回路ループにおいて循環する体積流量は、例えば調整部材113、例えば調整可能な又は制御可能な弁113を介して変更可能に構成されているもしくは変更される。この場合、この弁113は、好適にはモジュール側に、例えば一次回路送り路(例えば送り管路123)と流体出口107iとの間、又は温度調整流体入口111jと一次回路戻し路(戻し管路116)との間の接続管路121;122のうちの1つに配置されている。この場合、一次回路119、つまり送り管路123及び戻し管路124におけるそれぞれの分岐部と出口104もしくは入口106との間のモジュール側の管路区分123r;124r、つまり接続管路121;122は、例えばここでの意味において、温度調整トレーン109kとの連結により形成すべき二次循環路127q(q∈N、好適にはq≦n、例えばq=1、2…n)の内側もしくはモジュール側の部分回路126q(q∈N、好適にはq≦n、例えばq=1、2…n)を形成する。この場合、一次回路119と入口106もしくは出口104との間の接続部材121;122並びに場合により調整部材113は、相俟って、熱的な連結つまり熱結合のための手段(113,121,122)を形成する。
流体技術的に完全に分離した1つの態様では、熱結合は、純粋な熱交換を介して、例えばモジュール102;103,102';103'に対応して配置された熱交換器を介して行うことができる。この熱交換器は、一次回路側で、例えば一次回路ループから、つまり送り管路203と戻し管路204との間の接続部から通流される。二次回路側では、熱交換器は、二次回路109kの循環する温度調整流体により通流され、この場合、二次回路側で、温度調整流体出口107iと熱交換器との間、並びに温度調整流体出口111jと熱交換器との間にそれぞれ接続部材を設けてよい。この場合、温度調整流体入口111jと温度調整流体出口107iとの間のこのモジュール側の管路の経路は、例えば内側もしくはモジュール側の部分回路126qを形成する。伝達すべき熱流は、ここでは例えばこのモジュール側の部分回路126q(例えば接続部材のうちの1つ)に、又好適には一次回路側で一次回路ループの流れ経路に配置された、体積流量に影響を与える調整部材113、例えば調整可能又は制御可能な弁113を介して、変更可能に構成されている、もしくはこの弁113により変更される。一次回路側並びに二次回路側の接続部材、熱交換器及び場合により調整部材113は、この場合、熱結合のための手段(113,121,122)を形成する。
以下に説明する好適な態様では、温度調整流体出口107i及びこれに対応して配置された温度調整流体入口111j(但しi=j)は、モジュール側で相互に流体技術的に接続されている。このモジュール側の接続部(少なくとも1つの管路区分128を介する)は、モジュール側の部分回路126qとして、第2の部分回路109kとしての、部分回路126qに連結された外側の温度調整トレーン109kと相俟って、二次循環路127qを形成する。二次循環路127qにおいて、温度調整流体又は温度調整流体の少なくとも一部が循環するもしくは循環可能である。この二次回路127qもしくは部分回路109kから離間する温度調整流体を温度調整するために、必要な場合、循環する流体体積流量の一部は、一次回路119、つまり少なくとも送り管路123からの流体により交換可能であり、この場合、同時に相応の量の温度調整流体が温度調整回路から戻し管路124に送出される。これは、一次回路送り路、例えば送り管路123もしくはその管路区分123r及び一次回路戻し路、例えば戻し管路124もしくはその管路区分124rとの、モジュール102;103,102';103'に対応して配置されたそれぞれ1つの接続部121;122、例えば二次循環路127qの接続管路121;122を介して行われる。この場合、温度調整アセンブリもしくはモジュール式の態様ではモジュール102;103,102';103'において、それぞれ1つの温度調整流体出口107i及び1つの温度調整流体入口111jが相互に対応して配置されており、温度調整流体出口107i及び温度調整流体入口111jは、アセンブリ側もしくはモジュール側で、つまり温度調整アセンブリ101もしくは各モジュール102;103,102';103'、例えば接続モジュール103;103'において(及び場合によりベースモジュール102;102'においても)、相互に、場合により選択的に中断可能もしくは閉鎖可能に管路接続されている。温度調整のために一次回路119もしくは送り管路123及び戻し管路124と交換すべき流体量は、例えば制御手段及び/又は調整手段117pにより応答可能な、調整可能なもしくは制御可能な、調整手段113としての少なくとも1つの弁113を介して制御されるもしくは調整される。一次回路119と二次回路もしくは二次循環路127qとにおける圧力比に応じて、調整可能な又は制御可能な弁113は、単に2方向制御弁として、一次回路119との両方の接続部121;122のうちの1つに、又は、モジュール側の部分回路126qにおいて一次回路送り路及び一次回路戻し路に通じる両方の分岐部の間に配置された管路区分128に設けてよい。例えば圧力変動に対する影響をあまり受けない好適な態様では、調整可能な又は制御可能な弁113は、多方向制御混合弁113として、例えば3方向制御混合弁113並びに4方向制御混合弁として構成されており、これにより、循環する流体と貯蔵すべき一次回路流体との間の混合比は直接に制御可能である又は調整可能である。一次回路119もしくは送り管路123及び戻し管路124と二次循環路127qとの間の接続部材121;122並びに場合により調節部材113は、この場合、それぞれ熱結合のための手段113,121,122を形成する。逆方向の送り管路と戻し管路との間の短絡接続流れが中断される好適な態様では、少なくとも1つの、但し好適には全ての温度調整装置112lに対して、例えば接続部材121;122のうちの1つ又は場合により管路区分128に、所定の流れ方向に流れを制限する構成部材130、特に逆止弁130が設けられている。
原則として、熱エネルギの交換の前述の方式に関わらず、モジュール側で二次回路109kもしくは循環路として構成された二次循環路127qに、流体を駆動する駆動手段129、例えばポンプ129又はタービン129が設けられている。
モジュール式の態様の場合、好適には、接続モジュール103;103'もしくは温度アセンブリ101の各接続モジュール103;103'及びベースモジュール102;102'に、送り管路123もしくは戻し管路124を形成するためにそれぞれ管路区分123r;124rが設けられている。これらの管路区分123r;124rは、システムサイズに応じて、別の接続モジュール103;103'又はベースモジュール102;102'の相応の管路区分123r;124rに連結してよい。送り路を形成する管路区分123の連結は、この場合、入口側で、つまり入口106で、流体経路において前置された接続モジュール103;103'の該当する管路区分123rの出口131に対して行われる、又はベースモジュール102;102'の供給出口104で行われる。戻し路を形成する管路区分124rの連結は、出口側で、つまり出口132で、流体経路において前置された接続モジュール103;103'の、戻し路に該当する管路区分124rの入口133に対して行われる、又はベースモジュール102;102'への戻し路に対する入口134で行われる。接続すべき管路区分123r;124rの連結は、それぞれ例えば概略的に示唆されただけの解除可能な、例えばインタフェース136を形成する接続部136、例えばフランジ接続部136を介して行われる。
従って、前組付け可能なもしくは前組付けされた構成ユニット103;103'として構成された接続モジュール103;103'は、例えば、インタフェース対偶107i;111iごとに連結可能な複数の外側の温度調整回路109kに対する複数のインタフェース対偶107i;111i、例えば用意された接続管片107i;111iと、少なくとも1つの調節部材113;114及び駆動手段129と、送り路及び戻し路に対してそれぞれ設けられた管路区分123r;124rと、純粋な熱エネルギ交換の場合には熱交換器又は少なくとも部分的な流体交換を有する好適な態様においては形成すべき一次循環路119の各管路区分123r;124rに対する接続部121;122とを備える。
モジュール式に構成された温度調整アセンブリ101の簡単な態様では、ベースモジュール102に対して最も離れて位置する接続モジュール103;103'は、一次回路119に関して、例えば各管路区分123r;124rの、ベースモジュールから遠い方の端部が好適には着脱可能な終端部材137、例えば着脱可能な蓋137により閉鎖可能であるもしくは閉鎖されることにより、終端部を形成することができる。これは、同様に温度調整アセンブリの、非モジュール式の、例えば1列又は複列の態様における送り管路123及び戻し管路124の、ベースモジュールから遠い方の端部にも当てはまる。但しこの場合、端部は、製造工場側で既に閉じてよく、又は固く閉鎖してよい。
1つの変化態様では、温度調整アセンブリ101の、もしくはベースモジュール102に対して最も離れて位置する接続モジュール103;103'の送り管路123及び戻し管路124は、最後の取出し箇所の下流側における送り管路123もしくは管路区分123rと最初の戻し箇所の上流側における戻し管路124もしくは管路区分124rとの間にバイパス138、例えばバイパス管路138を備え、これにより、必要な場合送り管路123及び戻し管路124を通る最小の流れが保証される。これは、例えば始動前や流体消費量が僅かな場合でも好適である。必要な場合にバイパス138を通る通流量を強制的に得るために、説明されていない1つの態様では、例えばベースモジュール102;102'の管路区分123r;124rに、一次回路119において流体を所望される流れ方向で圧送するポンプ139を設けてよい。
好適な1つの態様では、強制的な流れを惹起するこのようなポンプ139は、送り管路123及び戻し管路124の流体貯蔵部から遠い方の端部の間に配置されたバイパス管路138に設けられているもしくは設けてよい。
