JP5764773B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
しかし、開封の際の切除等で発生する破壊痕跡を、認知不能な程度に極めて巧みに止めて、殆ど残らないようにすることで、遊技店等の発見を遅らせて、不正に大きな利益を得るゴト事案が続発するようになった。これに対処するために、ICタグシールをケース基体とケース蓋体に跨って貼付することで基板ケースの封印手段とする技術が採用されるようになった。詳述すると、ICタグシールは、シール薄体の内部に、ID情報が格納されたICチップと、当該ICチップから延設されて、ID情報を外部に向けて発信可能なアンテナ部を備えており、アンテナ部から発信されたID情報をICタグリーダーで読み取ることが可能となっている。基板ケースを開放するためには、ICタグシールを剥がしたり、破いたりする必要があり、その際にアンテナ部が毀損することでICタグリーダーでの読み取りが正常には行われないことを根拠に、基板ケースの開放が行われたことを推察することが可能となっている。また、ICタグシールが剥がれたり、破れたりした異常な状態が痕跡として残り、視覚的にも容易に確認可能となった。このICタグシールを封印手段として採用した基板ケースとして、ICタグシールを破壊した場合にID情報の読み取りを確実に不可能とすることを目的とした技術(例えば、特許文献2参照)が考案されている。
本願発明は係る課題に鑑みなされたものであり、ICタグシールの貼付作業によって、貼付位置に幾許かのずれが生じたり、貼付の向きを間違えてしまっていても、ICチップから延設される全てのアンテナ部を確実に切断することでID情報の発信機能を限りなく小さくし、併せて接続部も切断することで、基板ケースが開放された場合のID情報の読み取りをより確実に不可能とし、不正行為による被害を極力抑えることを目的とする。
[実施例1]
また主制御装置20は、図柄表示装置中継端子板26を介して接続されている第1特図表示装置9、第2特図表示装置10、普図(普通図柄)表示装置7の表示及び普図保留数表示装置8の点消灯を制御する。
主制御装置20からの出力信号は試験信号端子(図示しない)にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子板14に出力されてホールコンピュータ15に送られる。主制御装置20と払出制御装置21とは双方向通信が可能に構成されている。
なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドルに触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ53を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置24に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。
演出図柄制御装置22は、サブ統合制御装置23から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置20から送信されてきたものとサブ統合制御装置23が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、擬似図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面に表示させる。
接続部60dは、ICチップ60aとアンテナ部60bとを電気的に接続状態とし、これにより、ICチップ60aは、記録されたID情報をアンテナ部60bを介して送信可能に構成されている。このように構成されるICタグシール60に対して、ICチップ60aのID情報を外部から読取装置によって読み取ることが可能となっている。これにより、読取装置による読み取り結果から、ICチップ60aの真贋判定や、ICタグシール60の状態判定を行うことが出来る。本発明の要部である基板ケースにも、このようなICタグシール60が封印手段として採用されている。本実施例では、上述したように、主制御装置20が本発明の要部である基板ケースを備えるものであり、次に当該基板ケースの構成について説明する。
