JP5765506B1 - チタン酸バリウム粉体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明によれば、水酸化バリウム水溶液を常圧下に80℃から沸点までの温度に保ちつつ、これにBET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3?〜5.0?の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンを反応させて、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程、次いで、このようにして得られたチタン酸バリウム前駆体を24時間以上、水熱処理して、チタン酸バリウム粒子を得る工程を含むことを特徴とするチタン酸バリウム粉体の製造方法が提供される。

Description

本発明は、チタン酸バリウム粉体の製造方法に関し、詳しくは、正方晶性にすぐれると共に分散性にすぐれる、均一な微粒子からなるチタン酸バリウム粉体の製造方法に関する。
近年、種々の電子機器の小型化、高性能化及び軽量化に伴い、これらを構成する素子や、また、それらを製造するための出発原料について、特性の改善が強く求められている。
例えば、積層セラミックコンデンサ(MLCC)は薄層化が益々強く求められるに至っており、従って、MLCCの誘電体層に用いられるチタン酸バリウムは、均一な微粒子であること、正方晶性が高いこと、分散性にすぐれること等が一層、求められている。
チタン酸バリウムの製造方法としては、従来、固相法やシュウ酸法、ゾル−ゲル法等が知られている。しかし、最近のMLCCの薄層化の求めに応えるために、微粒子、特に、粒径が250nm程度以下、好ましくは、150nm程度以下である微粒子のチタン酸バリウムを製造するには、湿式法である水熱法が有利である。固相法やシュウ酸法は、仮焼工程を含むので、均一な粒子を得難く、また、粒子が凝集して、微粒子を得難い。ゾル−ゲル法は、高価なアルコキシドを原料として使用するため、製造費用の点において問題がある。
水熱法によるチタン酸バリウムの製造方法は、従来、既に種々のものが知られている。一例として、含水酸化チタンスラリーにバリウム塩水溶液をカルボン酸の存在下に加えてチタン酸バリウム核粒子を生成させ、このチタン酸バリウム核粒子を含むスラリーを水熱処理して球状のチタン酸バリウムを得、更にこれを800〜1200℃の温度で焼成するものである(特許文献1参照)。
この方法によれば、BET比表面積が比較的大きいと共に、正方晶性の高いチタン酸バリウム微粒子を得ることができるが、水熱処理後に仮焼を行うため、均一な粒子を得難く、また、粒子が凝集して、微粒子を得難い。従って、MLCCの製造において、このようなチタン酸バリウムを誘電体として使用する場合、薄層化に対応したMLCCを製造するのが困難である。
特開2002−211926号公報
本発明は、チタン酸バリウム粉体の製造における上述した問題を解決するためになされたものであって、正方晶性にすぐれると共に分散性にすぐれる、均一な微粒子からなるチタン酸バリウム粉体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、水酸化バリウム水溶液を常圧下に80℃から沸点までの温度に保ちつつ、これにBET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンを反応させて、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程、次いで、このようにして得られたチタン酸バリウム前駆体を24時間以上、水熱処理して、チタン酸バリウム粒子を得る工程を含むことを特徴とするチタン酸バリウム粉体の製造方法が提供される。
本発明による特に好ましいチタン酸バリウム粉体の製造方法は、45〜65℃の温度に保持した水に、四塩化チタン水溶液とアルカリ水溶液を同時に加え、この際、生成した反応混合物の温度を45〜65℃の温度の範囲に保つと共に、pHを1.5〜3.5の範囲に保ちながら、四塩化チタンをアルカリで同時中和することによって、BET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを得る工程、次いで、水酸化バリウム水溶液を常圧下に80℃から沸点までの温度に保ちつつ、これに上記アナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンを反応させて、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程、次いで、このようにして得られたチタン酸バリウム前駆体を24時間以上、水熱処理して、チタン酸バリウム粒子を得る工程を含む方法である。
本発明によれば、上述した方法における水熱処理工程、即ち、チタン酸バリウム前駆体を水熱処理して、チタン酸バリウム粒子を得る工程において、水熱処理温度は250℃以下が好ましい。
本発明の方法によれば、正方晶性にすぐれると共に分散性にすぐれる、均一な微粒子からなるチタン酸バリウム粉体を得ることができる。
本発明の方法によって得られたチタン酸バリウム粉体の一例の走査型電子顕微鏡写真(50000倍)である。
本発明によるチタン酸バリウム粉体の製造方法は、水酸化バリウム水溶液を常圧下に80℃から沸点までの温度に保ちつつ、これにBET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンを反応させて、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程、次いで、このようにして得られたチタン酸バリウム前駆体を24時間以上、水熱処理して、チタン酸バリウム粒子を得る工程を含むことを特徴とする。