バイパス管路138及びポンプ139は、モジュール式に構成された温度調整アセンブリ101の1つの変化態様によれば、後付け可能であり、例えば現場で、例えば蓋137に代えて、その他は標準的に構成された接続モジュール103;103'に組付け可能である又は組み付けられているもしくは組み付けられる。この場合、温度調整アセンブリ101の、一次回路119に関して終端部を形成する部分は、その他は標準的に構成された接続モジュール103の一部変更もしくは補足により形成される。但し、別の1つの変化態様では、温度調整アセンブリ101に対して、端部区分141;141';142、例えば終端モジュール141;141';142として構成されたモジュール141;141';142を設けてよい。この端部区分141;141';142は、既に前組付け可能なもしくは前組付けされた構成ユニット141;141';142としてバイパス138とポンプ139とを所定の構成要素として備える。この場合、例えば前述の方式で既に工場側で一部変更された接続モジュール141を終端モジュール141;141'として設けてよい。しかも、流体技術的な観点において、一次回路119の終端部だけを、例えばバイパス管路138及びポンプ139だけを提供し、例えば温度調整回路109kに対するインタフェース107i;111iを有さずにもしくは温度調整装置112lを有さずに構成された終端モジュール142を設けてもよい。このような終端モジュール142は、例えばその他に、前述の温度調整アセンブリ101に場合により全体的に対応して配置された調整装置及び/又は制御装置143(下記参照)、及び/又は、例えば入力機能及び/又はディスプレイを備えるオペレータインタフェースを有してよい。
温度調整アセンブリ101の非モジュール式の態様でも端部区分142を設けてよい。この端部区分142は、前述の温度調整アセンブリ101に場合により全体的に対応して配置されたかつ/又はその上位の調整装置及び/又は制御装置143(下記参照)、及び/又は例えば入力機能及び/又はディスプレイを備えるオペレータインタフェース144を有してよい。この端部区分142は、この場合でも、モジュールと同様に、温度調整アセンブリの残りの構成要素に接続可能なもしくは接続されたかつ必要な場合には分離可能なエンクロージャ142として構成してもよい。
温度調整アセンブリ101の少なくとも1つの、特に少なくとも流体貯蔵部176に最も近く位置する温度調整装置112l、もしくはモジュール式の場合モジュール102;103;102';103'又は複数のモジュール102;103;102';103'のうちの少なくとも1つの、特に接続モジュール103;103'もしくは各接続モジュール103;103'の少なくとも1つの温度調整装置112lは、加熱アセンブリ114として構成された調節手段114を備える。この調節手段114により、温度調整回路109kに送出すべき温度調整流体を加熱することができる。温度調整アセンブリ101もしくは接続モジュール103;103'の好適な1つの態様によれば、温度調整アセンブリ101もしくはモジュール103の各温度調整装置112lに加熱アセンブリ114が装着可能である又は装着されて構成されている。そのために、該当する温度調整回路127qのアセンブリ側もしくはモジュール側の流体を案内する管路に、特に内側の部分回路126qの管路区分128;146;147に、好適には部分回路126qの、ポンプ129と温度調整流体出口107iとの間に位置する管路区分146に、加熱アセンブリ14が設けられている又は少なくとも設置可能である。温度調整アセンブリ101の、加熱能力に関してモジュール式の態様では、例えば温度調整装置112lにおいて、該当する管路区分128;146;147に、既に1つのインタフェース148が設けられており、このインタフェース148に、加熱アセンブリ114が接続可能である、もしくは、インタフェース148に、加熱アセンブリ114が装着可能である。好適な1つの改良態様によれば、インタフェース148は、例えば複数の加熱アセンブリ114、例えば加熱ロッド114として構成された複数のアセンブリ114を装着可能に構成されている。これにより、加熱能力は、該当する温度調整回路127qの加熱能力要求に最適に適合させることができる。温度調整回路127qもしくはこれにより温度調整すべき機能部分(205;208;209;211;217;221;222d';222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')が加熱を要求しない場合、対応して配置された部分回路126qにおいて、加熱アセンブリ114の装着を省いてよく、1つの態様では、場合によりこれにより開いたインタフェースを例えば閉鎖してよい、又は別の1つの態様では、バイパス管路もしくは盲管を設けてよい。
温度調整出口107iもしくは温度調整トレーン109kもしくは部分回路126q又は温度調整装置112lに対応して配置された前述の制御手段及び/又は調整手段117p、例えば電子回路117p及び/又はアルゴリズム117pは、(例えば図12に関して)詳しく後述される好適な第1の態様では、それぞれ構造的にかつ/又は空間的に相互に分離して独自の調整装置及び/又は制御装置143p(p∈N、好適にはp≦n、例えばq=1、2…n)、(以下、略して制御装置143pと記載する)に設けてよい、又は、第2の態様では、温度調整アセンブリ101の各区分102;102';103;103';141;141'又はモジュール102;102';103;103';141;141'に対応して配置された制御手段及び/又は調整手段117pは、まとめて、各区分102;102';103;103';141;141'又はモジュール102;102';103;103';141;141'に対応して配置された調整装置及び/又は制御装置143もしくはまとめられた制御装置143pのグループに設けてよい、又は、第3の態様では、温度調整アセンブリ101に対して設けられた温度調整装置112lもしくはモジュール102;102';103;103';141;141';142にわたって、全ての温度調整装置112lもしくは区分又はモジュール102;102';103;103';141;141'の制御手段及び/又は調整手段117pは、共通の1つの制御装置及び/又は調整装置143に設けてよい。
温度調整アセンブリ101の部分回路126qを制御するもしくは調整するために、好適には、複数の温度調整装置112lもしくはモジュール式の場合モジュール102;102';103;103';141;141';142にわたる信号接続部149、例えば包括的な線路システム149、例えばバスシステム149又はネットワークシステム149、好適にはプロフィバス(Profibus)システム149を設けてよく、その際、モジュール式の態様の場合モジュール102;102';103;103';141;141';142に対応して配置された部分部材149r、例えば信号線路区分149rが、好適にはモジュール102;102';103;103';141;141';142の間でインタフェース151を介して解除可能に接続されているもしくは接続可能である。
第3の態様の場合、全ての温度調整装置112lもしくはモジュール102;102';103;103';141;141'の調節部材113;114及び/又は測定手段118V;118R;120は、信号技術的に、線路システム149もしくはモジュールにわたる線路システム149の部分部材149rに接続されている、又は、例えばバスシステム又はネットワークシステム149として構成された線路システム149に「引き込まれている」ので、信号処理及び/又は制御もしくは調整は、制御手段及び/又は調整手段117pを含む上位の調整装置及び/又は制御装置143、例えば制御装置143から行われる。制御手段及び/又は調整手段117pにおいて進行するプロセスの処理の他に、上位の制御装置143は、例えば部分回路126qからの測定値の上位の監視に、かつ/又は調整パラメータ及び/又はプロセスパラメータに対する目標値の設定に、かつ/又はバスシステム又はネットワークシステム149の運転のためのマスタとして、かつ/又は印刷機201;201';201''もしくはそのガイドスタンドから得られるプロセス値PM(例えば設定された又は測定された状況パラメータ、例えば目下の機械速度)の受取り及び処理に、かつ/又は命令に用いられる。
第2の態様の場合、各区分102;102';103;103';141;141';142もしくは各モジュール102;102';103;103';141;141';142の調節部材113;114及び/又は測定手段118V;118R;120は、グループごとに、各区分102;102';103;103';141;141';142もしくはモジュール102;102';103;103';141;141';142において、信号技術的に、区分に関するもしくはモジュール独自の制御装置143pもしくは制御装置143pのグループに接続されており、制御装置143pもしくは制御装置143pのグループ自体は、信号技術的に、線路システム149もしくはモジュールにわたる線路システム149の部分部材149rに接続されており又はこれに「引き込まれて」おり、これにより、場合により追加的な上位の制御装置143に信号接続されている。この場合、上位の制御装置143は、例えば温度調整装置112lもしくは部分回路126qからの測定値の監視に、かつ/又は調整パラメータ及び/又はプロセスパラメータに対する目標値の設定に、かつ/又はバスシステム又はネットワークシステム149の運転のためのマスタとして、かつ/又は印刷機201;201';201''もしくはガイドスタンドから得られるプロセス値の上位の受取り及び処理に、かつ/又は命令に用いられる。
第3の態様の好適な場合、温度調整アセンブリ101もしくは各モジュール102;102';103;103';141;141'の全ての温度調整装置112i又は温度調整回路127qの調節部材113;114及び/又は測定手段118V;118R;120は、調整すべきもしくは制御すべき部分回路126pごとに、信号技術的に、対応して配置された独自の調整装置及び/又は制御装置143p(略して制御装置143p)に接続されており、調整装置及び/又は制御装置143pは、それ自体、信号技術的に、線路システム149もしくは該当する部分部材149rに接続されており又は好適にはこれに「引き込まれて」おり、場合により更に、例えば追加的な上位の制御装置143に信号接続されている。この場合、上位の制御装置143は、例えばやはり、部分回路126qからの測定値の上位の監視に、かつ/又は調整パラメータ及び/又はプロセスパラメータに対する目標値の設定に、かつ/又はバスシステム又はネットワークシステムの運転のためのマスタとして、かつ/又は印刷機201;201';201''もしくはガイドスタンドから得られる、電子回路117p及び/又はアルゴリズム117pの作業方式に影響を与えるプロセス値の上位の受取り及び処理のために、かつ/又は命令に用いられる(例えば例示的に示された図3及び図4、並びに図12に関する例示的な記載参照)。
