JP6005528B2 - 二酸化チタン溶液の製造方法及びペロブスカイト型チタン複合酸化物の製造方法 - Google Patents

二酸化チタン溶液の製造方法及びペロブスカイト型チタン複合酸化物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は二酸化チタン溶液の製造方法及びそれを用いたペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液の製造方法、更にはペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法に関するものである。
ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物は、従来、圧電体、積層セラミックコンデンサ等の機能性セラミックの原料として用いられてきた。
ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を製造する1つの方法として、Aサイト金属含有化合物と二酸化チタンとを混合し、得られる混合物を1000℃以上で仮焼する、所謂、固相法が知られている。
固相法で得られるペロブスカイト型チタン複合酸化物の正方晶性を高めるには、Aサイト金属含有化合物と二酸化チタンを含む混合物を仮焼して該ペロブスカイト型チタン酸塩を製造する際の仮焼温度を高くすることも有効であるが、仮焼温度を高くすると、粒子の成長や粒子同士の凝結が生じ、得られるペロブスカイト型チタン複合酸化物の微細化が困難になる。
このため、例えば、下記特許文献1には、炭酸バリウムと比表面積が10m/g以上の二酸化チタン等の金属酸化物を混合し、得られる混合物を2×10Pa以下の酸素分圧下において仮焼する方法が提案されている。
また、下記特許文献2には炭酸バリウムと、ルチル化率が30%以下であり、BET比表面積が5m/g以上の二酸化チタンとを、好ましくは全圧力が1×10Pa以下の雰囲気圧力下で仮焼する方法が提案されている。
また、下記特許文献3には、炭酸バリウムと二酸化チタンの混合物を、温度600〜1100℃、かつ、二酸化炭素分圧が400〜1000ppmの雰囲気下で仮焼する方法が提案されている。
ところで、ナノサイズの微細な二酸化チタンは、光触媒、紫外線遮蔽材、透明高分子材料の充填材として利用されている。この微細な二酸化チタンは凝集しやすい。この凝集を抑制するため微細な二酸化チタンは多くの場合、強酸性溶液として調製されているが、強酸性を有することから取扱いが難しくなることや作業環境等の問題が生じる場合がある。
このため中性の二酸化チタン溶液の検討もなされている(例えば、特許文献4参照)。また、下記特許文献5には、チタンの加水分解物と、カルボキシ基および/またはアミノ基を有する化合物とを含有する溶液を80℃以上で加熱処理する二酸化チタン溶液の製造方法を開示しているが、特許文献5で得られる二酸化チタン溶液は、弱アルカリの黄色に着色した透明溶液であり、本願発明の弱酸性乃至中性の無色透明な溶液ではない。
特開2001−316114号公報 特開2002−255552号公報 特開2006−327890号公報 特表2005−535556号公報 特開2005−126314号公報
従来、ナノサイズの二酸化チタンを含む溶液は、主に光触媒用等として開発されているため、セラミック原料として適用することについての検討はその取扱い方法も含めてほとんどなされていないのが現状である。
また、前記従来技術のように固相法によりペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を製造する方法が種々検討されているが、工業的に有利に製造するため、更に低温でペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を製造することも要望されている。
従って、本発明の目的は、取扱いが容易で、セラミック原料としても利用できる二酸化チタン溶液工業的に有利な方法提供すること。更に、本発明の目的は、該二酸化チタン溶液を用い、工業的に有利な方法で、低温でX線的に単相のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を製造することにある。
本発明者らは、上記実情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、チタン化合物を炭酸水素塩で加水分解して生成された水酸化チタンは、従来の水酸化チタンに比べて凝集が少ないものが得られること。また、この凝集が少ない水酸化チタンとクエン酸アンモニウム塩を水溶媒中で加熱処理したものは、取り扱いが容易な二酸化チタン微粒子が水溶媒中に高分散した弱酸性乃至中性の無色透明な二酸化チタン溶液になること。また、この二酸化チタン溶液は、セラミック原料としても利用可能な二酸化チタン微粒子を容易に単離することができこと。更に、該二酸化チタン微粒子をペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物のAサイト金属源として用いて、Bサイト金属含有化合物との反応を行うことにより、低温でX線的に単相のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物が得られることを見出し本発明を完成するに到った。