本発明において、用いるアナターゼ型含水酸化チタンのBET比表面積が400m2/gよりも大きいときは、得られるチタン酸バリウムが正方晶性に劣る。また、アナターゼ型含水酸化チタンのBET比表面積が200m2/gよりも小さいときは、含水酸化チタンは結晶性は高いが、一方において、水酸化バリウムとの反応性が悪いため、得られるチタン酸バリウム粒子が正方晶性において劣る。
特に、本発明によれば、用いるアナターゼ型含水酸化チタンは、そのBET比表面積が200〜350m2/gの範囲にあることが好ましく、特に、220〜330m2/gの範囲にあることがより好ましい。
更に、本発明によれば、用いるアナターゼ型含水酸化チタンは、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°よりも小さいときは、含水酸化チタンは結晶性は高いが、水酸化バリウムとの反応性が悪いため、得られるチタン酸バリウム粒子は正方晶性において低い。また、上記半値幅が5.0°よりも大きいときは、得られるチタン酸バリウム粒子が正方晶性において低い。
特に、本発明によれば、用いるアナターゼ型含水酸化チタンは、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜4.0°の範囲にあり、特に、2.3°〜3.5°の範囲にあるものが好ましい。
上述したように、BET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーは、好ましくは、予め、45〜65℃の温度に保持した水に、それぞれ温度を45〜65℃の温度の範囲とした四塩化チタン水溶液とアルカリ水溶液を同時に加え、この際、生成した反応混合物のpHを1.5〜3.5の範囲として、好ましくは、2.0〜3.5の範囲として、四塩化チタンをアルカリで同時中和することによって得ることができる。
従って、本発明によるチタン酸バリウム粉体の製造方法の最も好ましい製造方法は、45〜65℃の温度に保持した水に、四塩化チタン水溶液とアルカリ水溶液を同時に加え、この際、生成した反応混合物の温度を45〜65℃の温度の範囲に保つと共に、pHを1.5〜3.5の範囲に保ちながら、四塩化チタンをアルカリで同時中和することによって、BET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを得る工程、次いで、水酸化バリウム水溶液を常圧下に80℃から沸点までの温度に保ちつつ、これに上記アナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンを反応させて、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程、次いで、このようにして得られたチタン酸バリウム前駆体を24時間以上の時間、水熱処理して、チタン酸バリウム粒子を得る工程を含む方法である。
本発明によれば、上述したように、アナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーは、好ましくは、四塩化チタンをアルカリで同時中和することによって得ることができるが、ここに、四塩化チタンをアルカリで同時中和するとは、予め、水を入れた容器中に四塩化チタン水溶液とアルカリ水溶液を同時に加え、上記容器中で混合して、四塩化チタンをアルカリで中和することをいう。
上述した四塩化チタンのアルカリによる同時中和において、同時中和を終了した時点におけるスラリー中の含水酸化チタンの濃度は、特に限定されるものではないが、通常、TiO2 換算で10〜50g/Lの範囲にあることが好ましい。同時中和を終了した時点におけるスラリー中の含水酸化チタンの濃度がTiO2 換算で50g/Lよりも高いときは、アモルファス型含水酸化チタンが生成しやすいため、アナターゼ型含水酸化チタンを得難くなる。一方、同時中和を終了した時点におけるスラリー中の含水酸化チタンの濃度がTiO2 換算で10g/Lより低いときは、生産性に劣ることとなる。
上述した四塩化チタンのアルカリによる同時中和において、水、四塩化チタン水溶液及びアルカリ水溶液の温度はすべてが同じである必要はないが、相互に近接していることが好ましく、特に、すべてが同じであることが最も好ましい。
上記アルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物や、アンモニア水等が好ましく用いられる。また、アルカリ水溶液に代えて、固体のアルカリ性化合物を直接加えてもよい。
上述した四塩化チタンのアルカリによる同時中和において、上記生成した反応混合物のpHが1.5〜3.5の範囲にあっても、中和温度が45℃よりも低いときは、アナターゼ型の含水酸化チタンを得ることができず、また、含水酸化チタンはそのBET法比表面積が400m2/gを超える。また、中和温度が65℃よりも高いときは、四塩化チタンが加水分解し、ルチル型の含水酸化チタンが生成しやすくなるか、又は含水酸化チタンの半値幅が2.3°よりも小さくなる。ルチル型の含水酸化チタンは、水酸化バリウムとの反応性が悪く、得られるチタン酸バリウム粒子は正方晶性に劣ることとなる。含水酸化チタンの半値幅が2.3°よりも小さいときも、得られるチタン酸バリウム粒子は正方晶性に劣ることとなる。
