JP5765630B2 - センサ取付用のリテーナ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば超音波センサに代表されるセンサをバンパに取り付ける場合に用いるセンサ取付用のリテーナに関する。
超音波センサに代表されるセンサをバンパに取り付ける構造として、例えは図6に示すように、センサ100をバンパ201に取り付けるためのリテーナ101にブラケット102を設け、ブラケット102の貼付部103の両面接着テープ104によってバンパ201の内側面202(バンパ孔203の近傍である裏面)に取り付けるようにすることが考えられる。このような取付構造によれば、リテーナ101を介してセンサ100を容易にバンパ201に取り付けることができる。
しかし、上記従来の考え方では、両面接着テープ104がバンパ201の内側面202に接触すると、その後はリテーナ101の位置調整が困難となるので、ブラケット102をバンパ201に近づけると同時に内側面202に沿った方向の位置合わせを行う必要があった。すなわち、両面接着テープ104をバンパ201に貼り付けるための、ブラケット102をバンパ201に近づけるという動作と、バンパ孔203近傍の所定の位置に貼り付けるための、ブラケット102をバンパ201の内側面202に沿って左右、上下に動かすという動作を同時に行う必要があった。このように、二つの動作を同時に行う必要があるため、位置ズレが起こりやすかった。このような位置ズレを解消するために、例えば下記特許文献1には、当付け面10の角隅点にスペーサを設け、スペーサと壁面との接触により固定部材の位置調整を行うようにする技術が開示されている。しかし、下記特許文献1に記載の技術は、カラーが壁面に形成された貫通孔に挿通されてセンタリングされる移動範囲内においてのみ固定部材を位置調整できるに過ぎず、また当付け面10が壁面と平行に配置されるため、曲面形状に形成された壁面を有するバンパに対してはスペーサがその機能を果たし得なかった。
特表2001−502406号公報
本発明は、上記課題に対処するためになされたものであり、その目的は、リテーナのバンパ孔に対する位置ズレを簡易な手法により抑制することができ、しかも内側面が曲面形状に形成されたバンパにも適応し得るセンサ取付用のリテーナを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記目的を達成するため、本発明は、センサの先端部がバンパに形成されたバンパ孔を通して該バンパの外側へ露出した状態となるように、センサをバンパの内側面に取り付けるセンサ取付用のリテーナであって、
リテーナは、センサが予め定められた位置に配置されるように該センサを支持するリテーナ本体と、
基端部にてリテーナ本体と一体に連結され、先端部にて接着部材によってバンパの内側面に貼付される平面板状の貼付部に一体に連結されるブラケットと、を備え、
ブラケットは、貼付部がバンパの内側面に貼付される動作に伴って弾性変形可能とされ、該ブラケットには、リテーナ本体をバンパの内側面に近づけたときに、貼付部がバンパの内側面に達するよりも先に該バンパの内側面に達する複数の支持部が一体に形成され、支持部が該バンパの内側面と接触した状態で、接着部材とバンパの内側面との間に楔状の隙間が形成されるように貼付部が該バンパの内側面に対して所定の角度だけ持ち上げられる形でブラケットの先端部と一体に連結されることにより、内側面が水平形状又は曲面形状に形成されたバンパに対して、貼付部がその内側面と接触することなくリテーナ本体がその内側面に沿って移動可能に支持されることを特徴とする。
本発明のセンサ取付用のリテーナにおいては、複数の支持部がブラケットに一体に形成されており、リテーナ本体をバンパの内側面に近づけたときに、貼付部がバンパの内側面に達するよりも先に支持部がバンパの内側面に達する。そして、それら支持部がバンパの内側面に接触した状態では、リテーナ本体がバンパの内側面に沿って移動可能に支持される。
これによれば、リテーナ本体をバンパの内側面に近づけるという動作と、支持部がバンパの内側面に接触した状態では、リテーナ本体をバンパの内側面に沿って左右、上下に広範囲に動かすという動作とをそれぞれ独立して行うことができるようになる。すなわち、二つの動作が切り分けられることで貼付部における貼付性を著しく向上させることができる。
また、支持部がバンパの内側面と接触した状態で、接着部材とバンパの内側面との間に楔状の隙間が形成されるように貼付部が該バンパの内側面に対して所定の角度だけ持ち上げられる形でブラケットの先端部と一体に連結されることにより、内側面が水平形状又は曲面形状に形成されたバンパに対して、貼付部がその内側面と接触することなくリテーナ本体がその内側面に沿って移動可能に支持される。