温度調整回路もしくはモジュールにわたる信号接続部149と同様に、共通の供給線路152を介する電気的なエネルギの供給部を設けてよく、その際、モジュール式の場合モジュール102;102';103;103';141;141';142に対応して配置された部分部材149r;152rは、好適にはモジュール102;102';103;103';141;141';142の間でインタフェース153を介して解除可能に接続されているもしくは接続可能である。
既に述べたように、ベースモジュール102;102'は、一次回路119用の温度調整流体を用意するための温度調整装置を備える。原則として、流体を温度調整する温度調整装置171は、任意の形で、熱エネルギとして、一次回路流体と交換するように、特に一次回路流体を冷却するように構成してよい。好適には、流体を冷却する温度調整装置171は、単に、熱接触に基づく、つまり流体交換のない温度調整装置171として構成されている。温度調整装置171は、例えば温度調整アセンブリ101もしくはベースモジュール102;102'に対応して配置された冷熱源171(もしくは低温部)、例えば温度調整アセンブリ101もしくはベースモジュール102;102'に設けられたアセンブリ、例えば冷熱機械であってよく、これは、一次回路流体との熱接触により、一次回路流体を、ある種の熱交換器のように温度調整し、特に冷却する。好適な態様では、装置101は、流体を温度調整する、特に冷却する温度調整装置171として熱交換器171を備え、熱交換器171は、一方の側で、例えば前述の意味において一次回路119の側で、温度調整すべき温度調整流体、例えば一次回路流体により通流されているもしくは通流され、他方の側で、温度調整媒体173により通流されているもしくは通流される。温度調整媒体173は、例えば外部から、温度調整アセンブリ101に直接には対応して配置されていない源172、例えば熱源及び冷熱源に起源する。この源172は、例えば別の位置に配置された、例えば別の目的のために設けられた冷却装置172、例えば冷熱機械172であってよく、冷却装置172により、温度調整媒体173として例えば周囲温度を下回る、例えば15℃より低い、特に12℃より低い冷却流体が用意される。
温度調整装置171の構成とは関係なく、温度調整装置171は、原則として、送り管路123又は戻し管路124に、又は流体貯蔵部176に、つまり温度調整を目的として一次回路119を通流する流れに配置してよい。但し、好適な態様では、温度調整装置171は、温度調整回路127qを温度調整する一次回路流れの流路に直接には配置されておらず、調整回路の、充填ポンプ回路174とも云われるバイパス174に配置されている。バイパス174は、送り管路123に対して並列に、流体供給部、例えば流体貯蔵部176から分岐して、再びこれに開口する。流体貯蔵部176は、温度調整される一次回路流体用の供給容器として用いられる。一次回路流体は、バイパス流れを介して温度調整装置171により連続的又は非連続的に温度調整可能である。そのために、バイパス流れに、充填ポンプ177ともいわれるポンプ177が設けられている。好適には、バイパス流れ用の温度調整流体は、流体貯蔵部176の上側域で取り出され、より深い位置にある域に戻される。その逆に、一次回路119もしくは送り管路123用の温度調整流体は、より下側に位置する域で取り出され、より上側で流体貯蔵部176に戻される。流体貯蔵部176の取出し域に存在する流体の温度Θ176は、一次回路119に供給されるもしくは供給すべき温度調整流体の温度TV,vにほぼ一致し、例えば約7℃〜15℃、好適には約8℃〜12℃である。
この場合、モジュール式に構成されたベースモジュール102;102'の構成要素は、既に工場側で用意される、例えば送り管路123及び戻し管路126qに対する少なくとも管路区分123r;124r、並びに少なくとも、一次回路流体とその温度調整のために間接又は直接に作用接続されている温度調整装置171である。好適には、モジュール102は、既に工場側で用意され、追加的に、流体貯蔵部176並びにポンプ177を備えるバイパス174と、熱交換器171として構成された温度調整装置171を備える態様では、例えば更に外部の源172に通じる管路に接続するための接続部を備える、熱交換器171において分岐する管路区分とを含む。
温度調整アセンブリ101もしくは各モジュール102';103';141'、例えばベースモジュール102'及び/又は1つ又は複数の接続モジュール103'の好適な改良態様では、第1の温度レベルの温度調整流体の他に、第2の温度レベルの温度流体が設けられている。第2の温度レベルの温度流体により、温度調整アセンブリ101もしくは少なくとも1つのモジュール102;103;141の少なくとも1つの温度調整回路127q又は温度調整装置112lが、温度調整可能であり、好適には前述のように弁113を介して流体技術的に連結可能である。この場合、その流体は、第2の温度調整装置178により温度調整可能である。この少なくとも1つの温度調整回路127qに、第2の供給送り管路156、略して送り管路156、及び第2の供給戻し管路157、略して戻し管路157が通じる。これらの管路は、前述の意味で、「実際の」循環路を形成するようにバイパスを介して接続されていてよい、又は「見かけの」循環路を形成するように端部側でそれぞれ閉鎖されていてよい。これに関わらず、温度調整回路127qの供給側で、管路の経路は、既に第1の温度調整流体の場合のように、第2の一次回路154と云われる。この第2の一次回路154に、単に1つ又は2つの温度調整回路127q、例えばより高い許容運転温度の構成要素の温度調整回路127qを連結してよい(下記参照)。
モジュール式の構造の場合、第1の一次回路154の温度調整流体は、好適には同様に相応に構成されたベースモジュール102'により提供される、もしくは他の場合、例えばベース区分102'又はベースキャビネットにおいて提供される。そのために、ここでは詳しくは説明しない、少なくとも許容される温度範囲にある第2の温度TV,2、例えば第1の一次回路119に対して用意される流体の温度TV,vとは異なる温度TV,2、例えば周囲温度により近い温度TV,2の温度調整流体を用意するための第2の装置が設けられている。流体は、モジュール式の構造の場合、第1の一次回路の状況に対して比較可能であり、詳しくは表示されていない出口で、連結すべき接続モジュール103'の、詳しくは表示されていない入口、例えば送り側の供給入口に送り出すことができる。この場合、第2の一次回路154に連結可能な少なくとも1つの温度調整回路127qもしくは部分回路126qを備えて構成されたモジュール102';103'に対応して、例えばそれぞれ1つの管路区分156t;157tが配置されており、管路区分156t;157tは、場合により1つ又は複数の別のモジュール102';103'の1つ又は複数の管路区分156tと相俟って、一緒に、第2の一次回路154の送り管路156を形成する。やはりこのモジュール102';103'に対応して、それぞれ1つの管路区分157tが配置されており、管路区分157tは、場合により1つ又は複数の別のモジュール102';103'の1つ又は複数の管路区分157tと相俟って、一緒に、第2の一次回路154の戻し管路157を形成する。
1つの態様では、温度調整アセンブリ101もしくは第2の一次回路154の管路区分156t;157tを有するモジュール102';103'の1つ又は複数の温度調整回路127qもしくは部分回路126qは、第2の一次回路154だけに連結可能であってよいもしくは連結してよい、特に流体技術的に接続可能であってよいもしくは接続してよい。この場合、別の1つもしくは複数の温度調整回路109kもしくは部分回路126qは、例えば第1の一次回路119だけに連結可能であってよいもしくは連結してよい、特に流体技術的に接続可能であってよいもしくは接続していてよい。
但し、1つの改良態様では、温度調整アセンブリ101もしくは第2の一次回路154の管路区分156t;157tを有するモジュール102';103'の少なくとも1つの温度調整回路127qもしくは部分回路126qは、選択的に、第1の一次回路119及び第2の一次回路154に連結可能であってよいもしくは連結していてよい、特に流体技術的に接続可能であってよいもしくは接続していてよい。そのために、例えばそれぞれ1つの接続部158;159は、例えば該当する二次循環路127qの接続管路158;159を介して、第2の一次回路154の送り路、例えば送り管路156もしくは管路区分156tと、第2の一次回路154の戻し路、例えば戻し管路157もしくは管路区分157tとに接続されている。第1の一次回路119又は第2の一次回路154からの流体による温度調整回路127qもしくは部分回路126qの供給の交換、もしくは第1の一次回路119又は第2の一次回路154からの流体による流体交換は、原則として、接続管路121;122;158;159に設けられた任意に制御可能な弁及び/又はフラップにより行うことができる。好適な1つの態様では、この態様により、両方の一次回路119;154の間の確実で、関連する、例えば強制連結された切換が保証されており、接続管路121;122の、送り路及び戻し路として温度調整回路109kもしくは部分回路126に開口する管路区分121.1;122.1が、同一の弁ブロック161の2つの接続部162;163に接続されている。接続部162;163は、それぞれ弁ブロック161の切換状態に応じて、弁ブロック161の内側で流体技術的に、選択的に2つの接続部164;166において第1の一次回路119の送り路及び戻し路に通じる管路区分121.2;122.2に、かつ別の2つの接続部167;168において第2の一次回路154の送り路及び戻し路に通じる接続管路158;159に接続されている(図11参照)。弁ブロック161は、例えばピストンスライダロッドにより機械的に強制連結された、例えば終端位置が監視されるある種の2つのY−切換器のように構成されている。両方のY−切換器は、この場合逆平行に通流される。弁ブロック161、特に協働する両方のブロック部分のうちの可動部分は、調節部材169により、例えば磁力に基づくアクチュエータ169により切換可能である。