一方、上記中和温度が45〜65℃の範囲にあっても、生成した反応混合物のpHが3.5よりも大きいときも、アナターゼ型の含水酸化チタンを得ることができず、また、生成した含水酸化チタンのBET法比表面積が400m2/gを超える。このような含水酸化チタンを用いるときは、得られるチタン酸バリウム粒子は、正方晶性に劣る。また、生成した反応混合物のpHが1.5よりも小さいときは、生成する含水酸化チタンに塩化物イオンが不純物として多く残留し、その結果、水酸化バリウムとの反応性が悪くなり、得られるチタン酸バリウム粒子は正方晶性に劣る。
このように、本発明によれば、四塩化チタンを水中、アルカリで同時中和して、含水酸化チタンを生成させ、得られた水スラリーを濾過、水洗し、中和に伴って生成した塩化物イオン等を除去し、かくして得られたケーキを水に分散させることによって、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程において好ましく用いることができる含水酸化チタンの水スラリーを得る。
本発明によれば、水酸化バリウム水溶液を常圧下に80℃から沸点までの範囲の温度に保ちつつ、これに上述したように、BET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンと反応させることによって、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る。
ここに、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンとの反応によって得られるチタン酸バリウム前駆体は、通常、BET比表面積が50〜200m2/gの範囲にあるチタン酸バリウム微粒子である。上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンとの反応が常圧下での反応であるので、得られるチタン酸バリウム前駆体のBa/Ti比は1よりも小さいが、粉末X線回折によってチタン酸バリウムの結晶構造を有することが確認されている。
上記水酸化バリウム水溶液において、溶媒は、水酸化バリウムと含水酸化チタンとの反応に有害な影響を与えない限りは、水溶性有機溶媒を含んでいてもよい。そのような水溶性有機溶媒として、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等を挙げることができる。
上記水酸化バリウムと含水酸化チタンとの反応によってチタン酸バリウム前駆体を得るに際して、水酸化バリウムと含水酸化チタンは、水酸化バリウム水溶液にアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え終わった時点で、Ba/Tiモル比が1.1〜3.0の範囲であるように用いることが好ましい。上記水酸化バリウムと含水酸化チタンとの反応において、Ba/Tiモル比が1.1よりも小さいときは、アルカリ度が低いため、水酸化バリウムと含水酸化チタンの反応性が悪くなる。また、Ba/Tiモル比が3.0よりも大きいときは、水酸化バリウムと含水酸化チタンの反応性には問題はないが、反応に寄与しない水酸化バリウムを過剰に用いるので、製造費用が高くなる問題がある。
上述したチタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程においては、水酸化バリウムと含水酸化チタンとの反応温度が重要である。上述したようなBET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、上記半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンであっても、水酸化バリウムとの反応温度が常圧下で80℃よりも低いときは、本発明に従って正方晶性の高いチタン酸バリウム粒子を得ることができない。反応温度の上限は、水酸化バリウムを含む反応混合物の沸点までの温度である。
本発明の方法によれば、上述したようにして得られたチタン酸バリウム前駆体を24時間以上、水熱処理し、得られたスラリーを濾過し、水洗した後、乾燥することによって、目的とする正方晶性にすぐれた均一な微粒子からなるチタン酸バリウム粉体を得ることができる。チタン酸バリウム前駆体を経ずに、水熱処理のみによってチタン酸バリウムを合成するときは、水酸化バリウムと含水酸化チタンの反応と粒子成長が同時に進行し、その結果、チタン酸バリウムの粒子内に水酸基が多く取り込まれるので、正方晶性の高いチタン酸バリウム粒子を得ることが困難となる。
この場合、水熱処理に供するチタン酸バリウム前駆体水スラリーは、BaTiO3換算にて0.4〜1.0モル/L濃度の範囲のチタン酸バリウム前駆体を含むものであることが好ましい。
本発明によれば、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーは、通常は、濃縮したり、希釈したりすることなく、得られた濃度のまま、水熱処理に供すればよい。
かくして、本発明によれば、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを、通常、そのまま、オートクレーブに仕込み、常圧下での沸点を超えて、通常、250℃以下であり、好ましくは、105〜250℃の範囲で水熱処理する。
本発明による方法において、水熱処理時間は24時間以上であり、通常、24〜1000時間の範囲であり、好ましくは、24〜500時間の範囲であり、最も好ましくは、24〜200時間の範囲である。本発明によれば、得られるチタン酸バリウムの粒子径は、この水熱処理温度と水熱処理時間によって制御することができる。即ち、水熱処理温度を高くすると、チタン酸バリウムの粒子径は大きくなり、また、水熱処理時間が長いと、チタン酸バリウムの粒子径は大きくなる。特に、本発明によれば、水熱処理時間を長くすることにより、粒子径が大きいと共に、正方晶性の高いチタン酸バリウムを得ることができる。水熱処理時間が24時間よりも短いときは、チタン酸バリウム粒子が十分に成長せず、得られるチタン酸バリウム粒子は正方晶性も低い。
