JP5764775B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
しかし、開封の際の切除等で発生する破壊痕跡を、認知不能な程度に極めて巧みに止めて、殆ど残らないようにすることで、遊技店等の発見を遅らせて、不正に大きな利益を得るゴト事案が続発するようになった。これに対処するために、ICタグシールをケース基体とケース蓋体に跨って貼付することで基板ケースの封印手段とする技術が採用されるようになった。詳述すると、ICタグシールは、シール薄体の内部に、ID情報が格納されたICチップと、当該ICチップから延設されて、ID情報を外部に向けて発信可能なアンテナ部を備えており、アンテナ部から発信されたID情報をICタグリーダーで読み取ることが可能となっている。基板ケースを開放するためには、ICタグシールを剥がしたり、破いたりする必要があり、その際にアンテナ部が毀損することでICタグリーダーでの読み取りが正常には行われないことを根拠に、基板ケースの開放が行われたことを推察することが可能となっている。また、ICタグシールが剥がれたり、破れたりした異常な状態が痕跡として残り、視覚的にも容易に確認可能となった。このICタグシールを封印手段として採用した基板ケースとして、ICタグシールを破壊した場合にID情報の読み取りを確実に不可能とすることを目的とした技術(例えば、特許文献2参照)が考案されている。
本願発明は係る課題に鑑みなされたものであり、ICタグシールを貼付される貼付部の機能と、ICタグシールを切断する切断機構の機能とを併せ持つ可動シール貼付部材を、ケース基体又はケース蓋体とは分離可能な別構成で備えることで、専ら切断するためのみの切断機構を備えないことにより部品点数の減少を図り、これによって組み付け作業を簡素化し、不具合の発生を抑え、さらに製造コストを削減しつつ、不正行為による被害を極力抑えることを目的とする。
[実施例1]
また主制御装置20は、図柄表示装置中継端子板26を介して接続されている第1特図表示装置9、第2特図表示装置10、普図(普通図柄)表示装置7の表示及び普図保留数表示装置8の点消灯を制御する。
主制御装置20からの出力信号は試験信号端子(図示しない)にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子板14に出力されてホールコンピュータ15に送られる。主制御装置20と払出制御装置21とは双方向通信が可能に構成されている。
なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドルに触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ53を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置24に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。
演出図柄制御装置22は、サブ統合制御装置23から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置20から送信されてきたものとサブ統合制御装置23が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、擬似図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面に表示させる。
接続部60dは、ICチップ60aとアンテナ部60bとを電気的に接続状態とし、これにより、ICチップ60aは、記録されたID情報をアンテナ部60bを介して送信可能に構成されている。このように構成されるICタグシール60に対して、ICチップ60aのID情報を外部から読取装置によって読み取ることが可能となっている。これにより、読取装置による読み取り結果から、ICチップ60aの真贋判定や、ICタグシール60の状態判定を行うことが出来る。本発明の要部である基板ケースにも、このようなICタグシール60が封印手段として採用されている。本実施例では、上述したように、主制御装置20が本発明の要部である基板ケースを備えるものであり、次に当該基板ケースの構成について説明する。