図4に示すように、本実施例の主制御装置20は、少なくともケース基体70とケース蓋体80を具備してなる。ケース基体70とケース蓋体80を組み合わせて本発明の基板ケースが構成されている。当該基板ケースは、パチンコ機1に設けられた各種電気的作動装置の制御機能を司る図示しない制御基板を、内部に形成された空間に収納可能となっている。さらに、ケース基体70とケース蓋体80を組み合わせて封印する手段としての上述したICタグシール60を被覆するシールカバー65も備える。
本実施例のICチップ支持部材73は、図7(A)に示すように、略縦長の角柱状に形成され、基体本体部71の上部の立ち上がり部に底面部の奥側(図示左側)略半分が支持されるように設けられており、残る手前側(図示右側)半分は、ケース蓋体80とケース基体70が組み合わされた際に、後述する蓋体本体部81の上部に支持されるように構成されている。
本実施例のICチップ支持部材73は、基体突設片72及び蓋体突設片82と同じ図示上方向に向かって、基体本体部71の上部に突設されている。
このように、ICチップ支持面部73aがケース基体70又はケース蓋体80の何れか一方に構成されることによって、単一の部材の一面部により構成することが出来、複数の部材が組み合わされて一面部を形成するのに比較して、格段に平坦性を確保可能となる。したがって、ICタグシール60を貼付する際に、ICチップ60aを囲繞する領域を確実に貼付することが出来、ICチップ60aと、アンテナ部60b及び接続部60dとを確実に切断して離隔させ、電気的に遮断することが可能となる。
さらに詳述すると、ICチップ分離パンチ部91は、断面が略正方形状の縦長の中空角柱状に形成され、上述したICチップ支持部材73が所定のクリアランスで嵌入可能な本発明のICチップ支持部材挿通孔部としての支持部材嵌入孔91aが貫設されると共に、支持部材嵌入孔91aの上端である4辺の辺縁部が切れ刃状となるように夫々、下方且つ外側方向に向かって所定のシェア角で傾斜する切れ刃部91bを備えている。
左切れ刃部92は、前面視台形状の略薄板状に形成されてなる。左切れ刃部92の上部は、ICチップ分離パンチ部91側から左ガイド部94側に向かって、つまり中央から外側方向に向かって上り傾斜状に形成されると共に、裏面側から表面側に向かって下り傾斜状に形成される。このように、左右方向、また前後方向に傾斜状に形成されることにより、ICタグシール60を切断するための好適なシェア角を得ることが可能となっている。
左ガイド部94は、略薄板状に形成されると共に、左切れ刃部92に直交して設けられる。また、左ガイド部94の下半分には、左ガイド弾性部94aを備える。左ガイド弾性部94aは、弾性を有する樹脂等の素材で形成され、下方に向かうにしたがって、図示左側すなわち切断部材90の外側方向に開いた状態で構成される。これにより、左ガイド弾性部94aは外側つまり左方向からの加圧により右側つまり中央に向かって撓むようになっている。なお、左ガイド部94及び、左ガイド弾性部94aの幅は、ケース基体70とケース蓋体80が組み合わされた状態(図6(A)参照)における左基体カバー支持部74a及び左蓋体カバー支持部84aが形成する間隙に嵌入可能な寸法で構成されている。
本実施例では、以上説明してきた左切れ刃部92、左ガイド部94、及び左ガイド弾性部94aとは対称の構成で、右切れ刃部93、右ガイド部95、及び右ガイド弾性部95aが設けられている。そして、後述するが、切断部材90が具備する左ガイド弾性部94a及び右ガイド弾性部95aは、相対する基体突設片72及び蓋体突設片82を、シールカバー65が被覆したときに、切断部材90が該シールカバー65を係止し、該係止作用によって、シールカバー65が基体突設片72及び蓋体突設片82から離脱するときに、切断部材90がシールカバー65の変位に連動して変位し、結果としてICタグシール60を切断するための、本発明のカバー連動手段である。
先ず、図5に示すケース基体70の4箇所の係止凸部75を、ケース蓋体80の図示しない係止凹部に挿入して図示上下方法にスライドすることにより、ケース基体70とケース蓋体80を組み合わせて閉止する。この際、予めケース基体70若しくはケース蓋体80の何れかに、制御基板を取り付けておくことで、内部空間に制御基板を収容することになる。更に、ケース基体70とケース蓋体80は、図示しない係止手段(例えば、ネジ止め等)により係止する。