このようにして、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを水熱処理した後、オートクレーブ内容物を常温まで冷却し、得られたスラリーを濾過、水洗し、乾燥して、チタン酸バリウム粉体を得る。乾燥温度は、通常、100〜150℃の範囲である。
このようにして得られるチタン酸バリウム粉体は、正方晶性にすぐれる均一な微粒子からなり、通常、BET比表面積は、3〜70m2/gの範囲にあり、好ましくは、4〜20m2/gの範囲にある。
本発明において、チタン酸バリウムの正方晶性とは、c/a比によって評価するものとし、チタン酸バリウム粉体の粉末X線回折から求めることができる。本発明によって得られるチタン酸バリウム粉体は、上記意味における正方晶性、即ち、c/a比が1.008以上であり、正方晶性にすぐれている。このようにして得られたチタン酸バリウムは、上述したように、チタン酸バリウム前駆体の水熱処理のみによって、高い正方晶性を有しており、分散性にもすぐれるので、チタン酸バリウム前駆体の水熱処理によって得られたチタン酸バリウム粉体を更に仮焼し、解砕しなくともよい。
このように、本発明によって得られるチタン酸バリウム粒子は、正方晶性が高く、分散性にもすぐれている。正方晶性が高いチタン酸バリウムは誘電性にすぐれており、誘電体層用材料として好適に使用できる。その結果、本発明によって得られるチタン酸バリウム粉体は、薄層化に対応したMLCCの製造における誘電体組成物として好適に用いることができる。
以下に実施例を参照して、本発明を詳細に説明するが、本発明はそれら実施例に限定されるものではない。
実施例1
(含水酸化チタン水スラリーの調製)
純水500mLをビーカーに入れ、55℃に加温した。四塩化チタン水溶液((株)大阪チタニウムテクノロジーズ製、TiO2換算で3.8モル/L)350mLを2.5mL/分、純水7Lを50mL/分の速度で上記55℃に加温した水を入れたビーカーに加えると同時に、30重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pHを2.5、温度を55℃に調整しながら、四塩化チタンを同時中和することによって、TiO2換算で14g/L濃度の含水酸化チタンの水スラリーを得た。
この水スラリーを濾過、水洗して、ナトリウムイオンと塩化物イオンを除去した。得られたケーキに純水を加えて、TiO2換算で110g/L濃度のアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを得た。
(チタン酸バリウム前駆体水スラリーの調製)
5L容量の反応容器に純水567mLと水酸化バリウム八水和物(堺化学工業(株)製)959gを入れ、100℃に加熱し、水酸化バリウム八水和物を水に溶解させて、水酸化バリウム水溶液を調製した。
上記含水酸化チタンの水スラリーを温度100℃に保ちながら、同じく、温度を100℃に保った上記水酸化バリウム水溶液に1時間で加えた後、温度100℃で2時間反応させて、BaTiO3換算で0.66モル/L濃度のチタン酸バリウム前駆体水スラリーを得た。水酸化バリウム水溶液に含水酸化チタンの水スラリーを加え終わった時点でのBa/Tiモル比は2.3であった。
(チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理)
上記BaTiO3換算で0.66モル/L濃度のチタン酸バリウム前駆体水スラリーをオートクレーブ容器に入れ、180℃で120時間水熱処理した。この後、オートクレーブ内容物を室温まで放冷した。得られた水スラリーを濾過、水洗した後、130℃で乾燥して、チタン酸バリウム粉体を得た。
上記チタン酸バリウム粉体の走査型電子顕微鏡写真(50000倍)を図1に示す。本発明によれば、均一な微粒子からなるチタン酸バリウム粉体を得ることができる。
実施例2
実施例1において、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を180℃で48時間行った以外は、実施例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
実施例3
実施例1において、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を200℃で24時間行った以外は、実施例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
実施例4
実施例1において、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を160℃で168時間行った以外は、実施例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
実施例5
実施例1において、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を200℃で180時間行った以外は、実施例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
実施例6