また、本発明が提供しようとする第の発明は、チタン化合物を炭酸水素塩で加水分解して水酸化チタンを得る第1工程、次いで得られた水酸化チタンと、クエン酸アンモニウム塩とを水溶媒中で加熱処理する第2工程とを有し、前記第2工程でのクエン酸源の添加量が生成される二酸化チタンに対するクエン酸アンモニウム塩のモル比で1.2〜3.0であることを特徴とする二酸化チタン溶液の製造方法である。
また、本発明が提供しようとする第の発明は、前記第1の発明の方法で得られた二酸化チタン溶液に、更にペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物のAサイト金属源となるAサイト金属含有化合物を添加することを特徴とするペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液の製造方法である。
また、本発明が提供しようとする第の発明は、前記第1の発明の方法で得られた二酸化チタン溶液から溶媒を除去することを特徴とする二酸化チタン微粒子の製造方法である。
また、本発明が提供しようとする第の発明は、ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を製造する方法であって、Bサイト金属含有化合物として前記第の発明の二酸化チタン微粒子を用い、該二酸化チタン微粒子とAサイト金属含有化合物を含む混合物を焼成することを特徴とするペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法である。
本発明によれば、取扱いが容易で、セラミック原料としても利用できる二酸化チタン溶液を提供することができる。また、該二酸化チタン溶液から得られる二酸化チタン微粒子を用いることにより、低温でX線的に単相のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を工業的に有利に製造することができる。
実施例1で得られた水酸化チタンのSEM写真。 比較例1で得られた水酸化チタンのSEM写真。 (1)は実施例6で調製したペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体のX線回折図。(2)はペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体を650℃で焼成して得られたチタン酸バリウムのX線回折図。
本発明に係る二酸化チタン溶液は、チタン化合物を炭酸水素塩で加水分解して生成された水酸化チタンと、クエン酸アンモニウム塩とを水溶媒中で加熱処理して得られる弱酸性乃至中性の無色透明な溶液であることを特徴とするものである。
即ち、本発明に係る二酸化チタン溶液は、基本的に水酸化チタンから得られる二酸化チタンを、クエン酸アンモニウム塩で改質し、水溶媒を分散媒体として平均粒径が50nm以下、好ましくは40nm以下、いっそう好ましくは1〜35nmである二酸化チタン微粒子を高分散させた溶液である。
また、該水溶媒としては、水、或いは水と親水性有機溶媒との混合溶媒であってもよい。
本発明の二酸化チタン溶液に係る水酸化チタンは、凝集が少ない水酸化チタンが用いられる。これは、従来の二酸化チタンを製造する方法では、水酸化チタンは、チタン化合物をアンモニア水で加水分解したものが用いられるが、このアンモニア水で加水分解した水酸化チタンは、凝集性が高く(図2参照。)、このような凝集性が高い水酸化チタンを用いても、弱酸性乃至中性の無色透明な二酸化チタン溶液を得ることが難しいと言う知見から本発明では、凝集が少ない水酸化チタン(図1参照)が好ましく用いられる。
本発明に係る二酸化チタン溶液の好ましい諸物性は、二酸化チタンの濃度が1〜7質量%、好ましくは2〜5質量%であることが生産性と水酸化チタンスラリーの粘度が良好になる観点から好ましい。
また、本発明に係る二酸化チタン溶液は、pHが弱酸性乃至中性であり、強酸性の二酸化チタン溶液に比べて取扱いが容易であることも特徴の一つである。本発明において、二酸化チタン溶液のpHは、25℃における二酸化チタン溶液を市販のpH計で測定して求められるものである。本発明に係る二酸化チタン溶液のpHは、好ましくは5〜7、更に好ましくは5〜6である。
本発明に係る二酸化チタン溶液は、例えば、チタン化合物を炭酸水素塩で加水分解して水酸化チタンを得る第1工程、次いで得られた水酸化チタンと、クエン酸アンモニウム塩とを水溶媒中で加熱処理する第2工程とを施すことにより工業的に有利に製造することが出来る。
本発明に係る第1工程は、チタン化合物を炭酸水素塩で加水分解して凝集の少ない水酸化チタンを得る工程である。
第1工程に係るチタン化合物は、例えば、四塩化チタン、硫酸チタン、硫酸チタニル、シュウ酸チタンアンモニウム、ヘキサフルオロチタン酸アンモニウム、チタンメトキシド、チタンエトキシド、チタンイソプロポキシド、チタンn−ブトキシド等が挙げられ、このうち、四塩化チタンが水系で金属不純物が残存しにくいという観点から好ましく用いられる。