2つの一次回路119;154を備える温度調整アセンブリ101もしくはモジュール102';103';141'の態様では、第1の一次回路119、温度調整回路127qの構造、一次回路119に対する熱結合の方式、制御もしくは調整、及び機械001の単一又はグループ化された機能部分(205;208;209;211;217;221;222d';222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d;216d;227d';227d'')に対する連結に関して述べられたことが、第2の温度調整回路154に該当する構成に対して追加的に用いられる。これとは逆に、2つの一次回路119;154を有する温度調整アセンブリ101もしくは2つの一次回路119;154を有するモジュール102';103';141'の態様に対して、そのための構成にとって特有ではない場合、第1の一次回路119を有する態様に基づいて例示的に説明されたものを用いてよい。図面において、そのために、部分的に括弧で代用して、区分102';103';141'もしくはモジュール102';103';141'のアポストロフィ付きの符号が記入されており、図6において、接続区分121.1;122.1による転用に関する示唆が成されている。
第2の一次回路154を有する温度調整アセンブリ101もしくはモジュール102';103';141'の態様では、ベースモジュール102'は、第2の一次回路154用の温度調整流体を用意するための第2の装置を備える。原則として、第2の一次回路154の流体を温度調整する温度調整装置178は、任意の方式で、熱エネルギとして、第2の一次回路154の一次回路流体と交換を行うように、特に一次回路流体を冷却するように構成してよい。これは、例えばシステム101に、特にベースモジュール102'に対応して配置された冷熱源178、例えばベースモジュール102'に設けられた冷熱機であってよく、冷熱源178、例えば冷熱機は、第2の一次回路154の一次回路流体との熱接触により、一次回路流体を、ある種の熱交換器のように温度調整し、特に冷却する。
但し好適な1つの態様では、装置101は、第2の一次回路154の流体を温度調整する、特に冷却する温度調整装置178として、熱交換器178を備え、熱交換器178は、この一次回路154の側で、温度調整すべき一次回路流体により、別の側で、温度調整媒体179により通流されているもしくは通流される。温度調整媒体179は、例えば外部で、非直接に温度調整アセンブリ101に対応して配置された源181に起源する。この源181は、原則として、熱源及び/又は特に冷熱源であってよい。但し特に好適な1つの態様では、源181は、水の管路網、例えば未使用又は使用済みの水の管路における接続部181により得られ、源181により、温度調整媒体179、例えば水道水にとって通常の範囲の温度を有する水道水が提供される。
消費器の一部、つまり温度調整アセンブリ101にその温度調整のために接続すべきアセンブリ及び/又は機能要素の一部、例えば周囲温度を上回る運転温度を有するアセンブリ及び/又は機能要素を、より高い温度から、より低いが但し周囲温度を上回る温度に冷却しなければならない場合、温度調整アセンブリ101もしくはモジュール102';103'の少なくとも1つに、第2の一次回路154、及びこの第2の回路154に対する前述の連結を有する少なくとも1つの温度調整回路127qもしくは部分回路126qを設けてよい。第1の一次回路119に対する1つ又は複数の温度調整回路109kもしくは部分回路126qの連結部は、この場合、コスト的な理由から省いてよい、又はモジュール102'の多様性を高めるために追加的に設けてよい。このような高い運転温度を有する消費器の温度調整回路127qもしくは部分回路126qは、例えば第2の一次回路154に対する連結部の他に、運転準備の迅速な到達のために、加熱アセンブリ114、例えば別の温度調整回路127qもしくは部分回路126qに対してより強く構成される又は数倍に設計された加熱アセンブリ114(上記参照)を有してよい。
設備001もしくは機械201;201'に使用するために設けられたモジュール式の温度調整アセンブリ101には、例えば両方の一次回路119;154に対して用意されたそれぞれ1つのベースモジュール及び接続モジュール102';103'及びそれに続いて専ら第1の一次回路119に対して用意された1つ又は複数の接続モジュール103;141並びに独自に設けられた終端モジュール141;142を設けてよい。
第2の一次回路154の一次回路流体に熱的、特に流体技術的に連結された温度調整流体を用いた、高い運転温度を有する消費器の温度調整により、通常、一次回路119内で循環する、少なくとも送り側で周囲を下回る温度レベルにある流体を冷却するために及ぼされ得る冷熱出力を節約することができる。
前述のように、部分回路126qを制御するかつ/又は調整するための好適な第1の態様では、温度調整流体出口107iもしくは温度調整回路127qもしくは部分回路126qに対応して配置された制御手段及び/又は調整手段117qは、それぞれ構造的にかつ/又は空間的に相互に分離して独自の制御装置143pに設けられている(図12参照)。制御装置143pの好適な1つの態様では、この制御装置143pは、例えば考慮すべき温度信号の数に関して、かつ/又は(部分的な)流体交換を有する又は有しない温度調整装置112の構成及び/又は通流量測定器の使用に関して、かつ/又は調整すべき調節値に関して、それぞれ異なる拡充ステップの実現に関係なく、標準的に統一して構成された調整モジュール143p及び/又は制御モジュール143p、略して制御モジュール143pとして、全体的な既に用意されたアルゴリズム117p及び/又は全体的な使用された又は使用されないインタフェース188;189;191;192;193;194を備えて構成されている。それぞれのモジュール102;102';103;103';141;141';142の少なくとも各部分回路126qにおいてもしくは各部分回路126qに対して、そこに設けられたもしくは設けるべき制御モジュール143pは、論理的なユニット190例えばマイクロプロセッサ190又はマイクロコントローラ190を備え、マイクロプロセッサ190又はマイクロコントローラ190は、例えば回路117p又はアルゴリズム117pとして構成された制御手段及び/又は調整手段117pを有する。更に、制御モジュール143pは、インタフェース187、例えばバス接続部もしくはネットワーク接続部187、特にバスカプラ187を備え、インタフェース187を介して、制御モジュール143pは、モジュールにわたる信号接続部の部分部材149rに連結可能であり、例えば信号接続部に引き込むことができる。更に、制御モジュール143pは、インタフェース196を備え、インタフェース196を介して、制御モジュール143pは、例えばモジュールにわたる電圧供給部に接続することができるもしくは接続されている。
制御に関するかつ/又は調整に関する測定値を受信するために、制御モジュール143pは、標準的に、一連のインタフェース188;189;191を有し、インタフェース188;189;191は、個々の用途において、全てが割り当てられなくてもよいもしくは全てが割り当てられてはいない。例えば少なくとも2つのインタフェース188、特に少なくとも4つ、好適には4つのインタフェース188が、温度センサ118V;118R;(180)の測定値に該当する信号を送信するために設けられている。部分回路126qを制御するもしくは調整するために設けられた1つの構成では、例えば端子により形成された2つのインタフェース188が割り当てられ、送り側及び戻し側の温度センサ118V;118R;(180)で取り出された温度信号のためのそれぞれ1つの信号入力部188を形成する。制御モジュール143pの好適な1つの改良態様では、更に、標準的に、通流量測定部材120の測定値に該当する信号を送信するための少なくとも1つのインタフェース189が設けられている。このインタフェース189は、例えば部分回路126qを制御するもしくは調整するために設けられた、別に形成された構成に設けられており、この構成では、例えばエネルギ流れ(例えば冷熱又は熱出力)を求めるかつ/又は評価するために、追加的に、温度調整装置112lの域に、通流量測定部材120が設けられている。択一的に、このインタフェース189は、制御モジュール143pの1つの構成では、部分回路126qを制御するもしくは調整するために設けてよく、部分回路126qは、通流流れを介して温度調整される一次回路ループを形成する。
最後に、1つの改良態様では、少なくとも2つ、好適には(少なくとも)4つのインタフェース188と、場合により1つのインタフェース189とを備える制御モジュール143pは、標準的に、入力側で、例えば目下の印刷機201;201';201''の機械速度を表すような1つ又は複数のプロセス値Pmに対する信号入力部191として別のインタフェース191を備える。
制御及び/又は調整に関する調節部材に作用するために、制御モジュール143pは、例えば原則として、前述の入力側の態様の各組み合わせと相俟って、標準的に、一連のインタフェース192;193;194、例えば出力インタフェース192;193;194を備え、インタフェース192;193;194は、個々の用途において、やはり全てが割り当てられなくてよいもしくは全てが割り当てられてはいない。例えば弁113の駆動装置に作用する信号、特にアナログの信号(この信号により弁位置が所定の調節範囲内で連続的に調節可能である)を出力するための少なくとも1つのインタフェース192が設けられている。このインタフェース192は、好適には、部分回路126qを制御するもしくは調整するために設けられた構成に割り当てられていて、該当する調節部材113もしくはその駆動装置に信号技術的に接続されている。制御モジュール143pの好適な1つの改良態様では、更に、標準的に、加熱アセンブリ114を切り換えるために、少なくとも1つのインタフェース193、少なくとも3つ、特に3つのインタフェース193が設けられている。この少なくとも1つのインタフェース193は、例えば部分回路126qを制御するもしくは調整するために設けられた、別に形成された構成に設けられており、この構成では、例えば部分回路126qに対応して配置された温度調整回路127qにより、連結された機能部分(208;209;211;217;221;222d';222d'';238;239;231;232;235;241;242;213d';216d';227d';227'')が加熱にも曝されるべきである。この構成の変化形では、前述のように、増加された加熱出力を設定しようとする場合、複数のこのインタフェース193が割り当てられてよい。