これによれば、バンパの内側面に対して角度を持たせて貼付部を配置するようにしたので、バンパの内側面に曲率を持たせた場合であっても、接着部材がその内側面と接触して貼り付くことがなく、リテーナ本体をその内側面に沿って移動させることが可能となり、バンパの内側面が水平形状である場合と同様にして、バンパ孔に対する位置決めを容易に行うことができる。
この場合、複数の支持部は、3つ以上設けられているように構成することができる。これによれば、3つの支持部でバンパの内側面と接触可能となって、バンパの内側面に対するリテーナ本体の姿勢を良好に維持することができる。
また、ブラケットの先端部は、複数の異なる曲率の円弧部を有し該円弧部の曲率が変化するように弾性変形可能な曲面形状に形成され、支持部は、ブラケットの表側の部位を基端とし該ブラケットに形成された表裏に貫通する切り欠き部を通して裏側へ突出する突起形状に形成されているように構成することができる。
これによれば、支持部を容易に形成することができ、しかも貼付部を接着部材によってバンパに貼り付ける際に、貼付部の動きに伴ってブラケットの先端部を容易に撓ませることができる。
この場合、ブラケットの先端部は、該ブラケットの中間部に比べて肉厚の薄い薄肉形状とされているとよい。これによれば、貼付部の動きに伴い、ブラケットの先端部をより一層容易に撓ませることができ、しかも撓んだ後の弾性復帰力を小さく設定できるので、ブラケット先端部の弾性復帰に伴う貼付部の剥れを良好に防止することができる。
また、ブラケットの基端部は、複数の異なる曲率の円弧部を有し該円弧部の曲率が変化するように弾性変形可能な曲面形状に形成され、該ブラケットの中間部に比べて肉厚の薄い薄肉形状とされているように構成することもできる。
これによれば、ブラケットの先端部に加えて、ブラケットの基端部においても大きく撓ませることが可能となり、バンパの厚みが異なる場合でもブラケットの撓み加減に応じてセンサの先端部を常に適切な位置に配置することができる。
センサ1をリテーナ2に取り付けた状態を示す斜視図。 センサ1をリテーナ2に取り付ける前の両部品を示す斜視図。 (A)はリテーナ2の平面図。(B)はリテーナ2の正面図。(C)はリテーナ2の側面図。(D)はリテーナ2の底面図。 ブラケット22の拡大図。 (A)はセンサ1及びリテーナ2を厚さt1のバンパ3に取り付けたときの説明図。(B),(C)はセンサ1及びリテーナ2を厚さt2のバンパ4に取り付けたときの説明図。 従来例として考えられるリテーナ101のブラケット102をバンパ201に取り付けるときの説明図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明のセンサ取付用のリテーナ2(以下、単にリテーナ2という)を超音波センサ1(以下、単にセンサ1という)に取り付けた状態を示す斜視図であり、図2は、センサ1をリテーナ2に取り付ける前の両部品を示す斜視図である。
センサ1は、例えば圧電効果により圧電セラミック振動子を振動させて超音波を発射し、また圧電セラミック振動子に入射した超音波の振動を電気信号に変換する送受信兼用型のものであり、センサ本体11、筐体部12などを含んで構成されている。
センサ本体11は、その先端部11a(下端部)が最小径とされた段付き円筒状に形成されている。センサ本体11の先端部11aには、圧電セラミック振動子を内蔵したマイクロホン13が組み込まれている。
筐体部12は、平面視にてセンサ本体11を包含する大きさに形成されている。筐体部12には、図示を省略する制御基板、充填材などが収容されている。筐体部12の、センサ本体11が配置される側とは反体側の側面には、図示を省略するケーブルを接続する接続端子部14が設けられている。
また、筐体部12の、接続端子部14が設けられていない両側面には、センサ1がリテーナ2に取り付けられたときに、後述するリテーナ2の取付孔27aと係合し、センサ1がリテーナ2から抜け出ることを阻止する係合突起12aがそれぞれ設けられている。また、筐体部12の、接続端子部14が設けられていない前側面(図2中の左方向)には、後述するリテーナ2の係合突起28aに係合し、センサ本体11がその中心軸線周りに回転することを阻止する係合凹部12bが設けられている。