実施例1において、四塩化チタンの同時中和をpH3.5、温度45℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を170℃で96時間行った以外は、実施例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
実施例7
実施例1において、四塩化チタンの同時中和をpH2.0、温度45℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を200℃で24時間行った以外は、実施例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例1
(含水酸化チタン水スラリーの調製)
純水500mLをビーカーに入れ、60℃に加温した。四塩化チタン水溶液((株)大阪チタニウムテクノロジーズ製、TiO2換算で3.8モル/L)350mLを2.5mL/分、純水7Lを50mL/分の速度で上記60℃に加温した水を入れたビーカーに加えると同時に、30重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pHを2.0、温度を60℃に調整しながら、四塩化チタンを同時中和することによって、TiO2換算で14g/L濃度の含水酸化チタンの水スラリーを得た。
この水スラリーを濾過、水洗して、ナトリウムイオンと塩化物イオンを除去した。得られたケーキに純水を加えて、TiO2換算で110g/L濃度のアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを得た。
(チタン酸バリウム前駆体水スラリーの調製)
5L容量の反応容器に純水567mLと水酸化バリウム八水和物(堺化学工業(株)製)959gを入れ、100℃に加熱し、水酸化バリウム八水和物を水に溶解させて、水酸化バリウム水溶液を調製した。
上記含水酸化チタンの水スラリーを温度100℃に保ちながら、同じく、温度を100℃に保った上記水酸化バリウム水溶液に1時間で加えた後、温度100℃で2時間反応させて、BaTiO3換算で0.66モル/L濃度のチタン酸バリウム前駆体水スラリーを得た。水酸化バリウム水溶液に含水酸化チタンの水スラリーを加え終わった時点でのBa/Tiモル比は2.3であった。
(チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理)
上記BaTiO3換算で0.66モル/L濃度のチタン酸バリウム前駆体水スラリーをオートクレーブ容器に入れ、190℃で0.5時間水熱処理した。この後、オートクレーブ内容物を室温まで放冷した。得られた水スラリーを濾過、水洗した後、130℃で乾燥して、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例2
比較例1において、四塩化チタンの同時中和を温度50℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を180℃で20時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例3
比較例1において、四塩化チタンの同時中和を温度50℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を205℃で2時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例4
比較例1において、四塩化チタンの同時中和をpH3.0で行い、含水酸化チタンと水酸化バリウムとの反応を温度100℃で5時間行い、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を130℃で0.5時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例5
比較例1において、四塩化チタンの同時中和を温度50℃で行うと共に、含水酸化チタンと水酸化バリウムとの反応を温度80℃で5時間行い、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を200℃で2時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例6
比較例1において、四塩化チタンの同時中和をpH3.0で行い、水酸化チタンと含水酸化バリウムとの反応を温度95℃で5時間行い、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を180℃で0.5時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例7
比較例1において、四塩化チタンの同時中和を温度50℃で行うと共に、含水酸化チタンと水酸化バリウムを温度100℃で2時間行い、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を110℃で2時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例8
比較例1において、四塩化チタンの同時中和をpH5.0、温度20℃で行うと共に、含水酸化チタンと水酸化バリウムを温度70℃で2時間行い、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を150℃で160時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例9