最後に、少なくとも1つのインタフェース193、例えば少なくとも1つのインタフェース193、場合により複数のインタフェース193を備える制御モジュール143pの1つの改良態様では、標準的に、出力側で、更にオン/オフ信号を出力するための少なくとも1つのインタフェース194(例えばI/Oポート)を設けてよく、その信号により、温度調整アセンブリ101のアセンブリ又は調節部材、例えば一次回路側に設けられたポンプ177及び/又はポンプ139、及び/又は一次回路119;154の間の切換を惹起する調節部材169もしくはその駆動装置が、2つの運転状態の間で切換可能である。
温度調整アセンブリ101には、同時に、例えば同一に構成されているが、割当てに関して相互に異なって構成された(少なくとも)2つの制御モジュール143pを設けてよい。これらの制御モジュール143pのうちの、部分回路126qを制御もしくは調整するために温度調整アセンブリ101の該当する区分102;102';103;103';141;141'もしくは該当するモジュール102;102';103;103';141;141'に設けられた第1の制御モジュール143pは、第1の態様では、例えば全体で4つのインタフェース188のうちの2つが、入口側で、温度センサ118V;118Rに接続されていて、出口側で、例えば調節部材113もしくはその駆動装置だけに接続されており、この場合、別の残りのインタフェース189;191;193;194は割り当てられていない。この第1の制御モジュール143pの別の1つの改良態様では、入口側で、追加的にインタフェース189が割り当てられ(通流量測定部材120)、かつ/又は出口側で、少なくとも1つのインタフェース193(加熱アセンブリ114)が割り当てられる。その割当てに関して異なって構成された第2の制御モジュール143pは、例えばベースモジュール102;102'に配置された部分回路126qを制御するもしくは調整するため、かつ同時に循環を惹起するポンプ177を調整するために設けられている。そのために、第1の制御モジュール143pの割当てに対して追加的に、入口側で、別のインタフェース188が、例えば貯蔵部176の出口に近い域で流体の温度Θ176を求めるための温度センサ180の信号で割り当てられ、出口側で、ポンプ177をオンもしくはオフ切換するためのインタフェース194が割り当てられる。ベースモジュール102;102'に部分回路126qが設けられていない場合、そこでは第1の制御モジュール143pとは異なる第2の制御モジュール143pが、両方の後者のインタフェース188;194の割当てだけを有する。
それぞれの制御モジュール143pには、追加的にオペレータインタフェース197を設けてよく、オペレータインタフェース197を介して、オペレータは、パラメータ、例えば調整装置に影響を及ぼす調整パラメータ及び/又は設定目標値を入力しかつ/又は変更することができる。
従って、温度調整アセンブリ101に使用すべき制御モジュール143pの標準的な態様により、温度調整アセンブリ101もしくはそのモジュール102;102';103;103';141;141';142のそれぞれ異なる拡充ステップ及び/又は追加的な測定技術及び調整技術の後付けに対する制御モジュール143pの1つの同一の態様を維持するもしくは用いることができる、かつ/又はそれぞれ異なる制御目的及び/又は調整目的に対する使用を維持するもしくは用いることができる。
既に述べたように、設備101もしくは機械201;201';201''に使用すべき温度調整アセンブリ101は、モジュール式の態様の場合、特有の使用に応じて、2つ又は3つ以上の記載のモジュール102;102';103;103';141;141';142を有してよい。この場合、モジュール102;102'の1つは、ベースモジュール102;102'として構成されており、この場合、ベースモジュール102;102'は、連結すべき1つ又は複数の温度調整回路109kを温度調整するための1つ又は複数の温度調整装置112lを有して又は有さずに構成してよい。但し好適な1つの態様では、ベースモジュール102;102'に、温度調整回路127qへの連結のための相応のインタフェース107i;111jを有する少なくとも1つの温度調整装置112lが設けられており、これは、場合により最小のユニットとして、別の温度調整装置112lを有する別のモジュール103;103';141;141'を設けずに独自に使用することができる。場合により、システム101のこの最小の構成では、ベースモジュール102;102'に対して追加的に、制御装置143及び/又はオペレータインタフェース144を有する終端モジュール142を設けてよい。この場合、終端モジュール142は、例えば前述のバイパス138を有さずに又は追加的に前述のバイパス138を有して構成してよい。
モジュール102;102';103;103';141;141';142もしくはモジュール102;102';103;103';141;141';142として構成された区分102;102';103;103';141;141';142とは、本明細書では、好適には前組付け可能なもしくは前組付けされた構成ユニット102;102';103;103';141;141';142と解される。前組付け可能なもしくは前組付けされたこの構成ユニット102;102';103;103';141;141';142は、構成ユニット102;102';103;103';141;141';142の主要な機能手段、並びに1つ又は複数の別のモジュール102;102';103;103';141;141';142に連結するために用意されたインタフェース136;151;153を有する。システム101の特有の構成に対して、例えば必要なモジュール102;102';103;103';141;141';142は、例えば個別の構成ユニット102;102';103;103';141;141';142として用いられる、又は既に部分的又は全体的に相互に連結されて温度調整すべき機械201;201';201''にもたらされる。個別の、未だ接続されないモジュール102;102';103;103';141;141';142又はモジュール102;102';103;103';141;141';142のグループの場合、モジュール102;102';103;103';141;141';142もしくはグループは、はじめに現場でそれぞれその構成群から組み立てなくてよく、主にそのインタフェース136;151;153で相互に接続するだけでよく、場合により、構成要素を支持するフレームを相互に接続すればよい、かつ/又は設置面に固定し、温度調整トレーン109kを接続し、電気的なエネルギを供給するための接続を行い、かつ場合により第1の一次回路119及び/又は第2の一次回路154を温度調整するための外部の温度調整媒体173;179を供給するための接続を行えばよい。それぞれのモジュール102;102';103;103';141;141';142の前組付け可能なもしくは前組付けされた構成要素を支持するフレームは、それぞれ原則として、開いた支持フレームとして構成してよい。但し好適な態様では、フレームは、主に閉じた又は閉鎖可能なハウジング内に配置されており、このハウジングは、支持作用を有して構成されている又は相応に支持作用を有する要素を備えて構成されている。好適な態様では、少なくともベースモジュール102;102'及び少なくとも1つの場合により変更可能な接続モジュール103;103';141;141'は、それぞれ少なくとも1つのドア183を備えるある種のキャビネット102;102';103;103';141;141'のように構成されている。キャビネット102;102';103;103';141;141'として構成されたモジュール102;102';103;103';141;141'は、例えば1つ又は複数の別のモジュール102;102';103;103';141;141';142に対する側方の1つ又は複数のインタフェース136;151;153の域で、相応の開口及び/又は該当するインタフェース136;151;153自体のモジュール側の部分を有する。接続側184で、例えば背壁側で、温度調整回路109kのインタフェース107i;111jを設けてよい。例えば正面に配置されたドア183、好適には両開き戸183を通して、モジュール102;102';103;103';141;141'の機能部分(208;209;211;217;221;222d',222d'';238;239;231;232;235;241;213d;216d;227d';227d'')は、保守及び組付けのためにアクセス可能である。例えば制御装置143及び/又はオペレータインタフェース144を有する終端モジュール142も、ある種の閉じた又は閉鎖可能なハウジング142のように、特に次のモジュール102;102';103;103';141;141'に向いた側で開口及び/又はインタフェース151;153のモジュール側の部分を有するある種のキャビネット142のように構成してよい。場合により正面側に設けられたドア186を通して、例えば該当する供給接続部及び信号接続部の組付け又は保守を行うことができる。ある種のキャビネット102;102';103;103';141;141'のように構成されたベースモジュール及び接続モジュール102;102';103;103';141;141'は、そのシステム101の長手方向の寸法及び/又はその正面側に関して、同一の幅、特に開閉設備もしくはエンクロージャにとって通常の規格幅を有する。好適には、ベースモジュール及び接続モジュールは、同一の奥行きや同一の高さをも有する。