図4に示すように、本実施例の主制御装置20は、少なくともケース基体70とケース蓋体80を具備してなる。ケース基体70とケース蓋体80を組み合わせて本発明の基板ケースが構成されている。当該基板ケースは、パチンコ機1に設けられた各種電気的作動装置の制御機能を司る図示しない制御基板を、内部に形成された空間に収納可能となっている。さらに、ケース基体70とケース蓋体80を組み合わせて封印する手段としての上述したICタグシール60を被覆するシールカバー65も備える。
また、基体本体部71の外側且つ上部には、上述したように、基体突設片72が設けられている。
ここで、本実施例の基体突設片72について説明する。基体突設片72は、基体突設片基部72cと、該基体突設片基部72cの図示左側端部に当接して設けられた左基体カバー支持部74aと、右側端部に当接して設けられた右基体カバー支持部74bと、を備える。
基体突設片基部72cは、基体本体部71の上部から図示上方に向かって、所定の高さで形成されている。より詳述すると、基体突設片基部72cは、基体本体部71の上部の立ち上がり部から、上方すなわち基体本体部71の外側方向に向かって、所定の高さまで薄板状に立ち上がり形成され、次いで手前側に向かって略直角に折れ曲がって平面部が形成されてなる。基体突設片基部72cは、基体本体部71の上部に一体的に固着されてなる。換言すれば、本実施例の基体突設片基部72cは、断面略逆L字の薄板状に形成されている。さらに、基体突設片基部72cは、その外側部すなわち、図示上部から図示しない裏面部に亘って、所定の幅の浅い溝状に形成されてなる、ICタグシール60が貼付されるための基体シール貼付部72bを備えている。前記所定の幅は、ICタグシール60の幅より僅かに大きな寸法で設定されている。ICタグシール60を貼付する際に、当該溝部の中に貼付するようにすることで、大きくずれて貼付されることを防止するようにしている。当該溝部はICタグシール60の貼付位置の目安となるものである。
本実施例の蓋体突設片82は、蓋体本体部81に一体的に設けられた左蓋体カバー支持部84a及び右蓋体カバー支持部84bと、蓋体突設片基部82cと、該蓋体突設片基部82cの図示左側端部に当接して一体的に設けられた左ガイド部94と、左ガイド弾性部94aと、蓋体突設片基部82cの図示右側端部に当接して一体的に設けられた右ガイド部95と、右ガイド弾性部95aと、で構成されてなる。
本実施例の蓋体突設片基部82cは、上述した基体突設片基部72cとは略対称の構成となっている。すなわち、蓋体突設片基部82cは、蓋体本体部81の上部から図示上方に向かって、所定の高さで形成されている。つまり、蓋体突設片基部82cは、蓋体本体部81の上部の立ち上がり部から、上方すなわち蓋体本体部81の外側方向に向かって、所定の高さまで薄板状に立ち上がり形成され、次いで奥側に向かって略直角に折れ曲がって平面部が形成されてなる。本実施例の蓋体突設片基部82cは、断面略逆L字の薄板状に形成されている。さらに、蓋体突設片基部82cは、その外側部すなわち、図示上部から図示表面部に亘って、所定の幅の浅い溝状に形成されてなる、ICタグシール60が貼付されるための蓋体シール貼付部82bを備えている。基体シール貼付部72bと同様に、前記所定の幅は、ICタグシール60の幅より僅かに大きな寸法で設定されている。ICタグシール60を貼付する際に、当該溝部はICタグシール60の貼付位置の目安となる点も、基体シール貼付部72bと同様である。
このように構成される左ガイド弾性部94aは、加圧により一旦は変形し、除圧されると現状復帰する弾性部材により形成される。これにより、シールカバー65が被せられていく過程において、係止部65aが左ガイド弾性部94aを右方向に向かって加圧することで、左ガイド弾性部94aは下端部が右方向に変位して、すなわち左ガイド弾性部94a全体の傾斜が緩くなる方向に変形して、シールカバー65の装着が完了する位置まで到達すると、図7に示すような状態に係止されることで、左ガイド弾性部94aへの加圧の少なくとも一部が除圧されて、少なくとも現状に近い状態に復帰する。本実施例では、当該状態においても、完全な現状復帰となっていないことで、左ガイド弾性部94aの下端部がシールカバー65を左方向に、すなわち内側から外側に向かって加圧している。これにより、係止部65aによる係止に加えて、より強く係止される。
但し、上述した左ガイド弾性部94aの作用は、右ガイド弾性部95aの作用と共に為される、共同作用として発生するものであり、左ガイド弾性部94a及び右ガイド弾性部95aは、本発明のカバー連動手段である。