第1工程に係る炭酸水素塩は、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられ、このうち、炭酸水素アンモニウムが水に対する溶解度と金属不純物が残存しにくいという観点から好ましい。
炭酸水素塩のチタン化合物に対する添加量は、モル比(炭酸水素塩/チタン化合物)で、3〜5、好ましくは3.5〜4.5とすることがろ過性や溶存イオンが洗浄により容易に除去できる観点から好ましい。
第1工程に係る好ましい反応操作は、炭酸水素塩を溶解した水溶液にチタン化合物を添加することにより行う。
炭酸水素塩の水溶液中の濃度は、特に制限されるものではないが5〜25質量%、好ましくは10〜20質量%とすることが好ましい。
加水分解反応を行う温度は、特に制限はなく通常5〜50℃、好ましくは15〜35℃で十分である。
第1工程終了後、得られる水酸化チタンから副生する塩等の不純物を取り除くため、所望により、洗浄を行うことができる。洗浄方法としては、水酸化チタンに含まれる塩等の不純物を除去できる方法であれば特に制限はなく、例えばデカンテーション、遠心分離、ろ過等により行うことが出来る。
第2工程は、第1工程で得られた凝集の少ない水酸化チタンと、クエン酸アンモニウム塩とを水溶媒中で加熱処理して、目的とする二酸化チタン溶液を得る工程である。
第2工程に係る水酸化チタンの水溶媒への添加量は、特に制限されるものではないが、生成される二酸化チタン濃度が1〜7質量%、好ましくは2〜5質量%となるように調整することが生産性とスラリー粘度が良好になる観点から好ましい。
第2工程に係るクエン酸アンモニウム塩は、クエン酸1アンモニウム、クエン酸2アンモニウム、クエン酸3アンモニウムが挙られる。これらのクエン酸アンモニウム塩は市販のものをそのまま用いてもよいが、クエン酸とアンモニウムを水溶媒中で反応させて調製したものであってもよい。クエン酸とアンモニウムを水溶媒中で反応させる場合は、第2工程に係る水溶媒にクエン酸とアンモニアとを個別に添加し、そのまま第2工程の反応を行えばよい。
第2工程において、クエン酸アンモニウム塩の添加量も本発明の二酸化チタン溶液を得る上で重要な要件の一つである。
第2工程に係るクエン酸アンモニウム塩の添加量は、生成される二酸化チタンに対するクエン酸アンモニウム塩のモル比で1.2〜3.0、好ましくは1.5〜2.5である。この理由は、クエン酸アンモニウム塩の添加量が生成される二酸化チタンに対するクエン酸アンモニウム塩のモル比で1.2未満では無色透明溶液を得がたく、一方、クエン酸アンモニウム塩の添加量が、生成される二酸化チタンに対するクエン酸アンモニウム塩のモル比で3.0を超えるとクエン酸アンモニウム塩が過剰となり、焼成時の重量減少が大きくなるためである。
加熱処理温度は、80〜120℃、好ましくは85〜98℃である。この理由は、加熱処理温度が80℃未満では分散に長時間を要し、無色透明の溶液が得られにくくなる傾向があり、一方、加熱処理温度が120℃を超えると長時間加熱処理をした場合に、溶液が黄色透明になる傾向があるからである。
また、加熱処理時間は、臨界的ではない。一般に0.5時間以上、特に1〜3時間加熱処理すれば、本発明の二酸化チタン溶液を得ることができる。
また、本発明に係る二酸化チタン溶液は、該溶液を乾燥することにより二酸化チタン微粒子を含むゲルを得ることができる。
本発明に係る二酸化チタン溶液は、チタンコーティング溶液や液相反応の原料、或いは、本発明に係る二酸化チタン溶液に、更にペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物のAサイト金属源となるAサイト金属含有化合物を添加することによりペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液とすることもができる。また、二酸化チタン溶液から溶媒を除去して得られる二酸化チタン微粒子は、ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造原料としても好適に使用することができる。
本発明に係るペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法は、Bサイト金属含有化合物として本発明の二酸化チタン溶液から溶媒を除去して得られる二酸化チタン微粒子を用い、該二酸化チタンとAサイト金属含有化合物を含む混合物を焼成するものであり、大別すると(イ)原料混合工程、(ロ)焼成工程を含むものである。
(イ)原料混合工程;
原料混合工程は、本発明の二酸化チタン溶液から溶媒を除去して得られる二酸化チタン微粒子と、Aサイト金属含有化合物とを含む混合物を調整し、各原料が均一混合された原料混合物を得る工程である。
原料混合工程に係る二酸化チタン微粒子は、前記した本発明の二酸化チタン溶液から溶媒を除去して得られる二酸化チタン微粒子が用いられる。この二酸化チタン微粒子の電子顕微鏡で観察される平均粒径は50nm以下、好ましくは40nm以下、いっそう好ましくは1〜35nmである。また、本発明に係る二酸化チタン微粒子は、結晶質状態のものであってもアモルファス状態のものであってもよい。