リテーナ2は、例えばポリブチンテレフタレート等の樹脂材料で形成されており、図1〜図4に示すように、センサ本体11がその中心軸線周りの予め定められた位置に配置されるようにセンサ1を支持するリテーナ本体21と、バンパ3の内側面3aに貼付される複数の貼付部23と、リテーナ本体21と各貼付部23とを連結する複数のブラケット22とを一体に備えている。なお、バンパ3の内側面3aは、水平形状又は曲面形状に形成されている。
リテーナ本体21は、図3に示すように、略正六角形状の底壁25と、その底壁25の向かい合う辺同士を第1の辺25a、第2の辺25b及び第3の辺25cとした場合に、各辺に対応して立設された側壁26a,26b,26cと、各側壁26aの内側に配置された取付壁27とを備えている。また、側壁26bと側壁26cとの両壁にわたって、各取付壁27よりも高さの低い段状の載置部28が立設されている。
底壁25には、バンパ3に形成された円形状のバンパ孔3bに対応してセンサ本体11をリテーナ本体21の内側からバンパ孔3b側へ挿通させる円形状のリテーナ孔25aが形成されている。取付壁27及び載置部28は、リテーナ孔25aの周縁を囲むように配置されている。
各取付壁27は、センサ1の筐体部12を取り付ける機能を有し、その内幅がセンサ1の筐体部12の外幅とほぼ同じ長さに設定され、それぞれの中間部には互いの対応位置にて貫通形状の取付孔27aが形成されている。各取付孔27aは、センサ1の筐体部12の係合突起12aに係合する。
各載置部28は、センサ1の筐体部12を支持する機能を有し、一方の上面には係合突起28aが突出形成されている。係合突起28aは、センサ1の筐体部12の係合凹部12bと係合する。
各ブラケット22は、平面視にてリテーナ本体21の底壁25における第2の辺25bと、第3の辺25cとに対応して設けられ、基端部22aがリテーナ本体21と一体に連結され、先端部22bが貼付部23に一体に連結されている。具体的に、各ブラケット22は、底壁25における第2の辺25bと、第3の辺25cとにおいてそれぞれ外向きに延び出しており、底壁25及び4つの貼付部23が所定大きさの長方形の領域S内に収まるよう(図3(A)参照)、小スペース化が図られている。
各ブラケット22の先端部22bは、図3及び図4に示すように、中間部22cに比べて肉厚の薄い薄肉形状とされるとともに、複数(この実施例1では3つの場合を例示)の異なる曲率の円弧部31〜33を有し、それら円弧部31〜33の曲率が変化するように弾性変形可能な曲面形状に形成されている。同様に、各ブラケット22の基端部22aも、中間部22cに比べて肉厚の薄い薄肉形状とされるとともに、複数(この実施例1では2つの場合を例示)の異なる曲率の円弧部34,35を有し、それら円弧部34,35の曲率が変化するように弾性変形可能な曲面形状に形成されている。
各ブラケット22の先端部22bには、表裏に貫通する切り欠き部36が形成され、中間部22cの表側の部位を基端とし切り欠き部36を通して裏側へ突出する突起37が形成されている。各突起37は、下端がほぼ同一の平面上に位置するように下方への突出量が設定されている。4つの突起37のうちの3つによって、リテーナ本体21はその姿勢が維持されつつバンパ3の内側面3aに沿って移動可能に支持される。突起37が本発明の支持部に相当する。
各貼付部23は、平面視にて台形の板状をなし、その裏面側にて両面接着テープ24(接着部材)によってバンパ3の内側面3aに貼付される。各貼付部23は、対応するブラケット22の突起37がバンパ3の内側面3aと接触した状態で、両面接着テープ24とバンパ3の内側面3aとの間に楔状の隙間E(図4参照)が形成されるようにバンパ3の内側面3aに対して所定の角度(鋭角)だけ持ち上げられる形でブラケット22の先端部22bと一体に連結されている。
次に、上記したリテーナ2をバンパ3に取り付ける方法について説明する。リテーナ2をブラケット22側からバンパ3の内側面3aに近づけると、図4に示すように、貼付部23の両面接着テープ24がバンパ3の内側面3aに達するよりも先に突起37がバンパ3の内側面3aに達する。そして、それら突起37がバンパ3の内側面3aに接触した状態では、リテーナ本体21がバンパ3の内側面3aに沿って移動可能に支持される。
リテーナ本体21をバンパ3の内側面3aに沿って移動させ、リテーナ孔25aとバンパ孔3bとが同心上に位置するように位置決めする。センサ1をリテーナ本体21に組み込み、貼付部23を押し広げれば、図5(A)に示すように、ブラケット22の先端部22bの弾性変形に伴って貼付部23がバンパ3の内側面3aに向かって回動し、貼付部23を両面接着テープ24によってバンパ3の内側面3aに貼り付けることができる。