ある種のモジュールセットもしくは「組立構造」のように構成された温度調整アセンブリもしくは様々なモジュール102;102';103;103';141;141';142を有するシステムは、印刷設備001における特有の用途に関係なく、製造コスト及び/又は納期に関する利点を有することができる。例えば、必要に応じて温度調整アセンブリ101に組み合わされるもしくは組み合わせることができる、明確に規定された、例えば前製作されたモジュール102;102';103;103';141;141';142のセットを設けてよい。例えば、そのようなセットは、少なくとも1つのベースモジュール102;102'と、複数、例えばn個の温度調整回路109kを連結するための1つの接続モジュール103;103'とを備える。この場合、例えば図13に例示されているように、複数の接続モジュール103;103'を組み合わせて1つのシステム101を形成してよい。好適な態様では、セットは、少なくとも1つの制御装置143及び/又はオペレータインタフェース144を有する更に1つの終端モジュール142を備えてよい。接続モジュール103;103'は、好適には固定数nの温度調整装置112lもしくは温度調整回路109kを連結するためのインタフェース対偶107i;111iを備える。好適な数nは、前述において例示されたようにn=4、又は例えば図14に例示されたようにn=3、又は図20における例示のようにn=5であってよい。
モジュール式の構成の1つの改良態様では、セットに、2つの異なるタイプのベースモジュール102;102'、つまり用意された第2の一次回路154を有する及び有しないタイプを設けてよく、そのタイプのうち、形成すべきシステム101に対する要求に応じて1つが選択可能である。セットの好適な1つの改良態様では、接続モジュール103;103'自体を、モジュール式に又は組立構造式に、用意された第2の一次回路154に関して拡張可能に構成してよく、この場合、キャビネットのように構成されたモジュール103;103'のハウジングは、好適には、既に、第2の一次回路154に該当する構成要素を収容するために相応の大きさで構成されている。この場合、一次回路154を有する又は有しない構成に関わらず、システム101の均質の像を形成することができる。
ここでも形成すべきシステム101に対する要求に応じて、用意された第2の一次回路154を有する又は有しない、接続モジュール103;103'の態様のうちの1つが選択可能であってよい。これに関わらず、但し好適には拡張可能なもしくは拡張された接続モジュール103;103'に関して、改良態様では、セットに、異なる2つのタイプのベースモジュール102,102'、つまり用意された第2の一次回路154を有する及び有しないベースモジュール102;102'を設けてよく、そのうち、形成すべきシステム101に対する要求に応じて1つが選択可能である。これも、既に、ハウジングに関して、ベースモジュール102;102'がモジュール式又は組立構造式に用意された第2の一次回路154に関して拡張可能に構成されているように、構成してよい。これに応じて、その組立構造式の構成とは関係なく、セットに、異なる2つのタイプの接続モジュール103;103'、つまり用意された2つの一次回路154を有するタイプ及び有しないタイプを設けてよく、そのうち、形成すべきシステム101に対する要求に応じて1つが選択可能である。最後に、代替的又は追加的に、別の態様で、一部変更された接続モジュール141;141'を設けてよく、この接続モジュール141;141'は、既に前述のバイパス138を備え、システム101に、ベースモジュール102;102'から最も離れた接続モジュール141;141'を形成する。記載の態様の1つの変化態様では、セットに、選択的により大きな又はより小さなシステム101における基礎を成し得る異なる機能等級の2つのタイプを設けてよい。このセットの全ての変化態様において、ベースモジュール102;102'は、温度調整装置112lもしくは温度調整回路127qの連結のためのインタフェース対偶107i;111iを有さずに又は1つ又は複数有して構成してよい。場合により、セットに、独自の温度調整装置112lもしくはインタフェース対偶107i;111iを有しないベースモジュール102;102'及び1つ又は複数の独自の温度調整装置112lもしくは温度調整回路127qの連結のためのインタフェース対偶107i;111iを有するベースモジュール102;102'を設けてよく、要求に応じて選択可能である。
既に述べたように、設備001もしくは機械201;201';201''に使用すべき温度調整アセンブリ101は、複列の態様の場合、相互に並列に延在する2列又は3列以上の、温度調整装置112l及び/又は連結域125の列110;115を有してよい。
高い多様性を達成するために、温度調整アセンブリ101に複数の連結域125が設けられており、その数は、少なくとも温度調整装置112lの最大必要数z(但しz∈N)に一致する(例えば図15の概略図参照)。例えば証券印刷機と一緒に使用するために、温度調整アセンブリは、例えば総数z≧15、例えばz≧18、ここでは好適にはz=19の温度調整装置112l及び/又は連結域125を備えて構成されている。
連結域125及び温度調整モジュール112lを備えた温度調整アセンブリ101の構成は、モジュール式の構成にとっても特に複列の構成にとっても好適である。図6には、破線の矩形として、温度調整モジュール112lに関する構成要素及び管路区分の配列の1例が示されている。
温度調整アセンブリ101もしくは該当するモジュール102;102';103;103';141;141'のフレーム105には、連結域125ごとに、1つの保持部140が設けられており、保持部140において、温度調整アセンブリ112lが、たとえばある種の導入部のように収容可能である(例えば図16及び/又は図17参照)。好適には、各連結域125に対応して、既に用意された接続板145が配置されており、接続板145で、管路区分121;122;128;146;147の、既にアセンブリ側で用意された部分が、この管路区分121;122;128;146;147の温度調整モジュール側の延長部に、解除可能に接続可能であるもしくは接続されている。接続板145は、既に複数の用意された管路接続部160.1;160.2;160.3を備え、管路接続部160.1;160.2;160.3は、温度調整モジュール112lの接続ブロック150との連結により、フレーム固定された管路区分に接続可能である。
使用可能な全ての温度調整モジュール112lは、支持構造部155に、管路区分121;122;128;146;147のモジュール側の部分の他に、少なくとも調節手段113、特に弁113及びポンプ129を備える。好適には、温度調整モジュール112lは、更に、少なくとも1つの加熱アセンブリ114、又は1つ又は複数の加熱アセンブリ114を保持するための少なくとも1つのインタフェース148、及び/又は好適には制御モジュール及び/又は調整モジュール143pとして構成された制御装置及び/又は調整装置143p、及び/又はアセンブリ側の接続板145に対して相補的に構成された接続ブロック150を備える。接続ブロック150から、連結すべき温度調整モジュール側の管路区分121;122;128;146;147が分岐する。温度調整アセンブリ101への温度調整装置112lの装着は、容易に、相応の保持部140に温度調整モジュール112lの支持構造155を挿嵌することかつ場合により固定することにより、かつ接続板145と接続ブロック150との接続によって、管路区分121;122;128;146;147の、フレーム側の部分と温度調整モジュール側の部分とを連結することにより行うことができる。原則として、管路区分121;122;128;146;147は、接続ブロック150及び接続板145を用いなくても、個別に接続してよいもしくは接続することができる。
モジュール式のかつ/又は複列の態様は、記載のように、既にその特有の用途に関係なく、格別な利点を有するが、それにも関わらず、このように構成されたシステム101は、特に好適には、1つ又は複数の印刷機201;201';201''を備える印刷設備001に対してもしくは印刷設備001において設けられている。この場合、特に様々な印刷機タイプの多様性、及び/又は様々な印刷法もしくは印刷技術、及び/又は様々な着色性、及び/又は拡張性の要求が考慮される。
印刷機201を温度調整するための(少なくとも)1つの印刷機201を備える印刷設備001に対するもしくは印刷設備における温度調整アセンブリ101の第1の態様は、図18又は図19とともに図1に示されており、この場合、図18及び図19には、この印刷機201の印刷ユニット204の拡大図が示されていて、又、印刷機21もしくはその印刷ユニット204を温度調整するために対応して配置された温度調整アセンブリ101のそれぞれ1つの態様が示されている。図示の態様は、印刷法が凹版印刷法、特に彫刻凹版法に基づく印刷機201もしくは印刷ユニット204に関する。この場合、印刷ユニット204は、2本の胴208;209を備え、胴208;209は、そのニップ位置で、印刷すべきかつニップ位置を通して案内すべき被印刷物203、例えば被印刷物ウェブ203に対する印刷位置を形成する。図示の片面印刷の場合、ニップ位置の被印刷側に配置された胴208は、純粋な圧胴208(インプレッションシリンダ208とも云われる)として構成されている。ニップ位置の印刷側に配置された、つまり印刷位置を形成し、インクを案内する胴209は、版胴209(グラビアシリンダ209とも云われる)として構成されていて、その周面にエングレービングとして構成された印刷像原稿を有する。版胴209は、本態様ではインキ集合胴211として構成された胴211の上流側でインキを受け取る。この胴211は、例えば弾性的なかつ/又は圧縮可能な表面を有する。このインキ集合胴211は、上流側で、印刷部212dの数d(d∈N、i=1、2…d)に一致する数のローラ213d、例えばインキ着けローラ213d、特にステンシルローラ213dと協働する。このステンシルローラ213dは、インキ集合胴211に相前後してそれぞれ1つのインキを着色し、その表面に、例えばある種の凸版のように、部分印刷像の、このインキに対応する輪郭を備える。ステンシルローラ213dは、それ自体、上流側で、インキ装置237dのローラ214、例えばインキ着けローラ214により着色され、ローラ214は、別のローラを介して又は直接に、インキを、インキをインキ装置237dに供給するローラ216d、例えば呼出しローラ216dから受け取る。呼出しローラ216dは、インキ源223、例えばインキつぼ又はドクタ装置223と協働する。図18及び図19に示されたショートパスインキングユニット237dの場合、インキは、ドクタ装置223を介して呼出しローラ216dに供給され、例えば並行に2本のインキ着けローラ214を介してステンシルローラ213dに、特にその隆起した域に塗布される。インキ集合胴211の周面と、好適には1本の別の胴217、例えば印刷部胴217、特に拭取り胴217が協働する。