また、上述したように、左ガイド部94と右ガイド部95は蓋体突設片基部82cの左右両側端部に当接するように設けられており、また蓋体突設片基部82cと基体突設片基部72cは対称構造となっている。これにより、基体突設片72と蓋体突設片82が対向状態に位置して組み合わせられた際(図6参照)、左ガイド部94の後方右側面部及び、右ガイド部95の後方左側面部によって、基体突設片基部72cの上部の平板部の前方両側端部を挟み込むように作用する。これによって、基体突設片72と蓋体突設片82が対向状態に位置したときに、蓋体突設片基部82cの姿勢を一定に保つことが容易となるように構成されている。
なお、本実施例の係止部65a及び係止部65bは、シールカバー65の図示前後方向の全域に亘って設けられているのではなく、左ガイド弾性部94a及び右ガイド弾性部95aに対応する箇所にのみ突設されている。このようにすることにより、シールカバー65の図示した左右の内壁と、左基体カバー支持部74a及び、右基体カバー支持部74bとの夫々の外壁部との間隙を少なく出来、シールカバー65を確実に装着することが出来る。
先ず、図5に示すように、ケース基体70の基体本体部71又はケース蓋体80の蓋体本体部81の何れか所定の側に、本実施例のパチンコ機1に係る各種電気的作動装置を制御するための制御基板を取り付ける。制御基板の取り付けが完了したら、ケース基体70とケース蓋体80を相互に対向して突合せ、ケース基体70の4箇所の係止凸部75を、図示しない4箇所の係止凹部に組み合わせて閉止する。当該閉止状態にある基体本体部71及び蓋体本体部81の上部構造を図6(A)に示す。当該閉止状態となると、次に、蓋体突設片82のうちで、蓋体本体部81に固着された左蓋体カバー支持部84a及び右蓋体カバー支持部84bを除く別体構成としての蓋体突設片基部82c等を、図示矢印方向に向かって下降して装着する。当該装着が完了すると、上述したように、装着姿勢を一定に維持されるようになっている。このとき、本実施例の、蓋体突設片82は、ケース基体70とケース蓋体80が組み合わされて閉止したとき、基体突設片72と対向状態となるよう構成されている。
このように、本実施例の基体突設片72は、基体突設片72と蓋体突設片82とが対向状態となったとき、ICタグシール60を該両突設片に跨って貼付するための基体シール貼付部72bを備え、蓋体突設片82は、基体突設片72と蓋体突設片82とが対向状態となったとき、ICタグシール60を該両突設片に跨って貼付するための蓋体シール貼付部82bを備えるものである。
図7(A)は、上述してきたように、本発明の対向状態にある基体突設片72と蓋体突設片82に対して、外部から被覆するようにシールカバー65を装着した状態であり、このとき、シールカバー65と可動シール貼付部としての蓋体シール貼付部82bは、カバー連動手段を介して係止されている。封印を解除するために、図7(B)に図示する矢印方向にシールカバー65を上昇変位させると、これに伴って、左ガイド弾性部94a及び右ガイド弾性部95aに一体的に構成される蓋体突設片基部82cが上昇を開始する。つまり、蓋体突設片基部82cに設けられた蓋体シール貼付部82bが上昇変位する。このとき、ICタグシール60が蓋体シール貼付部82bから跨って貼付されている基体シール貼付部72bについては、基体本体部71に固定されており、変位しない。したがって、シールカバー65及び蓋体シール貼付部82bがさらに上昇変位を続けると、ICタグシール60は、破断若しくは、蓋体シール貼付部82bの上部に形成される平面部の後方側辺縁部に応力集中が起こり、この後方側辺縁部に沿って切断される。ICタグシール60の破断若しくは切断が発生した後、さらにシールカバー65を上昇変位させた結果を、図7(B)に図示した。ICタグシール60の破断若しくは切断された状態が痕跡として残るため、当該封印が解かれたことを容易に視認可能となっている。本実施例ではこのように、ICタグシール60の切断に特化した切断機構を備えることなく、ICタグシール60を切断するように作用するものである。
すなわち、蓋体突設片82及び基体突設片72を被覆するシールカバー65を該両突設片から離脱させると、左ガイド弾性部94a及び右ガイド弾性部95aにより蓋体シール貼付部82bが連動して、基体シール貼付部72bから離脱し、前記両突設片に跨って貼付されたICタグシール60を破断させるように作用する。
[実施例2]
本実施例では、蓋体本体部81の外側且つ上部には、一部の構成(左蓋体カバー支持部184a、右蓋体カバー支持部184b及び不動蓋体突設片190a)を除いて、蓋体本体部81とは別体で構成されて分離可能な、蓋体突設片182を備える。