なお、本発明の二酸化チタン溶液から溶媒を除去した場合には、除去方法により二酸化チタン微粒子にクエン酸等の有機物が含有されることがあるが、後述する(ロ)焼成工程での焼成により容易に除去することができる。
二酸化チタン溶液から水溶媒を除去する方法は、特に制限されるものではなく、例えば、自然乾燥方法、減圧下に溶媒を除去する方法や噴霧乾燥方法等の常法が適用できる。
原料混合工程に係るAサイト金属含有化合物は、バリウム、カルシウム、マグネシウム及びストロンチウムから選ばれる金属元素を含有する化合物であり、これらは1種又は2種以上で用いられる。本発明では、Aサイト金属含有化合物は、生成されるペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の誘電率が高くなる観点からバリウム化合物が好ましい。
用いることができるAサイト金属含有化合物としては、通常、ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造用の原料として用いられるAサイト金属含有化合物であれば、特に制限されず、Aサイト金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、アルコキシド及び有機酸塩等が挙げられ、これらは1種又は2種以上で用いられる。
Aサイト金属含有化合物の添加量は、二酸化チタン微粒子中のTi原子に対するAサイト金属の総原子数に対するモル比(A/Ti)で0.98〜1.02、好ましくは0.99〜1.01であることが炭酸バリウム等の副生物の生成や未反応の二酸化チタンの抑制の観点から好ましい。
これら原料の混合方法としては、乾式又は湿式の何れで行ってもよい。湿式の場合は、本発明の二酸化チタン溶液に、Aサイト金属含有化合物を所定量添加した後、溶媒を除去したものであってもよく、特に本発明の二酸化チタン溶液は、各種のAサイト金属化合物を、更に溶解しても安定な透明溶液の状態を保持することから、Aサイト金属含有化合物を二酸化チタン溶液に添加して一旦、Aサイト金属化合物も溶解した所謂、ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液を調整し、次いで水溶媒を除去することにより、二酸化チタン微粒子とAサイト金属化合物との均一混合物を得ることができるので、このような混合方法を採用することで乾式混合に比べて工程を簡略化できると言う利点を有する。
また、乾式で均一混合を調整する場合は、Aサイト金属化合物は平均粒径が1.0μm以下、好ましくは0.5μm以下のものを用いると反応性が優れた均一混合物が得られる観点から好ましい。乾式での混合方法としては、例えば、リボンミキサー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、ナウターミキサー等を用いる混合方法が挙げられる。また、実験室レベルでは家庭用ミキサー等での十分である。
また、本発明において、必要によりTi以外のBサイト金属を含有する化合物を、前述した乾式又は湿式で混合物に添加することができる。Ti以外のBサイト金属を含有する化合物としては酸化ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、ジルコニウムアルコキシド或いは有機酸ジルコニウム等のジルコニウム化合物が挙がられる。この場合、各原料の配合割合はAサイト金属の総原子数に対するBサイト金属の総原子数に対するモル比(A/B)で0.98〜1.02、好ましくは0.99〜1.01とすることが炭酸バリウム等の副生物の生成や未反応の二酸化チタンの抑制の観点から好ましい。
(ロ)焼成工程;
本発明のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法に係る焼成工程は、原料混合工程で得られた二酸化チタン微粒子と、Aサイト金属含有化合物を含む原料混合物を焼成して本発明のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を得る工程である。
焼成工程において、原料混合物を焼成して、二酸化チタン微粒子と、Aサイト金属含有化合物及び必要により添加されるTi以外のBサイト金属含有化合物を反応させる際の焼成温度は600〜1100℃である。この理由は焼成温度が600℃未満では未反応のAサイト金属含有化合物が残存しX線的に単相のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を得ることが難しくなる傾向があり、一方、焼成温度が1100℃より高くなると粒成長により所望の粒径の粒子が得られなくなる傾向があるからである。なお、本製法では、低温でX線的に単相のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を得ることが可能なので、この利点を生かすため焼成温度を600〜1000℃として行うことが好ましい。