こうしてケース基体70とケース蓋体80が組み合わされると、次いで、図6(A)に示すように対向状態となった基体突設片72と蓋体突設片82に対して、上述したように切断部材90が上方から下方に向かって挿入されて配置される。切断部材90が配置されると、図6(B)に示すようにICタグシール60を、基体突設片72の裏面側の基体シール貼付部72bと、蓋体突設片82の表面側の蓋体シール貼付部82bとに跨って、且つ、ICチップ60aがICチップ支持部材73のICチップ支持面部73aの略中心に位置するように貼付する。因みに、ICチップ支持面部73a上には、このときICチップ60aを囲繞する領域が貼付されることになる。ICタグシール60が貼付されると、最後に、図8(A)、(B)に示すように、シールカバー65を上方から下方に向かって嵌め込んで被覆し、切断部材90と係止することで組み付け及び封印作業が完了する。このように組みつけられた本発明の基板ケースは、ICタグシール60を破断しない限り開封すなわちケース基体70とケース蓋体80とを離隔することは出来ないように構成されている。本発明の要部としての基板ケースは、以上説明してきたように構成されるものであるが、続いてその作用効果について、先ず図8を参照して説明する。
先ず図8(A)には、切断部材90が基体突設片72及び蓋体突設片82の間隙に挿入され最下部まで到達して収容され、次いでICタグシール60が貼付された状態が示されている。当該状態において、基体突設片72の基体シール貼付部72bの上面部と、ICチップ支持面部73aとは、同一の高さ位置で構成されており、且つ、切断部材90の切れ刃部91bよりも僅かに高い位置で構成されている。つまり、ICタグシール60を貼付するときに、ICチップ60aが配設された箇所を囲繞する領域が貼付されるICチップ支持面部73aよりも、該ICチップ支持面部73aに近接してこれを囲む位置に設けられた切れ刃部91bが、低い位置に備えられている。これにより、ICタグシール60を貼付するときに、ICチップ60aが配設された箇所を囲繞する領域を、ICチップ支持面部73aに、浮き上がることなく確実に貼付することが可能となっている。便宜上図示しない蓋体突設片82の蓋体シール貼付部82bの上面部の高さ位置も、上述した基体突設片72の基体シール貼付部72bの上面部と同様である。
図9(A)を参照して説明すると、上述したように対向状態にある基体突設片72及び蓋体突設片82の、基体シール貼付部72b及び蓋体シール貼付部82bに、ICタグシール60が跨って貼付されている。本実施例の基体シール貼付部72b及び蓋体シール貼付部82bは、ICタグシール60の左右幅よりも図示したように僅かに大きな幅で形成され、且つ一段低く凹設されてなることにより、貼付の際の目安となっている。貼付されたICタグシール60について説明すると、図示略中央にICチップ60aが位置しており、これはICタグシール60によって被覆されて示されていないICチップ支持面部73aの略中央位置となるように構成されている。また、ICチップ60aから左斜め下方に向かって線状に構成された接続部60dが延設されている。ICタグシール60によって被覆されて示されていない本実施例のICチップ支持面部73aは、当該接続部60dの長手方向の略中央部分(中途箇所)を切断可能な形状及び大きさに形成されていることで、切断時には確実に接続部60dを切断する。さらに、ICチップ60aから左斜め下方及び右斜め上方に向かって帯状に構成されたアンテナ部60bが延設されている。なお、ICチップ60a、接続部60d、及びアンテナ部60bを中央で分断する切断線AA‘を示した。以下に説明する図9(B)、(C)は、当該切断線AA‘で当該構成を切断した際の断面図である。
また、ICタグシール60の姿勢が正規の状態ではあるが、ICチップ60aが中央からずれて貼付されてしまった場合でも、一定の限度までならば本発明の機能を発揮することが出来る。図10(B)に示すように、ICタグシール60が正規の貼付位置から図示右斜め上方にずれてしまった場合でも、破線で示す領域の範囲内に位置するのであるならば、アンテナ部60bの両端及び接続部60dを切断可能である。このとき、右斜め上方に延設されるアンテナ部60bは略完全に機能しないまでに短く切断され、且つ左斜め下方に延設されるアンテナ部60b及び接続部60dも切断される。
また、図10(C)に示すように、ICタグシール60が正規の貼付位置から図示左斜め下方にずれてしまった場合でも、破線で示す領域の範囲内に位置するのであるならば、同様に、アンテナ部60bの両端及び接続部60dを切断可能である。このとき、左斜め下方に延設されるアンテナ部60b及び接続部60dは、略完全に機能しないまでに短く切断され、右斜め上方に延設されるアンテナ部60bも切断される。