なお、図5(A)においては、貼付部23をそのまま押し広げれば、センサ本体11の先端部11aをバンパ3の外側面3cと面一に配置することができるように、バンパ2の厚み(t1)が設定されており、貼付状態における貼付部23の先端同士の距離が、例えばL1とされている。
次に、このリテーナ2を使用して、厚みt2(t2>t1)のバンパ4にセンサ1を取り付ける方法について説明する。この場合も、上記と同様、リテーナ本体21をバンパ4の内側面4aに沿って移動させ、リテーナ孔25aとバンパ孔4bとが同心上に位置するように位置決めする。
そして、センサ1をリテーナ本体21に組み込み、図5(C)に示すように、バンパ4の外側でバンパ孔4bと対応する位置に治具5(ストッパ)を宛がい、バンパ孔4bを閉塞する。バンパ4の厚みt2が厚くなっているため、各突起37がバンパ4の内側面4aに接触した状態では、図5(B)に示すように、センサ1の先端部11aとバンパ4の外側面4cとの間に隙間e1が形成される。
この状態で、リテーナ本体21と共にセンサ1を押し込み、センサ1の先端部11aを治具5に当接させると、ブラケット22の基端部22aが撓む。センサ1の先端部11aと治具5との当接状態が維持されるように、ブラケット22の先端部22bを押し広げれば、貼付部23の先端同士の距離L2は、距離L1(図5(A)参照)よりも長くなる(L2>L1)。この状態で、貼付部23が、両面接着テープ24によってバンパ4の内側面4aに固定され、センサ1が、その先端部11aをバンパ4の外側面4cと面一にして取り付けられる。
以上の説明からも明らかなように、上記実施例1では、各突起37が、対応するブラケット22に一体に形成されており、リテーナ本体21をバンパ3の内側面3aに近づけたときに、貼付部23がバンパ3の内側面3aに達するよりも先に各突起37の下端がバンパ3の内側面3aに達する。そして、各突起37がバンパ3の内側面3aに接触した状態では、リテーナ本体21がバンパ3の内側面3aに沿って移動可能に支持される。
これにより、リテーナ本体21をバンパ3の内側面3aに近づけるという動作と、各突起37がバンパ3の内側面3aに接触した状態では、リテーナ本体21をバンパ3の内側面3aに沿って左右、上下に広範囲に動かすという動作とをそれぞれ独立して行うことができるようになる。すなわち、二つの動作が切り分けられることで貼付部23における貼付性を著しく向上させることができる。
また、上記実施例1では、各突起37がバンパ3の内側面3aと接触した状態で、両面接着テープ24とバンパ3の内側面3aとの間に楔状の隙間Eが形成されるように貼付部23がバンパ3の内側面3aに対して所定の角度だけ持ち上げられる形でブラケット22の先端部と一体に連結されることにより、内側面3aが水平形状又は曲面形状に形成されたバンパ3に対して、貼付部23がその内側面3aと接触することなくリテーナ本体21がその内側面に沿って移動可能に支持される。
これにより、バンパ3の内側面3aに対して角度を持たせて貼付部23を配置するようにしたので、バンパ3の内側面3aに曲率を持たせた場合であっても、両面接着テープ24がその内側面3aと接触して貼り付くことがなく、リテーナ本体21をその内側面3aに沿って移動させることが可能となり、バンパ3の内側面3aが水平形状である場合と同様にして、バンパ孔3bに対する位置決めを容易に行うことができる。
また、上記実施例1では、リテーナ本体21の周囲に4つのブラケット22が設けられ、ブラケット22毎に突起37が設けられている。これにより、3つの突起37でバンパ3の内側面3aと接触可能となって、バンパ3の内側面3aに対するリテーナ本体21の姿勢を良好に維持することができる。
また、上記実施例1では、各ブラケット22の先端部22bが、複数の異なる曲率の円弧部31〜33を有し該円弧部31〜33の曲率が変化するように弾性変形可能な曲面形状に形成され、各突起37が、ブラケット22の表側の部位を基端とし先端部22bに形成された表裏に貫通する切り欠き部36を通して裏側へ突出する突起形状に形成されている。
これにより、各突起37を容易に形成することができ、しかも貼付部23を両面接着テープ24によってバンパ3に貼り付ける際に、貼付部23の動きに伴ってブラケット22の先端部22bを容易に撓ませることができる。
また、上記実施例1では、各ブラケット22の先端部22bが、中間部22cに比べて肉厚の薄い薄肉形状とされている。これにより、貼付部23の動きに伴い、ブラケット22の先端部22bをより一層容易に撓ませることができ、しかも撓んだ後の弾性復帰力を小さく設定できるので、ブラケット22の先端部22bの弾性復帰に伴う貼付部23の剥れを良好に防止することができる。