焼成時間は好ましくは1時間以上、更に好ましくは5〜24時間である。また、焼成雰囲気は、特に制限されず、不活性ガス雰囲気下、真空雰囲気下、酸化性ガス雰囲気下、大気中のいずれであってもよく、或いは水蒸気を導入しながら前記雰囲気中で焼成を行ってもよい。
焼成は所望により何度行ってもよい。或いは、粉体特性を均一にする目的で、一度焼成したものを粉砕し、次いで再焼成を行ってもよい。
焼成後、適宜冷却し、必要に応じ粉砕してペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の粉末を得る。
本発明のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法を行い得られるペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物において、好ましい化合物としては、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウムやAサイトやBサイトの一部を他金属元素に置換した複合酸化物等が挙げられる。
また、得られるペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の好ましい諸物性は、BET法により求められる平均粒径が好ましくは10〜500nm、特に好ましくは20〜300nmで、BET比表面積が好ましくは2〜100m/g、特に好ましくは3.5〜50m/gである。
また、本発明に係るペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液を、金属箔、ガラス等の所望の基板に塗布後、上記条件にて焼成を行うことによりペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の薄膜を得ることが出来る。
該前駆体溶液を基板に塗布する方法としては、スピンコーティング法やディップコーティング法、キャスト法、グラビア(転写)コーティング法等一般的に薄い液膜を形成できる方法であればいずれも好適に使用できる。
また、本発明のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法を行い得られるペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物には、必要により誘電特性や温度特性を調製する目的で、副成分元素含有化合物を添加して、副成分元素を含有させることができる。用いることができる副成分元素含有化合物としては、例えば、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの希土類元素、Ba、Li、Bi、Zn、Mn、Al、Si、Ca、Sr、Co、Ni、Cr、Fe、Mg、Ti、V、Nb、Mo、W及びSnからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を含有する化合物が挙げられる。
副成分元素含有化合物は、無機物又は有機物のいずれであってもよい。例えば、前記の元素を含む酸化物、水酸化物、塩化物、硝酸塩、蓚酸塩、カルボン酸塩及びアルコキシド等が挙げられる。副成分元素含有化合物がSi元素を含有する化合物である場合は、酸化物等に加えて、シリカゾルや珪酸ナトリウム等も用いることができる。副成分元素含有化合物は1種又は2種以上適宜組み合わせて用いることができる。その添加量や添加化合物の組み合わせは、常法に従って行えばよい。
ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物に副成分元素を含有させるには、例えば、ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物と副成分元素含有化合物を均一混合後、焼成を行えばよい。或いは、前記(ロ)の原料混合工程で、副成分元素含有化合物も併用して添加し均一混合後、焼成を行ってもよい。
本発明のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法を行い得られたペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を用いて、例えば積層セラミックコンデンサを製造する場合には、先ず、ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の粉末を、副成分元素を含め従来公知の添加剤、有機系バインダ、可塑剤、分散剤等の配合剤と共に適当な溶媒中に混合分散させてスラリー化し、シート成形を行う。これにより、積層セラミックコンデンサの製造に用いられるセラミックシートを得る。該セラミックシートから積層セラミックコンデンサを作製するには、先ず、該セラミックシートの一面に内部電極形成用導電ペーストを印刷する。乾燥後、複数枚の前記セラミックシートを積層し、厚み方向に圧着することにより積層体とする。次に、この積層体を加熱処理して脱バインダ処理を行い、焼成して焼成体を得る。さらに、該焼成体にNiペースト、Agペースト、ニッケル合金ペースト、銅ペースト、銅合金ペースト等を塗布し焼き付けて、積層セラミックコンデンサが得られる。