本実施例の蓋体突設片182は、蓋体本体部81に一体的に設けられた左蓋体カバー支持部184a及び右蓋体カバー支持部184bと、可動蓋体突設片182aと、不動蓋体突設片190a、で構成される。
可動蓋体突設片182aの構成は、可動蓋体シール貼付部182bと可動蓋体突設片基部182cの構成以外は、上述した実施例1の構成と符号が異なるのみであるため、説明は割愛する。可動蓋体突設片基部182cと可動蓋体シール貼付部182bの構成も、基本的には実施例1の蓋体突設片基部82cと蓋体シール貼付部82bの構成と同じであるが、高さが実施例1の概ね半分に減少して形成されている。この場合の可動蓋体シール貼付部182bの高さは、ICタグシール60を貼付した際に、図8(B)に示すようにICタグシール60の下端部が下方にはみ出して貼付出来ない高さに形成されている。
可動蓋体シール貼付部182bは、蓋体突設片182から離脱可能な本発明の可動シール貼付部である。
不動蓋体シール貼付部190bは、蓋体突設片182から離脱不能すなわち、蓋体突設片182に固定された本発明の不動シール貼付部である。したがって、本実施例の蓋体突設片182のシール貼付部は、可動シール貼付部としての可動蓋体シール貼付部182bと、不動シール貼付部としての不動蓋体シール貼付部190bで構成され、可動蓋体シール貼付部182bと不動蓋体シール貼付部190bが組み合わされた状態において、ICタグシール60を所定の適正な状態に貼付することが可能な構成となっている。
なお、本実施例における蓋体シール貼付部は、可動蓋体シール貼付部(可動シール貼付部)182bと不動蓋体シール貼付部(不動シール貼付部)190bで構成されるものである。
図8(A)に示す状態までは実施例1と同様なので省略し、当該状態から可動蓋体突設片182aを図示矢印方向に下降させて、実施例1の場合と同様に所定の装着姿勢を維持可能に装着する。このとき、可動蓋体突設片基部182cの下端部と不動蓋体突設片基部190cの上面部が当接するようになる。次いで、ICタグシール60を、基体シール貼付部72bの裏面側から、可動蓋体シール貼付部182b、さらには不動蓋体シール貼付部190bまで跨って貼付する。このとき、ICタグシール60は、本発明の固定シール貼付部から、可動シール貼付部及び不動シール貼付部までに、跨って貼付されていることになる。
封印状態を示す図9(A)の状態から、開封するためにシールカバー65を、図9(B)に図示した矢印方向に向かって上昇変位させることにより、基体突設片72及び蓋体突設片182から離脱させると、これに伴って、左ガイド弾性部194a及び右ガイド弾性部195aに一体的に構成される可動蓋体突設片基部182cが上昇を開始する。同時に、可動蓋体突設片基部182cに設けられた可動蓋体シール貼付部182bが上昇変位する。
このとき、ICタグシール60が跨って貼付されている、不動蓋体シール貼付部190c、可動蓋体シール貼付部182b、及び基体シール貼付部72bのうち、不動蓋体シール貼付部190cは蓋体本体部81に固定されており、基体シール貼付部72bは基体本体部71に固定されており、変位しない。
したがって、シールカバー65並びに可動蓋体シール貼付部182bがさらに上昇変位を続けると、本実施例のICタグシール60は、実施例1と異なって、ICタグシール60の破断(切断)が異なる2箇所において発生するようになっている。詳述すると、一方においては実施例1と同様に、可動蓋体シール貼付部182bの上部に形成される平面部の後方側辺縁部に応力集中が起こり、この後方側辺縁部に沿って切断される。この破断による結果として、ICタグシール60の破断部の一方(他方は前方視である図9(B)では視認不能)のみをシール破断部62aとして示した。
他方、ICタグシール60の、不動蓋体シール貼付部190bと可動蓋体シール貼付部182bに跨って貼付された箇所において、もう一つの破断が発生する。不動蓋体シール貼付部190bが蓋体本体部81に固定されているのに対して、変位可能な可動蓋体シール貼付部182bが離脱すると、蓋体突設片182のシール貼付部に貼付されたICタグシール60の破断が発生する。この破断による結果として、シール破断部62bと62cを図示した。