さらに、図示しないが、ICタグシール60を正規の状態から反対の状態、つまり180度回転させた状態で貼付してしまった場合にも対応可能である。すなわち、当該状態は上述した姿勢が斜めになってしまった場合の極端な例であって、そのような場合でも、略中央にICチップ60aを位置する限り、ICチップ60aから延設されるアンテナ部60bの両端及び接続部60dを確実に切断可能である。
このように、本発明の構成によって、ICタグシール60の貼付作業において発生するミスを一定限度で許容することが可能となり、作業効率の上昇を実現可能とするものである。
図5及び図7を参照して説明すると、上述した実施例では、ICチップ支持部材73はケース基体70の図示上部に、基体突設片72や蓋体突設片82と同方向即ち上方向に向かって突設され、裏面の手前側の略半分だけが図示前方に迫り出して設けられて、ケース基体70とケース蓋体80が組み合わせられたとき、前記迫り出した裏面の手前側の略半分は、ケース蓋体80の上部に載置されることにより支持される構成であった。
しかし、ICチップ支持部材73はケース蓋体80の図示上部に突設されても良い。つまり、ケース基体70とケース蓋体80が組み合わせられたときの突合せ面を基準にした線対称の構成であっても良い。ケース基体70とケース蓋体80が組み合わせられたときに、ICチップ支持部材73の下部が、ケース基体70とケース蓋体80の何れかによって支持されていれば良い。
本発明の切断部材は、上述した実施例の切断部材90の構成に限定することはなく、本発明の範囲であれば他の方法を採用しても構わない。図11及び図12には、切断部材のICチップ分離パンチ部の切れ刃部として、他の構成を備えた例を示した。先ず、図11(A)に示す切断部材190は、略角柱形状に形成されると共に上下即ち縦方向に支持部材嵌入孔191aが穿設されてなるICチップ分離パンチ部191を備える。ICチップ分離パンチ部191の上部の夫々4箇所の辺縁部には、ICチップを囲繞する領域をICタグシールから打ち抜き易くするためのシェア角を形成するための切れ刃部191bを備える。本変形例の切れ刃部191bは、上述した実施例の構成と同様に、支持部材嵌入孔191aの上端に位置する4箇所の辺縁部から、外側に向かって下り傾斜してシェア角が形成されている。これに加えて、夫々の辺について略不等辺三角形状のシェア角を形成しても良い。
また、図11(B)に示すように、切断部材290の切れ刃部291bは、夫々の辺について略2等辺三角形状のシェア角を形成するようにしても良い。
また、図12(A)に示すように、切断部材390の切れ刃部391bは、夫々の辺について複数個所、例えば図示3箇所の三角形状のシェア角を形成するようにしても良い。
さらに、図12(B)に示すように、切断部材490の切れ刃部491bは、図12(A)と同様に夫々の辺について複数個所、例えば図示4箇所の三角形状のシェア角を形成すると共に、当該複数個所の三角形状で形成されるシェア角を、ICチップ分離パンチ部491の断面視外周部及び、支持部材嵌入孔491aによる断面視内周部の2条で形成するようにしても良い。このように2条でシェア角を形成することによって、ICタグシール60のICチップ支持面部73aに貼付された領域の外側で、当該領域を取り囲む箇所を、連環状に打ち抜くことで、より確実にICチップ60aの情報発信機能を低減若しくは不能とすることが可能となる。
以上のように、切断部材の切れ刃部の形状については、本発明の技術思想の範囲であれば、様々な構成を採用しても構わない。
上述した実施例及び変形例では、ICチップ分離パンチ部191の上部の夫々4箇所の辺縁部を同様の形状の切れ刃部とする構成を説明したが、これに限らず、異なる構成の切れ刃部を条件に応じて組み合わせて用いても、もちろん構わない。このように構成することによって、ICタグシール60を構成する紙材の紙目に対応して、好適なシェア角を設定することが出来る。また、ICタグシール60を構成する紙材、アンテナ部60b、及び接続部60dの何れを切断予定であるか、等の条件に基づいて、好適な条件でシェア角を組み合わせて構成することも出来る。