また、本発明のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法を行い得られたペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の粉末を、例えばエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂に配合して、樹脂シート、樹脂フィルム、接着剤等とすると、プリント配線板や多層プリント配線板等の材料、内部電極と誘電体層との収縮差を抑制するための共材、電極セラミック回路基板、ガラスセラミックス回路基板、回路周辺材料及び無機EL用の誘電体材料として用いることができる。
また、本発明のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法を行い得られたペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物は、排ガス除去、化学合成等の反応時に使用される触媒や、帯電防止、クリーニング効果を付与する印刷トナーの表面改質材として好適に用いられる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
{第1工程};
9質量%の炭酸水素アンモニウム水溶液 290gに二酸化チタン換算で6質量%のTiCl希釈水溶液 180gを25℃で滴下し、水酸化チタンを沈殿させ、次いでろ過により沈殿物を分離した。水での洗浄・ろ過を繰り返し、NHClを取り除いた。得られた水酸化チタンを一部採取し、その形状を走査型電子顕微鏡写真で観察した(図1)。
{第2工程};
次いで水酸化チタンのろ過ケーキに全量360gとなるように純水を加え、二酸化チタンとして3質量%となるように懸濁液を調整した。この溶液にクエン酸2アンモニウム45.87g(二酸化チタン1molに対して1.5mol)加えた後、攪拌しながら90℃で1時間加熱処理を行い二酸化チタン溶液を得た。加熱終了後の溶液は無色透明であり、無色透明液のpHをpHメーターで測定したところ25℃におけるpHは5.4であった。
<実施例2>
クエン酸2アンモニウムの量を61.16g(二酸化チタン1molに対して2mol)に変更した以外は実施例1と同様の操作を行った。この時、加熱終了後の溶液は無色透明であり、無色透明液のpHをpHメーターで測定したところ25℃におけるpHは5.4であった。
<実施例3>
クエン酸2アンモニウムの代わりクエン酸・1水和物 56.53gを加え、アンモニア水でpH5.4になるようにした後、加熱処理した以外は実施例1と同様の操作を行った。この時、加熱終了後の溶液は無色透明であり、無色透明液のpHをpHメーターで測定したところ25℃におけるpHは5.4であった。
<比較例1>
194gの純水に28%NHOH水溶液80mlを加えた水溶液に二酸化チタン換算で6質量%のTiCl希釈水溶液180gを25℃で滴下し水酸化チタンを沈殿させ、次いでろ過により沈殿物を分離した。水で洗浄・ろ過を繰り返し、Clを取り除いた。
得られた水酸化チタンを一部採取し、その形状を走査型電子顕微鏡写真で観察した(図2)。
次いで洗浄後の水酸化チタンのろ過ケーキに全量360gとなるように純水を加え、二酸化チタンとして3質量%となるように調整した。この溶液にクエン酸2アンモニウム45.87g二酸化チタン1molに対して1.5mol加え、攪拌しながら90℃で1時間加熱処理を行った。加熱処理後、水溶液は白色スラリーのままであり、無色透明の水溶液は得られなかった。
<比較例2>
9質量%の炭酸水素アンモニウム水溶液290gに二酸化チタン換算で6質量%のTiCl希釈水溶液180gを25℃で滴下し水酸化チタンを沈殿させ、次いでろ過により沈殿物を分離した。水で洗浄・ろ過を繰り返し、Clを取り除いた。洗浄後のろ過ケーキに全量360gとなるように純水を加え、二酸化チタンとして3質量%となるように調整した。この溶液にクエン酸2アンモニウム38.91g(二酸化チタン1molに対して1mol)加え、攪拌しながら90℃で1時間加熱処理を行った。加熱処理後、水溶液は白色スラリーのままであり、無色透明の水溶液は得られなかった。
<実施例4>
実施例2で得られた二酸化チタン溶液にBa/Ti=1.00となるようにクエン酸バリウムを加え、攪拌した。この時析出物は観察されず、pH5.2の無色透明なペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液が得られた。
<実施例5>
実施例2で得られた二酸化チタン溶液から全量乾燥により溶媒を除去した後、600℃で1時間焼成することによりクエン酸等の有機物を除去し二酸化チタン微粒子を得た。この二酸化チタン微粒子をSEMで観察したところ、平均粒径で約30nmであった。
なお、SEMでの平均粒径の測定は、任意に抽出した200個の粒子の平均値として表わした。
<実施例6>