印刷機201及び/又は印刷ユニット204に対応して温度調整アセンブリ101が配置されており、温度調整アセンブリ101により、複数のアセンブリ及び/又は機能要素は、相互に並行して温度調整されるもしくは温度調整することができる。これは、印刷ユニット04の印刷部212dの、個別に又はグループで温度調整すべき複数の胴208;209;211;217及び/又はローラ213d;214;216dであってよい。
例えば図18及び図19に示された好適な態様では、呼出しローラ216dの各々に対して、例えばn=5の印刷部212dの場合、5つの印刷部212dの呼出しローラ216dに対して、独自の温度調整回路109kが設けられており、システム101に、別の温度調整装置112lとは関係なく個別に制御可能なかつ/又は調整可能な温度調整装置112lが設けられている。更に、あまり煩雑ではない1つの態様では、複数の印刷部212dのステンシルローラ213dに対して共通の1つの温度調整回路109kが設けられており、システム101に、このグループに対して、他の温度調整装置112lとは関係なく個別に制御可能なかつ/又は調整可能な1つの温度調整装置112lが設けられている。最後に、それぞれ複数の版胴209、インキ集合胴211及び拭取り胴217に対して1つの温度調整回路109kが設けられており、システム101に、運転中であるもしくは運転のために設けられた他の温度調整装置112lに関係なく個別に制御可能なかつ/又は調整可能な温度調整装置112lが設けられている。例えば少なくとも版胴209に対応して配置された少なくとも1つの温度調整装置112l、但し好適には前述の3本の胴209;211;217の温度調整装置112lに、加熱アセンブリ114が設けられており、これにより該当する胴209;211;217を印刷前に作業温度にもたらすことができる。作業点は、この少なくとも1本の胴209、例えば3本の全ての胴209;211;217では、好適には40℃を上回る、例えば60℃を上回るので、損紙をできるだけ僅かに維持するために、予熱が好適である。版胴209においては、作業点は、75℃〜85℃になってもよく、これによりはじめてこの域で行われるインキの転移プロセス(特に彫刻凹版法で)が可能になる。転移プロセスは、インキの硬化をもたらす。システム101の他の温度調整装置112lにも、又は全ての温度調整装置112lにも加熱装置114を設けてよく、この場合、この少なくとも1本の胴もしくはこれらの3本の胴209;211;217に該当する温度調整装置112lは、他よりも、例えばより高性能の加熱アセンブリ114を備えて構成してよい。
図18の態様では、温度調整アセンブリ101は、モジュール式に構成されており、図19の態様では、複列に構成されており、この場合、図示されていない組み合わせられた態様、つまりモジュール式に構成された複列の態様も考えられる。この場合、温度調整装置112lは、所定の方式で構成して使用してよい、又は、好適な態様では温度調整モジュール112lとして前述の方式で構成して使用してよい。
好適な1つの改良態様では、温度調整アセンブリ101は、又、モジュール式の態様の場合その温度調整のために印刷機201と協働するモジュール式の温度調整アセンブリ101の少なくともベースモジュール102;102'は、少なくとも許容された温度範囲にある第2の、特に周囲に近い温度TV2,vの温度調整流体を用意するための第2の装置(例えば温度調整装置178及び管路区分156t;157tを備える)を備えて構成されている(例えば図19、図20、図21、図22、図25及び/又は図27参照)。温度調整アセンブリ101、例えば第1の区分102'もしくはベースモジュール102'に設けられた少なくとも1つの温度調整装置112l、並びに場合により後続の接続モジュール103'に設けられた少なくとも1つの温度調整装置112lは、前述の方式で第2の一次回路154に連結されているもしくは連結可能である。例えば温度調整アセンブリ101の第1の区分102'もしくはベースモジュール102'は、温度調整流体を用意するための第2の装置を備えて、並びに第2の一次回路154に連結された温度調整装置112lを備えて構成されている。第1の区分102'もしくはベースモジュール102'だけにこのように連結可能な温度調整装置112lが設けられている場合、そうしてこの温度調整装置112lに、例えば版胴209の温度調整回路109kが連結可能であるもしくは連結されている。
典型的に、図18、図19及び図21の例では、温度調整のための全ての温度調整装置112lが接続されていて、割り当てられている、かつ/又は温度調整モジュール112lの構成の場合、全ての連結域125が割り当てられている。
図20、図22、図25及び図27では、温度調整モジュール112lの構成の場合、全ての連結域125が割り当てられてはいない。
図20、図22、図24、図25及び図27に例示された好適な態様では、温度調整装置112lのうちの1つは、測定システム205に、例えば検査システム205に、特に検査システム205の発光部に、その温度調整のために接続されている。
図21及び図22に例示されたように、印刷機201もしくは印刷ユニット204において、全ての印刷部212dのステンシルローラ213dは、独自に設けられた温度調整回路109kにより温度調整可能であるもしくは温度調整してよい。そのために例えばモジュール式の態様の場合追加的な接続モジュール103;103'がシステムに設けられている。これは、既に機械201の設計に際してそのように考慮してよい。モジュール式の構造方式及び/又は用意された複数の連結域125を備える構造方式は、後付けの場合でも好適であり、この場合、印刷ユニット204において、グループでの共通の温度調整の代わりに、個別の温度調整を可能とすべきである。例えば、これは、場合により以前の共通のもしくはグループでの温度調整に代わり、ステンシルローラ213dの個別の温度調整であり得る。
前述の複数の温度調整回路109k及び/又は温度調整モジュール112lに対して追加的に、図22に例示されたように、駆動装置241、例えば1つ又は複数の駆動モータ241、特に主駆動モータ241を温度調整するための温度調整回路109kもしくは温度調整モジュール112lを、印刷ユニット204の機能部分235として設けてよい。これは、後述の印刷ユニット204';204''の態様にも当てはまる。好適な態様では、駆動装置241は、印刷ユニット204;204';204''の、強制駆動される胴及びローラをまとめて駆動する主駆動モータ241として構成されており、主駆動モータ241は、好適には流体冷却式に、特に水冷式に構成されていて、この場合、該当する温度調整回路109kを介して温度調整されるもしくは温度調整可能である。複数の駆動モータ241を相応に構成して、まとめて直列にかつ/又は並列に、該当する温度調整回路109kにより温度調整可能であってもよいもしくは温度調整してもよい。1つ又は複数のモータ式の駆動装置241を温度調整するための温度調整回路109kもしくは温度調整モジュール112lは、好適には加熱アセンブリ114を有さずに構成されているもしくはそのような加熱アセンブリ114を装着していない。
特にその印刷法が凹版印刷法に基づく印刷ユニット204に関して、前述の複数の温度調整回路109k及び/又は温度調整モジュール112lに対して追加的に、ここでは図示されていない洗浄流体供給部の流体(例えば新鮮溶液タンク内のいわゆる「新鮮な溶液」とも云われる)を温度調整するための、図示されていない温度調整回路109kもしくは温度調整モジュール112lを設けてよい。この新鮮な溶液は、胴217、好適には拭取り胴217のクリーニングに用いられる。新鮮な溶液は、例えば温度調整回路109kにより熱交換器を介して温度調整することができる。
その他に、同一タイプのもしくは例えば様々な拡充ステップにおける方法の印刷機201もしくは印刷ユニット204に対する、モジュール式のかつ/又は温度調整モジュール112lを装着可能な温度調整アセンブリ101の使用に関して、このように構成される温度調整アセンブリ101は、特に、様々な機械201;201'、例えば印刷機201;201'もしくは印刷ユニット204;204'のために使用しても、もしくは様々な機械201;201'、例えば印刷機201;201'もしくは印刷ユニット204;204'において使用しても、好適である。モジュール式のかつ/又は温度調整モジュール112lを装着可能な温度調整アセンブリ101は、例えば前述の方式の印刷機201に対して選択的に、前述のタイプとは異なるタイプもしくは方法の(少なくとも)1つの印刷機201'もしくは印刷ユニット204'を備える後述の印刷設備001に使用してよい(例えば図23〜図27参照)。図24には、モジュール構造の、印刷機201'の印刷ユニット204'、及び印刷機201'もしくは印刷機201’の印刷ユニット204を温度調整するために対応して配置された温度調整アセンブリ101の拡大図が示されおり、図25には、温度調整モジュール112lとして構成された温度調整装置112lを備える複列の態様が示されている。図示の例は、印刷法がオフセット印刷法、例えば両面オフセット印刷、特に両面シートオフセット印刷に基づく印刷機201'もしくは印刷ユニット204'に関する。これは、好適には証券印刷で、例えば銀行券を製造する際に使用される。被印刷物203'、例えば被印刷物ウェブ203'を供給するために、機械201'は、供給装置202'、例えばシートフィーダ202'を備え、供給装置装置202'から印刷ユニット204'に被印刷物203'が供給され、被印刷物203'は、搬送区間207'を越えて移動し、製品排出部206'、例えばシートデリバリ206'に渡される。図24及び図26の図面では、モジュール102;102';103;103';141;141';142は、単に概略的に、モジュール側の構成要素を省いて示されている。モジュール102;102';103;103';141;141';142の構成に関して記載されたことは、本態様に適応される。図25及び図27の図面において、温度調整モジュール112l及び/又は連結域125は、やはり単に概略的に示されており、この場合、管路案内の図示は完全に省略されている。