上述した実施例におけるICチップ分離パンチ部91の断面形状は、略正方形状に形成された例を示したが、他の形状であっても良い。例えば円形や多角形であっても良い。ICチップ60aを中心としてこれを囲繞する所定の領域をICタグシール60本体から切断分離して、電気的絶縁状態とすることがより確実に実現可能であるのであれば、他の形状を採用しても構わない。ICタグシール60を貼付する際、ICチップ60aが所定の位置に貼付されたとしても、当該位置を中心として多少回転してずれた位置に貼付してしまった場合、多角形や円形とすることにより、ICチップ60aを中心として何れの方向にも略同様の間隙をおいて切断することになるので、アンテナ部60bや接続部60dの長さ等の切断条件が変化せず、安定した結果を期待可能となる。つまり、ICチップ60aの貼付位置さえ正規であれば、それを中心にして回転してずれたとしても、切断後にICチップ60aに電気的接続状態にあるアンテナ部60bや接続部60dの長さは常時一定の長さとすることが出来る。
また、当該箇所には、シェア角を設定しない方法を採用することも考えられる。このようにシェア角を設定しないことにより、ICタグシール60のシール基体60cは、無理やり強引に破断されることとなり、一見して明白にICタグシール60の封印が解かれた事が視認可能となる。さらに言えば、ICタグシール60の電気的な情報発信機能の消滅或いは低下は、ICチップ分離パンチ部91がアンテナ部60bや接続部60dの長さを短く切断することにより実現し、視覚的にICタグシール60が切断或いは破断されたことを認識可能とするのは、左切れ刃部92及び右切れ刃部93がシール基体60cを破断することで実現するように、機能を分担させても良い。このように切断部材90の構成要素ごとに、目的の異なる切断作用を為すようにすることで、封印が解除されたことを複数種類の方法によって、すなわちID情報の読み取りが不可能となることと、ICタグシール60の損傷を視認可能とすることで、明示することが可能となる。確認方法が複数種類備えられることで、より確実に認識することが可能となるだけでなく、何れかの方法が不十分な結果しか生まなかったとしても、他の方法が予定された充分な結果を発生させることが出来れば、封印解除を速やかに認識することが可能となる。
60: ICタグシール
65: シールカバー(カバー部材)
70: ケース基体
80: ケース蓋体
90: 切断部材
Claims (2)
- ケース基体とケース蓋体を具備し、前記ケース基体とケース蓋体とを組み合わせて閉止したときに形成される空間部に電気的作動装置を制御するための制御基板を収納する基板ケースと、
前記ケース基体の外側に突設された基体突設片と、
前記ケース蓋体の外側に突設されると共に前記ケース基体とケース蓋体とを組み合わせて閉止したときに前記基体突設片と対向状態となる蓋体突設片と、
該対向状態となった前記蓋体突設片及び前記基体突設片を被覆するカバー部材と、を備え、
前記基体突設片は、該基体突設片と前記蓋体突設片とが対向状態となったとき、ICタグシールを該両突設片に跨って貼付するための基体シール貼付部を備え、
前記蓋体突設片は、前記基体突設片と前記蓋体突設片とが対向状態となったとき、前記ICタグシールを該両突設片に跨って貼付するための蓋体シール貼付部を備え、
前記対向状態において前記基体突設片及び前記蓋体突設片によって形成される間隙部に進退可能に収容されると共に、カバー連動手段によって前記蓋体突設片及び前記基体突設片を被覆する前記カバー部材と係止されて該カバー部材が前記両突設片から離脱するに伴い連動して前記ICタグシールを切断する切断部材を備え、
前記切断部材は、少なくとも貼付された前記ICタグシールのICチップを囲繞する領域を打ち抜いてICタグシールから分離するICチップ分離パンチ部を更に備え、
前記ケース基体又は/及びケース蓋体は、少なくとも前記ICタグシールの前記ICチップに対応した部分が貼付され且つ前記部分を支持するICチップ支持部材を前記基体突設片及び前記蓋体突設片の突出方向と同方向に突出して備え、
前記ICチップ分離パンチ部は、前記ICチップ支持部材が挿通可能なICチップ支持部材挿通孔部を備え、
前記間隙部に収容された前記切断部材は、前記ICチップ支持部材挿通孔部に前記ICチップ支持部材が挿通されて進退可能に設けられた、ことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記ICタグシールの前記ICチップに対応した部分が貼付される前記ICチップ支持部材の上面部は、前記ケース基体又は前記ケース蓋体の何れか一方に備えられた、ことを特徴とする遊技機。
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