実施例2で得られた二酸化チタン溶液にBa/Ti=1.00となるように水酸化バリウム・8水塩を加え、攪拌した。この時析出物は観察されず、pH7.8の無色透明なペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液が得られた。この二酸化チタンと水酸化バリウムを溶解したペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液を全量乾燥し、取り出したペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体粉末を粉末X線回折装置(ブルカー社製D8 ADVANCE)により測定した結果アモルファスであった(図3の(1)参照)。このペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体粉末を650℃で焼成することで、単相のチタン酸バリウムが得られた(図3の(2)参照)。
<比較例3>
市販の二酸化チタン(平均粒径0.1μm)にBa/Ti=1.00となるように炭酸バリウム(平均粒径0.5μm)を加え、家庭用ミキサーでよく混合した。次いで、得られた混合物を650℃で焼成したところ、未反応の炭酸バリウムと酸化チタンが存在し、単相のチタン酸バリウムが得らなかった。
本発明によれば、取扱いが容易で、セラミック原料としても利用できる二酸化チタン溶液を提供することができる。また、該二酸化チタン溶液から得られる二酸化チタン微粒子を用いることにより、低温でX線的に単相のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を工業的に有利に製造することができる。

Claims (11)

  1. チタン化合物を炭酸水素塩で加水分解して水酸化チタンを得る第1工程、次いで得られた水酸化チタンと、クエン酸アンモニウム塩とを水溶媒中で加熱処理する第2工程とを有し、前記第2工程でのクエン酸アンモニウム塩の添加量が生成される二酸化チタンに対するクエン酸アンモニウム塩のモル比で1.2〜3.0であることを特徴とする二酸化チタン溶液の製造方法。
  2. 炭酸水素塩が炭酸水素アンモニウムであることを特徴とする請求項記載の二酸化チタン溶液の製造方法。
  3. チタン化合物が四塩化チタンであることを特徴とする請求項記載の二酸化チタン溶液の製造方法。
  4. 加熱処理温度が80〜120℃であることを特徴とする請求項乃至3の何れか1項に記載の二酸化チタン溶液の製造方法。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法で得られた二酸化チタン溶液に、更にペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物のAサイト金属源となるAサイト金属含有化合物を添加することを特徴とするペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液の製造方法。
  6. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法で得られた二酸化チタン溶液から溶媒を除去することを特徴とする二酸化チタン微粒子の製造方法
  7. ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物を製造する方法であって、Bサイト金属含有化合物として請求項記載の方法で得られた二酸化チタン微粒子を用い、該二酸化チタンとAサイト金属含有化合物を含む混合物を焼成することを特徴とするペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法。
  8. 二酸化チタン微粒子とAサイト金属含有化合物を含む混合物が、請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法で得られた二酸化チタン溶液にAサイト金属含有化合物を添加しペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液を得、次いで該ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物前駆体溶液から溶媒を除去して得られたものであることを特徴とする請求項記載のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法。
  9. Aサイト金属含有化合物がバリウム化合物であることを特徴とする請求項記載のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法。
  10. Aサイト金属含有化合物が水酸化バリウムであることを特徴とする請求項記載のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法。
  11. ペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物がチタン酸バリウムであることを特徴とする請求項記載のペロブスカイト(ABO)型チタン複合酸化物の製造方法。
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