印刷ユニット204'は、被印刷物経路の少なくとも片側で、オフセット印刷部218を備え、オフセット印刷部218は、好適には多色印刷用の複数のインキ装置219d'(d',D∈N、d'=1、2…D)を備える多色印刷部218として構成されている。オフセット印刷部218は、インキを案内する胴221、例えば転移胴もしくはゴム胴221を備え、インキを案内する胴221は、ニップ位置で、被印刷物203'を介して対向胴と印刷位置を形成する。原則として、対向胴は、単に受け部を形成する圧胴として構成されていてよい。後述することは、印刷ユニット204'のこの片側の構成に転用してよい。但し好適には、印刷ユニット204'は、その転移胴221において両面印刷位置を形成する2つのオフセット印刷部218、特に多色印刷部218を備える。オフセット印刷部218は、ほぼ同一に構成されていて、例えば印刷位置を通って延在する平面に対してほぼ鏡面対称的に構成されている。一方のオフセット印刷部218の転移胴221は、他方のオフセット印刷部218の転移胴221に対して、ある種の受け部のように対向胴として用いられ、又その逆もいえる。
転移胴221は、複数d'の胴222d'、例えば版胴222d'と協働し、胴222d'は、その周面に、例えば刷版に、印刷像原稿を有し、胴222d'は、上流側で、それぞれ1つのインキ装置219d'によりインキで着色されるもしくは着色することができる。インキ装置219d'は、それぞれ少なくとも1つのインキ源224、例えばインキつぼ224又はドクタ装置を備え、インキ源224から、インキは、(場合により温度調整可能な)ローラ226、例えば呼出しローラ226又はインキつぼローラ226にもたらすことができる。インキは、下流側で直接に又は好適には別のローラ(別のローラは例えば少なくとも1本の温度調整可能なローラ227、例えば温度調整可能で往復運動可能に構成された摩擦ローラ227'を備える)のローラ群229を介して、それぞれの版胴222d'と協働する1本又は複数のローラ228、例えばインキ着けローラ228に送られる。インキ装置219d'の好適な1つの態様では、インキ装置219d'は、いわゆる「アイリスプリント」、つまり同一のインキ装置219d'により供給される複数のインキを用いた同時印刷のための2つのインキつぼ224を備えて構成されている。インキ装置219d'は、例えば右側及び左側のフレーム部分231;232、例えばサイドフレーム231;2332に、それぞれ両側で支持されている。
印刷機201'及び/又は印刷ユニット204'に対応して温度調整アセンブリ101が配置されており、温度調整アセンブリ101により、複数の機能要素は、相互に並行して温度調整されるもしくは温度調整することができる。これは、個々に又はグループで温度調整すべき、印刷ユニット204'の1つ又は複数のオフセット印刷部218の胴221;222d及び/又はローラ227d;226であってよい。
図24及び図25に示された好適な態様では、版胴222d'のそれぞれに対して、例えばD=4の印刷部212dの場合、左側の4つの版胴222d'及び右側の4つの版胴222d'に対して独自の温度調整回路109kが設けられており、温度調整アセンブリ101に、他の温度調整装置112lに関係なく個別に制御可能なかつ/又は調整可能な温度調整装置112lが設けられている。更に、図示のあまり煩雑ではない態様では、同一の多色印刷部218、特にそれぞれ右側の多色印刷部218及び左側の多色印刷部218の全てのインキ装置219d'の温度調整すべきローラ227d'に対して共通の温度調整回路127qが設けられており、温度調整アセンブリ101に、そのグループに対して、他の温度調整装置112lに関係なく個別に制御可能なかつ/又は調整可能な温度調整装置122lが設けられている。最後に、1つの態様では、左側のサイドフレーム231及び右側のサイドフレーム232に対してそれぞれ温度調整回路127qが設けられており、システム101に、そのグループに対して、他の温度調整装置112lに関係なく個別に制御可能なかつ/又は調整可能な温度調整装置112lが設けられるようにしてよい。モジュール式の態様の場合ベースモジュール102;102'は、温度調整装置112lを有さずに構成してよく、例えば割り当てられない温度調整装置112lを有してよい、又は、測定システム205に接続された温度調整装置11lを有してよい。しかも温度調整アセンブリ101に連結されたかつ/又は連結されない温度調整回路127q及び/又は連結域125の図示の分配とは別の分配を設けてもよい。
モジュール式にかつ/又は連結域125及び温度調整モジュール112lを備えて構成された温度調整アセンブリ101は、容易に、例えば様々な拡充ステップで得られる又は後から拡張可能なもしくは拡張される機械201';201''、例えば印刷機201';201''もしくは印刷ユニット204';204''の温度調整を可能にする。そうして例えば(例えば図26及び図27参照)、容易に、例えば2つの印刷位置の分だけ拡張された印刷ユニット204''に対して、温度調整アセンブリ101に、少なくとも別の温度調整モジュール112l(例えば図27)及び/又は追加的な接続モジュール103;103'(例えば図26)を設けることができる。この場合、印刷ユニット204''に、例えば1本又は複数の、例えば2本の胴222d''並びに対応して配置されたインキ装置219d''を備え、例えば独自のサイドフレーム235、例えば端面側の2つのフレーム部分235を備える例えば少なくとも1つの、単列又は複列のモジュール233、例えば印刷部モジュール233が設けられているもしくは設置可能である。胴222d''、特に版胴222d''並びにインキ装置219d''は、前述のように構成してよい。版胴222d''は、胴234、例えば転移胴もしくはゴム胴234と協働し、胴234は、直接に又は別の胴238;239を介して、胴236、例えば圧胴236とともに印刷位置を形成する。このように構成された印刷機201''もしくは印刷ユニット204''に対応して配置された温度調整アセンブリ101は、例えば、接続される又は接続可能な例えば4つの別の温度調整回路109kを有する別の温度調整モジュール112l及び/又は別の接続モジュール103;103'を備える。例えば、両方の追加的なインキ装置219d''のそれぞれ少なくとも1本の温度調整可能なローラ227d''を温度調整するために共通の温度調整回路119kが設けられており、並びに、版胴222d''ごとに独自の温度調整回路109kが設けられている。追加的に、転移胴234が直接に圧胴236と協働しない場合、介在された1本又は複数の胴238;239に対して(共通の)1つの温度調整回路109kを設けてよい。前述の複数の温度調整回路109k及び/又は温度調整モモジュール112lに対して追加的に、図27に例示されているように、印刷部モジュール233の機能部分235としてのサイドフレーム235を温度調整するための温度調整回路109kもしくは温度調整モジュール112lを設けてよい。図25には、別の解放された連結域125が例示されている。
図28に示された拡充ステップでは、例えば、図27に関して記載された例における温度調整回路109kもしくは温度調整モジュール112lに対して又はその一部に対して追加的に、温度調整すべき機能部分242として別の胴242、例えば印刷部胴242を温度調整するための温度調整回路109kもしくは温度調整モジュール112lが設けられている。この温度調整すべき胴242は、好適にはオルロフ型の版胴242として構成されており、オルロフ型の版胴242は、両面オフセット印刷用の、詳しくは記載されていない印刷ユニットに設けられており、この場合、両方の印刷部218のうちの1つは、オルロフ印刷法に基づく印刷のために構成されている。この場合、図25、図27又は図28の印刷部218において、転移胴221と胴222'との間に、後者と協働する集合胴が設けられており、集合胴と転移胴221との間に、オルロフ型の版胴242が設けられている。胴222'は、この場合、ステンシル胴として構成されている。
図29には、温度調整アセンブリ101の、複数の区分102;102';103(103');142(142')を有する複列の態様に対する具体的な構成が例示されている。この場合、温度調整アセンブリは、例えば幾つかの独自の脚部170を備える、例えばエンクロージャ142として構成された終端モジュール142が、2つの接続部分103と1つのベース区分とを備え、同様に脚部170を有する単列又は複列のキャビネットに取り付けられている限り、一部でモジュール式に構成してよい。この場合、ベース区分102;102'は、変化態様では、追加的に付足し可能なもしくは取外し可能なモジュール102;102'として構成してよい。温度調整アセンブリ101の後方の域の下側において、設備001の底部に、凹部165、例えば溝165が設けられており、凹部165もしくは溝165に、接続すべき温度調整トレーン109kの図示されていない管路が延在する。この場合、温度調整回路101は、多数の連結域125を備えて構成されており、その連結域のうちの例えば一部、ここでは14個が、温度調整モジュール112lにより装着されている。温度調整アセンブリは、たとえばタンク175を備え、タンク175により、温度調整流体貯蔵部176に、必要に応じて補充すべき温度調整流体が収容可能である。この場合、詳しくは記載されていない管路の経路を介して、場合により阻害溶液と混合された温度調整流体が、必要に応じて、温度調整流体貯蔵部176にもしくは温度調整流体貯蔵部176を含む管路の経路に搬送可能である。