JP5765407B2 - 歯磨剤組成物 - Google Patents
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Description
なお、本発明に関連する従来技術として、下記文献が挙げられる。
請求項1:
(A)リンゴ酸、酒石酸から選ばれる有機酸及び/又はその塩を0.5〜2質量%と、(B)キサンタンガムを0.4〜1.5質量%と、(C)カルボキシメチルセルロースナトリウムを0.3〜1.5質量%とを含有し、(B)/(A)の質量比が0.5〜1.6(但し、有機酸及び/又はその塩としてリンゴ酸、酒石酸から選ばれる有機酸及び/又はその塩に加えて、グルコン酸、フィチン酸から選ばれる有機酸及び/又はその塩が含有される場合、リンゴ酸、酒石酸から選ばれる有機酸及びその塩を含む前記有機酸及びその塩の全量をA’とすると、(B)/((A’)の質量比は0.5を下回ることはない)、(C)/(B)の質量比が0.2〜3.0で、かつ25℃におけるpHが5.5〜6.5であることを特徴とする歯磨剤組成物。
請求項2:
(C)/(B)が0.5〜3.0であり、25℃におけるpHが5.8〜6.2である請求項1記載の歯磨剤組成物。
請求項3:
(B)キサンタンガムの25℃における粘度(1質量%の塩化カリウム溶液に1質量%となるように溶解したときのB型粘度計による測定値)が600〜2,500mPa・sである請求項1又は2記載の歯磨剤組成物。
請求項4:
(C)カルボキシメチルセルロースナトリウムの20℃における粘度(2質量%水溶液のB型粘度計による測定値)が15〜3,000mPa・sである請求項1乃至3のいずれか1項記載の歯磨剤組成物。
請求項5:
練歯磨剤組成物である請求項1乃至4のいずれか1項記載の歯磨剤組成物。
有機酸及びその塩としては、具体的にグルコン酸、グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カルシウム、リンゴ酸、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸カルシウム、酒石酸、酒石酸ナトリウム、酒石酸カルシウム、フィチン酸、フィチン酸ナトリウムなどが例示される。これらの中でも、満足な収斂実感が得られる点からグルコン酸、リンゴ酸、及びその塩がより好ましい。
有機酸やその塩としては、扶桑化学工業(株)製などの市販品を使用できる。
後の液分離を改善できず、2.0を超えるとカルボキシメチルセルロースナトリウムを含有させても曳糸性や成形性を改善できない。
アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−ミリストリルザルコシン酸ナトリウム等のN−アシルザルコシンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタルミン酸ナトリウム等のN−アシルグルタメート、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム等のN−アシルタウレート等が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
両性イオン界面活性剤としては、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシン等のN−アルキルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等が挙げられる。
表1〜3に示した試験歯磨剤組成物(練歯磨組成物)を常法により調製し、歯みがき時の収斂実感、長期保存後の液分離、曳糸性、成形性を下記方法により評価した。結果を表1〜3に示す。
被験者10名を用い、各組成の歯磨剤組成物を約1g歯ブラシにとり、3分間歯みがきを行った際の口腔粘膜で感じる収斂実感を、有機酸を配合していない組成である比較例1と比較することにより下記の基準で判定し、下記基準で評価した。なお、ここで収斂実感とは、歯ぐきが引き締まるような実感のことをいう。
1点:比較例1と同様、収斂実感を感じない
2点:比較例1よりも少し収斂実感を感じる
3点:比較例1と比べて明らかに収斂実感を感じる
4点:比較例1と比べてはるかに強い収斂実感を感じる
(評価基準)
◎:平均点3点以上
○:平均点2点以上3点未満
×:平均点2点未満
試験歯磨剤組成物を口径8mmのラミネートチューブに充填し、50℃の恒温槽に1ヶ月保存後、チューブから紙の上に押し出したときの練りからの液の分離状態を評価した。
(評価基準)
◎:液分離は認められない
○:液分離は認められないが、表面に分離の兆候である艶が認められるが問題なし
△:やや液分離が認められる
×:液分離が明らかに認められる
試験歯磨剤組成物を口径8mmのラミネートチューブに充填し、10名の被験者により、適量を歯ブラシ(ライオン株式会社製、クリニカハブラシ4列ヘッド、ミディアム)に載せたときの歯ブラシからの歯磨剤組成物の垂れ落ち又は転がり落ちの有無について、以下の基準で評価を行った。
(評価基準)
◎:歯磨剤組成物が垂れ落ち又は転がり落ちた人が0名である
○:歯磨剤組成物が垂れ落ち又は転がり落ちた人が1名である
△:歯磨剤組成物が垂れ落ち又は転がり落ちた人が2名〜3名である
×:歯磨剤組成物が歯ブラシから垂れ落ち又は転がり落ちた人が4名〜10名である
試験歯磨剤組成物を口径8mmのラミネートチューブに充填し、練りをチューブより歯ブラシ上に約1g載せた後、上方向にチューブと歯ブラシを引き離した際の練り切れ(曳糸性)を試験した。曳糸性とは、チューブから取り出した時、歯磨剤組成物が糸を引くように伸びる性状をいい、その長さを測定することで評価でき、評価基準は下記の通りである。
(評価基準)
◎:曳糸性が0.5cm未満であり、練り切れが良い
○:0.5cm以上、1cm未満の曳糸性が認められるが、使用上問題ない
×:1cm以上の曳糸性が認められ、使用上問題がある
**:DS化度0.9、粘度975mPa・s 水にカルボキシメチルセルロースナトリウムを2質量%となるように溶かし、B型粘度計2号ローター、毎分20回転で測定(20℃、3分後の読み値)。
Claims (5)
- (A)リンゴ酸、酒石酸から選ばれる有機酸及び/又はその塩を0.5〜2質量%と、(B)キサンタンガムを0.4〜1.5質量%と、(C)カルボキシメチルセルロースナトリウムを0.3〜1.5質量%とを含有し、(B)/(A)の質量比が0.5〜1.6(但し、有機酸及び/又はその塩としてリンゴ酸、酒石酸から選ばれる有機酸及び/又はその塩に加えて、グルコン酸、フィチン酸から選ばれる有機酸及び/又はその塩が含有される場合、リンゴ酸、酒石酸から選ばれる有機酸及びその塩を含む前記有機酸及びその塩の全量をA’とすると、(B)/((A’)の質量比は0.5を下回ることはない)、(C)/(B)の質量比が0.2〜3.0で、かつ25℃におけるpHが5.5〜6.5であることを特徴とする歯磨剤組成物。
- (C)/(B)が0.5〜3.0であり、25℃におけるpHが5.8〜6.2である請求項1記載の歯磨剤組成物。
- (B)キサンタンガムの25℃における粘度(1質量%の塩化カリウム溶液に1質量%となるように溶解したときのB型粘度計による測定値)が600〜2,500mPa・sである請求項1又は2記載の歯磨剤組成物。
- (C)カルボキシメチルセルロースナトリウムの20℃における粘度(2質量%水溶液のB型粘度計による測定値)が15〜3,000mPa・sである請求項1乃至3のいずれか1項記載の歯磨剤組成物。
- 練歯磨剤組成物である請求項1乃至4のいずれか1項記載の歯磨剤組成物。
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