比較例1において、四塩化チタンの同時中和をpH2.5、温度55℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を250℃で2時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例10
比較例1において、四塩化チタンの同時中和を温度45℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を180℃で20時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例11
比較例1において、四塩化チタンの同時中和を温度80℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を200℃で24時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例12
比較例1において、四塩化チタンの同時中和をpH1.5、温度20℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を160℃で40時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
比較例13
比較例1において、四塩化チタンの同時中和をpH4.0、温度40℃で行うと共に、チタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理を170℃で24時間行った以外は、比較例1と同様にして、チタン酸バリウム粉体を得た。
上記実施例1〜7及び比較例1〜13において、四塩化チタンを水酸化ナトリウムで同時中和する際のpHと温度、含水酸化チタンと水酸化バリウムとの反応によるチタン酸バリウム前駆体を得る際の反応温度と時間、及びチタン酸バリウム前駆体水スラリーの水熱処理温度と時間を表1に示す。また、上記実施例1〜7及び比較例1〜13において用いた含水酸化チタンの物性と得られたチタン酸バリウム粉体の物性を表2に示す。
(含水酸化チタンの結晶構造)
四塩化チタンを水酸化ナトリウムで同時中和して得られた含水酸化チタン水スラリーを一部採取し、濾過、水洗、乾燥し、得られた粉体について、粉末X線回折装置((株)リガク製RINT−TTR III、線源CuKα)を用いて、その結晶構造を確認した。更に、(101)面のピークから半値幅を算出して、含水酸化チタンの結晶性の指標とした。尚、表2において、比較例8、12及び13による含水酸化チタンは、ピークが非常にブロードであるので、アモルファスであるとした。
(チタン酸バリウムのc/a比)
チタン酸バリウム粉体について、粉末X線回折装置((株)リガク製RINT−TTR III、線源CuKα)を用いて、粉末X線回折を行い、WPPF法を用いてc/a比を算出した。
(含水酸化チタン粉末とチタン酸バリウム粉末の比表面積)
含水酸化チタン粉末とチタン酸バリウム粉末の比表面積は、全自動比表面積測定装置((株)マウンテック製HM model−1220)を用いて、205℃で30分脱気した後、BET1点法で測定した。
表2に示すように、本発明によって得られたチタン酸バリウム粉体は、比表面積が4〜20m2/gの範囲にあると共に、c/a比が1.008以上であり、かくして、正方晶性にすぐれた微粒子からなるものである。
また、本発明の方法においては、チタン酸バリウム前駆体を水熱処理して得られたチタン酸バリウム粉体を焼成しないので、解砕処理を必ずしも必要とせずして、分散性にすぐれたチタン酸バリウム粉体を得ることができる。


Claims (4)

  1. 水酸化バリウム水溶液を常圧下に80℃から沸点までの温度に保ちつつ、これにBET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンを反応させて、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程、次いで、このようにして得られたチタン酸バリウム前駆体を24時間以上、水熱処理して、チタン酸バリウム粒子を得る工程を含むことを特徴とするチタン酸バリウム粉体の製造方法。
  2. 上記チタン酸バリウム前駆体を水熱処理して、チタン酸バリウムを得る工程において、250℃以下の温度で水熱処理する請求項1に記載の方法。
  3. 45〜65℃の温度に保持した水に、四塩化チタン水溶液とアルカリ水溶液を同時に加え、この際、生成した反応混合物の温度を45〜65℃の温度の範囲に保つと共に、pHを1.5〜3.5の範囲に保ちながら、四塩化チタンをアルカリで同時中和することによって、BET比表面積が200〜400m2/gの範囲にあると共に、X線回折によって測定される(101)面の回折ピークの半値幅が2.3°〜5.0°の範囲にあるアナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを得る工程、次いで、水酸化バリウム水溶液を常圧下に80℃から沸点までの温度に保ちつつ、これに上記アナターゼ型含水酸化チタンの水スラリーを加え、上記水酸化バリウムと上記含水酸化チタンを反応させて、チタン酸バリウム前駆体の水スラリーを得る工程、次いで、このようにして得られたチタン酸バリウム前駆体を24時間以上、水熱処理して、チタン酸バリウム粒子を得る工程を含む請求項1に記載の方法。
  4. 上記チタン酸バリウム前駆体を水熱処理して、チタン酸バリウムを得る工程において、250℃以下の温度で水熱処理する請求項3に記載の方法。
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