また、上記実施例1では、各ブラケット22の基端部22aが、複数の異なる曲率の円弧部34,35を有し該円弧部34,35の曲率が変化するように弾性変形可能な曲面形状に形成され、中間部22cに比べて肉厚の薄い薄肉形状とされている。
これにより、各ブラケット22の先端部22bに加えて、基端部22aにおいても大きく撓ませることが可能となり、バンパ3(4)の厚みが異なる場合でもブラケット22の撓み加減に応じてセンサ1の先端部11aを常に適切な位置に配置することができる。
なお、上記実施例1では、ブラケット22を4つ設けるようにしたが、3つとしてもよく、5つ以上としてもよい。
また、上記実施例1では、各ブラケット22の先端部22bを、中間部22cに比べて肉厚の薄い薄肉形状としたが、中間部22cと同程度の肉厚としてもよい。同様に、各ブラケット22の基端部22aを中間部22cと同程度の肉厚としてもよい。
また、上記実施例1では、各突起37がバンパ3の内側面3aと接触した状態で、両面接着テープ24とバンパ3の内側面3aとの間に楔状の隙間Eが形成されるように、各貼付部23がバンパ3の内側面3aに対して所定の角度だけ持ち上げられる形で各ブラケット22の先端部22bと一体に連結されるように構成したが、これに限らず、例えば水平状の隙間が形成されるように構成してもよい。
また、上記実施例1では、接着部材として両面接着テープ24を使用した場合について説明したが、これに限らず、例えば貼付部23に接着剤を塗布したものでもよい。
また、上記実施例1では、バンパ孔3b(4b)が円形の場合について説明したが、本発明のセンサ取付用リテーナは、円形以外の形状のバンパ孔に対しても広く適用することができる。
また、上記実施例1では、本発明のセンサ取付用リテーナを超音波センサに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば電磁波反射型センサ等のセンサに対しても広く適用することができる。
1 センサ(超音波センサ)
2 リテーナ(センサ取付用のリテーナ)
3,4 バンパ
3a,4a 内側面
3b,4b バンパ孔
5 治具
11 センサ本体
11a 先端部
21 リテーナ本体
22 ブラケット
22a 基端部
22b 先端部
22c 中間部
23 貼付部
24 両面接着テープ(接着部材)
31〜35 円弧部
36 切り欠き部
37 突起(支持部)

Claims (4)

  1. センサの先端部がバンパに形成されたバンパ孔を通して該バンパの外側へ露出した状態となるように、前記センサを前記バンパの内側面に取り付けるセンサ取付用のリテーナであって、
    前記リテーナは、前記センサが予め定められた位置に配置されるように該センサを支持するリテーナ本体と、
    基端部にて前記リテーナ本体と一体に連結され、先端部にて接着部材によって前記バンパの内側面に貼付される平面板状の貼付部に一体に連結されるブラケットと、を備え、
    前記ブラケットは、前記貼付部が前記バンパの内側面に貼付される動作に伴って弾性変形可能とされ、該ブラケットには、前記リテーナ本体を前記バンパの内側面に近づけたときに、前記貼付部が前記バンパの内側面に達するよりも先に該バンパの内側面に達する複数の支持部が一体に形成され、
    前記支持部が該バンパの内側面と接触した状態で、前記接着部材と前記バンパの内側面との間に楔状の隙間が形成されるように前記貼付部が該バンパの内側面に対して所定の角度だけ持ち上げられる形で前記ブラケットの先端部と一体に連結されることにより、前記内側面が水平形状又は曲面形状に形成されたバンパに対して、前記貼付部がその内側面と接触することなく前記リテーナ本体がその内側面に沿って移動可能に支持されることを特徴とするセンサ取付用のリテーナ。
  2. 前記複数の支持部は、3つ以上設けられている請求項1に記載のセンサ取付用のリテーナ。
  3. 前記ブラケットの先端部は、複数の異なる曲率の円弧部を有し該円弧部の曲率が変化するように弾性変形可能な曲面形状に形成され、前記複数の支持部は、前記ブラケットの表側の部位を基端とし該ブラケットに形成された表裏に貫通する切り欠き部を通して裏側へ突出する突起形状に形成されている請求項2に記載のセンサ取付用のリテーナ。
  4. 前記ブラケットの先端部は、該ブラケットの中間部に比べて肉厚の薄い薄肉形状とされている請求項3に記載のセンサ取付用のリテーナ。
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