ICタグシール60の破断若しくは切断が発生した後、さらにシールカバー65を上昇変位させた結果を、図9(B)に図示した。ICタグシール60の破断若しくは切断された状態が痕跡として残るため、当該封印が解かれたことを容易に視認可能となっている。本実施例ではこのように、ICタグシール60の切断に特化した切断機構を備えることなく、ICタグシール60を切断するように作用するものであると共に、複数箇所においてICタグシール60の破断が発生し、当該痕跡がより視認し易くなっている。さらにいえば、本実施例の構成によって、複数の方向からでも破壊痕跡を視認可能となる。つまり、図9(B)の上方から確認した場合、シール破断部62aや図示しないシール破断部62aに対応した破断部によって、開封が行われたことを確認可能であり、また、図9(B)の前方から確認した場合、シール破断部62b、62cによって、開封が行われたことを確認可能となっている。
このように本実施例では、蓋体突設片182に設けられる蓋体シール貼付部を、可動シール貼付部としての可動蓋体シール貼付部182bと不動シール貼付部としての不動蓋体シール貼付部190bで構成し、封印を解除する際に、蓋体突設片182及び基体突設片72を被覆するカバー部材としてのシールカバー65を該両突設片から離脱させると、可動蓋体シール貼付部182bは不動蓋体シール貼付部190bから離脱し、蓋体突設片182に設けられる蓋体シール貼付部に貼付されたICタグシール60を破断させるものである。
例えば、実施例1では、本発明の固定シール貼付部として基体シール貼付部72bを、また可動シール貼付部として蓋体シール貼付部82bを例示したが、逆に、固定シール貼付部として蓋体シール貼付部82bで、また可動シール貼付部として基体シール貼付部72bにより構成しても良い。このようにすることにより、遊技機に取り付けられた状態で開封の確認をする際に、確認が容易となる状態に適宜変更可能である。
60: ICタグシール
65: シールカバー(カバー部材)
70: ケース基体
72: 基体突設片
72b: 基体シール貼付部(固定シール貼付部)
80: ケース蓋体
82: 蓋体突設片
82b: 蓋体シール貼付部(可動シール貼付部)
94a: 左ガイド弾性部(カバー連動手段)
95a: 右ガイド弾性部(カバー連動手段)
182: 蓋体突設片
182b: 可動蓋体シール貼付部(可動シール貼付部)
190b: 不動蓋体シール貼付部(不動シール貼付部)
Claims (1)
- ケース基体とケース蓋体を具備し、前記ケース基体とケース蓋体とを組み合わせて閉止したときに形成される空間部に電気的作動装置を制御するための制御基板を収納する基板ケースと、
前記ケース基体の外側に突設された基体突設片と、
前記ケース蓋体の外側に突設されると共に前記ケース基体とケース蓋体とを組み合わせて閉止したときに前記基体突設片と対向状態となる蓋体突設片と、
該対向状態となった前記蓋体突設片及び前記基体突設片を被覆するように装着されるカバー部材と、を備え、
前記基体突設片は、該基体突設片と前記蓋体突設片とが対向状態となったとき、ICタグシールを該両突設片に跨って貼付するための基体シール貼付部を備え、
前記蓋体突設片は、前記基体突設片と前記蓋体突設片とが対向状態となったとき、前記ICタグシールを該両突設片に跨って貼付するための蓋体シール貼付部を備え、
前記蓋体シール貼付部および前記基体シール貼付部の一方は、その少なくとも一部が該シール貼付部を備える前記突設片に対して移動可能な可動シール貼付部として構成され、
前記蓋体シール貼付部および前記基体シール貼付部の内、前記一方ではない他方は、該シール貼付部を備える前記突設片に対して固定された固定シール貼付部として構成され、
前記カバー部材にて前記蓋体突設片および前記基体突設片を被覆すると、該カバー部材と前記可動シール貼付部とを互いに係止するカバー連動手段、を備え、
前記蓋体突設片及び前記基体突設片を被覆する前記カバー部材を該両突設片から離脱させると、前記カバー連動手段により前記可動シール貼付部が連動して、前記固定シール貼付部から離脱し、前記両突設片に跨って貼付された前記ICタグシールを破断させ、
前記蓋体シール貼付部および前記基体シール貼付部の一方は、前記可動シール貼付部と不動シール貼付部で構成され、前記蓋体突設片及び前記基体突設片を被覆する前記カバー部材を該両突設片から離脱させると、前記可動シール貼付部は前記不動シール貼付部から離脱し、前記一方のシール貼付部に貼付された前記ICタグシールを破断させる、ことを特徴とする遊技機。
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